JP2000296865A - 紙製容器用内付けタイプ注出口栓 - Google Patents
紙製容器用内付けタイプ注出口栓Info
- Publication number
- JP2000296865A JP2000296865A JP11102520A JP10252099A JP2000296865A JP 2000296865 A JP2000296865 A JP 2000296865A JP 11102520 A JP11102520 A JP 11102520A JP 10252099 A JP10252099 A JP 10252099A JP 2000296865 A JP2000296865 A JP 2000296865A
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- JP
- Japan
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- paper container
- flange
- tap
- spout
- paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】紙容器に溶着時に、薄肉部分に切れが発生する
ことのない内付けタイプ口栓を提供すること。 【解決手段】キャップを被せる筒状部１１と、筒状部下
部内側に形成され、筒状部を閉塞する隔壁１３と、隔壁
から立設される開封用プルリング１６と、筒状部の下部
外縁に形成され、紙製容器の口栓取り付け孔縁部内面に
貼着されるフランジ１２と、を有する注出口栓であっ
て、フランジの紙製容器の口栓取り付け孔縁部に接する
側に環状のリブ１５を設けた。
ことのない内付けタイプ口栓を提供すること。 【解決手段】キャップを被せる筒状部１１と、筒状部下
部内側に形成され、筒状部を閉塞する隔壁１３と、隔壁
から立設される開封用プルリング１６と、筒状部の下部
外縁に形成され、紙製容器の口栓取り付け孔縁部内面に
貼着されるフランジ１２と、を有する注出口栓であっ
て、フランジの紙製容器の口栓取り付け孔縁部に接する
側に環状のリブ１５を設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙製容器に取り付
ける注出口栓に関するものであり、特に後述する内付け
タイプの注出口栓に関する。
ける注出口栓に関するものであり、特に後述する内付け
タイプの注出口栓に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、清酒等の液体を入れる紙製容器に
注出口栓を取り付ける方法の一つのやり方として、注出
口栓に形成されたフランジを紙製容器の取り付け孔に対
して内側から超音波加熱方式を用いて貼着する所謂内付
け方式が知られている。
注出口栓を取り付ける方法の一つのやり方として、注出
口栓に形成されたフランジを紙製容器の取り付け孔に対
して内側から超音波加熱方式を用いて貼着する所謂内付
け方式が知られている。
【０００３】この方式は、図２に示すように、紙製容器
スリーブの口栓取り付け孔（図示せず）に、内側から注
出口栓１０を嵌め込み、仮着する。ついで、口栓取り付
け孔に注出口栓を仮着した紙製容器スリーブに、アンビ
ルと称する受け台１を挿入して、超音波ホーン２の先端
部３に、注出口栓１０をキャップ２０側から嵌入して、
超音波ホーンによりフランジ１２を紙製容器３０に融着
して行うことができる。
スリーブの口栓取り付け孔（図示せず）に、内側から注
出口栓１０を嵌め込み、仮着する。ついで、口栓取り付
け孔に注出口栓を仮着した紙製容器スリーブに、アンビ
ルと称する受け台１を挿入して、超音波ホーン２の先端
部３に、注出口栓１０をキャップ２０側から嵌入して、
超音波ホーンによりフランジ１２を紙製容器３０に融着
して行うことができる。
【０００４】ところがこの方式の場合、紙容器の口栓取
り付け箇所と、口栓のフランジとを面対面で固定し、超
音波ホーンとアンビルで圧力をかけて熱溶着を行ってい
るため、超音波ホーンの押圧および振幅を強く設定しな
ければならず、隔壁に円形に形成される破断用の薄肉部
１４が、特に樹脂が冷えて固く脆い状態になる冬場や寒
冷地での注出口栓が冷えている際に、超音波の発信時に
切れてしまうことがあった。
り付け箇所と、口栓のフランジとを面対面で固定し、超
音波ホーンとアンビルで圧力をかけて熱溶着を行ってい
るため、超音波ホーンの押圧および振幅を強く設定しな
ければならず、隔壁に円形に形成される破断用の薄肉部
１４が、特に樹脂が冷えて固く脆い状態になる冬場や寒
冷地での注出口栓が冷えている際に、超音波の発信時に
切れてしまうことがあった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、超音波ホー
ンを用いて溶着させる内付け方式の紙製容器用口栓に関
する以上のような問題点に着目してなされたもので、薄
肉部分に切れが発生しない内付けタイプ口栓を提供する
ことを目的とする。
ンを用いて溶着させる内付け方式の紙製容器用口栓に関
する以上のような問題点に着目してなされたもので、薄
肉部分に切れが発生しない内付けタイプ口栓を提供する
ことを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャップを被
せる筒状部と、該筒状部下部内側に形成され、筒状部を
閉塞する隔壁と、該隔壁から立設される開封用プルリン
グと、筒状部の下部外縁に形成され、紙製容器の口栓取
り付け孔縁部内面に貼着されるフランジと、を有する注
出口栓であって、前記フランジの紙製容器の口栓取り付
け孔縁部に接する側に環状のリブを設けたことを特徴と
する紙製容器用内付けタイプ注出口栓である。
せる筒状部と、該筒状部下部内側に形成され、筒状部を
閉塞する隔壁と、該隔壁から立設される開封用プルリン
グと、筒状部の下部外縁に形成され、紙製容器の口栓取
り付け孔縁部内面に貼着されるフランジと、を有する注
出口栓であって、前記フランジの紙製容器の口栓取り付
け孔縁部に接する側に環状のリブを設けたことを特徴と
する紙製容器用内付けタイプ注出口栓である。
【０００７】上記のように本発明によれば、フランジの
紙製容器の口栓取り付け孔縁部に接する側に環状のリブ
を設けたので、フランジと紙製容器との接触面積が少な
くなり、少ないエネルギーで熱溶着が可能となる。
紙製容器の口栓取り付け孔縁部に接する側に環状のリブ
を設けたので、フランジと紙製容器との接触面積が少な
くなり、少ないエネルギーで熱溶着が可能となる。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を添付図面に
基づいて詳細に説明する。図１は、本発明に係るポリエ
チレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を用いて射出
成形法で作製した内付けタイプ注出口栓１０を示し、キ
ャップ２０を被せる筒状部１１を有し、この筒状部の下
端部にはフランジ１２が所定の径で形成されている。フ
ランジ１２の紙製容器と接触する側には、環状リブ１５
が形成されている。環状リブ１５は複数本ではなく１本
のみでも構わない。
基づいて詳細に説明する。図１は、本発明に係るポリエ
チレン、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂を用いて射出
成形法で作製した内付けタイプ注出口栓１０を示し、キ
ャップ２０を被せる筒状部１１を有し、この筒状部の下
端部にはフランジ１２が所定の径で形成されている。フ
ランジ１２の紙製容器と接触する側には、環状リブ１５
が形成されている。環状リブ１５は複数本ではなく１本
のみでも構わない。
【０００９】筒状部内側下部には隔壁１３が形成され、
この隔壁１３に破断用の薄肉部１４が環状に形成される
と共に、薄肉部より内側に開封用のプルリング１６が立
設されている。
この隔壁１３に破断用の薄肉部１４が環状に形成される
と共に、薄肉部より内側に開封用のプルリング１６が立
設されている。
【００１０】このように構成された注出口栓１０を例え
ば、〔容器外側〕ポリエチレン／板紙／ポリエチレン／
アルミニウム箔／ポリエチレンテレフタレートフィルム
／ポリエチレン〔容器外側〕構成の積層材料からなる紙
製容器３０に取り付けるには、図２に示すように、先
ず、紙製容器の口栓取り付け孔（図示せず）に、内側か
ら注出口栓１０を嵌め込み仮着する。
ば、〔容器外側〕ポリエチレン／板紙／ポリエチレン／
アルミニウム箔／ポリエチレンテレフタレートフィルム
／ポリエチレン〔容器外側〕構成の積層材料からなる紙
製容器３０に取り付けるには、図２に示すように、先
ず、紙製容器の口栓取り付け孔（図示せず）に、内側か
ら注出口栓１０を嵌め込み仮着する。
【００１１】口栓取り付け孔に注出口栓１０が仮着され
た紙製容器３０に、アンビルと称する受け台１を挿入す
る。
た紙製容器３０に、アンビルと称する受け台１を挿入す
る。
【００１２】一方超音波ホーン２の先端部３をキャップ
２０側から注出口栓１０に嵌入して、超音波ホーン２の
先端部３を口栓取り付け孔（図示せず）の上にあてて、
超音波を発信すると、紙製容器３０とフランジに設けた
環状リブ１５が熱融着して、紙製容器に注出口栓の取り
付けが完了する。
２０側から注出口栓１０に嵌入して、超音波ホーン２の
先端部３を口栓取り付け孔（図示せず）の上にあてて、
超音波を発信すると、紙製容器３０とフランジに設けた
環状リブ１５が熱融着して、紙製容器に注出口栓の取り
付けが完了する。
【００１３】前述の通り、フランジ１２の紙製容器と接
触する側には環状リブ１５が設けられているので、環状
リブが設けられていない場合に比較して、作用面積が格
段に少なくなり、同じ超音波ホーンの押圧、振幅であれ
ば、本発明の作用面の方がより強固に溶着されることが
わかる。また、従来よりも弱い条件で、強固な溶着が可
能となり（単位面積あたり）、薄肉部の切れを防止でき
る。
触する側には環状リブ１５が設けられているので、環状
リブが設けられていない場合に比較して、作用面積が格
段に少なくなり、同じ超音波ホーンの押圧、振幅であれ
ば、本発明の作用面の方がより強固に溶着されることが
わかる。また、従来よりも弱い条件で、強固な溶着が可
能となり（単位面積あたり）、薄肉部の切れを防止でき
る。
【００１４】
【発明の効果】上記のように本発明によれば、注出口栓
の内付けにおいて、フランジの紙製容器と接触する面に
環状リブを設けて、フランジと紙製容器の接触面積を少
なくしたので、従来よりも弱い条件で、強固な溶着が可
能となり、薄肉部の切れを防止できる。
の内付けにおいて、フランジの紙製容器と接触する面に
環状リブを設けて、フランジと紙製容器の接触面積を少
なくしたので、従来よりも弱い条件で、強固な溶着が可
能となり、薄肉部の切れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の内付けタイプ注出口栓の断面説明図で
ある。
ある。
【図２】注出口栓を紙製容器の口栓取り付け孔に嵌め込
み、紙製容器を超音波シール機に取り付けた状態を示す
模式説明図である。
み、紙製容器を超音波シール機に取り付けた状態を示す
模式説明図である。
１‥‥受け台 ２‥‥超音波ホーン ３‥‥超音波ホーンの先端部 １０‥‥注出口栓 １１‥‥筒状部 １２‥‥フランジ １３‥‥隔壁 １４‥‥薄肉部 １５‥‥環状リブ １６‥‥プルリング ２０‥‥キャップ ３０‥‥紙製容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3E060 BC01 BC04 CF06 DA30 EA03 EA13 3E067 AA03 AB26 BA06A BB12A BB14A BB15A BB16A BB25A BC07A EA06 EA32 EB12 FA01 FC01 GD07 3E084 AA12 AA23 AA24 AA25 AA26 AA34 AA37 AB02 BA03 CA01 CB01 CB02 CB04 CC04 CC05 DA01 DB12 DC04 DC05 FA09 FB01 FD13 GA04 GB04 GB08 GB17 KB01 LA03 LA17 LB02
Claims (1)
- 【請求項１】キャップを被せる筒状部と、該筒状部下部
内側に形成され、筒状部を閉塞する隔壁と、該隔壁から
立設される開封用プルリングと、筒状部の下部外縁に形
成され、紙製容器の口栓取り付け孔縁部内面に貼着され
るフランジと、を有する注出口栓であって、前記フラン
ジの紙製容器の口栓取り付け孔縁部に接する側に環状の
リブを設けたことを特徴とする紙製容器用内付けタイプ
注出口栓。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11102520A JP2000296865A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 紙製容器用内付けタイプ注出口栓 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11102520A JP2000296865A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 紙製容器用内付けタイプ注出口栓 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000296865A true JP2000296865A (ja) | 2000-10-24 |
Family
ID=14329630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11102520A Pending JP2000296865A (ja) | 1999-04-09 | 1999-04-09 | 紙製容器用内付けタイプ注出口栓 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000296865A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007530884A (ja) * | 2004-03-23 | 2007-11-01 | イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド | 真空アタッチメントと共に使用する漏れのない一方向弁 |
| JP2013177203A (ja) * | 2012-02-03 | 2013-09-09 | Toppan Printing Co Ltd | 注出口栓および包装容器 |
| JP7456140B2 (ja) | 2019-12-09 | 2024-03-27 | Ｔｏｐｐａｎホールディングス株式会社 | 注出口栓およびこれを備える包装容器 |
-
1999
- 1999-04-09 JP JP11102520A patent/JP2000296865A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007530884A (ja) * | 2004-03-23 | 2007-11-01 | イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド | 真空アタッチメントと共に使用する漏れのない一方向弁 |
| JP2013177203A (ja) * | 2012-02-03 | 2013-09-09 | Toppan Printing Co Ltd | 注出口栓および包装容器 |
| JP7456140B2 (ja) | 2019-12-09 | 2024-03-27 | Ｔｏｐｐａｎホールディングス株式会社 | 注出口栓およびこれを備える包装容器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050830 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050920 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060207 |