JPH1152900A - 広告表示システムおよび記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、広告情報を画面上に表示する広告
表示システムおよび記録媒体に関し、ＰＯＳ端末などで
顧客が商品を購入あるいはカード読み取り装置で顧客Ｉ
Ｄを読み取ったりしたときなどに顧客情報をもとに最適
な広告を選択して表示すると共に広告ポイントを加算し
て顧客に広告の視聴を促し、顧客対応の広告の視聴率を
向上させて商品販促することを目的とする。 【解決手段】 顧客ＩＤに対応づけて顧客情報を登録す
る顧客データベースと、顧客情報に対応づけて商品の広
告情報を登録する広告情報テーブルと、顧客ＩＤの入力
があったときに、顧客データベースを参照して該当する
顧客情報を読み出して顧客情報をもとに広告情報テーブ
ルを参照して該当する広告情報を見つけて画面上に表示
する手段とを備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、広告情報を画面上
に表示する広告表示システムおよび記録媒体に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来、店舗例えばＰＯＳ端末の近傍にお
ける商品の広告は、ＴＶやコンピュータ画面上に店の広
告や商品広告を一方的に表示し、顧客が当該ＰＯＳ端末
で精算中であっても興味のある商品情報の表示や音声が
流れたときにしか視聴していないのが実情であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
ＰＯＳ端末の近傍におけるＴＶなどの画面上に商品の広
告を表示したり、音声を流したりする広告は、店が店や
商品の広告を一方的に表示などしていたため、顧客の要
望に合致した商品の情報ではなくて視聴率が悪いなどの
問題があった。

【０００４】本発明は、これらの問題を解決するため、
ＰＯＳ端末などで顧客が商品を購入あるいはカード読み
取り装置で顧客ＩＤを読み取ったりしたときなどに顧客
情報をもとに最適な広告を選択して表示すると共に広告
ポイントを加算して顧客に広告の視聴を促し、顧客対応
の広告の視聴率を向上させて商品販促することを目的と
している。

【０００５】

【課題を解決するための手段】図１を参照して課題を解
決するための手段を説明する。図１において、広告表示
装置１は、テーブルおよびデータベースを参照して顧客
情報に対応した最適な広告情報を表示装置２に表示した
りなどするものである。

【０００６】表示装置２は、広告を表示したり、音声を
発声するスピーカなどを備えたりなどしたものである。
テーブル３は、各種情報を登録したテーブルであって、
広告情報を登録した広告情報テーブル１３などである。

【０００７】顧客ＤＢ５は、顧客情報を登録するもので
ある。商品マスタ６は、商品に関する情報（商品コー
ド、商品名、単価など）を登録するものである。

【０００８】ＰＯＳ端末８は、商品の精算などを行うも
のである。次に、動作を説明する。広告表示装置１がカ
ードリーダ４、１０などから顧客ＩＤの入力があったと
きに、顧客データベース５を参照して顧客情報を読み出
し、この顧客情報をもとに広告情報テーブル１３を参照
して該当する広告情報を見つけ、表示装置２の画面上に
顧客に最適な広告を表示するようにしている。

【０００９】また、広告情報を見つけて画面上に表示し
たときに、併せて当該顧客の広告ポイントを加算するよ
うにしている。また、ＰＯＳ端末８などで商品の商品名
や価額を読みとって精算するときに広告ポイントがあっ
たときに商品の割引あるいはサービスの提供を行うよう
にしているまた、商品の割引あるいはサービスの提供を
行う場合に、加算した広告ポイントの値に対応した商品
の割引あるいはサービスの提供を行うようにしている。

【００１０】従って、ＰＯＳ端末８などで顧客が商品を
購入あるいはカードリーダで顧客ＩＤを読み取ったとき
に顧客情報をもとに最適な広告を選択して表示すると共
に広告ポイントを加算して顧客に広告の視聴を促すこと
により、顧客対応の広告の視聴率を向上させて商品販促
することが可能となる。

【００１１】

【発明の実施の形態】次に、図１から図８を用いて本発
明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。

【００１２】図１は、本発明のシステム構成図を示す。
図１において、広告表示装置１は、テーブル３およびＬ
ＡＮを介して顧客ＤＢ（顧客データベース）５、商品マ
スタ６を参照し、顧客に最適な広告情報を表示したり、
広告を見た顧客の広告ポイントを加算したりなどするも
のである（図２を参照して詳述する）。

【００１３】表示装置２は、広告を表示したり、音声を
発声したりする機能を持たせたものである。テーブル３
は、各種情報を設定したものであって、広告スケジュー
ル情報テーブル１１、商品サービステーブル１２、広告
情報テーブル１３などである。

【００１４】広告スケジュール情報テーブル１１は、表
示装置２に表示する広告情報のスケジュール（時間およ
び表示する広告情報の順番などのスケジュール）を設定
したものである。

【００１５】商品サービステーブル１２は、広告ポイン
トに対応した商品の割引あるいはサービスの提供を行う
情報を設定したものである。広告情報テーブル１３は、
顧客の顧客情報に対応づけて最適な広告情報を設定した
ものである。

【００１６】カードリーダ４は、顧客のカードから顧客
ＩＤなどを読み取るものである。顧客ＤＢ（顧客データ
ベース）５は、顧客ＩＤに対応づけて各種顧客情報（氏
名、年齢、住所、性別、商品別の購入量や購入額などの
顧客情報）を登録したものである。

【００１７】商品マスタ６は、商品コードに対応づけて
各種商品情報（商品名、単価などの商品情報）を登録し
たものである。サーバ７は、顧客ＤＢ５および商品ＤＢ
６などを登録して管理したり、ＬＡＮを介したアクセス
要求に対応する顧客情報や商品情報などを検索して返送
したりなどするものである。

【００１８】ＰＯＳ端末８は、商品のバーコードを読み
とって顧客の購入した商品の精算などを行うものであ
る。バーコードリーダ９は、商品に添付されたバーコー
ドを読み取るものある。

【００１９】カードリーダ１０は、顧客のカードから顧
客情報を読み取るものである。次に、図２のフローチャ
ートに示す順番に従い、図１の構成の動作を詳細に説明
する。

【００２０】図２は、本発明の動作説明フローチャート
（その１）を示す。図２において、Ｓ１は、広告スケジ
ュール情報テーブル１１を参照して広告を表示する。こ
れは、図１の広告表示装置１がテーブル３中の後述する
図５の広告スケジュール情報テーブル１１を参照して該
当する番号の広告情報、例えば広告スケジュール情報テ
ーブル１１の先頭から順番（末尾にいったときは先頭の
順番）に所定時間毎に順次広告情報を取り出し、表示装
置２の画面上に表示および音声で広告内容を発声する。

【００２１】Ｓ２は、顧客ＩＤカードが差し込まれたか
判別する。これは、図１のカードリーダ４（あるいはカ
ードリーダ１０）に顧客ＩＤカードが差し込まれて顧客
情報が読みとられたか判別する。ＹＥＳの場合には、Ｓ
３に進む。ＮＯの場合には、Ｓ１に戻り、所定時間毎に
順次広告情報を変えて表示などすることを繰り返す。

【００２２】Ｓ３は、顧客データベース５を参照する。
これは、Ｓ２のＹＥＳで顧客ＩＤが読み取られたことが
判明したので、当該顧客ＩＤをキーに後述する図４の顧
客データベース５を参照し、当該顧客ＩＤの顧客情報
（年齢、性別、購入した商品情報など）を読みだす。

【００２３】Ｓ４は、顧客を認識する。これは、Ｓ３の
顧客データベース５から顧客情報を読み出し、当該顧客
を認識する。Ｓ５は、年齢・性別等により、表示する広
告を広告情報テーブエル１３を参照して決定する。これ
は、顧客情報中の年齢、性別などのをもとに、後述する
図７の広告情報テーブル１３を参照して決定し、決定し
た広告情報を取り出す。

【００２４】Ｓ６は、広告を表示する。これは、Ｓ５で
決定して取り出した広告情報を表示装置２の画面上に表
示および音声で発声する。Ｓ７は、広告ポイントを顧客
データベース５に加算する。これは、後述する図４の顧
客データベース５中に示すように該当する顧客ＩＤの広
告ポイントに加算し、広告ポイントの累積を記憶してお
く。

【００２５】以上によって、顧客が顧客ＩＤカードを読
みとらせると自動的に読みとった顧客ＩＤをもとに顧客
データベース５から顧客情報を取り出し、当該取り出し
た顧客情報中の年齢・性別等をもとに広告情報テーブル
１３から最適な広告情報を取り出し、表示および音声で
発声したりする。これにより、顧客に対応して最適な広
告を表示・音声で発声し、しかも広告を見た顧客には広
告ポイントを加算し、後述する図３で当該広告ポイント
に対応した商品の割引あるいは所定のサービスを提供す
ることが可能となる。

【００２６】図３は、本発明の動作説明フローチャート
（その２）を示す。図３において、Ｓ１１は、顧客ＩＤ
を読み取る。これは、例えば図１のカードリーダ１０か
ら顧客ＩＤカードの顧客ＩＤを読み取る。

【００２７】Ｓ１２は、顧客データベースを参照する。
これは、図１のＰＯＳ端末８がＳ１１で読みとった顧客
ＩＤをもとに、ＬＡＮを経由してサーバ７に依頼して顧
客ＤＢ５を検索して当該顧客ＩＤの顧客情報を読み取
る。

【００２８】Ｓ１３は、顧客を認識する。これは、Ｓ１
２で顧客データベース５から読みとった顧客情報によっ
て顧客の個人情報を認識する。Ｓ１４は、商品コードを
読み取る。これは、図１のバーコードリーダ９によっ
て、顧客が購入しようとして買物かごにいれてＰＯＳ端
末８の台の上に載せた商品について、バーコードリーダ
９によって商品コードなどを読み取る。

【００２９】Ｓ１５は、商品を認識する。これは、ＰＯ
Ｓ端末８がＳ１４で読み取った商品コードをもとに、Ｌ
ＡＮを経由してサーバ７に商品マスタ６の検索を依頼
し、当該商品コードの商品情報（商品名、単価など）の
転送を受ける。

【００３０】Ｓ１６は、商品に関する広告ポイントがあ
るか判別する。これは、ＰＯＳ端末８が併せてＬＡＮを
経由したサーバ７に商品マスタ６を検索して当該顧客Ｉ
Ｄの広告ポイントの転送を受けて、当該広告ポイントが
加算されているか判別する。ＹＥＳの場合には、Ｓ１
７、Ｓ１８の商品割引処理を行う。一方、ＮＯの場合に
は、広告ポイントが無いと判明したので、商品割引処理
を行うことなく終了する（通常のＰＯＳ端末による価額
の累積を求め、顧客カードで支払（あるいは現金で支
払）したときにレシートを印字して放出などの処理を行
う。

【００３１】Ｓ１７は、顧客データベース５と商品サー
ビステーブル１２を参照して商品単価を変更する。これ
は、Ｓ１６のＹＥＳで広告ポイントがあると判明したの
で、顧客データベース５と商品サービステーブル１２を
参照して商品単価を変更、例えば後述する図６の商品サ
ービステーブル１２を参照し、現在の広告ポイントをも
とに購入する商品の売価に対する割引率を読み出し、商
品の単価を割引率を考慮して変更する。

【００３２】Ｓ１８は、広告ポイントを精算する。これ
は、Ｓ１７で商品の割引を行い、広告ポイントを使用し
たので、その使用分だけ広告ポイント（図４の顧客デー
タベース５中の広告ポイント）を精算する。

【００３３】以上によって、ＰＯＳ端末８が顧客ＩＤを
読み取って顧客データベース５を参照して顧客情報（広
告ポイントなど）を取り出し、次に商品のバーコードか
ら読み取った商品コードをもとに商品マスタ６を参照し
て商品名、単価を取り出し、商品サービステーブル１２
を参照して広告ポイントに対応する割引率を求め、この
割引率をもとに商品の売価を変更して精算することによ
り、顧客が広告を見たときに広告ポイントを加算して記
憶しておき、商品の購入時に対応する割引率で売価を変
更し、広告を見た顧客には商品を安く販売して広告情報
の視聴を促すことが可能となる。

【００３４】尚、広告ポイントで商品の割引率を求めて
商品の売価を変更したが、商品の売価を変更する替わり
に、特定のサービスや景品を提供するようにし、広告の
視聴を促すようにしてもよい。

【００３５】図４は、本発明の顧客データベース例を示
す。この顧客データベース４は、顧客ＩＤに対応づけて
図示の下記の項目を登録して管理するものである。 ・顧客ＩＤ：キー ・氏名：顧客の氏名 ・年齢：顧客の年齢 ・性別：顧客の性別 ・商品１： ・商品２： ・広告ポイント：顧客が広告を見たときに加算した広告
ポイント ・その他： ここで、広告ポイントは、既述した図２のＳ７で顧客が
広告を視聴したときに加算して記憶したものである。

【００３６】図５は、本発明の広告スケジュール情報テ
ーブル例を示す。この広告スケジュール情報テーブル１
１は、図１の広告表示装置１が表示装置２の画面上に広
告情報をもとに広告を表示したり音声で発声したりする
場合に、いずれの順番に広告情報を表示等するかを設定
したテーブルである。ここで、番号に対応づけて広告情
報を登録したものであって、この番号順に所定時間毎に
順次異なる広告を表示などする。この広告スケジュール
情報テーブル１１に設定される広告情報は、例えば例え
ばファイル名であり、当該ファイル名のファイルに格納
されたイメージ（静止画、あるいは動画）が表示および
音声が発声されることとなる。

【００３７】以上のように広告スケジュール情報テーブ
ル１１を設けたことにより、当該広告スケジュール情報
テーブル１１に設定するのみで、自動的に所定時間毎に
順番に異なる広告が表示・発声されることとなる。

【００３８】図６は、本発明の商品サービステーブル例
を示す。この商品サービステーブル１２は、図示のよう
に商品名に対応づけて広告ポイントの値に応じた商品の
割引率を設定したものであって、例えば図示の下記のよ
うに設定したものである。

【００３９】 商品名 １〜９ポイント １０〜１９ポイント ２０ポイント以上 商品１ 売価の１０％引き 売価の２０％引き 売価の３０％引き 商品１ 売価の１５引き 売価の１０％引き 売価の２０％引き ここで、１〜９ポイントは、既述した広告ポイントが１
点から９点までの範囲の顧客に対する商品１、２の売価
に対する割引率を表す。例えば商品１について、顧客の
広告ポイントが１５ポイントの場合には、商品１の価額
は、売価の２０％引きの値に変更し、割引を行う。割引
を行った場合には、その顧客の広告ポイントは精算（リ
セット）しておく。

【００４０】図７は、本発明の広告情報テーブル例を示
す。この広告情報テーブル１３は、顧客の年齢に対応し
た最適な広告情報を設定したものである。これにより、
顧客ＩＤをもとに顧客データベース５から取り出した顧
客情報中の年齢をもとに、当該顧客の年齢層に併せた最
適な広告情報を取り出し、画面上に表示したり音声で発
声したりすることが可能となる。

【００４１】図８は、本発明の商品マスタ例を示す。こ
の商品マスタ６は、商品コードに対応づけて商品名、単
価などの商品情報を登録したものである。ＰＯＳ端末８
が商品に添付されているバーコードから読み取った商品
コードをもとに当該商品の商品名、単価を取り出して累
計し、精算するためのものである。

【００４２】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ＰＯＳ端末８などで顧客が商品を購入などあるいはカー
ドリーダなどで顧客ＩＤを読み取ったときなどに顧客情
報をもとに最適な広告を選択して表示すると共に広告ポ
イントを加算して顧客に広告の視聴を促す構成を採用し
ているため、顧客対応の広告を表示して視聴率を向上さ
せ、商品販促することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のシステム構成図である。

【図２】本発明の動作説明フローチャート（その１）で
ある。

【図３】本発明の動作説明フローチャート（その２）で
ある。

【図４】本発明の顧客データベース例である。

【図５】本発明の広告スケジュール情報テーブル例であ
る。

【図６】本発明の商品サービステーブル例である。

【図７】本発明の広告情報テーブル例である。

【図８】本発明の商品マスタ例である。

【符号の説明】

１：広告表示装置 ２：表示装置 ３：テーブル ４、１０：カードリーダ ５：顧客ＤＢ（顧客データベース） ６：商品マスタ ７：サーバ ８：ＰＯＳ端末 ９：バーコードリーダ １１：広告スケジュール情報テーブル １２：商品サービステーブル １３：広告情報テーブル

フロントページの続き (72)発明者 池上 浩介 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の ２ 株式会社ピーエフユー内 (72)発明者 水野 恵介 石川県河北郡宇ノ気町字宇野気ヌ98番地の ２ 株式会社ピーエフユー内

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】広告情報を画面上に表示する広告表示シス
   テムにおいて、 顧客ＩＤに対応づけて顧客情報を登録する顧客データベ
   ースと、 顧客情報に対応づけて商品の広告情報を登録する広告情
   報テーブルと、 顧客ＩＤの入力があったときに、上記顧客データベース
   を参照して該当する顧客情報を読み出して当該顧客情報
   をもとに上記広告情報テーブルを参照して該当する広告
   情報を見つけて画面上に表示する手段とを備えたことを
   特徴とする広告表示システム。
2. 【請求項２】上記顧客ＩＤの入力があったときとして、
   カード読み取り装置によって顧客のカードから顧客ＩＤ
   を読みとって入力したときとしたことを特徴とする請求
   項１記載の広告表示システム。
3. 【請求項３】上記広告情報を見つけて画面上に表示した
   ときに、併せて当該顧客の広告ポイントを加算する手段
   を備えたことを特徴とする請求項１あるいは請求項２記
   載の広告表示システム。
4. 【請求項４】商品の価額を読みとって精算するときに上
   記広告ポイントがあったときに商品の割引あるいはサー
   ビスの提供を行う手段を備えたことを特徴とする請求項
   １ないし請求項３記載のいずれかの広告表示システム。
5. 【請求項５】上記商品の割引あるいはサービスの提供を
   行う場合に、上記加算した広告ポイントの値に対応した
   商品の割引あるいはサービスの提供を行うことを特徴と
   する請求項４記載の広告表示システム。
6. 【請求項６】コンピュータを動作させて、 顧客ＩＤに対応づけて顧客情報を顧客データベースに登
   録する手段と、 顧客情報に対応づけて商品の広告情報を広告情報テーブ
   ルに登録する手段と、 顧客ＩＤの入力があったときに、上記顧客データベース
   を参照して該当する顧客情報を読み出して当該顧客情報
   をもとに上記広告情報テーブルを参照して該当する広告
   情報を見つけて画面上に表示する手段として機能するプ
   ログラムを格納する記録媒体。