JP2000289578A - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

車両用ワイパ装置

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JP2000289578A
JP2000289578A JP11098864A JP9886499A JP2000289578A JP 2000289578 A JP2000289578 A JP 2000289578A JP 11098864 A JP11098864 A JP 11098864A JP 9886499 A JP9886499 A JP 9886499A JP 2000289578 A JP2000289578 A JP 2000289578A
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wiper
arm
wiper arm
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wiper blade
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Hiroshi Matsumoto
浩志 松本
Masami Muramatsu
昌美 村松
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Asmo Co Ltd
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Asmo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雪、石片等の異物がワイパブレードのワイパ
アームに対する回動を阻害することを抑制または防止で
きる車両用ワイパ装置を得る。 【解決手段】 ワイパブレード48の対面部56の最上
部とワイパアーム12の壁面52の最上部のクリアラン
スを、ワイパブレード48が回動しても壁面52の最上
部が対面部56の最上部に当接しない範囲で最小のクリ
アランスに設定する。対面部56の最上部をリベット軸
50を中心とした円弧形状に形成して壁面52の最上部
と対面部56の最上部のクリアランスをワイパブレード
48の任意の回動位置において上記最小のクリアランス
とする。このため、ワイパアーム12の壁面52とワイ
パブレード48の対面部56の隙間に雪、石片等の異物
を噛み込むことを抑制または防止でき、この異物がワイ
パブレード48のワイパアーム12に対する回動を阻害
することを抑制または防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイパアームがワ
イパブレードを回動自在に支持すると共に、アームヘッ
ドがワイパアーム本体を回動自在に支持する車両用ワイ
パ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用ワイパ装置は、例えば、金
属製のワイパアームと金属製のワイパブレードを備えて
いる。この車両用ワイパ装置では、金属は重量が重いこ
とに起因する重量低減要請、金属同士が当接して騒音が
発生することに起因する騒音低減要請、さらには、メッ
キ等の後加工によりコストが上昇することに起因するコ
スト低減要請がある。
【0003】これらの要請に対応するため、例えば、図
6及び図7に示すような車両用ワイパ装置100があ
り、車両用ワイパ装置100は樹脂製のワイパアーム1
02及び樹脂製のワイパブレード104を備えている。
この車両用ワイパ装置100では、図6に示すように、
ワイパアーム102のアームクリップ110がワイパブ
レード104のリベット軸106を挟持することによ
り、ワイパアーム102がワイパブレード104を回動
自在に支持している。また、図7に示すように、アーム
ヘッド112のアームヘッド本体114に設けられた係
合ピン116がワイパアーム本体108の係合孔118
に係合することにより、アームヘッド112がワイパア
ーム本体108を回動自在に支持している。このよう
に、ワイパアーム102がワイパブレード104を回動
自在に支持すると共に、アームヘッド112がワイパア
ーム本体108を回動自在に支持することにより、ワイ
パブレード104がウインドシールドガラスに追随して
このウインドシールドガラスを払拭している。
【0004】この車両用ワイパ装置100では、ワイパ
アーム102やワイパブレード104を樹脂製としたこ
とに起因してワイパアーム102やワイパブレード10
4の強度が低下するため、断面係数をアップさせる等に
より、この強度低下に対処しいる。具体的には、図6に
示すように、ワイパブレード104のリベット軸106
周辺であって、ワイパアーム102の先端部120に対
向する面に、金属製のワイパブレードでは不要であった
壁面122を設けている。ここで、ワイパブレード10
4がワイパアーム102に対し回動できるようにするた
め、ワイパブレード104の壁面122の表面とワイパ
アーム102の先端上部とのクリアランスは所定のクリ
アランス(図6のI)に設定されている。
【0005】しかしながら、ワイパブレード104の壁
面122の表面とワイパアーム102の先端上部とのク
リアランスを所定のクリアランス(図6のI)に設定す
ると、壁面122は平面であるため、この壁面122の
最上部とワイパアーム本体108の先端上部とのクリア
ランス(図6のJ)が大きくなる。このため、この壁面
122とワイパアーム本体108の先端部120との隙
間に雪、石片等の異物が侵入してこの異物を噛み込み易
くなり、これにより、この異物がワイパブレード104
のワイパアーム102に対する回動を阻害してワイパブ
レード104の払拭性能が劣化する。
【0006】また、このようなワイパブレード104の
壁面122とワイパアーム102の先端部120との関
係(図6のIとJの関係)は、アームヘッド本体114
の壁面130(カバー138含む)とワイパアーム本体
108の末端部128との関係(図7のKとLの関係)
においても同様である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、ワイパブレードとワイパアームとの隙間またはワ
イパアーム本体とアームヘッドとの隙間に雪、石片等の
異物が侵入してこの異物を噛み込むことを抑制あるいは
防止することにより、この異物がワイパブレードのワイ
パアームに対する回動またはワイパアーム本体のアーム
ヘッドに対する回動を阻害することを抑制あるいは防止
できる車両用ワイパ装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の車両用
ワイパ装置は、ワイパアームがワイパブレードを回動自
在に支持する車両用ワイパ装置において、前記ワイパア
ームに対する前記ワイパブレードの回動中心から最も離
間した前記ワイパアームの先端部位と前記ワイパアーム
の先端部位に対向する前記ワイパブレードの対面部の最
上部とのクリアランスを、前記ワイパアームに対し前記
ワイパブレードが回動しても前記ワイパアームの先端部
位が前記ワイパブレードの対面部の最上部に当接しない
範囲で最小のクリアランスに設定した、ことを特徴とし
ている。
【0009】請求項1に記載の車両用ワイパ装置によれ
ば、ワイパアームに対するワイパブレードの回動中心か
ら最も離間したワイパアームの先端部位とワイパブレー
ドの対面部の最上部とのクリアランスを、ワイパアーム
に対しワイパブレードが回動してもこのワイパアームの
先端部位がワイパブレードの対面部の最上部に当接しな
い範囲で最小のクリアランスに設定したため、ワイパア
ームの先端とワイパブレードの対面部との隙間に雪、石
片等の異物が侵入してこの異物を噛み込むことを抑制あ
るいは防止できる。したがって、この異物がワイパブレ
ードのワイパアームに対する回動を阻害することを抑制
あるいは防止できる。さらにこのため、ワイパブレード
をウインドシールドガラスに追随させることができ、し
たがって、ワイパブレードの払拭性能を良好に維持でき
る。
【0010】請求項2に記載の車両用ワイパ装置は、請
求項1に記載の車両用ワイパ装置において、前記ワイパ
アームの先端部位及び前記ワイパブレードの対面部の最
上部の少なくとも一方を前記回動中心を中心とする円弧
形状に形成したことを特徴としている。
【0011】請求項2に記載の車両用ワイパ装置によれ
ば、ワイパアームの先端部位及びワイパブレードの対面
部の最上部の少なくとも一方を、ワイパアームに対する
ワイパブレードの回動中心を中心とする円弧形状にした
ため、ワイパアームの先端部位とワイパブレードの対面
部の最上部とのクリアランスは、ワイパアームに対する
ワイパブレードの任意の回動位置において等しく上記最
小のクリアランスとなる。このため、ワイパアームに対
しワイパブレードが大きく回動しても、ワイパブレード
の対面部とワイパアームの先端との隙間に雪、石片等の
異物が侵入してこの異物を噛み込むことを抑制あるいは
防止できると共に、ワイパブレードがワイパアームに対
し回動することによりワイパブレードの対面部とワイパ
アームの先端との隙間に侵入する雪、石片等の異物を排
出することができる。
【0012】さらに、ワイパアームの先端部位及びワイ
パブレードの対面部の最上部の少なくとも一方をワイパ
アームに対するワイパブレードの回動中心を中心とする
円弧形状にしたため、ワイパアームの先端部位とワイパ
ブレードの対面部の最上部とのクリアランスをワイパア
ームまたはワイパブレードの上方から見た上方視クリア
ランスは0となるか、あるいは非常に狭くなる。このた
め、ワイパブレードの対面部とワイパアームの先端との
隙間に雪、石片等の異物が侵入してこの異物を噛み込む
ことを一層抑制あるいは防止できる。
【0013】以上より、雪、石片等の異物がワイパブレ
ードのワイパアームに対する回動を阻害することを一層
抑制あるいは防止できる。
【0014】また、ワイパアームまたはワイパブレード
を樹脂により成形する場合には、ワイパアームの先端部
位またはワイパブレードの対面部の最上部の円弧形状を
容易に形成することができる。
【0015】請求項3に記載の車両用ワイパ装置は、請
求項1または請求項2に記載の車両用ワイパ装置におい
て、前記ワイパブレードの対面部の最上部に前記対面部
から突出した突出部を設け、前記突出部によって前記最
小のクリアランスを設定した、ことを特徴としている。
【0016】請求項3に記載の車両用ワイパ装置によれ
ば、ワイパブレードの対面部から突出部が突出する程度
を調整することにより、ワイパアームの先端部位とワイ
パブレードの対面部の最上部とのクリアランスを、上記
最小のクリアランスに設定できるため、このクリアラン
スの設定を容易に行うことができる。
【0017】さらに、ワイパブレードの対面部に突出部
を設けたため、ワイパアームの先端部位とワイパブレー
ドの対面部の最上部とのクリアランスをワイパアームま
たはワイパブレードの上方から見た上方視クリアランス
は0となるか、あるいは非常に狭くなる。このため、ワ
イパブレードの対面部とワイパアームの先端との隙間に
雪、石片等の異物が侵入してこの異物を噛み込むことを
一層抑制あるいは防止できる。
【0018】また、ワイパブレードを樹脂により成形す
る場合には、対面部に突出部を容易に形成することがで
きる。
【0019】請求項4に記載の車両用ワイパ装置は、ア
ームヘッドがワイパアーム本体を回動自在に支持する車
両用ワイパ装置において、前記アームヘッドに対する前
記ワイパアーム本体の回動中心から最も離間した前記ワ
イパアーム本体の末端部位と前記ワイパアーム本体の末
端部位に対向する前記アームヘッドの対面部の最上部と
のクリアランスを、前記アームヘッドに対し前記ワイパ
アーム本体が回動しても前記ワイパアーム本体の末端部
位が前記アームヘッドの対面部の最上部に当接しない範
囲で最小のクリアランスに設定した、ことを特徴として
いる。
【0020】請求項4に記載の車両用ワイパ装置によれ
ば、アームヘッドに対するワイパアーム本体の回動中心
から最も離間したワイパアーム本体の末端部位とアーム
ヘッドの対面部の最上部とのクリアランスを、アームヘ
ッドに対しワイパアーム本体が回動してもこのワイパア
ーム本体の末端部位がアームヘッドの対面部の最上部に
当接しない範囲で最小のクリアランスに設定したため、
ワイパアーム本体の末端とアームヘッドの対面部との隙
間に雪、石片等の異物が侵入してこの異物を噛み込むこ
とを抑制あるいは防止できる。したがって、この異物が
ワイパアーム本体のアームヘッドに対する回動を阻害す
ることを抑制あるいは防止できる。さらにこのため、ワ
イパブレードをウインドシールドガラスに追随させるこ
とができ、したがって、ワイパブレードの払拭性能を良
好に維持できる。
【0021】請求項5に記載の車両用ワイパ装置は、請
求項4に記載の車両用ワイパ装置において、前記ワイパ
アーム本体の末端部位及び前記アームヘッドの対面部の
少なくとも一方を前記回動中心を中心とする円弧形状に
形成したことを特徴としている。
【0022】請求項5に記載の車両用ワイパ装置によれ
ば、ワイパアーム本体の末端部位及びアームヘッドの対
面部の少なくとも一方を、アームヘッドに対するワイパ
アーム本体の回動中心を中心とする円弧形状にしたた
め、ワイパアーム本体の末端部位とアームヘッドの対面
部とのクリアランスは、アームヘッドに対するワイパア
ーム本体の任意の回動位置において等しく上記最小のク
リアランスとなる。このため、ワイパアーム本体がアー
ムヘッドに対し大きく回動しても、アームヘッドの対面
部とワイパアーム本体の末端との隙間に雪、石片等の異
物が侵入してこの異物を噛み込むことを抑制あるいは防
止できると共に、ワイパアーム本体がアームヘッドに対
し回動することによりアームヘッドの対面部とワイパア
ーム本体の末端との隙間に侵入する雪、石片等の異物を
排出することができる。
【0023】さらに、ワイパアーム本体の末端部位及び
ワイパアーム本体の対面部の少なくとも一方をアームヘ
ッドに対するワイパアーム本体の回動中心を中心とする
円弧形状にしたため、ワイパアーム本体の末端部位とア
ームヘッドの対面部の最上部とのクリアランスをアーム
ヘッドまたはワイパアーム本体の上方から見た上方視ク
リアランスは0となるか、あるいは非常に狭くなる。こ
のため、アームヘッドの対面部とワイパアーム本体の末
端との隙間に雪、石片等の異物が侵入してこの異物を噛
み込むことを一層抑制あるいは防止できる。
【0024】以上より、雪、石片等の異物がワイパアー
ム本体のアームヘッドに対する回動を阻害することを一
層抑制あるいは防止できる。
【0025】また、アームヘッドまたはワイパアーム本
体を樹脂により成形する場合には、ワイパアーム本体の
末端部位またはアームヘッドの対面部の円弧形状を容易
に形成することができる。
【0026】請求項6に記載の車両用ワイパ装置は、請
求項4または請求項5に記載の車両用ワイパ装置におい
て、前記アームヘッドを被覆する被覆部材を備え、前記
アームヘッドの対面部の最上部に代えて前記被覆部材を
前記対面部よりも前記ワイパアーム本体側へ突出させ、
前記被覆部材によって前記最小のクリアランスを設定し
た、ことを特徴としている。
【0027】請求項6に記載の車両用ワイパ装置によれ
ば、被覆部材をアームヘッドの対面部より突出させる程
度を調整することにより、ワイパアーム本体の末端部位
とアームヘッドの対面部の最上部とのクリアランスを、
上記最小のクリアランスに設定できるため、このクリア
ランスの設定を容易に行うことができる。
【0028】さらに、被覆部材をこの対面部より突出さ
せたため、ワイパアーム本体の末端部位と被覆部材との
クリアランスをアームヘッドまたはワイパアーム本体の
上方から見た上方視クリアランスは0となるか、あるい
は非常に狭くなる。このため、被覆部材とワイパアーム
本体の末端との隙間に雪、石片等の異物が侵入してこの
異物を噛み込むことを一層抑制あるいは防止できる。
【0029】また、被覆部材を樹脂により成形する場合
には、被覆部材をアームヘッドの対面部よりも容易に突
出させることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】図1には、本発明の実施の形態に
係る車両用ワイパ装置10の主要部が正面図にて示され
ており、また、図2の(A)及び(B)には、車両用ワ
イパ装置10の主要部が断面図にて示されている。さら
に、図3の(A)及び(B)には、車両用ワイパ装置1
0の全体構成が平面図及び正面図にて示されている。
【0031】本実施の形態に係る車両用ワイパ装置10
は樹脂製のワイパアーム12を備えている。ワイパアー
ム12の末端にはアームヘッド14が設けられており、
アームヘッド14はアームヘッド本体16を有してい
る。アームヘッド本体16は車両に備え付けられたピボ
ット軸18に固定されている。
【0032】アームヘッド本体16の先端側の側面は中
央において切欠かれており、これにより、凹部20が形
成されている。この凹部20には係合ピン22が設けら
れており、この係合ピン22は後述するワイパアーム本
体24の係合孔26に係合している。さらに、この凹部
20のアームヘッド本体16末端側には対面部28が形
成されており、この対面部28は平面とされている。
【0033】また、アームヘッド14は被覆部材として
のカバー30を備えており、カバー30はアームヘッド
本体16を被覆している。カバー30にはアームヘッド
本体16の凹部20に対応して凹部32が形成されてお
り、この凹部32のアームヘッド14末端側はアームヘ
ッド本体16の対面部28の上方に位置している。ま
た、この凹部32のアームヘッド14末端側はアームヘ
ッド本体16の対面部28よりもアームヘッド14先端
側へ突出しており(以下、この突出した部位を「突出部
位34」という)、これにより、この突出部位34と係
合ピン22との距離が、アームヘッド本体16の対面部
28の中央部と係合ピン22との距離と等しくなるよう
にされている。
【0034】アームヘッド14の先端側には、ワイパア
ーム本体24が設けられている。ワイパアーム本体24
は末端側にアームヘッド本体16の凹部20及びカバー
30の凹部32に対応して凸部38が形成されており、
凸部38はアームヘッド14方向へ突出している。この
凸部38のワイパアーム本体24末端側は切欠かれてお
り、これにより、係合孔26が形成されている。この係
合孔26に上述した係合ピン22が係合することで、係
合ピン22を中心としてアームヘッド14がワイパアー
ム本体24を回動自在に支持している。
【0035】ここで、ワイパアーム本体24の凸部38
のワイパアーム本体24末端側の壁面42の最上部は上
述した係合ピン22から最も離間している。この壁面4
2の最上部とアームヘッド本体16の対面部28とのク
リアランスは、アームヘッド14に対しワイパアーム本
体24が回動しても壁面42の最上部が対面部28の中
央部に当接しない範囲で最小のクリアランス(図2の
C)に設定されている。また、上述のようにカバー30
の突出部位34と係合ピン22との距離が、対面部28
の中央部と係合ピン22との距離と等しくなるようにさ
れているため、この壁面42の最上部とカバー30の突
出部位34とのクリアランスは、アームヘッド14に対
しワイパアーム本体24が回動しても壁面42の最上部
がカバー30に当接しない範囲で最小のクリアランス
(図2のC)に設定されている。これにより、この壁面
42とカバー30との隙間に雪、石片等の異物が侵入し
てこの異物を噛み込むことを抑制あるいは防止できるよ
うにされている。
【0036】また、ワイパアーム本体24の壁面42は
係合ピン22を中心とする円弧形状とされている。これ
により、この壁面42とカバー30の突出部位34との
クリアランスは、アームヘッド14に対するワイパアー
ム本体24の任意の回動位置において等しく上記最小の
クリアランス(図2のC)になるようにされている。さ
らに、ワイパアーム本体24の壁面42は係合ピン22
を中心とする円弧形状とされると共に、カバー30の凹
部32のアームヘッド14末端側はアームヘッド本体1
6の対面部28より突出させているため、壁面42とカ
バー30の突出部位34とのクリアランスをワイパアー
ム12の上方から見た上方視クリアランスは0となる。
これにより、この壁面42とカバー30と隙間に雪、石
片等の異物が侵入してこの異物を噛み込むことを一層抑
制あるいは防止できるようにされている。
【0037】また、ワイパアーム本体24の先端近傍に
はアームクリップ44が形成されており、このアームク
リップ44は後述するワイパブレード48のリベット軸
50を挟持している。
【0038】ここで、ワイパアーム本体24の先端側の
壁面52は平面とされると共に、この壁面52の最上部
がリベット軸50から最も離間している。
【0039】一方、車両用ワイパ装置10は樹脂製のワ
イパブレード48を備えている。ワイパブレード48は
長手方向中央部にリベット軸50を備えており、このリ
ベット軸50を上述したワイパアーム12のアームクリ
ップ44が挟持している。これにより、リベット軸50
を中心としてワイパアーム12がワイパブレード48を
回動自在に支持するようにされている。
【0040】ここで、ワイパブレード48のリベット軸
50周辺であって、ワイパアーム12に対向する面には
対面部56が設けられており、対面部56によってワイ
パブレード48の強度低下が抑制されている。この対面
部56の最上部とワイパアーム本体24の壁面52の最
上部とのクリアランスは、ワイパアーム12に対しワイ
パブレード48が回動してもワイパアーム本体24の壁
面52の最上部が対面部56の最上部に当接しない範囲
で最小のクリアランス(図1のA)とされている。これ
により、この対面部56とワイパアーム本体24の壁面
52との隙間に雪、石片等の異物が侵入してこの異物を
噛み込むことを抑制あるいは防止できるようにされてい
る。
【0041】また、ワイパブレード48の対面部56の
最上部はリベット軸50を中心とする円弧形状とされて
おり、これにより、ワイパアーム本体24の壁面52の
最上部と対面部56の最上部とのクリアランスは、ワイ
パアーム12に対するワイパブレード48の任意の回動
位置において等しく上記最小のクリアランス(図1の
A)とされている。さらに、この対面部56の最上部は
リベット軸50を中心とする円弧形状とされているた
め、この対面部56の最上部とワイパアーム本体24の
壁面52の最上部とのクリアランスをワイパアーム12
の上方から見た上方視クリアランス(図1のB)は非常
に狭くされている。またさらに、ワイパブレード48の
上面はワイパアーム本体24の上面と連続するように形
成されており、この対面部56とワイパアーム本体24
の壁面52との隙間の上方に雪、石片等の異物が堆積す
ることが抑制される。これにより、この対面部56とワ
イパアーム本体24の壁面52との隙間に雪、石片等の
異物が侵入してこの異物を噛み込むことを一層抑制ある
いは防止できるようにされている。
【0042】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0043】以上の構成の車両用ワイパ装置10では、
ワイパ作動状態において、ワイパアーム12及びワイパ
ブレード48が図示しないウインドシールドガラス上を
往復回動することによりこのウインドシールドガラスを
払拭する。このようにウインドシールドガラスを払拭す
る際には、通常ワイパアーム本体24はアームヘッド1
4に対して回動し、かつ、ワイパブレード48はワイパ
アーム12に対して回動する。
【0044】ここで、図2に示すように、ワイパアーム
本体24の壁面42の最上部とカバー30の突出部位3
4とのクリアランスは、アームヘッド14に対しワイパ
アーム本体24が回動しても壁面42の最上部がカバー
30の突出部位34に当接しない範囲で最小のクリアラ
ンス(図2のC)とされている。さらに、ワイパアーム
本体24の壁面42を係合ピン22を中心とする円弧形
状とし、かつ、カバー30の凹部32のアームヘッド1
4末端側はアームヘッド本体16の対面部28より突出
しているため、ワイパアーム本体24の壁面42とカバ
ー30の突出部位34とのクリアランスをアームヘッド
14の上方から見た上方視クリアランスは0となる。こ
れにより、ワイパアーム本体24とアームヘッド14と
の隙間に雪、石片等の異物が侵入してこの異物を噛み込
むことを抑制あるいは防止できる。
【0045】また、ワイパアーム本体24の壁面42を
係合ピン22を中心とする円弧形状としたため、ワイパ
アーム本体24の壁面42とカバー30の突出部位34
とのクリアランスは、アームヘッド14に対するワイパ
アーム本体24の任意の回動位置において等しく上記最
小クリアランス(図2のC)となる。このため、ワイパ
アーム本体24がアームヘッド14に対し大きく回動し
ても、ワイパアーム本体24とアームヘッド14との隙
間に雪、石片等の異物が侵入してこの異物を噛み込むこ
とを抑制あるいは防止できると共に、ワイパアーム本体
24がアームヘッド14に対し回動することによりワイ
パアーム本体24とアームヘッド14との隙間に侵入す
る雪、石片等の異物を排出することができる。
【0046】したがって、雪、石片等の異物がワイパア
ーム本体24のアームヘッド14に対する回動を阻害す
ることを抑制あるいは防止できる。
【0047】また、アームヘッド本体16の対面部28
よりカバー30を突出させる程度を調整することによ
り、ワイパアーム本体24の壁面42の最上部とカバー
30の突出部位34とのクリアランスを、上記最小のク
リアランス(図2のC)に設定できるため、このクリア
ランスの設定を容易に行うことができる。
【0048】さらにまた、図1に示すように、ワイパア
ーム12(ワイパアーム本体24)の先端側に形成され
た壁面52の最上部とワイパブレード48の対面部56
の最上部とのクリアランスは、ワイパブレード48がワ
イパアームに対し回動しても壁面52の最上部が対面部
56の最上部に当接しない範囲で最小のクリアランス
(図1のA)にされている。さらに、ワイパブレード4
8の対面部56の最上部をリベット軸50を中心とする
円弧形状としたため、ワイパアーム12の壁面52の最
上部とワイパブレード48の対面部56の最上部とのク
リアランスをワイパアーム12の上方から見た上方視ク
リアランス(図1のB)は非常に狭くなる。またさら
に、ワイパブレード48の上面はワイパアーム本体24
の上面と連続するように形成されており、この対面部5
6とワイパアーム本体24の壁面52との隙間の上方に
雪、石片等の異物が堆積することが抑制される。これに
より、ワイパアーム12とワイパブレード48との隙間
に雪、石片等の異物が侵入してこの異物を噛み込むこと
を抑制あるいは防止できる。
【0049】また、ワイパブレード48の対面部56の
最上部をリベット軸50を中心とする円弧形状としたた
め、ワイパアーム12の壁面52の最上部とワイパブレ
ード48の対面部56の最上部とのクリアランスは、ワ
イパアーム12に対するワイパブレード48の任意の回
動位置において等しく上記最小のクリアランス(図1の
A)にされている。このため、ワイパブレード48がワ
イパアーム12に対し大きく回動しても、ワイパブレー
ド48とワイパアーム12との隙間に雪、石片等の異物
が侵入してこの異物を噛み込むことを抑制あるいは防止
できると共に、ワイパブレード48がワイパアーム12
に対し回動することによりワイパブレード48とワイパ
アーム12との隙間に侵入する雪、石片等の異物を排出
することができる。
【0050】したがって、雪、石片等の異物がワイパブ
レード48のワイパアーム12に対する回動を阻害する
ことを抑制あるいは防止できる。
【0051】以上のように、雪、石片等の異物がワイパ
アーム本体24のアームヘッド14に対する回動及びワ
イパブレード48のワイパアーム12に対する回動を阻
害することを抑制あるいは防止できる。このため、ワイ
パブレード48をウインドシールドガラスに追随させる
ことができ、したがって、ワイパブレード48の払拭性
能を良好に維持できる。
【0052】さらに、ワイパアーム本体24とアームヘ
ッド14とのクリアランス及びワイパブレード48とワ
イパアーム12のクリアランスを小さくできるため、デ
ザイン面での向上を図ることができる。
【0053】また、ワイパアーム12(カバー30及び
ワイパアーム本体24)は樹脂により成形されるため、
カバー30の凹部32のアームヘッド14末端側をアー
ムヘッド本体16の対面部28よりも容易に突出させる
ことができると共に、ワイパアーム本体24の壁面42
の円弧形状を容易に形成することができる。さらに、ワ
イパブレード48は樹脂により成形されるため、対面部
56の最上部の円弧形状を容易に形成することができ
る。 (第1の変形例)図4には、本実施の形態の第1の変形
例に係る車両用ワイパ装置60の主要部が正面図にて示
されている。
【0054】本変形例に係る車両用ワイパ装置60で
は、ワイパアーム本体24の先端側の壁面62がリベッ
ト軸50を中心とする円弧形状とされると共に、この壁
面62がリベット軸50から最も離間している。
【0055】また、上述した第1の実施の形態と同様
に、ワイパブレード48の対面部64の最上部とワイパ
アーム本体24の壁面62の最上部とのクリアランス
は、ワイパアーム12に対しワイパブレード48が回動
しても壁面62の最上部が対面部64の最上部に当接し
ない範囲で最小のクリアランス(図4のE)とされてい
る。これにより、この対面部64とワイパアーム本体2
4の壁面62との隙間に雪、石片等の異物が侵入してこ
の異物を噛み込むことを抑制あるいは防止できるように
されている。
【0056】さらに、ワイパブレード48の対面部64
の最上部はリベット軸50を中心とする円弧形状とされ
ている。また、上述したようにワイパアーム本体24の
壁面62がリベット軸50を中心とする円弧形状とされ
ている。これにより、ワイパブレード48の対面部64
の最上部とワイパアーム本体24の壁面62とのクリア
ランスはワイパアーム12に対するワイパブレード48
の任意の回動位置において等しく上記最小のクリアラン
ス(図4のE)とされている。さらにまた、ワイパアー
ム本体24の壁面62及びこの対面部64の最上部はリ
ベット軸50を中心とする円弧形状とされているため、
この対面部64の最上部とワイパアーム本体24の壁面
62とのクリアランスをワイパアーム12の上方から見
た上方視クリアランス(図4のF)は非常に狭くされて
いる。しかも、ワイパブレード48の上面はワイパアー
ム本体24の上面と連続するように形成されており、こ
の対面部64とワイパアーム本体24の壁面62との隙
間の上方に雪、石片等の異物が堆積することが抑制され
る。これにより、この対面部64とワイパアーム本体2
4の壁面62との隙間に雪、石片等の異物が侵入してこ
の異物を噛み込むことを一層抑制あるいは防止できるよ
うにされている。
【0057】本変形例に係る車両用ワイパ装置60で
は、図4に示すように、ワイパアーム12(ワイパアー
ム本体24)の先端側に形成された壁面62の最上部と
ワイパブレード48の対面部64の最上部とのクリアラ
ンスをワイパアーム12に対しワイパブレード48が回
動しても壁面62の最上部が対面部64の最上部に当接
しない範囲で最小のクリアランス(図4のE)とされて
いる。さらに、ワイパアーム12の壁面62及びワイパ
ブレード48の対面部64の最上部をリベット軸50を
中心とする円弧形状としたため、ワイパアーム12の壁
面62とワイパブレード48の対面部64の最上部との
クリアランスをワイパアーム12の上方から見た上方視
クリアランスは非常に狭くなる。またさらに、ワイパブ
レード48の上面はワイパアーム本体24の上面と連続
するように形成されており、この対面部64とワイパア
ーム本体24の壁面62との隙間の上方に雪、石片等の
異物が堆積することが抑制される。これにより、ワイパ
アーム12とワイパブレード48との隙間に雪、石片等
の異物が侵入してこの異物を噛み込むことを抑制あるい
は防止できる。
【0058】また、ワイパアーム12の壁面62及びワ
イパブレード48の対面部64の最上部をリベット軸5
0を中心とする円弧形状としたため、ワイパブレード4
8の対面部64の最上部とワイパアーム本体24の壁面
62とのクリアランスはワイパアーム12に対するワイ
パブレード48の任意の回動位置において等しく上記最
小のクリアランス(図4のE)となる。このため、ワイ
パブレード48がワイパアーム12に対し回動しても、
ワイパブレード48とワイパアーム12との隙間に雪、
石片等の異物が侵入してこの異物を噛み込むことを抑制
あるいは防止できると共に、ワイパブレード48がワイ
パアーム12に対し回動することによりワイパブレード
48とワイパアーム12との隙間に侵入する雪、石片等
の異物を排出することができる。
【0059】したがって、雪、石片等の異物がワイパブ
レード48のワイパアーム12に対する回動を阻害する
ことを抑制あるいは防止できる。このため、ワイパブレ
ード48をウインドシールドガラスに追随させることが
でき、したがって、ワイパブレード48の払拭性能を良
好に維持できる。
【0060】また、ワイパアーム12(ワイパアーム本
体24)は樹脂により成形されるため、壁面62の円弧
形状を容易に形成することができる。さらに、ワイパブ
レード48は樹脂により成形されるため、対面部64の
最上部の円弧形状を容易に形成することができる。 (第2の変形例)図5には、本実施の形態の第2の変形
例に係る車両用ワイパ装置70の主要部が正面図にて示
されている。
【0061】本変形例に係る車両用ワイパ装置70は、
第1の変形例と同様に、ワイパアーム本体24の先端側
の壁面62がリベット軸50を中心とする円弧形状とさ
れると共に、この壁面62がリベット軸50から最も離
間している。
【0062】また、ワイパブレード48の対面部72の
最上部には突出部74が形成されている。この突出部7
4は対面部72から突出しており、これにより、この突
出部74とワイパアーム本体24の壁面62の最上部と
のクリアランスは、ワイパアーム12に対しワイパブレ
ード48が回動しても壁面62の最上部が突出部74に
当接しない範囲で最小のクリアランス(図5のG)とさ
れている。これにより、この対面部72とワイパアーム
本体24の壁面62との隙間に雪、石片等の異物が侵入
してこの異物を噛み込むことを抑制あるいは防止できる
ようにされている。
【0063】さらに、上述したように、ワイパアーム本
体24の壁面62はリベット軸50を中心とする円弧形
状とされいるため、ワイパブレード48の突出部74と
ワイパアーム本体24の壁面62とのクリアランスは、
ワイパアーム12に対するワイパブレード48の任意の
回動位置において等しく上記最小のクリアランス(図5
のG)となるようにされている。さらに、上述したよう
にワイパブレード48の対面部72には突出部74が形
成され、また、ワイパアーム本体24の壁面62はリベ
ット軸50を中心とする円弧形状とされているため、こ
の対面部72の最上部とワイパアーム本体24の壁面6
2とのクリアランスをワイパアーム12の上方から見た
上方視クリアランス(図5のH)は非常に狭くされてい
る。またさらに、ワイパブレード48の上面はワイパア
ーム本体24の上面と連続するように形成されており、
この対面部72とワイパアーム本体24の壁面62との
隙間の上方に雪、石片等の異物が堆積することが抑制さ
れる。これにより、この対面部72とワイパアーム本体
24の壁面62との隙間に雪、石片等の異物が侵入して
この異物を噛み込むことを一層抑制あるいは防止できる
ようにされている。
【0064】本変形例に係る車両用ワイパ装置70で
は、図5に示すように、ワイパアーム12(ワイパアー
ム本体24)の先端側に形成された壁面62の最上部と
ワイパブレード48の対面部72に形成された突出部7
4とのクリアランスはワイパアーム12に対しワイパブ
レード48が回動しても壁面62の最上部が突出部74
に当接しない範囲で最小のクリアランス(図5のG)と
されている。さらに、ワイパアーム12の壁面62をリ
ベット軸50を中心とする円弧形状とし、かつ、ワイパ
ブレード48の対面部72に突出部74を形成したた
め、ワイパアーム12の壁面62と対面部72の最上部
とのクリアランスをワイパアーム12の上方から見た上
方視クリアランスは非常に狭くなる。またさらに、ワイ
パブレード48の上面はワイパアーム本体24の上面と
連続するように形成されており、この対面部72とワイ
パアーム本体24の壁面62との隙間の上方に雪、石片
等の異物が堆積することが抑制される。これにより、ワ
イパアーム12とワイパブレード48との隙間に雪、石
片等の異物が侵入してこの異物を噛み込むことを抑制あ
るいは防止できる。
【0065】また、ワイパアーム12の壁面62をリベ
ット軸50を中心とする円弧形状としたため、ワイパア
ーム12の壁面62とワイパブレード48の対面部72
の突出部74とのクリアランスは、ワイパアーム12に
対するワイパブレード48の任意の回動位置において等
しく上記最小のクリアランス(図5のG)となる。この
ため、ワイパブレード48がワイパアーム12に対し大
きく回動しても、ワイパブレード48の対面部72とワ
イパアーム12の壁面62との隙間に雪、石片等の異物
が侵入してこの異物を噛み込むことを抑制あるいは防止
できると共に、ワイパブレード48がワイパアーム12
に対し回動することによりワイパブレード48の対面部
72とワイパアーム12の壁面62との隙間に侵入する
雪、石片等の異物を排出することができる。
【0066】したがって、雪、石片等の異物がワイパブ
レード48のワイパアーム12に対する回動を阻害する
ことを抑制あるいは防止できる。このため、ワイパブレ
ード48をウインドシールドガラスに追随させることが
でき、したがって、ワイパブレード48の払拭性能を良
好に維持できる。
【0067】また、ワイパブレード48の対面部72か
ら突出部74が突出する程度を調整することにより、こ
の突出部74とワイパアーム本体24の壁面62の最上
部とのクリアランスを、上記最小のクリアランス(図5
のG)に設定することができ、このクリアランスの設定
を容易に行うことができる。
【0068】さらに、ワイパアーム12(ワイパアーム
本体24)は樹脂により成形されるため、壁面62の円
弧形状を容易に形成することができる。さらに、ワイパ
ブレード48は樹脂により成形されるため、対面部72
の突出部74を容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用ワイパ装置が適用された実施の
形態に係る車両用ワイパ装置の主要部の正面図である。
【図2】(A)及び(B)は車両用ワイパ装置の主要部
の断面図である。
【図3】(A)は車両用ワイパ装置の全体概略構成を示
す平面図であり、(B)は車両用ワイパ装置の全体概略
構成を示す正面図である。
【図4】本発明の車両用ワイパ装置が適用された実施の
形態の第1の変形例に係る車両用ワイパ装置の主要部の
正面図である。
【図5】本発明の車両用ワイパ装置が適用された実施の
形態の第2の変形例に係る車両用ワイパ装置の主要部の
正面図である。
【図6】従来の車両用ワイパ装置の主要部の正面図であ
る。
【図7】(A)及び(B)は従来の車両用ワイパ装置の
主要部の断面図である。
【符号の説明】
10 車両用ワイパ装置 12 ワイパアーム 14 アームヘッド 22 係合ピン(回動中心) 24 ワイパアーム本体 28 対面部 30 カバー(被覆部材) 34 突出部位 42 壁面(末端) 48 ワイパブレード 50 リベット軸(回動中心) 52 壁面(先端) 56 対面部 60 車両用ワイパ装置 62 壁面(先端) 64 対面部 70 車両用ワイパ装置 72 対面部 74 突出部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパアームがワイパブレードを回動自
    在に支持する車両用ワイパ装置において、 前記ワイパアームに対する前記ワイパブレードの回動中
    心から最も離間した前記ワイパアームの先端部位と前記
    ワイパアームの先端部位に対向する前記ワイパブレード
    の対面部の最上部とのクリアランスを、前記ワイパアー
    ムに対し前記ワイパブレードが回動しても前記ワイパア
    ームの先端部位が前記ワイパブレードの対面部の最上部
    に当接しない範囲で最小のクリアランスに設定した、 ことを特徴とする車両用ワイパ装置。
  2. 【請求項2】 前記ワイパアームの先端部位及び前記ワ
    イパブレードの対面部の最上部の少なくとも一方を前記
    回動中心を中心とする円弧形状に形成したことを特徴と
    する請求項1記載の車両用ワイパ装置。
  3. 【請求項3】 前記ワイパブレードの対面部の最上部に
    前記対面部から突出した突出部を設け、前記突出部によ
    って前記最小のクリアランスを設定した、 ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用
    ワイパ装置。
  4. 【請求項4】 アームヘッドがワイパアーム本体を回動
    自在に支持する車両用ワイパ装置において、 前記アームヘッドに対する前記ワイパアーム本体の回動
    中心から最も離間した前記ワイパアーム本体の末端部位
    と前記ワイパアーム本体の末端部位に対向する前記アー
    ムヘッドの対面部の最上部とのクリアランスを、前記ア
    ームヘッドに対し前記ワイパアーム本体が回動しても前
    記ワイパアーム本体の末端部位が前記アームヘッドの対
    面部の最上部に当接しない範囲で最小のクリアランスに
    設定した、 ことを特徴とする車両用ワイパ装置。
  5. 【請求項5】 前記ワイパアーム本体の末端部位及び前
    記アームヘッドの対面部の少なくとも一方を前記回動中
    心を中心とする円弧形状に形成したことを特徴とする請
    求項4記載の車両用ワイパ装置。
  6. 【請求項6】 前記アームヘッドを被覆する被覆部材を
    備え、 前記アームヘッドの対面部の最上部に代えて前記被覆部
    材を前記対面部よりも前記ワイパアーム本体側へ突出さ
    せ、前記被覆部材によって前記最小のクリアランスを設
    定した、 ことを特徴とする請求項4または請求項5記載の車両用
    ワイパ装置。
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DE10016850A DE10016850B4 (de) 1999-04-06 2000-04-05 Wischervorrichtung mit einem Wischerblatt, das leicht an einem Wischerarm anbringbar ist und von diesem abnehmbar ist

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016113062A (ja) * 2014-12-16 2016-06-23 市光工業株式会社 ワイパーブレードおよび車両用ワイパー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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