JP2000296437A - ワーク移送反転装置 - Google Patents
ワーク移送反転装置Info
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- JP2000296437A JP2000296437A JP11107423A JP10742399A JP2000296437A JP 2000296437 A JP2000296437 A JP 2000296437A JP 11107423 A JP11107423 A JP 11107423A JP 10742399 A JP10742399 A JP 10742399A JP 2000296437 A JP2000296437 A JP 2000296437A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 前工程から縦置き又は横置きに送られてきた
高熱又は冷熱等のワークをそのままの状態で次工程に高
速で反転，移送させる簡便構造のワーク移送反転装置を
提供する。 【解決手段】 ワーク６はクランプ部２の把持ブロック
１０により把持されプッシャ部３と共にＶレール４上に
移送され、この位置でプッシャ部３の押圧により反転さ
れる。更にそのままプッシャ部３を前進させることによ
りワークはプッシャ部３に押されてＶレール上を移送し
次工程に送られる。
高熱又は冷熱等のワークをそのままの状態で次工程に高
速で反転，移送させる簡便構造のワーク移送反転装置を
提供する。 【解決手段】 ワーク６はクランプ部２の把持ブロック
１０により把持されプッシャ部３と共にＶレール４上に
移送され、この位置でプッシャ部３の押圧により反転さ
れる。更にそのままプッシャ部３を前進させることによ
りワークはプッシャ部３に押されてＶレール上を移送し
次工程に送られる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、鋳造工程
からの高熱のワークをそのままの状態で次工程側の例え
ばプレス工程に反転して移送供給するに好適なワーク移
送反転装置に関する。
からの高熱のワークをそのままの状態で次工程側の例え
ばプレス工程に反転して移送供給するに好適なワーク移
送反転装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】前工程で高熱（例えば１２００℃）又は
低熱状態にあるワークを供給姿勢から反転させて次工程
側にそのまま供給することが可能であれば中間工程でワ
ークを常温等に温度コントロールする余分な作業が不必
要となり、作業効率の向上が図れる。この場合、従来技
術ではワークを反転させる手段としてシュータ等により
所定位置の受台上に供給されたワークを多種の機構を組
み合わせた装置により反転させると共に別の移送装置に
よりワークを次工程側に移送して供給点に挿入する方法
が採用されている。そのため、装置構造やその移送制御
構造が複雑なものになっている。また、ワークが高熱又
は低熱のため、装置の各要素や制御機器は特殊な、かつ
高価なものを採用せざるを得ない。
低熱状態にあるワークを供給姿勢から反転させて次工程
側にそのまま供給することが可能であれば中間工程でワ
ークを常温等に温度コントロールする余分な作業が不必
要となり、作業効率の向上が図れる。この場合、従来技
術ではワークを反転させる手段としてシュータ等により
所定位置の受台上に供給されたワークを多種の機構を組
み合わせた装置により反転させると共に別の移送装置に
よりワークを次工程側に移送して供給点に挿入する方法
が採用されている。そのため、装置構造やその移送制御
構造が複雑なものになっている。また、ワークが高熱又
は低熱のため、装置の各要素や制御機器は特殊な、かつ
高価なものを採用せざるを得ない。
【０００３】一方、ワークの移送反転に関する公知技術
として、例えば、特開平１０−１５７８３３号公報が挙
げられる。この「ワークの移送方向反転装置」はエアチ
ャックにより吸着保持されて縦向きに送られてきたワー
クを反転させて水平方向に沿って配設されている搬送部
材上に横向きにして移送するものである。ワークはその
底部を受台上に吸着されて縦向きに一時的に支持された
後、ワークの上部を水平に押圧するプッシャーにより横
向きにに倒され、イナズマシュートにより前記搬送部材
上に横向きに送られ、搬送部材の移動により次工程側に
送られるものである。
として、例えば、特開平１０−１５７８３３号公報が挙
げられる。この「ワークの移送方向反転装置」はエアチ
ャックにより吸着保持されて縦向きに送られてきたワー
クを反転させて水平方向に沿って配設されている搬送部
材上に横向きにして移送するものである。ワークはその
底部を受台上に吸着されて縦向きに一時的に支持された
後、ワークの上部を水平に押圧するプッシャーにより横
向きにに倒され、イナズマシュートにより前記搬送部材
上に横向きに送られ、搬送部材の移動により次工程側に
送られるものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記したように、高熱
又は冷熱で送られて来るワークをそのまま反転させて離
れた次工程側に移送するにはかなり複雑で高価な装置や
機器類を必要とする。また、これ等の装置等を用いると
次工程への高速供給が難しい。一方、前記の公知技術は
比較的高速なワーク供給が可能であるが、高熱又は冷熱
のワークに対しては適用が難しい。すなわち、例えば、
高熱のワークに対しては落下位置の受面にマグネット吸
着や真空吸着等による吸着手段を用いることはできな
い。また、高熱等のワークの場合、エアチャックでワー
クを把持して供給することができないためこの公知技術
では供給ワークの姿勢の安定化が難しい。また、反転さ
れたワークはそのままプッシャーにて押圧されるもので
なく、イナズマシュートを用いて搬送部材上に送るもの
で移送手段が複雑となる。また、プッシャーで反転され
たワークが搬送部材上で正しく横向きになる保証もな
い。
又は冷熱で送られて来るワークをそのまま反転させて離
れた次工程側に移送するにはかなり複雑で高価な装置や
機器類を必要とする。また、これ等の装置等を用いると
次工程への高速供給が難しい。一方、前記の公知技術は
比較的高速なワーク供給が可能であるが、高熱又は冷熱
のワークに対しては適用が難しい。すなわち、例えば、
高熱のワークに対しては落下位置の受面にマグネット吸
着や真空吸着等による吸着手段を用いることはできな
い。また、高熱等のワークの場合、エアチャックでワー
クを把持して供給することができないためこの公知技術
では供給ワークの姿勢の安定化が難しい。また、反転さ
れたワークはそのままプッシャーにて押圧されるもので
なく、イナズマシュートを用いて搬送部材上に送るもの
で移送手段が複雑となる。また、プッシャーで反転され
たワークが搬送部材上で正しく横向きになる保証もな
い。
【０００５】本発明は、以上の問題点等を解決するもの
で、高熱又は低熱のワークを反転せしめ反転姿勢を安定
保持したまま高速に次工程側に送り込むことができ、装
置構造も比較的簡便で安価に実施できるワーク移送反転
装置を提供することを目的とする。
で、高熱又は低熱のワークを反転せしめ反転姿勢を安定
保持したまま高速に次工程側に送り込むことができ、装
置構造も比較的簡便で安価に実施できるワーク移送反転
装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、受台に縦又は横に供給されたワークを
反転して供給位置から離れた次工程側に移送するワーク
移送反転装置であって、供給されたワークの把持及びそ
の解放を行うクランプ部と、ワークを押圧して前記反転
を行うプッシャ部と、反転されたワークを支持すると共
に次工程側に伸延して配設される搬送台と、前記クラン
プ部及びプッシャを移送すると共に適宜位置で前記クラ
ンプ部のワーク把持を解放する移送制御部とを設けるワ
ーク移送反転装置を構成するものである。
達成するために、受台に縦又は横に供給されたワークを
反転して供給位置から離れた次工程側に移送するワーク
移送反転装置であって、供給されたワークの把持及びそ
の解放を行うクランプ部と、ワークを押圧して前記反転
を行うプッシャ部と、反転されたワークを支持すると共
に次工程側に伸延して配設される搬送台と、前記クラン
プ部及びプッシャを移送すると共に適宜位置で前記クラ
ンプ部のワーク把持を解放する移送制御部とを設けるワ
ーク移送反転装置を構成するものである。
【０００７】更に具体的に、高熱又は低熱のまま縦方向
で受台上に落下供給されたワークを落下位置から離れた
次工程側に移送し反転させて供給するワーク移送反転装
置であって、ワークの把持及び解放を行うクランプ部
と、ワークを反転させると共にワークの押圧を行うプッ
シャ部と、反転されて横向きになったワークをＶ溝上で
支持すると共に次工程側に伸延して配設されるＶレール
と、前記クランプ部及びプッシャ部の移送制御を行う移
送制御部とを有し、前記移送制御部は、クランプ部によ
り把持されて前記Ｖレール上に移送されたワークのクラ
ンプ解放を行い、該ワークをプッシャ部で押圧して横向
きにすべく動作すると共に横向きのワークをＶレールに
支持された状態で次工程側に押圧すべく前記プッシャ部
を作動制御するワーク移送反転装置を構成するものであ
る。また、前記プッシャ部は、縦置きのワークの側面に
当る指先部と、横置きされたワークの端面に当接する押
圧面を一体的に形成する輪郭形状を有することを特徴と
する。また、前記ＶレールのＶ溝は角度１２０°乃至１
４０°に形成されることを特徴とするものである。
で受台上に落下供給されたワークを落下位置から離れた
次工程側に移送し反転させて供給するワーク移送反転装
置であって、ワークの把持及び解放を行うクランプ部
と、ワークを反転させると共にワークの押圧を行うプッ
シャ部と、反転されて横向きになったワークをＶ溝上で
支持すると共に次工程側に伸延して配設されるＶレール
と、前記クランプ部及びプッシャ部の移送制御を行う移
送制御部とを有し、前記移送制御部は、クランプ部によ
り把持されて前記Ｖレール上に移送されたワークのクラ
ンプ解放を行い、該ワークをプッシャ部で押圧して横向
きにすべく動作すると共に横向きのワークをＶレールに
支持された状態で次工程側に押圧すべく前記プッシャ部
を作動制御するワーク移送反転装置を構成するものであ
る。また、前記プッシャ部は、縦置きのワークの側面に
当る指先部と、横置きされたワークの端面に当接する押
圧面を一体的に形成する輪郭形状を有することを特徴と
する。また、前記ＶレールのＶ溝は角度１２０°乃至１
４０°に形成されることを特徴とするものである。
【０００８】ワークが高熱や冷熱の場合、エアチャック
等によって把持して供給することは不可能の場合がある
ため、例えば、ワークはシュータ等により落下供給され
る。このワークはクランプ部により供給位置で把持され
搬送台側に送られる。この場合、本発明ではクランプ部
とプッシャ部は一緒に移送される。搬送台上でクランプ
部はワークの把持を解放し、プッシャ部がワークに当接
係合して反転させる。プッシャ部は反転されたワークを
押圧し、搬送台上に沿ってワークを次工程側に送り次工
程へ挿入する。以上のように、本発明はエアやマグネッ
ト等を用いた吸着手段や特別なセンサ類を使用しない。
従って、比較的安価に実施できる。また、プッシャ部に
よって反転，押圧，移送を行うものであり、高速化が図
れる。
等によって把持して供給することは不可能の場合がある
ため、例えば、ワークはシュータ等により落下供給され
る。このワークはクランプ部により供給位置で把持され
搬送台側に送られる。この場合、本発明ではクランプ部
とプッシャ部は一緒に移送される。搬送台上でクランプ
部はワークの把持を解放し、プッシャ部がワークに当接
係合して反転させる。プッシャ部は反転されたワークを
押圧し、搬送台上に沿ってワークを次工程側に送り次工
程へ挿入する。以上のように、本発明はエアやマグネッ
ト等を用いた吸着手段や特別なセンサ類を使用しない。
従って、比較的安価に実施できる。また、プッシャ部に
よって反転，押圧，移送を行うものであり、高速化が図
れる。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明のワーク移送反転装
置の実施の形態を図面を参照して詳述する。なお、以下
の説明ではワークは前工程から高熱で供給されたもので
あり、供給姿勢は縦置きである場合について説明する。
また、搬送台もワークが丸棒の場合とし、Ｖ溝を有する
Ｖレールの場合について説明する。しかしながら、本発
明はこれ等の条件に限定するものではない。図１は本発
明のワーク移送反転装置の全体概要構造を示すものであ
る。ワーク移送反転装置１は、大別してクランプ部２、
プッシャ部３、Ｖレール４及び移送制御部５等とからな
る。なお、ワーク６は例えば、１２００℃の高熱で前工
程から送られる。また、図４に示すように、ワーク６は
縦置きの姿勢でシュータ７から落下して受台８上に供給
される。勿論、受台８は耐熱材からなり、以下に説明す
るクランプ部２，プッシャ部３やＶレール４等のワーク
６と当接する部分は耐熱材から形成される。
置の実施の形態を図面を参照して詳述する。なお、以下
の説明ではワークは前工程から高熱で供給されたもので
あり、供給姿勢は縦置きである場合について説明する。
また、搬送台もワークが丸棒の場合とし、Ｖ溝を有する
Ｖレールの場合について説明する。しかしながら、本発
明はこれ等の条件に限定するものではない。図１は本発
明のワーク移送反転装置の全体概要構造を示すものであ
る。ワーク移送反転装置１は、大別してクランプ部２、
プッシャ部３、Ｖレール４及び移送制御部５等とからな
る。なお、ワーク６は例えば、１２００℃の高熱で前工
程から送られる。また、図４に示すように、ワーク６は
縦置きの姿勢でシュータ７から落下して受台８上に供給
される。勿論、受台８は耐熱材からなり、以下に説明す
るクランプ部２，プッシャ部３やＶレール４等のワーク
６と当接する部分は耐熱材から形成される。
【００１０】クランプ部２は、図１，図２に示すように
アーム９と、アーム９の先端に固定される耐熱材の把持
ブロック１０と、アーム９を回動させる回動機構部１１
等とからなる。なお、アーム９は移送制御部５の本体２
２にその基端側を枢支される。把持ブロック１０は細長
のアーム９の先端側に固着され、ワーク６を把持するた
めのＶ溝部１２が形成される。回動機構部１１はアーム
９の基端部を枢支するピン１３やリンク機構部１４及び
アクチュエータ１５等とからなり、アクチュエータ１５
の作動によりアーム９を開閉動作すべく構成される。な
お、これ等は本体２２側に設けられている。
アーム９と、アーム９の先端に固定される耐熱材の把持
ブロック１０と、アーム９を回動させる回動機構部１１
等とからなる。なお、アーム９は移送制御部５の本体２
２にその基端側を枢支される。把持ブロック１０は細長
のアーム９の先端側に固着され、ワーク６を把持するた
めのＶ溝部１２が形成される。回動機構部１１はアーム
９の基端部を枢支するピン１３やリンク機構部１４及び
アクチュエータ１５等とからなり、アクチュエータ１５
の作動によりアーム９を開閉動作すべく構成される。な
お、これ等は本体２２側に設けられている。
【００１１】プッシャ部３は、図１，図２に示すように
指先部１６と押圧面１７を一体的に形成する耐熱材の動
作部１８と、支持ピン１９を介して動作部１８を支持す
る支持ブロック２０等とからなり、支持ブロック２０は
本体２２に固定される。指先部１６は前方に指先状に突
出した横断面形状のものからなり、ワーク６の側面にそ
の先端が当接係合する形状からなる。また、押圧面１７
は横置きに反転されたワーク６の端面（底面）６ａ（図
４に示す）が当接可能な面積の平坦面からなる。
指先部１６と押圧面１７を一体的に形成する耐熱材の動
作部１８と、支持ピン１９を介して動作部１８を支持す
る支持ブロック２０等とからなり、支持ブロック２０は
本体２２に固定される。指先部１６は前方に指先状に突
出した横断面形状のものからなり、ワーク６の側面にそ
の先端が当接係合する形状からなる。また、押圧面１７
は横置きに反転されたワーク６の端面（底面）６ａ（図
４に示す）が当接可能な面積の平坦面からなる。
【００１２】Ｖレール４は、図４に示すように受台８に
隣接し、同一レベルで水平方向に沿って次工程側まで伸
延して設けられた搬送台であり、図３に示すようにその
上面にはＶ溝２１が形成される。このＶ溝２１の角度は
適当なものでよいが、各種サイズのワーク６を安定支持
するため１２０°乃至１４０°位に形成される。勿論、
これに限定するものではない。なお、このＶ溝２１の部
分は耐熱処理されることが望ましい。
隣接し、同一レベルで水平方向に沿って次工程側まで伸
延して設けられた搬送台であり、図３に示すようにその
上面にはＶ溝２１が形成される。このＶ溝２１の角度は
適当なものでよいが、各種サイズのワーク６を安定支持
するため１２０°乃至１４０°位に形成される。勿論、
これに限定するものではない。なお、このＶ溝２１の部
分は耐熱処理されることが望ましい。
【００１３】移送制御部５は、例えば、図１に示すもの
が採用されるが、勿論これに限定するものではない。す
なわち、前記のクランプ部２やプッシャ部３を支持する
本体２２と、本体２２を摺動可能に支持するガイドレー
ル２３と、本体２２を水平方向に沿って往復動させるた
めのアクチュエータ２４と、アクチュエータ１５，２４
を作動制御するコントロール部２５等とからなる。
が採用されるが、勿論これに限定するものではない。す
なわち、前記のクランプ部２やプッシャ部３を支持する
本体２２と、本体２２を摺動可能に支持するガイドレー
ル２３と、本体２２を水平方向に沿って往復動させるた
めのアクチュエータ２４と、アクチュエータ１５，２４
を作動制御するコントロール部２５等とからなる。
【００１４】次に、本発明のワーク移送反転装置１によ
るワーク６の反転，移送作動を図４乃至図７により説明
する。まず、図４に示すように、シュータ７からワーク
６は縦向きの状態で落下されて供給される。この場合、
予めクランプ部２のアーム９は把持ブロック１０を開い
た状態で丁度ワーク６の落下位置にＶ溝部１２が来るよ
うに待機している。
るワーク６の反転，移送作動を図４乃至図７により説明
する。まず、図４に示すように、シュータ７からワーク
６は縦向きの状態で落下されて供給される。この場合、
予めクランプ部２のアーム９は把持ブロック１０を開い
た状態で丁度ワーク６の落下位置にＶ溝部１２が来るよ
うに待機している。
【００１５】シュータ７から落下したワーク６はその端
面６ａを受台８上に当接して縦置きに支持される。この
状態で図５に示すようにクランプ部２のアクチュエータ
１５が回動機構部１１を作動し、把持ブロック１０のＶ
溝部１２によりワーク６が把持される。なお、この状態
では図示のようにプッシャ部３はワーク６からやや離れ
た位置に配置される。
面６ａを受台８上に当接して縦置きに支持される。この
状態で図５に示すようにクランプ部２のアクチュエータ
１５が回動機構部１１を作動し、把持ブロック１０のＶ
溝部１２によりワーク６が把持される。なお、この状態
では図示のようにプッシャ部３はワーク６からやや離れ
た位置に配置される。
【００１６】次に、図６に示すように、移送制御部５の
アクチュエータ２４が作動し、本体２２を介してクラン
プ部２及びプッシャ部３をワークの移送方向に移動させ
る。ワーク６はクランプ部２により把持されているため
縦置きの状態でＶレール４の上まで移送される。
アクチュエータ２４が作動し、本体２２を介してクラン
プ部２及びプッシャ部３をワークの移送方向に移動させ
る。ワーク６はクランプ部２により把持されているため
縦置きの状態でＶレール４の上まで移送される。
【００１７】次に、Ｖレール４上の適当な所定位置でク
ランプ部２のアクチュエータ１５を作動し、回動機構部
１１を介してアーム９を把持解放方向に開く。これによ
り、ワーク６は自由状態になり、かつプッシャ部３がク
ランプ部２に邪魔されることなくワーク６に当接係合可
能状態になる。すなわち、アクチュエータ２４を作動
し、本体２２を更に前進させることによりＶレール４上
で自由状態になっているワーク６の側面にプッシャ部３
の指先部１６の先端が当る。この状態で押圧力をプッシ
ャ部３に作用させることによりワーク６は押圧され、図
７に示すようにＶレール４上に横向きに倒れ、Ｖレール
４のＶ溝２１上に安定保持される。更にプッシャ部３を
前進させるとプッシャ部３の押圧面１７がワーク６の端
面６ａに当り、引き続きプッシャ部３を前進させるとワ
ーク６は押圧面１７により後から押されてＶレール４上
を次工程側に向かって移送される。次工程側への移送と
挿入が終了したらプッシャ部３等を元の位置に戻し、繰
返し同一の移送反転動作を行う。
ランプ部２のアクチュエータ１５を作動し、回動機構部
１１を介してアーム９を把持解放方向に開く。これによ
り、ワーク６は自由状態になり、かつプッシャ部３がク
ランプ部２に邪魔されることなくワーク６に当接係合可
能状態になる。すなわち、アクチュエータ２４を作動
し、本体２２を更に前進させることによりＶレール４上
で自由状態になっているワーク６の側面にプッシャ部３
の指先部１６の先端が当る。この状態で押圧力をプッシ
ャ部３に作用させることによりワーク６は押圧され、図
７に示すようにＶレール４上に横向きに倒れ、Ｖレール
４のＶ溝２１上に安定保持される。更にプッシャ部３を
前進させるとプッシャ部３の押圧面１７がワーク６の端
面６ａに当り、引き続きプッシャ部３を前進させるとワ
ーク６は押圧面１７により後から押されてＶレール４上
を次工程側に向かって移送される。次工程側への移送と
挿入が終了したらプッシャ部３等を元の位置に戻し、繰
返し同一の移送反転動作を行う。
【００１８】以上の説明によって明らかなように、本発
明のワーク移送反転装置１によれば、落下供給されたワ
ーク６が単に移送制御部５等によるクランプ部２やプッ
シャ部３の移動によって反転，移送がそのまま行われ、
かつＶレール４により安定支持されるため、極めて高速
の次工程側への供給ができ作業効率の向上が図れる。ま
た、高熱のワーク６に対して特別な機器類を全く使用し
ないため、装置が簡便にでき比較的安価に実施できる。
明のワーク移送反転装置１によれば、落下供給されたワ
ーク６が単に移送制御部５等によるクランプ部２やプッ
シャ部３の移動によって反転，移送がそのまま行われ、
かつＶレール４により安定支持されるため、極めて高速
の次工程側への供給ができ作業効率の向上が図れる。ま
た、高熱のワーク６に対して特別な機器類を全く使用し
ないため、装置が簡便にでき比較的安価に実施できる。
【００１９】以上の説明において、ワーク６を高熱のも
のとしたが、冷熱のものでもよく、勿論、通常の温度の
ものでもよい。また、ワーク６は予め縦向きに供給され
たが横向きでもよい。また、Ｖレール４の替りに平板状
の搬送台でもよく、ワーク６を縦置きで送る場合は平板
状の搬送台が便利である。また、ワーク６を丸棒とした
が角材やその他の形状のものでもよい。
のとしたが、冷熱のものでもよく、勿論、通常の温度の
ものでもよい。また、ワーク６は予め縦向きに供給され
たが横向きでもよい。また、Ｖレール４の替りに平板状
の搬送台でもよく、ワーク６を縦置きで送る場合は平板
状の搬送台が便利である。また、ワーク６を丸棒とした
が角材やその他の形状のものでもよい。
【００２０】
【発明の効果】本発明のワーク移送反転装置によれば、
高熱や冷熱のまま任意の形状のワークを次工程側に高速
に反転移送でき、作業効率の向上が図られると共に、簡
便で安価に実施でき、ワークの形状，寸法変更にも柔軟
に対応できる効果が上げられる。
高熱や冷熱のまま任意の形状のワークを次工程側に高速
に反転移送でき、作業効率の向上が図られると共に、簡
便で安価に実施でき、ワークの形状，寸法変更にも柔軟
に対応できる効果が上げられる。
【図１】本発明のワーク移送反転装置の全体概要構造を
示す平面図。
示す平面図。
【図２】本発明のワーク移送反転装置のクランプ部及び
プッシャ部を示す側面図。
プッシャ部を示す側面図。
【図３】本発明のワーク移送反転装置のＶレールを示す
斜視図。
斜視図。
【図４】本発明のワーク移送反転装置によるワークの受
け取り状態を示す側面図。
け取り状態を示す側面図。
【図５】本発明のワーク移送反転装置による供給された
ワークの把持状態を示す平面図。
ワークの把持状態を示す平面図。
【図６】本発明のワーク移送反転装置によるワークの移
送状態を示す側面図。
送状態を示す側面図。
【図７】本発明のワーク移送反転装置によるワークの反
転を示す側面図。
転を示す側面図。
１ ワーク移送反転装置 ２ クランプ部 ３ プッシャ部 ４ Ｖレール ５ 移送制御部 ６ ワーク ６ａ 端面 ７ シュータ ８ 受台 ９ アーム １０ 把持ブロック １１ 回動機構部 １２ Ｖ溝部 １３ ピン １４ リンク機構部 １５ アクチュエータ １６ 指先部 １７ 押圧面 １８ 動作部 １９ 支持ピン ２０ 支持ブロック ２１ Ｖ溝 ２２ 本体 ２３ ガイドレール ２４ アクチュエータ ２５ コントロール部
フロントページの続き Ｆターム(参考） 3C033 BB01 EE01 EE10 HH14 HH22 HH30 KK08 4E087 AA10 CA00 CB01 CB03 EC00 FA01 FA07 FA09 FA11 FA15 FA17 FA27 FA29 GB01
Claims (4)
- 【請求項１】 受台に縦又は横に供給されたワークを反
転して供給位置から離れた次工程側に移送するワーク移
送反転装置であって、供給されたワークの把持及びその
解放を行うクランプ部と、ワークを押圧して前記反転を
行うプッシャ部と、反転されたワークを支持すると共に
次工程側に伸延して配設される搬送台と、前記クランプ
部及びプッシャ部を移送すると共に適宜位置で前記クラ
ンプ部のワーク把持を解放する移送制御部とを設けるこ
とを特徴とするワーク移送反転装置。 - 【請求項２】 高熱又は低熱のまま縦方向で受台上に落
下供給されたワークを落下位置から離れた次工程側に移
送し反転させて供給するワーク移送反転装置であって、
ワークの把持及び解放を行うクランプ部と、ワークを反
転させると共にワークの押圧を行うプッシャ部と、反転
されて横向きになったワークをＶ溝上で支持すると共に
次工程側に伸延して配設されるＶレールと、前記クラン
プ部及びプッシャ部の移送制御を行う移送制御部とを有
し、該移送制御部は、クランプ部により把持されて前記
Ｖレール上に移送されたワークのクランプ解放を行い、
該ワークをプッシャ部で押圧して横向きにすべく動作す
ると共に横向きのワークをＶレールに支持された状態で
次工程側に押圧すべく前記プッシャ部を作動制御するこ
とを特徴とするワーク移送反転装置。 - 【請求項３】 前記プッシャ部は、縦置きのワークの側
面に当る指先部と、横置きされたワークの端面に当接す
る押圧面を一体的に形成する輪郭形状を有することを特
徴とする請求項２に記載のワーク移送反転装置。 - 【請求項４】 前記ＶレールのＶ溝は角度１２０°乃至
１４０°に形成されることを特徴とする請求項２に記載
のワーク移送反転装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10742399A JP3924984B2 (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | ワーク横倒し移送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10742399A JP3924984B2 (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | ワーク横倒し移送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000296437A true JP2000296437A (ja) | 2000-10-24 |
| JP3924984B2 JP3924984B2 (ja) | 2007-06-06 |
Family
ID=14458782
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10742399A Expired - Lifetime JP3924984B2 (ja) | 1999-04-15 | 1999-04-15 | ワーク横倒し移送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3924984B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108838315A (zh) * | 2018-08-17 | 2018-11-20 | 海安金锻工业有限公司 | 一种用于步进梁的夹具及步进梁 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103909197B (zh) * | 2013-01-07 | 2016-12-28 | 苏州昆仑重型装备制造有限公司 | 胚料输送装置 |
-
1999
- 1999-04-15 JP JP10742399A patent/JP3924984B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108838315A (zh) * | 2018-08-17 | 2018-11-20 | 海安金锻工业有限公司 | 一种用于步进梁的夹具及步进梁 |
| CN108838315B (zh) * | 2018-08-17 | 2023-12-22 | 海安金锻工业有限公司 | 一种用于步进梁的夹具及步进梁 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3924984B2 (ja) | 2007-06-06 |
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