JP2001240107A - 液体用紙容器の口栓 - Google Patents

液体用紙容器の口栓

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JP2001240107A
JP2001240107A JP2000053702A JP2000053702A JP2001240107A JP 2001240107 A JP2001240107 A JP 2001240107A JP 2000053702 A JP2000053702 A JP 2000053702A JP 2000053702 A JP2000053702 A JP 2000053702A JP 2001240107 A JP2001240107 A JP 2001240107A
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Takehiko Tsuchiyama
土山  武彦
Norikazu Kakigi
典一 柿木
Akitaka Iwasaki
晃孝 岩崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】超音波によりスパウトの環状薄肉脆弱線にクラ
ックを発生しにくい液体用紙容器の口栓を提供する。 【解決手段】スパウト100 とキャップ200 とからなる口
栓10において、スパウトが、上端外周面に仮止め突起を
もつ台座リング110 の上面の内周縁部に注出筒120 を立
設し、注出筒の内面に閉鎖板130 を設けて封止し、この
閉鎖板に、環状切込み131 を設けて環状薄肉脆弱線132
を形成し、環状薄肉脆弱線の内側近傍の上面の一側に、
先端にプルリング134 をもつ支柱133 を立設し、かつ、
台座リングの下端外周面にフランジ140 を周設し、この
フランジの上面のほぼ中程に、台座リングの外周に沿っ
て、環状に突起する1本又は複数本のダイレクター141
を突設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器頂部に超音波
シール法で熱融着して突設されるスパウトとそのスパウ
トに螺着するキャップとからなる液体用紙容器の口栓に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食品や非食品の液体内容物に使用
される液体用紙容器には、使用時の使い易さを考慮し
て、例えば、図4に示すように、胴部(23)が四角柱
状で、切り妻屋根形の頂部の傾斜板(22)にスパウト
とキャップとからなる口栓(10)を突設する液体用紙
容器(20)が広く使用されている。この口栓は、容器
の口栓取付孔から内付けで突出するスパウトの注出筒に
キャップを螺着したものであるが、流通・保管時の密封
性の完全さと使用時の易開封性を兼ね備えるため、例え
ば、図3に示すように、スパウト(100)の注出筒
(120)の内側の下方内面に封鎖板(130)を設け
て封止し、使用時に開口するため、この封鎖板の上面の
開口所定位置に断面V字状の環状切込み(131)を設
けて下面に環状薄肉脆弱線(132)を形成し、この環
状薄肉脆弱線の内側近傍の上面の一側に、先端にプルリ
ング(134)をもつ支柱(133)を立設したもので
あり、容器を開封するために口栓を開口するときには、
キャップ(200)を取り外し、注出筒(120)の内
側に収容されているプルリング(134)を指先に掛け
て引っ張って、封鎖板(130)の環状薄肉脆弱線(1
32)を引き裂いて開口していた。なお、開口したスパ
ウトは、キャップを螺着して再封止するものである。ま
た、環状薄肉脆弱線は、閉鎖板の下面の所定位置に、断
面逆V字状の環状切込みを設けて上面に設けたものもあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の液体用紙容器の口栓(10)は、図3に示すよう
に、容器(20)の口栓取付孔(21)に、キャップ
(200)を螺着したスパウト(100)の注出筒(1
20)と台座リング(110)を突出させて、仮止め突
起(111)に引っかけて口栓を容器に仮止めし、そし
て、超音波シール法でフランジ(140)の上面を容器
の内面に熱融着して接着するが、このときに発生する超
音波の振動により、注出筒の内側に設けられた封鎖板
(130)の環状薄肉脆弱線(132)にクラックを生
じて、密封性が損なわれることがあった。この超音波に
よる口栓の環状薄肉脆弱線のクラックを防ぐために、超
音波の周波数を上げてエネルギーを小さくし、ゆっくり
口栓を容器に熱融着しているが、生産能率が悪くなり、
コストの面で問題があった。
【0004】本発明は、上述の従来の問題を解決したも
のであり、口栓を容器に超音波シール法で熱融着すると
きに、小さい周波数の超音波を用いてエネルギーを上げ
て生産能率を向上しても、スパウトの封鎖板の環状薄肉
脆弱線にクラックを発生しない液体用紙容器の口栓を提
供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第1
の発明は、液体用紙容器の口栓取付孔に突設するスパウ
トとこのスパウトに螺合して装着するキャップとからな
る口栓において、前記スパウトが、上端外周面に仮止め
突起をもつ台座リングの上面の内周縁部に、キャップと
の螺合部を外周面にもつ注出筒を立設し、この注出筒の
下方内面に閉鎖板を設けて内側を封止し、この閉鎖板の
所定位置に、環状切込みを設けて環状薄肉脆弱線を形成
し、この環状薄肉脆弱線の内側近傍の上面の一側に、先
端にプルリングをもつ支柱を立設し、かつ、前記台座リ
ングの下端外周面にフランジを周設し、このフランジの
上面のほぼ中程に、前記台座リングの外周に沿って、環
状に突起する1本のダイレクターを突設したことを特徴
とする液体用紙容器の口栓である。
【0006】次に、本発明の第2の発明は、液体用紙容
器の口栓取付孔に突設するスパウトとこのスパウトに螺
合して装着するキャップとからなる口栓において、前記
スパウトが、上端外周面に仮止め突起をもつ台座リング
の上面の内周縁部に、キャップとの螺合部を外周面にも
つ注出筒を立設し、この注出筒の下方内面に閉鎖板を設
けて内側を封止し、この閉鎖板の所定位置に、環状切込
みを設けて環状薄肉脆弱線を形成し、この環状薄肉脆弱
線の内側近傍の上面の一側に、先端にプルリングをもつ
支柱を立設し、前記台座リングの下端外周面にフランジ
を周設し、このフランジの上面のほぼ中程に、前記台座
リングの外周に沿って、環状に突起する1本のダイレク
ターを突設し、かつ、前記ダイレクターの外周及び内周
に連続して環状溝を周設したことを特徴とする液体用紙
容器の口栓である。
【0007】次に、本発明の第3の発明は、液体用紙容
器の口栓取付孔に突設するスパウトとこのスパウトに螺
合して装着するキャップとからなる口栓において、前記
スパウトが、上端外周面に仮止め突起をもつ台座リング
の上面の内周縁部に、キャップとの螺合部を外周面にも
つ注出筒を立設し、この注出筒の下方内面に閉鎖板を設
けて内側を封止し、この閉鎖板の所定位置に、環状切込
みを設けて環状薄肉脆弱線を形成し、この環状薄肉脆弱
線の内側近傍の上面の一側に、先端にプルリングをもつ
支柱を立設し、かつ、前記台座リングの下端外周面にフ
ランジを周設し、このフランジの上面のほぼ中程に、前
記台座リングの外周に沿って環状に突起する複数本のダ
イレクターを連続させて併設したことを特徴とする液体
用紙容器の口栓である。
【0008】そして、本発明の第4の発明は、液体用紙
容器の口栓取付孔に突設するスパウトとこのスパウトに
螺合して装着するキャップとからなる口栓において、前
記スパウトが、上端外周面に仮止め突起をもつ台座リン
グの上面の内周縁部に、キャップとの螺合部を外周面に
もつ注出筒を立設し、この注出筒の下方内面に閉鎖板を
設けて内側を封止し、この閉鎖板の所定位置に、環状切
込みを設けて環状薄肉脆弱線を形成し、この環状薄肉脆
弱線の内側近傍の上面の一側に、先端にプルリングをも
つ支柱を立設し、前記台座リングの下端外周面にフラン
ジを周設し、このフランジの上面のほぼ中程に、前記台
座リングの外周に沿って環状に突起する複数本のダイレ
クターを連続させて併設し、かつ、前記複数本のダイレ
クターの外周及び内周に連続して環状溝を周設したこと
を特徴とする液体用紙容器の口栓である。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の液体用紙容器の口栓は、
液体用紙容器の口栓取付孔に内付けで突設するスパウト
とこのスパウトに螺合して装着するキャップとからなる
口栓であり、スパウトの構造は、下端外周にフランジを
周設する台座リングの上面内側にキャップとの螺合部を
外周面にもつ注出筒を立設し、この注出筒の下方内面に
閉鎖板を設けて内側を封止し、この閉鎖板の所定位置
に、断面逆V字状又は断面V字状の環状切込みを設けて
対向面側に環状薄肉脆弱線を形成し、この環状薄肉脆弱
線の内側近傍の上面の一側に、先端に通常では円形状又
は楕円状のプルリング(をもつ支柱を立設し、そして、
フランジの上面のほぼ中程に、台座リングの外周に沿っ
て、環状に突起する断面台形状、断面三角形状又は断面
半楕円状などの1本又は複数本のダイレクターを突設す
るものである。また、上述のダイレクターの外周及び内
周に連続して環状溝を周設するものである。なお、この
ダイレクターの高さは、容器の口栓取付孔に口栓を取り
付けるときに、邪魔にならない高さにするものであり、
自ずと規制があり、環状薄肉脆弱線の形状は、円形、楕
円形又は容器の使用目的に合わせた任意の形状がとれ
る。また、キャップ(200)の構造は、図1又は図2
に示すように、一般的なものでよく、天板(210)下
面にコンタクト封止リング(211)やインナー封止リ
ング(212)を垂設し、周壁(220)の内周面にス
パウトとの螺合部(221)を設けるものである。そし
て、口栓の容器への取り付けは、容器(20)の口栓取
付孔(21)に、キャップ(200)を螺着したスパウ
ト(100)の注出筒(120)と台座リング(11
0)を突出させて、仮止め突起(111)に引っかけて
口栓を容器に仮止めし、超音波シール法でフランジ(1
40)の上面を容器の内面に熱融着するいわゆる内付け
で接着するものである。なお、スパウト及びキャップ
は、ポリエチレンやポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂
を用いて、射出成形法で作製されるものである。なお、
スパウトは、フランジ下面、台座リング下面及び封鎖板
下面が同一水平面上にあり、スパウトの下面の環状薄肉
脆弱線の外側からポリエチレン/メタキシレンジアミン
ナイロン/ポリエチレン構成、ポリエチレン/酸化ケイ
素蒸着フィルム/ポリエチレン構成及びポリエチレン/
アルミニウム箔/ポリエチレン構成などのバリア性フィ
ルムをインサート射出成形法で貼り合わせた構造のもの
でもよい。
【0010】本発明の液体用紙容器の口栓は、上述のよ
うに、スパウトのフランジの上面のほぼ中程に、台座リ
ングの外周に沿って、環状に突起する1本又は複数本の
ダイレクターを突設されているため、容器に口栓を超音
波シール法で取り付けるときに、このダイレクターが溶
けて、フランジの上面と容器の内面とが熱融着して接着
するが、このときに超音波で発生する振動が、ダイレク
ターの効果によって、スパウトの内側の環状薄肉脆弱線
方向でなく、スパウトの外側のフランジ側に伝わるよう
になり、スパウトの環状薄肉脆弱線に振動が大きく伝わ
ることが防げ、また、環状薄肉脆弱線で超音波による共
鳴現象を起こすことも防げ、この結果、超音波に起因す
る環状薄肉脆弱線のクラックが防止できる。
【0011】また、ダイレクターの外周及び内周に連続
して環状溝を周設する本発明の液体用紙容器の口栓は、
環状溝を設けることによりダイレクターを高く大きく形
成することができ、また、環状溝がダイレクターの溶け
た樹脂の受けの役目をするため、口栓の容器への接着状
態が良好となる。
【0012】次に、本発明の液体用紙容器の口栓のスパ
ウトの実施の形態について、図を用いて詳細に説明す
る。図1は、本発明の一実施形態の口栓を液体用紙容器
の口栓取付孔に突設したときの要部を示す断面図であ
り、図2は、本発明の他の一実施形態の口栓を液体用紙
容器の口栓取付孔に突設したときの要部を示す断面図で
ある。
【0013】ー実施形態の口栓(10)のスパウト(1
00)の構造は、図1に示すように、上端外周面に仮止
め突起(111)をもつ台座リング(110)の上面の
内周縁部に、キャップとの螺合部(121)を外周面に
もつ注出筒(120)を立設し、この注出筒の下方内面
に閉鎖板(130)を設けて内側を封止し、この閉鎖板
の上面の所定位置に、断面V字状の環状切込み(13
1)を設けて下面に環状薄肉脆弱線(132)を形成
し、この環状薄肉脆弱線の内側近傍の上面の一側に、先
端にプルリング(134)をもつ支柱(133)を立設
し、台座リングの下端外周面にフランジ(140)を周
設し、このフランジの上面のほぼ中程に、台座リングの
外周に沿って、環状に突起する1本の断面台形状のダイ
レクター(141)を突設し、また、ダイレクターの外
周及び内周に連続して断面逆台形状の環状溝を周設する
ものである。なお、ダイレクターの高さは、0.5mm
で、環状溝の深さは、0.2mmであった。
【0014】また、他のー実施形態の口栓(10)のス
パウト(100)の構造は、図2に示すように、上端外
周面に仮止め突起(111)をもつ台座リング(11
0)の上面の内周縁部に、キャップとの螺合部(12
1)を外周面にもつ注出筒(120)を立設し、この注
出筒の下方内面に閉鎖板(130)を設けて内側を封止
し、この閉鎖板の上面の所定位置に、断面V字状の環状
切込み(131)を設けて下面に環状薄肉脆弱線(13
2)を形成し、この環状薄肉脆弱線の内側近傍の上面の
一側に、先端にプルリング(134)をもつ支柱(13
3)を立設し、台座リングの下端外周面にフランジ(1
40)を周設し、このフランジの上面のほぼ中程に、台
座リングの外周に沿って環状に突起する2本のダイレク
ター(141)を連続させて併設し、また、この2本の
ダイレクターの外周及び内周に連続して環状溝(14
2)を周設するものである。なお、ダイレクターの高さ
は、0.5mmで、環状溝の深さは、0.2mmであっ
た。
【0015】そして、上述した2種類の実施形態の口栓
を、充填ラインに装填し超音波シール機で容器の口栓取
付孔に内付けで熱融着して取り付けたが、エネルギーの
大きい18kHzという小さな周波数の超音波を使用し
ても、スパウトの環状薄肉脆弱線にクラックを生じるこ
たがなく、充填ラインのスピードを上げることができ、
生産効率が良好であった。なお、ウェルドタイムは、
0.33秒であった。
【0016】
【発明の効果】本発明の液体用紙容器の口栓は、容器の
内面と熱融着するスパウトのフランジ上面に、環状のダ
イレクターが突設されており、口栓を容器に超音波シー
ル法により熱融着するときに、超音波の振動が環状薄肉
脆弱線へ伝わりにくく、環状薄肉脆弱線にクラックを生
じない。また、ダイレクターの外周及び内周に環状溝が
設けられているため、口栓の容器への接着状態が良好で
ある。
【0017】このため、エネルギーの高い小さい周波数
の超音波を用いても、環状薄肉脆弱線にクラックを生じ
る危惧が極めて少ないため、充填ラインのスピードを上
げることができ、生産能率の向上が計れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の口栓を液体用紙容器の口
栓取付孔に突設したときの要部を示す断面図である。
【図2】本発明の他の一実施形態の口栓を液体用紙容器
の口栓取付孔に突設したときの要部を示す断面図であ
る。
【図3】液体用紙容器の口栓取付孔に突設したときの従
来の一例の口栓の要部を示す断面図である。
【図4】口栓を頂部傾斜板に突設した一例の液体用紙容
器の斜視図である。
【符号の説明】
10……口栓 20……容器 21……口栓取付孔 22……傾斜板 23……胴部 100……スパウト 110……台座リング 111……仮止め突起 120……注出筒 121,221……螺合部 130……閉鎖板 131……環状切込み 132……環状薄肉脆弱線 133……支柱 134……プルリング 140……フランジ 141……ダイレクター 142……環状溝 200……キャップ 210……天板 211……コンタクト封止リング 212……インナー封止リング 220……周壁
フロントページの続き Fターム(参考) 3E060 AA05 BA01 CF06 DA14 DA18 DA30 EA03 3E084 AA05 AA12 AA34 AB02 BA01 CA01 CB01 CB02 CB04 CC04 CC05 DA01 DC04 DC05 FD20 GB12 LA03 LB02 LD01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体用紙容器の口栓取付孔に突設するスパ
    ウトと該スパウトに螺合して装着するキャップとからな
    る口栓において、前記スパウトが、上端外周面に仮止め
    突起をもつ台座リングの上面の内周縁部に、キャップと
    の螺合部を外周面にもつ注出筒を立設し、該注出筒の下
    方内面に閉鎖板を設けて内側を封止し、該閉鎖板の所定
    位置に、環状切込みを設けて環状薄肉脆弱線を形成し、
    該環状薄肉脆弱線の内側近傍の上面の一側に、先端にプ
    ルリングをもつ支柱を立設し、かつ、前記台座リングの
    下端外周面にフランジを周設し、該フランジの上面のほ
    ぼ中程に、前記台座リングの外周に沿って、環状に突起
    する1本のダイレクターを突設したことを特徴とする液
    体用紙容器の口栓。
  2. 【請求項2】液体用紙容器の口栓取付孔に突設するスパ
    ウトと該スパウトに螺合して装着するキャップとからな
    る口栓において、前記スパウトが、上端外周面に仮止め
    突起をもつ台座リングの上面の内周縁部に、キャップと
    の螺合部を外周面にもつ注出筒を立設し、該注出筒の下
    方内面に閉鎖板を設けて内側を封止し、該閉鎖板の所定
    位置に、環状切込みを設けて環状薄肉脆弱線を形成し、
    該環状薄肉脆弱線の内側近傍の上面の一側に、先端にプ
    ルリングをもつ支柱を立設し、前記台座リングの下端外
    周面にフランジを周設し、該フランジの上面のほぼ中程
    に、前記台座リングの外周に沿って、環状に突起する1
    本のダイレクターを突設し、かつ、前記ダイレクターの
    外周及び内周に連続して環状溝を周設したことを特徴と
    する液体用紙容器の口栓。
  3. 【請求項3】液体用紙容器の口栓取付孔に突設するスパ
    ウトと該スパウトに螺合して装着するキャップとからな
    る口栓において、前記スパウトが、上端外周面に仮止め
    突起をもつ台座リングの上面の内周縁部に、キャップと
    の螺合部を外周面にもつ注出筒を立設し、該注出筒の下
    方内面に閉鎖板を設けて内側を封止し、該閉鎖板の所定
    位置に、環状切込みを設けて環状薄肉脆弱線を形成し、
    該環状薄肉脆弱線の内側近傍の上面の一側に、先端にプ
    ルリングをもつ支柱を立設し、かつ、前記台座リングの
    下端外周面にフランジを周設し、該フランジの上面のほ
    ぼ中程に、前記台座リングの外周に沿って環状に突起す
    る複数本のダイレクターを連続させて併設したことを特
    徴とする液体用紙容器の口栓。
  4. 【請求項4】液体用紙容器の口栓取付孔に突設するスパ
    ウトと該スパウトに螺合して装着するキャップとからな
    る口栓において、前記スパウトが、上端外周面に仮止め
    突起をもつ台座リングの上面の内周縁部に、キャップと
    の螺合部を外周面にもつ注出筒を立設し、該注出筒の下
    方内面に閉鎖板を設けて内側を封止し、該閉鎖板の所定
    位置に、環状切込みを設けて環状薄肉脆弱線を形成し、
    該環状薄肉脆弱線の内側近傍の上面の一側に、先端にプ
    ルリングをもつ支柱を立設し、前記台座リングの下端外
    周面にフランジを周設し、該フランジの上面のほぼ中程
    に、前記台座リングの外周に沿って環状に突起する複数
    本のダイレクターを連続させて併設し、かつ、前記複数
    本のダイレクターの外周及び内周に連続して環状溝を周
    設したことを特徴とする液体用紙容器の口栓。
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