JP2009046189A - バリアキャップ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガスバリア性などが必要な液状食品,飲料などを収容する、バリア性などが優れた積層樹脂フィルム製の、STDパウチと通称する袋体容器40の上部開口に熱融着して装着する、開栓のし難さや汚染,安全,衛生面やバリア性の低下などの問題がない、プラスチック材料製のバリアキャップ構造を提供する。
【解決手段】本発明は、内面にネジ山と外面にフランジ3とを設けた外円筒2の、フランジ3の下方の外面に、バリア性などが優れた袋体容器40を熱融着して成る口栓体20に、外面にネジ山を設けた内円筒4と、この内円筒4の上端に連設した、上面にバリアフィルムaを設けた天面円板5と、この天面円板5の周辺に連設した円筒つかみ6と、から成るキャップ体30を、ネジ込んだことを特徴とするバリアキャップ構造である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガスバリア性などが必要な液状食品,飲料などを収容する、バリア性などが優れた積層樹脂フィルム製の、例えば自立性のある袋体容器40(以下STDパウチと称する)の上部開口に熱融着して装着する、プラスチック製のバリアキャップ構造に関する。
従来から、ガスバリア性などが必要な各種の果肉,薬草成分などを含有した、それぞれ指で押出すなどして賞味する液状食品,飲料などを収容する、例えば図1A,図2Aに示すような、バリア性などが優れた積層樹脂フィルム製の袋体容器40の注出口栓として、また例えば図3Aに示すような、バリア性などが優れた軟質プラスチック製のボトル容器60の注出口栓として、例えば図3A,B(特開2004−90964号)に示すような、ネジ式のキャップ61の天板の内面下方に、ボトル容器60の円筒状のスパウト62の内面に液密に接する円柱状のボスピン63を設けて、この円筒状のスパウト62の下端面と円柱状のボスピン63の底面とに、連続した破断可能なバリアフィルム64を溶着したプラスチック製の注出口栓(バリアキャップ装置)が、開示され用いられている。
特許文献は、以下のとおりである。
特開2004−90964号公報
ところが従来の、図3A,Bに示すプラスチック製の注出口栓については、ガスバリア性などが必要な液状食品,飲料などを収容する、バリア性などが優れた軟質プラスチック製のボトル容器60の、円筒状のスパウト62の内面に円柱状のボスピン63を液密にネジ込んだ(又は内面に円柱状のボスピン63を液密にネジ込んだ円筒状のスパウト62を、バリア性などが優れた積層樹脂フィルム製の袋体容器40の上部開口に熱融着して装着した)、バリア性などが優れた注出口栓(バリアキャップ装置)であるものの、
この円筒状のスパウト62の下端面と円柱状のボスピン63の底面とに、連続した破断可能なバリアフィルム64を溶着したために、製造,充填工程で、ボトル容器60(又は袋体容器40)の円筒状のスパウト62から液状食品,飲料などを収容できないばかりではなくて、顧客がネジ式のキャップ61の円柱状のボスピン63を強く捻って、連続したバリアフィルム64を破断して開栓する必要があるために、また破断したバリアフィルム64が、収容した液状食品,飲料などの中に垂下がったり脱落したりする恐れがあるために、バリア性などが優れた注出口栓の、開栓のし難さや汚染,安全,衛生面やバリア性の低下などの問題があった。
そこで、本発明の目的は、ガスバリア性などが必要な液状食品,飲料などを収容する、バリア性などが優れた積層樹脂フィルム製の、袋体容器40の上部開口に熱融着して装着する、製造,充填工程で、口栓体20の外円筒2から液状食品,飲料などを収容して、キャップ体30をネジ込んで閉栓する、開栓のし難さや汚染,安全,衛生面やバリア性の低下などの問題がない、プラスチック材料製のバリアキャップ構造を提供することにある。
本発明の請求項1に記載のバリアキャップ構造は、図1A,Bに示すように、内面にネジ山と外面にフランジ3とを設けた外円筒2の、フランジ3の下方の外面に、バリア性などが優れた袋体容器40を熱融着して成る口栓体20に、外面にネジ山を設けた内円筒4
と、この内円筒4の上端に連設した、上面にバリアフィルムaを設けた天面円板5と、この天面円板5の周辺に連設した円筒つかみ6と、から成るキャップ体30を、ネジ込んだことを特徴とするバリアキャップ構造である。
本発明のバリアキャップ構造においては、キャップ体30の内円筒4の上端に、上面にバリアフィルムaを設けた天面円板5を連設したことによって、ガスバリア性などが必要な液状食品,飲料などを収容する、バリア性などが優れた袋体容器40の上部開口に熱融着して装着する、プラスチック材料製の、上面側のバリア性などが優れたバリアキャップ構造を得ることができる。なお、本発明のバリアキャップ構造の側面側については、外円筒2の上端の液密部を介して、それぞれ肉厚の口栓体20の外円筒2とキャップ体30の内円筒4との二重壁構造になっているために、側面側のバリア性などは保持されている。
また、本発明のバリアキャップ構造においては、口栓体20の内面にネジ山を設けた外円筒2に、キャップ体30の外面にネジ山を設けた内円筒4を、ネジ込んだことによって、顧客が円筒つかみ6に指を掛けて、楽にキャップ体30の内円筒4をネジって口栓体20の外円筒2を開栓することができる、また製造,充填工程では、この開栓した(閉栓前の)状態の口栓体20の外円筒2から液状食品,飲料などを収容して、キャップ体30の内円筒4をネジ込んで閉栓することができる、しかもキャップ体30の天面円板5の上面に設けたバリアフィルムaが、収容した液状食品,飲料などに全く接する恐れがないために、汚染,安全,衛生面やバリア性の低下などの問題がないバリアキャップ構造を得ることができる。
本発明の請求項2に記載のバリアキャップ構造は、前述した請求項1に記載のバリアキャップ構造において、図1Bに示すように、キャップ体30の天面円板5の上面に設けたバリアフィルムaの直径が、口栓体20の外円筒2の外径より大きいことを特徴とするバリアキャップ構造である。
本発明のバリアキャップ構造においては、キャップ体30の内円筒4の上端に、上面にバリアフィルムaを設けた天面円板5を連設したバリアキャップ構造において、キャップ体30の天面円板5の上面に設けたバリアフィルムaの直径が、口栓体20の外円筒2の外径より大きいことによって、プラスチック材料製の、上面側のバリア性などがより優れたバリアキャップ構造を得ることができる。
本発明の請求項3に記載のバリアキャップ構造は、図2A,Bに示すように、内面にネジ山と外面にフランジ3とを設けた外円筒2の、フランジ3の下方の外面に、バリア性などが優れた袋体容器40を熱融着して成る、請求項1と同様の口栓体20に、外面にネジ山を設けた内円筒4と、この内円筒4の(図2Bでは、口栓体20のフランジ3と殆ど同じ上下の位置の)内面に連設した、上面にバリアフィルムaを設けた天面円板5と、この内円筒4の上端周辺に連設した円筒つかみ6と、から成るキャップ体30を、ネジ込んだことを特徴とするバリアキャップ構造である。
本発明のバリアキャップ構造においては、キャップ体30の内円筒4の内面に、上面にバリアフィルムaを設けた天面円板5を連設したことによって、前述した請求項1と同様に、ガスバリア性などが必要な液状食品,飲料などを収容する、バリア性などが優れた袋体容器40の上部開口に熱融着して装着する、プラスチック材料製の、上面側のバリア性などが優れたバリアキャップ構造を得ることができる。 しかも、本発明のバリアキャップ構造においては、前述した請求項1とは異なって、図2Bに示すように、口栓体20のフランジ3の下方の外面に熱融着したバリア性などが優れた袋体容器40と、キャップ体30の天面円板5の上面に設けたバリアフィルムaとの間を、接近させて狭くしているために、外円筒2の上端の液密部を介して、それぞれ肉厚の口栓体20の外円筒2とキャッ
プ体30の内円筒4との二重壁構造になっている、側面側のバリア性などを強化したバリアキャップ構造を得ることができる。
本発明の請求項4に記載のバリアキャップ構造は、前述した請求項1から請求項3のどれかに記載のバリアキャップ構造において、図1B,図2Bに示すように、口栓体20の外円筒2の下部内面とキャップ体30の内円筒4の下部外面との間に、液密部cを(図1B,図2Bでは、外円筒2の下部内面を延長して)設けたことを特徴とするバリアキャップ構造である。
本発明のバリアキャップ構造においては、口栓体20の内面にネジ山を設けた外円筒2に、キャップ体30の外面にネジ山を設けた内円筒4を、ネジ込んだバリアキャップ構造において、口栓体20の外円筒2の下部内面とキャップ体30の内円筒4の下部外面との間に、液密部cを設けたことによって、それぞれネジ山を設けた外円筒2と内円筒4との間に、収容した液状食品,飲料などが浸入することを防止するとともに、外円筒2の上端の液密部に加えて、外円筒2の下部内面又は内円筒4の下部外面の液密部cを介することによって、それぞれ肉厚の口栓体20の外円筒2とキャップ体30の内円筒4との二重壁構造になっている、側面側のバリア性などをより強化したバリアキャップ構造を得ることができる。
本発明の請求項5に記載のバリアキャップ構造は、前述した請求項1から請求項4のどれかに記載のバリアキャップ構造において、図1B,図2Bに示すように、キャップ体30の円筒つかみ6の下端に、(図1B,図2Bでは、アンダーカットタイプの)改ざん防止リングbを設けたことを特徴とするバリアキャップ構造である。
本発明のバリアキャップ構造においては、口栓体20の内面にネジ山を設けた外円筒2に、キャップ体30の外面にネジ山を設けた内円筒4を、ネジ込んだバリアキャップ構造において、キャップ体30の円筒つかみ6の下端に、改ざん防止リングbを設けたことによって、顧客が円筒つかみ6に指を掛けて、楽にキャップ体30の内円筒4をネジって口栓体20の外円筒2を開栓する時に、改ざん防止リングbの一部が破断するなどして、確実に不正開栓の有無を判断できるバリアキャップ構造を得ることができる。
以上、本発明のバリアキャップ構造においては、キャップ体30の内円筒4の上端又は内面に、上面にバリアフィルムaを設けた天面円板5を連設したことによって、ガスバリア性などが必要な各種の果肉,薬草成分などを含有した、それぞれ指で押出すなどして賞味する液状食品,飲料などを収容する、バリア性などが優れた積層樹脂フィルム製の、STDパウチと通称する袋体容器40の上部開口に熱融着して装着する、プラスチック材料製の、バリア性などが優れたバリアキャップ構造であって、
顧客が円筒つかみ6に指を掛けて、楽にキャップ体30の内円筒4をネジって口栓体20の外円筒2を開栓することができる、また製造,充填工程では、この開栓した(閉栓前の)状態の口栓体20の外円筒2から液状食品,飲料などを収容して、キャップ体30の内円筒4をネジ込んで閉栓することができる、しかもキャップ体30の天面円板5の上面に設けたバリアフィルムaが、収容した液状食品,飲料などに全く接する恐れがないために、汚染,安全,衛生面やバリア性の低下などの問題がないバリアキャップ構造を提供することができる。
本発明のバリアキャップ構造における、内面にネジ山と外面にフランジ3とを設けた外円筒2の、フランジ3の下方の外面に、バリア性などが優れた袋体容器40を熱融着する、普通の形状の口栓体20については、また外面にネジ山を設けた内円筒4と、この内円筒4の上端に連設した、上面にバリアフィルムaを設ける天面円板5と、この天面円板5の周辺に連設した円筒つかみ6と、から成る普通の形状のキャップ体30については、さらに外面にネジ山を設けた内円筒4と、この内円筒4の内面に連設した、上面にバリアフィルムaを設ける天面円板5と、この内円筒4の上端周辺に連設した円筒つかみ6と、から成る特異な形状のキャップ体30については、
それぞれポリエチレンやポリプロピレンやポリ塩化ビニルなどの、通常のプラスチック材料を用いて、従来と同様の金属金型を用いた通常の射出成形方法で、特に制約なく作製することができる。
また、本発明のバリアキャップ構造における、口栓体20の内円筒4の上端又は内面に連設した、天面円板5の上面に設けるバリアフィルムaについては、7μm程度のアルミニウム箔などや、酸化アルミや酸化ケイ素などの蒸着層を積層した12μm程度のポリエステルフィルムなどの、特にガスバリア性などが優れたバリアフィルムaを用いて、天面円板5の形状に一杯に合せて切断した後に、天面円板5の上面に適宜に貼着するなどして、また好ましくは、金属金型内の天面円板5の上面の位置に載置して射出成形(インモールド成形と言う)して、口栓体20の内円筒4の上端又は内面に連設した天面円板5の上面に、特に制約なくバリアフィルムaを設けることができる。
さらに、本発明のバリアキャップ構造における、内面にネジ山と外面にフランジ3とを設けた外円筒2の、フランジ3の下方の外面に、バリア性などが優れた袋体容器40を熱融着する方法については、ガスバリア性などが必要な液状食品,飲料などを収容する前の、バリア性などが優れた積層樹脂フィルム製の、図1A,図2Aに示すSTDパウチと通称する袋体容器40の上部開口を、(口栓体20の)外円筒2のフランジ3の下方の外面に、被せて巻き付けるように載置して、袋体容器40の上部開口を広幅に熱融着して密封すると同時に、液密に熱融着して装着した後に、製造,充填工程で、この口栓体20の外円筒2から液状食品,飲料などを収容して、キャップ体30の内円筒4をネジ込んで閉栓することができる。
ところが、前述した図3A,B(特開2004−90964号)に示す、円筒状のスパウト62の下端面と円柱状のボスピン63の底面とに、連続した破断可能なバリアフィルム64を溶着したプラスチック製の注出口栓(バリアキャップ装置)については、製造,充填工程で、ボトル容器60(又は袋体容器40)の円筒状のスパウト62から液状食品,飲料などを収容できないために、予め液状食品,飲料などを収容したボトル容器60の口栓開口(又は袋体容器40の上部開口)に、内面に円柱状のボスピン63を液密にネジ込んだ円筒状のスパウト62を、嵌合して貼着(又は熱融着して装着)するなどして、プラスチック製のバリアキャップ装置を装着している。
図1Aは、本発明の実施例1における、袋体容器40に熱融着して装着した、バリアキャップ構造の斜視図であって、図1Bは、このバリアキャップ構造の、X−X断面図,側面図である。
すなわち、内面にネジ山と外面に舟形のフランジ3とを設けて、下部内面を延長して液密部cとした上方の外径が10mmの外円筒2の、フランジ3の下方の鋭角な舟形の外面に、バリア性などが優れた袋体容器40を熱融着する口栓体20に、外面にネジ山を設けた外径が8mmの内円筒4と、この内円筒4の上端に連設した、上面にバリアフィルムaを設ける直径が12mmの天面円板5と、この天面円板5の周辺に連設した、下端にアンダーカットタイプの改ざん防止リングbを設けた円筒つかみ6と、から成るキャップ体30を、ネジ込むことを特徴とするバリアキャップ構造であって、
また、特にガスバリア性などが優れた酸化ケイ素の蒸着層(SiOx,400nm)を
積層した12μmのポリエステルフィルムの、直径が12mmの天面円板5の形状に一杯に合せて、11mmφの円形に切断したバリアフィルムaであって、
前述した外径が10mmの外円筒2のフランジ3の下方の外面に、バリア性などが優れた袋体容器40を熱融着する口栓体20と、金属金型内の直径が12mmの天面円板5の上面の位置に11mmφのバリアフィルムaを載置した、それぞれ前述した内円筒4と天面円板5と円筒つかみ6とから成るキャップ体30とを、通常のポリプロピレンを用いて、従来と同様の金属金型を用いた射出成形方法でインモールド成形して、キャップ体30の天面円板5の上面に、特にガスバリア性などが優れたバリアフィルムaを設けた実施例1のバリアキャップ構造を作製した。
次に、通常の製造,充填工程で、バリア性などが優れた積層樹脂フィルム製の、図1Aに示すSTDパウチと通称する自立型の、縦(前後幅),横,高さが60×120×150mmの袋体容器40の上部開口を、口栓体20の上方の外径が10mmの外円筒2の、フランジ3の下方の鋭角な舟形の外面に、被せて挟み込むように巻き付けて載置して、袋体容器40の上部開口を12mmの広幅に熱融着して密封すると同時に、液密に熱融着して装着した後に、この口栓体20の外円筒2から、600mlのガスバリア性などが必要なアロエの果肉,薬草成分を含有したフレッシュジュースを収容して、キャップ体30の内円筒4をネジ込んで閉栓したところ、
顧客が円筒つかみ6に指を掛けて、楽にキャップ体30を捻って開栓して、指で押出すなどして賞味することができる、またキャップ体30を逆に捻って楽に閉栓することもできる、しかも改ざん防止リングbを設けたことによって、確実に不正開栓の有無を判断できるバリアキャップ構造が得られた。
本実施例のバリアキャップ構造においては、キャップ体30の天面円板5の上面に、外径が10mmの外円筒2より大きい11mmφの、特にガスバリア性などが優れたバリアフィルムaを設けたことによって、ガスバリア性などが必要なフレッシュジュースを収容する、バリア性などが優れた袋体容器40の上部開口に熱融着して装着した、通常のポリプロピレン製の、上面側のバリア性などが優れたバリアキャップ構造であって、
口栓体20の外円筒2の下部内面を延長して液密部cとしたことによって、それぞれネジ山を設けた外円筒2と内円筒4との間に、収容したフレッシュジュースが浸入することを防止するとともに、外円筒2の上端の液密部と下部内面の液密部cとを介して、それぞれ肉厚の口栓体20の外円筒2とキャップ体30の内円筒4との二重壁構造になっている、側面側のバリア性などを強化したバリアキャップ構造であって、
加えて、舟形のフランジ3の下方の鋭角な舟形の外面に、バリア性などが優れた袋体容器40の上部開口を、被せて挟み込むように液密に熱融着したことによって、この鋭角な舟形の外面から液漏れする恐れがない、しかも舟形のフランジ3の形状が、新奇で顧客の購買意欲をそそるバリアキャップ構造が得られた。
図2Aは、本発明の実施例2における、袋体容器40に熱融着して装着した、バリアキャップ構造の斜視図であって、図2Bは、このバリアキャップ構造の、X−X断面図,側面図である。
すなわち、内面にネジ山と外面に二枚重ね長方形のフランジ3とを設けて、下部内面を延長して液密部cとした外径が10mmの外円筒2の、フランジ3の下方の円筒形の外面に、バリア性などが優れた袋体容器40を熱融着する口栓体20に、外面にネジ山を設けた外径が8mmの内円筒4と、この内円筒4の、口栓体20のフランジ3と殆ど同じ上下の位置の内面に連設した、上面にバリアフィルムaを設ける直径が6mmの天面円板5と、この内円筒4の上端周辺に連設した、下端にアンダーカットタイプの改ざん防止リングbを設けた円筒つかみ6と、から成るキャップ体30を、ネジ込むことを特徴とするバリアキャップ構造であって、
また、特にガスバリア性などが優れた、実施例1と同一の酸化ケイ素の蒸着層(SiOx,400nm)を積層した12μmのポリエステルフィルムの、直径が6mmの天面円板5の形状に一杯に合せて、5.5mmφの円形に切断したバリアフィルムaであって、
前述した外径が10mmの外円筒2のフランジ3の下方の外面に、バリア性などが優れた袋体容器40を熱融着する口栓体20と、金属金型内の直径が6mmの天面円板5の上面の位置に5.5mmφのバリアフィルムaを載置した、それぞれ前述した内円筒4と天面円板5と円筒つかみ6とから成るキャップ体30とを、実施例1と同一のポリプロピレンを用いて、従来と同様の金属金型を用いた射出成形方法でインモールド成形して、キャップ体30の天面円板5の上面に、特にガスバリア性などが優れたバリアフィルムaを設けた実施例2のバリアキャップ構造を作製した。
次に、通常の製造,充填工程で、バリア性などが優れた積層樹脂フィルム製の、図2Aに示すSTDパウチと通称する自立型の、実施例1と同一の縦(前後幅),横,高さが60×120×150mmの袋体容器40の上部開口を、口栓体20の外径が10mmの外円筒2の、フランジ3の下方の円筒形の外面に、被せて巻き付けるように載置して、袋体容器40の上部開口を12mmの広幅に熱融着して密封すると同時に、液密に熱融着して装着した後に、この口栓体20の外円筒2から、実施例1と同一の600mlのガスバリア性などが必要なアロエの果肉,薬草成分を含有したフレッシュジュースを収容して、キャップ体30の内円筒4をネジ込んで閉栓したところ、
実施例1と同様に、顧客が円筒つかみ6に指を掛けて、楽にキャップ体30をネジって開栓して、指で押出すなどして賞味することができる、またキャップ体30を逆にネジって楽に閉栓することもできる、しかも改ざん防止リングbを設けたことによって、確実に不正開栓の有無を判断できるバリアキャップ構造が得られた。
本実施例のバリアキャップ構造においては、キャップ体30の内円筒4の、口栓体20のフランジ3と殆ど同じ上下の位置の内面に連設した直径が6mmの天面円板5の上面に、5.5mmφの、特にガスバリア性などが優れたバリアフィルムaを設けたことによって、前述した実施例1と同様に、ガスバリア性などが必要なフレッシュジュースを収容する、バリア性などが優れた袋体容器40の上部開口に熱融着して装着した、通常のポリプロピレン製の、上面側のバリア性などが優れたバリアキャップ構造であって、
実施例1とは異なって、図2Bに示すように、口栓体20のフランジ3の下方の外面に熱融着したバリア性などが優れた袋体容器40と、キャップ体30の天面円板5の上面に設けた5.5mmφのバリアフィルムaとの間を、接近させて狭くしたことによって、また実施例1と同様に、口栓体20の外円筒2の下部内面を延長して液密部cとしたことによって、それぞれネジ山を設けた外円筒2と内円筒4との間に、収容したフレッシュジュースが浸入することを防止するとともに、外円筒2の上端の液密部と下部内面の液密部cとを介して、それぞれ肉厚の口栓体20の外円筒2とキャップ体30の内円筒4との二重壁構造になっている、側面側のバリア性などを、より強化したバリアキャップ構造が得られた。
本発明の、ガスバリア性などが必要な液状食品,飲料などを収容する、バリア性などが優れた積層樹脂フィルム製の、STDパウチと通称する袋体容器40の上部開口に熱融着して装着する、プラスチック製のバリアキャップ構造については、前述した図3Aに示すような、バリア性などが優れた軟質プラスチック製のボトル容器60の注出口栓として、そのまま良好に利用することができる。
すなわち、図3Aに示す軟質プラスチック製のボトル容器60の、円筒状のスパウト62の内面に、本発明のバリアキャップ構造の、図1B,図2Bに示す内面にネジ山を設けた外円筒2を、そのまま押し込んで装着することによって、また好ましくは、このボトル容器60の円筒状のスパウト62と本発明のバリアキャップ構造の外円筒2とを、そのまま一体にボトル成形することによって、この外円筒2(スパウト62)から液状食品,飲料などを収容した後に、外面にネジ山を設けた内円筒4と天面円板5と円筒つかみ6とから成る、本発明のバリアキャップ構造の、図1B,図2Bに示すキャップ体30をネジ込んで閉栓することができる。
本発明の実施例1における、図1Aは、袋体容器40に熱融着して装着した、バリアキャップ構造の斜視図であって、図1Bは、このバリアキャップ構造の、X−X断面図,側面図である。 本発明の実施例2における、図2Aは、袋体容器40に熱融着して装着した、バリアキャップ構造の斜視図であって、図2Bは、このバリアキャップ構造の、X−X断面図,側面図である。 図3Aは、従来のボトル容器60の斜視図であって、図3Bは、従来のボトル容器60の、注出口栓(バリアキャップ装置)の断面図,側面図である。
符号の説明
2 …外円筒
3 …フランジ
4 …内円筒
5 …天面円板
6 …円筒つかみ
20 …口栓体
30 …キャップ体
40 …袋体容器
60 …ボトル容器
61 …ネジ式のキャップ
62 …円筒状のスパウト
63 …円柱状のボスピン
64 …破断可能なバリアフィルム
a …バリアフィルム
b …改ざん防止リング
c …液密部

Claims (5)

  1. 内面にネジ山と外面にフランジ3とを設けた外円筒2の、フランジ3の下方の外面に、バリア性が優れた袋体容器40を熱融着して成る口栓体20に、外面にネジ山を設けた内円筒4と、この内円筒4の上端に連設した、上面にバリアフィルムaを設けた天面円板5と、この天面円板5の周辺に連設した円筒つかみ6と、から成るキャップ体30を、ネジ込んだことを特徴とするバリアキャップ構造。
  2. 請求項1に記載のバリアキャップ構造において、キャップ体30の天面円板5の上面に設けたバリアフィルムaの直径が、口栓体20の外円筒2の外径より大きいことを特徴とするバリアキャップ構造。
  3. 内面にネジ山と外面にフランジ3とを設けた外円筒2の、フランジ3の下方の外面に、バリア性が優れた袋体容器40を熱融着して成る口栓体20に、外面にネジ山を設けた内円筒4と、この内円筒4の内面に連設した、上面にバリアフィルムaを設けた天面円板5と、この内円筒4の上端周辺に連設した円筒つかみ6と、から成るキャップ体30を、ネジ込んだことを特徴とするバリアキャップ構造。
  4. 請求項1から請求項3の何れかに記載のバリアキャップ構造において、口栓体20の外円筒2の下部内面とキャップ体30の内円筒4の下部外面との間に、液密部cを設けたことを特徴とするバリアキャップ構造。
  5. 請求項1から請求項4の何れかに記載のバリアキャップ構造において、キャップ体30の円筒つかみ6の下端に、改ざん防止リングbを設けたことを特徴とするバリアキャップ構造。
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