JP3314890B2 - 物品整列装置 - Google Patents

物品整列装置

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JP3314890B2 JP12057193A JP12057193A JP3314890B2 JP 3314890 B2 JP3314890 B2 JP 3314890B2 JP 12057193 A JP12057193 A JP 12057193A JP 12057193 A JP12057193 A JP 12057193A JP 3314890 B2 JP3314890 B2 JP 3314890B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物品整列装置に関し、よ
り詳しくはロボットを利用した物品整列装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ロボットを利用した物品整列装置
は知られており、ランダムに供給される物品をロボット
が備える保持手段によって保持し所定方向に向きを揃え
て、他の位置に移動させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来の物品
整列装置におけるロボットは、物品を保持する保持手段
を1つだけしか備えていないので、処理能力が低いとい
う欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような事情に鑑み、
本発明は、ランダムに供給される物品を撮影するカメラ
と、上記カメラで撮影した物品を保持して、その物品の
方向を所定方向に揃えるロボットと、上記ロボットの作
動を制御する制御装置とを備え、上記ロボットは、水平
面で回転自在に構成されるとともに所要位置に移動可能
な支持部材と、該支持部材に対してそれぞれ独立して昇
降自在に設けられて物品を保持する複数の保持手段とを
備え、上記制御装置は、上記各保持手段が物品を保持す
る際の支持部材に対する物品の相対的な方向を予め記憶
したデータ記憶部と、上記カメラから物品の映像が制御
装置に入力されたら、該物品を保持しようとする保持手
段が上記データ記憶部に予め記憶した方向で物品を保持
できるように、上記ロボットの支持部材の位置を制御す
る制御部とを備えて、上記制御装置は、上記カメラで撮
影した第1の物品の映像をもとにロボットの支持部材を
所要量だけ回転させるとともに、上記保持手段の1つを
昇降させて上記第1の物品を支持部材に対して所定方向
に向きを揃えて保持させ、さらに、上記カメラで撮影し
た第2の物品の映像をもとにロボットの支持部材を所要
量だけ回転させるとともに、上記保持手段の1つを昇降
させて第2の物品を支持部材に対して所定方向に向きを
揃えて保持させるようにした物品整列装置を提供するも
のである。
【0005】
【作用】このような構成によれば、ロボットは複数の保
持手段を備えており、これら各保持手段によって順次物
品を保持すれば、各保持手段に保持された物品は、自動
的に方向を揃えられることになる。したがって、単一の
保持手段によって物品を保持整列していた従来の装置と
比較すると、処理能力が高い物品整列装置を提供するこ
とができる。
【0006】
【実施例】以下図示実施例について本発明を説明する
と、図1において、1は容器2を矢印方向に搬送する第
1搬送コンベヤであり、この第1搬送コンベヤ1におけ
る下流側端部の一側に第2搬送コンベヤ3を並設してい
る。この第2搬送コンベヤ3は、後述する物品整列装置
4のロボット5によって第1搬送コンベヤ1から第2搬
送コンベヤ3上に受け渡された容器2を矢印方向に搬送
するようになっている。本実施例の容器2は、図3ない
し図4から明らかなように、断面が長方形となる扁平な
四角柱のプラスチック容器であり、その上端中央に口部
2aを突設している。各容器2は、図1における図示し
ない上流側端部で第1搬送コンベヤ1上に供給される様
になっており、第1搬送コンベヤ1によって順次下流側
にむけて搬送される。第1搬送コンベヤ1の搬送経路の
途中の上方位置には、所定の高さで係合ブラシ6を設け
てあり、この係合ブラシ6を重合状態の容器2に当接さ
せて一層となるようにしてあり、これによって容器2の
重合状態を阻止している。したがって、第1搬送コンベ
ヤ1によって搬送される各容器2が係合ブラシ6の位置
を通過すると、図4に示すように、その断面の長辺側と
なる側面2bの一方が第1搬送コンベヤ1の載置面に載
置された状態となり、その状態で下流側に搬送されるよ
うになっている。
【0007】しかして、本実施例の物品整列装置4は、
ロボット5によって第1搬送コンベヤ1上の複数の容器
2を保持して方向を揃えた後、第2搬送コンベヤ3上に
受け渡すことができるように構成している。物品整列装
置4は、第1搬送コンベヤ1の搬送経路における上方所
定位置に配置したCCDカメラ7と、第1搬送コンベヤ
1上の容器2を保持整列して第2搬送コンベヤ3に受け
渡すロボット5と、さらにこのロボット5の作動を制御
する制御装置8とから構成している。CCDカメラ7
は、第1搬送コンベヤ1によって搬送される各容器2の
載置状況を撮影して、撮影した容器2の映像を順次上記
制御装置8に入力するようになっている。上記ロボット
5は、図2に正面図で示すように、鉛直方向に向けた大
径の第1駆動軸11を備えるとともに、この第1駆動軸
11の上端に水平方向を向けた第1アーム12の基部を
連結している。第1アーム12の先端部には、鉛直方向
を向けた第2駆動軸13を回転自在に設けてあり、この
第2駆動軸13に水平方向を向けた第2アーム14の基
部を連結している。そして、この第2アーム14の先端
部には、小径の第3駆動軸15を回転可能に設けてあ
り、この第3駆動軸15の下端部に処理ヘッド16を取
り付けている。処理ヘッド16は、長方形をした板状の
支持部材17を備え、この支持部材17は、その上面中
央部を第3駆動軸15の下端部に連結されて、水平に支
持されている。したがって、第3駆動軸15が回転する
と支持部材17は水平面で回転される。上記支持部材1
7の長手方向の等間隔位置には、ピストンを鉛直下方に
向けた4つの第1ないし第4のエアシリンダ18,1
9,20,21を取り付けてあり、それら各エアシリン
ダ18,19,20,21のピストンの下端部には、そ
れぞれ保持手段としてのバキュームパッド22を取り付
けている。各エアシリンダ18,19,20,21が非
作動状態のときには、それらの各ピストンは後退端に位
置し、したがって、各バキュームパッド22は、図4
(a)における各エアシリンダ19,20,21のバキ
ュームパッド22が位置する上昇端に位置している。こ
れに対して、各エアシリンダ18,19,20,21が
作動されて各ピストンが前進端に位置したときには、図
4(a)における第1エアシリンダ18のバキュームパ
ッド22の位置と同じ下降端位置まで下降されるように
なっている。そして、この下降端位置では、バキューム
パッド22に負圧が導入されているので、該バキューム
パッド22によって容器2の上方側となる側面2bを吸
着保持できる様になっている。また、バキュームパッド
22への負圧の導入を停止することで、保持した容器2
を解放することができる。
【0008】次に、図1に示すように、本実施例の制御
装置8は、データ記憶部8Aと上記ロボット5の作動を
制御する制御部8Bとを備えている。データ記憶部8A
は、上記各エアシリンダ18,19,20,21のバキ
ュームパッド22が容器2を吸着保持する際における上
記支持部材17に対する容器2の相対的な方向を予め記
憶している。より詳細には、本実施例においては、図3
(e)に示すように、各エアシリンダ18,19,2
0,21のバキュームパッド22によって保持される容
器2が、その口部2aを同じ側に位置して、かつ支持部
材17の長手方向に対して直交する方向を向けるように
予め把持する方向を記憶している。一方、制御部8B
は、上記ロボット5の各駆動軸11,13,15の駆動
と各エアシリンダ18,19,20,21の作動、およ
び各エアシリンダ18,19,20,21に設けたバキ
ュームパッド22への負圧の供給/停止作動を制御する
ようになっている。そして、制御部8Bは、上記カメラ
7で撮影した各容器2の映像が制御装置8に入力された
ら、図1に示す容器2の保持位置Aにおいて、映像が入
力された第1搬送コンベヤ1上の特定の容器2の向き
と、それを保持すべき特定のエアシリンダ18のバキュ
ームパッド22に関してデータ記憶部8Aに記憶した方
向とを比較して、その記憶した方向で容器2を保持でき
るように、処理ヘッド16の位置を制御する様になって
いる。
【0009】(作動説明) 上述した構成に基づく作動を図3ないし図4によって説
明すると、先ず、制御装置8は、ロボット5の処理ヘッ
ド16を予め把持位置A上に位置させる。この時点で
は、各エアシリンダ18,19,20,21は作動され
ておらず、また各バキュームパッド22には負圧が導入
されていない。したがって、各エアシリンダ18,1
9,20,21のバキュームパッド22は上昇端に位置
している。この状態において、第1搬送コンベヤ1上に
よって搬送される容器2の画像が上記CCDカメラ7に
よって撮影されて、最下流側(先頭)の容器2Aの画像
とそれに後続する容器2B,2C,2Dの画像が順次制
御装置8に入力される。制御装置8は、CCDカメラ7
によって先頭の容器2Aの画像が入力されると、第1搬
送コンベヤ1上のその容器2Aの方向と、上記データ記
憶部2Aに記憶した第1エアシリンダ18のバキューム
パッド22による容器の保持方向とを比較し、そのデー
タ記憶部8aに記憶した方向で先頭の容器2Aを保持で
きる位置に処理ヘッド16を位置させる。この位置制御
は、処理ヘッド16そのものの水平移動と上記支持部材
17の所要量の回転とによって行われる(図3(a)、
(図4(a))。また、これと同時に、制御装置8は第
1エアシリンダ18を作動させるとともに、第1エアシ
リンダ18のバキュームパッド22に負圧を導入する。
したがって、下降端に位置した第1エアシリンダ18の
バキュームパッド22によって先頭の容器2Aが吸着保
持される。そして、この第1エアシリンダ18のバキュ
ームパッド22に保持された容器2Aは、支持部材17
の長手方向に対して直交方向を向けて保持される。第1
エアシリンダ18のバキュームパッド22に先頭の容器
2Aが保持されたら、制御装置8は第1エアシリンダ1
8の作動を停止させるので、第1エアシリンダ18のバ
キュームパッド22が上昇端位置に復帰し、バキューム
パッド22に保持された容器2Aも第1搬送コンベヤ1
の上方に支持される。このとき、図4(b)に示すよう
に、容器2Aの最下端となる下方側の側面2bは、第1
搬送コンベヤ1上に載置されている後続の容器2B,2
C,2Dの上方側の側面2bよりも上方に位置してい
る。次に、制御装置8は、既にこの時点でCCDカメラ
7から入力されている2番目の容器2Bの第1搬送コン
ベヤ1上の方向と、データ記憶部8Aに予め記憶した第
2エアシリンダ19のバキュームパッド22に保持すべ
き容器の保持方向とを比較し、2番目の容器2Bをデー
タ記憶部8Aに記憶した方向で保持できる位置に処理ヘ
ッド16を移動させる。また、これと同時に、制御装置
8は、第2エアシリンダ19を作動させるとともに、そ
のバキュームパッド22に負圧を導入するので、下降端
に位置した第2エアシリンダ19のバキュームパッド2
2によって2番目の容器2Bが吸着保持される(図3
(b),図4(b))。この様に保持された2番目の容
器2も支持部材17に対して直交した方向、つまり上記
先頭の容器2Aと同一方向で支持される。なお、このよ
うに図3(a)の位置から図3(b)の位置まで処理ヘ
ッド16が水平移動および回転されても、第1エアシリ
ンダ18のバキュームパッド22に保持された先頭の容
器2Aは、ほかの容器2B,2C,2Dよりも上方に支
持されているので、上方に支持されて移動する先頭の容
器2Aがほかの下方側の容器2B,2C,2Dに当接す
ることはなく、したがって、処理ヘッド16は円滑に移
動することができる。そして、この直後に、制御装置8
は第1エアシリンダ19の作動を停止させるので、それ
に設けたバキュームパッド22に保持された容器2Bも
第1搬送コンベヤ1上のほかの容器2C,2Dと干渉し
ない高さ位置に支持される。
【0010】さらに、先頭の容器2Aおよび2番目の容
器2Bの場合と同様に、制御装置8は、CCDカメラ7
から入力された3番目の容器2Cの第1搬送コンベヤ1
上の方向と、それを保持すべき第3エアシリンダ20に
関してデータ記憶部8Aに記憶した容器の保持方向とを
比較する。そして、その記憶した方向で容器2Cが保持
される位置に処理ヘッド16を移動させるとともに、第
3エアシリンダ20の作動を制御し、またそのバキュー
ムパッド22に負圧を導入して、該バキュームパッド2
2によって3番目の容器2Cを吸着保持して上方に支持
する(図3(c))。次に、3番目の容器2Cの場合と
同様に、制御装置8は、CCDカメラ7から制御装置8
に入力された4番目の容器2Dの第1搬送コンベヤ1上
での方向と、それを保持すべき第4エアシリンダ21に
関してデータ記憶部8Aに記憶した容器の保持方向とを
比較する。そして、その記憶した方向で容器2Dが保持
される位置に処理ヘッド16を移動させた後、上記第4
エアシリンダ21の作動を制御するとともに、そのバキ
ュームパッド22へ負圧を導入するので、該第4エアシ
リンダ21のバキュームパッド22によって第4の容器
2Dを吸着保持して上方に支持する(図3(d))。こ
れによって、処理ヘッド16が備える各エアシリンダ1
8〜21のバキュームパッド22にそれぞれ容器2A〜
2Dが保持され、それらの容器2A〜2Dは支持部材1
7の長手方向に対して直交する方向を向けて支持されて
いる。つまり、この時点において、容器2A〜2Dを同
一方向に揃えることができたことになる。実際には第1
搬送コンベヤ1は動きつづけているので、処理ヘッド1
6は第1搬送コンベヤ1の移動量Xだけ下流の位置1
6’にあり、第1搬送コンベヤ1上の残りの容器2もX
だけ下流に移動している。この後、制御装置8は、処理
ヘッド16を第2搬送コンベヤ3上の解放位置Bまで移
動させるとともに、処理ヘッド16に保持した各容器2
A〜2Dが第2搬送コンベヤ3に対して直交方向を向け
るように支持する(図3(e))。この後、制御装置8
は、各エアシリンダ18〜21を一斉に作動させてバキ
ュームパッド22に保持した容器2A〜2Dを下降端位
置に支持させるとともに、すべてのバキュームパッド2
2に対する負圧の導入を停止する。したがって、各容器
2A,2B,2C,2Dは吸着ヘッド22による保持状
態を解放されて、同一方向に向きを揃えられた平行な状
態で第2搬送コンベヤ3上に載置される。
【0011】なお、この間にも、次に処理されるべき第
1搬送コンベヤ1上の第5番目の容器2Eおよびそれに
後続する各容器の映像が制御装置8に入力されており、
制御装置8は、上記解放位置Bから第1コンベヤ1上の
保持位置Aに処理ヘッド16を復帰させる。この後、制
御装置8は、上述した最初の4つの容器2A,2B,2
C,2Dを順次、保持して整列したのと同様に、処理ヘ
ッド16等を制御して第5番目の容器2Eおよびそれに
後続する3つの容器を順次保持し、そのように4つの容
器を保持した処理ヘッド16を再度、第2搬送コンベヤ
3上の解放位置Bまで移動させて、それら4個の容器を
第2搬送コンベヤ3上に受け渡す。以下、制御装置8に
よって上述と同様に処理ヘッド16等の作動が制御され
るので、順次保持位置Aに搬送されてくる第1搬送コン
ベヤ1上の容器2は、第2搬送コンベヤ3上の解放位置
Bに4本ずつ向きを揃えて受け渡される。上述のよう
に、本実施例におけるロボット5は、処理ヘッド16に
複数のエアシリンダ18〜21を備えており、すべての
エアシリンダ18〜21のバキュームパッド22で容器
2を保持した時には、それらの容器2が同一方向に整列
される様になっている。そのため、保持手段としてのバ
キュームパッド221つだけしか備えていなかった従
来のロボットと比較すると、容器2の処理能力を大幅に
向上させることができる。なお、上記第1実施例では、
解放位置Bにおいて保持した4つの容器2を一斉に解放
しているが、図5に示すように、解放位置Bにおける最
下流側に位置するものから順次1つずつ容器2を解放し
ても良く、また、容器2Bと2D次に容器2Aと2Cと
いうように2つずつ解放しても良い。それによって、4
つの容器2を所定のピッチで第2搬送コンベヤ3上に受
け渡すことが出来る。
【0012】(第2の実施例) 次に、図6は、処理ヘッド16の第2実施例を示したも
のであり、上述した第1実施例における長方形の支持部
材の代わりに円板状の支持部材17を用いたものであ
る。そして、この支持部材17における外周部の円周方
向等間隔位置に、上記第1実施例と同様の各エアシリン
ダ18〜21および図示しないバキュームパッド22を
設けている。また、この第2実施例では、駆動軸15を
支持部材17の上面中央に連結し、この支持部材17を
水平に支持している。そして、この第2実施例では、制
御装置8のデータ記憶部8Aには、各エアシリンダ18
〜21のバキュームパッド22で容器2を保持する際
に、各容器2が支持部材17の円周に対して接線方向を
向けて保持される様に、予め支持部材17に対する相対
的な容器2の保持方向を記憶させている。また、図7
(e)に示すように、第1エアシリンダ18と第3エア
シリンダ20のバキュームパッド22に保持された容器
2は、同一方向を向けて口部2aが同じ側に保持される
ようにしてあり、これと同様に、第2エアシリンダ19
と第4エアシリンダ21のバキュームパッド22に保持
された容器2は、同一方向を向けて口部2aが同じ側に
保持されるようにしている。そのほかの構成は上述した
第1実施例と同じであり、この第2実施例による作動を
図7によって説明すると、先ず、制御装置8は、把持位
置Aに処理ヘッド16を位置させるとともに、第1搬送
コンベヤ1上の先頭の容器2Aの方向に合わせて処理ヘ
ッド16を位置制御する。この処理ヘッド16の移動
は、該処理ヘッド16の水平方向の移動と、支持部材1
7の回転とによって行われる。そして、第1エアシリン
ダ18のバキュームパッド22によって、先頭の容器2
Aを保持して上方に支持する(図7(a))。次に、制
御装置8は、第1搬送コンベヤ1上の第2の容器2Bの
方向に合わせて処理ヘッド16を移動させて、第2エア
シリンダ19のバキュームパッド22によって第2の容
器2Bを保持して上方に支持する(図7(b))。上述
した第1、第2の容器処理の場合と同様に、制御装置8
は処理ヘッド16等の作動を制御して、第3の容器2C
を第3エアシリンダ20のバキュームパッド22に保持
した後((図7(c))、さらに、第4の容器2Dを第
4エアシリンダ21のバキュームパッド22で保持する
((図7(d))。これによって、処理ヘッド16が備
える各エアシリンダ18〜21のバキュームパッド22
によって各容器2A〜2Dが保持される。
【0013】この時には、第1エアシリンダ18と第3
エアシリンダ20のバキュームパッド22に保持された
各容器2A,2Cは、同一方向を向けて口部が同じ側と
なるように保持され、また、第2エアシリンダ19と第
4エアシリンダ21のバキュームパッド22に保持され
た各容器2B,2Dも同一方向を向けて口部が同じ側と
なるように保持されている。実際には第1搬送コンベヤ
1は動きつづけているので、処理ヘッド16は第1搬送
コンベヤ1の移動量Xだけ下流の位置16’にあり、第
1搬送コンベヤ1上の残りの容器2もXだけ下流に移動
している。この後、制御装置8は、上記処理ヘッド16
を解放位置Bに移動させるとともに、第1エアシリンダ
18と第3エアシリンダ20のバキュームパッド22に
保持された容器2A,2Cが第2搬送コンベヤ3の搬送
方向に対して直交するように支持する。その状態におい
て、制御装置8はバキュームパッド22に支持した容器
2A,2Cを下降させるとともに保持状態を解放するの
で、それらの容器2A,2Cは第2搬送コンベヤ3上に
載置される。また、この直後、制御装置8は、処理ヘッ
ド16を90度回転させると同時に所要量だけ第2搬送
コンベヤ3の下流側にむけて移動させてから、第2エア
シリンダ19,第4エアシリンダ21に保持した容器2
B,2Dを下降させてから保持状態を解放する。これに
よって、4つの容器2A,2C,2B,2Dが第2搬送
コンベヤ3上に所定のピッチで同一方向を向けて受け渡
される。この後、制御装置8は、処理ヘッド16等の作
動を制御して上述した容器の処理を繰り返す。このよう
な第2実施例であっても、上述した第1実施例と同様の
作用効果を得ることができることは明らかである。な
お、図7に示した処理ヘッド16による容器2の保持方
向の代わりに、図8のようにして各エアシリンダ18〜
21のバキュームパッド22で容器2を保持するように
しても良い。すなわち、第1エアシリンダ18と第3エ
アシリンダ20のバキュームパッド22に保持された容
器2A,2Cは、同一方向を向けて口部2aが反対側と
なるように保持し、これと同様に、第3エアシリンダ1
9と第4エアシリンダ21のバキュームパッド22に保
持された容器2B,2Dも同一方向を向けて口部2aが
反対側となるように保持しても良い。そして、この場合
においては、上記解放位置Bにおいて、順次処理ヘッド
を90度ずつ回転させながら容器を1つずつ解放するこ
とになる。なお、上述した各実施例では、容器2を保持
する保持手段としてバキュームパッド22を用いている
が、吸着パッドの代わりに開閉可能なグリッパ機構を用
いても良い。
【0014】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来と
比較して処理能力が高い物品整列装置を提供することが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略の平面図
【図2】図1に示したロボットの正面図
【図3】図1に示すロボット5による容器の処理工程を
示す概略の平面図
【図4】図3(a),図3(b)における側方から見た
要部の正面図
【図5】本発明のほかの実施例を示す要部の平面図
【図6】本発明のほかの実施例を示す要部の平面図
【図7】図6に示す実施例による容器の処理工程を示す
概略の平面図
【図8】本発明のほかの実施例を示す要部の平面図
【符号の説明】
2 容器 2A〜2D 容器 4 物品整列装置 5 ロボット 7 CCDカメラ 8 制御装置 8A データ記憶部 8B 制御部 17 支持部材 22 バキュームパッド
(保持手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−51001(JP,A) 実開 昭61−109634(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランダムに供給される物品を撮影するカ
    メラと、上記カメラで撮影した物品を保持して、その物
    品の方向を所定方向に揃えるロボットと、上記ロボット
    の作動を制御する制御装置とを備え、 上記ロボットは、水平面で回転自在に構成されるととも
    に所要位置に移動可能な支持部材と、該支持部材に対し
    てそれぞれ独立して昇降自在に設けられて物品を保持す
    る複数の保持手段とを備え、 上記制御装置は、上記各保持手段が物品を保持する際の
    支持部材に対する物品の相対的な方向を予め記憶したデ
    ータ記憶部と、上記カメラから物品の映像が制御装置に
    入力されたら、該物品を保持しようとする保持手段が上
    記データ記憶部に予め記憶した方向で物品を保持できる
    ように、上記ロボットの支持部材の位置を制御する制御
    部とを備えて、上記制御装置は、上記カメラで撮影した第1の物品の映
    像をもとにロボットの支持部材を所要量だけ回転させる
    とともに、上記保持手段の1つを昇降させて上記第1の
    物品を支持部材に対して所定方向に向きを揃えて保持さ
    せ、さらに、上記カメラで撮影した第2の物品の映像を
    もとにロボットの支持部材を所要量だけ回転させるとと
    もに、上記保持手段の1つを昇降させて第2の物品を支
    持部材に対して所定方向に向きを揃えて保持させること
    を特徴とする物品整列装置。
  2. 【請求項2】 上記支持部材は長方形の板状部材からな
    り、この支持部材の上面の長手方向中央部に回転軸が連
    結されており、上記各保持手段は、上記支持部材の長手
    方向の等間隔位置に設けてあり、物品の長手方向が支持
    部材の長手方向と直交するように物品を保持することを
    特徴とする請求項1に記載の物品整列装置。
  3. 【請求項3】 上記支持部材は円形の板状部材からな
    り、この支持部材の上面の中央部に回転軸が連結されて
    おり、上記保持手段は支持部材の円周方向の等間隔位置
    に設けてあり、各保持手段は、物品の長手方向が支持部
    材の放射方向と直交するように物品を保持することを特
    徴とする請求項1に記載の物品整列装置。
  4. 【請求項4】 上記各保持手段は順次物品を保持すると
    上昇されるように構成してあり、次の保持手段によって
    保持されるべき物品が既に他の保持手段によって保持さ
    れた物品と干渉しないように構成されていることを特徴
    とする請求項1から請求項3のそれぞれに記載の物品整
    列装置。
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