JP2008209787A - 再生装置、再生システム、再生方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

再生装置、再生システム、再生方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】商品の広告情報を再生する再生装置、該再生装置による再生処理を制御装置によって制御する再生システム、再生方法、前記再生装置をコンピュータによって実現するためのコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】電子POP装置1の制御部10は、読取装置2が取得した商品識別情報に対応する広告情報を再生すると共に、再生した広告情報に対応して広告情報テーブル13bに記憶してある再生回数に1を加算する。制御部10は、広告情報テーブル13bに登録された各広告情報の再生回数に基づいて、電子POP装置1の近傍に陳列されている商品を特定し、特定した商品のカテゴリーを特定し、特定したカテゴリーに含まれる各商品の広告情報を再生させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、各商品の広告情報を再生する再生装置、該再生装置による再生処理を制御装置によって制御する再生システム、前記再生装置による広告情報の再生方法、前記再生装置をコンピュータによって実現するためのコンピュータプログラムに関するものである。
顧客の購買意欲を高めるために、店舗内に陳列された商品の近傍にビデオ及びテレビ、又はテレビデオ等を設置し、各商品を宣伝するためのプロモーションビデオを流して顧客に訴求することが一般的に行なわれている。また、近年では、陳列された商品の近傍に設置され、各商品に関する情報を提供する電子POP(Point Of Purchase)装置が普及している。このように、実際の商品を見ている顧客に対して商品に関する情報を提供することにより、顧客の購買意欲を高めることができる。
特許文献1には、各商品に関する情報を提供するだけでなく、各商品の注文を受け付けることができる電子POP装置が提案されている。特許文献1に開示された電子POP装置では、実際の商品又は商品の見本を見ている顧客に対して商品に関する情報を提供することによって顧客の購買意欲を高めつつ、注文を受け付けることができるので、顧客は、購入したい商品を確実に購入することができる。
特開2004−5376号公報
特許文献1に開示されたような電子POP装置は、設置する場所毎に異なる情報を提供するように設定される。具体的には、例えば、飲料品売り場に設置される電子POP装置は、飲料品に関する情報を提供するように設定され、文具売り場に設置される電子POP装置は、文具に関する情報を提供するように設定される。従って、売り場の店員又は店舗の管理者が、各電子POP装置によって提供される情報を電子POP装置毎に設定する必要がある。このような設定操作は、電子POP装置を新たに設置した場合、又は電子POP装置の設置場所を変更した場合等に逐次行なう必要があり、多数の電子POP装置が設置される大型店舗においては、非常に煩雑な操作となるという問題がある。
一方、上述したように設置場所毎に提供する情報の設定を行なわずに電子POP装置を用いることもできる。例えば、所定の売り場又は店舗内の全ての売り場において販売される全ての商品に関する情報を、電子POP装置によって順次提供することができる。しかし、この場合、顧客が所望する情報を適切に提供することは困難である。特に、多数の商品が陳列されている広い売り場では、各顧客が購入しようとしていない商品に関する情報の提供は無駄であるという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、広告情報を再生させるために受け付ける商品を識別するための識別情報に基づいて、設置された場所の状況を把握することが可能な再生装置、再生システム、再生方法及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明の他の目的は、広告情報を再生させるために受け付ける識別情報に基づいて、設置された場所の近傍に陳列されている商品を特定し、特定された商品の広告情報の再生が可能な再生装置、再生システム及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明の他の目的は、広告情報を視聴するユーザのユーザ情報と、設置場所の状況とに応じた最適な広告情報を再生させることが可能な再生装置、再生システム及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明の他の目的は、広告情報を視聴するユーザの購入履歴と、設置場所の状況とに応じた最適な広告情報を再生させることが可能な再生装置、再生システム及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明の他の目的は、広告情報を視聴するユーザのユーザ情報と、設置場所の状況とに応じた最適な広告情報を生成して再生させることが可能な再生装置、再生システム及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本発明に係る再生装置は、複数の商品を識別する識別情報及び各商品の広告情報を対応付けて記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶してある広告情報を再生する再生手段とを備える再生装置において、識別情報を受け付ける受付手段と、該受付手段が受け付けた識別情報に対応する広告情報を前記再生手段に再生させる制御手段と、前記受付手段が識別情報を受け付けた場合、受け付けた識別情報の受付回数を計数する計数手段と、該計数手段が計数した受付回数に基づいて、自身の設置場所の状況を判断する判断手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る再生装置は、前記判断手段は、前記計数手段が計数した受付回数に基づいて、自身の近傍に陳列されている商品を特定するように構成されており、前記制御手段は、前記判断手段によって特定された商品の広告情報を前記再生手段に再生させるように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る再生装置は、ユーザを識別するユーザ識別情報及び各ユーザに係るユーザ情報を対応付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、ユーザ識別情報を受け付けるユーザ識別情報受付手段と、該ユーザ識別情報受付手段が受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザ情報、及び前記判断手段が判断した状況に基づいて、再生すべき広告情報を選択する選択手段と備え、前記制御手段は、前記選択手段が選択した広告情報を前記再生手段に再生させるように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る再生装置は、前記ユーザ情報は、各ユーザの購入履歴を含んでおり、前記選択手段は、前記ユーザ識別情報受付手段が受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザの購入履歴、及び前記判断手段が判断した状況に基づいて、再生すべき広告情報を選択するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る再生装置は、ユーザを識別するユーザ識別情報及び各ユーザに係るユーザ情報を対応付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、ユーザ識別情報を受け付けるユーザ識別情報受付手段と、該ユーザ識別情報受付手段が受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザ情報、及び前記判断手段が判断した状況に基づいて、広告情報を生成する手段と備え、前記制御手段は、生成された広告情報を前記再生手段に再生させるように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る再生システムは、複数の商品を識別する識別情報及び各商品の広告情報を対応付けて記憶する記憶手段及び該記憶手段に記憶してある広告情報を再生する再生手段を有する再生装置と、該再生装置が行なう再生処理を制御する制御装置とを備える再生システムにおいて、前記再生装置は、識別情報を受け付ける受付手段と、該受付手段が受け付けた識別情報に対応する広告情報を前記再生手段に再生させる制御手段とを有し、前記制御装置は、前記再生装置の受付手段が受け付けた識別情報の受付回数を計数する計数手段と、該計数手段が計数した受付回数に基づいて、前記再生装置の設置場所の状況を判断する判断手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る再生システムは、前記判断手段は、前記計数手段が計数した受付回数に基づいて、前記再生装置の近傍に陳列されている商品を特定するように構成されており、前記制御装置は、前記判断手段によって特定された商品の広告情報の再生指示を前記再生装置へ送出する手段を有し、前記再生装置の制御手段は、前記制御装置から送出された再生指示に従って、前記広告情報を前記再生手段に再生させるように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る再生システムは、前記制御装置は、ユーザを識別するユーザ識別情報及び各ユーザに係るユーザ情報を対応付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、ユーザ識別情報を受け付けるユーザ識別情報受付手段と、該ユーザ識別情報受付手段が受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザ情報、及び前記判断手段が判断した状況に基づいて広告情報を選択する選択手段と、該選択手段が選択した広告情報の再生指示を前記再生装置へ送出する手段とを有し、前記再生装置の制御手段は、前記制御装置から送出された再生指示に従って、前記広告情報を前記再生手段に再生させるように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る再生システムは、前記ユーザ情報は、各ユーザの購入履歴を含んでおり、前記選択手段は、前記ユーザ識別情報受付手段が受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザの購入履歴、及び前記判断手段が判断した状況に基づいて広告情報を選択するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る再生システムは、前記制御装置は、ユーザを識別するユーザ識別情報及び各ユーザに係るユーザ情報を対応付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、ユーザ識別情報を受け付けるユーザ識別情報受付手段と、該ユーザ識別情報受付手段が受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザ情報、及び前記判断手段が判断した状況に基づいて広告情報を生成する手段と、生成された広告情報の再生指示を前記再生装置へ送出する手段とを有し、前記再生装置の制御手段は、前記制御装置から送出された再生指示に従って、前記広告情報を前記再生手段に再生させるように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る再生方法は、複数の商品を識別する識別情報及び各商品の広告情報を対応付けて記憶手段に記憶してある再生装置による前記広告情報の再生方法において、識別情報を受け付けるステップと、受け付けた識別情報に対応する広告情報を再生するステップと、識別情報を受け付けた場合、受け付けた識別情報の受付回数を計数するステップと、計数した受付回数に基づいて、前記再生装置の設置場所の状況を判断するステップとを含むことを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、商品の広告情報を再生させるためのコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、外部から受け付けた複数の商品を識別する識別情報に対応する広告情報を再生するステップと、識別情報を受け付けた場合、受け付けた識別情報の受付回数を計数するステップと、計数した受付回数に基づいて、広告情報の再生場所の状況を判断する判断ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、前記判断ステップは、計数した受付回数に基づいて、広告情報の再生場所の近傍に陳列されている商品を特定するステップであり、コンピュータに、特定した商品の広告情報を再生するステップを実行させることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、外部から受け付けたユーザ識別情報によって識別されるユーザに係る情報、及び前記判断ステップで判断された状況に基づいて、再生すべき広告情報を選択する選択ステップと、該選択ステップで選択した広告情報を再生するステップとを実行させることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、前記ユーザ情報は、各ユーザの購入履歴を含んでおり、前記選択ステップは、外部から受け付けたユーザ識別情報によって識別されるユーザの購入履歴、及び前記判断ステップで判断された状況に基づいて、再生すべき広告情報を選択するステップであることを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、外部から受け付けたユーザ識別情報によって識別されるユーザに係る情報、及び前記判断ステップで判断された状況に基づいて、広告情報を生成するステップと、生成された広告情報を再生するステップとを実行させることを特徴とする。
本発明によれば、商品を識別する識別情報及び各商品の広告情報を対応付けて記憶手段に記憶してある再生装置が、識別情報を受け付けた場合に、受け付けた識別情報に対応する広告情報を記憶手段から読み出して再生させる。また、再生装置は、識別情報を受け付けた場合、受け付けた識別情報の受付回数を計数しており、計数した受付回数に基づいて自身の設置場所の状況を判断する。従って、広告情報を再生させるために受け付けた識別情報の受付回数の多少によって、再生装置が設置された場所の状況を把握することが可能となる。
本発明によれば、再生装置は、識別情報を受け付けた場合、受け付けた識別情報の受付回数を計数しており、計数した受付回数に基づいて自身の近傍に陳列されている商品を特定し、特定した商品の広告情報を再生させる。従って、広告情報を再生させるために受け付けた識別情報の受付回数の多少によって、再生装置が設置された場所の近傍に陳列されている商品の特定が可能であり、また、特定した商品の広告情報の再生が可能となる。
本発明によれば、再生装置は、ユーザを識別するユーザ識別情報及び各ユーザに係るユーザ情報を対応付けてユーザ情報記憶手段に記憶しており、受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザ情報と、受け付けた識別情報から判断した設置場所の状況とに基づいて広告情報を選択し、選択した広告情報を再生させる。従って、再生装置が設置された場所の状況だけでなく、広告情報を視聴するユーザのユーザ情報に応じた最適な広告情報の再生が可能となる。
本発明によれば、ユーザ識別情報に対応するユーザ情報には各ユーザの購入履歴が含まれており、再生装置は、受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザの購入履歴と、受け付けた識別情報から判断した設置場所の状況とに基づいて広告情報を選択し、選択した広告情報を再生させる。従って、再生装置が設置された場所の状況だけでなく、広告情報を視聴するユーザの購入履歴に応じた最適な広告情報の再生が可能となる。
本発明によれば、再生装置は、ユーザを識別するユーザ識別情報及び各ユーザに係るユーザ情報を対応付けてユーザ情報記憶手段に記憶しており、受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザ情報と、受け付けた識別情報から判断した設置場所の状況とに基づいて広告情報を生成し、生成した広告情報を再生させる。従って、再生装置が設置された場所の状況と、広告情報を視聴するユーザのユーザ情報とに応じた最適な広告情報の再生が可能となる。
本発明によれば、再生装置が行なう再生処理を制御する制御装置を備え、再生装置が受け付けた識別情報の受付回数を制御装置が計数し、計数した受付回数に基づいて再生装置の設置場所の状況を判断する。従って、広告情報を再生させるために再生装置が受け付けた識別情報の受付回数の多少によって、再生装置が設置された場所の状況を把握することが可能となる。また、再生装置は、受け付けた識別情報に対応する広告情報を再生すればよく、受け付けた識別情報に基づいて設置場所の状況を判断する処理を行なわないので、再生装置による処理負担が軽減される。
本発明によれば、制御装置は、再生装置が受け付けた識別情報の受付回数を計数し、計数した受付回数に基づいて再生装置の近傍に陳列されている商品を特定し、特定した商品の広告情報の再生指示を再生装置へ送出する。再生装置は、制御装置から送出された再生指示に従って、対応する広告情報を再生させる。従って、広告情報を再生させるために受け付けた識別情報の受付回数の多少によって、再生装置が設置された場所の近傍に陳列されている商品の特定が可能である。また、再生装置は、制御装置からの再生指示に従って広告情報を再生すればよく、受け付けた識別情報に基づいて近傍に陳列されている商品を特定する処理を行なわないので、再生装置による処理負担が軽減される。
本発明によれば、制御装置は、ユーザを識別するユーザ識別情報及び各ユーザに係るユーザ情報を対応付けてユーザ情報記憶手段に記憶しており、受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザ情報と、再生装置が受け付けた識別情報から判断した設置場所の状況とに基づいて広告情報を選択し、選択した広告情報の再生指示を再生装置へ送出する。再生装置は、制御装置から送出された再生指示に従って、対応する広告情報を再生させる。従って、再生装置が設置された場所の状況だけでなく、広告情報を視聴するユーザのユーザ情報に応じた最適な広告情報の再生が可能となる。また、再生装置は、制御装置からの再生指示に従って広告情報を再生すればよく、再生すべき広告情報の選択処理を行なわないので、再生装置による処理負担が軽減される。
本発明によれば、ユーザ識別情報に対応するユーザ情報には各ユーザの購入履歴が含まれており、制御装置は、受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザの購入履歴と、再生装置が受け付けた識別情報から判断した設置場所の状況とに基づいて広告情報を選択し、選択した広告情報の再生指示を再生装置へ送出する。再生装置は、制御装置から送出された再生指示に従って、対応する広告情報を再生させる。従って、再生装置が設置された場所の状況だけでなく、広告情報を視聴するユーザの購入履歴に応じた最適な広告情報の再生が可能となる。また、再生装置は、制御装置からの再生指示に従って広告情報を再生すればよく、再生すべき広告情報の選択処理を行なわないので、再生装置による処理負担が軽減される。
本発明によれば、制御装置は、ユーザを識別するユーザ識別情報及び各ユーザに係るユーザ情報を対応付けてユーザ情報記憶手段に記憶しており、受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザ情報と、受け付けた識別情報から判断した設置場所の状況とに基づいて広告情報を生成し、生成した広告情報の再生指示を再生装置へ送出する。再生装置は、制御装置から送出された再生指示に従って、対応する広告情報を再生させる。従って、再生装置が設置された場所の状況と、広告情報を視聴するユーザのユーザ情報とに応じた最適な広告情報の再生が可能となる。また、再生装置は、制御装置からの再生指示に従って広告情報を再生すればよく、再生すべき広告情報の生成処理を行なわないので、再生装置による処理負担が軽減される。
本発明によれば、本発明のコンピュータプログラムをコンピュータに読み取らせて実行させることによって、上述したような再生装置をコンピュータによって実現することが可能となる。
本発明では、再生装置が、広告情報を再生させるために識別情報を受け付けた場合、受け付けた識別情報の受付回数を計数し、計数した受付回数に基づいて自身の設置場所の状況を判断する。従って、広告情報を再生させるために受け付けた識別情報の受付回数の多少によって、再生装置が設置された場所の状況を把握することができ、状況に応じた処理を行なうことができる。例えば、アルコール飲料の広告情報に対応する識別情報の受付回数が多い場合、再生装置の設置場所はアルコール飲料の陳列場所の近傍であると判断できるので、アルコール飲料の広告情報の再生処理を行なうことにより、アルコール飲料の購入を考えている顧客に対してアルコール飲料の宣伝を行なうことができるので、効率よく商品を宣伝することができる。
本発明では、再生装置は、識別情報を受け付けた場合、受け付けた識別情報の受付回数を計数し、計数した受付回数に基づいて自身の近傍に陳列されている商品を特定し、特定した商品の広告情報を再生させる。従って、広告情報を再生させるために受け付けた識別情報の受付回数の多少によって、再生装置が設置された場所の近傍に陳列されている商品を特定することができ、また、特定した商品の広告情報を再生させることができる。例えば、あるビールの識別情報の受付回数が多い場合、再生装置の設置場所の近傍にはこのビールが陳列されていることが特定できるので、このビールの広告情報の再生処理を行なうことにより、このビールの購入を考えている顧客に対してピンポイントで宣伝を行なうことができ、効率よく商品を宣伝することができる。
本発明では、再生装置は、受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザ情報と、受け付けた識別情報から判断した設置場所の状況とに基づいて広告情報を選択し、選択した広告情報を再生させる。従って、再生装置が設置された場所の状況だけでなく、広告情報を視聴するユーザのユーザ情報に応じた最適な広告情報を再生させることができる。例えば、受け付けた識別情報に基づいて、再生装置の設置場所はアルコール飲料の陳列場所の近傍であると判断している状態で、受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザ情報に基づいてこのユーザが女性であると判断された場合、女性を販売ターゲットとしているアルコール飲料の広告情報の再生処理を行なうことにより、各顧客に応じた宣伝を行なうことができるので、効率よく商品を宣伝することができる。
本発明では、再生装置は、受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザの購入履歴と、受け付けた識別情報から判断した設置場所の状況とに基づいて広告情報を選択し、選択した広告情報を再生させる。従って、再生装置が設置された場所の状況だけでなく、広告情報を視聴するユーザの購入履歴に応じた最適な広告情報の再生が可能となる。例えば、受け付けた識別情報に基づいて、再生装置の設置場所はアルコール飲料の陳列場所の近傍であると判断している状態で、受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザの購入履歴に基づいてこのユーザによる特定のビールの購入頻度が高いと判断された場合、このビールの広告情報の再生処理を行なうことにより、商品を購入する可能性の高い顧客に対して宣伝を行なうことができるので、効率よく商品を宣伝することができる。
本発明では、再生装置は、受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザ情報と、受け付けた識別情報から判断した設置場所の状況とに基づいて広告情報を生成し、生成した広告情報を再生させる。従って、再生装置が設置された場所の状況と、広告情報を視聴するユーザのユーザ情報とに応じた最適な広告情報の再生が可能となる。例えば、受け付けた識別情報に基づいて、再生装置の設置場所はアルコール飲料の陳列場所の近傍であると判断している状態で、受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザ情報に基づいてこのユーザが女性であると判断された場合、女性を中心に販売されているアルコール飲料の広告情報の再生処理を行なうことにより、各顧客に応じた宣伝を行なうことができるので、効率よく商品を宣伝することができる。また、女性のみを対象としたキャンペーンを行なっている場合に、キャンペーンを告知した広告情報の再生処理を行なうことにより、特定の顧客に対して宣伝を行なうことができる。
本発明では、再生装置が行なう再生処理を制御する制御装置が、再生装置が受け付けた識別情報の受付回数を計数し、計数した受付回数に基づいて再生装置の設置場所の状況を判断する。従って、再生装置が受け付けた識別情報の受付回数の多少によって、再生装置が設置された場所の状況を把握することができる。また、再生装置は、受け付けた識別情報に基づいて設置場所の状況を判断する処理を行なわないので、再生装置による処理負担が軽減される。特に、多数の再生装置を利用する場合には効果的である。
本発明では、制御装置は、再生装置が受け付けた識別情報の受付回数に基づいて再生装置の近傍に陳列されている商品を特定し、特定した商品の広告情報の再生指示を再生装置へ送出し、再生装置は、制御装置から送出された再生指示に従って、制御装置によって選択された広告情報を再生させる。従って、再生装置が受け付けた識別情報の受付回数の多少によって、再生装置が設置された場所の近傍に陳列されている商品を特定でき、特定した商品の広告情報を再生させることができる。また、再生装置は、受け付けた識別情報に基づいて近傍に陳列されている商品を特定する処理を行なわないので、再生装置による処理負担が軽減される。特に、多数の再生装置を利用する場合には効果的である。
本発明では、制御装置は、受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザ情報と、再生装置が受け付けた識別情報から判断した設置場所の状況とに基づいて広告情報を選択し、選択した広告情報の再生指示を再生装置へ送出する。再生装置は、制御装置から送出された再生指示に従って、制御装置によって選択された広告情報を再生させる。従って、再生装置が設置された場所の状況だけでなく、広告情報を視聴するユーザのユーザ情報に応じた最適な広告情報を再生させることができる。また、再生装置は、再生すべき広告情報の選択処理を行なわないので、再生装置による処理負担が軽減される。
本発明では、制御装置は、受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザの購入履歴と、再生装置が受け付けた識別情報から判断した設置場所の状況とに基づいて広告情報を選択し、選択した広告情報の再生指示を再生装置へ送出する。再生装置は、制御装置から送出された再生指示に従って、制御装置によって選択された広告情報を再生させる。従って、再生装置が設置された場所の状況だけでなく、広告情報を視聴するユーザの購入履歴に応じた最適な広告情報を再生させることができる。また、再生装置は、再生すべき広告情報の選択処理を行なわないので、再生装置による処理負担が軽減される。
本発明では、制御装置は、受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザ情報と、受け付けた識別情報から判断した設置場所の状況とに基づいて広告情報を生成し、生成した広告情報の再生指示を再生装置へ送出する。再生装置は、制御装置から送出された再生指示に従って、対応する広告情報を再生させる。従って、再生装置が設置された場所の状況と、広告情報を視聴するユーザのユーザ情報とに応じた最適な広告情報を再生させることができる。また、再生装置は、再生すべき広告情報の生成処理を行なわないので、再生装置による処理負担が軽減される。
(実施形態1)
以下に、本発明に係る再生装置を実施形態1である電子POP装置を示す図面に基づいて詳述する。図1は実施形態1に係る電子POP装置の設置状態を示す模式図である。本実施形態1の電子POP装置1は、広告情報の再生処理を行なう再生装置であり、例えば商品の陳列棚の適宜箇所に設置される。電子POP装置1には読取装置2が接続されている。
電子POP装置1は、陳列された商品を見る顧客の邪魔にならないように設置され、読取装置2は、商品に付与されているバーコードを読み取る読取部23を、電子POP装置1の表示部15で再生される広告情報を視聴する視聴者(顧客)側に向けて設置される。本実施形態1では、電子POP装置1と読取装置2とは信号線L(図2参照)を介して接続されており、読取装置2がバーコードを読み取って取得した情報は信号線Lを介して電子POP装置1へ転送される。
なお、電子POP装置1と読取装置2とは、信号線Lを介して接続する構成に限られず、例えばIEEE802.11規格に準拠したWLAN(Wireless LAN)を介した無線通信が可能に接続してもよい。この場合、電子POP装置1及び読取装置2の配置に要する面積が少なく、売り場の見た目もよい。また、配線がないので商品の売り場を整頓できると共に、通信線Lを介して接続する場合のように電子POP装置1で再生される広告情報を視聴する顧客に煩わしさを与えない。
図2は実施形態1に係る電子POP装置1の構成例を示すブロック図である。本実施形態1の電子POP装置1に接続して用いられる読取装置2は、例えば、商品に付与されているバーコードを読み取るバーコードリーダである。具体的には、読取装置2は、制御部20、ROM21、RAM22、操作部23、読取部24、接続部25等を備え、これらのハードウェア各部はそれぞれバス2aを介して相互に接続されている。
制御部20は、CPU(Central Processing Unit )又はMPU(Micro Processor Unit)等により構成されており、バス2aを介して接続される上述したようなハードウェア各部を制御すると共に、ROM21に予め格納されている制御プログラムに従って種々の動作を実行する。ROM21は、読取装置2を動作させるために必要な種々の制御プログラム、例えば、読取部24によって読み取ったバーコードを解読するための解読処理プログラム等を予め記憶している。RAM22は、SRAM又はSDRAM等で構成され、制御部20による制御プログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。
操作部23は、例えば店員が読取装置2を操作するために必要な各種のキーを備えており、店員により各キーが操作された場合、操作されたキーに対応した制御信号を制御部20へ送出する。これにより、制御部20は操作部23から取得した制御信号に従って各種処理を実行する。
読取部24は、商品に付与されているバーコードを読み取る。読取部24がバーコードを読み取った場合、制御部20が、ROM21に記憶してある解読処理プログラムをRAM22に読み出して実行することにより、読取部24によって読み取ったバーコードが示す商品識別情報(識別情報)を取得することができる。このように取得された商品識別情報は、接続部25から電子POP装置1へ転送される。なお、本実施形態1では、読取装置2が、商品に付与されているバーコードに基づいて商品識別情報を取得する構成について説明するが、1次元バーコード、2次元バーコード等に限られず、各種のコードの読み取りが可能な読取装置を用いて商品識別情報を取得する構成としてもよい。
接続部25は、信号線Lを接続するための接続部であり、信号線Lを介して接続された電子POP装置1との間でデータの送受信を行なう。本実施形態1では、読取装置2は、読取部24で取得したバーコードを、制御部20が解読して取得した商品識別情報を接続部25を介して電子POP装置1へ転送する。
本実施形態1の電子POP装置1は、制御部10、ROM11、RAM12、記憶部13、操作部14、表示部15、スピーカ16、接続部17等を備え、これらのハードウェア各部はそれぞれバス1aを介して相互に接続されている。
制御部10は、CPU又はMPU等により構成されており、バス1aを介して接続される上述したようなハードウェア各部を制御すると共に、ROM11に予め格納されている制御プログラムに従って種々の動作を実行する。ROM11は、電子POP装置1を本発明の再生装置として動作させるために必要な種々の制御プログラム等を予め記憶している。RAM12は、SRAM又はSDRAM等で構成され、制御部10による制御プログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。
記憶部13は、HDD、光ディスク又はメモリカード等により構成されており、電子POP装置1で再生される広告情報13aをファイル単位で記憶する。広告情報とは、例えば、静止画及び動画等の画像データと音声データとを含み、表示部15又はスピーカ16によって再生処理が可能な形式であれば、データ形式又はファイル形式は制限されない。また、広告情報としては例えば、販売される商品及び製品等に関する情報、店舗及び売り場で行われるイベント、タイムセール等を通知するための情報等があり、このような広告情報を電子POP装置1によって再生することによって顧客の購買意欲を高めるように訴求することができる。
また記憶部(記憶手段)13には、図3に示すような広告情報テーブル13bが記憶されている。図3は広告情報テーブル13bの登録内容を示す模式図である。図3に示す広告情報テーブル13bには、各商品を識別する識別情報としての商品識別情報毎に、商品の広告情報、商品名、商品のカテゴリーが予め登録されている。広告情報としては、例えば各広告情報を特定するためのファイル名を用いることができる。また、広告情報テーブル13bは、各商品の広告情報の再生回数を登録できるように構成されている。
広告情報テーブル13bは、電子POP装置1によって再生される広告情報の管理を行なう管理者が、操作部14を介して電子POP装置1によって再生される広告情報を追加する都度、制御部10によって登録される。また、読取装置2から転送されてくる商品識別情報に基づいて電子POP装置1が広告情報を再生する都度、制御部10によって各広告情報の再生回数が更新される。
操作部14は、例えば店舗の店員のように電子POP装置1を管理する管理者が操作するために必要な各種のキーを備えており、管理者により各キーが操作された場合、操作されたキーに対応した制御信号を制御部10へ送出する。これにより、制御部10は操作部14から取得した制御信号に従って各種処理を実行する。
表示部15は、例えば液晶表示パネルからなる表示デバイスであり、制御部10からの指示に従って、記憶部13に記憶してある広告情報に含まれる画像データを表示する。また、表示部15は、広告情報に含まれる画像データのほかに、電子POP装置1の動作状態、管理者又は再生される広告情報の視聴者(顧客)に対して通知すべき情報等の表示も行なう。なお、表示部15の一部又は全部をタッチパネル方式のものとすることにより、操作部14の各種のキーのうちの一部又は全部を代用することも可能である。
スピーカ16は、制御部10からの指示に従って、記憶部13に記憶してある広告情報に含まれる音声データを音声出力する。また、スピーカ16は、広告情報に含まれる音声データのほかに、管理者又は顧客に対して通知すべき各種情報の音声出力も行なう。
接続部17は、信号線Lを接続するための接続部であり、信号線Lを介して接続された読取装置2との間でデータの送受信を行なう。本実施形態1では、電子POP装置1は、読取装置2がバーコードを読み取って取得した商品識別情報を信号線Lを介して取得するように構成されており、接続部17は、読取装置2から転送されてくる商品識別情報を受け付ける受付手段として動作する。また、接続部17は、読取装置2から取得した商品識別情報をRAM12へ送出し、RAM12に一旦記憶させる。
上述した構成により、本実施形態1の電子POP装置1の制御部10は、読取装置2から取得した商品識別情報に対応する広告情報を広告情報テーブル13bに基づいて特定し、特定した広告情報を記憶部13からRAM12に読み出し、読み出した広告情報を再生させる制御手段として動作する。具体的には、制御部10は、RAM12に読み出した広告情報に含まれる画像データを表示部(再生手段)15に表示させ、RAM12に読み出した広告情報に含まれる音声データをスピーカ(再生手段)16によって音声出力させる。
これにより、商品に関する情報を取得したい顧客が、商品に付与されているバーコードを読取装置2に読み取らせた場合、読取装置2がバーコードを読み取って取得した商品識別情報が電子POP装置1へ転送され、電子POP装置1が対応する広告情報を再生させる。よって、顧客が所望する広告情報を適切に提供することができる。
ここで、本実施形態1の電子POP装置1が、読取装置2から取得した商品識別情報に対応する広告情報を再生した場合、制御部10は、再生した広告情報に対応して広告情報テーブル13bに登録してある再生回数に1を加算する。これにより、制御部10は、読取装置2を介して受け付けた商品識別情報の受付回数(再生回数)を計数する計数手段として動作する。
このように、電子POP装置1が、読取装置2から受け付けた商品識別情報に従って広告情報を再生する都度、広告情報テーブル13bの再生回数の欄を更新することにより、電子POP装置1で再生された各広告情報の再生回数を把握することができる。また、各広告情報の再生回数に基づいて、この電子POP装置1が設置されている場所の状況を判断することができる。例えば、電子POP装置1の近傍に陳列された商品ほど、広告情報の再生回数が多くなることは推測できるので、電子POP装置1の近傍には、広告情報の再生回数が多い商品が陳列されていると判断できる。
従って、本実施形態1の電子POP装置1において、制御部10は、広告情報テーブル13bに登録された各広告情報の再生回数に基づいて、自身の近傍に陳列された商品を特定する判断手段として動作する。そして、制御部10は、これ以降、特定した商品の広告情報を再生させることにより、電子POP装置1の設置場所の状況に応じた広告情報を再生させることができる。これにより、電子POP装置1に対して、設置場所に応じた広告情報の再生処理を実行させるような設定を行なうことなく、顧客の利用に応じて周囲の状況を判断し、各売り場に応じた広告情報を再生させることができるので、店員による設定操作の負担を軽減できると共に、効率よく商品を宣伝することができる。
なお、以下では、電子POP装置1は、特定した商品の広告情報だけでなく、特定した商品のカテゴリーに含まれる各商品の広告情報を再生させる構成を例に説明する。即ち、電子POP装置1の設置場所の状況として、近傍に陳列されている可能性の高い商品のカテゴリーを特定し、特定したカテゴリーに含まれる商品の広告情報を提供することにより、電子POP装置1の周囲に陳列されている可能性の高い商品の広告情報を順次提供することができるので、効率よく商品を宣伝することができる。
以下に、本実施形態1の電子POP装置1が広告情報の再生処理を行なう際の処理について説明する。図4は電子POP装置1による広告情報の再生処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、電子POP装置1のROM11又は記憶部13に記憶してある制御プログラムに従って制御部10によって実行される。
電子POP装置1が通常動作を行なっている場合、制御部10は、予め設定された所定の広告情報の再生処理を開始する(S1)。制御部10は、接続部17を介して読取装置2から商品識別情報を取得したか否かを判断し(S2)、商品識別情報を取得していない場合(S2:NO)、ステップS1で開始した広告情報の再生処理を継続する。
読取装置2から商品識別情報を取得した場合(S2:YES)、制御部10は、取得した商品識別情報に対応する広告情報を広告情報テーブル13bに基づいて特定し、特定した広告情報を記憶部13からRAM12に読み出す(S3)。制御部10は、ステップS1で開始した実行中の再生処理を終了し(S4)、ステップS3でRAM12に読み出した広告情報を再生させる(S5)。制御部10は、広告情報の再生処理が終了した場合、再生した広告情報に対応して広告情報テーブル13bに登録してある再生回数に1を加算する(S6)。
制御部10は、広告情報テーブル13bに登録された各広告情報の再生回数に基づいて、再生回数が多い商品を特定し(S7)、特定した商品のカテゴリーを特定する(S8)。そして、制御部10は、特定したカテゴリーに含まれる各商品の広告情報を広告情報テーブル13bに基づいて特定し、特定した広告情報の再生処理を開始する(S9)。ここでは例えば、広告情報テーブル13bに登録されている各広告情報から、特定したカテゴリーに含まれている広告情報を抽出し、抽出した広告情報を商品番号の順に再生すればよい。
制御部10は、例えば店員が操作部14を操作することによって電子POP装置1による上述したような処理の終了が指示されたか否かを判断し(S10)、処理の終了が指示されたと判断した場合(S10:YES)、上述した処理を終了する。処理の終了が指示されていないと判断した場合(S10:NO)、制御部10はステップS2へ処理を戻し、接続部17を介して読取装置2から商品識別情報を取得する都度、上述したステップS3〜S10の処理を繰り返す。
(実施形態2)
以下に、実施形態2における電子POP装置について説明する。図5は実施形態2に係る電子POP装置の構成例を示すブロック図である。なお、本実施形態2の電子POP装置は、上述した実施形態1の電子POP装置1と同様の構成を有しており、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。また、本実施形態2において、電子POP装置1に接続されて利用される読取装置2は、実施形態1で説明した読取装置2と同一の構成であるので説明を省略する。
本実施形態2の電子POP装置1は、図2に示した各構成のほかに、図6に示すような顧客情報テーブル13cが予め記憶部(ユーザ情報記憶手段)13に記憶されている。図6は顧客情報テーブル13cの登録内容を示す模式図である。図6に示す顧客情報テーブル13cには、各顧客(ユーザ)を識別する顧客識別情報(ユーザ識別情報)に、顧客情報(ユーザ情報)が対応付けて登録されている。顧客情報には、各顧客の年齢、性別、購入履歴、累計ポイント等が含まれる。
本実施形態2では、各顧客は店舗に対して予めメンバー登録を行なっており、各顧客に割り当てられた顧客識別情報をコード化したバーコードが付与されたメンバーズカードが各顧客に配布されている。従って、顧客情報テーブル13cは、新たな顧客がメンバー登録を行なった場合に、店舗の管理者が、操作部14を介して新たな顧客の顧客情報を追加する都度、制御部10によって登録される。また、各顧客がメンバーズカードを提示して商品を購入する都度、顧客情報テーブル13cの各顧客の購入履歴及び累計ポイントが制御部10によって更新される。なお、購入履歴は、例えば、購入日時と、購入した商品を示す商品名又は商品識別情報とを含み、累計ポイントは、購入金額に応じたポイントを累計したポイントである。
上述した構成により、本実施形態2では、顧客がメンバーズカードのバーコードを読取装置2に読み取らせた場合、読取装置2の読取部24がメンバーズカードのバーコードを読み取り、制御部20がROM21に記憶してある解読処理プログラムをRAM22に読み出して実行することにより、メンバーズカードのバーコードが示す顧客識別情報を取得する。読取装置2は、取得した顧客識別情報を信号線Lを介して電子POP装置1へ転送する。
電子POP装置1の接続部17は、読取装置2から転送されてくる顧客識別情報を受け付けるユーザ識別情報受付手段として動作し、読取装置2から取得した顧客識別情報をRAM12へ送出して一旦記憶させる。これにより、電子POP装置1の制御部10は、接続部17を介して取得した顧客識別情報に対応する顧客情報を顧客情報テーブル13cから取得することができる。
本実施形態2では、読取装置2が、メンバーズカードに付与されているバーコードに基づいて顧客識別情報を取得する構成について説明するが、1次元バーコード、2次元バーコード等に限られず、各種のコードの読み取りが可能な読取装置を用いて商品識別情報を取得する構成としてもよい。なお、商品に付与されているバーコードと、メンバーズカードに付与されているバーコードとが同一規格のコードであれば、読取装置2の読取部24によって商品識別情報及び顧客識別情報を取得することができる。しかし、異なる規格のコードであってもよく、この場合、商品に付与されたコードと、メンバーズカードに付与されたコードとを読み取る読取部をそれぞれ備えればよい。
本実施形態2の電子POP装置1は、実施形態1で説明したように、顧客が読取装置2に商品のバーコードを読み取らせることによって読取装置2から取得した商品識別情報に対応する広告情報を再生すると共に、再生した広告情報の再生回数を計数する。また、本実施形態2の電子POP装置1は、各広告情報の再生回数に基づいて自身の設置場所の状況を判断すると共に、自身の周囲の状況に応じた広告情報の再生処理を行なう。具体的には、電子POP装置1の制御部10は、広告情報の再生回数が多く、電子POP装置1の周囲に陳列されている可能性の高い商品を特定し、特定した商品のカテゴリーを広告情報テーブル13bから特定する。そして、制御部10は、特定したカテゴリーに含まれる各商品の広告情報を順次再生させる。
このように、周囲の状況に応じた広告情報を再生している電子POP装置1において、読取装置2から顧客識別情報を取得した場合、制御部10は、取得した顧客識別情報に対応する顧客情報を顧客情報テーブル13cから取得し、取得した顧客情報と、自身の周囲の状況とに応じた広告情報を選択する選択手段として動作する。そして、制御部10は、選択した広告情報をRAM12に一旦記憶させた後、再生処理を行なう。具体的には、制御部10は、RAM12に記憶させた広告情報に含まれる画像データを表示部15に表示させ、RAM12に記憶させた広告情報に含まれる音声データをスピーカ16によって音声出力させる。
以下に、読取装置2がメンバーズカードのバーコードから読み取った顧客識別情報に対応する顧客情報と、電子POP装置1の周囲の状況とに基づいて電子POP装置1が広告情報を選択する処理について説明する。まず、電子POP装置1が、自身の周囲に陳列されている商品のカテゴリーが酒類であると判断し、酒類に含まれる各商品の広告情報を再生している状態で、読取装置2から顧客識別情報を取得した場合に、取得した顧客識別情報に対応する顧客情報のうちの購入履歴に基づいて広告情報を選択する処理について説明する。
電子POP装置1の制御部10は、酒類に含まれる各商品の広告情報を再生している状態で、読取装置2から顧客識別情報を取得した場合、取得した顧客識別情報に対応する購入履歴を顧客情報テーブル13cから読み出してRAM12に記憶させる。制御部10は、RAM12に記憶させた購入履歴から、カテゴリーが酒類である商品を検索し、検索できた場合、検索された商品の広告情報を再生すべき広告情報として記憶部13からRAM12に読み出す。そして、制御部10はRAM12に読み出した広告情報の再生処理を行なう。
例えば、購入履歴にビール1を検索できた場合、制御部10は、ビール1の広告情報の再生処理を行なう。なお、購入履歴から所定のカテゴリー(ここでは酒類)の商品を検索できなかった場合、制御部10は、所定のカテゴリーに含まれる各商品の広告情報の再生処理を続行する。このように購入経験のある商品の宣伝を行なうことにより、各商品を購入する可能性の高い顧客に対してピンポイントで各商品の宣伝を行なうことができるので、効率よく商品の宣伝ができる。
次に、電子POP装置1が、自身の周囲に陳列されている商品のカテゴリーが酒類であると判断し、酒類に含まれる各商品の広告情報を再生している状態で、読取装置2から取得した顧客識別情報に対応する顧客情報のうちの年齢に基づいて広告情報を選択する処理について説明する。この場合、図7に示すような広告情報テーブル13bを電子POP装置1の記憶部13に予め記憶させておく。
図7は広告情報テーブル13bの登録内容の変形例を示す模式図である。図7に示す広告情報テーブル13bには、図3に示した広告情報テーブル13bの登録内容のほかに、各商品識別情報毎に、各商品に対して特に販売ターゲットとしたい対象年齢が登録されている。なお、販売ターゲットとしたい対象年齢がない場合には何も登録されない。
電子POP装置1の制御部10は、酒類に含まれる各商品の広告情報を再生している状態で、読取装置2から顧客識別情報を取得した場合、取得した顧客識別情報に対応する年齢を顧客情報テーブル13cから読み出してRAM12に記憶させる。制御部10は、広告情報テーブル13bから、カテゴリーが酒類で、対象年齢がRAM12に記憶させた年齢を含む年齢である商品の広告情報を検索し、検索された広告情報を再生すべき広告情報として記憶部13からRAM12に読み出す。そして、制御部10はRAM12に読み出した広告情報の再生処理を行なう。
例えば、顧客の年齢が45歳である場合、制御部10は、カテゴリーが酒類である商品のうちで、対象年齢に45歳を含む商品の広告情報の再生処理を行なう。なお、対象年齢に顧客の年齢を含む商品を検索できなかった場合、制御部10は、所定のカテゴリー(ここでは酒類)に含まれる各商品の広告情報の再生処理を続行する。このように販売ターゲットとしたい年齢の顧客に対して各商品の宣伝を行なうことにより、販売主が宣伝したい顧客に対して効率よく商品を宣伝することができる。
次に、電子POP装置1が、自身の周囲に陳列されている商品のカテゴリーが酒類であると判断し、酒類に含まれる各商品の広告情報を再生している状態で、読取装置2から取得した顧客識別情報に対応する顧客情報のうちの性別に基づいて広告情報を選択する処理について説明する。この場合、図7に示した広告情報テーブル13bの登録内容である対象年齢の代わりに、各商品に対して特に販売ターゲットとしたい対象性別を登録しておけばよいので図示を省略する。なお、販売ターゲットとしたい性別がない場合には何も登録しない。
電子POP装置1の制御部10は、酒類に含まれる各商品の広告情報を再生している状態で、読取装置2から顧客識別情報を取得した場合、取得した顧客識別情報に対応する性別を顧客情報テーブル13cから読み出してRAM12に記憶させる。制御部10は、広告情報テーブル13bから、カテゴリーが酒類で、対象性別がRAM12に記憶させた性別である商品の広告情報を検索し、検索された広告情報を再生すべき広告情報として記憶部13からRAM12に読み出す。そして、制御部10はRAM12に読み出した広告情報の再生処理を行なう。
例えば、顧客が女性である場合、制御部10は、カテゴリーが酒類である商品のうちで、対象性別が女性である商品の広告情報の再生処理を行なう。なお、顧客の性別を対象性別とする商品を検索できなかった場合、制御部10は、所定のカテゴリー(ここでは酒類)に含まれる各商品の広告情報の再生処理を続行する。このように販売ターゲットとしたい性別の顧客に対して各商品の宣伝を行なうことにより、販売主が宣伝したい顧客に対して効率よく商品を宣伝することができる。
上述したように、電子POP装置1の設置場所の状況だけでなく、各顧客の顧客情報に基づいて再生すべき広告情報を選択することにより、各顧客毎に最適な広告情報を適切に提供することができ、効率よく商品を宣伝することができる。
以下に、本実施形態2の電子POP装置1が広告情報の再生処理を行なう際の処理について説明する。図8は電子POP装置1による広告情報の再生処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、電子POP装置1のROM11又は記憶部13に記憶してある制御プログラムに従って制御部10によって実行される。
電子POP装置1が通常動作を行なっている場合、制御部10は、読取装置2から取得する商品識別情報に基づいて自身の設置場所の状況を判断すると共に、自身の周囲の状況に応じた広告情報の再生処理を開始する(S11)。制御部10は、接続部17を介して読取装置2から顧客識別情報を取得したか否かを判断し(S12)、顧客識別情報を取得していない場合(S12:NO)、ステップS11で開始した広告情報の再生処理を継続する。
読取装置2から顧客識別情報を取得した場合(S12:YES)、制御部10は、取得した顧客識別情報に対応する顧客情報を顧客情報テーブル13cからRAM12に読み出し(S13)、読み出した顧客情報と自身の周囲の状況とに応じた広告情報を特定し、特定した広告情報を記憶部13からRAM12に読み出す(S14)。なお、顧客情報と電子POP装置1の周囲の状況とに応じた広告情報は、上述したように、各顧客の購入履歴、年齢又は性別に基づいて特定される。制御部10は、ステップS11で開始した実行中の再生処理を終了し(S15)、ステップS14でRAM12に読み出した広告情報の再生処理を開始する(S16)。
制御部10は、メンバーズカードを読取装置2に読み取らせた顧客が操作部14を操作することによって実行中の広告情報の再生処理の終了が指示されたか否かを判断し(S17)、再生処理の終了が指示されていないと判断した場合(S17:NO)、ステップS16で開始した広告情報の再生処理を継続する。再生処理の終了が指示されたと判断した場合(S17:YES)、制御部10は、ステップS16で開始した実行中の再生処理を終了する(S18)。
制御部10は、例えば店員が操作部14を操作することによって電子POP装置1による上述したような処理の終了が指示されたか否かを判断し(S19)、処理の終了が指示されたと判断した場合(S19:YES)、上述した処理を終了する。処理の終了が指示されていないと判断した場合(S19:NO)、制御部10はステップS11へ処理を戻し、自身の設置場所の状況に応じた広告情報の再生処理を再度開始し(S11)、接続部17を介して読取装置2から顧客識別情報を取得する都度、上述したステップS13〜S19の処理を繰り返す。
(実施形態3)
以下に、実施形態3における電子POP装置について説明する。図9は実施形態3に係る電子POP装置の構成例を示すブロック図である。なお、本実施形態3の電子POP装置は、上述した実施形態2の電子POP装置1と同様の構成を有しており、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。また、本実施形態3において、電子POP装置1に接続されて利用される読取装置2は、実施形態1,2で説明した読取装置2と同一の構成であるので説明を省略する。
本実施形態3の電子POP装置1は、図5に示した各構成のほかに、電子POP装置1の周囲の状況及び顧客の顧客情報に基づいて広告情報を生成するための広告情報生成処理プログラム13dが予め記憶部13に記憶されている。
上述の実施形態2では、電子POP装置1が、周囲の状況及び各顧客の顧客情報に基づいて最適な広告情報を選択して再生する構成について説明した。本実施形態3では、電子POP装置1が、周囲の状況及び各顧客の顧客情報に基づいて広告情報を生成し、生成した広告情報を再生する構成について説明する。これにより、予め電子POP装置1に用意されている広告情報だけでなく、顧客毎により最適な広告情報を提供することができる。
本実施形態3では、顧客がメンバーズカードのバーコードを読取装置2に読み取らせた場合、実施形態2で説明したように、読取装置2の読取部24がメンバーズカードのバーコードを読み取り、制御部20がROM21に記憶してある解読処理プログラムをRAM22に読み出して実行することにより、メンバーズカードのバーコードが示す顧客識別情報を取得する。また、読取装置2は、取得した顧客識別情報を信号線Lを介して電子POP装置1へ転送し、電子POP装置1は、取得した顧客識別情報に対応する顧客情報を顧客情報テーブル13cから取得する。
また、本実施形態3の電子POP装置1は、実施形態1で説明したように、顧客が読取装置2に商品のバーコードを読み取らせることによって読取装置2から取得した商品識別情報に対応する広告情報を再生すると共に、再生した広告情報の再生回数を計数し、各広告情報の再生回数に基づいて自身の設置場所の状況を判断すると共に、自身の設置場所の状況に応じた広告情報の再生処理を行なう。
本実施形態3の電子POP装置1は、自身の周囲の状況に応じた広告情報を再生している状態で読取装置2から顧客識別情報を取得した場合、制御部10が、取得した顧客識別情報に対応する顧客情報を顧客情報テーブル13cから取得し、記憶部13に記憶してある広告情報生成処理プログラム13dを実行することにより、取得した顧客情報と、自身の周囲の状況とに応じた広告情報を生成する。そして、制御部10は生成した広告情報をRAM12に一旦記憶させた後、再生処理を行なう。
以下に、読取装置2がメンバーズカードのバーコードから読み取った顧客識別情報に対応する顧客情報と、電子POP装置1の周囲の状況とに基づいて電子POP装置1が広告情報を生成する処理について説明する。まず、電子POP装置1が、自身の周囲に陳列されている商品のカテゴリーが酒類であると判断し、酒類に含まれる各商品の広告情報を再生している状態で、読取装置2から顧客識別情報を取得した場合に、取得した顧客識別情報に対応する顧客情報のうちの購入履歴に基づいて広告情報を生成する処理について説明する。
電子POP装置1の制御部10は、酒類に含まれる各商品の広告情報を再生している状態で、読取装置2から顧客識別情報を取得した場合、取得した顧客識別情報に対応する購入履歴を顧客情報テーブル13cから読み出してRAM12に記憶させる。制御部10は、RAM12に記憶させた購入履歴から、カテゴリーが酒類である商品を検索すると共に、記憶部13に記憶してある広告情報生成処理プログラム13dをRAM12に読み出して実行することにより、検索された商品を通知しつつこの商品を宣伝するための広告情報を生成してRAM12に記憶させる。そして、制御部10はRAM12に記憶させた広告情報の再生処理を行なう。
例えば、購入履歴にビール1を検索できた場合、制御部10は、「2月1日にはビール1を御購入ありがとうございました。本日はビール1の特売日です。」のように、ビール1を以前に購入していることを通知しつつビール1を宣伝するための広告情報の再生処理を行なう。なお、購入履歴から所定のカテゴリー(ここでは酒類)の商品を検索できなかった場合、制御部10は、所定のカテゴリーに含まれる各商品の広告情報の再生処理を続行する。このように各商品の購入経験を顧客に通知しつつ商品の宣伝を行なうことにより、各商品を購入する可能性の高い顧客に対して効率よく商品の宣伝ができると共に、顧客の購買意欲をより向上させることができる。
次に、電子POP装置1が、自身の周囲に陳列されている商品のカテゴリーが酒類であると判断し、酒類に含まれる各商品の広告情報を再生している状態で、読取装置2から取得した顧客識別情報に対応する顧客情報のうちの年齢に基づいて広告情報を生成する処理について説明する。この場合、図7に示すような広告情報テーブル13bを電子POP装置1の記憶部13に予め記憶させておく。
電子POP装置1の制御部10は、酒類に含まれる各商品の広告情報を再生している状態で、読取装置2から顧客識別情報を取得した場合、取得した顧客識別情報に対応する年齢を顧客情報テーブル13cから読み出してRAM12に記憶させる。制御部10は、広告情報テーブル13bから、カテゴリーが酒類で、対象年齢がRAM12に記憶させた年齢を含む年齢である商品の広告情報を検索する。制御部10は、記憶部13に記憶してある広告情報生成処理プログラム13dをRAM12に読み出して実行することにより、検索された商品が顧客の年齢を販売対象とした商品であることを通知しつつこの商品を宣伝するための広告情報を生成してRAM12に記憶させる。そして、制御部10はRAM12に記憶させた広告情報の再生処理を行なう。
例えば、カテゴリーが酒類の商品のうちで対象年齢に顧客の年齢を含む商品にビール2を検索できた場合、制御部10は、「お客様にはビール2をおすすめします。ビール2は…」のように、ビール2が顧客に適した商品であることを通知しつつビール2を宣伝するための広告情報の再生処理を行なう。なお、対象年齢に顧客の年齢を含む商品を検索できなかった場合、制御部10は、所定のカテゴリー(ここでは酒類)に含まれる各商品の広告情報の再生処理を続行する。このように各商品が顧客に適した商品であることを通知しつつ商品の宣伝を行なうことにより、販売主が宣伝したい顧客に対して効率よく商品を宣伝できると共に、顧客の購買意欲をより向上させることができる。
次に、電子POP装置1が、自身の周囲に陳列されている商品のカテゴリーが酒類であると判断し、酒類に含まれる各商品の広告情報を再生している状態で、読取装置2から取得した顧客識別情報に対応する顧客情報のうちの性別に基づいて広告情報を生成する処理について説明する。この場合、実施形態2でも説明したように、図7に示した広告情報テーブル13bの登録内容である対象年齢の代わりに、各商品に対して特に販売ターゲットとしたい対象性別を登録しておけばよい。
電子POP装置1の制御部10は、酒類に含まれる各商品の広告情報を再生している状態で、読取装置2から顧客識別情報を取得した場合、取得した顧客識別情報に対応する性別を顧客情報テーブル13cから読み出してRAM12に記憶させる。制御部10は、広告情報テーブル13bから、カテゴリーが酒類で、対象性別がRAM12に記憶させた性別である商品の広告情報を検索する。制御部10は、記憶部13に記憶してある広告情報生成処理プログラム13dをRAM12に読み出して実行することにより、検索された商品が顧客の性別を販売対象とした商品であることを通知しつつこの商品を宣伝するための広告情報を生成してRAM12に記憶させる。そして、制御部10はRAM12に記憶させた広告情報の再生処理を行なう。
例えば、顧客が女性であり、カテゴリーが酒類の商品のうちで対象性別が女性である商品にビール3を検索できた場合、制御部10は、「女性の方にはビール3をおすすめします。ビール3は…」のように、ビール2が顧客に適した商品であることを通知しつつビール3を宣伝するための広告情報の再生処理を行なう。なお、対象性別が顧客の性別である商品を検索できなかった場合、制御部10は、所定のカテゴリー(ここでは酒類)に含まれる各商品の広告情報の再生処理を続行する。このように各商品が顧客に適した商品であることを通知しつつ商品の宣伝を行なうことにより、販売主が宣伝したい顧客に対して効率よく商品を宣伝できると共に、顧客の購買意欲をより向上させることができる。
次に、電子POP装置1が、自身の周囲に陳列されている商品のカテゴリーが酒類であると判断し、酒類に含まれる各商品の広告情報を再生している状態で、読取装置2から取得した顧客識別情報に対応する顧客情報のうちの累計ポイントに基づいて広告情報を生成する処理について説明する。この場合、図7に示した広告情報テーブル13bの登録内容である対象年齢の代わりに、各商品1つとの引き換えが可能な利用ポイント数を登録しておけばよいので図示を省略する。なお、ポイントとの引き換えを行なっていない商品に対しては何も登録しない。
電子POP装置1の制御部10は、酒類に含まれる各商品の広告情報を再生している状態で、読取装置2から顧客識別情報を取得した場合、取得した顧客識別情報に対応する累計ポイントを顧客情報テーブル13cから読み出してRAM12に記憶させる。制御部10は、広告情報テーブル13bから、カテゴリーが酒類で、利用ポイント数がRAM12に記憶させた累計ポイントよりも小さい値の商品の広告情報を検索する。制御部10は、記憶部13に記憶してある広告情報生成処理プログラム13dをRAM12に読み出して実行することにより、検索された商品がポイントとの引き換えが可能であることを通知しつつこの商品を宣伝するための広告情報を生成してRAM12に記憶させる。そして、制御部10はRAM12に記憶させた広告情報の再生処理を行なう。
例えば、顧客の累計ポイントが100ポイントであり、カテゴリーが酒類の商品のうちで利用ポイント数が100よりも小さい値の商品にビール4を検索できた場合、制御部10は、「100ポイントでビール4を1本購入できます。ビール4は…」のように、ビール4がポイントで購入できる商品であることを通知しつつビール4を宣伝するための広告情報の再生処理を行なう。なお、利用ポイント数が顧客の累計ポイントよりも小さい値の商品を検索できなかった場合、制御部10は、所定のカテゴリー(ここでは酒類)に含まれる各商品の広告情報の再生処理を続行する。このようにポイントで購入できる商品を顧客に通知しつつ商品の宣伝を行なうことにより、効率よく商品を宣伝できると共に、顧客の購買意欲をより向上させることができる。
上述したように、電子POP装置1の設置場所の状況だけでなく、各顧客の顧客情報に基づいて広告情報を生成することにより、各顧客毎に最適な広告情報を適切に提供することができ、効率よく商品を宣伝することができる。また、顧客の累計ポイントに基づいて広告情報を生成する場合、ポイントによって購入できる商品の告知だけでなく、ポイント数に応じて発行されるクーポンの告知、各商品を購入した場合に付与されるポイント数の告知等を示した広告情報を生成してもよい。
以下に、本実施形態3の電子POP装置1が広告情報の再生処理を行なう際の処理について説明する。図10は電子POP装置1による広告情報の再生処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、電子POP装置1のROM11又は記憶部13に記憶してある制御プログラムに従って制御部10によって実行される。
電子POP装置1が通常動作を行なっている場合、制御部10は、読取装置2から取得する商品識別情報に基づいて自身の設置場所の状況を判断すると共に、自身の周囲の状況に応じた広告情報の再生処理を開始する(S21)。制御部10は、接続部17を介して読取装置2から顧客識別情報を取得したか否かを判断し(S22)、顧客識別情報を取得していない場合(S22:NO)、ステップS21で開始した広告情報の再生処理を継続する。
読取装置2から顧客識別情報を取得した場合(S22:YES)、制御部10は、取得した顧客識別情報に対応する顧客情報を顧客情報テーブル13cからRAM12に読み出す(S23)。制御部10は、記憶部13に記憶してある広告情報生成処理プログラム13dを実行することにより、RAM12に読み出した顧客情報と、自身の周囲の状況とに応じた広告情報を生成し(S24)、RAM12に一旦記憶させる。なお、顧客情報と電子POP装置1の周囲の状況とに応じた広告情報は、上述したように、各顧客の購入履歴、年齢、性別又は累計ポイントに基づいて生成される。
制御部10は、ステップS21で開始した実行中の再生処理を終了し(S25)、ステップS24で生成した広告情報の再生処理を開始する(S26)。制御部10は、メンバーズカードを読取装置2に読み取らせた顧客が操作部14を操作することによって実行中の広告情報の再生処理の終了が指示されたか否かを判断し(S27)、再生処理の終了が指示されていないと判断した場合(S27:NO)、ステップS26で開始した広告情報の再生処理を継続する。再生処理の終了が指示されたと判断した場合(S27:YES)、制御部10は、ステップS26で開始した実行中の再生処理を終了する(S28)。
制御部10は、例えば店員が操作部14を操作することによって電子POP装置1による上述したような処理の終了が指示されたか否かを判断し(S29)、処理の終了が指示されたと判断した場合(S29:YES)、上述した処理を終了する。処理の終了が指示されていないと判断した場合(S29:NO)、制御部10はステップS21へ処理を戻し、自身の設置場所の状況に応じた広告情報の再生処理を再度開始し(S21)、接続部17を介して読取装置2から顧客識別情報を取得する都度、上述したステップS23〜S29の処理を繰り返す。
(実施形態4)
以下に、本発明に係る再生システムを実施形態4における電子POPシステムを示す図面に基づいて説明する。図11は実施形態4に係る電子POPシステムの構成例を示す模式図、図12は実施形態4に係る電子POPシステムの構成例を示すブロック図である。本実施形態4の電子POPシステム100は、電子POP装置(再生装置)1とコンピュータ(制御装置)3とを接続することにより構成されている。なお、コンピュータ3は、例えば店舗内に設置すればよく、商品の陳列棚の適宜箇所に設置された電子POP装置1の近傍に設置する必要はない。
本実施形態4の電子POP装置1は、上述した実施形態1の電子POP装置1と同様の構成を有しており、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。また、本実施形態4の読取装置2は、上述した実施形態1の読取装置2と同一の構成により実現できるので説明を省略する。
本実施形態4の電子POP装置1は、コンピュータ3との間で、例えばIEEE802.11規格に準拠したWLAN(Wireless LAN)を介した無線通信が可能に構成されている。従って、本実施形態4の電子POP装置1は、図2に示した各構成のほかに、コンピュータ3との間でデータの送受信を行なうための通信部18がバス1aに接続されている。通信部18は、無線通信のために電波の送受信を行なうアンテナ18aに接続されており、制御部10からの指示に従ってアンテナ18aを介して、コンピュータ3との接続を確立する。
また、本実施形態4では、電子POP装置1の記憶部(記憶手段)13に図13に示すような広告情報テーブル13bが記憶されている。図13は広告情報テーブル13bの登録内容を示す模式図である。図13に示す広告情報テーブル13bには、各商品を識別する商品識別情報と商品の広告情報とが対応付けて登録されている。広告情報としては、例えば各広告情報を特定するためのファイル名を用いることができる。
また、本実施形態4では、電子POP装置1とコンピュータ3とは無線通信によってデータの送受信を行なうように構成されているが、無線通信に限られず、例えば、LAN(Local Area Network)、PLC(Power Line Communications)等の通信線を介して接続した構成でもよい。但し、電子POP装置1とコンピュータ3とを無線通信が可能に接続した場合には、商品の売り場に電子POP装置1のみを配置すればよいので、配置に要する面積が少なく、売り場の見た目もよい。また、配線がないので商品の売り場を整頓できると共に、通信線を介して接続する場合のようには、電子POP装置1に表示された広告情報を視聴する顧客に煩わしさを与えない。
上述した実施形態1では、読取装置2がバーコードを読み取って取得した商品識別情報に対応する広告情報の再生処理、読取装置2から取得した商品識別情報に基づいて電子POP装置1の周囲の状況を判断する処理、周囲の状況に基づいて広告情報を選択する処理を電子POP装置1によって行なう構成について説明した。本実施形態4の電子POPシステム100では、電子POP装置1は、読取装置2がバーコードを読み取って取得した商品識別情報に対応する広告情報の再生処理は行なうが、電子POP装置1の周囲の状況を判断する処理、周囲の状況に基づいて広告情報を選択する処理はコンピュータ3によって行なう。従って、電子POP装置1における処理負担を軽減することができる。
コンピュータ3は、例えばパーソナルコンピュータであり、図12に示すように、制御部30、ROM31、RAM32、HDD33、操作部34、表示部35、通信部36等を備え、これらのハードウェア各部はそれぞれバス3aを介して相互に接続されている。
制御部30は、CPU又はMPU等により構成されており、バス3aを介して接続される上述したようなハードウェア各部を制御すると共に、ROM31に予め格納されている制御プログラムに従って種々の動作を実行する。ROM31は、コンピュータ3を本発明の電子POPシステム100に利用できる制御装置として動作させるために必要な種々の制御プログラム等を予め記憶している。RAM32は、SRAM又はSDRAM等で構成され、制御部30による制御プログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。
HDD33は大容量の記憶装置であり、HDD33にはコンピュータ3の動作に必要な種々の制御プログラム、電子POP装置1によって再生可能な広告情報33a、図3に示すような広告情報テーブル33b等が記憶されている。
操作部34は、キーボード及びマウス等であり、例えば店舗の店員のようにコンピュータ3を管理する管理者がコンピュータ3を操作するために必要な各種のキーを備えている。管理者により各キーが操作された場合、操作されたキーに対応した制御信号を制御部30へ送出する。これにより、制御部30は操作部34から取得した制御信号に従って各種処理を実行する。
表示部35は、液晶ディスプレイ又はCRTディスプレイ等の表示デバイスであり、制御部30からの指示に従って、コンピュータ3の動作状態、管理者に対して通知すべき情報等の表示を行なう。
通信部36は、無線通信のために電波の送受信を行なうアンテナ36aに接続されており、制御部30からの指示に従ってアンテナ36aを介して、電子POP装置1との接続を確立する。なお、本実施形態4では、コンピュータ3は、読取装置2が商品に付与されているバーコードを読み取って取得した商品識別情報を電子POP装置1を介して取得するように構成されている。
上述した構成により、本実施形態4の電子POPシステム100では、電子POP装置1は、読取装置2がバーコードを読み取ることによって取得した商品識別情報に対応する広告情報を再生させると共に、読取装置2から取得した商品識別情報を通信部18を介してコンピュータ3へ送出する。コンピュータ3の制御部10は、通信部36を介して電子POP装置1から商品識別情報を取得した場合、取得した商品識別情報に対応して広告情報テーブル33bに登録してある再生回数に1を加算する。これにより、制御部30は、電子POP装置1が読取装置2を介して受け付けた商品識別情報の受付回数(再生回数)を計数する計数手段として動作する。
このように、コンピュータ3が、広告情報テーブル33bの再生回数の欄を更新することにより、電子POP装置1で再生された各広告情報の再生回数を把握することができ、各広告情報の再生回数に基づいて、電子POP装置1が設置されている場所の状況を判断することができる。従って、本実施形態4のコンピュータ3において、制御部30は、広告情報テーブル33bに登録された各広告情報の再生回数に基づいて、電子POP装置1の近傍に陳列された商品を特定する判断手段として動作する。そして、制御部30は、特定した商品の広告情報を再生させる再生指示を電子POP装置1へ送出する。
なお、以下では、電子POP装置1は、近傍に陳列された商品の広告情報だけでなく、近傍に陳列された商品のカテゴリーに含まれる各商品の広告情報を再生させる構成を例に説明する。即ち、コンピュータ3は、電子POP装置1の近傍に陳列されている可能性の高い商品のカテゴリーを特定し、特定したカテゴリーに含まれる商品の広告情報の再生指示を順次電子POP装置1へ送出する。
電子POP装置1の制御部10は、コンピュータ3から再生指示を取得した場合、取得した再生指示に従って広告情報を再生させることにより、自身の周囲の状況に応じた広告情報を再生させることができる。これにより、電子POP装置1に対して、設置場所に応じた広告情報の再生処理を実行させるような設定を行なうことなく、顧客の利用に応じて周囲の状況を判断し、各売り場に応じた広告情報を再生させることができるので、店員による設定操作の負担を軽減できると共に、効率よく商品を宣伝することができる。また、電子POP装置1が再生すべき広告情報の選択処理をコンピュータ3が行なうことにより、電子POP装置1による処理負担を軽減することができる。
なお、コンピュータ3を、電子POP装置1の周囲の状況に応じた広告情報の再生指示を電子POP装置1へ送出する際に、広告情報も電子POP装置1へ送出するように構成した場合には、電子POP装置1に用意されていない広告情報の再生処理も可能となる。
以下に、本実施形態4の電子POPシステム100において電子POP装置1が広告情報の再生処理を行なう際の処理について説明する。図14は電子POPシステム100による広告情報の再生処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、電子POP装置1のROM11又は記憶部13に記憶してある制御プログラムに従って制御部10によって実行されると共に、コンピュータ3のROM31又はHDD33に記憶してある制御プログラムに従って制御部30によって実行される。
電子POP装置1が通常動作を行なっている場合、制御部10は、予め設定された所定の広告情報の再生処理を開始する(S31)。制御部10は、接続部17を介して読取装置2から商品識別情報を取得したか否かを判断し(S32)、商品識別情報を取得していない場合(S32:NO)、ステップS31で開始した広告情報の再生処理を継続する。
読取装置2から商品識別情報を取得した場合(S32:YES)、制御部10は、取得した商品識別情報に対応する広告情報を広告情報テーブル13bに基づいて特定し、特定した広告情報を記憶部13からRAM12に読み出す(S33)。制御部10は、ステップS31で開始した実行中の再生処理を終了し(S34)、ステップS33でRAM12に読み出した広告情報を再生させると共に(S35)、読取装置2から取得した商品識別情報を通信部18からコンピュータ3へ送出する(S36)。
コンピュータ3の制御部30は、通信部36を介して電子POP装置1から商品識別情報を取得した場合、取得した商品識別情報に対応して広告情報テーブル33bに登録してある再生回数に1を加算する(S37)。制御部30は、広告情報テーブル33bに登録された各広告情報の再生回数に基づいて、再生回数が多い商品を特定し(S38)、特定した商品のカテゴリーを特定する(S39)。そして、制御部10は、特定したカテゴリーに含まれる各商品の広告情報の再生指示を通信部36から電子POP装置1へ送出する(S40)。
電子POP装置1の制御部10は、通信部18を介してコンピュータ3から広告情報の再生指示を取得した場合、取得した再生指示に対応する広告情報の再生処理を開始する(S41)。なお、コンピュータ3は、ステップS39で特定したカテゴリーに含まれる各商品の広告情報の再生指示を一括して電子POP装置1へ送出してもよいし、順次電子POP装置1へ送出してもよい。
制御部10は、例えば店員が操作部14を操作することによって電子POP装置1による上述したような処理の終了が指示されたか否かを判断し(S42)、処理の終了が指示されたと判断した場合(S42:YES)、上述した処理を終了する。処理の終了が指示されていないと判断した場合(S42:NO)、制御部10はステップS32へ処理を戻し、接続部17を介して読取装置2から商品識別情報を取得する都度、上述したステップS33〜S42の処理を繰り返す。
上述した実施形態4では、コンピュータ3は、読取装置2が商品のバーコードから読み取った商品識別情報を電子POP装置1を介して取得する構成について説明した。しかし、読取装置2とコンピュータ3とが直接データの送受信を行なうように構成した場合には、コンピュータ3は、読取装置2から直接商品識別情報を取得することができる。
(実施形態5)
以下に、実施形態5における電子POPシステムについて説明する。図15は実施形態5に係る電子POPシステムの構成例を示すブロック図である。なお、本実施形態5の電子POP装置1及び読取装置2は、上述した実施形態4の電子POP装置1及び読取装置2と同一の構成により実現できるので説明を省略する。また、本実施形態5のコンピュータ3は、上述した実施形態4のコンピュータ3と同様の構成を有しており、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態5では、コンピュータ3のHDD(ユーザ情報記憶手段)33に図6に示すような顧客情報テーブル33cが記憶されている。本実施形態5においても、実施形態2で説明したように、各顧客は店舗に対して予めメンバー登録を行なっており、各顧客に割り当てられた顧客識別情報をコード化したバーコードが付与されたメンバーズカードが各顧客に配布されている。
上述した実施形態2では、読取装置2がバーコードを読み取って取得した商品識別情報に対応する広告情報の再生処理、読取装置2から取得した商品識別情報に基づいて電子POP装置1の周囲の状況を判断する処理、周囲の状況及び読取装置2がメンバーズカードのバーコードを読み取って取得した顧客識別情報に対応する顧客情報に基づいて広告情報を選択する処理を電子POP装置1によって行なう構成について説明した。本実施形態5の電子POPシステム100では、電子POP装置1は、読取装置2がバーコードを読み取って取得した商品識別情報に対応する広告情報の再生処理は行なうが、電子POP装置1の周囲の状況を判断する処理、周囲の状況及び顧客情報に基づいて広告情報を選択する処理はコンピュータ3によって行なう。従って、電子POP装置1における処理負担を軽減することができる。
上述した構成により、本実施形態5の電子POPシステム100では、実施形態4で説明したように、電子POP装置1が、読取装置2がバーコードを読み取ることによって取得した商品識別情報に対応する広告情報を再生させると共に、コンピュータ3が、電子POP装置1から取得した商品識別情報に対応する広告情報の再生回数を計数し、各広告情報の再生回数に基づいて電子POP装置1の設置場所の状況を判断する。また、コンピュータ3は、電子POP装置1の周囲の状況に応じた広告情報の再生指示を電子POP装置1へ送出し、電子POP装置1は、コンピュータ3からの再生指示に従って広告情報の再生処理を行なう。
ここで、本実施形態5の電子POPシステム100では、実施形態2で説明したように、顧客がメンバーズカードのバーコードを読取装置2に読み取らせた場合、読取装置2がバーコードから読み取った顧客識別情報を電子POP装置1を介してコンピュータ3が取得する。従って、コンピュータ3の通信部36は、電子POP装置1から転送されてくる顧客識別情報を受け付けるユーザ識別情報受付手段として動作し、取得した顧客識別情報をRAM32に記憶させる。これにより、コンピュータ3の制御部30は、通信部36を介して取得した顧客識別情報に対応する顧客情報を顧客情報テーブル33cから取得することができる。
従って、本実施形態5のコンピュータ3は、電子POP装置1が周囲の状況に応じた広告情報を再生している状態で、電子POP装置1を介して読取装置2から顧客識別情報を取得した場合、制御部30は、取得した顧客識別情報に対応する顧客情報を顧客情報テーブル33cから取得し、取得した顧客情報と、電子POP装置1の周囲の状況とに応じた広告情報を選択する選択手段として動作する。そして、制御部30は、選択した広告情報の再生指示を電子POP装置1へ送出し、電子POP装置1の制御部10は、コンピュータ3からの再生指示に従って広告情報の再生処理を行なう。
なお、読取装置2がメンバーズカードのバーコードから読み取った顧客識別情報に対応する顧客情報と、電子POP装置1の周囲の状況とに基づいてコンピュータ3が広告情報を選択する処理については、実施形態2で説明した処理と同一であるので説明を省略する。具体的には、顧客情報のうちの購入履歴、年齢、性別のいずれかと、電子POP装置1の周囲の状況とに基づいて広告情報を選択する。これにより、電子POP装置1の設置場所の状況だけでなく、各顧客の顧客情報に基づいて再生すべき広告情報を選択することができ、各顧客毎に最適な広告情報を適切に提供することができる。また、電子POP装置1は広告情報の選択処理を行なわないので、電子POP装置1による処理負担を軽減できる。
以下に、本実施形態5の電子POPシステム100において電子POP装置1が広告情報の再生処理を行なう際の処理について説明する。図16は電子POPシステム100による広告情報の再生処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、電子POP装置1のROM11又は記憶部13に記憶してある制御プログラムに従って制御部10によって実行されると共に、コンピュータ3のROM31又はHDD33に記憶してある制御プログラムに従って制御部30によって実行される。
電子POP装置1が通常動作を行なっている場合、制御部10は、コンピュータ3から送出される再生指示に従って、自身の設置場所の状況に応じた広告情報の再生処理を開始する(S51)。制御部10は、接続部17を介して読取装置2から顧客識別情報を取得したか否かを判断し(S52)、顧客識別情報を取得していない場合(S52:NO)、ステップS51で開始した広告情報の再生処理を継続する。
読取装置2から顧客識別情報を取得した場合(S52:YES)、制御部10は、取得した顧客識別情報を通信部18からコンピュータ3へ送出する(S53)。コンピュータ3の制御部30は、通信部36を介して取得した顧客識別情報に対応する顧客情報を顧客情報テーブル33cからRAM32に読み出し(S54)、読み出した顧客情報と電子POP装置1の周囲の状況とに応じた広告情報を特定し(S55)、特定した広告情報の再生指示を通信部36から電子POP装置1へ送出する(S56)。
電子POP装置1の制御部10は、ステップS51で開始した実行中の再生処理を終了し(S57)、通信部18を介してコンピュータ3から取得した再生指示に対応する広告情報の再生処理を開始する(S58)。なお、コンピュータ3は、ステップS54で読み出した顧客情報に対応する各商品の広告情報の再生指示を一括して電子POP装置1へ送出してもよいし、順次電子POP装置1へ送出してもよい。
電子POP装置1の制御部10は、メンバーズカードを読取装置2に読み取らせた顧客が操作部14を操作することによって実行中の広告情報の再生処理の終了が指示されたか否かを判断し(S59)、再生処理の終了が指示されていないと判断した場合(S59:NO)、ステップS57で開始した広告情報の再生処理を継続する。再生処理の終了が指示されたと判断した場合(S59:YES)、制御部10は、ステップS57で開始した実行中の再生処理を終了する(S60)。
制御部10は、例えば店員が操作部14を操作することによって電子POP装置1による上述したような処理の終了が指示されたか否かを判断し(S61)、処理の終了が指示されたと判断した場合(S61:YES)、上述した処理を終了する。処理の終了が指示されていないと判断した場合(S61:NO)、制御部10はステップS51へ処理を戻し、自身の設置場所の状況に応じた広告情報の再生処理を再度開始し(S51)、接続部17を介して読取装置2から顧客識別情報を取得する都度、上述したステップS53〜S61の処理を繰り返す。
上述した実施形態5では、コンピュータ3は、読取装置2がメンバーズカードに付与されているバーコードから読み取った顧客識別情報を電子POP装置1を介して取得する構成について説明した。しかし、読取装置2とコンピュータ3とが直接データの送受信を行なうように構成した場合には、コンピュータ3は、読取装置2から直接顧客識別情報を取得することができる。
(実施形態6)
以下に、実施形態6における電子POPシステムについて説明する。図17は実施形態6に係る電子POPシステムの構成例を示すブロック図である。なお、本実施形態6の電子POP装置1及び読取装置2は、上述した実施形態5の電子POP装置1及び読取装置2と同一の構成により実現できるので説明を省略する。また、本実施形態6のコンピュータ3は、上述した実施形態5のコンピュータ3と同様の構成を有しており、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態6では、コンピュータ3のHDD33に、電子POP装置1の周囲の状況及び顧客の顧客情報に基づいて広告情報を生成するための広告情報生成処理プログラム33dが予め記憶されている。
上述した実施形態3では、読取装置2がバーコードを読み取って取得した商品識別情報に対応する広告情報の再生処理、読取装置2から取得した商品識別情報に基づいて電子POP装置1の周囲の状況を判断する処理、周囲の状況及び読取装置2がメンバーズカードのバーコードを読み取って取得した顧客識別情報に対応する顧客情報に基づいて広告情報を生成する処理を電子POP装置1によって行なう構成について説明した。本実施形態6の電子POPシステム100では、電子POP装置1は、読取装置2がバーコードを読み取って取得した商品識別情報に対応する広告情報の再生処理は行なうが、電子POP装置1の周囲の状況を判断する処理、周囲の状況及び顧客情報に基づいて広告情報を生成する処理はコンピュータ3によって行なう。
即ち、上述の実施形態5では、コンピュータ3が、電子POP装置1の周囲の状況及び各顧客の顧客情報に基づいて最適な広告情報を選択して電子POP装置1に再生させる構成について説明したが、本実施形態6では、コンピュータ3が、電子POP装置1の周囲の状況及び各顧客の顧客情報に基づいて広告情報を生成し、生成した広告情報を電子POP装置1に再生させる構成について説明する。これにより、予め電子POP装置1に用意されている広告情報だけでなく、顧客毎により最適な広告情報を提供することができる。
本実施形態6のコンピュータ3は、電子POP装置1が周囲の状況に応じた広告情報を再生している状態で、電子POP装置1を介して読取装置2から顧客識別情報を取得した場合、制御部30は、取得した顧客識別情報に対応する顧客情報を顧客情報テーブル33cから取得し、記憶部13に記憶してある広告情報生成処理プログラム33dをRAM32に読み出して実行することにより、取得した顧客情報と、電子POP装置1の周囲の状況とに応じた広告情報を生成する。そして、制御部30は、生成した広告情報の再生指示を電子POP装置1へ送出し、電子POP装置1の制御部10は、コンピュータ3からの再生指示に従って広告情報の再生処理を行なう。
なお、読取装置2がメンバーズカードのバーコードから読み取った顧客識別情報に対応する顧客情報と、電子POP装置1の周囲の状況とに基づいてコンピュータ3が広告情報を生成する処理については、実施形態3で説明した処理と同一であるので説明を省略する。具体的には、顧客情報のうちの購入履歴、年齢、性別、累計ポイントのいずれかと、電子POP装置1の周囲の状況とに基づいて広告情報を生成する。これにより、電子POP装置1の設置場所の状況だけでなく、各顧客の顧客情報に基づいて、各顧客毎に最適な広告情報を適切に提供することができる。また、電子POP装置1は広告情報の生成処理を行なわないので、電子POP装置1による処理負担を軽減できる。
以下に、本実施形態6の電子POPシステム100において電子POP装置1が広告情報の再生処理を行なう際の処理について説明する。図18は電子POPシステム100による広告情報の再生処理の手順を示すフローチャートである。なお、以下の処理は、電子POP装置1のROM11又は記憶部13に記憶してある制御プログラムに従って制御部10によって実行されると共に、コンピュータ3のROM31又はHDD33に記憶してある制御プログラムに従って制御部30によって実行される。
電子POP装置1が通常動作を行なっている場合、制御部10は、コンピュータ3から送出される再生指示に従って、自身の設置場所の状況に応じた広告情報の再生処理を開始する(S71)。制御部10は、接続部17を介して読取装置2から顧客識別情報を取得したか否かを判断し(S72)、顧客識別情報を取得していない場合(S72:NO)、ステップS71で開始した広告情報の再生処理を継続する。
読取装置2から顧客識別情報を取得した場合(S72:YES)、制御部10は、取得した顧客識別情報を通信部18からコンピュータ3へ送出する(S73)。コンピュータ3の制御部30は、通信部36を介して取得した顧客識別情報に対応する顧客情報を顧客情報テーブル33cからRAM32に読み出し(S74)、読み出した顧客情報と電子POP装置1の周囲の状況とに応じた広告情報を生成し(S75)、生成した広告情報と共に広告情報の再生指示を通信部36から電子POP装置1へ送出する(S76)。
電子POP装置1の制御部10は、ステップS71で開始した実行中の再生処理を終了し(S77)、通信部18を介してコンピュータ3から取得した広告情報の再生指示に従って広告情報の再生処理を開始する(S78)。電子POP装置1の制御部10は、メンバーズカードを読取装置2に読み取らせた顧客が操作部14を操作することによって実行中の広告情報の再生処理の終了が指示されたか否かを判断し(S79)、再生処理の終了が指示されていないと判断した場合(S79:NO)、ステップS78で開始した広告情報の再生処理を継続する。再生処理の終了が指示されたと判断した場合(S79:YES)、制御部10は、ステップS78で開始した実行中の再生処理を終了する(S80)。
制御部10は、例えば店員が操作部14を操作することによって電子POP装置1による上述したような処理の終了が指示されたか否かを判断し(S81)、処理の終了が指示されたと判断した場合(S81:YES)、上述した処理を終了する。処理の終了が指示されていないと判断した場合(S81:NO)、制御部10はステップS71へ処理を戻し、自身の設置場所の状況に応じた広告情報の再生処理を再度開始し(S71)、接続部17を介して読取装置2から顧客識別情報を取得する都度、上述したステップS73〜S81の処理を繰り返す。
上述した実施形態6においても、コンピュータ3は、読取装置2がメンバーズカードに付与されているバーコードから読み取った顧客識別情報を電子POP装置1を介して取得する構成について説明した。しかし、読取装置2とコンピュータ3とが直接データの送受信を行なうように構成した場合には、コンピュータ3は、読取装置2から直接顧客識別情報を取得することができる。
上述した実施形態5,6では、顧客情報が登録された顧客情報テーブル33cをコンピュータ3のHDD33にのみ格納させるので、顧客情報テーブル33cの内容が更新された場合にはコンピュータ3の顧客情報テーブル33cのみを更新すればよく、顧客情報テーブル33cを管理する管理者の操作負担を軽減できる。また、コンピュータ3のみで顧客情報を管理するので、個人情報の漏洩も防止できる。
上述した実施形態4〜6では、1つのコンピュータ3に1つの電子POP装置1を接続した構成について説明したが、1つのコンピュータ3に複数の電子POP装置1を接続してもよい。この場合、各電子POP装置1に接続された読取装置2が商品のバーコードを読み取って取得した商品識別情報に基づいて各電子POP装置1が再生した広告情報の再生回数を1つのコンピュータ3によって管理することができるので、各電子POP装置1による処理負担を軽減することができる。また、各電子POP装置1に接続された読取装置2がメンバーズカードのバーコードを読み取って取得した顧客識別情報に基づく広告情報の選択処理又は生成処理を1つのコンピュータ3によって実行することができる。
また、コンピュータ3と電子POP装置1とをインターネットを介して接続し、複数の電子POP装置1で再生された広告情報の再生回数をコンピュータ3によって管理することもできる。この場合には、複数の店舗にそれぞれ設置された複数の電子POP装置1で再生された広告情報の再生回数の計数処理、各電子POP装置1の周囲の状況の判断処理、各電子POP装置1の周囲の状況に応じた広告情報の選択処理、電子POP装置1の周囲の状況及び顧客情報に応じた広告情報の選択処理、電子POP装置1の周囲の状況及び顧客情報に応じた広告情報の生成処理等をコンピュータ3によって一括に実行できる。これにより、各店舗の店員が何の操作も行なうことなく、各店舗に設置された電子POP装置1毎に、電子POP装置1の周囲の状況及び各顧客の顧客情報に応じた最適な広告情報の再生処理を実行させることができる。
上述した実施形態1〜6では、電子POP装置1に信号線Lを介して読取装置2を接続する構成について説明したが、読取装置2が内蔵された電子POP装置1を用いてもよい。この場合、電子POP装置1と読取装置2とを接続する信号線Lが不要となるため、電子POP装置1の配置に要する面積がより削減できる。
上述した実施形態1〜6では、各商品の商品識別情報を取得するために商品に付与されているバーコードを利用し、各顧客の商品識別情報を取得するために各顧客に配布されているメンバーズカードに付与されているバーコードを利用する構成について説明した。しかし、例えば、商品識別情報又は顧客識別情報を記憶してあるICカードを利用することもでき、この場合、読取装置2はICカードリーダを利用すればよい。また、商品識別情報又は顧客識別情報を記憶してあるRFID(Radio Frequency Identification)タグを利用することもでき、この場合、読取装置2はRFIDタグの読み取りが可能なリーダを利用すればよい。
また、ICカード又はRFIDタグを利用する場合、読取装置2としてリーダライタを用いることにより、上述した実施形態2,3,5,6では、読取装置2によって顧客識別情報を取得するのみであったが、電子POP装置1に接続されたリーダライタ(読取装置2)にメンバーズカードを読み取らせた場合に、ポイントを加算することもできる。具体的には、リーダライタによってメンバーズカードに装着されているICカード又はRFIDタグに所定のポイントを追加する情報を書き込めばよい。
上述した実施形態1〜6では、電子POP装置1を商品の陳列棚の所定箇所に設置して利用する構成について説明した。しかし、例えば電子POP装置1を買い物カートに取り付けて利用することもできる。例えば、顧客は買い物カートを利用する際に自身のメンバーズカードを読取装置2に読み取らせておくことにより、電子POP装置1は顧客情報を取得する。また、顧客は商品に関する情報を取得したい場合に、読取装置2に商品に付与されているバーコードを読み取らせることにより、電子POP装置1は、商品に関する情報と、顧客情報とに応じた広告情報の再生処理を行なうことができ、各顧客が買い物をしている間、各顧客専用の電子POP装置1として利用することができ、各顧客に最適な広告情報を提供することができる。
実施形態1に係る電子POP装置の設置状態を示す模式図である。 実施形態1に係る電子POP装置の構成例を示すブロック図である。 広告情報テーブルの登録内容を示す模式図である。 電子POP装置による広告情報の再生処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態2に係る電子POP装置の構成例を示すブロック図である。 顧客情報テーブルの登録内容を示す模式図である。 広告情報テーブルの登録内容の変形例を示す模式図である。 電子POP装置による広告情報の再生処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態3に係る電子POP装置の構成例を示すブロック図である。 電子POP装置による広告情報の再生処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態4に係る電子POPシステムの構成例を示す模式図である。 実施形態4に係る電子POPシステムの構成例を示すブロック図である。 広告情報テーブルの登録内容を示す模式図である。 電子POPシステムよる広告情報の再生処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態5に係る電子POPシステムの構成例を示すブロック図である。 電子POPシステムよる広告情報の再生処理の手順を示すフローチャートである。 実施形態6に係る電子POPシステムの構成例を示すブロック図である。 電子POPシステムよる広告情報の再生処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 電子POP装置(再生装置)
10 制御部(制御手段、計数手段、判断手段、選択手段)
13 記憶部(記憶手段、ユーザ情報記憶手段)
17 接続部(受付手段、ユーザ識別情報受付手段)

Claims (16)

  1. 複数の商品を識別する識別情報及び各商品の広告情報を対応付けて記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶してある広告情報を再生する再生手段とを備える再生装置において、
    識別情報を受け付ける受付手段と、
    該受付手段が受け付けた識別情報に対応する広告情報を前記再生手段に再生させる制御手段と、
    前記受付手段が識別情報を受け付けた場合、受け付けた識別情報の受付回数を計数する計数手段と、
    該計数手段が計数した受付回数に基づいて、自身の設置場所の状況を判断する判断手段と
    を備えることを特徴とする再生装置。
  2. 前記判断手段は、前記計数手段が計数した受付回数に基づいて、自身の近傍に陳列されている商品を特定するように構成されており、
    前記制御手段は、前記判断手段によって特定された商品の広告情報を前記再生手段に再生させるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の再生装置。
  3. ユーザを識別するユーザ識別情報及び各ユーザに係るユーザ情報を対応付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、
    ユーザ識別情報を受け付けるユーザ識別情報受付手段と、
    該ユーザ識別情報受付手段が受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザ情報、及び前記判断手段が判断した状況に基づいて、再生すべき広告情報を選択する選択手段と備え、
    前記制御手段は、前記選択手段が選択した広告情報を前記再生手段に再生させるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の再生装置。
  4. 前記ユーザ情報は、各ユーザの購入履歴を含んでおり、
    前記選択手段は、前記ユーザ識別情報受付手段が受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザの購入履歴、及び前記判断手段が判断した状況に基づいて、再生すべき広告情報を選択するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の再生装置。
  5. ユーザを識別するユーザ識別情報及び各ユーザに係るユーザ情報を対応付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、
    ユーザ識別情報を受け付けるユーザ識別情報受付手段と、
    該ユーザ識別情報受付手段が受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザ情報、及び前記判断手段が判断した状況に基づいて、広告情報を生成する手段と備え、
    前記制御手段は、生成された広告情報を前記再生手段に再生させるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の再生装置。
  6. 複数の商品を識別する識別情報及び各商品の広告情報を対応付けて記憶する記憶手段及び該記憶手段に記憶してある広告情報を再生する再生手段を有する再生装置と、該再生装置が行なう再生処理を制御する制御装置とを備える再生システムにおいて、
    前記再生装置は、
    識別情報を受け付ける受付手段と、
    該受付手段が受け付けた識別情報に対応する広告情報を前記再生手段に再生させる制御手段とを有し、
    前記制御装置は、
    前記再生装置の受付手段が受け付けた識別情報の受付回数を計数する計数手段と、
    該計数手段が計数した受付回数に基づいて、前記再生装置の設置場所の状況を判断する判断手段とを有することを特徴とする再生システム。
  7. 前記判断手段は、前記計数手段が計数した受付回数に基づいて、前記再生装置の近傍に陳列されている商品を特定するように構成されており、
    前記制御装置は、前記判断手段によって特定された商品の広告情報の再生指示を前記再生装置へ送出する手段を有し、
    前記再生装置の制御手段は、前記制御装置から送出された再生指示に従って、前記広告情報を前記再生手段に再生させるように構成されていることを特徴とする請求項6に記載の再生システム。
  8. 前記制御装置は、
    ユーザを識別するユーザ識別情報及び各ユーザに係るユーザ情報を対応付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、
    ユーザ識別情報を受け付けるユーザ識別情報受付手段と、
    該ユーザ識別情報受付手段が受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザ情報、及び前記判断手段が判断した状況に基づいて広告情報を選択する選択手段と、
    該選択手段が選択した広告情報の再生指示を前記再生装置へ送出する手段とを有し、
    前記再生装置の制御手段は、前記制御装置から送出された再生指示に従って、前記広告情報を前記再生手段に再生させるように構成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の再生システム。
  9. 前記ユーザ情報は、各ユーザの購入履歴を含んでおり、
    前記選択手段は、前記ユーザ識別情報受付手段が受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザの購入履歴、及び前記判断手段が判断した状況に基づいて広告情報を選択するように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の再生システム。
  10. 前記制御装置は、
    ユーザを識別するユーザ識別情報及び各ユーザに係るユーザ情報を対応付けて記憶するユーザ情報記憶手段と、
    ユーザ識別情報を受け付けるユーザ識別情報受付手段と、
    該ユーザ識別情報受付手段が受け付けたユーザ識別情報に対応するユーザ情報、及び前記判断手段が判断した状況に基づいて広告情報を生成する手段と、
    生成された広告情報の再生指示を前記再生装置へ送出する手段とを有し、
    前記再生装置の制御手段は、前記制御装置から送出された再生指示に従って、前記広告情報を前記再生手段に再生させるように構成されていることを特徴とする請求項6又は7に記載の再生システム。
  11. 複数の商品を識別する識別情報及び各商品の広告情報を対応付けて記憶手段に記憶してある再生装置による前記広告情報の再生方法において、
    識別情報を受け付けるステップと、
    受け付けた識別情報に対応する広告情報を再生するステップと、
    識別情報を受け付けた場合、受け付けた識別情報の受付回数を計数するステップと、
    計数した受付回数に基づいて、前記再生装置の設置場所の状況を判断するステップと
    を含むことを特徴とする再生方法。
  12. コンピュータに、商品の広告情報を再生させるためのコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、
    外部から受け付けた複数の商品を識別する識別情報に対応する広告情報を再生するステップと、
    識別情報を受け付けた場合、受け付けた識別情報の受付回数を計数するステップと、
    計数した受付回数に基づいて、広告情報の再生場所の状況を判断する判断ステップと
    を実行させるためのコンピュータプログラム。
  13. 前記判断ステップは、計数した受付回数に基づいて、広告情報の再生場所の近傍に陳列されている商品を特定するステップであり、
    コンピュータに、特定した商品の広告情報を再生するステップを実行させるための請求項12に記載のコンピュータプログラム。
  14. コンピュータに、
    外部から受け付けたユーザ識別情報によって識別されるユーザに係る情報、及び前記判断ステップで判断された状況に基づいて、再生すべき広告情報を選択する選択ステップと、
    該選択ステップで選択した広告情報を再生するステップと
    を実行させるための請求項12又は13に記載のコンピュータプログラム。
  15. 前記ユーザ情報は、各ユーザの購入履歴を含んでおり、
    前記選択ステップは、外部から受け付けたユーザ識別情報によって識別されるユーザの購入履歴、及び前記判断ステップで判断された状況に基づいて、再生すべき広告情報を選択するステップである請求項14に記載のコンピュータプログラム。
  16. コンピュータに、
    外部から受け付けたユーザ識別情報によって識別されるユーザに係る情報、及び前記判断ステップで判断された状況に基づいて、広告情報を生成するステップと、
    生成された広告情報を再生するステップと
    を実行させるための請求項12乃至15のいずれかひとつに記載のコンピュータプログラム。
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