JP2010098114A - 基板搬送装置及び基板搬送方法 - Google Patents

基板搬送装置及び基板搬送方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体ダイなどを基板に適切にボンディングすることができる基板搬送装置及び基板搬送方法を提供する。
【解決手段】X軸移動装置20による駆動により搬送方向Aに移動可能なX軸テーブル30に、上爪部材40と、下爪部材50と、ボンディングステージ2に沿って搬送方向Aと垂直な方向に延びる基板押付部材60と、上爪部材40、下爪部材50及び基板押付部材60を上下動させる駆動装置70とが搭載される。そして、基板Fにボンディングする際は、上爪部材40及び下爪部材50により基板Fを挟み込んだ状態で、基板押付部材60により基板Fをボンディングステージ2に押し付け、基板Fをつかみ替える際は、上爪部材40及び下爪部材50による基板Fの挟み込みを解放するとともに、基板押付部材60を大きく上昇させ、基板Fを搬送する際は、上爪部材40及び下爪部材50により基板Fを挟み込んだ状態で、基板押付部材60を僅かに上昇させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ボンディングが行われる基板を搬送方向に搬送する基板搬送装置及び基板搬送方法に関する。
従来、ボンディング装置に搭載される基板搬送装置は、ボンディングを行う基板を上下面から挟み込む上爪部材及び下爪部材が設けられており、この上爪部材及び下爪部材で基板を挟み込むことで、基板をローダから取り出してボンディングステージに搬送し、ボンディングステージで基板に半導体ダイがボンディングされた後、この基板を搬送してアンローダに収納している(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許第3768472号 特許第3967648号 米国特許第6783052号公報
しかしながら、一般に、ボンディング装置では、ボンディングステージに基板が搬送されると、半導体ダイを基板に接着しやすくするため、ヒーターなどにより基板を50℃程度に加熱している。このため、基板は、ボンディングステージに搬送されると、ヒーターの熱により撓んで反ってしまうため、半導体ダイを基板に適切にボンディングすることができないという問題があった。
そこで、本発明は、半導体ダイなどを基板に適切にボンディングすることができる基板搬送装置及び基板搬送方法を提供することを目的とする。
本発明に係る基板搬送装置は、ボンディングステージ上でボンディングが行われる基板を搬送方向に搬送する基板搬送装置であって、基板を上下面から挟み込む上爪部材及び下爪部材と、基板をボンディングステージに押し付ける基板押付部材と、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を一体で搬送方向に移動させる移動手段と、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を上下動させる駆動手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る基板搬送装置によれば、駆動手段により上爪部材及び下爪部材を駆動して基板を上下面から挟み込み、移動手段により上爪部材及び下爪部材を搬送方向に移動させることで、基板を搬送方向に搬送することができ、更に、駆動手段により基板押付部材を駆動して基板をボンディングステージに押し付けることで、熱などにより撓んだ基板を平板状に矯正することができる。そして、この移動手段が、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を一体で搬送方向に移動させることで、基板押付部材により押し付けられる基板の位置が基板の搬送位置によらず一定となるため、半導体ダイなどを基板に安定してボンディングすることができる。
そして、上記駆動手段は、単一の駆動源により、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を上下動させることが好ましい。この基板搬送装置によれば、単一の駆動源により上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を上下動させることができるため、基板搬送装置の部品点数を低減させることができ、コスト低減を図ることができる。
この場合、上記駆動手段は、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を上下動させる上下動カムと、上下動カムを回転させる単一の回転駆動源と、を有することが好ましい。この基板搬送装置によれば、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を上下動させる上下動カムを用いることで、単一の回転駆動源により、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を独立して上下動させることができる。
また、上記上下動カムは、上爪部材及び下爪部材が基板を挟み込む第1爪部材位置に上爪部材及び下爪部材を移動させ、且つ、基板押付部材が基板をボンディングステージに押し付ける第1基板押付部材位置に基板押付部材を移動させる第1回転角度範囲と、上爪部材及び下爪部材が基板を挟み込まない第2爪部材位置に上爪部材及び下爪部材を移動させ、且つ、基板押付部材が基板をボンディングステージに押し付けない第2基板押付部材位置に基板押付部材を移動させる第2回転角度範囲と、第1爪部材位置に上爪部材及び下爪部材を移動させ、第1基板押付部材位置と第2基板押付部材位置との間の第3基板押付部材位置に基板押付部材を移動させる第3回転角度範囲と、を有することが好ましい。この基板搬送装置によれば、第1回転角度範囲、第2回転角度範囲及び第3回転角度範囲を有する上下動カムを用いることで、単一の回転駆動源により、上爪部材及び下爪部材と基板押付部材とを、異なる3つの位置関係に移動させることができ、基板の搬送やボンディングなど応じて、上爪部材及び下爪部材と基板押付部材との位置関係を変えることができる。
この場合、上記回転駆動源は、基板にボンディングが行われる場合、上下動カムを第1回転角度範囲に回転させることが好ましい。この基板搬送装置によれば、基板にボンディングが行われる場合は、上下動カムを第1回転角度に回転させることで、上爪部材及び下爪部材により基板が挟み込まれるとともに、基板押付部材により基板がボンディングステージに押し付けられるため、撓んだ基板を平板状に矯正することができ、半導体ダイなどを基板に適切にボンディングすることができる。
また、上記回転駆動源は、上爪部材及び下爪部材により基板をつかみ替える場合、上下動カムを第2回転角度範囲に回転させることが好ましい。この基板搬送装置によれば、上爪部材及び下爪部材により基板をつかみ替える場合は、上下動カムを第2回転角度範囲に回転させることで、上爪部材及び下爪部材による基板の挟み込みを解除するとともに、基板押付部材による基板のボンディングステージへの押し付けを解除することができるため、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材が基板に干渉することなく、上爪部材及び下爪部材により基板をつかみ替えることができる。
また、上記回転駆動源は、上爪部材及び下爪部材により基板を搬送する場合、上下動カムを第3回転角度範囲に回転させることが好ましい。この基板搬送装置によれば、上爪部材及び下爪部材により基板を搬送する場合は、上下動カムを第3回転角度範囲に回転させることで、上爪部材及び下爪部材により基板が挟み込まれた状態で、基板押付部材による基板のボンディングステージへの押し付けを解除することができる。これにより、基板とボンディングステージとの間の接触抵抗が低減されるため、基板を搬送する際に、ボンディングステージとの接触に起因する基板の擦れを低減することができる。しかも、この場合、第1基板押付部材位置と第2基板押付部材位置との間の第3基板押付部材位置に基板押付部材を移動させることで、基板押付部材の移動距離を短くすることができるため、迅速に基板を搬送することができる。
そして、基板押付部材の搬送方向前方に配置され、上下動して基板をボンディングステージに押し付ける補助基板押付部材を更に有し、駆動手段は、補助基板押付部材を基板押付部材と同期して上下動させることが好ましい。ボンディング直後は、熱などによる基板の撓みが十分に復元されておらず、しかも、半導体ダイと基板との接着強度が弱い状態にある。このため、基板押付部材の搬送方向前方において、補助基板押付部材により基板をボンディングステージに押し付けることで、ボンディングされた位置の基板を平板状に矯正することができ、ボンディングされた半導体ダイの基板からの剥離を抑制することができる。
本発明に係る基板搬送方法は、ボンディングステージ上でボンディングが行われる基板を搬送方向に搬送する基板搬送方法であって、搬送方向に搬送される基板にボンディングが行われるボンディングステージと、上下動して基板を上下面から挟み込む上爪部材及び下爪部材と、上下動して基板をボンディングステージに押し付ける基板押付部材と、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を一体で搬送方向に移動させる移動手段と、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を上下動させる駆動手段と、を有する基板搬送装置における基板搬送方法であって、基板にボンディングが行われる際に、駆動手段により、基板を挟み込む第1爪部材位置に上爪部材及び下爪部材を移動させ、基板をボンディングステージに押し付ける第1基板押付部材位置に基板押付部材を移動させるボンディング動作ステップと、上爪部材及び下爪部材により基板をつかみ替える際に、駆動手段により、基板を挟み込まない第2爪部材位置に上爪部材及び下爪部材を移動させ、基板をボンディングステージに押し付けない第2基板押付部材位置に基板押付部材を移動させる持ち替え動作ステップと、上爪部材及び下爪部材により基板を搬送する際に、第1爪部材位置に上爪部材及び下爪部材を移動させ、第1基板押付部材位置と第2基板押付部材位置との間の第3基板押付部材位置に基板押付部材を移動させる搬送ステップと、を有することを特徴とする。
本発明に係る基板搬送方法によれば、基板にボンディングする際は、ボンディング動作ステップにより、上爪部材及び下爪部材により基板が挟み込まれるとともに、基板押付部材により基板がボンディングステージに押し付けられるため、撓んだ基板を平板状に矯正することができるため、半導体ダイなどを基板に適切にボンディングすることができる。上爪部材及び下爪部材により基板をつかみ替える際は、また、持ち替え動作ステップにより、上爪部材及び下爪部材による基板の挟み込みを解除するとともに、基板押付部材による基板のボンディングステージへの押し付けを解除することができるため、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材が基板に干渉することなく、上爪部材及び下爪部材により基板をつかみ替えることができる。また、上爪部材及び下爪部材により基板を搬送する際は、搬送ステップにより、上爪部材及び下爪部材により基板が挟み込まれるとともに、基板押付部材による基板のボンディングステージへの押し付けを解除することができる。これにより、基板とボンディングステージとの間の接触抵抗が低減されるため、基板を搬送する際に、ボンディングステージとの接触に起因する基板の擦れを低減して、基板を搬送することができる。しかも、この場合、第1基板押付部材位置と第2基板押付部材位置との間の第3基板押付部材位置に基板押付部材を移動させることで、基板押付部材の移動距離を短くすることができるため、迅速に基板を搬送することができる。
本発明によれば、半導体ダイなどを基板に適切にボンディングすることができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る基板搬送装置及び基板搬送方法の好適な実施形態について詳細に説明する。本実施形態に係る基板搬送装置は、基板に半導体ダイをボンディングするボンディング装置に適用するものである。なお、全図中、同一又は相当部分には同一符号を付すこととする。
[第1実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る基板搬送装置を搭載したボンディング装置の一部を示した図であり、図2は、図1に示す基板搬送装置を示した図である。
図1に示すように、ボンディング装置1は、ボンディングステージ2に搬送された基板Fに半導体ダイをボンディングするものである。そして、このボンディング装置1に搭載された基板搬送装置10は、図示しないローダ側のマガジンから供給された基板Fをボンディングステージ2に搬送し、ボンディングステージで基板に半導体ダイがボンディングされた後、この基板を搬送して図示しないアンローダ側のマガジンに収納するものである。なお、本実施形態では、基板搬送装置10により基板Fを搬送する方向を搬送方向Aとする。
まず、基板搬送装置10a,10bにより搬送される基板Fについて説明する。図3は、基板Fの構成を示した図である。図3に示すように、基板Fは、長尺の矩形シート状に形成された薄型のリードフレームであり、ガラスエポキシ樹脂で形成されている。そして、基板Fには、半導体ダイがボンディングされるボンディング領域bが形成されており、複数のボンディング領域bが纏まって1つのブロックBを構成している。なお、図3では、12(4行×4列)のボンディング領域bが1つのブロックBとして構成されている。そして、基板Fには、長手方向に沿って複数のブロックBが整列されており、互いに所定のスペースSを隔てて等間隔に配置されている。
図1及び図2に示すように、ボンディング装置1には、基板Fの搬送路となる一対のレール3a,3bが搬送方向Aに沿って延在している。一対のレール3a,3bは、基板Fの幅と略同一又は僅かに広い幅に配置されており、基板Fの幅方向両端部を支持するために、互いに凹部が対向するコ字状に形成されている。そして、基板Fは、レール3a,3bの内側下面に載置されるとともに、レール3a,3bの内側側面に幅方向の移動が規制されて、搬送方向Aに搬送される。
そして、ボンディングステージ2は、一対のレール3a,3bの間において、レール3a,3bと所定距離だけ離間して配置されており、その上面は、レール3a,3bにおける内側下面と同一高さに設置されている。そして、ボンディングステージ2には、図示しない複数の吸引口が形成されており、基板Fに半導体ダイをボンディングする際は、これらの吸引口を真空状態にする(吸引力を発生する)ことで、搬送された基板Fをボンディングステージ2に吸着する。なお、ボンディングステージ2の下方には、基板Fに半導体ダイを接着しやすくするために基板Fを50℃程度に加熱する図示しないヒーターが設けられている。
このボンディング装置1には、基板Fを搬送する基板搬送装置10が搭載されている。基板搬送装置10は、搬送方向Aに移動することで、基板Fを搬送方向Aに搬送するものである。そして、本実施形態では、搬送方向Aに沿って(直列的に)配置される2台の基板搬送装置10a,10bがボンディング装置1に搭載されている。なお、基板搬送装置10a,10bは、ボンディング処理時間を短縮するため、搬送方向Aに沿って(直列的に)2台搭載されているが、両者は同一構成であるため、1台のみでもよく、3台以上であってもよい。このため、以下の説明では、特に指定する場合を除き、基板搬送装置10aと基板搬送装置10bとを分けることなく、基板搬送装置10として纏めて説明する。
基板搬送装置10には、上面視において、レール3aに対するボンディングステージ2の反対側(図1におけるレール3aの上側)に、X軸移動装置20による駆動により搬送方向Aに移動可能なX軸テーブル30が設けられている。
X軸移動装置20は、ボンディング装置1に固定されたモータ21と、このモータ21の出力軸に連結されて搬送方向Aに延びるボールねじ22と、X軸テーブル30に固定されてボールねじ22の軸受けとなるボールスプライン23とにより構成されている。そして、X軸テーブル30の搬送方向Aの移動は、モータ21の回転駆動に伴うボールねじ22の回転により、ボールスプライン23が搬送方向Aに移動することにより行われる。なお、モータ21は、ステッピングモータなどで構成されており、回転角度や回転数などを細かく調整可能なモータである。
図4は、上爪部材及び下爪部材の構成を示す側面図である。図1,図2及び図4に示すように、上爪部材40は、X軸テーブル30に対して上下動可能に取り付けられており、基板Fを上面から押さえつけるものである。このため、上爪部材40には、駆動装置70により上下動されるアーム部41と、このアーム部41の先端に取り付けられて基板Fを押さえつける上爪部42とにより構成されている。
アーム部41は、レール3aを上方から跨いで搬送方向Aに垂直な方向に延びており、その一方端部が、駆動装置70まで延びるとともに、その他方端部が、搬送される基板Fのレール3a側端部まで延びている。そして、アーム部41の一方端部には、搬送方向Aに向いた軸に軸支されたローラ43が回動可能に取り付けられている。また、アーム部41は、X軸テーブル30に垂直方向に立設された直動用ガイド31が挿通されており、この直動用ガイド31に沿って上下動可能となっている。
上爪部42は、アーム部41の他方端部に固定されており、搬送方向Aに延びる細長の板状に形成されている。そして、上爪部42は、アーム部41が直動用ガイド31に沿って下降することにより、その下面で、基板Fのレール3a側端部を上面から押さえつける。
下爪部材50は、X軸テーブル30に対して上下動可能に取り付けられており、基板Fを下面から押さえつけるものである。このため、下爪部材50には、駆動装置70により上下動されるアーム部51と、このアーム部51の先端に取り付けられて基板Fを押さえつける下爪部52とにより構成されている。
アーム部51は、レール3aを下方から跨いで搬送方向Aに垂直な方向に延びており、その一方端部が、駆動装置70まで延びるとともに、その他方端部が、搬送される基板Fのレール3a側端部まで延びている。そして、アーム部51の一方端部には、搬送方向Aに向いた軸に軸支されたローラ53が回動可能に取り付けられている。また、アーム部51は、X軸テーブル30に垂直方向に立設された直動用ガイド32が挿通されており、この直動用ガイド32に沿って上下動可能となっている。
下爪部52は、アーム部51の他方端部に固定されており、搬送方向Aに延びる細長の板状に形成されている。そして、下爪部52は、直動用ガイド31に沿ってアーム部51が上昇することにより、その上面で、基板Fのレール3a側端部を下面から押さえつける。
図5は基板押付部材の構成を示す側面図である。図1,図2及び図5に示すように、基板押付部材60は、X軸テーブル30に対して上下動可能に取り付けられており、基板Fをボンディングステージ2に押し付けるものである。このため、基板押付部材60には、駆動装置70により上下動されるアーム部61と、このアーム部61の先端に取り付けられて基板Fをボンディングステージ2に押し付ける一対の押付部62a,62bとにより構成されている。
アーム部61は、レール3aを上方から跨いで搬送方向Aに垂直な方向に延びており、その一方端部が、駆動装置70まで延びるとともに、その他方端部が、搬送される基板Fのレール3a側端部まで延びている。そして、アーム部61の一方端部には、搬送方向Aに向いた軸に軸支されたローラ63が回動可能に取り付けられている。また、アーム部61は、中央部において一方端部から他方端部に向けて二股に分岐しており、この分岐した他方端部は、基板Fに形成されるブロックBの間隔にまで分岐幅が広げられている。このため、アーム部61において分岐した一対の他方端部は、1つのブロックBの搬送方向Aにおいて両側に配置される一対のスペースSに対応した位置に配置される。そして、アーム部61は、二股に分岐した中央部において、X軸テーブル30に垂直方向に立設された直動用ガイド33a,33bが挿通されており、この直動用ガイド33a,33bに沿って上下動可能となっている。
押付部62a,62bは、それぞれアーム部61の分岐した各他方端部に固定されており、ボンディングステージ2に沿って搬送方向Aと垂直な方向に延びる細長の板状に形成されている。そして、押付部62a,62bは、直動用ガイド33a,33bに沿ってアーム部61が下降することにより、その下面で、基板Fを搬送方向Aと垂直な方向に沿って基板Fをボンディングステージ2に押し付ける。
図1,図2,図4及び図5に示すように、駆動装置70は、上爪部材40、下爪部材50及び基板押付部材60を上下動させるために、X軸テーブル30に固定されたモータ71と、このモータ71の出力軸に連結されて搬送方向Aに延びるカムシャフト72と、このカムシャフト72に嵌め込まれた上下動カム73〜75とにより構成される。
モータ71は、X軸移動装置20のモータ21と同様に、ステッピングモータなどで構成されており、回転角度や回転数などを細かく調整可能なモータである。
カムシャフト72は、上下動カム73〜75が嵌め込まれて、これらの上下動カム73〜75を一体として(同期して)回転させるシャフトである。
上下動カム73は、上爪部材40のローラ43に対応した位置に配置されており、その回転により、上爪部材40を上下動させるものである。なお、ローラ43は、図示しない付勢手段により、上下動カム73に付勢されている。
上下動カム74は、下爪部材50のローラ53に対応した位置に配置されており、その回転により、下爪部材50を上下動させるものである。なお、ローラ53は、図示しない付勢手段により、上下動カム74に付勢されている。
上下動カム75は、基板押付部材60のローラ63にそれぞれ対応した位置に配置されており、その回転により、基板押付部材60を上下動させるものである。なお、ローラ63は、図示しない付勢手段により、上下動カム75に付勢されている。
図6は、上下動カムの回転角度に対する上下動カムの形状を示すカム曲線図であり、図6(a)は、基板押付部材を上下動させる上下動カムのカム曲線図、図6(b)は、上爪部材を上下動させる上下動カムのカム曲線図、図6(c)は、下爪部材を上下動させる上下動カムのカム曲線図を示している。図6では、基板Fを挟み込むときの上下動カム73,74の高さ(すなわち、上爪部材40及び下爪部材50の高さ)をそれぞれ0mmとし、基板Fをボンディングステージ2に押し付けるときの上下動カム75の高さ(すなわち、基板押付部材60の高さ)を0mmとしている。そして、カムシャフト72の回転角度をθとすると、上下動カム73〜75の回転により、上爪部材40、下爪部材50及び基板押付部材60は以下のように上下動する。
図6(b)に示すように、上下動カム73の回転角度θが0°のとき、上爪部材40の高さは、2.2mmの第2上爪部材位置となる。そして、回転角度θが0°〜30°にかけて、上爪部材40の高さが2.2mmの第2上爪部材位置に維持され、回転角度θが30°から90°にかけて、上爪部材40の高さが2.2mmから0mmに下降して第1上爪部材位置となり、回転角度θが90°から180°にかけて、上爪部材40の高さが0mmの第1上爪部材位置に維持されて、回転角度θが180°から200°にかけて、上爪部材40の高さが0mmから−0.1mmに下降し、回転角度θが200°から260°にかけて、上爪部材40の高さが−0.1mmから−0.6mmに下降し、回転角度θが260°から330°にかけて、上爪部材40の高さが−0.6mmから2.2mmに上昇して第2上爪部材位置に戻り、回転角度θが330°から360°にかけて、高さが2.2mmの第2上爪部材位置に維持される。
図6(c)に示すように、上下動カム74の回転角度θが0°のとき、下爪部材50の高さが−1.3mmの第2下爪部材位置となる。そして、回転角度θが0°から60°にかけて、下爪部材50の高さが−1.3mmから0mmに上昇して第1下爪部材位置となり、回転角度θが60°から180°にかけて、下爪部材50の高さが0mmの第1下爪部材位置に維持されて、回転角度θが180°から200°にかけて、下爪部材50の高さが0mmから−0.1mmに下降し、回転角度θが200°から360°にかけて、下爪部材50の高さが−0.1mmから−1.3mmに下降して第2下爪部材位置に戻る。
図6(a)に示すように、上下動カム75の回転角度θが0°のとき、基板押付部材60の高さが6mmの第2基板押付部材位置となる。そして、回転角度θが0°から30°にかけて、基板押付部材60の高さが6mmの第2基板押付部材位置に維持され、回転角度θが30°から135°にかけて、基板押付部材60の高さが0mmに下降して第1基板押付部材位置となり、回転角度θが135°から260°にかけて、基板押付部材60の高さが0mmの第1基板押付部材位置に維持されて、回転角度θが260°から330°にかけて、基板押付部材60の高さが0mmから6mmに上昇して第2基板押付部材位置に戻り、回転角度θが330°から360°にかけて、基板押付部材60の高さが6mmの第2基板押付部材位置に維持される。なお、回転角度θが30°〜135°の範囲では、基板押付部材60の高さが、第1基板押付部材位置と第2基板押付部材位置との間の第3基板押付部材位置となる。
次に、図7を参照して、基板搬送装置10の動作について説明する。図7は、基板搬送装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図7に示すように、基板搬送装置10は、まず、レール3a及びレール3bで構成される搬送路に供給された基板Fを取りに行く基板取得動作を行う(ステップS1)。図8は、基板搬送装置の基板取得動作を説明するための図である。図8に示すように、まず、基板取得動作は、駆動装置70のモータ71を回転駆動して、カムシャフト72の回転角度θを0°に回転する(図8(a)参照)。このとき、上爪部材40は第2上爪部材位置となり、下爪部材50は第2下爪部材位置となり、基板押付部材60は第2基板押付部材位置となる。そして、X軸移動装置20のモータ21を回転駆動して、基板押付部材60の押付部62a,62bが、ボンディングを行うブロックBの搬送方向Aにおいて前後に配置されたスペースSに対応する位置となるまで、X軸テーブル30を移動させる。このとき、基板Fは、ボンディングステージ2の下方に設置されたヒーターにより50℃程度に加熱されているため、撓んで凸状に大きく湾曲した状態となっている。その後、駆動装置70のモータ71を回転駆動して、カムシャフト72の回転角度θを135°に回転する。すると、回転角度θが0°から60°にかけて、まず、下爪部材50が上昇して第1下爪部材位置となり、上爪部材40が下降し、基板押付部材60が下降する(図8(b)参照)。そして、回転角度θが60°から90°にかけて、上爪部材40が下降して第1上爪部材位置となり、基板押付部材60が下降する(図8(c)参照)。これにより、上爪部材40と下爪部材50とにより基板Fが上下面から挟み込まれるが、基板押付部材60による基板Fのボンディングステージ2への押し付けは行われていない。そして、回転角度θが90°から135°にかけて、基板押付部材60が第3基板押付部材位置の範囲で下降する(図8(d)参照)。これにより、基板押付部材60による基板Fのボンディングステージ2への押し付けが徐々に行われていく。そして、回転角度θが135°に至ると、基板押付部材60が第1基板押付部材位置となるため、上爪部材40と下爪部材50とによる基板Fの挟み込みに加え、基板押付部材60による基板Fのボンディングステージ2への押し付けが完全に行われて、撓んだ基板Fが平板状に矯正される(図8(e)参照)。
次に、基板搬送装置10は、基板Fを搬送方向Aに搬送する基板搬送動作を行う(ステップS2)。図9は、基板搬送装置の基板搬送動作を説明するための図である。図8に示すように、基板搬送動作は、まず、駆動装置70のモータ71を回転駆動して、カムシャフト72の回転角度θを90°〜135°の範囲の何れかの角度に回転する(図9(a)及び(b)参照)。すると、上爪部材40と下爪部材50とにより基板Fが挟み込まれた状態で、基板押付部材60が僅かに上昇して第3基板押付部材位置となる。これにより、基板押付部材60の押付部62a,62bによる基板Fのボンディングステージ2への押し付けが緩和されるため、基板Fの撓みが僅かに復元されて、基板Fとボンディングステージ2との間に隙間が生じる。その後、X軸移動装置20のモータ21を回転駆動して、ボンディング対象となるボンディング領域bがボンディング位置となるまで、X軸テーブル30を搬送方向Aに移動させる。その後、駆動装置70のモータ71を回転駆動して、カムシャフト72の回転角度θを135°に回転する(図9(c)参照)。これにより、基板押付部材60による基板Fのボンディングステージ2への押し付けが完全に行われるため、撓んだ基板Fが平板状に矯正される。
次に、基板搬送装置10は、ボンディング装置1により、基板Fのボンディング領域bに半導体ダイがボンディングされるまで待機する(ステップS3)。
そして、基板搬送装置10は、所定のボンディング領域bに半導体ダイがボンディングされると、ブロックB内の全てのボンディング領域bに半導体ダイをボンディングしたか否かを判定する(ステップS4)。
ブロックB内の全てのボンディング領域bに半導体ダイをボンディングしていない場合は、ステップS2に戻り、上記動作を繰り返す。
一方、ブロックB内の全てのボンディング領域bに半導体ダイをボンディングした場合は、上爪部材40及び下爪部材50により基板を挟み込む位置を、次にボンディングを行うブロックBに対応する位置に替える基板つかみ替え動作を行う(ステップS5)。図10は、基板搬送装置の基板つかみ替え動作を説明するための図である。図10に示すように、基板つかみ替え動作は、まず、駆動装置70のモータ71を回転駆動して、カムシャフト72の回転角度θを135°から0°(又は、135°から30°〜0°の範囲)に逆回転する。すると、回転角度θが135°から90°にかけて、基板押付部材60のみが第1基板押付部材位置から第3基板押付部材位置に上昇して(図10(a)及び(b)参照)、基板押付部材60による基板Fのボンディングステージ2への押し付けが徐々に緩和されて行く。回転角度θが90°から60°にかけて、上爪部材40が第1上爪部材位置から上昇し、基板押付部材60が上昇する(図10(c)参照)。これにより、上爪部材40と下爪部材50とにより基板Fの挟み込みが解除され、基板押付部材60による基板Fのボンディングステージ2への押し付けが解除される。回転角度θが60°から0°(又は、60°から30°〜0°の範囲)にかけて、上爪部材40が上昇し、下爪部材50が第1下爪部材位置から下降し、基板押付部材60が上昇する(図10(d)参照)。そして、回転角度θが0°に至ると、上爪部材40は第2上爪部材位置となり、下爪部材50は第2下爪部材位置となり、基板押付部材60は第2基板押付部材位置となる。その後、X軸移動装置20のモータ21を回転駆動して、基板押付部材60の押付部62a,62bが、次にボンディングを行うブロックBを挟み込むとともに、当該ブロックBの搬送方向Aにおいて前後に配置されたスペースSに対応する位置となるまで、X軸テーブル30を移動させる。そして、ステップS1及び図8で説明したように、駆動装置70のモータ71を回転駆動して、カムシャフト72の回転角度θを135°に回転し、上爪部材40と下爪部材50とにより基板Fを挟み込み、基板押付部材60により基板Fをボンディングステージ2に押し付ける(図8(a)〜(e)参照)。
そして、基板搬送装置10は、基板Fの全てのブロックBに半導体ダイをボンディングするまで、上記動作を繰り返す(ステップS6)。
このように、本実施形態に係る基板搬送装置10によれば、駆動装置70により上爪部材40及び下爪部材50を駆動して基板Fを上下面から挟み込み、X軸移動装置20により上爪部材40及び下爪部材50を搬送方向に移動させることで、基板Fを搬送方向Aに搬送することができ、更に、駆動装置70により基板押付部材60を駆動して基板Fをボンディングステージ2に押し付けることで、熱などにより撓んだ基板Fを平板状に矯正することができる。そして、このX軸移動装置20が、上爪部材40、下爪部材50及び基板押付部材60を一体で搬送方向Aに移動させることで、基板押付部材60により押し付けられる基板Fの位置が基板Fの搬送位置によらず一定となるため、半導体ダイなどを基板Fに安定してボンディングすることができる。
また、単一のモータ71により上爪部材40、下爪部材50及び基板押付部材60を上下動させることができるため、基板搬送装置10の部品点数を低減させることができ、コスト低減を図ることができる。
そして、上爪部材40、下爪部材50及び基板押付部材60を上下動させる上下動カム73〜75を用いることで、単一のモータ71により、上爪部材40、下爪部材50及び基板押付部材60を独立して上下動させることができる。
この場合、図6に示す回転角度範囲を有する上下動カム73〜75を用いることで、単一のモータ71により、上爪部材40、下爪部材50及び基板押付部材60を、異なる3つの位置関係に移動させることができ、基板Fの搬送やボンディングなど応じて、上爪部材40及び下爪部材50と基板押付部材60との位置関係を変えることができる。
そして、基板Fにボンディングが行われる場合は、上下動カム73〜75の回転角度θを135°に回転させることで、上爪部材40及び下爪部材50により基板が挟み込まれるとともに、基板押付部材60により基板Fがボンディングステージ2に押し付けられるため、撓んだ基板Fを平板状に矯正することができ、半導体ダイなどを基板Fに適切にボンディングすることができる。
また、上爪部材40及び下爪部材50により基板Fをつかみ替える場合は、上下動カム73〜75を0°(又は、30°〜0°の範囲)に回転させることで、上爪部材40及び下爪部材50による基板Fの挟み込みを解除するとともに、基板押付部材60による基板Fのボンディングステージ2への押し付けを解除することができるため、上爪部材40、下爪部材50及び基板押付部材60が基板Fに干渉することなく、上爪部材40及び下爪部材50により基板Fをつかみ替えることができる。
また、上爪部材40及び下爪部材50により基板Fを搬送する場合は、上下動カム73〜75を90°〜135°の範囲に回転させることで、上爪部材40及び下爪部材50により基板Fが挟み込まれた状態で、基板押付部材60による基板Fのボンディングステージ2への押し付けを解除することができる。これにより、基板Fとボンディングステージ2との間の接触抵抗が低減されるため、基板Fを搬送する際に、ボンディングステージ2との接触に起因する基板Fの擦れを低減することができる。しかも、この場合、第1基板押付部材位置と第2基板押付部材位置との間の第3基板押付部材位置に基板押付部材60を移動させることで、基板押付部材60の移動距離を短くすることができるため、迅速に基板Fを搬送することができる。
[第2実施形態]
次に、図11を参照して、第2の実施形態に係る基板搬送装置ついて説明する。
図11は、第2の実施形態に係る基板搬送装置を示した図である。図11に示すように、第2の実施形態に係る基板搬送装置100は、基本的に、第1の実施形態に係る基板搬送装置10と同じである。そして、基板搬送装置100が基板搬送装置10と異なる点は、補助基板押付部材80が追加された点のみである。このため、以下では、第1の実施形態と相違する点のみ説明し、その他の説明を省略する。
図11に示すように、基板搬送装置100には、基板押付部材60に補助基板押付部材80が取り付けられている。補助基板押付部材80は、ボンディングされた基板Fをボンディングステージ2に押し付けるものである。このため、補助基板押付部材80は、補助アーム部81と、補助押付部82とを備えている。
補助アーム部81は、レール3aに対するボンディングステージ2の反対側において、その一方端部が、基板押付部材60のアーム部61の中央部に取り付けられている。この補助アーム部81は、アーム部61から搬送方向Aにおいて前方に延びて、レール3a側に屈曲している。補助アーム部81は、更に、レール3aを上方から跨いで搬送方向Aに垂直な方向に延びており、その他方端部が、搬送される基板Fのレール3a側端部まで延びている。そして、補助アーム部81の他方端部は、搬送方向Aにおいて押付部62aと1ブロックBの長さだけ隔てて配置されている。このため、補助アーム部81の他方端部は、押付部62aが押し付ける基板FのスペースSの、搬送方向Aにおいて次のスペースSの位置に対応している。そして、補助アーム部81は、アーム部61に連結されているため、アーム部61の上下動に伴い上下動する。
補助押付部82は、補助アーム部81の他方端部に固定されており、ボンディングステージ2に沿って搬送方向Aと垂直な方向に延びる細長の板状に形成されている。そして、補助押付部82は、アーム部61の下降に伴い補助アーム部81が下降することにより、その下面で、基板Fを搬送方向Aと垂直な方向に沿って基板Fをボンディングステージ2に押し付ける。
そして、このように構成される基板搬送装置100において、駆動装置70のモータ71を回転駆動して、基板押付部材60を下降させると、基板押付部材60の下降に伴い補助基板押付部材80も下降する。すると、図3に示すように、補助基板押付部材80の補助押付部82は、基板押付部材60の押付部62aが押し付けているスペースSの搬送方向Aにおいて1つ前方のスペースSを押し付ける。このため、補助基板押付部材80の押付部の補助押付部82と基板押付部材60の押付部62aとにより、ボンディングされたブロックBの搬送方向Aにおいて両側のスペースSがボンディングステージ2に押し付けられて、当該ブロックBが平板状に矯正される。
このように、本実施形態に係る基板搬送装置100によれば、上記作用効果に加え、更に以下の作用効果を有する。すなわち、半導体ダイを基板Fにボンディングした直後は、熱などによる基板Fの撓みが十分に復元されておらず、しかも、半導体ダイと基板Fとの接着強度が弱い状態にある。このため、基板押付部材60におけるアーム部61から搬送方向Aに延びる補助基板押付部材80を設け、この補助基板押付部材80により基板Fをボンディングステージ2に押し付けることで、半導体ダイがボンディングされたブロックBを平板状に矯正することができ、ボンディングされた半導体ダイの基板Fからの剥離を抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態において、上爪部材40、下爪部材50及び基板押付部材60の搬送方向Aへの移動は、X軸テーブル30に上爪部材40、下爪部材50及び基板押付部材60を搭載し、X軸移動装置20でこのX軸テーブル30を駆動することにより行うものとして説明したが、上爪部材40、下爪部材50及び基板押付部材60を一体で搬送方向Aに移動させることができれば、如何なる構成、手段で移動させてもよい。
また、上記実施形態において、上爪部材40、下爪部材50及び基板押付部材60の上下動は、上爪部材40、下爪部材50及び基板押付部材60に対応する位置に上下動カム73〜75を配置し、単一のモータ71でこれらの上下動カム73〜75を回転させることにより行うものとして説明したが、上爪部材40、下爪部材50及び基板押付部材60を独立して上下動させることができれば、如何なる構成、手段で上下動させてもよい。
また、上記実施形態において、上下動カム73〜75は、図6に示す形状であるものとして説明したが、上爪部材40、下爪部材50及び基板押付部材60を独立して上下動させる形状であれば如何なる形状であってもよい。
また、上記実施形態において、押付部62及び補助押付部82は、ボンディングステージ2に沿って搬送方向Aと垂直な方向に延びて形成されるものとして説明したが、基板Fをボンディングステージ2に押し付けることができれば如何なる形状・構造であってもよい。例えば、ボンディングステージ2に沿ってL字状に屈曲した形状や、1又は複数のボンディング領域bや1又は複数のブロックBの周囲を囲むロ字状の形状であってもよい。
第1の実施形態に係る基板搬送装置を搭載したボンディング装置の一部を示した図である。 図1に示す基板搬送装置を示した図である。 基板の構成を示した図である。 上爪部材及び下爪部材の構成を示す側面図である。 基板押付部材の構成を示す側面図である。 上下動カムの回転位置に対する上下動カムの形状を示すカム曲線図であり、(a)は、基板押付部材を上下動させる上下動カムのカム曲線図、(b)は、上爪部材を上下動させる上下動カムのカム曲線図、(c)は、下爪部材を上下動させる上下動カムのカム曲線図である。 基板搬送装置の動作を説明するためのフローチャートである。 基板搬送装置の基板取得動作を説明するための図である。 基板搬送装置の基板搬送動作を説明するための図である。 基板搬送装置の基板つかみ替え動作を説明するための図である。 第2の実施形態に係る基板搬送装置を示した図である。
符号の説明
1…ボンディング装置、2…ボンディングステージ、3a,3b…レール、10,10a,10b…基板搬送装置、20…X軸移動装置、21…モータ、22…ボールねじ、23…ボールスプライン、30…X軸テーブル、31,32,33a,33b…直動用ガイド、40…上爪部材、41…アーム部、42…上爪部、43…ローラ、50…下爪部材、51…アーム部、52…下爪部、53…ローラ、60…基板押付部材、61…アーム部、62a,62b…押付部、63…ローラ、70…駆動装置、71…モータ、72…カムシャフト、73〜75…上下動カム、80…補助基板押付部材、81…補助アーム部、82…補助押付部、100…基板搬送装置、A…搬送方向、B…ブロック、b…ボンディング領域、F…基板、S…スペース、θ…回転角度。

本発明に係る基板搬送装置は、ボンディングステージ上でボンディングが行われる基板を搬送方向に搬送する基板搬送装置であって、基板を上下面から挟み込む上爪部材及び下爪部材と、基板をボンディングステージに押し付ける基板押付部材と、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を一体で搬送方向に移動させる移動装置と、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を上下動させる駆動装置と、を含む
本発明に係る基板搬送装置によれば、駆動装置により上爪部材及び下爪部材を駆動して基板を上下面から挟み込み、移動装置により上爪部材及び下爪部材を搬送方向に移動させることで、基板を搬送方向に搬送することができ、更に、駆動装置により基板押付部材を駆動して基板をボンディングステージに押し付けることで、熱などにより撓んだ基板を平板状に矯正することができる。そして、この移動装置が、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を一体で搬送方向に移動させることで、基板押付部材により押し付けられる基板の位置が基板の搬送位置によらず一定となるため、半導体ダイなどを基板に安定してボンディングすることができる。
この場合、上記駆動装置は、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を上下動させる上下動カムと、上下動カムを回転させる単一の回転駆動源と、を含み、上記上下動カムは、上爪部材及び下爪部材が基板を挟み込む第1爪部材位置に上爪部材及び下爪部材を移動装置により移動させ、且つ、基板押付部材が基板をボンディングステージに押し付ける第1基板押付部材位置に基板押付部材を移動させる第1回転角度範囲と、上爪部材及び下爪部材が基板を挟み込まない第2爪部材位置に上爪部材及び下爪部材を移動装置により移動させ、且つ、基板押付部材が基板をボンディングステージに押し付けない第2基板押付部材位置に基板押付部材を移動させる第2回転角度範囲と、第1爪部材位置に上爪部材及び下爪部材を移動装置により移動させ、第1基板押付部材位置と第2基板押付部材位置との間の第3基板押付部材位置に基板押付部材を移動させる第3回転角度範囲と、を含む。
この基板搬送装置によれば、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を上下動させる上下動カムを用いることで、単一の回転駆動源により、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を独立して上下動させることができる。しかも、第1回転角度範囲、第2回転角度範囲及び第3回転角度範囲を有する上下動カムを用いることで、単一の回転駆動源により、上爪部材及び下爪部材と基板押付部材とを、異なる3つの位置関係に移動させることができ、基板の搬送やボンディングなど応じて、上爪部材及び下爪部材と基板押付部材との位置関係を変えることができる。
そして、上記回転駆動源は、基板にボンディングが行われる場合、上下動カムを第1回転角度範囲に回転させることが好ましい。この基板搬送装置によれば、基板にボンディングが行われる場合は、上下動カムを第1回転角度に回転させることで、上爪部材及び下爪部材により基板が挟み込まれるとともに、基板押付部材により基板がボンディングステージに押し付けられるため、撓んだ基板を平板状に矯正することができ、半導体ダイなどを基板に適切にボンディングすることができる。
そして、基板押付部材の搬送方向前方に配置され、上下動して基板をボンディングステージに押し付ける補助基板押付部材を更に含み駆動装置は、補助基板押付部材を基板押付部材と同期して上下動させることが好ましい。ボンディング直後は、熱などによる基板の撓みが十分に復元されておらず、しかも、半導体ダイと基板との接着強度が弱い状態にある。このため、基板押付部材の搬送方向前方において、補助基板押付部材により基板をボンディングステージに押し付けることで、ボンディングされた位置の基板を平板状に矯正することができ、ボンディングされた半導体ダイの基板からの剥離を抑制することができる。
本発明に係る基板搬送方法は、ボンディングステージ上でボンディングが行われる基板を搬送方向に搬送する基板搬送方法であって、搬送方向に搬送される基板にボンディングが行われるボンディングステージと、上下動して基板を上下面から挟み込む上爪部材及び下爪部材と、上下動して基板をボンディングステージに押し付ける基板押付部材と、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を一体で搬送方向に移動させる移動装置と、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を上下動させる駆動装置と、を有する基板搬送装置を用意するステップと、基板にボンディングが行われる際に、駆動装置により、基板を挟み込む第1爪部材位置に上爪部材及び下爪部材を移動装置により移動させ、基板をボンディングステージに押し付ける第1基板押付部材位置に基板押付部材を移動させるボンディング準備動作ステップと、上爪部材及び下爪部材により基板をつかみ替える際に、駆動装置により、基板を挟み込まない第2爪部材位置に上爪部材及び下爪部材を移動装置により移動させ、基板をボンディングステージに押し付けない第2基板押付部材位置に基板押付部材を移動させる持ち替え動作ステップと、上爪部材及び下爪部材により基板を搬送する際に、第1爪部材位置に上爪部材及び下爪部材を移動装置により移動させ、第1基板押付部材位置と第2基板押付部材位置との間の第3基板押付部材位置に基板押付部材を移動させる搬送ステップと、を含む
本発明に係る基板搬送方法によれば、基板にボンディングする際は、ボンディング準備動作ステップにより、上爪部材及び下爪部材により基板が挟み込まれるとともに、基板押付部材により基板がボンディングステージに押し付けられるため、撓んだ基板を平板状に矯正することができるため、半導体ダイなどを基板に適切にボンディングすることができる。上爪部材及び下爪部材により基板をつかみ替える際は、また、持ち替え動作ステップにより、上爪部材及び下爪部材による基板の挟み込みを解除するとともに、基板押付部材による基板のボンディングステージへの押し付けを解除することができるため、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材が基板に干渉することなく、上爪部材及び下爪部材により基板をつかみ替えることができる。また、上爪部材及び下爪部材により基板を搬送する際は、搬送ステップにより、上爪部材及び下爪部材により基板が挟み込まれるとともに、基板押付部材による基板のボンディングステージへの押し付けを解除することができる。これにより、基板とボンディングステージとの間の接触抵抗が低減されるため、基板を搬送する際に、ボンディングステージとの接触に起因する基板の擦れを低減して、基板を搬送することができる。しかも、この場合、第1基板押付部材位置と第2基板押付部材位置との間の第3基板押付部材位置に基板押付部材を移動させることで、基板押付部材の移動距離を短くすることができるため、迅速に基板を搬送することができる。



この場合、上記駆動装置は、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を上下動させる上下動カムと、上下動カムを回転させる単一の回転駆動源と、を含み、上記上下動カムは、上爪部材及び下爪部材が基板を挟み込む第1爪部材位置に上爪部材及び下爪部材移動させ、且つ、基板押付部材が基板をボンディングステージに押し付ける第1基板押付部材位置に基板押付部材を移動させる第1回転角度範囲と、上爪部材及び下爪部材が基板を挟み込まない第2爪部材位置に上爪部材及び下爪部材移動させ、且つ、基板押付部材が基板をボンディングステージに押し付けない第2基板押付部材位置に基板押付部材を移動させる第2回転角度範囲と、第1爪部材位置に上爪部材及び下爪部材移動させ、且つ、第1基板押付部材位置と第2基板押付部材位置との間の第3基板押付部材位置に基板押付部材を移動させる第3回転角度範囲と、を含む。
また、上爪部材及び下爪部材により基板をつかみ替える場合、回転駆動源により上下動カムを第2回転角度範囲に回転させた後、移動装置により上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を一体で移動させて、回転駆動源により上下動カムを第1回転角度範囲に回転させることが好ましい。この基板搬送装置によれば、上爪部材及び下爪部材により基板をつかみ替える場合は、上下動カムを第2回転角度範囲に回転させることで、上爪部材及び下爪部材による基板の挟み込みを解除するとともに、基板押付部材による基板のボンディングステージへの押し付けを解除した後に、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を一体で移動し、その後、上爪部材及び下爪部材により基板を挟み込むと共に、基板押付部材により基板を押し付けるため、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材が基板に干渉することなく、上爪部材及び下爪部材により基板をつかみ替えることができる。
本発明に係る基板搬送方法は、ボンディングステージ上でボンディングが行われる基板を搬送方向に搬送する基板搬送方法であって、搬送方向に搬送される基板にボンディングが行われるボンディングステージと、上下動して基板を上下面から挟み込む上爪部材及び下爪部材と、上下動して基板をボンディングステージに押し付ける基板押付部材と、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を一体で搬送方向に移動させる移動装置と、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を上下動させる駆動装置と、を有する基板搬送装置を用意するステップと、基板にボンディングが行われる際に、駆動装置により、基板を挟み込む第1爪部材位置に上爪部材及び下爪部材移動させ、基板をボンディングステージに押し付ける第1基板押付部材位置に基板押付部材を移動させるボンディング動作ステップと、上爪部材及び下爪部材により基板をつかみ替える際に、駆動装置により、基板を挟み込まない第2爪部材位置に上爪部材及び下爪部材移動させ、且つ、基板をボンディングステージに押し付けない第2基板押付部材位置に基板押付部材を移動させ、次に、移動装置により、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を一体で移動させ、次に、駆動装置により、第1爪部材位置に上爪部材及び下爪部材を移動させ、且つ、第1基板押付部材位置に基板押付部材を移動させる持ち替え動作ステップと、上爪部材及び下爪部材により基板を搬送する際に、駆動装置により、第1爪部材位置に上爪部材及び下爪部材移動させ、且つ、第1基板押付部材位置と第2基板押付部材位置との間の第3基板押付部材位置に基板押付部材を移動させる搬送ステップと、
を含む。
本発明に係る基板搬送方法によれば、基板にボンディングする際は、ボンディング準備動作ステップにより、上爪部材及び下爪部材により基板が挟み込まれるとともに、基板押付部材により基板がボンディングステージに押し付けられるため、撓んだ基板を平板状に矯正することができるため、半導体ダイなどを基板に適切にボンディングすることができる。また、上爪部材及び下爪部材により基板をつかみ替える際は持ち替え動作ステップにより、上爪部材及び下爪部材による基板の挟み込みを解除するとともに、基板押付部材による基板のボンディングステージへの押し付けを解除した後に、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を一体で移動し、その後、上爪部材及び下爪部材により基板を挟み込むと共に、基板押付部材により基板を押し付けるため、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材が基板に干渉することなく、上爪部材及び下爪部材により基板をつかみ替えることができる。また、上爪部材及び下爪部材により基板を搬送する際は、搬送ステップにより、上爪部材及び下爪部材により基板が挟み込まれるとともに、基板押付部材による基板のボンディングステージへの押し付けを解除することができる。これにより、基板とボンディングステージとの間の接触抵抗が低減されるため、基板を搬送する際に、ボンディングステージとの接触に起因する基板の擦れを低減して、基板を搬送することができる。しかも、この場合、第1基板押付部材位置と第2基板押付部材位置との間の第3基板押付部材位置に基板押付部材を移動させることで、基板押付部材の移動距離を短くすることができるため、迅速に基板を搬送することができる。
また、上爪部材40及び下爪部材50により基板Fをつかみ替える場合は、上下動カム73〜75を0°(又は、30°〜0°の範囲)に回転させることで、上爪部材40及び下爪部材50による基板Fの挟み込みを解除するとともに、基板押付部材60による基板Fのボンディングステージ2への押し付けを解除した後に、上爪部材40、下爪部材50及び基板押付部材60を一体で移動し、その後、上爪部材40及び下爪部材50により基板Fを挟み込むと共に、基板押付部材60により基板Fを押し付けるため、上爪部材40、下爪部材50及び基板押付部材60が基板Fに干渉することなく、上爪部材40及び下爪部材50により基板Fをつかみ替えることができる。

Claims (9)

  1. ボンディングステージ上でボンディングが行われる基板を搬送方向に搬送する基板搬送装置であって、
    基板を上下面から挟み込む上爪部材及び下爪部材と、
    基板をボンディングステージに押し付ける基板押付部材と、
    上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を一体で搬送方向に移動させる移動手段と、
    上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を上下動させる駆動手段と、
    を有することを特徴とする基板搬送装置。
  2. 前記駆動手段は、単一の駆動源により、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を上下動させることを特徴とする請求項1に記載の基板搬送装置。
  3. 前記駆動手段は、
    上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を上下動させる上下動カムと、
    上下動カムを回転させる単一の回転駆動源と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の基板搬送装置。
  4. 前記上下動カムは、
    上爪部材及び下爪部材が基板を挟み込む第1爪部材位置に上爪部材及び下爪部材を移動させ、且つ、基板押付部材が基板をボンディングステージに押し付ける第1基板押付部材位置に基板押付部材を移動させる第1回転角度範囲と、
    上爪部材及び下爪部材が基板を挟み込まない第2爪部材位置に上爪部材及び下爪部材を移動させ、且つ、基板押付部材が基板をボンディングステージに押し付けない第2基板押付部材位置に基板押付部材を移動させる第2回転角度範囲と、
    第1爪部材位置に上爪部材及び下爪部材を移動させ、第1基板押付部材位置と第2基板押付部材位置との間の第3基板押付部材位置に基板押付部材を移動させる第3回転角度範囲と、を有することを特徴とする請求項3に記載の基板搬送装置。
  5. 前記回転駆動源は、基板にボンディングが行われる場合、上下動カムを第1回転角度範囲に回転させることを特徴とする請求項4に記載の基板搬送装置。
  6. 前記回転駆動源は、上爪部材及び下爪部材により基板をつかみ替える場合、上下動カムを第2回転角度範囲に回転させることを特徴とする請求項4又は5に記載の基板搬送装置。
  7. 前記回転駆動源は、上爪部材及び下爪部材により基板を搬送する場合、上下動カムを第3回転角度範囲に回転させることを特徴とする請求項4〜6の何れか1項に記載の基板搬送装置。
  8. 基板押付部材の搬送方向前方に配置され、上下動して基板をボンディングステージに押し付ける補助基板押付部材を更に有し、
    前記駆動手段は、補助基板押付部材を基板押付部材と同期して上下動させることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の基板搬送装置。
  9. ボンディングステージ上でボンディングが行われる基板を搬送方向に搬送する基板搬送方法であって、
    搬送方向に搬送される基板にボンディングが行われるボンディングステージと、上下動して基板を上下面から挟み込む上爪部材及び下爪部材と、上下動して基板をボンディングステージに押し付ける基板押付部材と、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を一体で搬送方向に移動させる移動手段と、上爪部材、下爪部材及び基板押付部材を上下動させる駆動手段と、を有する基板搬送装置における基板搬送方法であって、
    基板にボンディングが行われる際に、駆動手段により、基板を挟み込む第1爪部材位置に上爪部材及び下爪部材を移動させ、基板をボンディングステージに押し付ける第1基板押付部材位置に基板押付部材を移動させるボンディング動作ステップと、
    上爪部材及び下爪部材により基板をつかみ替える際に、駆動手段により、基板を挟み込まない第2爪部材位置に上爪部材及び下爪部材を移動させ、基板をボンディングステージに押し付けない第2基板押付部材位置に基板押付部材を移動させる持ち替え動作ステップと、
    上爪部材及び下爪部材により基板を搬送する際に、第1爪部材位置に上爪部材及び下爪部材を移動させ、第1基板押付部材位置と第2基板押付部材位置との間の第3基板押付部材位置に基板押付部材を移動させる搬送ステップと、
    を有することを特徴とする基板搬送方法。

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