JP7456140B2 - 注出口栓およびこれを備える包装容器 - Google Patents

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Description

本発明は、包装容器の注出位置に設けられる注出口栓に関する。
液体、粉体あるいは粒体等の流動性のある内容物の包装容器として、樹脂製の注出口栓を設けたものが広く使用されている。例えば、特許文献1の注出口栓は、円筒形の筒状部およびその内部を閉塞する隔壁を含む口栓本体と、口栓本体に被せて取り付けられたキャップとを備える。隔壁には環状の薄肉部とプルリングが設けられている。このような注出口栓では、隔壁に設けたプルリングを引っ張ることで、薄肉部に沿って破断され、隔壁を口栓本体から取り外して開栓をすることができる。また、開栓後も、再度キャップを口栓本体に取り付けることにより再栓することができる。
特開2000-296865号公報
しかしながら、このような注出口栓は、隔壁の薄肉部を破断するために要するプルリングを引っ張る力が比較的大きいため、力の弱いユーザーには負荷が高く、また、開栓後にプルリングを廃棄する手間がかかり、利便性には改善の余地がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、開栓容易な注出口栓およびこれを用いた包装容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一局面は、外ネジが形成された円筒形の筒部、筒部の内部を閉塞する隔壁、および筒部の一端から外方に延出するフランジを有する口栓本体と、外ネジと螺合する内ネジが形成された円筒形の側壁、および側壁の一端を覆う天面部を有し、口栓本体の筒部に被せて外ネジと内ネジとが螺合された状態で取り付けられたキャップとを備える注出口栓であって、口栓本体の一部は、隔壁からキャップの天面部と反対側に延出し、中心軸が筒部の中心軸に重なる円筒形の第1円筒部と、第1円筒部の内周面から突出する第1突出部とを有する隔壁側当接部とを含み、キャップは、天面部から口栓本体の隔壁側に延出し、中心軸が側壁の中心軸に重なる円筒形の第2円筒部と、第2円筒部の外周面から突出する第2突出部とを有するキャップ側当接部とを含み、隔壁には、隔壁側当接部を取り囲み、中心が筒部の中心軸に重なる円環状の薄肉部が形成され、筒部の中心軸から第1突出部の先端までの半径方向における距離は、側壁の中心軸から第2円筒部の外周面までの半径方向における距離よりも大きく、かつ側壁の中心軸から第2突出部の先端までの半径方向における距離よりも小さく、筒部の中心軸から第1円筒部の内周面までの半径方向における距離の少なくとも一部は、側壁の中心軸から第2突出部の先端までの半径方向における距離未満であり、キャップが口栓本体に取り付けられた状態において、キャップ側当接部は、側壁の中心軸と筒部の中心軸とが重なるように隔壁側当接部に挿入され、キャップが口栓本体に取り付けられた状態から螺合を解除する方向に所定の第1角度回転すると、第1突出部と第2突出部とは回転方向において突き当たり、少なくとも第1突出部と第2突出部とが回転方向において突き当たった状態において、第1円筒部の内周面の少なくとも一部が、半径方向における第2突出部の先端と接触して、キャップと隔壁とは、中心軸に沿った方向において離れるように相対移動することが規制され、第1突出部と第2突出部とが回転方向において突き当たった状態において、キャップが、螺合を解除する方向に所定の力でさらに回転させられると、所定の力がキャップ側当接部および隔壁側当接部を介して薄肉部に作用して薄肉部が破断し、隔壁が筒部から分離して開栓する、注出口栓である。
また、本発明の他の局面は、上述の注出口栓を備えた包装容器である。
本発明によれば、開栓容易な注出口栓およびこれを用いた包装容器を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る注出口栓の縦断面図 本発明の第1の実施形態に係る注出口栓の横断面図 本発明の第1の実施形態に係る注出口栓の拡大断面図 本発明の第1の実施形態に係る注出口栓の部分断面図 本発明の第1の実施形態に係る注出口栓の開栓時における位置関係を示す部分断面図 本発明の第1の実施形態の変形例に係る注出口栓の部分断面図 本発明の第2の実施形態に係る注出口栓の縦断面図 本発明の第2の実施形態に係る注出口栓の拡大断面図
[第1の実施形態]
本発明の第1の実施形態に係る注出口栓100を、図を参照して説明する。図1~図3は、後述するキャップが口栓本体に取り付けられた状態にある本実施形態に係る注出口栓100の断面図である。図1は、注出口栓100を図2のB-B’線で切断した縦断面図であり、図2は、注出口栓100を図1のA-A’線で切断した横断面図であり、図3は、図2の点線で囲ったC部の拡大図である。
注出口栓100は、口栓本体10と、口栓本体10に螺合された状態で取り付けられたキャップ20とを含む。注出口栓100は、取り付けられたキャップ20を螺合解除方向に回転することにより後述する隔壁12を口栓本体10から分離させて開栓することができ、開栓後はキャップ20を口栓本体10に螺合することにより再栓することができる。以下では、図1に示すように、口栓本体10のキャップ20を被せて取り付ける側を上方と定義するとともにこれとは反対側を下方と定義し、この定義に従って説明する。なお、螺合解除方向は、一例として図2に矢印(白抜き)で示すように、上方から見て左回りの方向とする。
(口栓本体)
口栓本体10は、外ネジ13が形成された円筒形の筒部11と、筒部11の内部を閉塞する隔壁12と、筒部11の一端縁から外方に延出するフランジ17と、隔壁12の内周側に形成された隔壁側当接部14とを含む。フランジ17を設けることで、注出口栓100を、図示しない容器本体に溶着等により取り付けて用いることができる。筒部11の内周面の形状は限定されないが、一例として、図5に示すように、他端側に向かうにつれて内径が広がるようにテーパー形状11aが形成されてもよい。
隔壁12には、図1、図2に示すように、筒部11と隔壁側当接部14との間に、開栓時に分離(破断)のきっかけとなる薄肉部12aが設けられている。薄肉部12aは、隔壁側当接部14を取り囲み、中心が筒部11の中心軸CL1に重なる円環状に形成されている。
隔壁側当接部14は、開栓時に、後述するキャップ側当接部24が突き当たることでキャップ20が回転する力を隔壁12に伝達するために設けられる。隔壁側当接部14は、隔壁12から延出し、中心軸が筒部11の中心軸CL1に重なる略円筒形の第1円筒部15と、第1円筒部15の内周面から突出する第1突出部16とを含む。第1突出部16は、一例として、図1、図2に示すように、第1円筒部15の内周面に、周方向に90°の間隔で4個設けられる。各第1突出部16は、一例として、筒部11の中心軸CL1の延伸方向に延伸するように形成された凸形状であって、キャップ側当接部24が当接する部分に、螺合解除方向に向かって窪んだ当接面16aを備える。
なお、第1突出部16の数は、キャップ20が回転する力を隔壁12に伝達することができれば限定されない。しかし、隔壁12の全周にバランスよく力を伝達するためには少なくとも2個以上あることが好ましい。また、図1に示すように、第1円筒部15は、隔壁12から下端側(フランジ17側)に向かって延伸するように形成してもよいし、第1突出部16が、キャップ20が回転する力を隔壁12に伝達することができれば、上端側(キャップ20の天面部22側)に向かって延伸するように形成してもよい。
(キャップ)
キャップ20は、口栓本体10の筒部11に形成された外ネジ13と螺合する内ネジ23が形成された円筒形の側壁21と、側壁21の一端を覆う天面部22と、天面部22に設けられたキャップ側当接部24とを有する。キャップ20は、図1に示すように、側壁21の内周側に、天面部22により一端が覆われた円筒形のインナーリング27をさらに備えてもよい。インナーリング27は、キャップ20が口栓本体10に取り付けられた状態において、外周面が、口栓本体10の筒部11の内周面と密着するように形成されている。これにより、隔壁12を分離させた後の再栓時にも密封性を確保することができる。インナーリング27の外周面の形状は限定されないが、一例として、図5に示すように、周方向にわたって突出する突出部27aが形成されてもよい。
キャップ側当接部24は、開栓時に、隔壁側当接部14に突き当たることによりキャップ20が回転する力を隔壁12に伝達するために設けられる。キャップ側当接部24は、天面部22から口栓本体10の隔壁12側に延出し、中心軸が側壁21の中心軸CL2に重なる略円筒形の第2円筒部25と、第2円筒部25の外周面から突出する第2突出部26とを含む。後述するように、第2突出部26は、隔壁側当接部14の第1突出部16に、キャップ20の回転方向において突き当たることによりキャップ20が回転する力を伝達する。第2突出部26は、一例として、図1、図2に示すように、第2円筒部25の外周面に周方向に90°の間隔で4個設けられる。各第2突出部26は、一例として、側壁21の中心軸CL2の延伸方向に延伸するように形成された凸形状であって、隔壁側当接部14の当接面16aに嵌ることができるように、螺合解除方向に向かって突き出た当接面26aを備える。隔壁側当接部14の第1突出部16およびキャップ側当接部24の第2突出部26のそれぞれに、互いに嵌合可能な当接面16a、当接面26aを設けることで、隔壁側当接部14とキャップ側当接部24とを広い面積で当接させることができるため、キャップ20が回転する力をバランスよく隔壁12に伝達することができる。
図1、図2に示すように、キャップ20が口栓本体10に取り付けられた状態において、キャップ側当接部24は、側壁21の中心軸CL2と筒部11の中心軸CL1とが重なるようにして隔壁側当接部14に挿入される。
隔壁側当接部14およびキャップ側当接部24は、半径方向において次の寸法関係となるように形成される。以下では、図4に示すように、半径方向において、筒部11の中心軸CL1から第1突出部16の先端までの距離を距離L11、筒部11の中心軸CL1から第1円筒部15の内周面までの距離を距離L12、側壁21の中心軸CL2から第2円筒部25の外周面までの距離を距離L21、側壁21の中心軸CL2から第2突出部26の先端までの距離を距離L22とよぶ。図4は、上記寸法を示すために、隔壁側当接部14およびキャップ側当接部24を中心軸CL1、CL2の延伸方向から見た模式的な断面図である。なお、上記寸法は、キャップ20を口栓本体10に取り付ける前の状態における寸法である。
距離L11は、距離L21よりも大きく、かつ距離L22よりも小さくなるように形成されている。これにより、後述するように、キャップ20を回転させることによって、第1突出部16と第2突出部26とが回転方向において突き当たることができる。また、距離L12の少なくとも一部は、距離L22未満であって、第1突出部16と第2突出部26とが回転方向において突き当たった状態において、第1円筒部15の内周面の少なくとも一部が、半径方向における第2突出部26の先端と接触する。後述するように、これによって、キャップ20と隔壁12とは、中心軸CL1、CL2に沿った方向において離れるように相対移動することが規制される。
注出口栓100は、キャップ20が口栓本体10に取り付けられた状態において、図2に示すように、隔壁側当接部14の当接面16aと、隔壁側当接部14の螺合解除方向に隣接するキャップ側当接部24の当接面26aとの間に、周方向において所定の間隔(以下、空走区間Sという)を有する。空走区間Sを有することにより、キャップ20が回転を始めてから、隔壁側当接部14とキャップ側当接部24とが当接するまでの所定の第1角度θ1の間は、キャップ20が回転する力は隔壁12に伝達されない。第1角度θ1は、例えば60°程度とすることができる。
また、インナーリング27の中心軸CLの延伸方向における長さは、一例として、第1角度θ1に基づいて設計される。具体的には、インナーリング27の、側壁21の中心軸CL2の延伸方向における長さは、キャップ20が口栓本体10に取り付けられた状態から螺合解除方向に第1角度θ1回転するまでの間、インナーリング27の外周面と筒部11の内周面とが、全周にわたって密着し、かつ、キャップ側当接部24および隔壁側当接部14が互いに係合した状態においてこの密着が解除される長さに形成される。
なお、図2では、キャップ20が口栓本体10に取り付けられた状態において、キャップ側当接部24は螺合解除方向とは反対の螺合進行方向に隣接する隔壁側当接部14と接触している。しかしながら、空走区間Sを設けることができれば、キャップ20が口栓本体10に取り付けられた状態において、キャップ側当接部24は隔壁側当接部14と接触していても接触していなくてもよい。
キャップ20の口栓本体10への最初の取り付けは、例えば、位置決め後、筒部11の中心軸CL1の延伸方向に一定の勢いで打ちこむ打栓式等により、内ネジ23に外ネジ13を乗り越えさせることで行うことができる。
(開栓について)
次に、注出口栓100の開栓について、図5を参照して説明する。図5は、注出口栓100の、キャップ20が口栓本体10に取り付けられた状態(図5の(a))から隔壁側当接部14の第1突出部16とキャップ側当接部24の第2突出部26とが回転方向において突き当たった後、破断が薄肉部12aの全周に進行した状態(図5の(d))までの、隔壁側当接部14およびキャップ側当接部24(左図)と、口栓本体10の筒部11およびキャップ20のインナーリング27(右図)との位置関係を示す断面図である。なお、図5の(b)、(c)は、図5の(a)と図5の(d)との間の状態を示している。以下では、キャップ20がインナーリング27を備えた形態を例にして説明しているが、キャップ20はインナーリング27を備えていても、備えていなくてもよい。
図5の(a)に示すように、キャップ20が口栓本体10に取り付けられた状態において、注出口栓100は、隔壁側当接部14の当接面16aおよびキャップ側当接部24の当接面26aの間に周方向にわたって空走区間Sを有している。このとき、図5の(a)の右図に示すように、インナーリング27の外周面と、筒部11の内周面とは全周にわたって密着している。この場合、密着とは、例えば、インナーリング27に設けられた突出部27aが筒部11の内周面と全周にわたって接触する状態を意味する。
キャップ20に、螺合解除方向に回転する力を加えることにより、図5の(b)の左図に矢印で示すように、キャップ20は螺合解除方向に向かって回転を始める。これにより、キャップ側当接部24は空走区間S内を移動するが、隔壁側当接部14とキャップ側当接部24とは当接していないためキャップ20に加えられた力は隔壁側当接部14には伝わらない。
キャップ20が、さらに回転を続けて、口栓本体10に取り付けられた状態から螺合解除方向に第1角度θ1回転することにより、図5の(c)の左図に示すように、隔壁側当接部14の第1突出部16とキャップ側当接部24の第2突出部26とが互いに回転方向において突き当たる。上述したように、距離L12の少なくとも一部が、距離L22未満であり、第1突出部16と第2突出部26とが回転方向において突き当たった状態において、第1円筒部15の内周面の少なくとも一部が、半径方向における第2突出部26の先端と接触する。この結果、距離L12と距離L22との差により生じる競り合い(嵌合)によって、図5の(c)に示す状態において、キャップ20と隔壁12とは、中心軸CL1、CL2に沿った方向において離れるように相対移動することが規制される。なお、キャップ20と隔壁12との相対移動することが規制されるためには、距離L12は、距離L22未満(距離L12-距離L22<0)であればよい。しかしながら、温度変化にともなう注出口栓100各部の変形を考慮すると、距離L12と距離L22との差は-0.2mm以下(距離L12-距離L22≦-0.2mm)あることが好ましい。
また、このとき、インナーリング27の外周面と、筒部11の内周面との密着が解除されてもよい。突出部27aと筒部11のテーパー形状11aとが設けられている場合は、突出部27aがテーパー形状11aに対向する位置まで移動することにより、突出部27aと筒部11の内周面との接触が解除される。これにより、それまでキャップ20に生じていたインナーリング27の外周面と筒部11の内周面とが全周にわたって密着することにより生じる摩擦力に起因する抵抗力が失われる。
隔壁側当接部14の第1突出部16とキャップ側当接部24の第2突出部26とが突き当たった状態で、キャップ20を所定の力でさらに螺合解除方向へ回転させると、所定の力がキャップ側当接部24および隔壁側当接部14を介して隔壁12に作用する。この結果、隔壁12が螺合解除方向に捩られ、捩り力が薄肉部12aの周方向に作用して破断が開始される。そして、図5の(d)の左図に示すように、キャップ20の回転がさらに進行することにより、薄肉部12aの破断箇所の端部に応力が集中し破断が薄肉部12aの全周に進行する。上述のように、キャップ20と隔壁12とは、中心軸CL1、CL2に沿った方向において離れるように相対移動することが規制されているため、破断が薄肉部12aの全周に進行すると、隔壁12は、キャップ20に随伴して口栓本体10から分離する。この結果、注出口栓100の開栓が完了する。また、上述のように、図5の(d)に示す状態においては、インナーリング27と筒部11との密着により生じる摩擦力に起因する抵抗力は生じない。したがって、このとき、キャップ20を回転させるためには、薄肉部12aの破断に必要な力のみをキャップ20に加えればよい。
このように、注出口栓100では、キャップ20を回転させて取り外した時点で開栓が完了するため、プルリングで開栓する方式のように別途隔壁12を除去する必要がない。また、キャップ20はつまみやすく、トルクを与えやすいので、プルリングを引っ張って隔壁12を破断するのに比べてユーザーの負担が小さく開栓容易である。
また、第1突出部16と第2突出部26とが回転方向において突き当たった状態において、第1円筒部15の内周面の少なくとも一部を、半径方向における第2突出部26の先端と接触させることで、分離した隔壁12をキャップ20内に残留させることができるため、開栓後に外れた注出口栓100の一部を廃棄する必要が生じない。
また、注出口栓100では、インナーリング27の中心軸CL2の延伸方向における長さを、第1突出部16と第2突出部26とが突き当たった時にインナーリング27の外周面と、筒部11の内周面との密着が解除されるように設計している。これにより、薄肉部12aを破断する力が必要になるときに、インナーリング27と筒部11との間で発生する摩擦力に起因する抵抗力が生じない。このため、再栓時における密封性を確保しながら、開栓時においてキャップ20を回転させるための負荷を抑制することができる。
また、開栓した注出口栓100では、キャップ20を口栓本体10の筒部11に被せて螺合方向に回転させることで、再栓をすることができる。再栓をすることで、インナーリング27の外周面と筒部11の内周面とが、再び全周にわたって密着するため、再栓時における密封性を確保することができる。
また、注出口栓100では隔壁12にプルリングを設けないため、筒部11の内部において隔壁12を形成する位置の設計自由度が高い。隔壁12を形成する位置は特に限定されないが、一例として、中心軸CL1の延伸する方向において、フランジ17と5mm以上の間隔D(図1参照)を有するように形成することができる。間隔Dを5mm以上に設定することにより、フランジ17を容器本体に超音波を用いて溶着する超音波溶着の際に、隔壁12に伝わった超音波振動により薄肉部12aが破損してしまうことを抑制することができる。すなわち、注出口栓100によれば、隔壁12は、従来のプルリングを有する注出口栓における隔壁の位置よりも少なくとも5mm以上高くすることができる。
また、間隔Dを5mm以上設けることで、隔壁側当接部14を隔壁12から下端側に向かって長く延伸するように形成することができるため、隔壁側当接部14とキャップ側当接部24との中心軸CL1、CL2の延伸方向における当接長さを確保することができる。これにより、キャップ20の回転によりキャップ側当接部24が捻じれる量を減らして、隔壁12に効率的にトルクを伝えることができる
口栓本体10の材料としては、例えば、ポリエチレンが挙げられ、キャップ20の材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンが挙げられるが、これらに限定されない。
(変形例)
少なくとも第1突出部16と第2突出部26とが回転方向において突き当たった状態において、第1円筒部15の内周面と第2突出部26の先端とが接触することができれば、筒部11の中心軸CL1から第1円筒部15の内周面までの距離L12は、円周方向において、一定であってもよいし、一定でなくてもよい。例えば、第1円筒部15の内周面は、キャップ20が口栓本体10に取り付けられた状態において、第2突出部26の先端が対向する第1領域と、キャップ20が口栓本体10に取り付けられた状態から螺合を解除する方向に、第1角度θ1よりも小さい所定の第2角度θ2以上回転することにより、第2突出部26の先端が接触する第2領域とを含んでもよい。これは、具体的には、第1円筒部15の内周面までの距離L12が、側壁21の中心軸CL2から第2突出部26の先端までの距離L22以上である第1領域と、第1領域に隣接し、周方向において第1領域から離れるにしたがって、距離L12が、距離L22未満の所定の距離まで減少する第2領域とを含むように形成することにより実現される。
第1円筒部15の内周面が、第1領域および第2領域を含むことで、第1円筒部15の内周面と第2突出部26の先端との接触する範囲が第1角度θ1の全範囲にわたって存在する場合と比較して、第1円筒部15の内周面と第2突出部26の先端との接触による摩擦力に起因する抵抗力が発生する角度範囲を狭くすることができる。このため、開栓時において、キャップ20に摩擦力に起因する抵抗力を超える力を加える角度範囲が減少するため、ユーザーの負荷を抑制することができる。
また、さらにユーザーの負荷を抑制するために、インナーリング27の外周面と筒部11の内周面とが、キャップ20が口栓本体10に取り付けられた状態から螺合を解除する方向に、上述の第2角度θ2未満である所定の第3角度θ3回転するまでの間全周にわたって密着し、第3角度θ3回転すると密着が解除されるように形成されてもよい。
これにより、キャップ20を回転させる際に、インナーリング27の外周面および筒部11の内周面の密着が終わった後から、第1円筒部15の内周面および第2突出部26の先端の接触が始まるため、これらが同時に発生することを防止できる。このため、インナーリング27により再栓時の密封性を確保しながらも、開栓時におけるユーザーの負荷をさらに抑制することがきる。図6は、第1角度θ1~第3角度θ3、および第1、第2領域を示すために、隔壁側当接部14およびキャップ側当接部24を中心軸CL1、CL2の延伸方向から見た模式的な断面図である。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る注出口栓101を、図を参照して説明する。図7は、開栓が行われる前の状態にある本実施形態に係る注出口栓101の縦断面図であり、図8は、図7の点線で囲ったE部の拡大図である。注出口栓101は、第1の実施形態に係る注出口栓100において、インナーリング27の内周側に、振動抑制部28をさらに備えたものである。以下では、注出口栓101と注出口栓100との相違点を中心に説明する。なお、各実施形態間で同一または対応する構成には、同じ参照符号を付して説明を省略する。
振動抑制部28は、超音波溶着の際に発生する振動が薄肉部12aに伝播して薄肉部12aが破損する(ピンホールが発生する)ことを抑制するために設けられる。振動抑制部28は、図7、図8に示すように、略円筒形であって、インナーリング27の内周側において一端が天面部22に覆われるように形成される。また、振動抑制部28は、キャップ20が口栓本体10に取り付けられた状態において、先端が、少なくとも薄肉部12aよりも外方の隔壁12表面に当接するように形成されている。これにより、超音波溶着の際にフランジ17から伝播した振動を抑制するとともに、振動抑制部28を介して振動の一部をキャップ20へ伝播させる(逃がす)ことができる。したがって、注出口栓101によれば、薄肉部12aへ伝播する振動を減らして、超音波溶着により薄肉部12aが破損してしまうことを抑制できる。
なお、超音波溶着の際の振動をキャップ20へ伝播させることができれば、振動抑制部28の先端は隔壁12の表面に当接していなくてもよく、例えば、隔壁12の表面との間に1mm以下程度の隙間(クリアランス)を有するように近接させてもよい。また、振動抑制部28の先端に、面取りや丸面取り(アール)を設けてもよい。さらに、振動をキャップ20へ伝播させることができれば、振動抑制部28の先端が全周にわたって隔壁12の表面に当接または近接していなくてもよい。
<測定1>
初めに、実施例1~5および比較例に係る注出口栓を製造して、分離した隔壁をキャップから離脱させる際に必要な荷重を測定した。
(実施例1~5)
実施例1~5として、中心軸から第1円筒部の内周面までの距離L12を、中心軸から第2突出部の先端までの距離L22未満とした、第1の実施形態に係る注出口栓を製造した。実施例1~5に係る注出口栓では、距離L12は一定であり、第1円筒部の内周面の直径は、9.46mmとした。また、第2突出部は、図4に示すように、周方向の幅Wを4mmとし、第2円筒部からの突出高さHを2mmとした。なお、上記寸法は、キャップを口栓本体に取り付ける前の状態における寸法である。
比較例として、距離L12と距離L22との差が0mmであること以外は、実施例と同じである注出口栓を製造した。
上述の実施例1~5および比較例に係る注出口栓を、それぞれ10個ずつ作製して、初めにキャップを用いて隔壁を口栓本体から分離した。その後、分離した隔壁がキャップから中心軸に沿った方向において離れるように相対移動して離脱するのに要する荷重を、プッシュプルゲージを用いて測定した。各実施形態における、キャップを口栓本体に取り付ける前の状態における距離L12と距離L22との差(距離L12-距離L22)(設計上の競り量)および測定した荷重を表1に示す。
Figure 0007456140000001
表1で示した結果から、距離L12が距離L22未満(距離L12-距離L22<0)である実施例1~5に係る注出口栓では、キャップから隔壁を離脱するのに10N以上の荷重が必要となるため、分離した隔壁をキャップ内に確実に残留させることが可能であることが確認された。一方で、距離L12が距離L22未満でない比較例に係る注出口栓では、隔壁が低い荷重でキャップから離脱されてしまうため、分離した隔壁をキャップ内に確実に残留させることが困難であることが確認された。
<測定2>
次に、実施例6に係る注出口栓をさらに製造して、実施例1~4に係る注出口栓とともにキャップ回転時のピークトルクを測定した。
(実施例6)
実施例6として、上述の変形例に係る注出口栓を製造した。実施例6に係る注出口栓は、図6に示したように、キャップが、口栓本体に取り付けられた状態から螺合を解除する方向に第3角度θ3回転するまでの間はインナーリングの外周面と筒部の内周面とが全周にわたって密着し、その後、第2角度θ2回転以上することにより第2突出部の先端が第1円筒部の内周面(第2領域)に接触するように形成した。実施例6に係る注出口栓の、第1突出部と第2突出部とが回転方向において突き当たった状態における、距離L12と距離L22との差(設計上の距離L12-距離L22)(競り量)は-0.4mmとした。
実施例6および実施例1~4に係る注出口栓を、それぞれ10個ずつ作製した。それぞれの注出口栓について、気温25℃において、キャップを、口栓本体に取り付けられた状態から第1突出部と第2突出部とが回転方向において突き当たって隔壁に破断が生じる前の状態となるまで回転させた際のピークトルクを測定した。各実施例におけるピークトルクの値を表2に示す。
Figure 0007456140000002
表2で示した結果から、実施例6に係る注出口栓では、インナーリングの外周面および筒部の内周面の密着と、第1円筒部の内周面および第2突出部の先端の接触とが同時に発生することを防止できるため、これらが同時に発生する実施例1~4に係る注出口栓と比較して、キャップの回転に際して発生するピークトルクの大きさを低減できることができ、開栓時におけるユーザーの負荷をさらに抑制できることが確認された。
なお、測定1で得られた荷重は、第1円筒部の内周面および第2突出部の先端それぞれの弾性変形の程度に応じて生じる部材間の抗力が主要因となって発生する。したがって、荷重の大きさは、第1円筒部の内周面および第2突出部の先端の競り量に主に依存し、第2突出部の接触面の面積や、第1円筒部の径の大きさ等、競り量以外の形状は荷重の大きさに大きく依存しないものと考えられる。
本発明は、包装容器等に有用である。
10 口栓本体
11 筒部
12 隔壁
12a 薄肉部
13 外ネジ
14 隔壁側当接部
15 第1円筒部
16 第1突出部
16a 当接面
17 フランジ
20 キャップ
21 側壁
22 天面部
23 内ネジ
24 キャップ側当接部
25 第2円筒部
26 第2突出部
26a 当接面
27 インナーリング
28 振動抑制部
100 注出口栓
CL 中心軸
S 空走区間

Claims (4)

  1. 外ネジが形成された円筒形の筒部、前記筒部の内部を閉塞する隔壁、および前記筒部の一端から外方に延出するフランジを有する口栓本体と、
    前記外ネジと螺合する内ネジが形成された円筒形の側壁、および前記側壁の一端を覆う天面部を有し、前記口栓本体の前記筒部に被せて前記外ネジと前記内ネジとが螺合された状態で取り付けられたキャップとを備える注出口栓であって、
    前記口栓本体の一部は、前記隔壁から前記キャップの天面部と反対側に延出し、中心軸が前記筒部の中心軸に重なる円筒形の第1円筒部と、前記第1円筒部の内周面から突出する第1突出部とを有する隔壁側当接部とを含み、
    前記キャップは、前記天面部から前記口栓本体の前記隔壁側に延出し、中心軸が前記側壁の中心軸に重なる円筒形の第2円筒部と、前記第2円筒部の外周面から突出する第2突出部とを有するキャップ側当接部とを含み、
    前記隔壁には、前記隔壁側当接部を取り囲み、中心が前記筒部の中心軸に重なる円環状の薄肉部が形成され、
    前記筒部の中心軸から前記第1突出部の先端までの半径方向における距離は、前記側壁の中心軸から前記第2円筒部の外周面までの半径方向における距離よりも大きく、かつ前記側壁の中心軸から前記第2突出部の先端までの半径方向における距離よりも小さく、
    前記筒部の中心軸から前記第1円筒部の内周面までの半径方向における距離の少なくとも一部は、前記側壁の中心軸から前記第2突出部の先端までの半径方向における距離未満であり、
    前記キャップが前記口栓本体に取り付けられた状態において、
    前記キャップ側当接部は、前記側壁の中心軸と前記筒部の中心軸とが重なるように前記隔壁側当接部に挿入され、
    前記キャップが前記口栓本体に取り付けられた状態から螺合を解除する方向に所定の第1角度回転すると、前記第1突出部と前記第2突出部とは回転方向において突き当たり、
    少なくとも前記第1突出部と前記第2突出部とが回転方向において突き当たった状態において、前記第1円筒部の内周面の少なくとも一部が、半径方向における前記第2突出部の先端と接触して、前記キャップと前記隔壁とは、前記中心軸に沿った方向において離れるように相対移動することが規制され、
    前記第1突出部と前記第2突出部とが回転方向において突き当たった状態において、前記キャップが、前記螺合を解除する方向に所定の力でさらに回転させられると、前記所定の力が前記キャップ側当接部および前記隔壁側当接部を介して前記薄肉部に作用して前記薄肉部が破断し、前記隔壁が前記筒部から分離して開栓する、
    注出口栓。
  2. 前記第1円筒部の内周面は、
    前記筒部の中心軸からの距離が、前記第2突出部の先端の前記側壁の中心軸からの距離以上である第1領域と、
    前記第1領域に隣接し、周方向において前記第1領域から離れるにしたがって、前記筒部の中心軸からの距離が、前記第2突出部の先端の前記側壁の中心軸からの距離未満の所定の距離まで減少する第2領域とを含み、
    前記第2突出部の先端は、
    前記キャップが前記口栓本体に取り付けられた状態において、前記第1領域に対向し、
    前記キャップが前記口栓本体に取り付けられた状態から前記螺合を解除する方向に所定の第2角度以上回転することにより、前記第2領域に接触する、
    請求項1に記載の注出口栓。
  3. 前記キャップは、
    前記側壁の内周側に、前記天面部により一端が覆われた円筒形のインナーリングをさら
    に備え、
    前記インナーリングの外周面と前記筒部の内周面とは、
    前記キャップが前記口栓本体に取り付けられた状態から前記螺合を解除する方向に、前記第2角度未満である第3角度回転するまでの間は全周にわたって密着し、前記第3角度回転すると前記密着が解除される、
    請求項2に記載の注出口栓。
  4. 請求項1~3のいずれかに記載された注出口栓を備える、包装容器。
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