JP2000292051A - ショーケース - Google Patents

ショーケース

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JP2000292051A JP11095189A JP9518999A JP2000292051A JP 2000292051 A JP2000292051 A JP 2000292051A JP 11095189 A JP11095189 A JP 11095189A JP 9518999 A JP9518999 A JP 9518999A JP 2000292051 A JP2000292051 A JP 2000292051A
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貴広 久保
Isato Zushida
勇人 図子田
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和之 山本
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  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造によりドレン水の処理を容易に行
うことのできるショーケースを提供する。 【解決手段】 機械室４に、凝縮器１０、凝縮器用の送
風機１１、底板１２、複数の蒸発皿１３、圧縮機１４、
風制御板１５,１６が設けられたショーケースにおい
て、蒸発皿１３の上面へは、凝縮器１０により加熱され
た空気が凝縮器用の送風機１１及び風制御板１５により
案内され、加熱された空気により蒸発皿１３内のドレン
水は蒸発する。各蒸発皿１３で冷却された空気は、圧縮
機１４側に流通して圧縮機１４を冷却する。これによ
り、ドレン水の処理が容易になるとともに、冷却装置の
負荷を軽減できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンビニエ
ンスストアの商品陳列に使用されるショーケースに関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のショーケースしては、商
品収納部に通ずる通風路内に冷却器及び冷却器用送風機
を、機械室内に圧縮機、凝縮器及び凝縮器冷却用の送風
機を備えたものが知られている。そして、冷却時に前記
冷却器から排出されるドレン水を、底板付近に備えられ
たドレンタンクにより回収し、定期的にタンク内のドレ
ン水を排水することでドレン水の処理を行うものが一般
的である。
【０００３】また、特開平１０−３１８６６２に記載さ
れているように、底板の下方にドレン水蒸発のための蒸
発皿と底板に空気流通用の開口部を設け、凝縮器冷却用
の送風機により機械室内を流通している高温の空気の一
部を蒸発皿に案内することによって蒸発皿中のドレン水
を蒸発させるようにしたものも知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ド
レンタンクを用いたショーケースにおいては、発生する
ドレン水を全てドレンタンクによって回収しているた
め、ドレンタンクの排水作業を頻繁に行わなければなら
ないという問題点があった。
【０００５】また、前記底板下方に蒸発皿を有するショ
ーケースにおいては、底板下方に蒸発皿設置のための空
間を設けなければならず、構造が複雑になるという欠点
がある。また、底板の開口部から機械室内の空気の一部
を流入させるため、凝縮器の排熱の一部しか利用でき
ず、ドレン水の蒸発の効率が悪いという問題点がある。
さらに、前記ショーケースにおいて、底板下方の蒸発皿
より蒸発板によって機械室内部の蒸発皿にドレン水を毛
細管作用により吸い上げることにより、排熱の利用効率
の向上を図ったタイプでは、蒸発板に塵埃が溜まり、蒸
発板のメンテナンスが必要になるという問題点があっ
た。
【０００６】本発明は前記問題点を鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、簡単な構造によりド
レン水の処理を容易に行うことのできるショーケースを
提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項１では、商品収納部内を冷却する冷
却器と、圧縮機、凝縮器及び凝縮器冷却用の送風機を収
容した機械室とを備えたショーケースにおいて、前記機
械室内に配置され、前記冷却器より発生するドレン水を
受容する蒸発皿と、前記送風機によって凝縮器側から送
風される空気を蒸発皿の上面に案内する少なくとも１つ
の空気案内部材を備えている。これにより、凝縮器によ
って加熱された空気が蒸発皿の上面に向かって案内され
ることから、蒸発皿中のドレン水が効率的に蒸発する。
【０００８】また、請求項２では、請求項１のショーケ
ースにおいて、前記蒸発皿の風下側に圧縮機を配置して
いる。これにより、請求項１の作用に加え、ドレン水と
の接触により冷却された空気は圧縮機側に流出し、圧縮
機が冷却される。
【０００９】また、請求項３では、請求項１または２の
ショーケースにおいて、前記蒸発皿内に所定水位を超え
たドレン水を排水する排水口を設け、前記機械室の下方
に蒸発皿から排出されたドレン水を受容するドレンタン
クを設けている。これにより、請求項１または２の作用
に加え、蒸発皿中の所定水位を超えたドレン水がドレン
タンクに受容される。
【００１０】また、請求項４では、請求項１、２または
３のショーケースにおいて、前記蒸発皿を互いに上下方
向に間隔をおいて複数備えている。これにより、請求項
１、２または３の作用に加え、蒸発皿中のドレン水と送
風機側から流出する加熱された空気との接触面積が大幅
に増大する。
【００１１】また、請求項５では、請求項４のショーケ
ースにおいて、前記各蒸発皿の排水口をドレン水が下方
の蒸発皿に落下するように設けるとともに、各排水口の
上下方向の対応位置が互いにずれるように配置してい
る。これにより、請求項４の作用に加え、最上段の蒸発
皿にドレン水が流入すると、最上段の蒸発皿から最下段
の蒸発皿までドレン水が順次流通する。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１乃至図３は本発明の第１の実
施形態を示すもので、図１はショーケースの全体斜視
図、図２はその一部側面断面図、図３は機械室の正面断
面図である。
【００１３】このショーケースは、ショーケース本体１
と、商品収納部２と、冷却室３と、機械室４とから構成
されている。
【００１４】ショーケース本体１は、透明に形成された
側面板１ａと、上面板１ｂ及び背面板１ｃにより構成さ
れ、背面側には冷却室３から流出する空気を上部空気吐
出口１ｄに案内する空気流通路１ｅを有している。
【００１５】商品収納部２には、空気流通路１ｅとの仕
切壁２ａと敷板２ｂと商品陳列用の棚５とが設けられ、
商品は前面開口部６より収納及び搬出される。
【００１６】冷却室３には、冷却器７及び送風機８が設
けられ、冷却室３は敷板２ｂと断熱材９とにより覆われ
ている。断熱材９は、ドレン水排出口９ａと空気吸入口
９ｂと空気吐出口９ｃとを有している。即ち、図２の破
線で示すように、商品収納部２より空気吸入口９ｂを介
して冷却室３に空気が吸入されると、冷却室３内の空気
は冷却器７によって冷却され、送風機８によって空気吐
出口９ｃより流出し、ショーケース本体の前記空気流通
路を経由して、ショーケース本体の前記空気吐出口より
再び商品収納部２に吐出される。このとき冷却器７によ
り発生するドレン水は、ドレン水排出口９ａより下方の
機械室４に案内される。
【００１７】機械室４には、凝縮器１０、凝縮器用の送
風機１１、底板１２、複数の蒸発皿１３、圧縮機１４、
空気案内部材としての風制御板１５，１６が設けられ、
凝縮器１０、送風機１１及び圧縮機１４は底板１２に固
定され、送風機１１と圧縮機１４との間には各蒸発皿１
３が配置される。風制御板１５は各蒸発皿１３の上方に
設けられ、凝縮器１０から各蒸発皿１３へ水平方向に流
れる空気を、各蒸発皿１３上面開口部に流入するよう下
方向に案内する。風制御板１６は各蒸発皿１３の凝縮器
側側面に設けられ、凝縮器１０から蒸発皿１３へ水平方
向に流れる空気が下方の蒸発皿１３の上方空間に円滑に
流入するようになっている。機械室４の上面には、ドレ
ン水排出口９ａに連通するドレン水流入口４ａが形成さ
れている。また、底板１２には、下部にドレン水落下用
の孔１２ａが設けれらている。蒸発皿１３は底部に円筒
状の排水口１３ａを有し、排水口１３ａは蒸発皿１３の
底面よりも上方にドレン水流入口１３ｂを、蒸発皿１３
の底面よりも下方にドレン水流出口１３ｃをそれぞれ形
成している。また、各蒸発皿１３の排水口１３ａが上下
方向に重なり合わないように、各排水口１３ａは互い違
いに配置されている。この場合、最下段の蒸発皿１３の
排水口１３ａはドレン水落下用の孔１２ａの上方に位置
している。底板１２の下方には、ドレンタンク１７が設
けられ、ドレンタンク１７はその幅方向両端部を支持す
る支持板１８によりショーケース本体１の前方向に引き
出し可能に支持され、その上面にはドレン水落下用の孔
１７ａが、底板の孔１２ａの下方に位置するよう設けら
れている。
【００１８】以上のように構成されたショーケースにお
いては、冷却室３で発生したドレン水は、冷却室３の孔
９ａ及び機械室４の孔４ａを介して機械室４内の最上段
の蒸発皿１３に落下する。蒸発皿１３の上面には、凝縮
器１０により加熱された空気が送風機１１及び風制御板
１５により案内され、加熱された空気により蒸発皿１３
内のドレン水が蒸発する。流入するドレン水が多量の場
合、蒸発皿１３中のドレン水の水位がドレン水流入口１
３ｂより高くなると、ドレン水は排水口１３ａを介して
２段目の蒸発皿１３に落下する。２段目の蒸発皿１３の
上面には、凝縮器１０により加熱された空気が送風機１
１、風制御板１５及び風制御板１６により案内され、加
熱された空気により蒸発皿１３内のドレン水が蒸発す
る。ここで、流入するドレン水が多量の場合は、前述の
最上段の蒸発皿１３と同様、排水口１３ａを介して最下
段の蒸発皿１３へと導かれる。最下段の蒸発皿１３にお
いては、最上段及び２段目の蒸発皿１３と同様、排水口
１３ａからドレン水が排出されると、孔１２ａ，１７ａ
を介してドレン水がドレンタンク１７に受容される。こ
の場合、空気は図３の破線で示すように、送風機１１か
ら各蒸発皿１３を経て圧縮機１４へと流通する。
【００１９】このように、本実施形態のショーケースに
よれば、機械室４内にドレン水用の蒸発皿１３を配置す
るとともに、風制御板１５，１６によって凝縮器１０で
加熱された空気を蒸発皿１３の上面に向かって案内する
ようにしたので、凝縮器１０の排熱を効率よくドレン水
の蒸発に用いることができ、ドレン水の蒸発量を格段に
向上させることができる。
【００２０】また、ドレン水との接触によって温度の低
下した空気を圧縮機１４側に流通させるようにしたの
で、圧縮機１４への冷却効果の向上も図ることができ
る。
【００２１】また、ドレンタンク１７を機械室４の下方
に備えたので、ドレン水が多量の場合においても、ドレ
ンタンク１７によってドレン水を回収することができ
る。
【００２２】また、蒸発皿１３及び風制御板１５，１６
を複数備え、蒸発皿１３のドレン水と凝縮器１０より排
出された空気との接触面積を増大させるようにしたの
で、ドレン水の蒸発をより促進することができる。
【００２３】また、各蒸発皿１３の排水口１３ａを上下
方向の対応位置が互いにずれるように配置し、最上段の
蒸発皿１３から最下段の蒸発皿１３までドレン水が順次
流れるようにしたので、機械室４内における各蒸発皿１
３の設置スペースを少なくすることができる。
【００２４】図４は前記実施形態の変形例を示すもの
で、蒸発皿を一つだけ設けたものである。即ち、同図に
示す蒸発皿３０は底部に排水口３０ａを有し、底板３１
の下方に設けたドレンタンク３２に蒸発皿３０から排出
されたドレン水をに受容するようにしたものである。こ
れにより、蒸発皿３０から流出したドレン水はドレンタ
ンク３２に回収されるので、例えば冷却器３３から一時
的に多量のドレン水が発生した場合や、始動時に凝縮器
３４から排出される熱が少なくドレン水の蒸発が不十分
な場合においても、蒸発皿３０の上面よりドレン水が溢
れ出す恐れがなくなる。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように、請求項１のショー
ケースによれば、凝縮器から排出された熱を効率よくド
レン水の蒸発に用いることができるので、簡単な構造に
よりドレン水の処理を容易に行うことができる。
【００２６】また、請求項２のショーケースによれば、
請求項１の効果に加え、ドレン水との接触により温度の
低下した空気によって圧縮機を冷却することができるの
で、冷却回路の負荷を軽減することができる。
【００２７】また、請求項３のショーケースによれば、
請求項１または２の効果に加え、ドレン水が多量に発生
する場合においても、ドレンタンクでドレン水を回収す
ることができる。
【００２８】また、請求項４のショーケースによれば、
請求項１、２または３の効果に加え、蒸発皿中のドレン
水と凝縮器用の送風機により蒸発皿に流れ込む空気との
接触面積を増大させることができるので、ドレン水の蒸
発をより促進させることができ、例えば、従来頻繁に行
っていたドレンタンクに貯まったドレン水排水の作業の
回数を大幅に減らすことができる。
【００２９】また、請求項５のショーケースによれば、
請求項４の効果に加え、機械室内における蒸発皿の設置
スペースを少なくすることができるので、ショーケース
の大型化を来すことがないという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施形態を示すショーケースの
全体斜視図
【図２】ショーケースの側面断面図
【図３】機械室の正面断面図
【図４】変形例を示す機械室の正面断面図
【符号の説明】
２…商品収納部、４…機械室、１０…凝縮器、１１…送
風機、１３…蒸発皿、１３ａ…排水口、１４…圧縮機、
１７…ドレンタンク、１５…風制御板、１６…風制御
板、３０…蒸発皿、３２…ドレンタンク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 和之 群馬県伊勢崎市寿町20番地 サンデン株式 会社内 Ｆターム(参考） 3L048 AA01 AA08 BA02 BC06 CA02 CB06 CB10 CC03 DA02 DA03 DB03 DB08 DC04 FA01 GA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 商品収納部内を冷却する冷却器と、圧縮
    機、凝縮器及び凝縮器冷却用の送風機を収容した機械室
    とを備えたショーケースにおいて、 前記機械室内に配置され、前記冷却器より発生するドレ
    ン水を受容する蒸発皿と、 前記送風機によって凝縮器側から送風される空気を蒸発
    皿の上面に案内する少なくとも１つの空気案内部材を備
    えたことを特徴とするショーケース。
  2. 【請求項２】 前記蒸発皿の風下側に圧縮機を配置した
    ことを特徴とする請求項１記載のショーケース。
  3. 【請求項３】 前記蒸発皿内に所定水位を超えたドレン
    水を排水する排水口を設け、 前記機械室の下方に蒸発皿から排出されたドレン水を受
    容するドレンタンクを設けたことを特徴とする請求項１
    または２記載のショーケース。
  4. 【請求項４】 前記蒸発皿を互いに上下方向に間隔をお
    いて複数備えたことを特徴とする請求項１、２または３
    記載のショーケース。
  5. 【請求項５】 前記各蒸発皿の排水口をドレン水が下方
    の蒸発皿に落下するように設けるとともに、各排水口の
    上下方向の対応位置が互いにずれるように配置したこと
    を特徴とする請求項４記載のショーケース。
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