JP2001168145A - チップのボンディング装置 - Google Patents
チップのボンディング装置Info
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Abstract
効率を向上させることができるチップのボンディング装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】 チップ3をACF8(異方性導電剤)に
より基板1にボンディングするチップのボンディング装
置において、ACF転写ステーション20にACFテー
プを用いて転写ヘッド23により基板1にACFを転写
する2基の転写機構21を備え、送りねじ機構26によ
り転写機構21の配列ピッチを基板1の転写対象部位の
ピッチPに合わせる。これにより、ACF8の転写を複
数個所同時に行うことができ、全体のタクトタイムを短
縮してボンディング作業の効率を向上させることができ
る。
Description
基板にチップを搭載して異方性導電剤によりボンディン
グするチップのボンディング装置に関するものである。
のチップが実装される。この実装作業は、まず基板上の
チップ実装位置に異方性導電剤(以下、「ACF」と略
称する)が転写され、この転写されたACF上にチップ
が搭載される。そしてチップを所定条件で基板に押圧す
ることにより、ACFが熱硬化してチップが基板に固着
されるとともに、チップの電極は基板の電極と導通す
る。
前述のACFを転写する転写ステーションと、転写され
た基板上にチップを搭載するチップ搭載ステーション
と、搭載後のチップを所定の熱条件、荷重条件で所定時
間保持することによりACFを熱硬化させる圧着ステー
ションと、各ステーション間での基板の受け渡しを行う
搬送手段とが設けられている。そして、転写ステーショ
ンに上流より搬入された基板は、各ステーションにおけ
る所定の作業を終えた後下流側へ搬出される。
ーションにおける作業形態は作業の内容によって異なっ
ており、例えば転写ステーションでは各実装位置毎にA
CFの転写作業が行われ、搭載ステーションにおいては
同様に各チップ毎に搭載作業が行われる。また、圧着ス
テーションにおいては、複数のチップが同時に圧着され
る。
搭載ステーションでは高速動作が可能であり、また圧着
ステーションにおいては複数同時処理が可能であること
から、これらのステーションでの1チップ当たりのタク
トタイムは比較的容易に短縮が可能である。これに対
し、転写ステーションでは、ACFの種類によっては基
板表面に貼付するのに長時間を要し、一般にこの転写作
業における作業時間がボンディング工程中で最も長い時
間を要するものとなっていた。このため、転写ステーシ
ョンにおけるタクトタイムの遅延が全体のタクトタイム
を遅延させ、ボンディング工程の効率向上を阻害する要
因となっていた。
ボンディング作業の効率を向上させることができるチッ
プのボンディング装置を提供することを目的とする。
ボンディング装置は、チップを異方性導電剤により基板
にボンディングするチップのボンディング装置であっ
て、異方性導電剤が貼着された異方性導電テープから前
記基板に異方性導電剤を転写する異方性導電剤転写部
と、異方性導電剤が転写された基板にチップを搭載する
チップ搭載部とを備え、前記異方性導電剤転写部に、異
方性導電テープを転写ヘッドにより基板に押圧して異方
性導電剤を転写する2基の転写機構と、これらの転写機
構の配列ピッチを転写対象部位のピッチに対して相対的
に合わせるピッチ合わせ手段とを備えた。
異方性導電テープを圧着ヘッドにより押圧して転写する
複数の転写機構と、これらの転写機構の配列ピッチを転
写対象部位のピッチに対して相対的に合わせるピッチ合
わせ手段とを備えることにより、異方性導電剤の転写を
複数個所同時に行うことができ、全体のタクトタイムを
短縮してボンディング作業の効率を向上させることがで
きる。
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のチッ
プのボンディング装置の斜視図、図2は同チップのボン
ディング装置の正面図、図3(a)は同チップのボンデ
ィング装置のACF転写ステーションの斜視図、図3
(b)は同チップのボンディング装置の転写機構の部分
正面図、図4は同チップのボンディング装置の搭載ステ
ーションの斜視図、図5は同チップのボンディング装置
の圧着ステーションの斜視図、図6は同チップのボンデ
ィング装置の部分正面図である。
ィング装置の構造を説明する。図1、図2において、基
台10の上面にはACF転写ステーション20(異方性
導電剤転写部)、搭載ステーション30(チップ搭載
部)および圧着ステーション40が直列に配列されてい
る。これらの各作業ステーションを構成する機構部は、
基台10上に配設されたフレーム11によって保持され
ている。
載ステーション30および圧着ステーション40は、そ
れぞれ第1の可動テーブル12A、第2の可動テーブル
12Bおよび第3の可動テーブル12Cを備えている。
これらの可動テーブルは同一構造となっており、Yテー
ブル13、Xテーブル14およびθテーブル15を段積
みして構成されている。
1において左側)には基板1の供給テーブル2が設けら
れている。基台10の上面には長手方向に移動テーブル
5が配設されており、移動テーブル5に沿って搬送アー
ム6が往復移動する。供給テーブル2上で位置合わせさ
れた基板1は、搬送アーム6の吸着パッド7によってピ
ックアップされ、搬送経路Nに沿って下流側に搬送され
る。搬送された基板1は、搬送経路Nまで移動した各可
動テーブル12A,12b,12Cのθテーブル15上
に載置される。そして前述の各作業ステーションにおい
てチップのボンディング作業が行われる。ボンディング
が完了した基板1は、圧着ステーション40の下流側
(図1において右側)の回収テーブル4上に載置されて
回収される。
ついて説明する。まず図2、図3を参照してACF転写
ステーション20について説明する。フレーム11(図
1参照)に保持されたブロック20aには2基の転写機
構21が装着されている。転写機構21は供給リール2
2および転写ヘッド23を備えている。供給リール22
は巻回状態で収納されたACFテープTを供給する。A
CFテープTは樹脂のベーステープT’にACF(異方
性導電剤)を貼着したものである。転写ヘッド23は供
給リール22から引き出されたACFテープTを基板1
に押し付けることによりACF8を基板1の表面に転写
する。ACF転写後のベーステープT’は回収リール2
4に巻き取られて回収される。
F8の転写動作を示すものである。供給リール22から
引き出されたACFテープTはガイド25によって導か
れ、転写ヘッド23の下面に対して平行に位置する。そ
して基板1のACF転写部位を転写ヘッド23に位置合
わせした状態で転写ヘッド23を押し下げることによ
り、ACFテープTは基板1の表面に押圧される。この
後転写ヘッド23を上昇させると、ACFテープTに貼
着されているACF8は基板1の表面に転写されてベー
ステープT’のみが剥離され、これによりACF8の転
写が完了する。
21には送りねじ機構26が設けられている。転写機構
21に固着されたナット27に螺入した送りねじ28を
ハンドル29で回転させることにより、2つの転写ヘッ
ド23の配列ピッチを変えることができる。したがっ
て、転写ヘッド23の配列ピッチPを基板1表面の2個
所のACF転写対象部位の配列ピッチもしくはその整数
倍の距離に合わせることにより、隔てられた2個所のA
CF転写対象部位に同時にACF8を転写することがで
きる。すなわち送りねじ機構26はACF8を転写する
転写機構の配列ピッチを転写対象部位のピッチに相対的
に合わせるピッチ合わせ手段となっている。
図4を参照して説明する。図4において、トレイ供給テ
ーブル36上にはトレイ37が載置されている。トレイ
37にはチップ3が格子状配列で収納されている。トレ
イ供給テーブル36上には一軸テーブル34,35を組
み合わせたXYテーブルが配設されており、XYテーブ
ルに装着されたピックアップヘッド33によってトレイ
37からチップ3がピックアップされる。
テーブル38上の保持部39上に載置される。そして保
持部39で位置合わせされたチップ3はスライドテーブ
ル38上を移載ノズル32によるピックアップ位置まで
移動する。次いで移載ノズル32によってピックアップ
されたチップ3は、ターンテーブル31が回転すること
により、第2の可動テーブル12Bに保持された基板1
の上方へ移動する。基板1のチップ搭載位置には既に前
ステーションにおいてACF8が転写されている。そし
てカメラ16によって基板1を認識することにより、基
板1とチップ3とが位置合わせされ、基板1に転写され
たACF上にチップ3が搭載される。
について説明する。図5において、フレーム11(図1
参照)に保持されたブロック40aには圧着ヘッド41
が昇降押圧機構42によって昇降自在に装着されてい
る。第3の可動テーブル12Cには基板1が載置されて
おり、基板1に転写されたACF8上には、チップ3が
搭載されている。
て下面を支持されており、この状態で圧着ヘッド41を
下降させると、圧着ヘッド41はチップ3の上面に当接
し、これによりチップ3はACF8を介して基板1の表
面に押圧される。圧着ヘッド41は加熱用のヒータを備
えており、押圧時にはチップ3を介してACFが加熱さ
れる。この押圧加熱状態を所定時間保持することによ
り、チップ3は基板1にボンディングされる。
うに構成されており、以下動作について説明する。まず
図1において、供給テーブル2上で位置決めされた基板
1は搬送アーム6の吸着パッド7によってピックアップ
され、搬送経路Nに沿ってACF転写ステーション20
まで搬送される。ここで第1の可動テーブル12Aのθ
テーブル15に載置された基板1は、ACF転写位置ま
で移動し転写機構21に対して位置合わせされる。そし
てこの基板1に対し、2基の転写機構21によって、A
CFの転写が行われる。
写対象部位に対して、それぞれの転写機構21によって
ACFの転写が行われる。このとき、転写機構21相互
の配列ピッチは送りねじ機構20によって可変となって
いるため、品種が異なる基板に対しても転写機構21間
の配列ピッチを転写対象部位のピッチに合わせることが
できる。
送経路N上に戻り、ここで搬送アーム6によって再びピ
ックアップされ、搭載ステーション30へ搬送される。
そしてここでACF転写ステーション20にて転写され
たACF8上にチップ3が搭載される。次いでチップ3
が搭載された基板1は搬送アーム6によって圧着ステー
ション40へ搬送され、第3の可動テーブル12Cに載
置される。そして搭載ステーション30で搭載されたチ
ップ3を圧着ヘッド41によって押圧・加熱することに
より、チップ3は基板1にボンディングされるとともに
チップ3の接続用の電極がACF中の導電成分により基
板1の電極と電気的に導電する。
搬送アーム6により取り出されて回収テーブル4上に載
置され、ボンディング動作の1サイクルが終了する。上
述のボンディング動作では、所要作業時間が最も長いA
CF転写ステーション20において、同時に2個所の転
写対象部位へのACF転写を行うことにより、ACF転
写、搭載、圧着の各工程間のラインバランスが保たれ、
効率のよいチップのボンディングを行うことが可能とな
っている。
の転写部位を対象として同時転写を行う例を示したが、
2枚の基板をボンディング対象とする場合にあっても本
発明を適用することができる。この場合には、ピッチ合
わせ手段として図6(a)に示すように、2枚の基板1
A,1Bをそれぞれ個別のXテーブル14A,14Bお
よびθテーブル15A,15Bを備えた可動テーブル1
2上に載置する。これにより、基板1A,1Bのそれぞ
れの転写対象部位間のピッチP2を、転写ヘッド23の
ピッチP1に対して合わせることができる。この場合に
は、Xテーブル14A,14B、θテーブル15A,1
5Bが、ピッチ合わせ手段となっている。
わりに、位置決め機構を備えた搬送アーム6によって2
枚の基板1A,1BをACF転写ステーション20の可
動テーブル12に設けられた共通の載置テーブルに載置
する際に、転写対象部位相互のピッチが2つの転写ヘッ
ド23間のピッチP1と等しくなるような位置に載置す
るようにしてもよい。この場合には、搬送アーム6がピ
ッチ合わせ手段に該当する。
に、異方性導電テープを圧着ヘッドにより押圧して転写
する複数の転写機構と、これらの転写機構の配列ピッチ
を転写対象部位のピッチに対して相対的に合わせるピッ
チ合わせ手段とを備えたので、異方性導電剤の転写を複
数個所同時に行うことができ、全体のタクトタイムを短
縮してボンディング作業の効率を向上させることができ
る。
装置の斜視図
装置の正面図
ィング装置のACF転写ステーションの斜視図 (b)本発明の一実施の形態のチップのボンディング装
置の転写機構の部分正面図
装置の搭載ステーションの斜視図
装置の圧着ステーションの斜視図
装置の部分正面図
Claims (1)
- 【請求項1】チップを異方性導電剤により基板にボンデ
ィングするチップのボンディング装置であって、異方性
導電剤が貼着された異方性導電テープから前記基板に異
方性導電剤を転写する異方性導電剤転写部と、異方性導
電剤が転写された基板にチップを搭載するチップ搭載部
とを備え、前記異方性導電剤転写部に、異方性導電テー
プを転写ヘッドにより基板に押圧して異方性導電剤を転
写する2基の転写機構と、これらの転写機構の配列ピッ
チを転写対象部位のピッチに対して相対的に合わせるピ
ッチ合わせ手段とを備えたことを特徴とするチップのボ
ンディング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35431999A JP3821623B2 (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | チップのボンディング装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35431999A JP3821623B2 (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | チップのボンディング装置 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003422528A Division JP2004119993A (ja) | 2003-12-19 | 2003-12-19 | チップのボンディング装置 |
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JP3821623B2 JP3821623B2 (ja) | 2006-09-13 |
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ID=18436761
Family Applications (1)
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JP35431999A Expired - Fee Related JP3821623B2 (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | チップのボンディング装置 |
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-
1999
- 1999-12-14 JP JP35431999A patent/JP3821623B2/ja not_active Expired - Fee Related
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