JP2005104537A - チューブ体容器とこのチューブ体容器を用いた複合容器 - Google Patents

チューブ体容器とこのチューブ体容器を用いた複合容器 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡単に成形できると共に、詰替え容器として充分な強度を発揮でき、また外容器体との着脱構成が簡単であるようにすることにより、簡単にかつ安価に製造できるチューブ体容器を提供し、またこのチューブ体容器を用いた複合容器の構造を簡単化する。
【解決手段】 撓み変形可能なチューブ2の下端開口部に、圧縮成形により平板状に成形されると共に、チューブ2の下端開口部を密閉する底板4を溶着固定し、またチューブ2の上端開口部に、上端面をチューブ2の上端よりも上方に突出させて外嵌したリング状の肩パーツ5を密に溶着固定し、チューブ2に対して、底板4および肩パーツ5を安全にかつ強固に溶着固定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、可撓性に富んだチューブを使用して、化粧液等の内容液を収納する詰替え容器として用いるのに有利なチューブ体容器と、このチューブ体容器を用いた複合容器に関するものである。
化粧品容器の価格を低減させる目的から、意匠性および機械的強度に優れた外容器体に、内容液を注出可能に収納する安価な詰替え容器を着脱自在に組付けて複合容器を構成し、内容液を使い切ったら、詰替え容器体だけを新しいものと交換して、高価な外容器体はそのまま再使用するものが、多用されるようになっている。
この複合容器における詰替え容器としては、プラスチックラミネートフィルムを丸めて成形された筒状胴部の両端部に、インサートインジェクション成形手段により上部の環状部と、下部の底部とを一体的に結合したものがある。
特開2001−278292号公報
また、同じ詰替え容器として、軟質フィルムを丸めて成形した筒状部材の、下端開口部に、底板部材を嵌め込んで気密状に溶着すると共に、上端開口部に、リング部材を嵌め込んで気密状に溶着して構成したものがある。
特開2002−104448号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術にあっては、筒状胴部の上下両端部に対してインサートインジェクション成形を施すので、インサートインジェクション成形設備が大掛かりとなり易く、これにより製造原価が高くなる恐れがある、と云う問題があった。
なお、特許文献1において、詰替え容器を外容器体に組付けて複合容器を構成するに際して、詰替え容器と外容器体とを結合するための専用の部材が必要であり、このため複合容器の全体構造が複雑化すると共に、取扱いが面倒となる、と云う問題があった。
また、特許文献2に開示された従来技術にあっては、軟質フィルム製の筒状部材に対して底板部材およびリング部材を密に嵌入させた状態で、両者間に圧力をかけて溶着固定するので、筒状部材に過剰な圧力が加わり易いので、不正変形や強度不足が発生する場合があり、また底板部材およびリング部材共に、その一部が筒状部材の内部に位置することになるので、成形された筒状部材の容量を小さくするとか、筒状部材内からの内容液の注出の邪魔となる恐れがある、と云う問題があった。
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、簡単に成形できると共に、詰替え容器として充分な強度を発揮できること、また外容器体との着脱構成が簡単であることを技術的課題とし、もって簡単にかつ安価に製造できるチューブ体容器を提供し、またこのチューブ体容器を用いた複合容器の構造を簡単化することを目的とする。
上記技術的課題を解決する本発明の内、請求項1記載の発明に手段は、
撓み変形可能な筒状の合成樹脂製チューブの下端開口部に、圧縮成形により平板状に成形されると共に、チューブの下端開口部を密閉する底板を溶着固定すること、またチューブの上端開口部に、上端面をこのチューブの上端よりも上方に突出させて外嵌したリング状の肩パーツを、密に溶着固定すること、
にある。
この請求項1記載の発明にあっては、チューブと底板との密溶着を、圧縮成形手段により、簡単にかつ確実に達成し、かつ底板を所望の形状に成形することができる。
また、外嵌したリング状の肩パーツに、チューブの上端部を押圧溶着するので、この押圧溶着時に、チューブの上端部に過剰な押圧力が加わることがない。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に、チューブの上端部を、外方に湾曲拡径したカール部に加熱成形し、肩パーツの短円筒片状をした本体筒片の上端面を、段部を介して、上位の外側リング端面と、下位の内側リング端面とに区画した構成とし、カール部を内側リング端面に押圧溶着して、チューブと肩パーツとを密に溶着固定すること、を加えたものである。
この請求項2記載の発明にあっては、カール部の内側リング端面への突き当たりにより、チューブと肩パーツとの正確な組付け位置合わせが必然的に達成され、またカール部と内側リング端面との押圧溶着は、上下方向に沿った押圧力により達成されるので、チューブを不正に変形させる外力の作用がない。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明の構成に、幅広な平リング板状をした頂板の外周端から、着脱機能部分を有する短円筒状の着脱筒片を垂下設すると共に、頂板の内周端から、外周面に着脱機能部分を有する口筒片を立設したジョイントパーツを、肩パーツに密に固定したこと、を加えたものである。
この請求項3記載の発明にあっては、収納した内容液の注出形態を、注出に有利な形態に規制し、キャップ等の機能部材を組付けることのできる口筒片と、外容器体等への組付き部分を提供する着脱筒片とが一体的に設けられるので、所望する部材の取付け、および所望する部材への組付きが容易に達成される。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明の構成に、ジョイントパーツの肩パーツへの密な固定を、ジョイントパーツの頂板下面と、肩パーツの外側リング端面との密溶着により達成したこと、を加えたものである。
この請求項4記載の発明にあっては、チューブの上端に溶着固定された肩パーツに対するジョイントパーツの溶着を、チューブと肩パーツとの溶着に悪影響を与えることなく、達成することができる。
請求項5記載の発明は、請求項3または4記載の発明の構成に、ジョイントパーツの口筒片から吸上げパイプをチューブ内に挿入させて、ポンプを口筒片に密に組付けたこと、を加えたものである。
この請求項5記載の発明にあっては、ポンプ付きの詰替え容器を得ることができるので、内容液の詰替えがきわめて簡単になると共に、チューブ体容器を開封することなく、かつチューブを減容変形させてポンプにより直接内容液を注出することができる。
請求項6記載の発明は、請求項1、2、3、4または5記載の発明の構成に、チューブの肉厚を、0.2〜0.5mmの範囲内に設定したこと、を加えたものである。
この請求項6記載の発明にあっては、チューブの撓み変形のし易さを、チューブ体容器の強度を維持した状態で、所望程度に調整設定することができ、使用条件に適合したチューブ体容器を提供することができる。
請求項7記載の発明は、請求項1、2、3、4、5または6記載の発明の構成に、チューブを、アルミ積層シート製としたこと、を加えたものである。
この請求項7記載の発明にあっては、高いガスバリヤー性を発揮するチューブ体容器を提供することが可能となる。なお、この請求項7記載の発明にあって、底板もアルミ積層シート製とすることにより、チューブ体容器のガスバリヤー性をさらに高めることが可能となる。
請求項8記載の発明の手段は、
撓み変形可能な筒状の合成樹脂製チューブの下端開口部に、圧縮成形により平板状に成形されると共に、チューブの下端開口部を密閉する底板を溶着固定し、またチューブの上端開口部に、上端面をこのチューブの上端よりも上方に突出させて外嵌したリング状の肩パーツを密に溶着固定し、幅広な平リング板状をした頂板の外周端から、着脱機能部分を有する短円筒状の着脱筒片を垂下設すると共に、頂板の内周端から、外周面に着脱機能部分を有する口筒片を立設したジョイントパーツを、肩パーツに密に固定してチューブ体容器を構成すること、
有底筒形状をした硬質材料製の外容器体を構成すること、
この外容器体に、チューブ体容器を、チューブを挿入させて、ジョイントパーツの着脱筒片で着脱可能に組付けて複合容器を構成すること、
にある。
この請求項8記載の発明にあっては、チューブと底板と肩パーツとそしてジョイントパーツとから構成され、ジョイントパーツの口筒片を蓋体等で密閉することにより、全体の密閉を達成することのできるチューブ体容器を詰替え容器とすることができるので、詰替え容器をそのまま外容器体に組付けて複合容器を構成することができ、これにより内容液を直接詰替える操作を全く要することなく、チューブ体容器の組替えだけで、内容液の詰替えを達成できる。
また、チューブ体容器には、外容器体に対する組付き機能部分として、予めジョイントパーツに着脱筒片が設けられているので、チューブ体容器と外容器体とを組合せて複合容器を構成するのに、別部材となった専用の部材を全く必要としない。
外容器体は、硬質材料製であるので、安定した自己形状保持能力を発揮し、これにより撓み変形可能なチューブを安全に保持して、内容液の良好な使用状況を得ることを可能とし、また内容液を使い切った後は、チューブを充分に減容変形させることができるので、チューブ体容器を充分に小さくして廃棄することができる。
請求項9記載の発明は、請求項8記載の発明の構成に、ジョイントパーツの口筒片から吸上げパイプをチューブ内に挿入させて、ポンプを口筒片に密に組付けたこと、を加えたものである。
この請求項9記載の発明にあっては、詰替え容器としてのチューブ体容器を、チューブと肩パーツとジョイントパーツとそしてポンプとから構成したので、使用者は、チューブ体容器を全く開封することなく、内容液をポンプにより注出することになり、このため外気がチューブ内に侵入する機会は全くなくなる。
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
請求項1記載の発明にあっては、チューブと底板との密溶着を、簡単にかつ確実に達成できるので、充分な強度の底部を得ることができ、かつ底板を所望の形状に成形することができるので、チューブ体容器の使用状況に合わせて、適合する形状に成形するのが容易である。
また、チューブと肩パーツとの押圧溶着時に、チューブの上端部に過剰な押圧力が加わることがないので、チューブに不正変形とか局部的な強度劣化等の不都合な事態の発生することがなく、チューブと肩パーツとの安全な溶着成形を、確実に得ることができる。
請求項2記載の発明にあっては、チューブと肩パーツとの正確な組付け位置合わせが必然的に達成されるので、正確な組立て作業を簡単に得ることができ、またチューブと肩パーツとの押圧溶着は、上下方向に沿った押圧力により達成されるので、チューブを不正に変形させる外力の作用がなく、チューブと肩パーツとの溶着を安全に達成することができる。
請求項3記載の発明にあっては、チューブ体容器への所望する部材の取付け、およびチューブ体容器の所望する部材への組付きを容易に達成できるので、チューブ体容器の取扱いが便利で容易となる。
請求項4記載の発明にあっては、肩パーツに対するジョイントパーツの溶着を、チューブと肩パーツとの溶着に悪影響を与えることなく、達成することができるので、ジョイントパーツを有するチューブ体容器の成形を安全に行いことができる。
請求項5記載の発明にあっては、内容液の詰替えがきわめて簡単になると共に、チューブ体容器を開封することなく、かつチューブを減容変形させてポンプにより直接内容液を注出することができるので、チューブ体容器内への外気の侵入を皆無とすることができる。
請求項6記載の発明にあっては、チューブの撓み変形のし易さを、チューブ体容器の強度を維持した状態で、使用条件に適合した値に設定することが可能であるので、使用し易いチューブ体容器を提供することができる。
請求項7記載の発明にあっては、高いガスバリヤー性を発揮するチューブ体容器を提供することが可能となるので、揮発成分を含有する高級化粧液等の収納容器として、有効に機能することができる。
請求項8記載の発明にあっては、チューブ体容器をそのまま詰替え容器として外容器体に組付けて複合容器を構成することができ、これにより内容液を直接詰替える操作を全く要することなく、チューブ体容器の組替えだけで、内容液の詰替えを達成できるので、内容液の詰替えがきわめて簡単となる。
また、詰替え容器であるチューブ体容器と外容器体とを組合せて複合容器を構成するのに、別部材である専用の部材を全く必要としないので、得られる複合容器の構造を簡単なものとすることができる。
さらに、撓み変形可能なチューブを安全に保持して、内容液の良好な使用状況を得ることが可能であるので、使い易い容器を得ることができ、またチューブ体容器を充分に小さくして廃棄することができるので、廃棄処分を簡単にかつ効率良く行うことができる。
請求項9記載の発明にあっては、詰替え容器であるチューブ体容器を全く開封することなく、内容液をポンプにより注出することになり、このため外気がチューブ内に侵入する機会は全くなく、これにより内容液を、注出使用可能な状態を維持したまま、長期間に亘って安全に収納保持することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明によるチューブ体容器1の最も基本的な構造を示すもので、撓み変形自在な、円筒形状をした合成樹脂製の肉厚が0.2〜0.5mmであるチューブ2の下端開口部に、この下端開口部を密閉して底板4を溶着固定し、またチューブ2の上端に、このチューブ2の上端縁よりも上端縁を上方に突出させて、チューブ2に外嵌したリング状の肩パーツ5を溶着固定した構成となっている。
図2と図3は、下端開口部を圧縮成形された底板4で密閉したチューブ2の上端に、肩パーツ5を溶着固定する操作の例を説明する図で、チューブ2の上端部は、予め図示省略したカール部成形治具により、カール部3に成形されている。
カール部3の加熱成形温度は、チューブ2の成形樹脂材料および肉厚に応じてその値が設定されるのであるが、一般には70〜200℃の範囲内の値に設定され、例えばチューブ2がポリエチレン製で、その肉厚が0.33mm程度である場合には、成形加熱温度は75℃前後が適当である。
図2に示すように、チューブ2の外径と略等しい内径を有する短円筒状の本体筒片6の上端部に、外鍔状の鍔片9を一体設し、上端面を、段部を介して、下位の内側リング端面7と上位の外側リング端面8とに区画形成して構成された肩パーツ5に対し、底板4を溶着したチューブ2を上方から、カール部3が内側リング端面7に突き当たるまで挿入組付けする。すなわち、チューブ2を肩パーツ5に対して、組付け限度まで挿入するのである。
次いで、図3に示すように、肩パーツ5を下方から受け治具23で支持した状態で、下降させてきた溶着治具24の溶着リング端面25を、肩パーツ5の内側リング端面7に引っ掛かっているカール部3に押し付け、そのままカール部3を内側リング端面7に溶着固定する。
この溶着治具24によるカール部3の内側リング端面7への溶着固定は、加熱溶着や高周波溶着等の適当な手段により行えば良いのであるが、例えば加熱溶着で達成する場合には、成形速度に応じて決定される加熱時間に従って、適当な押圧力で150〜300℃の加熱温度で達成する。
具体的な一例を挙げるならば、チューブ2および肩パーツ5共にポリエチレン製であるとすると、200℃に加熱した溶着リング端面25を、2秒間、2.5kg/cmの押圧力で押付けて達成するのが、適当である。
図4は、図1に示したチューブ体容器1を詰替え容器とした構成の一例を示すもので、チューブ体容器1に内容液を収納した状態で、肩パーツ5の外側リング端面8に、シールフィルム14を密に溶着して構成されている。
チューブ体容器1を密閉するシールフィルム14は、その肩パーツ5に対する溶着が、易剥離性を有するか、それ自体の破断が容易である等とすることにより、詰替え容器としてのチューブ体容器1の開封が容易であるようにする。
肩パーツ5に対するシールフィルム14の溶着固定は、カール部3が溶着されている内側リング端面7よりも上位に位置する外側リング端面8に対して行われるので、この溶着処理がカール部3と内側リング端面7との溶着に悪影響を与える恐れは全くない。
図5は、図1に示したチューブ体容器1を詰替え容器とした構成の他の例を示すもので、内容液を収納したチューブ体容器1の肩パーツ5に、嵌め込みキャップ型の蓋体15を、密に組付けて構成されている。
この図5に示した実施例において、肩パーツ5に対する蓋体15の嵌め込み固定は、シートフィルム14の場合と同様に、容易に剥離可能な状態で密溶着できるのであれば、その嵌め込み組付き状態を密にする必要はない。
図6は、チューブ2と底板4と肩パーツ5との組合せ物に、さらにジョイントパーツ10を組付けて、チューブ体容器1を構成する例を示したもので、幅広リング板状をした頂板11の下面外周端から、内周面に螺条等の着脱機能部分を有する着脱筒片12を垂下設し、また頂板11の上面内周端から、外周面に係止片等の着脱機能部分を設けた口筒片13を立設してジョイントパーツ10を構成し、このジョイントパーツ10を、頂板11の下面を、肩パーツ5の外側リング端面8に、密に溶着して組付ける。
図7および図8は、図6に示したチューブ体容器1を詰替え容器に構成した例を示すもので、図7は、口筒片13をシールフィルム14で密閉した構成を、図8を、口筒片13を蓋体15で密閉した構成を示している。
図9および図10は、チューブ体容器1の構成のさらに他の例を示すもので、チューブ2と底板4と肩パーツ5とジョイントパーツ10との組合せ物に、さらにポンプ16を組付けた構成されており、ポンプ16は、組付きキャップ20を組付けたポンプ本体17に、昇降変位可能にノズルヘッド18を取付けると共に、吸上げパイプ19を垂下状に組付けて構成され、このポンプ16は、吸上げパイプ19を口筒片13からチューブ2内に挿入した状態で、組付きキャップ20を口筒片13に組付け固定することにより、ジョイントパーツ10に密に組付けられる。
この図10に示されたチューブ体容器1を詰替え容器とする場合には、ポンプ16の組付けは、内容液を収納した状態で行うのは当然のこととして、使用するポンプ16は、ノズルヘッド18を下降限度位置にロックすることのできる構成のもの、またはノズルヘッド18全体を覆うことのできるオーバーキャップ付きのものとすることが望ましい。
図11は、図6に示したチューブ体容器1を詰替え容器として有底円筒形状をした外容器体21に組付けた複合容器を示すもので、チューブ体容器1は、ジョイントパーツ10の着脱筒片12を、外容器体21の開口部22に螺合させることにより、着脱自在に組付く。
繰り返し使用される外容器体21は、硬質合成樹脂材料とか金属材料により、その外観体裁が高級感の有る見栄えの良いものとすることが可能であり、また大きな機械的強度を付与することにより、撓み変形自在なチューブ2を充分に保護することができる。
この図11に示した複合容器は、図12に示すように、口筒片13に着脱して容器を開閉するキャップ体を組付けて使用されることになるが、このキャップ体は、図8に示した実施例における蓋体15をそのまま利用するのが良いが、専用のものを改めて用意しても良い。
図13および図14は、図10に示したチューブ体容器1を詰替え容器として外容器体21に組付けた複合容器を示すもので、図12の実施例と同様に、チューブ体容器1と外容器体21とを着脱自在に組付け、そのままでポンプ16の操作により内容液を注出使用することができる。
図14に示した複合容器の実施例においては、詰替え容器であるチューブ体容器1を全く開封することなく、内容液を注出使用し、この際、チューブ2の減容変形により、チューブ2内に外気を侵入させないようにすることにより、内容液をきわめて衛生的にかつ、長期間に亘って品質を安定して保持することが可能となる。
また、このようにチューブ2を減容変形させながら内容液を注出使用する場合には、内容液を使い切った状態では、チューブ体容器1の大きさは充分に小さいものとなっており、このためその廃棄が容易である。
なお、図4に示した実施例において、詰替え容器の肩パーツ5に対してジョイントパーツ10を着脱自在に構成することにより、購入した詰替え容器をジョイントパーツ10で外容器体21に組付け、さらにポンプ16を、その吸上げパイプ19の下端で、シートフィルム14を突き刺し破断しながら、ジョイントパーツ10に組付け固定することが可能である。
この場合、詰替え容器を、最も簡単な構造で、安価に得ることができ、またジョイントパーツ10とポンプ16そして外容器体21を再使用品とすることができるので、きわめて経済的となる。
また、図12に示した実施例において、繰り返し使用するポンプ16を組付け使用することも可能であり、この場合は、口筒片13を密閉するシールフィルム14を、ポンプ16の吸上げパイプ19の下端で突き刺し破断して、開封を達成するようにすることも可能である。
本発明によるチューブ体容器の基本的な構造を示す、縦断面図。 図1に示した実施例の、チューブと肩パーツとの組付け処理を示す、説明図。 図1に示した実施例の、チューブと肩パーツとの溶着処理を示す、説明図。 図1に示したチューブ体容器で構成した詰替え容器の構造の一例を示す、全体縦断面図。 図1に示したチューブ体容器で構成した詰替え容器の構造の他の例を示す、全体縦断面図。 本発明によるチューブ体容器の他の構造を示す、組立て説明図。 図6に示したチューブ体容器で構成した詰替え容器の構造の一例を示す、全体縦断面図。 図6に示したチューブ体容器で構成した詰替え容器の構造の一例を示す、全体縦断面図。 本発明によるチューブ体容器のさらに他の構造を示す、組立て説明図。 図9に示した組立てにより得られた詰替え容器の、全体縦断面図。 図6に示したチューブ体容器を外容器体に組付けて複合容器を組立てる、組立て説明図。 図11に示した組立てにより得られた複合容器の一例を示す、全体縦断面図。 図10に示したチューブ体容器を外容器体に組付けて複合容器を組立てる、組立て説明図。 図13に示した組立てにより得られた複合容器の一例を示す、全体縦断面図。
符号の説明
1 ; チューブ体容器
2 ; チューブ
3 ; カール部
4 ; 底板
5 ; 肩パーツ
6 ; 本体筒片
7 ; 内側リング端面
8 ; 外側リング端面
9 ; 鍔片
10 ; ジョイントパーツ
11 ; 頂板
12 ; 着脱筒片
13 ; 口筒片
14 ; シールフィルム
15 ; 蓋体
16 ; ポンプ
17 ; ポンプ本体
18 ; ノズルヘッド
19 ; 吸上げパイプ
20 ; 組付きキャップ
21 ; 外容器体
22 ; 開口部
23 ; 受け治具
24 ; 溶着治具
25 ; 溶着リング端面

Claims (9)

  1. 撓み変形可能な筒状の合成樹脂製チューブ(2)の下端開口部に、圧縮成形により平板状に成形されると共に、前記チューブ(2)の下端開口部を密閉する底板(4)を溶着固定し、また前記チューブ(2)の上端開口部に、上端面を該チューブ(2)の上端よりも上方に突出させて外嵌したリング状の肩パーツ(5)を密に溶着固定して成るチューブ体容器。
  2. チューブ(2)の上端部を、外方に湾曲拡径したカール部(3)に加熱成形し、肩パーツ(5)の短円筒片状をした本体筒片(6)の上端面を、段部を介して、上位の外側リング端面(8)と、下位の内側リング端面(7)とに区画した構成とし、前記カール部(3)を内側リング端面(7)に押圧溶着して、前記チューブ(2)と肩パーツ(5)とを密に溶着固定する請求項1記載のチューブ体容器。
  3. 幅広な平リング板状をした頂板(11)の外周端から、着脱機能部分を有する短円筒状の着脱筒片(12)を垂下設すると共に、前記頂板(11)の内周端から、外周面に着脱機能部分を有する口筒片(13)を立設したジョイントパーツ(10)を、肩パーツ(5)に密に固定した請求項1または2記載のチューブ体容器。
  4. ジョイントパーツ(10)と肩パーツ(5)との密な固定を、頂板(11)下面と外側リング端面(8)との密溶着により達成した請求項3記載のチューブ体容器。
  5. ジョイントパーツ(10)の口筒片(13)から吸上げパイプ(19)をチューブ(2)内に挿入させて、ポンプ(16)を前記口筒片(13)に密に組付けた請求項3または4記載のチューブ体容器。
  6. チューブ(2)の肉厚を、0.2〜0.5mmの範囲内に設定した請求項1、2、3、4または5記載のチューブ体容器。
  7. チューブ(2)を、アルミ積層シート製とした請求項1、2、3、4、5または6記載のチューブ体容器。
  8. 撓み変形可能な筒状の合成樹脂製チューブ(2)の下端開口部に、圧縮成形により平板状に成形されると共に、前記チューブ(2)の下端開口部を密閉する底板(4)を溶着固定し、また前記チューブ(2)の上端開口部に、上端面を該チューブ(2)の上端よりも上方に突出させて外嵌したリング状の肩パーツ(5)を密に溶着固定し、幅広な平リング板状をした頂板(11)の外周端から、着脱機能部分を有する短円筒状の着脱筒片(12)を垂下設すると共に、前記頂板(11)の内周端から、外周面に着脱機能部分を有する口筒片(13)を立設したジョイントパーツ(10)を、前記肩パーツ(5)に密に固定したチューブ体容器(1)を、有底筒形状をした硬質材料製の外容器体(21)に、該外容器体(21)内にチューブ(2)を挿入させて、前記ジョイントパーツ(10)の着脱筒片(12)で着脱可能に組付けた複合容器。
  9. ジョイントパーツ(10)の口筒片(13)から吸上げパイプ(19)をチューブ(2)内に挿入させて、ポンプ(16)を前記口筒片(13)に密に組付けた請求項8記載の複合容器。
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