JP2013177203A - 注出口栓および包装容器 - Google Patents

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関  武邦
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Abstract

【課題】包装容器及び注出口栓が高温の状態でも、薄肉部に沿って開栓できる注出口栓を提供する。
【解決手段】キャップと包装容器に溶着されるスパウトからなる注出口栓であって、スパウトは、キャップを螺着できる側壁と、側壁の内部を閉塞し薄肉部を有する閉鎖板と、閉鎖板の薄肉部近傍に接続された支柱と、支柱の端部に接続されたプルリングと、側壁に接続され、包装容器の取付け孔の縁部内面に溶着されるフランジと、支柱に接続し薄肉部の内縁に沿って形成された破断補助部とを備え、上述の破断補助部の表面と、支柱との接続箇所近傍の表面とは、連続的に曲率が変化するなめらかな面を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体、粉体あるいは粒体等を内容物とする包装容器の注出位置に、包装容器内側から溶着される注出口栓に関する。
液体、粉体あるいは粒体等の流動性のある内容物の包装容器として、注出口栓を設けた包装容器が広く使用されている。
図5に、このような注出口栓412を設けた包装容器1000の1例を示す。注出口栓412は包装容器1000に固定されたスパウト401と、着脱可能なキャップ411とから構成される。
図6に、スパウト401の断面図を模式的に示す。スパウト401は、筒状の側壁507と、フランジ504と、閉鎖板506と、支柱508と、支柱508の端部に接続されるプルリング503とから構成される。スパウト401は、例えば、側壁507を、包装容器1000に設けた取付け孔の包装容器内側から外側に向けて突出させ、スパウト401の外縁部に設けたフランジ504と包装容器1000の内壁とを超音波シール法等によって溶着することによって固定される。また、閉鎖板506は、包装容器1000の密閉性を確保するため、側壁507の内側に形成され、スパウト401を閉塞している。閉鎖板506には、環状の薄肉部505が設けられ、その内縁近傍に支柱508が接続されている。
使用者が、プルリング503を指で引っ張ると、閉鎖板506が薄肉部505に沿って破断されて、開封されるようになっている。開封後、閉鎖板506を復元することはできないが、キャップ411を側壁507に螺着することでスパウト401の再封止をすることができる。
特開2000−296865号公報 特開2004−67101号公報
内容物を高温で注入した直後に、検査用に開封することがある。しかし、材料削減、成形サイクル向上のために、閉鎖板506を薄くすると、閉鎖板506と薄肉部505との厚みの差が小さくなり、高温時には、閉鎖板506の剛性が低下し、プルリング503を引いて開封しようとすると、薄肉部505から始まった破断が、薄肉部505の内側に進行して開封ができなくなるおそれがあった。特に、包装容器及び注出口栓が高温の状態であるときは、その発生率が高かった。
それ故に、本発明は、包装容器及び注出口栓が高温の状態であるときでも、薄肉部に沿って問題なく破断を行える閉鎖板が薄いスパウトを備える注出口栓及びこれを備えた包装容器を提供することを目的とする。
本発明は、キャップと包装容器に溶着されるスパウトからなる注出口栓であって、スパウトは、キャップを螺着できる側壁と、側壁の内部を閉塞し薄肉部を有する閉鎖板と、閉鎖板の薄肉部近傍に接続された支柱と、支柱の端部に接続されたプルリングと、側壁に接続され、包装容器の取付け孔の縁部内面に溶着されるフランジと、支柱に接続し薄肉部の内縁に沿って形成された破断補助部とを備え、上述の破断補助部の表面と、支柱との接続箇所近傍の表面とは、連続的に曲率が変化するなめらかな面を形成することを特徴とする注出口栓である。
本発明による注出口栓を備える包装容器である。
本発明によれば、包装容器及び注出口栓が高温状態であるときでも、薄肉部に沿って破断できる薄い閉鎖板を備えた注出口栓を提供することができる。
本発明の第1の実施形態のスパウトの断面図 本発明の第1の実施形態のスパウトの、図1における紙面に垂直な面による断面図 図1の破線部の拡大図 本発明の第1の実施形態のスパウトの上面図 本発明の第2の実施形態のスパウトの上面図 従来の注出口栓を設けた包装容器 従来のスパウトの断面図
(第1の実施形態)
図1は本発明に係るスパウト101の縦断面図である。スパウト101は筒状の側壁107と、側壁107の内側には、開封しやすくするために環状の薄肉部105と、一例として厚さ0.8mmの閉鎖板106と、薄肉部105の内縁近傍に接続された支柱108と、支柱108の端部に形成された開封用のプルリング103と、側壁107の外側で閉鎖板106を挟んでプルリング103とは反対側に設けられたフランジ104とを備えている。フランジ104が包装容器の取付け孔の周縁部内面に溶着されることにより、スパウト101は包装容器に固定される。
さらに、薄肉部105の内縁全周に沿って、一定の幅で閉鎖板106の厚さを厚くすることで形成された破断補助部102を備えている。図2は、図1において紙面に垂直な面による、スパウト101の紙面左側を示す縦断面図である。破断補助部102の表面と、支柱108との接続箇所近傍の表面とは、連続的に曲率が変化するなめらかな面を形成している。
スパウト101は、ポリプロピレンやポリエチレンなど熱可塑性樹脂を用いて射出成形法により形成される。また、包装容器は、紙やその他の軟質包装材にアルミニウム箔、ポリエチレンやポリエチレンテレフタレートのフィルム等を積層した素材で形成される。
図3は図1において破線で囲まれた部分の拡大図である。破断補助部102の厚みの最も大きい部分と、破断補助部102の外周端との距離Dは0.15mm以下が望ましく、破断補助部102の最も大きい厚みDは0.2mm以上が望ましい。図2では、破断補助部102の内周側の傾斜を外周側より緩やかにしたが、同程度の傾斜でもよい。また、破断補助部102は、注出口栓の開封時に力のかかる支柱108との接続箇所と、薄肉部105の近くとを厚くすることが望ましい。さらに、薄肉部105に沿う方向に、破断補助部102の厚さに段差があると、その部分から破断の進行が薄肉部105から段差部に進むおそれがあるため、破断補助部102は厚みが一定である必要は無いが、段差を設けず徐変させることが望ましい。
図4Aは第1の実施形態に係るスパウト101の上面図である。破断補助部102は、図4Aに示されるように薄肉部105の内縁全周にわたって形成されている。
破断補助部102により薄肉部105の内側を厚くし、薄肉部105との厚みの差を大きくすることで、包装容器及び注出口栓が高温の状態であるときでも、注出口栓の開封時に、確実に薄肉部105に沿って破断が進行し、破断不具合を防止することができる。
(第2の実施形態)
図4Bは、本発明の第2の実施形態に係るスパウト301の上面図である。本実施形態と第1の実施形態とで同様の構成については、説明を省略し、差異について以下説明する。
本実施形態のスパウト301は第1の実施形態に比べて破断補助部302の形状が異なる。
破断補助部302は、支柱108との接続箇所において、厚さが最も厚く、支柱108から離れるほど薄く、閉鎖板106の中心からみた破断補助部302の各端部と支柱108とのなす角a及びbがそれぞれ少なくとも45°であることを特徴とする。
このような破断補助部302を備えたスパウト301は、第1の実施形態に比べて、破断補助部が形成される容積が削減されている。従って、材料削減、成形サイクルの向上に適している。
本発明の第1及び第2の実施形態では、キャップはスパウトに螺着する構造を採用しているが、注出口栓を開閉できる構造であれば特に限定されない。例えば、キャップの内面でスパウトの外面を密着するように単に覆い被せる構造やキャップとスパウトとが嵌合する構造を採用しても良い。
(実施例)
本発明の一実施例は、第1の実施形態のスパウトにおいて、薄肉部の厚みを0.2mm、閉鎖板の厚みを0.8mm、破断補助部の厚みを0.2mmとしたスパウトである。
(比較例1)
比較例1に係るスパウトは、図6に示されるように、薄肉部の内縁に破断補助部を備えていない。閉鎖板が厚さ1.2mmで形成されている。その他の構成は実施例と同様である。
(比較例2)
比較例2に係るスパウトは、比較例1と同様に、薄肉部の内縁に破断補助部を備えていない。閉鎖板が厚さ0.8mmで形成されている。その他の構成は実施例と同様である。
比較例1及び2、本発明の第1の実施形態に係るスパウトをそれぞれ溶着した包装容器を用意し、67℃で加熱殺菌処理した清酒を充填した後、包装容器を封止したサンプルを作成した。なお、薄肉部の厚さはいずれも0.2mmとした。各サンプルについて、充填直後(スパウトの温度67℃)、常温で放置後(スパウトの温度27℃)、冷蔵後(スパウトの温度5℃)の各状態で、注出口栓の開封確認を実施した。
Figure 2013177203
表1は、各サンプルの開封確認結果である。比較例1および比較例2で充填直後に開封確認を実施したサンプルで開封不良が発生していたが、本発明の実施例では不良が発生していなかった。このことにより、本発明によって包装容器及び注出口栓が高温状態であっても、問題なく閉鎖板が薄肉部に沿って破断できることが確認された。また、本発明の第2の実施形態に係るスパウトでも同様の効果が出ることも確認された。
本発明の注出口栓は、液体、粉体あるいは粒体等を内容物とする包装容器等に有用であり、産業上の利用価値が高い。
101、301、401 スパウト
102、302 破断補助部
103、503 プルリング
104、504 フランジ
105、505 薄肉部
106、506 閉鎖板
107、507 側壁
108、508 支柱
411 キャップ
412 注出口栓
1000 包装容器

Claims (4)

  1. キャップと包装容器に溶着されるスパウトとからなる注出口栓であって、
    前記スパウトは、
    前記キャップを螺着する筒状の側壁と、
    前記側壁の内部を閉塞し、環状の薄肉部を有する閉鎖板と、
    前記閉鎖板の薄肉部の内縁近傍に接続される支柱と、
    前記支柱の端部に接続される口栓開封用のプルリングと、
    前記側壁に接続され、包装容器の取付け孔の縁部内面に溶着されるフランジと、
    前記薄肉部の内縁に沿って前記閉鎖板の厚さを厚くすることで形成された破断補助部 とを備え、
    前記破断補助部は、前記支柱に接続し、前記破断補助部の表面と、前記支柱の、前記破断補助部との接続箇所近傍の表面とは、連続的に曲率が変化するなめらかな面を形成することを特徴とする、注出口栓。
  2. 前記破断補助部は前記薄肉部の内縁全周にわたって形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の注出口栓。
  3. 前記破断補助部は前記プルリングの支柱との接続箇所において最も厚く、前記プルリングの支柱から離れるほど薄く、
    前記破断補助部の各端部と前記プルリングの支柱とは、前記閉鎖板の中心から見て、少なくとも45°の角をなすことを特徴とする、請求項1に記載の注出口栓。
  4. 容器本体と、
    前記容器本体に溶着される、請求項1〜3のいずれかに記載の注出口栓とを備える、包装容器。
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