JP2000285324A - 携帯情報通信端末およびエンタテインメントシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】既存の産業システムとの融合の容易な携帯情報
通信端末を提供する。 【解決手段】コンビニエンスストア１３の本部１５のセ
ンターコンピュータ１６から商品割引情報を放送システ
ム２４により放送する。この商品割引情報が携帯情報通
信端末２８で受信される。このとき、商品割引情報に対
応する商品の画像や割引価格等がモニタ１６４の画面２
０１上に表示される。表示された商品をユーザが購入し
ようとするとき、操作装置１０８により画面２０１上の
所望の商品を選択する。この選択によりその商品に対応
するバーコードが携帯情報通信端末２８の画面５７上に
表示される。画面５７上にバーコードが表示された携帯
情報通信端末２８をユーザがコンビニエンスストア１３
に持参する。バーコードリーダー２１０によりその画面
５７上の割引コードが読み取られ、これによりその商品
をコンビニエンスストア１３にて割引価格で購入するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】この発明は、たとえば、無線
呼出（ポケットベルあるいはページャともいう。）シス
テム等を利用する無線受信可能な携帯情報通信端末に適
用して好適な携帯情報通信端末およびエンタテインメン
トシステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】液晶表示装置（ＬＣＤ：Liquid Crystal
Display）等の平面型ディスプレーを有するパーソナル
コンピュータ、電子手帳、携帯電話、ＰＨＳ端末、ペー
ジャ等の携帯可能な情報通信端末（ＰＤＡ：Personal D
igital Assistant）が広範に使用されるようになってき
ている。

【０００３】また、ＣＤ−ＲＯＭ等の大容量記憶媒体か
らプログラムをダウンロードしてゲームの実行を行った
り、ＣＤによる音楽を再生したりするエンタテインメン
ト装置の普及も拡大している。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のＰＤＡにおいては、店舗の運営の合理化等に係わ
るストアオートメーション等の産業システムとの接続に
ついては何も考慮されてはいなかった。

【０００５】また、ＰＤＡの個体（製造番号等の）識別
符号、いわゆる個体ＩＤや、ユーザ識別符号、いわゆる
ユーザＩＤなどの個別の情報を自動的かつ簡単に産業シ
ステムに入力したいという要請があるが、そのような要
請に応えるＰＤＡは存在していない。

【０００６】さらに、たとえば、銀行カード等の非接触
型のカードシステムでは、通常、予め決められている口
座番号等のコードのみが出力されるだけであり、ユーザ
がコードを選択して出力するという機能は提供されてい
ない。

【０００７】さらにまた、ＰＤＡとエンタテインメント
装置とを融合して産業システムとの接続を考慮したシス
テムも存在していない。

【０００８】この発明はこのような課題を考慮してなさ
れたものであり、産業システムとの融合の容易な携帯情
報通信端末およびエンタテインメントシステムを提供す
ることを目的とする。

【０００９】また、この発明は、無線受信可能な携帯情
報通信端末とエンタテインメント装置とを相互補完して
新たな機能を創出することを可能とする携帯情報通信端
末およびエンタテインメントシステムを提供することを
目的とする。

【００１０】さらに、この発明は、携帯情報通信端末や
エンタテインメント装置の利便性をより一層向上するこ
とを可能とする携帯情報通信端末およびエンタテインメ
ントシステムを提供することを目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】この発明の携帯情報通信
端末は、無線信号受信部により受信した基本データを、
符号データ変換部により、光学的な読取を可能とする特
定符号データに変換し、前記特定符号データが表す光学
的に読取が可能な特定符号を表示制御部により表示部の
画面に表示するようにしている（請求項１記載の発
明）。このようにすれば、携帯情報通信端末の表示部
に、受信した無線信号の内容に対応した光学的に読取可
能な特定符号を表示することができる。

【００１２】また、この発明の携帯情報通信端末は、無
線信号受信部により受信した基本データと該基本データ
に関連する情報を含む関連情報データのうち、前記基本
データを、符号データ変換部により光学的な読取を可能
とする特定符号データに変換し、前記関連情報のみを、
あるいは前記特定符号データが表す光学的に読取が可能
な特定符号のみを、あるいは前記関連情報と前記特定符
号データが表す光学的に読取が可能な特定符号を同時に
前記表示制御部により表示部の画面に表示するようにし
ている（請求項２記載の発明）。このようにすれば、携
帯情報通信端末の表示部に、受信した無線信号の内容に
対応した光学的に読取可能な特定符号および（または）
関連情報を表示することができる。

【００１３】さらに、この発明の携帯情報通信端末は、
無線信号受信部により受信した複数の基本データと、該
複数の基本データのそれぞれに関連する情報を含む関連
情報データのうち、前記複数の基本データを、符号デー
タ変換部により、それぞれ光学的な読取を可能とする特
定符号データに変換し、関連情報選択部により、表示部
の画面上に表示された複数の関連情報のうち、所望の関
連情報を選択する。関連情報選択部により所望の関連情
報が選択されたとき、表示制御部により、前記所望の関
連情報に対応する前記特定符号データが表す光学的に読
取が可能な特定符号を前記表示部の画面に表示するよう
にしている（請求項３記載の発明）。このようにすれ
ば、携帯情報通信端末の表示部上の表示を利用して、受
信した複数の関連情報のうち、所望の関連情報に係る光
学的に読取可能な特定符号を自動的に選択することがで
きる。

【００１４】また、この発明は、請求項１〜３のいずれ
か１項に記載された携帯情報通信端末において、前記符
号データ変換部は、前記基本データを光学的な読取を可
能とする特定符号データに変換するとき、あわせて前記
個体識別符号に係るデータを記憶部から読み出して光学
的な読取を可能とする個体識別符号データに変換し、前
記表示制御部は、前記表示部の画面に前記特定符号デー
タが表す光学的に読取が可能な特定符号を表示すると
き、あわせて前記個体識別符号データが表す光学的に読
取が可能な個体識別符号を表示するようにしている（請
求項４記載の発明）。このため、光学的に読取が可能な
特定符号とともに、携帯情報通信端末の、例えば、製造
番号（シリアル番号）等の個体識別符号を光学的に読取
が可能な特定表示として表示することができる。

【００１５】さらに、この発明は、請求項１〜３のいず
れか１項に記載された携帯情報通信端末において、前記
符号データ変換部は、前記基本データを光学的な読取を
可能とする特定符号データに変換するとき、あわせて前
記ユーザ識別符号に係るデータを前記記憶部から読み出
し、光学的な読取を可能とするユーザ識別符号データに
変換し、前記表示制御部は、前記表示部の画面に前記特
定符号データが表す光学的に読取が可能な特定符号を表
示するとき、あわせて前記ユーザ識別符号データが表す
光学的に読取が可能なユーザ識別符号を表示するように
している（請求項５記載の発明）。このため、光学的に
読取が可能な特定符号とともに、携帯情報通信端末のユ
ーザの識別符号を光学的に読取が可能な表示として表示
することができる。

【００１６】この場合、前記表示部の画面に前記特定符
号データが表す光学的に読取が可能な特定符号を表示す
るとき、あわせて、携帯情報通信端末の個体識別符号を
光学的に読取が可能な表示および（または）携帯情報通
信端末のユーザ識別符号を光学的に読取が可能な表示と
して表示してもよい（請求項６記載の発明）。

【００１７】この場合、光学的に読取が可能な特定符号
は、バーコードとすることができる（請求項７記載の発
明）。バーコードとすれば、既存のストアのインフラス
トラクチャーであるバーコードリーダー（バーコード読
取装置）により読み取ることができる。

【００１８】また、バーコードを、商品割引用に用いら
れるバーコードとすることにより、ユーザが前記ストア
に携帯情報通信端末を携帯していくだけで、商品を割引
して購入等することが可能となり、携帯情報通信端末の
特徴が一層向上する（請求項８記載の発明）。

【００１９】この発明のエンタテインメントシステム
は、着脱自在な記憶媒体に記憶されている各種プログラ
ムを読み出して実行するエンタテインメント装置と、前
記エンタテインメント装置に接続され、画像を表示する
表示装置と、無線信号が受信可能で、少なくとも前記エ
ンタテインメント装置に対して情報の送受信を行う携帯
情報通信端末とを備え、前記携帯情報通信端末において
前記無線信号を受信したとき、該携帯情報通信端末から
前記無線信号の内容が前記エンタテインメント装置に供
給され、前記エンタテインメント装置は、供給された無
線信号の内容に対応するデータを前記記憶媒体から読み
出し、前記対応するデータが表す画像を前記表示装置上
に表示させるようにしている（請求項９記載の発明）。
この発明によれば、携帯情報通信端末で受信した無線信
号の内容に対応するデータが表す画像が表示装置上に表
示されるので、エンタテインメントシステムの新しいビ
ジネスを創出することができる可能性が得られる。な
お、エンタテインメント装置と表示装置とは、一体化し
ているもの、あるいは別体のものを用いることができ
る。

【００２０】この場合、前記携帯情報通信端末において
受信され、該携帯情報通信端末から前記エンタテインメ
ント装置に供給された無線信号の内容に対応するデータ
が複数であった場合、前記エンタテインメント装置は、
これら複数のデータを前記記憶媒体から読み出し、前記
対応する複数のデータが表すそれぞれの画像を前記表示
装置上に前記操作装置により選択可能に表示させるよう
にすることにより、ユーザは、無線信号の内容に対応す
る複数のデータに係わる複数の画像中、所望の画像を操
作装置により選択することができる（請求項１０記載の
発明）。

【００２１】なお、前記携帯情報通信端末において受信
され、該携帯情報通信端末から前記エンタテインメント
装置に供給された無線信号の内容に対応するデータが複
数であった場合、前記エンタテインメント装置は、これ
ら複数のデータを前記記憶媒体から読み出し、前記対応
する複数のデータが表すそれぞれの画像を前記表示装置
上に前記携帯情報通信端末により選択可能に表示させる
ようにすることにより、ユーザは、無線信号の内容に対
応する複数のデータに係わる複数の画像中、所望の画像
を携帯情報通信端末により選択することができる（請求
項１１記載の発明）。この場合には、操作装置は不要で
あり、また、エンタテインメント装置と携帯情報通信端
末とは、たとえば、赤外線通信等の無線通信により情報
を送受することが可能である。

【００２２】さらにまた、この発明のエンタテインメン
トシステムは、装着される記憶媒体に記憶されている各
種プログラムを読み出して実行するエンタテインメント
装置と、前記エンタテインメント装置に接続され、画像
を表示する表示装置と、前記エンタテインメント装置に
対して情報の送受信を行う携帯情報通信端末とを備え、
前記携帯情報通信端末は、前記記憶媒体に記憶され前記
エンタテインメント装置により読み出されて供給される
特定符号に係る基本データを光学的な読取を可能とする
特定符号データに変換する符号データ変換部と、表示部
と、前記特定符号データが表す光学的に読取が可能な特
定符号を前記表示部の画面に表示する表示制御部とを備
えるようにしている（請求項１２記載の発明）。このよ
うにすれば、エンタテインメント装置と接続可能な携帯
情報通信端末の表示部に、前記記憶媒体に記憶されてい
る基本データに対応する光学的に読取可能な特定符号を
表示することができる。

【００２３】このエンタテインメントシステムにおいて
も、上記の光学的に読取が可能な特定符号は、バーコー
ドとすることができる（請求項１３記載の発明）。バー
コードとすれば、既存のストアのインフラストラクチャ
ーであるバーコードリーダー（バーコード読取装置）に
より読み取ることができる。

【００２４】このバーコードを、商品割引用に用いられ
るバーコードとすることにより、ユーザが前記ストアに
携帯情報通信端末を携帯していくだけで、商品を割引し
て購入等することが可能となり、携帯情報通信端末の特
徴が一層向上する（請求項１４記載の発明）。

【００２５】

【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。

【００２６】図１は、この発明の一実施の形態に係るエ
ンタテインメントシステム１２を含む、商品販売支援シ
ステム１０の模式的な構成を示している。

【００２７】この図１例の商品販売支援システム１０
は、基本的には、ゲーム等を楽しむためのエンタテイン
メントシステム１２と、コンビニエンスストア（以下、
ＣＶＳともいう。）１３等に配されるＰＯＳ（Point Of
Sales）端末１４と、前記コンビニエンスストア１３の
本部（以下、ＣＶＳ本部ともいう。）１５に配されるセ
ンターコンピュータ１６と、放送用の送信アンテナ１８
を有する送信局２０と、送信アンテナ１８から送出され
た電波を地上に反射するアンテナを有する通信衛星２２
とから構成されている。

【００２８】この図１例では、送信局２０と通信衛星２
２とは、通信衛星２２を利用した放送システム２４を構
成するが、放送システムとしては、既存のインフラスト
ラクチャーである無線呼出システム（ポケットベルシス
テム）、地上波によるテレビジョン放送システム、ＢＳ
（Broadcasting Satellite）やＣＳ（CommunicationSat
ellite ）による衛星放送システム、あるいは有線での
ケーブルネットワーク（Cable Television）システム等
のうち、適当なものを用いることができる。

【００２９】また、通常、エンタテインメントシステム
１２は、複数箇所（複数地点）に存在し、ＰＯＳ端末１
４も複数箇所（複数地点）に存在する。もちろん、この
商品販売支援システム１０においては、他のコンビニエ
ンスストアやスーパーマーケットに係るセンターコンピ
ュータとこのセンターコンピュータにより統合される複
数のＰＯＳ端末も存在してもよい。

【００３０】この図１例では、ＣＶＳ１３のＰＯＳ端末
１４と、ＣＶＳ本部１５のセンターコンピュータ１６と
が、回線網２６を介してオンラインリアルタイムで接続
されている。このＰＯＳ端末１４とセンターコンピュー
タ１６との間では双方向の通信が行われる。また、セン
ターコンピュータ１６と送信局２０とは、回線網２６を
介してオンライン（必ずしもオンラインリアルタイムで
なくともよい。）で接続されている。

【００３１】図１において、エンタテインメントシステ
ム１２は、携帯情報通信端末２８が着脱自在とされるエ
ンタテインメント装置１０２と、このエンタテインメン
ト装置１０２に接続される操作装置（コントローラ）１
０８と表示装置としてのモニタ（ディスプレー）１６４
とから構成されている。なお、モニタ１６４としてはテ
レビジョン受像機を用いることができる。また、エンタ
テインメント装置１０２と操作装置１０８と表示装置と
してのモニタ１６４とを、一体化したエンタテインメン
ト装置とすることも可能である。

【００３２】図２は、この発明の一実施の形態に係る携
帯情報通信端末２８を含む、他の例の商品販売支援シス
テム３０の模式的な構成を示している。この図２例の商
品販売支援システム３０は、実質的には、図１例の商品
販売支援システム１０中のエンタテインメントシステム
１２を構成する携帯情報通信端末２８を独立して使用す
る場合、言い換えれば、携帯等して使用する場合の構成
を示している。したがって、図１例の商品販売支援シス
テム１０と図２例の商品販売支援システム３０におい
て、携帯情報通信端末２８を含むエンタテインメントシ
ステム１２以外の構成要素は、同一のものを使用するこ
とができる。

【００３３】図１および図２において、ＰＯＳ端末１４
は、携帯情報通信端末２８の画面５７上に表示されるバ
ーコードおよび（または）英数字等の文字等の特定符号
を光学的かつ機械的に読み取る機能を有する光学スキャ
ナ等の符号読取装置２１０と、この符号読取装置２１０
により読み取った符号情報やキーボードにより入力され
た個数情報等に基づき合計金額を算出するとともに、符
号情報や個数情報あるいは売上げ金額情報をデータとし
て回線網２６を通じてオンラインでセンターコンピュー
タ１６に送信するための、いわゆる金銭登録器を兼用す
るストアコンピュータ２１２とから構成されている。

【００３４】センターコンピュータ１６は、回線網２６
を通じて商品情報等をストアコンピュータ２１２へ送信
するとともに、たとえば、１または複数の特定の商品に
対応するバーコードデータ等の基本データ（特定の符号
に係るデータともいう。）と、これら１または複数の基
本データのそれぞれに関連する商品の画像情報等を含む
関連情報データ（付加情報データともいう。）とを前記
送信局２０の送信アンテナ１８を通じて放送するための
指示を回線網２６を通じて送信局２０に与える。なお、
センターコンピュータ１６と送信局２０とは、一体的な
構成とすることもできる。

【００３５】基本データと関連情報データ（付加情報デ
ータ）が、あるいは基本データのみが、放送システム２
４を介して放送（無線送信）され、無線受信機能付きの
ＰＤＡである、１個または複数個の携帯情報通信端末２
８により受信される。なお、この実施の形態において、
無線送信される基本データと関連情報データ（付加情報
データ）、あるいは基本データは、例えば、毎日定時に
定期的かつ間欠的に圧縮データを送信するように構成し
ている。

【００３６】携帯情報通信端末２８では、受信情報に基
づき、後に詳しく説明するように、受信した圧縮データ
を伸長し、表示部（表示装置）５８の画面５７上に上記
基本データに対応する光学的な読取が可能なバーコード
および（または）英数字等の文字等の特定符号（基本符
号ともいう。）を表示させる。

【００３７】図３〜図５は、携帯情報通信端末２８の外
観構成を示している。図３〜図５に示すように、この携
帯情報通信端末２８は、ハウジング５０を有して構成さ
れ、イベント入力や各種選択等を行うための１個または
複数の方向ボタン５２と決定ボタン５４を有する操作部
５６と、液晶表示装置（ＬＣＤ）等からなり画面５７を
有する表示部５８と、赤外線等により無線通信を行うた
めの窓部６０と、通信衛星２２からの無線信号を受信す
るための図示していない内蔵の無線アンテナとを備えて
いる。この場合、操作部５６は、後に説明するように、
表示部５８の画面５７上に表示された複数の関連情報の
うち、所望の関連情報を選択することの可能な関連情報
選択部としても機能する。

【００３８】ハウジング５０は、図４、図５に示すよう
に、上シェル５０ａと下シェル５０ｂとから構成され、
内部にＣＰＵやメモリ素子等を搭載した基板が収納され
ている。

【００３９】操作部５６は、ハウジング５０の上面部の
略半分の領域を占めて窓部６０の反対側となる部分に設
けられている。図５に示すように、この操作部５６は、
略四角形状に形成されハウジング５０に対して所定角度
回転可能に支持され、かつ方向ボタン５２と決定ボタン
５４を有する蓋部材６６と、ハウジング５０上の蓋部材
６６によって開閉される位置に設けられるスイッチ押圧
部６８、７０とから構成されている。操作部５６の端部
には、コネクタ部６４が設けられている。

【００４０】方向ボタン５２と決定ボタン５４とは蓋部
材６６を貫通して配され、蓋部材６６の上面部に対して
出没する方向に移動可能とされて該蓋部材６６によって
支持されている。また、スイッチ押圧部６８、７０は、
ハウジング５０の上面部に対して出没する方向に移動可
能とされて該ハウジング５０に支持された押圧子を有し
ている。この押圧子は、上方側より押圧されることによ
り、ハウジング５０内の図示していない基板上に配され
た、たとえばダイヤフラムスイッチを押圧する。

【００４１】これらスイッチ押圧部６８、７０は、蓋部
材６６が閉蓋された状態において、方向ボタン５２と決
定ボタン５４の位置に対応する箇所に設けられている。
すなわち、蓋部材６６が閉蓋された状態においては、方
向ボタン５２と決定ボタン５４を上方側よりこの蓋部材
６６の上面部に対して没入する方向に押圧操作すると、
方向ボタン５２と決定ボタン５４は、対応するスイッチ
押圧部６８、７０の押圧子を介して、ハウジング５０内
の対応する押圧スイッチを押圧する。

【００４２】図６は、携帯情報通信端末２８が装着して
使用された状態におけるエンタテインメントシステム１
２の斜視構成を示している（図１も参照）。

【００４３】このエンタテインメントシステム１２は、
図６に示すように、携帯情報通信端末２８の親機となる
エンタテインメント装置１０２と、このエンタテインメ
ント装置１０２のスロット部１０４Ａ、１０４Ｂに設け
られた下段の挿入部１０６Ａ、１０６Ｂに着脱自在に装
着される操作装置（コントローラ）１０８と、スロット
部１０４Ａ、１０４Ｂに設けられた上段の挿入部１１０
Ａ、１１０Ｂに蓋部材６６が開蓋されて着脱自在に装着
される携帯情報通信端末２８と、エンタテインメント装
置１０２からの映像・音声出力信号が供給されるテレビ
ジョン受像機等の表示装置であるモニタ１６４とから構
成される。なお、エンタテインメント装置１０２の挿入
部１１０Ａ、１１０Ｂには、図示はしていないが、ゲー
ムの途中経過等を記録するためのフラッシュメモリ等を
内蔵するメモリカードを挿入することが可能であり、携
帯情報通信端末２８は、このメモリカードの機能をも有
している。

【００４４】エンタテインメント装置１０２は、記録媒
体であるＤＶＤやＣＤ−ＲＯＭ等の光ディスク１５６が
装着されるディスク装着部１１４と、リセットスイッチ
１１６と、電源スイッチ１１８と、前記光ディスク１５
６の装着を操作するためのディスク操作スイッチ１２０
と、上述した２つのスロット部１０４Ａ、１０４Ｂとを
備えて構成されている。

【００４５】エンタテインメント装置１０２に装着され
る操作装置１０８は、第１、第２の操作部１２１、１２
２と、Ｌボタン１２３Ｌ、Ｒボタン１２３Ｒと、スター
トボタン１２４、選択ボタン１２５とを有し、さらに、
アナログ操作が可能な操作部１３１、１３２と、これら
の操作部１３１、１３２の操作モードを選択するモード
選択スイッチ１３３と、選択された操作モードを表示す
るための表示部１３４とを有している。ここで、表示部
１３４以外の要素を、理解の便宜のためにすべて操作キ
ー部１３５という。

【００４６】したがって、このエンタテインメント装置
１０２では、ディスク装着部１１４により光ディスク１
５６等に記録されているプログラムを読み出し、操作装
置１０８によるユーザー（例えばゲームプレイヤなど）
からの指示に応じて、モニタ１６４による画像表示、音
声出力の補助により、例えばゲームを実行することがで
きる。なお、ゲームの実行とは、主としてゲームの進
行、及び表示や音声を制御することをいう。

【００４７】さらに、このエンタテインメント装置１０
２は、携帯情報通信端末２８において受信された無線信
号の内容に対応するデータ（関連情報データ等）が、光
ディスク１５６から読み出され、読み出された１つある
いは複数のコンテンツデータに係るコンテンツ（画像）
２００（図６例では、画像２００ａ、２００ｂ、２００
ｃ、２００ｄの４つ）が表示装置であるモニタ１６４の
画面２０１上に再生される。再生された画像２００の
中、所望の画像２００を操作装置１０８により選択する
ことができる。

【００４８】図７は、携帯情報通信端末２８の回路ブロ
ック図を示している。携帯情報通信端末２８は、基本的
には、コンピュータとして機能し、放送システム２４か
ら送信されるマイクロ波等の無線信号をアンテナ２１８
を介して受信する無線信号受信部としての無線通信ブロ
ック２２０を有する。

【００４９】また、携帯情報通信端末２８は、メモリカ
ードとの互換性を持つための記憶部としてのフラッシュ
メモリ等の不揮発性メモリ２２２を内蔵している。

【００５０】さらに、この不揮発性メモリ２２２に保持
されたプログラムやデータを携帯情報通信端末２８上で
動作させるための中央処理装置であるＣＰＵ２２４とワ
ークメモリ２２６を有する。なお、ＣＰＵ２２４は、後
述するように、無線通信ブロック２２０により受信した
基本データとしての基本コード（特定符号データ）を、
光学的な読取を可能とするバーコードデータ等の特定符
号データに変換する符号データ変換部としても機能す
る。

【００５１】この携帯情報通信端末２８は、さらに、Ｃ
ＰＵ２２４とともに表示制御部としても機能する液晶表
示装置コントローラ（ＬＣＤＣ）２２８と、画面５７を
有する表示部５８とからなる表示ブロック２３０と、操
作部５６とそのインタフェイスである入力インタフェー
ス（入力ＩＦ）２３２からなる入力ブロック２３４と、
物理的なコネクタを介してエンタテインメント装置１０
２とシリアル通信を行うためのシリアル通信ブロック２
３６と、携帯情報通信端末２８同士あるいはエンタテイ
ンメント装置１０２と赤外線通信を行うための赤外線通
信ブロック２３８と、電源を制御する等の機能を有する
その他の機能ブロック２４０を備えている。これら、各
機能ブロック２２０、２３８、２２４、２２２、２２
６、２３０、２３４、２４０、２３６は、バス線２４２
により相互に接続されている。この場合、赤外線通信ブ
ロック２３８は、無線信号受信部としても機能する。

【００５２】ここで、表示部５８の画面５７は、バーコ
ード等に対する光学的な読み取りが可能となる映像解像
度と表示色数を持ち、画面５７に表示される特定符号で
あるバーコードや商品見本等の画像あるいは文字が、Ｐ
ＯＳ端末１４を構成する符号読取装置２１０により読み
取れるように構成されている。

【００５３】不揮発性メモリ２２２には、受信可能な情
報の識別符号がデータとして記憶されている。これによ
り携帯情報通信端末２８は、無線通信ブロック２２０に
よりデータを受信した際に、この識別符号と受信データ
のヘッダ部に含まれる識別符号を比較して一致したとき
のみデータを読み込み、ワークメモリ２２６を経由して
不揮発性メモリ２２２に保持する。なお、不揮発性メモ
リ２２２には、該携帯情報通信端末２８自体を識別す
る、たとえば製造番号等の個体識別符号（個体ＩＤ）に
係るデータも記憶されるとともに、該携帯情報通信端末
２８自体のユーザにより入力され該ユーザを識別するた
めのユーザ識別符号（ユーザＩＤ）に係るデータも記憶
される。

【００５４】図８は、エンタテインメント装置１０２の
回路ブロック図を示している。エンタテインメント装置
１０２は、シリアル通信ブロック２５０、赤外線通信ブ
ロック２６２、ＣＰＵ２５２、入力ブロック２５４、大
容量メディアブロック（大容量記憶媒体ブロック）２５
６、メインメモリ２５８、グラフィックプロセッサ２６
０及びその他の機能ブロック２６４を備えている。そし
て、これら各部はバス２６６により相互に接続されてい
る。

【００５５】上記入力ブロック２５４は、図示していな
い入力操作部としての機能を有して構成されている。例
えば、この入力ブロック２５４によりユーザによる各種
情報の入力が可能になる。

【００５６】前記メインメモリ２５８は、各種データを
記憶する記憶手段である。例えば、このメインメモリ２
５８には、アプリケーションソフトウエアが記憶されて
いる。さらに、このメインメモリ２５８には、シリアル
通信ブロック２５０を介して送信されてくる携帯情報通
信端末２８や操作装置１０８からのデータが記憶される
とともに赤外線通信ブロック２６２を介して送信されて
くる携帯情報通信端末２８からのデータが記憶される。

【００５７】前記グラフィックプロセッサ２６０は、画
像処理を行う部分として構成されている。例えば、この
グラフィックプロセッサ２６０により、モニタ１６４の
画面２０１に表示される画像のグラフィック処理が行わ
れる。例えば、いわゆるポリゴン・グラフィックス処理
等が行われる。

【００５８】大容量メディアブロック２５６は、大容量
パッケージメディアである光ディスク１５６に記録され
ている各種プログラムあるいはデータの読み出し処理な
どを行う部分である。

【００５９】シリアル通信ブロック２５０は、外部機器
とのシリアル通信を行う機能を有して構成されている。
このシリアル通信ブロック２５０は、携帯情報通信端末
２８のシリアル通信ブロック２５０や操作装置１０８の
シリアル通信ブロックに電気的に接続可能とされてお
り、これにより、エンタテインメント装置１０２は、携
帯情報通信端末２８との間、並びに操作装置１０８との
間でデータ通信を行うことができる。

【００６０】その他の機能ブロック２６４は、上述した
ブロック以外により構成されており、例えば、電源ブロ
ックや記録メディアであるメモリカードや携帯情報通信
端末２８との接続のための接続ブロック等を備えて構成
されている。

【００６１】前記ＣＰＵ２５２は、上述した各ブロック
２５０、２６２、２５８、２５４、２６０、２５６、２
６４を制御する機能を有している。

【００６２】図９は、エンタテインメント装置１０２に
携帯情報通信端末２８が接続されたときの論理的関係を
示している。携帯情報通信端末２８は、図９に示すよう
に、アンテナ２１８（図７参照）により受信した受信デ
ータの処理等を行うハードウエア層２７０（実際上、こ
のハードウエア層２７０にはアンテナ２１８も含まれ
る。）と、該ハードウエア層２７０における通信処理を
行うためのソフトウエア層２７２を構成する無線通信ド
ライバ２７４、シリアル通信ドライバ２７６及び通信用
アプリケーション２７８とからなる。

【００６３】携帯通信情報端末２８のハードウエア層２
７０は、図７に示したように、バス１７８に接続される
ＣＰＵ２２４および無線通信ブロック２２０等の各ブロ
ックを備えている。ここで、無線通信ブロック２２０
は、プログラムからなる無線通信ドライバ２７４により
データの受信制御が行われる。ＣＰＵ２２４は、上述し
たような各ブロックを制御する機能を有しており、例え
ば、上述したソフトウエア層２７２を構成する通信用ア
プリケーション２７８等の各種プログラムに応じて各ブ
ロックを制御する。

【００６４】エンタテインメント装置１０２は、図９に
示すように、ハードウエア層２８０と、該ハードウエア
層２８０の制御や通信並びに画像加工等を行うためのソ
フトウエア層２８２を構成するアプリケーションソフト
ウエア２８４と、このアプリケーションソフトウエア２
８４に含まれるシリアル通信ドライバ２８６及び無線通
信ドライバ２８８とからなる。

【００６５】エンタテインメント装置１０２のハードウ
エア層２８０は、図８に示したように、バス２６６に接
続されるＣＰＵ２５２やシリアル通信ブロック２５０等
の各ブロックを備えている。このシリアル通信ブロック
２５０は、アプリケーションソフトウエア２８４等に含
まれるシリアル通信ドライバ２８６及び無線通信ドライ
バ２８８等によって、その通信が制御される。

【００６６】上記のように構成されるエンタテインメン
ト装置１０２と携帯情報通信端末２８とは、例えば、図
６に示したように、携帯情報通信端末２８のコネクタ部
６４（図５参照）とエンタテインメント装置１０２の挿
入部１１０Ａのコネクタ部（図示していない）間で物理
的に接続される。もちろん、エンタテインメント装置１
０２と携帯情報通信端末２８との間は、相互の赤外線通
信ブロック２６２と２３８を介して無線でも電気的に接
続することが可能である。

【００６７】次に、図１および図２に示した、エンタテ
インメント装置１０２や携帯情報通信端末２８を含む商
品販売支援システム１０、３０の具体的な動作内容につ
いて説明する。

【００６８】まず、全体動作についてその概要を説明す
る。図１例および図２例の商品販売支援システム１０、
３０において、コンビニエンスストア本部１５から回線
網２６、送信局２０、送信アンテナ１８および通信衛星
２２を介し無線信号として間欠的かつ定期的に送られる
圧縮データとしての商品情報等が、携帯情報通信端末２
８のアンテナ２１８および無線通信ブロック２２０を介
して該携帯情報通信端末２８により受信される。

【００６９】受信される商品情報は、商品割引用のクー
ポン（割引券）の代替となるもので、商品の購入と同時
に携帯情報通信端末２８のユーザが該携帯情報通信端末
２８を携帯しＣＶＳ１３に提示することで、該ＣＶＳ１
３において、該当する商品を割引価格で購入することが
可能となる。

【００７０】すなわち、ＣＶＳ１３では、ＰＯＳ端末１
４を構成する符号読取装置（読取用の光学スキャナ）２
１０により、携帯情報通信端末２８の画面５７上に表示
された割引クーポンに係わるバーコード等の特定符号を
読み取り、ストアコンピュータ２１２に入力する。スト
アコンピュータ２１２は、ＣＶＳ本部１５のセンターコ
ンピュータ１６と前記特定符号に係るデータのオンライ
ンリアルタイムでの送受信を行う。以上の説明が、図１
例および図２例の商品販売支援システム１０、３０に係
る全体動作の概要説明である。

【００７１】次に、上記全体動作を構成する個々の動作
について、さらに詳しく説明する。

【００７２】図１０は、送信局２０から送信アンテナ１
８および通信衛星２２を介して無線送信され、携帯情報
通信端末２８のアンテナ２１８および無線通信ブロック
２２０を通じて該携帯情報通信端末２８に取り込まれる
無線信号に係る受信データ３００の一般的なデータフォ
ーマットの構成を示している。また、受信データ３０１
は、前記受信データ３００の具体的なデータフォーマッ
トの構成例を示している。

【００７３】この場合、受信データ３００は、開始符号
部３０２と、該開始符号部３０２に続く基本データであ
る基本コード部（特定符号データ部ともいう。）３０４
と、該基本コード部３０４に続く前記基本データに関連
する情報を含む関連情報データである付加情報コード部
（関連情報データ部ともいう。）３０６と、該付加情報
コード部３０６に続く終了符号部３０８とから構成され
ている。

【００７４】具体的なデータフォーマットの受信データ
３０１では、図１０の下段に示すように、開始符号部３
０２ａには、例えば、受信の際の同期信号が含まれる。
また、基本コード部３０４には、光学的な機械読取を可
能とする特定符号データである商品割引コード３０４ａ
が含まれる。この商品割引コード３０４ａは、バーコー
ドあるいは数字表示とされる。

【００７５】また、付加情報コード部３０６としては、
具体的には、その商品の商品名を表す商品名データ３０
６ａ、その商品の画像を表す商品画像データ３０６ｂ、
その商品の価格（ここでは割引後の価格）を表す商品価
格データ３０６ｃおよびその商品を特徴づけるメッセー
ジを表す商品メッセージデータ３０６ｄ等が含まれる。
この場合、付加情報コード部３０６は、画像情報および
（または）音声情報からなる。実際上、画像を表す商品
画像データ３０６ｂは、データ容量が大きいことから圧
縮データとして送信される。

【００７６】終了符号部３０８ａには、受信データ３０
１の終了を示す符号と位相補償信号等が挿入される。

【００７７】図１１は、受信データ３０１に対応して、
携帯情報通信端末２８の表示部５８の画面５７（図１１
例の表示に係る画面５７を画面５７ａという。）上にグ
ラフィックスデータとして表示された光学的な読取を可
能とする特定符号データの例としての商品割引コード３
０４ａがバーコード表現に変換された商品割引コード３
０４ａｉと、同コードの数字表現の商品割引コード３０
４ａｎとを示している。数字表現の商品割引コード３０
４ａｎも光学的な読取を可能にできる特定符号データと
考えることができる。

【００７８】図１２は、無線で受信した受信データ３０
１の基本コード部３０４である商品割引コード３０４ａ
を光学的に読取が可能なデータに変換し、図１１に示し
たように携帯情報通信端末２８の画面５７上に表示する
際のフローチャートを示している。

【００７９】図１例に示すように携帯情報通信端末２８
がエンタテインメント装置１０２に装着された状態ある
いは図２例に示すように携帯情報通信端末２８が、いわ
ゆるスタンドアローンに（独立に）存在する状態におい
て、該携帯情報通信端末２８の電源がオン状態とされ、
無線信号の受信可能状態にあるとき、ステップＳ１に示
すように、ＣＰＵ２２４は、無線信号受信部としての無
線通信ブロック２２０に受信データ３０１が存在するか
どうかを間欠的あるいは連続的に確認する。

【００８０】ステップＳ１の判定が肯定的となったと
き、すなわち無線通信ブロック２２０において受信デー
タ３０１を受信したとき、ステップＳ２で、ＣＰＵ２２
４は、該受信データ３０１をワークメモリ２２６に転送
する。

【００８１】ステップＳ３において、ＣＰＵ２２４は、
受信データ３０１から基本コード部３０４である商品割
引コード３０４ａを取り出し、光学的な読取を可能とす
る特定符号データとしてのバーコードデータに変換す
る。この場合、ＣＰＵ２２４は、無線通信ブロック２２
０により受信した基本データを、光学的な読取を可能と
する特定符号データに変換する符号データ変換部として
機能する。

【００８２】なお、符号データ変換部としては、無線通
信ブロック２２０中にデコーダ（符号復号部）を設け、
該デコーダにより、該無線通信ブロック２２０により受
信した基本データを、光学的な読取を可能とする特定符
号データに変換するような構成としてもよい。また、変
換のアルゴリズムは、読取側のシステム（この実施の形
態では、バーコードリーダである符号読取装置２１０を
有するＰＯＳ端末１４に係るシステム）に対応した方式
を採用することが可能であり、特定の方式に限定される
ことはない。

【００８３】ステップＳ４では、ＣＰＵ２２４は、変換
した光学的な読取を可能とする特定符号データとしての
バーコードデータを表示ブロック２３０を構成し、ＣＰ
Ｕ２２４とともに表示制御部として機能するＬＣＤＣ２
２８に転送し、このＬＣＤＣ２２８により図１１に示し
たように表示部５８の画面５７ａの上側に示すようなバ
ーコード表現に変換された商品割引コード３０４ａｉを
表示させる。このようにＣＰＵ２２４とＬＣＤＣ２２８
は、特定符号データが表す光学的に読取が可能な特定符
号としてのバーコード表現等による商品割引コード３０
４ａｉを表示部５８の画面５７ａに表示させる。

【００８４】この際、ステップＳ５に示すように、表示
制御部としてのＣＰＵ２２４およびＬＣＤＣ２２８は、
図１１における携帯情報通信端末２８の画面５７ａの下
側に示すような数字表現の商品割引コード３０４ａｎを
も併せて表示させる。

【００８５】ただし、この実施の形態において、数字表
現（数字表示）の商品割引コード３０４ａｎは、携帯情
報通信端末２８のユーザに対してバーコード表現の商品
割引コード３０４ａｉの内容を知らせるための表示であ
り、必ずしも、図１例および図２例の商品販売支援シス
テム１０、３０において必要となる表示ではない。

【００８６】また、この実施の形態では、商品割引コー
ド３０４ａとしてバーコード表現の商品割引コード３０
４ａを使用しているが、バーコード表現に限ることな
く、ドットの数や大きさ等の符号を変えた表現等にする
ことができる。すなわち、このような符号データ変換部
としてのＣＰＵ２２４による受信データ３０１から光学
的な読取が可能な特定符号データへの変換アルゴリズム
は、読取側のシステムに対応した方式とすればよく、こ
の実施の形態のような、ＣＶＳ１３のバーコードリーダ
ーである符号読取装置２１０に対応した特定の方式であ
る必要はない。

【００８７】図１３は、図１０に示した受信データ３０
０、３０１中、付加情報コード部（関連情報データ部）
３０６の内容が、携帯情報通信端末２８の表示部５８の
画面５７（以下、図１３例の表示に係る画面５７を画面
５７ｂという。）に表示された例を示している。上述し
たように、付加情報コード部（関連情報データ部）３０
６は、基本コードである基本データ（ここでは、商品割
引コード３０４ａ）が示す内容に対応するデータを保持
しており、必要に応じて、あるいはユーザによる携帯情
報通信端末２８の操作部５６の操作により表示部５８の
画面５７に表示されるものである。

【００８８】この図１３例では、図１１の受信データ中
の商品名データ３０６ａに対応する商品名３０６ａａと
して「サンドイッチ」が表示され、商品の写真等がデー
タ化された商品画像データ３０６ｂに対応する商品画像
３０６ｂａとしてサンドイッチの斜視図がカラー表示さ
れ、商品メッセージデータ３０６ｄに対応する商品メッ
セージ３０６ｄａとして割引情報としての「３０％ Ｏ
ＦＦ！！」が表示され、商品価格データ３０６ｃに対応
する割引後商品価格３０６ｃａとして「￥２８０」が表
示されている。なお、日本語表示は、英語表示等他の言
語表示に変えることができる。なお、たとえば携帯情報
通信端末２８が米国内で使用される場合、￥（円）表示
に変えて、＄（ドル）表示とされる。

【００８９】この場合、図１１に示すバーコード表現の
商品割引コード３０４ａｉが表示された画面５７ａと図
１３に示す商品画像３０６ｂａが表示された画面５７ｂ
は、操作部５６上の操作により、交互に切り替えて表示
することが可能であり、また分割画面で同時に表示させ
ることも可能である。その意味で操作部５６は、画面の
選択切換部を構成する。

【００９０】図１４は、基本コードである特定符号とし
てのバーコード表現の商品割引コード３０４ａｉを含む
画面５７ａ（図１１参照）あるいは付加情報コードであ
る関連情報としての商品画像３０６ｂａを含む画面５７
ｂ（図１３参照）が、ユーザの入力操作により選択され
て表示される場合のフローチャートを示している。

【００９１】ステップＳ１１においては、図１２に示し
たフローチャート中のステップＳ１〜Ｓ３の処理と同じ
処理を行う。すなわち、ステップＳ１で、ＣＰＵ２２４
は、無線信号受信部としての無線通信ブロック２２０に
受信データ３０１が存在するかどうかを間欠的あるいは
連続的に確認し、無線通信ブロック２２０において受信
データ３０１を受信したとき、ステップＳ２で、ＣＰＵ
２２４は、該受信データ３０１をワークメモリ２２６に
転送する。そして、ステップＳ３において、ＣＰＵ２２
４は、受信データ３０１から基本コード部３０４である
商品割引コード３０４ａを取り出し、光学的な読取を可
能とする特定符号データとしてのバーコードデータに変
換する。

【００９２】ステップＳ１２では、ＣＰＵ２２４は、受
信データ３００、３０１から付加情報コード部３０６の
データである商品名データ３０６ａ、商品画像データ３
０６ｂ、商品価格データ３０６ｃおよび商品メッセージ
データ３０６ｄを関連情報データとして取り出し、それ
ぞれのデータを表示可能にするためのデータの表示準備
を行う。

【００９３】次に、ステップＳ１３では、入力ブロック
２３４に対してユーザからの入力が操作部５６を介して
あるかどうかを確認する。

【００９４】さらに、ステップＳ１４では、ユーザから
の入力があった場合、この入力データが基本コード（特
定符号データ）に係わるバーコードに変換された商品割
引コード３０４ａｉの表示指示かどうかを確認する。

【００９５】もし、商品割引コード３０４ａｉの表示指
示であった場合には、ステップＳ１５において、上述し
たステップＳ４、Ｓ５の処理と同じ処理を行う。すなわ
ち、ステップＳ４では、バーコードデータをＬＣＤＣ２
２８に転送し、このＬＣＤＣ２２８により図１１に示し
たように表示部５８の画面５７の上側に示すようなバー
コード表現に変換された商品割引コード３０４ａｉを表
示させる。その一方、必要に応じて、ステップＳ５で
は、ＣＰＵ２２４およびＬＣＤＣ２２８が、画面５７ａ
（図１１参照）の下側に示すような数字表現の商品割引
コード３０４ａｎも商品割引コード３０４ａｉと併せて
表示させる。

【００９６】上述したステップＳ１４の判定において、
商品割引コード３０４ａｉの表示指示ではなく、商品画
像３０６ｂａ等の関連情報画像（付加情報画像）の表示
指示であった場合には、ステップＳ１６では、図１３に
示した商品名３０６ａａと、商品画像３０６ｂａと、商
品メッセージ３０６ｄａと、割引後商品価格３０６ｃａ
と、数字表現での商品割引コード３０４ａｎとが画面５
７ｂ上に表示される。この場合、商品画像３０６ｂａを
表現するための商品画像データ３０６ｂは、圧縮データ
であるので、画面５７ｂでの表示の際、ＣＰＵ２２４に
より伸長処理される。なお、画像データ等のデータ容量
の比較的大きいデータを圧縮データで送信局２０から送
信することにより、送信局２０としては比較的にデータ
転送レートの小さいポケットベル（ページャ）システム
等を利用して画像をリアルタイムに伝送することができ
る。

【００９７】次に、異なる商品割引コードに係わる複数
の受信データが存在する場合の処理について説明する。
この場合には、ユーザが表示部５８の画面５７上に表示
させたい商品割引コード３０４ａを該ユーザに選択させ
るために、複数の受信データ３００（３０１）のうち、
付加情報コード部（関連情報データ部）３０６の一部を
それぞれ複数個同時に表示部５８の画面５７に表示す
る。

【００９８】図１５は、複数の付加情報コード部（関連
情報データ部）３０６のうち、それぞれの商品画像デー
タ３０６ｂに係る４種類の、サンドイッチを表す商品画
像３０６ｂａ、ワインを表す商品画像３０６ｂｂ、精肉
を表す商品画像３０６ｂｃおよびアイスクリームを表す
商品画像３０６ｂｄをそれぞれ分割画面５７ｃａ、５７
ｃｂ、５７ｃｃおよび５７ｃｄ上に複数個同時に表示し
た表示部５８の画面５７ｃを示している。この画面５７
ｃにおいて、色の変えられた背景３１０（図１５では、
色が変えられていることをハッチングで示している。）
と太く強調された画面枠３１２を有する分割画面５７ｃ
ｃに係る精肉を表す商品画像３０６ｂｃが、操作部５６
を通じて選択された目印（強調部分）を表している。

【００９９】この選択を操作部５６により、強調部分を
スクロール表示させることで、例えば、強調部分をサン
ドイッチを表す商品画像３０６ｂａの分割画面５７ｃａ
に変更することで、図１６に示すように、色の変えられ
た背景３１０と太く強調された画面枠３１２を有する分
割画面５７ｃａに係るサンドイッチを表す商品画像３０
６ｂａが強調表示された画面５７ｄに変更される。この
状態において、操作部５６により確定操作をすること
で、図１１に示したように、サンドイッチを表す商品画
像３０６ｂａに対応する商品割引用のバーコードである
商品割引コード３０４ａｉを表示する画面５７ａに変更
することができる。

【０１００】実際上、ユーザがＣＶＳ１３において、こ
れから購入しようとする所望の商品に対応するバーコー
ド表現の商品割引コード３０４ａｉが表示された携帯情
報通信端末２８を、実際の所望の商品とともにＣＶＳ１
３の店員に提示することで、該店員は、バーコード表現
の商品割引コード３０４ａｉが表示された画面５７ａを
バーコードリーダーである符号読取装置２１０により読
み取る（図１、図２参照）。これにより、ストアコンピ
ュータ２１２は、読み取った商品割引コード３０４ａｉ
を自身のデータベースを参照し、もし、自身のデータベ
ースに存在しなかった場合には、回線網２６を介してリ
アルタイムにＣＶＳ本部１５のセンターコンピュータ１
６中のデータベースを参照して、前記所望の商品を割引
後価格によりユーザに提供する。

【０１０１】なお、画面５７上に文字画像等として表示
される上述の付加情報コード（関連情報コード）には、
商品割引期間（ｕ年ｖ月ｗ日からｘ年ｙ月ｚ日まで）
や、商品割引店舗の指定情報等を含めることができる。
もちろん、これら商品割引期間や商品割引店舗名をも画
面５７上に表示させることができる。

【０１０２】図１７は、図１５のように表示されている
複数の付加情報コード部（関連情報データ部）３０６
（図１５例では、４つの商品画像３０６ｂａ、３０６ｂ
ｂ、３０６ｂｃ、３０６ｂｄ）からユーザの操作部５６
による選択入力操作により、所望の１つの付加情報コー
ド部（関連情報データ部）３０６を選択し、さらに、図
１１に示すように選択した所望の１つの付加情報コード
部（関連情報データ部）３０６に対応する所望の１つの
商品割引コード３０４ａｉが表示部５８の画面５７ａに
表示されるときの処理を示すフローチャートである。

【０１０３】ステップＳ２１では、図１２に示したフロ
ーチャート中のステップＳ１〜Ｓ３の処理と同じ処理を
行う。繰り返して説明すると、ステップＳ１で、ＣＰＵ
２２４は、無線信号受信部としての無線通信ブロック２
２０に受信データ３０１が存在するかどうかを確認し、
無線通信ブロック２２０において受信データ３０１を受
信したとき、ステップＳ２で、ＣＰＵ２２４は、該受信
データ３０１をワークメモリ２２６に転送する。そし
て、ステップＳ３において、ＣＰＵ２２４は、受信デー
タ３０１から基本コード部３０４である商品割引コード
３０４ａを取り出し、光学的な読取を可能とする特定符
号データとしてのバーコードデータに変換する。

【０１０４】そして、ステップＳ２２において、残りの
受信データ３０１が存在するかどうかが判定され、この
図１５に対応する例では、ステップＳ２１の処理が残り
３回繰り返されて、換言すれば、４つの商品画像３０６
ｂａ、３０６ｂｂ、３０６ｂｃ、３０６ｂｄに係る４つ
の受信データ３０１を受信終了したとき、ステップＳ２
３に進む。

【０１０５】このステップＳ２３において、ＣＰＵ２２
４は、ワークメモリ２２６から付加情報コード部（関連
情報データ部）３０６を読み出し伸長処理して、ＬＣＤ
Ｃ２２８を通じて表示部５８に図１５に示したような画
面５７ｃを表示させる。

【０１０６】画面５７ｃは、分割画面５７ｃａ、５７ｃ
ｂ、５７ｃｃおよび５７ｃｄから構成され、各分割画面
５７ｃａ、５７ｃｂ、５７ｃｃおよび５７ｃｄには、そ
れぞれ、４つの受信データ３０１に係るサンドイッチを
表す商品画像３０６ｂａ、ワインを表す商品画像３０６
ｂｂ、精肉を表す商品画像３０６ｂｃおよびアイスクリ
ームを表す商品画像３０６ｂｄが表示されている。

【０１０７】ステップＳ２４では、ＣＰＵ２２４は、入
力ブロック２３４における操作部５６の入力操作を監視
する。この入力操作があった場合、ステップＳ２５で
は、ＣＰＵ２２４は、この入力操作が所望の選択画面に
係るバーコード表示の要求かどうかを確認し、バーコー
ド表示の要求でなかった場合には、図１５の画面５７ｃ
において、分割画面５７ｃａ、５７ｃｂ、５７ｃｃおよ
び５７ｃｄ間での表示スクロール指示であるかどうかを
確認する。表示スクロール指示であった場合には、ステ
ップＳ２８において、表示をスクロールし、強調表示箇
所を変更する。

【０１０８】ステップＳ２７において、表示スクロール
指示入力ではなかった場合、あるいは、ステップＳ２８
の表示スクロール指示に係わる表示スクロール処理が終
了した場合には、ステップＳ２４にもどり、指示入力が
あるかどうかを確認する。

【０１０９】一方、ステップＳ２５のバーコード表示指
示判定において、バーコードの表示指示入力であった場
合には、分割画面５７ｃａ、５７ｃｂ、５７ｃｃおよび
５７ｃｄ中、強調表示されているものに対応するバーコ
ード表現の商品割引コード３０４ａｉを含む画面５７ａ
（図１１参照）を表示部５８上に表示する。

【０１１０】このようにしてユーザは、複数の付加情報
コード部（関連情報データ部）３０６（図１５例では、
４つの商品画像３０６ｂａ、３０６ｂｂ、３０６ｂｃ、
３０６ｂｄ）から選択した所望の１つの付加情報コード
部（関連情報データ部）３０６に対応する所望の１つの
商品割引コード３０４ａｉを表示部５８の画面５７ａに
表示することができる。

【０１１１】次に、この発明のさらに他の実施の形態と
して、携帯情報通信端末２８が、携帯電話等で用いられ
るような個体毎に一意に識別可能な識別符号（ハードウ
エアシリアル番号、いわゆる製造番号等の個体ＩＤ）を
有している場合に、この個体識別符号が不揮発性メモリ
２２２に記憶されており、この不揮発性メモリ２２２に
記憶されている個体識別符号をＣＰＵ２２４が読出可能
である場合には、この個体識別符号を図１１例と同様な
表現方法、すなわち光学的に読取可能なグラフィック表
示で表示部５８の画面５７に表示することができる。

【０１１２】さらに他の実施の形態として、携帯情報通
信端末２８がユーザの識別符号（ユーザＩＤ）を不揮発
性メモリ２２２内に保持しているものとする。なお、ユ
ーザ識別符号は、携帯情報通信端末２８の購入時等の入
手時等に、ユーザが自ら入力すること等により不揮発性
メモリ２２２内に記憶させることができる。この不揮発
性メモリ２２２に記憶されているユーザ識別符号をＣＰ
Ｕ２２４が読出可能である場合には、このユーザ識別符
号を図１１と同様な表現方法、すなわち光学的に読取可
能なグラフィック表示で表示部５８の画面５７に表示す
ることができる。

【０１１３】図１８は、基本コードとしての特定符号に
係わるバーコード表現の商品割引コード３０４ａｉと同
コードを表す数字表現の商品割引コード３０４ａｎが表
示されている画面上に、同時に、個体識別符号に係わる
バーコード表現の個体識別符号コード３１１と同コード
のアルファベット表現の個体識別符号コード３１２が表
示された画面５７ｄの例を示している。

【０１１４】この図１８例の表示において、個体識別符
号コード３１１と個体識別符号コード３１２に代替して
それぞれバーコード表現のユーザ識別符号コードとユー
ザの名前を表現するユーザ識別符号コードを、バーコー
ド表現の商品割引コード３０４ａｉと同コードの数字表
現の商品割引コード３０４ａｎと同時に表示することが
できる。

【０１１５】さらに他の実施の形態として、図１例およ
び図６例のように、携帯情報通信端末２８が装着された
エンタテインメント装置１０２において、あるいは携帯
情報通信端末２８とエンタテインメント装置１０２とが
赤外線通信可能な位置内に離れて配置されている状態に
おいて、送信局２０から携帯情報通信端末２８に対し、
無線信号として、図１０に示した受信データ３００（３
０１）に代替して、図１９に示すように、開始符号部３
０２（３０２ａ）と、該開始符号部３０２（３０２ａ）
に続く基本データである基本コード部（特定符号データ
部ともいう。）３０４（３０４ａ）と、該基本コード部
３０４（３０４ａ）に続く終了符号部３０８（３０８
ａ）とから構成されるデータ４００（４０１）が送信さ
れるようにすることもできる。このデータ４００（４０
１）が、携帯情報通信端末２８により受信され受信デー
タ４００（４０１）とされる。

【０１１６】図１９に示したように受信データ４００
（４０１）を携帯情報通信端末２８により受信して行わ
れる、この他の実施の形態の動作を図２０のフローチャ
ートを参照して説明する。

【０１１７】ステップＳ３１では、ステップＳ１と同様
に、携帯情報通信端末２８のＣＰＵ２２４は、無線通信
ブロック２２０に受信データ４０１が存在するかどうか
を確認し、受信データ４０１を受信したとき、ステップ
Ｓ３３でステップＳ２と同様に、ＣＰＵ２２４は、該受
信データ４０１をワークメモリ２２６に転送し、さら
に、ステップＳ３３において、シリアル通信ブロック２
３６あるいは赤外線通信ブロック２３８を介してエンタ
テインメント装置１０２に転送する。

【０１１８】エンタテインメント装置１０２では、その
ＣＰＵ２５２が、ステップＳ４１において、受信データ
４０１の転送を確認したとき、ステップＳ４２におい
て、受信データ４０１をメインメモリ２５８に転送す
る。

【０１１９】ステップＳ４３において、ＣＰＵ２５２
は、大容量記憶メディアである光ディスク１５６および
（または）メインメモリ２５８から、受信データ４０１
中の基本コード（特定符号コード）である商品割引コー
ド３０４ａをキーとして、データを検索し、この商品割
引コード３０４ａに対応する付加情報コードとしての関
連情報データを読み出し、メインメモリ２５８からグラ
フィックプロセッサ２６０を通じて表示装置としてのモ
ニタ１６４に送る。

【０１２０】これにより、ステップＳ４４において、モ
ニタ１６４の画面２０１上に、図１３の画面５７ｂの表
示と同一の拡大画面表示を行う。すなわち、モニタ１６
４の画面２０１上に、商品名データ３０６ａに対応する
商品名３０６ａａとして「サンドイッチ」が表示され、
商品画像データ３０６ｂに対応する商品画像３０６ｂａ
としてサンドイッチの斜視図がカラー表示され、商品メ
ッセージデータ３０６ｄに対応する商品メッセージ３０
６ｄａとして「３０％ ＯＦＦ！！」が表示され、商品
価格データ３０６ｃに対応する割引後商品価格３０６ｃ
ａとして「￥２８０」が表示される。

【０１２１】一方、携帯情報通信端末２８では、ステッ
プＳ３３のエンタテインメント装置１０２への受信デー
タ４０１の送信後に、ステップＳ３４の処理を行う。こ
のステップＳ３４の処理では、上述したステップＳ３、
Ｓ４、Ｓ５の処理を行う。すなわち、ステップＳ３にお
いて、ＣＰＵ２２４は、受信データ４０１から基本コー
ド部３０４である商品割引コード３０４ａを取り出し、
光学的な読取を可能とする特定符号データとしてのバー
コードデータに変換し、ステップＳ４では、変換した光
学的な読取を可能とする特定符号データとしてのバーコ
ードデータを表示ブロック２３０中、表示制御部を構成
するＬＣＤＣ２２８に転送し、このＬＣＤＣ２２８によ
り図１１に示したように表示部５８の画面５７ａの上側
に示すようなバーコード表現に変換された商品割引コー
ド３０４ａｉを表示させる。この際、ステップＳ５に示
すように、ＣＰＵ２２４およびＬＣＤＣ２２８は、図１
１における携帯情報通信端末２８の画面５７ａの下側に
示すような数字表現の商品割引コード３０４ａｎも併せ
て表示させる。

【０１２２】この図２０のフローチャートを参照して説
明した実施の形態によれば、送信局２０から送信するデ
ータには、画像データが含まれないので、送信データを
より一層少ないデータ容量とすることができる。この場
合、関連情報データは、光ディスク１５６に記憶されて
いる情報を使用しているので、きわめて精緻で高品位な
大画面の画像をモニタ１６４の画面２０１上に表示する
ことができる。

【０１２３】図２１は、この発明のさらに他の実施の形
態の動作説明に供されるフローチャートである。この実
施の形態では、図１例および図６例のように、携帯情報
通信端末２８が装着されたエンタテインメント装置１０
２において、あるいは携帯情報通信端末２８とエンタテ
インメント装置１０２とが赤外線通信可能な位置内に離
れて配置されている状態において、送信局２０から携帯
情報通信端末２８に対し、無線信号として、図１９に示
した、開始符号部３０２（３０２ａ）と、基本コード部
（特定符号データ部）３０４（３０４ａ）と、終了符号
部３０８（３０８ａ）とから構成されるデータ４０１が
複数送信され、送信された複数のデータ４０１が、携帯
情報通信端末２８により受信され複数の受信データ４０
１として保持される。

【０１２４】エンタテインメント装置１０２は、受信し
た複数の基本コード部（特定符号データ部）３０４（３
０４ａ）に対応する複数の関連情報を光ディスク１５６
等から読み出し、モニタ１６４の画面２０１上に表示す
る。そして、操作装置１０８による入力指示に従い、モ
ニタ１６４の画面２０１上に表示された複数の関連情報
（図６参照）のうち、所望の関連情報を選択する。次い
で、選択した後、選択した関連情報に対応する基本コー
ド（特定符号）に係るバーコード等の表示指示を操作装
置１０８により行う。これにより、携帯情報通信端末２
８の表示部５８の画面５７上に該当するバーコードが表
示される。

【０１２５】図２１は、この実施の形態の説明に供され
るフローチャートである。

【０１２６】すなわち、この実施の形態において、ステ
ップＳ５１からＳ５３では、図１９に示した受信データ
４０１中、商品割引コード３０４ａの異なる複数の受信
データ４０１が携帯情報通信端末２８により受信され、
ワークメモリ２２６に格納される。

【０１２７】次に、ステップＳ５４では、複数の受信デ
ータ４０１がシリアル通信ブロック２３６あるいは赤外
線通信ブロック２３８を通じてエンタテインメント装置
１０２に転送される。

【０１２８】エンタテインメント装置１０２のＣＰＵ２
５２は、ステップＳ６１において、内容の異なる複数の
受信データ４０１の転送があったときに（受信したとき
に）、ステップＳ６２において、該受信データ４０１を
メインメモリ２５８に転送する。

【０１２９】次いで、ＣＰＵ２５２は、ステップＳ６３
において、複数の異なる商品割引コード３０４ａに対応
する複数の関連情報データを光ディスク１５６から読み
出し、ステップＳ６４において、モニタ１６４の画面２
０１に図１５と同様の表示の拡大表示をする。

【０１３０】次に、ステップＳ６５〜Ｓ６９では、エン
タテインメント装置１０２側で図１７のステップＳ２４
〜Ｓ２８に示す携帯情報通信端末２８で説明した処理と
同様の処理行う。

【０１３１】すなわち、ステップＳ６５では、エンタテ
インメント装置１０２のＣＰＵ２５２は、入力ブロック
２５４における操作装置１０８の入力操作を監視する。
この入力操作があった場合、ステップＳ６６では、ＣＰ
Ｕ２５２は、この入力操作が所望の選択画面に係るバー
コード表示の要求かどうかを確認し、バーコード表示の
要求でなかった場合には、図１５と同様の表示がなされ
たモニタ１６４の画面２０１上での分割画面５７ｃａ、
５７ｃｂ、５７ｃｃおよび５７ｃｄ間での表示スクロー
ル指示であるかどうかを確認する（図６参照）。表示ス
クロール指示であった場合には、ステップＳ６８におい
て、表示をスクロールし、ステップＳ６９において強調
表示箇所を変更する。

【０１３２】ステップＳ６８において、表示スクロール
指示入力ではなかった場合、あるいは、ステップＳ６９
の表示スクロール指示に係わる表示スクロール処理が終
了した場合には、ステップＳ６５にもどり、指示入力が
あるかどうかを確認する。

【０１３３】一方、ステップＳ６６のバーコード表示指
示判定において、バーコードの表示指示入力であった場
合には、ステップＳ６７で選択された関連情報に対応す
るバーコードの表示指示をシリアル通信ブロック２５０
を介して携帯情報通信端末２８に転送する。

【０１３４】ステップＳ５５において、バーコード表示
の指示を受けた携帯情報通信端末２８のＣＰＵ２２４
は、ステップＳ５６で、分割画面５７ｃａ、５７ｃｂ、
５７ｃｃおよび５７ｃｄ中、強調表示されているものに
対応するバーコード表現の商品割引コード３０４ａｉを
含む画面５７ａ（図１１参照）を表示部５８上に表示す
る。

【０１３５】図２１のフローチャートを参照して説明し
た実施の形態によれば、送信局２０から送信される複数
のデータは、それぞれ、画像データ等の大容量のデータ
を含まないので、きわめて少ないデータ容量とすること
ができる。また、それぞれ画像情報等の大容量のデータ
を含む複数の関連情報データは、光ディスク１５６に記
憶されている情報を使用しているので、きわめて精緻で
高品位な大画面の画像をモニタ１６４の画面２０１上に
表示することができる。

【０１３６】また、操作入力は、操作装置１０８を利用
して行っているので、携帯情報通信端末２８の操作部５
６を利用することに比較して、より一層操作性が向上す
る。

【０１３７】図２２は、この発明のさらに他の実施の形
態の動作説明に供されるフローチャートを示している。
この図２２例では、送信局２０から無線信号によりデー
タを受信する代わりに、エンタテインメント装置１０２
に対するソフトウエア供給手段である光ディスク１５６
等の大容量記憶メディアから同等のデータを携帯情報通
信端末２８に送るようにしている。

【０１３８】すなわち、ステップＳ７１において、エン
タテインメント装置１０２のＣＰＵ２５２は、光ディス
ク１５６に記憶されているデータを読み取り、ステップ
Ｓ７２において、図１０に示すデータ３０１の形態と同
等の内容で記憶されているデータ、換言すれば、商品割
引コード３０４ａを含むデータ３０１があるかどうかを
検索する。

【０１３９】このデータ３０１が存在した場合には、ス
テップＳ７３においてシリアル通信ブロック２５０を経
由して携帯情報通信端末２８に転送する。

【０１４０】携帯情報通信端末２８では、このデータ３
０１を無線受信したデータと同等に処理する。したがっ
て、携帯情報通信端末２８のＣＰＵ２２４は、ステップ
Ｓ８１において、図１２のフローチャートを参照して説
明した処理と同様の処理を行う。

【０１４１】このステップＳ８１の処理により、携帯情
報通信端末２８の画面５７には、図１１に示したバーコ
ード表現に変換された商品割引コード３０４ａｉが表示
される。

【０１４２】図２２のフローチャートを参照して説明し
たエンタテインメントシステムによれば、携帯情報通信
端末２８のアンテナ２１８と無線通信ブロック２２０
と、放送システム２４のインフラストラクチャーとを必
要としない。もちろん、アンテナ２１８と無線通信ブロ
ック２２０と、放送システム２４のインフラストラクチ
ャーも併せて利用する構成とすることもできる。

【０１４３】図２３は、光ディスク１５６等の大容量記
憶媒体から複数の異なる商品割引コードに係るデータを
ダウンロードし、操作装置１０８により所望の関連情報
を選択してモニタ１６４の画面２０１に表示し、選択し
た関連情報に対応するバーコード等の光学的な読取が可
能な特定の符号を携帯情報通信端末２８の画面５７上に
表示する実施の形態の説明に供されるフローチャートで
ある。

【０１４４】すなわち、ステップＳ９１において、エン
タテインメント装置１０２のＣＰＵ２５２は、光ディス
ク１５６に記憶されているデータを読み取り、ステップ
Ｓ９２において、図１０に示すデータ３０１の形態と同
等の内容で記憶されているデータ、換言すれば、商品割
引コード３０４ａを含むデータ３０１があるかどうかを
検索し、該当するデータ３０１が存在した場合にはメイ
ンメモリ２５８に転送する。同様に、ステップ９４にお
いて、残りのデータ３０１を検索し、ステップＳ９５に
おいて、複数の異なる商品割引コード３０４ａに対応す
るそれぞれの関連情報データ３０１の図１５の表示と同
等の表示をモニタ１６４の画面２０１上にする。

【０１４５】以下、エンタテインメント装置１０２は、
図２１のステップＳ６５〜Ｓ６９の処理と対応するステ
ップＳ９６〜Ｓ１００の処理を行い、携帯情報通信端末
２８は、図２１のステップＳ５５、Ｓ５６に対応するス
テップＳ１１１、Ｓ１１２の処理を行う。

【０１４６】ステップＳ１１２の処理後には、携帯情報
通信端末２８の表示部５８の画面５７に光学的な読取が
可能なバーコード表現の商品割引コード３０４ａｉが表
示される。

【０１４７】上述した図２２例および図２３例によれ
ば、光ディスク１５６に記憶されている特定符号に係る
基本データが、結果として携帯情報通信端末２８の画面
５７に商品割引コード３０４ａｉとして表示されるた
め、大容量記憶媒体である光ディスク１５６が商品割引
クーポン等の機能を間接的に代替するという効果が達成
される。

【０１４８】以上詳細に説明したように、上述した実施
の形態によれば、以下に例として挙げる種々の効果を有
する。

【０１４９】第１に、通常、印刷物として配布される割
引クーポンなどの配布物を通信で無線データとして配布
することが可能となる。すなわち、たとえば、間欠的に
定期送信される無線データを受信する機能を持つ携帯情
報通信端末２８において、受信した圧縮データ等をバー
コード等の光学的に読取が可能なデータに変換して携帯
情報通信端末２８の表示部５８の画面５７に表示する。
従って、ユーザは、携帯情報通信端末２８の携帯性を利
用して、受け取った受信データを販売店であるＣＶＳ１
３に持ち込むことができる。

【０１５０】第２に、携帯情報通信端末２８の画面５７
に、図１８に示したようなバーコード表現の携帯情報通
信端末２８の個体識別符号コード３１１等やユーザ固有
の情報であるユーザ識別符号コードを含む光学的に読取
が可能なバーコード等を表示することで、ＰＯＳ端末１
４とセンターコンピュータ１６とを含むＰＯＳシステム
にユーザ情報などを自動的に入力することが可能とな
り、ＣＶＳ１３にとって顧客ベースを容易に構築するこ
とができる。

【０１５１】さらに、ＣＶＳ１３等の販売店は、ＰＯＳ
端末１４により収集したユーザ識別符号（個人識別符
号）などの情報を元に、個人向けの商品情報を無線で配
布することが可能となる。

【０１５２】なお、この発明は、上述の実施の形態に限
らず、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成
を採り得ることはもちろんである。

【０１５３】

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、産業システムとの融合の容易な携帯情報通信端末お
よびエンタテインメントシステムを構築することができ
る。

【０１５４】すなわち、従来技術に係る携帯情報通信端
末では、受信したデータを光学的な読取が可能なグラフ
ィック表現し、ストアオートメーション等の産業システ
ムとの接続を考慮して使用することはできなかったが、
この発明による携帯情報通信端末によれば、受信したデ
ータを光学的に読取可能なグラフィックスとして表現す
ることが可能となるので、既存の産業システムとの接続
が容易になるという効果が達成される。

【０１５５】この場合、携帯情報通信端末の個体識別符
号やユーザ識別符号等をも自動的に既存の産業システム
に入力することが可能となるという効果が達成される。

【０１５６】しかも、従来の非接触型のカードシステム
では、通常、予め決められたコードのみが出力されるの
みであり、ユーザが付加情報等のコードを選択するなど
の機能は提供されていなかったが、この発明によれば、
ユーザがコードを選択することを可能とする。

【０１５７】さらに、従来、情報の一部（基本情報）を
無線により受信し、その他の付加情報（関連情報）を携
帯情報通信端末が接続されるエンタテインメント装置等
の親機の大容量パッケージメディアから受け取る方法は
存在しなかったが、この発明により、付加情報を大容量
パッケージメディアから受け取ることができるという効
果が達成される。

【０１５８】このように、この発明によれば、無線受信
可能な携帯情報通信端末とエンタテインメント装置とを
相互補完して新たな機能を創出することの可能な携帯情
報通信端末およびエンタテインメントシステムを構築す
ることができる。

【０１５９】さらに、この発明によれば、携帯情報通信
端末やエンタテインメント装置の利便性や特徴をより一
層向上させることが可能な携帯情報通信端末およびエン
タテインメントシステムを構築することができる。

【０１６０】この発明は、例えば、コンビニエンススト
ア等等の販売店だけではなく、テーマパーク内のキオス
クなど、ネットワーク化された産業システムとの接続に
も応用が可能であり、既存の産業システムを利用して、
商品・サービスの供給者と顧客との自動的な情報のやり
取りを実現することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施の形態に係るエンタテインメ
ントシステムが組み込まれた商品販売支援システムの構
成を示す説明図である。

【図２】この発明の一実施の形態に係る携帯情報通信端
末が組み込まれた商品販売支援システムの構成を示す説
明図である。

【図３】携帯情報通信端末の平面図である。

【図４】携帯情報通信端末の斜視図である。

【図５】蓋が開けられた状態の携帯情報通信端末の斜視
図である。

【図６】エンタテインメントシステムの構成を示す斜視
図である。

【図７】携帯情報通信端末の回路ブロック図である。

【図８】エンタテインメント装置の回路ブロック図であ
る。

【図９】エンタテインメント装置に携帯情報通信端末が
接続されたときの論理的関係を示す論理構成図である。

【図１０】基本データと付加情報データとを含む受信デ
ータの内容を示す説明図である。

【図１１】携帯情報通信端末でのバーコード等の画面表
示例を示す説明図である。

【図１２】携帯情報通信端末の画面上でバーコード等の
表示を行う際の動作説明に供されるフローチャートであ
る。

【図１３】携帯情報通信端末での商品画像等の画面表示
例を示す説明図である。

【図１４】携帯情報通信端末の画面上で商品画像等の表
示を行う際の動作説明に供されるフローチャートであ
る。

【図１５】携帯情報通信端末で、複数の商品画像等の画
面表示例を示す説明図である。

【図１６】携帯情報通信端末で、複数の商品画像等の他
の画面表示例を示す説明図である。

【図１７】複数の商品画像等の中、所望の商品画像に係
るバーコード等の表示を携帯情報通信端末の画面上で行
わせる際の動作説明に供されるフローチャートである。

【図１８】携帯情報通信端末で、商品割引コードと個体
ＩＤとをバーコードで同時に表示した例を示す説明図で
ある。

【図１９】基本的には基本データのみを含む受信データ
の説明に供される説明図である。

【図２０】基本データのみを含む受信データに対応する
商品画像等を大容量記憶メディアから読み出してモニタ
等に表示する際の動作説明に供されるフローチャートで
ある。

【図２１】複数の基本データを含む受信データに対応す
る複数の商品画像等を大容量記憶メディアから読み出し
てモニタ等に表示し、モニタ上で所望の商品画像を選択
し、選択された商品画像に対応するバーコードを携帯情
報通信端末で表示する際の動作説明に供されるフローチ
ャートである。

【図２２】放送システムを利用することなく、大容量記
憶メディアに商品割引用データが含まれている場合に、
該商品割引用データに係るバーコード等を携帯情報通信
端末で表示する際の動作説明に供されるフローチャート
である。

【図２３】放送システムを利用することなく、大容量記
憶メディアに複数の商品割引用データが含まれている場
合に、該複数の商品割引用データの中、所望の商品割引
コードに係るバーコード等を携帯情報通信端末で表示す
る際の動作説明に供されるフローチャートである。

【符号の説明】

１０、３０…商品販売支援システム １２…エンタテイ
ンメントシステム １３…コンビニエンスストア（ＣＶＳ） １４…ＰＯＳ端末 １５…ＣＶＳ本部 １６…センターコンピュータ １８…送信アンテ
ナ ２０…送信局 ２２…通信衛星 ２４…放送システム ２６…回線網 ２８…携帯情報通信端末 ５６…操作部 ５７、５７ｂ、５７ｃ、５７ｄ…画面 ５７ｃａ、５７ａ、５７ｃｂ、５７ｃｃ、５７ｃｄ…分
割画面 ５８…表示部（表示装置） １０２…エンタテ
インメント装置 １０８…操作装置（コントローラ） １５６…光ディスク（大容量メディア、大容量パッケー
ジメディア） １６４…モニタ（表示装置、ディスプレー） ２１０…符号読取装置（光学スキャナ） ２１２…ストアコンピュータ（金銭登録器） ２１８…アンテナ ２２０…無線通信ブロック（無線信号受信部） ２２２…不揮発性メモリ ２２４、２５２…ＣＰＵ（符号データ変換部） ２２８…液晶表示装置コントローラ（ＬＣＤＣ） ２３０…表示ブロック ２３６…シリアル
通信ブロック ２５４…入力ブロック ２５６…大容量メディアブロック（大容量記憶媒体ブロ
ック） ２５８…メインメモリ ２６０…グラフィックプロセッサ ２７０、２８０…
ハードウエア層 ２７２、２８２…ソフトウエア層 ２７４、２８８…
無線通信ドライバ ２７６、２８６…シリアル通信ドライバ ２７８…通信用アプリケーション ２８４…アプリケ
ーションソフトウエア ３００、３０１、４００、４０１…受信データ ３０２…開始符号部 ３０４…基本コード部（特定符号データ部） ３０４ａ…商品割引コード（特定符号データ） ３０４ａｉ…商品割引コード ３０４ａｎ…商品
割引コード ３０６…付加情報コード部（関連情報データ部） ３０６ａ…商品名データ ３０６ｂ…商品画
像データ ３０６ｃ…商品価格データ ３０６ｄ…商品メ
ッセージデータ ３０６ｂａ、３０６ｂｂ、３０６ｂｃ、３０６ｂｄ…商
品画像 ３０８、３０８ａ…終了符号部 ３１１…個体識別
符号コード ３１２…個体識別符号コード

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2C001 BC00 BC10 CA00 CA08 CB01 CB05 CB08 CC03 3E042 BA13 CA02 CC06 CE06 EA01 5B019 GA03 HE18 JA10 9A001 BB04 BB06 CC05 EE02 JJ76 KK45 KK62

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】特定符号に係る基本データを受信する無線
   信号受信部と、 前記無線信号受信部により受信した基本データを、光学
   的な読取を可能とする特定符号データに変換する符号デ
   ータ変換部と、 画面を有する表示部と、 前記特定符号データが表す光学的に読取が可能な前記特
   定符号を前記表示部の画面に表示する表示制御部とを備
   えることを特徴とする携帯情報通信端末。
2. 【請求項２】特定符号に係る基本データと該基本データ
   に関連する情報を含む関連情報データを受信する無線信
   号受信部と、 前記無線信号受信部により受信した基本データを、光学
   的な読取を可能とする特定符号データに変換する符号デ
   ータ変換部と、 画面を有する表示部と、 前記特定符号データが表す光学的に読取が可能な前記特
   定符号および（または）前記関連情報を前記表示部の画
   面に表示する表示制御部とを備えることを特徴とする携
   帯情報通信端末。
3. 【請求項３】複数の特定符号に係る複数の基本データと
   該複数の基本データのそれぞれに関連する情報を含む関
   連情報データを受信する無線信号受信部と、 前記無線信号受信部により受信した前記複数の基本デー
   タをそれぞれ光学的な読取を可能とする特定符号データ
   に変換する符号データ変換部と、 前記複数の関連情報を画面に表示する表示部と、 前記表示部の画面上に表示された複数の関連情報のう
   ち、所望の関連情報を選択する関連情報選択部と、 前記関連情報選択部により所望の関連情報が選択された
   とき、該所望の関連情報に対応する前記特定符号データ
   が表す光学的に読取が可能な前記特定符号を前記表示部
   の画面に表示する表示制御部とを有することを特徴とす
   る携帯情報通信端末。
4. 【請求項４】請求項１〜３のいずれか１項に記載の携帯
   情報通信端末において、 該携帯情報通信端末は、該携帯情報通信端末自体を識別
   する個体識別符号に係るデータが記憶部に記憶され、 前記符号データ変換部は、前記基本データを光学的な読
   取を可能とする特定符号データに変換するとき、あわせ
   て前記個体識別符号に係るデータを前記記憶部から読み
   出して光学的な読取を可能とする個体識別符号データに
   変換し、 前記表示制御部は、前記表示部の画面に前記特定符号デ
   ータが表す光学的に読取が可能な前記特定符号を表示す
   るとき、あわせて前記個体識別符号データが表す光学的
   に読取が可能な前記個体識別符号を表示することを特徴
   とする携帯情報通信端末。
5. 【請求項５】請求項１〜３のいずれか１項に記載の携帯
   情報通信端末において、 該携帯情報通信端末は、該携帯情報通信端末自体のユー
   ザを識別するユーザ識別符号に係るデータが記憶部に記
   憶され、 前記符号データ変換部は、前記基本データを光学的な読
   取を可能とする特定符号データに変換するとき、あわせ
   て前記ユーザ識別符号に係るデータを前記記憶部から読
   み出し、光学的な読取を可能とするユーザ識別符号デー
   タに変換し、 前記表示制御部は、前記表示部の画面に前記特定符号デ
   ータが表す光学的に読取が可能な前記特定符号を表示す
   るとき、あわせて前記ユーザ識別符号データが表す光学
   的に読取が可能な前記ユーザ識別符号を表示することを
   特徴とする携帯情報通信端末。
6. 【請求項６】請求項１〜３のいずれか１項に記載の携帯
   情報通信端末において、 該携帯情報通信端末は、該携帯情報通信端末自体を識別
   する個体識別符号に係るデータおよび（または）該携帯
   情報通信端末自体のユーザを識別するユーザ識別符号に
   係るデータが記憶部に記憶され、 前記符号データ変換部は、前記基本データを光学的な読
   取を可能とする特定符号データに変換するとき、あわせ
   て前記個体識別符号に係るデータおよび（または）前記
   ユーザ識別符号に係るデータを前記記憶部から読み出
   し、光学的な読取を可能とする個体識別符号データおよ
   び（または）ユーザ識別符号データに変換し、 前記表示制御部は、前記表示部の画面に前記特定符号デ
   ータが表す光学的に読取が可能な前記特定符号を表示す
   るとき、あわせて前記個体識別符号データが表す光学的
   に読取が可能な前記個体識別符号および（または）前記
   ユーザ識別符号データが表す光学的に読取が可能な前記
   ユーザ識別符号を表示することを特徴とする携帯情報通
   信端末。
7. 【請求項７】請求項１〜６記載の携帯情報通信端末にお
   いて、 前記光学的に読取が可能な特定符号は、バーコードであ
   ることを特徴とする携帯情報通信端末。
8. 【請求項８】請求項７記載の携帯情報通信端末におい
   て、 前記バーコードは、商品割引用に用いられるバーコード
   であることを特徴とする携帯情報通信端末。
9. 【請求項９】着脱自在な記憶媒体に記憶されている各種
   プログラムを読み出して実行するエンタテインメント装
   置と、 前記エンタテインメント装置に接続され、画像を表示す
   る表示装置と、 無線信号が受信可能で、少なくとも前記エンタテインメ
   ント装置に対して情報の送受信を行う携帯情報通信端末
   とを備え、 前記携帯情報通信端末において前記無線信号を受信した
   とき、該携帯情報通信端末から前記無線信号の内容が前
   記エンタテインメント装置に供給され、前記エンタテイ
   ンメント装置は、供給された無線信号の内容に対応する
   データを前記記憶媒体から読み出し、前記対応するデー
   タが表す画像を前記表示装置上に表示させることを特徴
   とするエンタテインメントシステム。
10. 【請求項１０】請求項９記載のエンタテインメントシス
    テムにおいて、 さらに、前記エンタテインメント装置に接続され、ユー
    ザによる操作要求を前記エンタテインメント装置に入力
    する操作装置を有し、 前記携帯情報通信端末において受信され、該携帯情報通
    信端末から前記エンタテインメント装置に供給された無
    線信号の内容に対応する前記データが複数であった場
    合、前記エンタテインメント装置は、これら複数のデー
    タを前記記憶媒体から読み出し、読み出した複数のデー
    タが表すそれぞれの画像を前記表示装置上に前記操作装
    置により選択可能に表示させることを特徴とするエンタ
    テインメントシステム。
11. 【請求項１１】請求項９記載のエンタテインメントシス
    テムにおいて、 前記携帯情報通信端末において受信され、該携帯情報通
    信端末から前記エンタテインメント装置に供給された無
    線信号の内容に対応する前記データが複数であった場
    合、前記エンタテインメント装置は、これら複数のデー
    タを前記記憶媒体から読み出し、読み出した複数のデー
    タが表すそれぞれの画像を前記表示装置上に前記携帯情
    報通信端末により選択可能に表示させることを特徴とす
    るエンタテインメントシステム。
12. 【請求項１２】着脱自在な記憶媒体に記憶されている各
    種プログラムを読み出して実行するエンタテインメント
    装置と、 前記エンタテインメント装置に接続され、画像を表示す
    る表示装置と、 前記エンタテインメント装置に対して情報の送受信を行
    う携帯情報通信端末とを備え、 前記携帯情報通信端末は、 前記記憶媒体に記憶され前記エンタテインメント装置に
    より読み出されて供給される特定符号に係る基本データ
    を光学的な読取を可能とする特定符号データに変換する
    符号データ変換部と、 表示部と、 前記特定符号データが表す光学的に読取が可能な前記特
    定符号を前記携帯情報通信端末の前記表示部の画面に表
    示する表示制御部とを備えることを特徴とするエンタテ
    インメントシステム。
13. 【請求項１３】請求項１２記載のエンタテインメントシ
    ステムにおいて、 前記光学的に読取が可能な特定符号は、バーコードであ
    ることを特徴とするエンタテインメントシステム。
14. 【請求項１４】請求項１３記載のエンタテインメントシ
    ステムにおいて、 前記バーコードは、商品割引用に用いられるバーコード
    であることを特徴とするエンタテインメントシステム。