JP2020079095A - 注出口栓 - Google Patents

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祐輔 仲野
Yusuke Nakano
祐輔 仲野
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Abstract

【課題】開栓容易な注出口栓を提供する。【解決手段】外ネジが形成された円筒形の筒部および筒部の内部を閉塞する隔壁を有する口栓本体と、外ネジと螺合する内ネジが形成された円筒形の側壁および側壁の一端を覆う天面部を有し、口栓本体に取り付けられたキャップとからなる注出口栓であって、天面部および隔壁には、中心軸周りの相対回転を規制した状態で互いに係合するキャップ側係合部および隔壁側係合部がそれぞれ形成され、隔壁は、筒部と隔壁側係合部との間に、中心が中心軸に重なり、半径方向における幅が0.30mm以上の円環状の薄肉部を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、包装容器の注出位置に設けられる注出口栓に関する。
液体、粉体あるいは粒体等の流動性のある内容物の包装容器として、樹脂製の注出口栓を設けたものが広く使用されている。注出口栓は、円筒形の筒部およびその内部を閉塞する隔壁を含む口栓本体と、口栓本体に被せるキャップとを備える。隔壁には円状の薄肉部とプルリングとが設けられている。キャップを外して、プルリングを引っ張ると、隔壁が薄肉部に沿って破断し、開栓することができる。また、キャップを被せることにより、再封することができる(特許文献1参照)。
特開2000−296865号公報
しかしながら、このような注出口栓は、隔壁の薄肉部を破断するために要するプルリングを引っ張る力が比較的大きいため、力の弱いユーザーには負荷が高く、また、開栓後にプルリングを廃棄する手間がかかり、利便性には改善の余地がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、開栓容易な注出口栓を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一局面は、外ネジが形成された円筒形の筒部および筒部の内部を閉塞する隔壁を有する口栓本体と、外ネジと螺合する内ネジが形成された円筒形の側壁および側壁の一端を覆う天面部を有し、口栓本体に取り付けられたキャップとからなる注出口栓であって、天面部および隔壁には、中心軸周りの相対回転を規制した状態で互いに係合するキャップ側係合部および隔壁側係合部がそれぞれ形成され、隔壁は、筒部と隔壁側係合部との間に、中心が中心軸に重なり、半径方向における幅が0.30mm以上の円環状の薄肉部を備える、注出口栓である。
本発明によれば、キャップの回転によって隔壁を小さな力で破断でき、破断した隔壁がキャップに留まり廃棄不要となる、開栓容易な注出口栓を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る注出口栓を構成する口栓本体およびキャップの斜視図 本発明の一実施形態に係る注出口栓の断面図 注出口栓の部分拡大断面図
(実施形態)
本発明の一実施形態に係る注出口栓を、図を参照して説明する。図1は本実施形態に係る注出口栓100を構成する口栓本体10(図1の(b))およびキャップ20(図1の(a))の斜視図である。図2は、注出口栓100を、図1の(b)に示したA−A’線で切断した断面図である。図3は、図2のB部分を拡大した断面図である。
口栓本体10は、外ネジ13が形成された円筒形の筒部11と、筒部11の内部を閉塞する隔壁12とを有する。キャップ20は、内ネジ23が形成された円筒形の側壁21と、側壁21の一端を覆う天面部22とを有する。キャップ20と口栓本体10とは、外ネジ13と内ネジ23とにより中心軸CLを回転軸として螺合する。口栓本体10では、一例として外ネジ13と内ネジ23との螺合状態において筒部11の内周に接するインナーリング25が天面部22に設けられている。また、一例として口栓本体10を図示しない容器本体に溶着等により取り付けるためのフランジ15が筒部11の一端縁から外方に延出するように設けられている。
(薄肉部)
隔壁12は、筒部11と隔壁側係合部14との間に、中心が中心軸CLに重なる円環状の薄肉部12aを有する。薄肉部12aの半径方向おける幅W(図3参照)は、0.30mm以上が好ましい。幅Wの上限は特に限定されないが、成形や容器本体への溶着時等のダメージを考慮すると、1.50mm以下が好ましい。また、薄肉部12aの肉厚は、0.2mm程度とすることができる。
(キャップ側係合部および隔壁側係合部)
キャップ20の天面部22にはキャップ側係合部24が形成され、口栓本体10の隔壁12には隔壁側係合部14が形成されている。これらは、図2に示すように、キャップ20が口栓本体10に取り付けられた状態において、互いに係合するように形成されている。キャップ側係合部24と、隔壁側係合部14とは、一例として十字形状の凹部と凸部とにより構成されて、中心軸CL周りの互いの相対回転を規制するように係合する。十字形状は一例であって、相対回転を十分規制できれば他の構造でもよい。また、キャップ側係合部24と隔壁側係合部14とは、中心軸CLに沿った方向の相対移動を、一定の抜けにくさを有する程度に規制する。なお、キャップ20の口栓本体10への最初の取り付けは、例えば、位置決め後、中心軸CLの延伸方向に一定の勢いで打ちこむ打栓式等により、内ネジ23に外ネジ13を乗り越えさせることで行うことができる。
キャップ側係合部24は、一例として、図1乃至図3に示すように、螺合状態において薄肉部12aに対向する箇所に円環状の凹部24aを備える。キャップ側係合部24と隔壁側係合部14とは、互いの相対回転を確実に規制するため、中心軸CLの延伸する方向においてなるべく長い距離にわたって係合するように形成されることが好ましい。しかしながら、キャップ側係合部24が隔壁12に接する長さであると、キャップ側係合部24の先端が打栓の際に隔壁12に当接することで、荷重を受けた薄肉部12aが破損してしまうおそれがある。このため、キャップ側係合部24に凹部24aを設けて、打栓の際にキャップ側係合部24が薄肉部12aに当接することを抑制して、薄肉部12aが破損してしまうことを防ぐことができる。
(開栓について)
次に、注出口栓100を開栓する際の薄肉部12aの機能について説明する。
螺合状態にある注出口栓100のキャップ20を、螺合を解除する方向に回転させると、キャップ側係合部24から、隔壁側係合部14にトルクが伝わり、このトルクにより隔壁12が螺合解除方向に捩られる。螺合解除方向に捩られた隔壁12では、捩り力が薄肉部12aの周方向に作用して強度を抑制した薄肉部12aを引きちぎり破断が開始する。そして、キャップ20の回転がさらに進行することにより、薄肉部12aの破断箇所の端部にトルクによる応力が集中し破断が薄肉部12aの全周に進行する。さらにキャップ20の回転が進行すると、隔壁12は、キャップ20に随伴して口栓本体10から離脱し、開栓が完了する。
このように、注出口栓100は、キャップ20を回転させて取り外した時点で開栓が完了するため、プルリングで開栓する方式のように別途隔壁12を除去する必要がない。また、キャップ20はつまみやすく、トルクを与えやすいので、プルリングを引っ張って隔壁12を破断するのに比べてユーザーの負担が小さい。
離脱した隔壁12はキャップ20内に残留するが、隔壁側係合部14がキャップ側係合部24と一定の抜けにくさで係合しているので、再封のためキャップ20を再び口栓本体
10に螺合させても大きな支障とはならず、取り外して廃棄する必要がない。
このように薄肉部12aを設けた注出口栓100では、薄肉部12aの半径方向おける幅Wが狭い場合、隔壁12を小さな力で破断できないおそれがあった。より詳細には、キャップ20を螺合解除方向へ回転する際に、その中心軸が口栓本体10の中心軸から外れることにより、薄肉部12aを形成するために隔壁12に形成された円環状の凹部の両側の壁面12b(図3参照)どうしが接触した結果、接触した壁面12b間で発生する摩擦力により捩り力が好適に薄肉部12aに伝わらず、また、キャップ20の回転に要するトルクが増加し、隔壁12を小さな力で破断できないおそれがあった。
口栓本体10では、上述のように、薄肉部12aの幅Wは0.30mm以上であるため、キャップ20を、その中心軸が口栓本体10の中心軸に重ならない状態で回転させた場合であっても、壁面12bどうしが接触することを抑制できる。このため、キャップ20の回転に要するトルクが増加することを抑制でき、隔壁12を小さな力で破断することができる。
以上で説明したように、本実施形態に係る注出口栓100は、プルリングで開栓する方式に比べて、負荷や手間がかからずに容易に開栓をすることができる。
なお、注出口栓100では隔壁12にプルリングを設けないため、筒部11の内部において隔壁12を形成する位置の設計自由度を高くすることができる。隔壁12を形成する位置は特に限定されないが、一例として、中心軸CLの延伸する方向において、フランジ15と10mm以上の間隔D(図2参照)を有するように形成することができる。間隔Dを10mm以上に設定することにより、薄肉部12aの幅Wを0.30mm以上としてもフランジ15を容器本体に超音波を用いて溶着する際に、隔壁12に伝わった超音波により薄肉部12aが破損してしまうことを抑制することができる。すなわち、従来のプルリングを有する注出口栓における隔壁の位置よりも少なくとも5mm以上高くしたものである。
また、間隔Dを10mm以上に設定することにより、キャップ側係合部24の天面22からの突出量を減らすことができる。このため、キャップ20の回転によるトルクを伝える際に、キャップ側係合部24が捻じれる量を減らして、隔壁12に効率的にトルクを伝えることができるとともに、キャップ20の製造に用いる樹脂量を減らすことができる。
実施例1〜4、および比較例1、2に係る注出口栓を作製して開栓トルクを測定した。
(実施例1〜4)
図1〜図3に示した実施形態に係る注出口栓100を作製した。口栓本体10は、薄肉部12aの肉厚を0.20mmとして、幅Wは実施例1〜4のそれぞれについて0.30mm、0.35mm、0.40mm、0.45mmとした。
(比較例1、2)
口栓本体10の薄肉部12aの幅Wが比較例1、2のそれぞれについて0.20mm、0.25mmである点以外は実施例と同様な注出口栓を作製した。
(評価)
上述の実施例1〜4、および比較例1、2に係る注出口栓を各3個作製して開栓トルクを測定した。測定結果(開栓トルクの平均値)を表1に記す。
Figure 2020079095
実施例1〜4の場合、幅Wを0.30mm以上として薄肉部12aの幅を充分に広くすることで壁面12bどうしが接触することを抑制できたため、比較例1、2と比べて開栓に要するトルクを小さくすることができた。
比較例1、2の場合、キャップ20を螺合解除方向に回転させた際に、壁面12bどうしが接触することがあったため、実施例1〜4よりも大きな開栓トルクとなった。
本発明は、包装容器等に有用である。
10 口栓本体
11 筒部
12 隔壁
12a 薄肉部
12b 壁面
13 外ネジ
14 隔壁側係合部
15 フランジ
20 キャップ
21 側壁
22 天面部
23 内ネジ
24 キャップ側係合部
24a 凹部
25 インナーリング
100 注出口栓
CL 中心軸

Claims (2)

  1. 外ネジが形成された円筒形の筒部および前記筒部の内部を閉塞する隔壁を有する口栓本体と、
    前記外ネジと螺合する内ネジが形成された円筒形の側壁および前記側壁の一端を覆う天面部を有し、前記口栓本体に取り付けられたキャップとからなる注出口栓であって、
    前記天面部および前記隔壁には、中心軸周りの相対回転を規制した状態で互いに係合するキャップ側係合部および隔壁側係合部がそれぞれ形成され、
    前記隔壁は、前記筒部と前記隔壁側係合部との間に、中心が前記中心軸に重なり、半径方向における幅が0.30mm以上の円環状の薄肉部を備える、
    注出口栓。
  2. 前記口栓本体は、前記口栓本体の筒部の一端縁から外方に延出するフランジをさらに備え、
    前記隔壁は、前記中心軸の延伸する方向において、前記フランジとの間に10mm以上の間隔を有するように設けられている、
    請求項1に記載の注出口栓。
JP2018212264A 2018-11-12 2018-11-12 注出口栓 Pending JP2020079095A (ja)

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