JP2000284425A - 顆粒の製造方法 - Google Patents
顆粒の製造方法Info
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- JP2000284425A JP2000284425A JP11091343A JP9134399A JP2000284425A JP 2000284425 A JP2000284425 A JP 2000284425A JP 11091343 A JP11091343 A JP 11091343A JP 9134399 A JP9134399 A JP 9134399A JP 2000284425 A JP2000284425 A JP 2000284425A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 撹拌造粒方式で顆粒を生産する際、連続生産
安定性に優れ、大型の造粒機で大量生産が可能な顆粒の
製造方法を提供することにあり、特に、保存安定性に優
れ、かつ溶解性に優れたハロゲン化銀写真感光材料用顆
粒状または錠剤状固体処理剤の高速連続生産性に優れ安
価な製造方法を提供する。 【解決手段】 撹拌造粒による顆粒の製造方法におい
て、該撹拌造粒の際に一般式〔I〕〜〔VI〕で表される
表面活性剤化合物の少なくとも一種を添加することを特
徴とする顆粒の製造方法。
安定性に優れ、大型の造粒機で大量生産が可能な顆粒の
製造方法を提供することにあり、特に、保存安定性に優
れ、かつ溶解性に優れたハロゲン化銀写真感光材料用顆
粒状または錠剤状固体処理剤の高速連続生産性に優れ安
価な製造方法を提供する。 【解決手段】 撹拌造粒による顆粒の製造方法におい
て、該撹拌造粒の際に一般式〔I〕〜〔VI〕で表される
表面活性剤化合物の少なくとも一種を添加することを特
徴とする顆粒の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顆粒の製造方法に
関し、詳しくは、撹拌造粒方式でハロゲン化銀固体処理
剤に使用する顆粒を生産する際、保存安定性に優れかつ
溶解性に優れたハロゲン化銀写真感光材料用の顆粒状ま
たは錠剤状固体処理剤を安価で、かつ連続生産しても安
定性に優れた製造方法に関する。
関し、詳しくは、撹拌造粒方式でハロゲン化銀固体処理
剤に使用する顆粒を生産する際、保存安定性に優れかつ
溶解性に優れたハロゲン化銀写真感光材料用の顆粒状ま
たは錠剤状固体処理剤を安価で、かつ連続生産しても安
定性に優れた製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲン化銀カラー写真感光材料(以
下、単に感光材料ないし写真材料とも称する)は通常、
露光後、発色現像、脱銀、安定化等の工程により処理さ
れる。又黒白ハロゲン化銀写真感光材料は、露光後、現
像、定着処理される。現像処理には黒白現像液、カラー
現像液、脱銀処理には漂白液、漂白定着液、定着処理に
は定着液、洗浄には水道水またはイオン交換水、無水洗
洗浄には安定化液、又色素安定化処理には安定液がそれ
ぞれ使用される。
下、単に感光材料ないし写真材料とも称する)は通常、
露光後、発色現像、脱銀、安定化等の工程により処理さ
れる。又黒白ハロゲン化銀写真感光材料は、露光後、現
像、定着処理される。現像処理には黒白現像液、カラー
現像液、脱銀処理には漂白液、漂白定着液、定着処理に
は定着液、洗浄には水道水またはイオン交換水、無水洗
洗浄には安定化液、又色素安定化処理には安定液がそれ
ぞれ使用される。
【0003】これら各処理工程を行うための処理機能を
有する液体の事を処理液という。各処理液は、通常30
〜45℃に温度調節され、感光材料はこれらの処理液中
に浸漬され処理される。
有する液体の事を処理液という。各処理液は、通常30
〜45℃に温度調節され、感光材料はこれらの処理液中
に浸漬され処理される。
【0004】この様な処理は通常自動現像機(以下、自
現機とも称する)等で上記の処理液を収納した処理槽内
を順次感光材料を搬送させることにより行われる。
現機とも称する)等で上記の処理液を収納した処理槽内
を順次感光材料を搬送させることにより行われる。
【0005】ここで自動現像機という場合、現像部、定
着部、脱銀部、洗浄、又は安定化部及び乾燥部を有し、
各処理槽部を順次自動的に感光材料を搬送させる手段を
有する現像機のことを指す。
着部、脱銀部、洗浄、又は安定化部及び乾燥部を有し、
各処理槽部を順次自動的に感光材料を搬送させる手段を
有する現像機のことを指す。
【0006】さて、この様な自動現像機で処理する場
合、処理槽内の処理液の活性度を一定に保つために処理
剤を補充する方式が一般にとられている。
合、処理槽内の処理液の活性度を一定に保つために処理
剤を補充する方式が一般にとられている。
【0007】この処理剤補充方式としては処理剤を溶解
した補充液を予め用意しておく方法がある。また、コニ
カ(株)製エコジェットシステムのように補充用錠剤を
処理タンクに直結しているフィルター槽に直接投入する
方法もある。
した補充液を予め用意しておく方法がある。また、コニ
カ(株)製エコジェットシステムのように補充用錠剤を
処理タンクに直結しているフィルター槽に直接投入する
方法もある。
【0008】前者の補充液を予め用意する方法には、液
剤補充剤、顆粒補充剤そして錠剤補充剤がある。
剤補充剤、顆粒補充剤そして錠剤補充剤がある。
【0009】顆粒補充剤、錠剤補充剤及びエコジェット
錠剤補充剤(以下、固体処理剤ともいう)は、液剤補充
剤に比べそのものの安定性が非常に優れ、また使い勝手
も良い事が知られている。
錠剤補充剤(以下、固体処理剤ともいう)は、液剤補充
剤に比べそのものの安定性が非常に優れ、また使い勝手
も良い事が知られている。
【0010】しかし、これら固体処理剤は、お客様が使
用するとき便利でも生産するサイドからすると生産安定
性に多くの問題を抱えている。例えば、写真処理剤は素
材そのものが水溶性でなくてはならない。そのため撹拌
造粒では、撹拌による摩擦熱が発生して、また液状バイ
ンダとして水を添加する場合などは、溶解熱が発生し
て、顆粒そのものの温度を上昇させ、顆粒の一部が溶解
し造粒機の壁面あるいは、底面に付着して造粒が安定し
ない。安定しないばかりか、顆粒全体が餅状に固まって
しまい、次工程でのハンドリング性が悪くなったり、さ
らには造粒機から取り出すことすら出来なくなったり、
撹拌翼が過負荷停止したり、撹拌翼を曲げてしまったり
する等の問題が発生してしまった。特に連続して造粒を
行うときににはこの傾向が顕著であり、この問題を解決
するために、製造時にバッチとバッチの間に造粒機の水
洗あるいはワイピングを行わなければならなかった。さ
らに、このような顆粒の温度上昇は、造粒機のバッチス
ケールを拡大すればするほど顕著となり大型の造粒機で
一度に大量生産することも出来なかった。その結果、生
産効率の観点からコスト高となってしまうという大きな
問題を抱えていた。また、このように発熱により一部が
溶解した顆粒をもちいて、顆粒状あるいは圧縮し錠剤状
の写真用処理剤とすると、長期に保存した場合の写真性
能が劣化してしまうという問題が発生した。また、錠剤
状の写真処理剤では、溶解時間が長くなってしまうとい
う問題も発生した。また、水溶性素材のため、打錠時の
杵のキシミ、杵付着等の問題により高速連続打錠をする
ことができずコストアップの原因でもあった。
用するとき便利でも生産するサイドからすると生産安定
性に多くの問題を抱えている。例えば、写真処理剤は素
材そのものが水溶性でなくてはならない。そのため撹拌
造粒では、撹拌による摩擦熱が発生して、また液状バイ
ンダとして水を添加する場合などは、溶解熱が発生し
て、顆粒そのものの温度を上昇させ、顆粒の一部が溶解
し造粒機の壁面あるいは、底面に付着して造粒が安定し
ない。安定しないばかりか、顆粒全体が餅状に固まって
しまい、次工程でのハンドリング性が悪くなったり、さ
らには造粒機から取り出すことすら出来なくなったり、
撹拌翼が過負荷停止したり、撹拌翼を曲げてしまったり
する等の問題が発生してしまった。特に連続して造粒を
行うときににはこの傾向が顕著であり、この問題を解決
するために、製造時にバッチとバッチの間に造粒機の水
洗あるいはワイピングを行わなければならなかった。さ
らに、このような顆粒の温度上昇は、造粒機のバッチス
ケールを拡大すればするほど顕著となり大型の造粒機で
一度に大量生産することも出来なかった。その結果、生
産効率の観点からコスト高となってしまうという大きな
問題を抱えていた。また、このように発熱により一部が
溶解した顆粒をもちいて、顆粒状あるいは圧縮し錠剤状
の写真用処理剤とすると、長期に保存した場合の写真性
能が劣化してしまうという問題が発生した。また、錠剤
状の写真処理剤では、溶解時間が長くなってしまうとい
う問題も発生した。また、水溶性素材のため、打錠時の
杵のキシミ、杵付着等の問題により高速連続打錠をする
ことができずコストアップの原因でもあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的
は、撹拌造粒方式で顆粒を生産する際、連続生産安定性
に優れ、大型の造粒機で大量生産が可能な顆粒の製造方
法を提供することにあり、特に、保存安定性に優れ、か
つ溶解性に優れたハロゲン化銀写真感光材料用顆粒状ま
たは錠剤状固体処理剤の高速連続生産性に優れ安価な製
造方法を提供することにある。
は、撹拌造粒方式で顆粒を生産する際、連続生産安定性
に優れ、大型の造粒機で大量生産が可能な顆粒の製造方
法を提供することにあり、特に、保存安定性に優れ、か
つ溶解性に優れたハロゲン化銀写真感光材料用顆粒状ま
たは錠剤状固体処理剤の高速連続生産性に優れ安価な製
造方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記構成により達成される。
記構成により達成される。
【0013】(1) 撹拌造粒による顆粒の製造方法に
おいて、該撹拌造粒の際に下記一般式〔I〕〜〔VI〕で
表される化合物の少なくとも一種を添加することを特徴
とする顆粒の製造方法。
おいて、該撹拌造粒の際に下記一般式〔I〕〜〔VI〕で
表される化合物の少なくとも一種を添加することを特徴
とする顆粒の製造方法。
【0014】
【化9】
【0015】〔式中、Rfは少なくとも1つのフッ素原
子を含有する飽和又は不飽和のアルキル基を表し、X0
はスルホンアミド、
子を含有する飽和又は不飽和のアルキル基を表し、X0
はスルホンアミド、
【0016】
【化10】
【0017】を表し、Y0はアルキレンオキサイド基、
アルキレン基を表し、Rf′は少なくとも1つのフッ素
原子を含有する飽和又は不飽和の炭化水素基を表す。さ
らにAは−SO3M、−OSO3M、−COOM、−OP
O3(M1)(M2)、−PO3(M1)(M2)等の親水基
を表し、M、M1、M2はH、Li、K、Na又はNH4
を表し、mは0又は1、nは0又は1〜10の整数を表
す。〕
アルキレン基を表し、Rf′は少なくとも1つのフッ素
原子を含有する飽和又は不飽和の炭化水素基を表す。さ
らにAは−SO3M、−OSO3M、−COOM、−OP
O3(M1)(M2)、−PO3(M1)(M2)等の親水基
を表し、M、M1、M2はH、Li、K、Na又はNH4
を表し、mは0又は1、nは0又は1〜10の整数を表
す。〕
【0018】
【化11】
【0019】〔式中、R1はアルキル基又はアルケニル
基を表し、R2は水素原子、アルキル基又はヒドロキシ
アルキル基を表し、R3及びR4は独立に水素原子、水酸
基、アルキル基又は−COOM4(M4は水素原子又はア
ルカリ金属原子を表す)を表し、Xは−CO−又は−S
O2−を表し、Yは−O−、−S−又は−CONR5−
(R5は水素原子、アルキル基又はヒドロキシアルキル
基を表す)を表し、M3は水素原子又はアルカリ金属原
子を表し、lは0又は1、m1は0〜2の整数、n1は1
〜3の整数を表す。〕
基を表し、R2は水素原子、アルキル基又はヒドロキシ
アルキル基を表し、R3及びR4は独立に水素原子、水酸
基、アルキル基又は−COOM4(M4は水素原子又はア
ルカリ金属原子を表す)を表し、Xは−CO−又は−S
O2−を表し、Yは−O−、−S−又は−CONR5−
(R5は水素原子、アルキル基又はヒドロキシアルキル
基を表す)を表し、M3は水素原子又はアルカリ金属原
子を表し、lは0又は1、m1は0〜2の整数、n1は1
〜3の整数を表す。〕
【0020】
【化12】
【0021】〔式中、R1、R2、R3、R4及びR5は各
々アルキル基、アラルキル基、アルケニル基、スチリル
基、シンナミル基を表し、l1、l2、l3、l4、l5は
各々0または1の整数を表し、n2は2〜100の整数
を表す。但し、R3がアルキル基でかつl3が1の場合
は、l1、l2、l4、l5の少なくとも1つが1である。
l1、l2、l3、l4、l5が0のときは対応するR1、R
2、R3、R4及びR5は水素原子である。〕
々アルキル基、アラルキル基、アルケニル基、スチリル
基、シンナミル基を表し、l1、l2、l3、l4、l5は
各々0または1の整数を表し、n2は2〜100の整数
を表す。但し、R3がアルキル基でかつl3が1の場合
は、l1、l2、l4、l5の少なくとも1つが1である。
l1、l2、l3、l4、l5が0のときは対応するR1、R
2、R3、R4及びR5は水素原子である。〕
【0022】
【化13】
【0023】〔式中、Rは炭素数4〜25の直鎖又は分
岐状の置換基を有してもよいアルキル基又は
岐状の置換基を有してもよいアルキル基又は
【0024】
【化14】
【0025】を表す(但し、R11及びR12はそれぞれ水
素原子又は置換基を有してもよい炭素数1〜20のアル
キル基を表し、l10は0〜4の整数を表す)。n3及び
m3はそれぞれ、0又は1〜25の整数を表すが、同時
に0にはならない。A3及びB3はそれぞれ
素原子又は置換基を有してもよい炭素数1〜20のアル
キル基を表し、l10は0〜4の整数を表す)。n3及び
m3はそれぞれ、0又は1〜25の整数を表すが、同時
に0にはならない。A3及びB3はそれぞれ
【0026】
【化15】
【0027】を表し、同一でもまた異ったものでもよい
(但し、n11、m11及びl11はそれぞれ0、1、2又は
3を表すが、A3及びB3におけるn11及びm11が同時に
0にはならず、n3又はm3が0のときはm11は0にはな
らない。〕
(但し、n11、m11及びl11はそれぞれ0、1、2又は
3を表すが、A3及びB3におけるn11及びm11が同時に
0にはならず、n3又はm3が0のときはm11は0にはな
らない。〕
【0028】
【化16】
【0029】〔式中、R21は1価の有機基を表し、R22
はエチレン基またはプロピレン基を表し、m21は4〜5
0の整数を表す。X21は水素原子、−SO3M21または
−PO3M21を表す。ここでM21は水素原子、アルカリ
金属原子または−NH4を表す。〕 一般式〔VI〕 R6−(O)xSyOzM6 〔式中、R6は置換又は無置換の脂肪族基、芳香族基又
はヘテロ環基を表し、xは0又は1、yは1又は2、z
は2〜8の整数を表し、M6はカチオンを表す。〕 (2) 前記一般式〔I〕〜〔VI〕で表される化合物の
少なくとも一種の添加量が、添加される固体量に対して
5wt%以下であることを特徴とする前記1記載の顆粒
の製造方法。
はエチレン基またはプロピレン基を表し、m21は4〜5
0の整数を表す。X21は水素原子、−SO3M21または
−PO3M21を表す。ここでM21は水素原子、アルカリ
金属原子または−NH4を表す。〕 一般式〔VI〕 R6−(O)xSyOzM6 〔式中、R6は置換又は無置換の脂肪族基、芳香族基又
はヘテロ環基を表し、xは0又は1、yは1又は2、z
は2〜8の整数を表し、M6はカチオンを表す。〕 (2) 前記一般式〔I〕〜〔VI〕で表される化合物の
少なくとも一種の添加量が、添加される固体量に対して
5wt%以下であることを特徴とする前記1記載の顆粒
の製造方法。
【0030】(3) 前記撹拌造粒が、少なくとも1種
の液状バインダを使用することを特徴とする前記1また
は2記載の顆粒の製造方法。
の液状バインダを使用することを特徴とする前記1また
は2記載の顆粒の製造方法。
【0031】(4) 前記液状バインダの添加速度が、
添加される固体1kg当たり4g/分以下で添加するこ
とを特徴とする前記1〜3のいずれか1項記載の顆粒の
製造方法。
添加される固体1kg当たり4g/分以下で添加するこ
とを特徴とする前記1〜3のいずれか1項記載の顆粒の
製造方法。
【0032】(5) 前記顆粒を、ハロゲン化銀写真感
光材料用固体処理剤に使用することを特徴とする前記1
〜4のいずれか1項記載の顆粒の製造方法。
光材料用固体処理剤に使用することを特徴とする前記1
〜4のいずれか1項記載の顆粒の製造方法。
【0033】(6) 前記ハロゲン化銀写真感光材料用
固体処理剤が、無機炭酸塩、p−フェニレンジアミン誘
導体、ポリアミノカルボン酸の鉄塩、チオ硫酸塩、ハイ
ドロキノン又はエリソルビン酸塩から選ばれる少なくと
も1種を含有することを特徴とする前記5記載の顆粒の
製造方法。
固体処理剤が、無機炭酸塩、p−フェニレンジアミン誘
導体、ポリアミノカルボン酸の鉄塩、チオ硫酸塩、ハイ
ドロキノン又はエリソルビン酸塩から選ばれる少なくと
も1種を含有することを特徴とする前記5記載の顆粒の
製造方法。
【0034】(7) 前記無機炭酸塩の原料粉体を、造
粒工程に用いる際、粒子径125μm以下の粒子が該無
機炭酸塩原料全体の50wt%以下であることを特徴と
する前記5又は6記載の顆粒の製造方法。
粒工程に用いる際、粒子径125μm以下の粒子が該無
機炭酸塩原料全体の50wt%以下であることを特徴と
する前記5又は6記載の顆粒の製造方法。
【0035】(8) 前記ハロゲン化銀写真感光材料用
固体処理剤が、顆粒剤であることを特徴とする前記5〜
7のいずれか1項記載の顆粒の製造方法。
固体処理剤が、顆粒剤であることを特徴とする前記5〜
7のいずれか1項記載の顆粒の製造方法。
【0036】(9) 前記ハロゲン化銀写真感光材料用
固体処理剤が、錠剤であることを特徴とする前記5〜7
のいずれか1項記載の顆粒の製造方法。
固体処理剤が、錠剤であることを特徴とする前記5〜7
のいずれか1項記載の顆粒の製造方法。
【0037】本発明を更に詳しく説明する。本発明に係
る撹拌造粒法の課題は、撹拌による摩擦熱、あるいは水
添加による溶解熱が顆粒自体に蓄積され(以下蓄熱とよ
ぶ)ることによる温度上昇を如何に抑制し、顆粒の一部
が溶解するのを防ぎつつ、顆粒が所望の粒子径に成長し
たところでその粒子の成長を安定に停止させるように造
粒工程を制御することができるかが、連続生産安定性お
よび造粒スケールの大型化のための課題であった。
る撹拌造粒法の課題は、撹拌による摩擦熱、あるいは水
添加による溶解熱が顆粒自体に蓄積され(以下蓄熱とよ
ぶ)ることによる温度上昇を如何に抑制し、顆粒の一部
が溶解するのを防ぎつつ、顆粒が所望の粒子径に成長し
たところでその粒子の成長を安定に停止させるように造
粒工程を制御することができるかが、連続生産安定性お
よび造粒スケールの大型化のための課題であった。
【0038】しかしながら撹拌造粒法で顆粒を製造する
際、撹拌翼と粉体粒子又は粉体粒子同士との摩擦による
発熱あるいは、造粒機壁面や底面と撹拌翼の間に粉体粒
子が入り込むことによる壁面や底面での局部的摩擦熱の
発生は、物理的にどうしても避けられない。また、これ
らの発熱で顆粒の温度が上昇すると造粒の進行をさらに
促進させ同時に顆粒の粘性も増大し、その結果摩擦熱の
発生がさらに促進されるという悪循環を引き起こす現象
が発生した。その結果、造粒の進行が加速度的に速くな
り、制御不能に陥り顆粒全体が餅状に固まり、撹拌翼を
停止させ、造粒機からの取り出しもできないといった問
題が発生した。
際、撹拌翼と粉体粒子又は粉体粒子同士との摩擦による
発熱あるいは、造粒機壁面や底面と撹拌翼の間に粉体粒
子が入り込むことによる壁面や底面での局部的摩擦熱の
発生は、物理的にどうしても避けられない。また、これ
らの発熱で顆粒の温度が上昇すると造粒の進行をさらに
促進させ同時に顆粒の粘性も増大し、その結果摩擦熱の
発生がさらに促進されるという悪循環を引き起こす現象
が発生した。その結果、造粒の進行が加速度的に速くな
り、制御不能に陥り顆粒全体が餅状に固まり、撹拌翼を
停止させ、造粒機からの取り出しもできないといった問
題が発生した。
【0039】この問題は、同じ造粒機で連続して造粒を
行う際顕著に発生したことから、これを解決するために
従来は、造粒のバッチ間で水洗洗浄し乾燥することが必
要であった。一方、撹拌造粒中のこれらの摩擦熱の発生
による顆粒の温度上昇は、造粒機のバッチスケールが大
きくなればなるほど増大する傾向にあった。そのため造
粒機のバッチスケールが制約され一度に大量に製造する
ことが出来なかった。
行う際顕著に発生したことから、これを解決するために
従来は、造粒のバッチ間で水洗洗浄し乾燥することが必
要であった。一方、撹拌造粒中のこれらの摩擦熱の発生
による顆粒の温度上昇は、造粒機のバッチスケールが大
きくなればなるほど増大する傾向にあった。そのため造
粒機のバッチスケールが制約され一度に大量に製造する
ことが出来なかった。
【0040】ところが、造粒工程中に上記一般式〔I〕
〜〔VI〕で表される化合物の少なくとも一種を添加した
場合には、撹拌翼表面、粉体粒子表面、造粒機内壁表面
に該化合物が付着することで摩擦係数が減少することに
よると推定しているが、摩擦熱による顆粒の温度上昇が
効果的に抑制された。その結果、顆粒の一部が溶解する
現象も防止され造粒機内面の付着もなくなり、造粒の進
行が加速度的に速くなり制御不能になるといったことも
なく、所望の粒子径で造粒を安定に停止し終了すること
が出来るようになった。
〜〔VI〕で表される化合物の少なくとも一種を添加した
場合には、撹拌翼表面、粉体粒子表面、造粒機内壁表面
に該化合物が付着することで摩擦係数が減少することに
よると推定しているが、摩擦熱による顆粒の温度上昇が
効果的に抑制された。その結果、顆粒の一部が溶解する
現象も防止され造粒機内面の付着もなくなり、造粒の進
行が加速度的に速くなり制御不能になるといったことも
なく、所望の粒子径で造粒を安定に停止し終了すること
が出来るようになった。
【0041】このことで、バッチ間の水洗洗浄を行うこ
となく連続生産が可能になった。また、造粒機を大型に
しバッチスケールを大きくすることも可能になったた
め、飛躍的に生産性が向上し、安価な顆粒を大量に製造
することが可能になった。また、このようにして製造し
た顆粒について保存安定性が向上し、さらに溶解速度が
速くなるという驚くべき効果があることも分かった。
となく連続生産が可能になった。また、造粒機を大型に
しバッチスケールを大きくすることも可能になったた
め、飛躍的に生産性が向上し、安価な顆粒を大量に製造
することが可能になった。また、このようにして製造し
た顆粒について保存安定性が向上し、さらに溶解速度が
速くなるという驚くべき効果があることも分かった。
【0042】さらにこのようにして製造した顆粒を用い
圧縮成型し錠剤を作製した場合には、圧縮成型時の杵の
キシミ、杵付着が軽減されたばかりか、高速打錠しても
目的の硬度、摩損度が得られる上に、錠剤の保存安定性
が向上し、溶解速度が速くなるという驚くべき効果があ
ることも分かった。
圧縮成型し錠剤を作製した場合には、圧縮成型時の杵の
キシミ、杵付着が軽減されたばかりか、高速打錠しても
目的の硬度、摩損度が得られる上に、錠剤の保存安定性
が向上し、溶解速度が速くなるという驚くべき効果があ
ることも分かった。
【0043】以下、本発明でいう造粒について説明す
る。造粒とは、粉状、塊状、溶液状の原稿からほぼ均一
な形状と大きさを造る操作を言う。造粒方法としては、
転動造粒、押し出し造粒、圧縮造粒、解砕造粒、攪拌造
粒、流動層造粒、噴霧乾燥造粒等の公知の方法がある
が、本発明の固体処理剤の造粒方式は攪拌造粒方式であ
る。
る。造粒とは、粉状、塊状、溶液状の原稿からほぼ均一
な形状と大きさを造る操作を言う。造粒方法としては、
転動造粒、押し出し造粒、圧縮造粒、解砕造粒、攪拌造
粒、流動層造粒、噴霧乾燥造粒等の公知の方法がある
が、本発明の固体処理剤の造粒方式は攪拌造粒方式であ
る。
【0044】本発明における撹拌造粒方式について説明
する。撹拌造粒方式とは、粉体の凝集性を利用する方式
である。即ち、固定した容器に入れた粉体原料を撹拌翼
で撹拌しながら造粒する一般に混合性に優れている方式
である。撹拌造粒方式においては、粉体粒子同士を凝集
させる力(以下、この力を付着力とする)と粉体粒子同
士を引き離そうとする力(以下、この力を分離力とす
る)の二つの力の釣り合いにより顆粒の粒子の大きさが
決まる。付着力は、粒子の表面積、即ち粒子径の2乗に
比例し、分離力は、粒子の重量、即ち粒子径の3乗に比
例する。従って、造粒の初期において粉体の粒子径が小
さいうちは、付着力>分離力となり造粒が進行し粒子が
成長していくが、粒子が成長してある粒子径になると付
着力<分離力となるので、粒子同士が接触してもすぐに
分離し造粒の進行が停止する。造粒の進行が停止した時
点を造粒終点と呼ぶこととする。粉体粒子同士の付着力
だけでは、顆粒が所望の粒子径まで成長しない場合、液
状バインダを添加したり、顆粒を加熱したり等の操作を
行うことで造粒終点における顆粒の粒子径を大きくさせ
たりしてもよい。
する。撹拌造粒方式とは、粉体の凝集性を利用する方式
である。即ち、固定した容器に入れた粉体原料を撹拌翼
で撹拌しながら造粒する一般に混合性に優れている方式
である。撹拌造粒方式においては、粉体粒子同士を凝集
させる力(以下、この力を付着力とする)と粉体粒子同
士を引き離そうとする力(以下、この力を分離力とす
る)の二つの力の釣り合いにより顆粒の粒子の大きさが
決まる。付着力は、粒子の表面積、即ち粒子径の2乗に
比例し、分離力は、粒子の重量、即ち粒子径の3乗に比
例する。従って、造粒の初期において粉体の粒子径が小
さいうちは、付着力>分離力となり造粒が進行し粒子が
成長していくが、粒子が成長してある粒子径になると付
着力<分離力となるので、粒子同士が接触してもすぐに
分離し造粒の進行が停止する。造粒の進行が停止した時
点を造粒終点と呼ぶこととする。粉体粒子同士の付着力
だけでは、顆粒が所望の粒子径まで成長しない場合、液
状バインダを添加したり、顆粒を加熱したり等の操作を
行うことで造粒終点における顆粒の粒子径を大きくさせ
たりしてもよい。
【0045】本発明における造粒工程が示す範囲とは、
装置に素材の投入を開始してから所望の粒子径迄成長し
た顆粒を装置から取り出し、容器に移す、あるいは、次
工程に輸送する直前までの全般を指す。素材には、本発
明における一般式〔I〕〜〔VI〕で表される化合物も含
まれる。また、該造粒工程にて使用する装置とは、単一
のものを使用しても良いし、顆粒を加熱したり、冷却し
たり、あるいは、乾燥したり等の目的で複数の装置を併
用し、その装置間で顆粒の移し替えを行っても良い。
装置に素材の投入を開始してから所望の粒子径迄成長し
た顆粒を装置から取り出し、容器に移す、あるいは、次
工程に輸送する直前までの全般を指す。素材には、本発
明における一般式〔I〕〜〔VI〕で表される化合物も含
まれる。また、該造粒工程にて使用する装置とは、単一
のものを使用しても良いし、顆粒を加熱したり、冷却し
たり、あるいは、乾燥したり等の目的で複数の装置を併
用し、その装置間で顆粒の移し替えを行っても良い。
【0046】本発明において、一般式〔I〕〜〔VI〕で
表される化合物は、前記造粒工程中のいかなる時点で添
加しても、その効果を奏する。すなわち、一般式〔I〕
〜〔VI〕で表される化合物を、装置に予め添加してから
他の素材を添加しても良いし、撹拌を開始して粉体粒子
同士が凝集し、粒子径が成長している最中に添加しても
良いし、造粒終点以降に添加しても良い。好ましくは、
撹拌を開始してから造粒終点に到達した時点の間に、一
般式〔I〕〜〔VI〕で表される化合物を添加すると、さ
らに本発明の効果を良好に奏する。
表される化合物は、前記造粒工程中のいかなる時点で添
加しても、その効果を奏する。すなわち、一般式〔I〕
〜〔VI〕で表される化合物を、装置に予め添加してから
他の素材を添加しても良いし、撹拌を開始して粉体粒子
同士が凝集し、粒子径が成長している最中に添加しても
良いし、造粒終点以降に添加しても良い。好ましくは、
撹拌を開始してから造粒終点に到達した時点の間に、一
般式〔I〕〜〔VI〕で表される化合物を添加すると、さ
らに本発明の効果を良好に奏する。
【0047】本発明において、造粒工程中に添加する一
般式〔I〕〜〔VI〕で表される化合物は、該造粒工程中
に、粉末状で添加する。添加する粉末は、微粒子が好ま
しく、粒子径としては、総重量の90%以上が125ミ
クロン以下であることが好ましい。
般式〔I〕〜〔VI〕で表される化合物は、該造粒工程中
に、粉末状で添加する。添加する粉末は、微粒子が好ま
しく、粒子径としては、総重量の90%以上が125ミ
クロン以下であることが好ましい。
【0048】次に、本発明における一般式〔I〕〜〔V
I〕で表される化合物について、以下に説明する。
I〕で表される化合物について、以下に説明する。
【0049】上記一般式〔I〕において、Rfは少なく
とも1つのフッ素原子を含有する飽和又は不飽和のアル
キル基(例えばアルキル基、アルケニル基、アルキニル
基)を表し好ましくは炭素数4〜12、さらに好ましく
は炭素数6〜9のアルキル基である。Aは好ましくは−
SO3Mが挙げられ、M、M1、M2は好ましくはLi、
K、Na最も好ましくはLiである。mは0又は1、n
は0又は1〜10の整数を表すが、好ましくはm=0、
n=0である。
とも1つのフッ素原子を含有する飽和又は不飽和のアル
キル基(例えばアルキル基、アルケニル基、アルキニル
基)を表し好ましくは炭素数4〜12、さらに好ましく
は炭素数6〜9のアルキル基である。Aは好ましくは−
SO3Mが挙げられ、M、M1、M2は好ましくはLi、
K、Na最も好ましくはLiである。mは0又は1、n
は0又は1〜10の整数を表すが、好ましくはm=0、
n=0である。
【0050】以下に一般式〔I〕で表される代表的な例
示化合物を示すが、これに限られるものではない。
示化合物を示すが、これに限られるものではない。
【0051】
【化17】
【0052】
【化18】
【0053】上記化合物のうち、特に好ましいものは、
(I−1)、(I−2)、(I−4)である。
(I−1)、(I−2)、(I−4)である。
【0054】これら化合物は通常の方法で合成でき、市
販品としても入手できる。
販品としても入手できる。
【0055】上記一般式〔II〕において、R1は好まし
くは炭素数5〜20の直鎖又は分岐のアルキル基又はア
ルケニル基であり、R2は好ましくは水素原子、炭素数
1〜5の直鎖もしくは分岐アルキル基又はヒドロキシア
ルキル基である。
くは炭素数5〜20の直鎖又は分岐のアルキル基又はア
ルケニル基であり、R2は好ましくは水素原子、炭素数
1〜5の直鎖もしくは分岐アルキル基又はヒドロキシア
ルキル基である。
【0056】次に一般式〔II〕で示される化合物の具体
的な化合物例を以下に示す。
的な化合物例を以下に示す。
【0057】
【化19】
【0058】
【化20】
【0059】
【化21】
【0060】
【化22】
【0061】上記化合物の他に特開昭62−56961
号第4〜6頁記載の例示化合物〔II〕−1〜55等も使
用することが出来る。
号第4〜6頁記載の例示化合物〔II〕−1〜55等も使
用することが出来る。
【0062】上記例示化合物は、公知化合物、又は、市
販されており通常ルートで入手が可能である。
販されており通常ルートで入手が可能である。
【0063】一般式〔III〕または〔IV〕で表される化
合物(界面活性剤)について説明する。一般式〔III〕
において、R1、R2、R3、R4及びR5で表されるアル
キル基は炭素数が1〜20のものであり、鎖状、環状の
いずれのものであってもよく、鎖状の基としては直鎖、
分岐のものを含み、具体的には例えばメチル、エチル、
n−プロピル、i−プロピル、ブチル、t−ブチル、s
ec−ブチル、アミル、ヘキシル、ヘプチル、オクチ
ル、ノニル、デシル、オクタデシル等の各基が挙げられ
る。R1、R2、R3、R4及びR5で表されるアラルキル
基は、炭素数7〜20のものであり、具体的には例えば
ベンジル、フェネチル、ジベンジル、2−ナフチルメチ
ル等の各基が挙げられる。
合物(界面活性剤)について説明する。一般式〔III〕
において、R1、R2、R3、R4及びR5で表されるアル
キル基は炭素数が1〜20のものであり、鎖状、環状の
いずれのものであってもよく、鎖状の基としては直鎖、
分岐のものを含み、具体的には例えばメチル、エチル、
n−プロピル、i−プロピル、ブチル、t−ブチル、s
ec−ブチル、アミル、ヘキシル、ヘプチル、オクチ
ル、ノニル、デシル、オクタデシル等の各基が挙げられ
る。R1、R2、R3、R4及びR5で表されるアラルキル
基は、炭素数7〜20のものであり、具体的には例えば
ベンジル、フェネチル、ジベンジル、2−ナフチルメチ
ル等の各基が挙げられる。
【0064】R1、R2、R3、R4及びR5で表されるア
ルケニル基は、炭素数3〜20のものであり、具体的に
は例えばアリル、4−ヘキセニル、4−デセニル、9−
オクタデセニル等の各基が挙げられる。
ルケニル基は、炭素数3〜20のものであり、具体的に
は例えばアリル、4−ヘキセニル、4−デセニル、9−
オクタデセニル等の各基が挙げられる。
【0065】アラルキル基及びスチリル基の芳香環上に
は、置換基を有することができ、置換基としては例えば
アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、t−ア
ミル、ノニル等の各基)、アルコキシ基(例えばメトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、2−エトキシエトキシ等の
各基)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ、p−ト
リルオキシ、o−クロロフェノキシ等の各基)等が挙げ
られる。具体的には例えばp−メトキシベンジル、2,
4−ジメチルベンジル、p−フェノキシフェネチル、p
−ブチルスチレン等の各基が挙げられる。
は、置換基を有することができ、置換基としては例えば
アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピル、t−ア
ミル、ノニル等の各基)、アルコキシ基(例えばメトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、2−エトキシエトキシ等の
各基)、アリールオキシ基(例えばフェノキシ、p−ト
リルオキシ、o−クロロフェノキシ等の各基)等が挙げ
られる。具体的には例えばp−メトキシベンジル、2,
4−ジメチルベンジル、p−フェノキシフェネチル、p
−ブチルスチレン等の各基が挙げられる。
【0066】以下に、一般式〔III〕または〔IV〕で表
される化合物の例示化合物を挙げる。
される化合物の例示化合物を挙げる。
【0067】
【化23】
【0068】
【化24】
【0069】
【化25】
【0070】
【化26】
【0071】
【化27】
【0072】
【化28】
【0073】一般式〔V〕において、R21は一価の有機
基、例えば炭素原子数が6〜20、好ましくは6〜12
のアルキル基であり、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、
ノニル、デシル、ウンデシル又はドデシル等を表わす。
又は炭素原子数が3〜20のアルキル基で置換されたア
リール基であり、置換基として好ましくは炭素原子数3
〜12のアルキル基であり、プロピル、ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、
ウンデシル又はドデシル等を表わす。アリール基として
はフェニル、トリル、キシニル、ビフェニル又はナフチ
ル等であり、好ましくはフェニル又はトリルである。ア
リール基にアルキル基が結合する位置としては、オル
ト、メタ、パラ位いずれでもよい。R22はエチレン基ま
たはプロピレン基を表す。
基、例えば炭素原子数が6〜20、好ましくは6〜12
のアルキル基であり、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、
ノニル、デシル、ウンデシル又はドデシル等を表わす。
又は炭素原子数が3〜20のアルキル基で置換されたア
リール基であり、置換基として好ましくは炭素原子数3
〜12のアルキル基であり、プロピル、ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、
ウンデシル又はドデシル等を表わす。アリール基として
はフェニル、トリル、キシニル、ビフェニル又はナフチ
ル等であり、好ましくはフェニル又はトリルである。ア
リール基にアルキル基が結合する位置としては、オル
ト、メタ、パラ位いずれでもよい。R22はエチレン基ま
たはプロピレン基を表す。
【0074】以下に、一般式〔V〕で示される具体的例
示化合物を示す。
示化合物を示す。
【0075】
【化29】
【0076】
【化30】
【0077】一般式〔VI〕において、R6で表される脂
肪族基としては、アルキル基、アルケニル基、アルキニ
ル基などがあり、アルキル基としては、例えばメチル、
エチル、i−プロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチ
ル、シクロペンチル、ヘキシル、シクロヘキシル、オク
チル、ドデシル等の各基が挙げられる。これらのアルキ
ル基は、更にハロゲン原子(例えば塩素、臭素、フッ素
等のハロゲン原子)、アルコキシ基(例えばメトキシ、
エトキシ、1,1−ジメチルエトキシ、ヘキシルオキ
シ、ドデシルオキシ等の各基)、アリールオキシ基(例
えばフェノキシ、ナフチルオキシ等の各基)、アリール
基(例えばフェニル、ナフチル等の各基)、アルコキシ
カルボニル基(例えばメトキシカルボニル、エトキシカ
ルボニル、ブトキシカルボニル、2−エチルヘキシルカ
ルボニル等の各基)、アリールオキシカルボニル基(例
えばフェノキシカルボニル、ナフチルオキシカルボニル
等の各基)、アルケニル基(例えばビニル、アリル等の
各基)、複素環基(例えば2−ピリジル、3−ピリジ
ル、4−ピリジル、モルホリル、ピペリジン、ピペラジ
ル、ピリミジン、ピラゾリン、フリル等の各基)、アル
キニル基(例えばプロパルギル基等)、アミノ基(例え
ばアミノ、N,N−ジメチルアミノ、アニリノ等の各
基)、シアノ基、スルホアミド基(例えばメチルスルホ
ニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、ブチルスルホニ
ルアミノ、オクチルスルホニルアミノ、フェニルスルホ
ニルアミノ等の各基)によって置換されてもよい。
肪族基としては、アルキル基、アルケニル基、アルキニ
ル基などがあり、アルキル基としては、例えばメチル、
エチル、i−プロピル、ブチル、t−ブチル、ペンチ
ル、シクロペンチル、ヘキシル、シクロヘキシル、オク
チル、ドデシル等の各基が挙げられる。これらのアルキ
ル基は、更にハロゲン原子(例えば塩素、臭素、フッ素
等のハロゲン原子)、アルコキシ基(例えばメトキシ、
エトキシ、1,1−ジメチルエトキシ、ヘキシルオキ
シ、ドデシルオキシ等の各基)、アリールオキシ基(例
えばフェノキシ、ナフチルオキシ等の各基)、アリール
基(例えばフェニル、ナフチル等の各基)、アルコキシ
カルボニル基(例えばメトキシカルボニル、エトキシカ
ルボニル、ブトキシカルボニル、2−エチルヘキシルカ
ルボニル等の各基)、アリールオキシカルボニル基(例
えばフェノキシカルボニル、ナフチルオキシカルボニル
等の各基)、アルケニル基(例えばビニル、アリル等の
各基)、複素環基(例えば2−ピリジル、3−ピリジ
ル、4−ピリジル、モルホリル、ピペリジン、ピペラジ
ル、ピリミジン、ピラゾリン、フリル等の各基)、アル
キニル基(例えばプロパルギル基等)、アミノ基(例え
ばアミノ、N,N−ジメチルアミノ、アニリノ等の各
基)、シアノ基、スルホアミド基(例えばメチルスルホ
ニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、ブチルスルホニ
ルアミノ、オクチルスルホニルアミノ、フェニルスルホ
ニルアミノ等の各基)によって置換されてもよい。
【0078】アルケニル基としては、例えばビニル基、
アリル基等が挙げられ、アルキニル基としては例えばプ
ロパルギル基が挙げられる。
アリル基等が挙げられ、アルキニル基としては例えばプ
ロパルギル基が挙げられる。
【0079】R6で表される芳香族基としては、例えば
フェニル基、ナフチル基等が挙げられる。
フェニル基、ナフチル基等が挙げられる。
【0080】R6で表される複素環基としては、例えば
ピリジル基(2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジ
ル等の各基)、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダ
ゾリル基、フリル基、チェニル基、ピロリル基、ピラジ
ニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、セレナゾリ
ル基、スルホラニル基、ピペジリニル基、ピラゾリル
基、テトラゾリル基等が挙げられる。
ピリジル基(2−ピリジル、3−ピリジル、4−ピリジ
ル等の各基)、チアゾリル基、オキサゾリル基、イミダ
ゾリル基、フリル基、チェニル基、ピロリル基、ピラジ
ニル基、ピリミジニル基、ピリダジニル基、セレナゾリ
ル基、スルホラニル基、ピペジリニル基、ピラゾリル
基、テトラゾリル基等が挙げられる。
【0081】上記、アルケニル基、アルキニル基、芳香
族基、複素環基は、いずれもR6で表されるアルキル基
及びアルキル基の置換基、置換原子として示した基、原
子と同様な基、原子によって置換することができる。
族基、複素環基は、いずれもR6で表されるアルキル基
及びアルキル基の置換基、置換原子として示した基、原
子と同様な基、原子によって置換することができる。
【0082】M6で表されるカチオンとしては、好まし
くは金属イオン又は有機カチオンである。金属イオンと
しては、例えばリチウムイオン、ナトリウムイオン、カ
リウムイオン等が挙げられ、有機カチオンとしては、例
えばアンモニウムイオン(アンモニウム、テトラメチル
アンモニウム、テトラブチルアンモニウム等の各イオ
ン)、ホスホニウムイオン(例えばテトラフェニルホス
ホニウムイオン等)、グアニジルイオン等が挙げられ
る。
くは金属イオン又は有機カチオンである。金属イオンと
しては、例えばリチウムイオン、ナトリウムイオン、カ
リウムイオン等が挙げられ、有機カチオンとしては、例
えばアンモニウムイオン(アンモニウム、テトラメチル
アンモニウム、テトラブチルアンモニウム等の各イオ
ン)、ホスホニウムイオン(例えばテトラフェニルホス
ホニウムイオン等)、グアニジルイオン等が挙げられ
る。
【0083】以下に一般式〔VI〕で表される化合物の具
体例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
体例を挙げるが、本発明はこれらに限定されるものでは
ない。
【0084】VI−1 C2H5SO3Na VI−2 CH3(CH2)6SO3Na VI−3 CH3(CH2)7SO3Na VI−4 CH3(CH2)5OSO3Na VI−5 CH3(CH2)6OSO3Na VI−6 CH3(CH2)7OSO3Na VI−7 CH3O(CH2)2SO3Na
【0085】
【化31】
【0086】VI−14 CH3(CH2)5SO3Na 本発明における一般式〔I〕〜〔VI〕で表される化合物
の添加量は特に限定しないが、添加される固体量に対し
て5wt%以下にすると、顆粒の長期保存安定性、溶解
速度の観点から本発明の効果をさらに良好に奏する。
の添加量は特に限定しないが、添加される固体量に対し
て5wt%以下にすると、顆粒の長期保存安定性、溶解
速度の観点から本発明の効果をさらに良好に奏する。
【0087】本発明の固体処理剤において、造粒後の固
体粒子の好ましい粒径(粒度)は総重量の60%以上が
0.1μm〜1.5mmの範囲であり、更に好ましく
は、総重量の70%以上が0.1μm〜1.5mmの範
囲であり、特に好ましくは総重量の80%以上が0.1
μm〜1.5mmであることが好ましい。
体粒子の好ましい粒径(粒度)は総重量の60%以上が
0.1μm〜1.5mmの範囲であり、更に好ましく
は、総重量の70%以上が0.1μm〜1.5mmの範
囲であり、特に好ましくは総重量の80%以上が0.1
μm〜1.5mmであることが好ましい。
【0088】粒体粒子の粒度の測定方法は、例えば、篩
い分け方法、顕微鏡法、コールターカウンター法、沈降
法、遠心法、風ふるい法、拡散法、吸着法等が知られて
おり、例えば、“粉体工学(基礎編)”、川北、小石、
種谷共著、槇書店(1973年発行)に記載されてい
る。本発明でいう粒径(粒度)とは、篩い分け法により
測定した値をいい、この篩い分け法により得られた粒度
分布の平均粒度の値をいう。
い分け方法、顕微鏡法、コールターカウンター法、沈降
法、遠心法、風ふるい法、拡散法、吸着法等が知られて
おり、例えば、“粉体工学(基礎編)”、川北、小石、
種谷共著、槇書店(1973年発行)に記載されてい
る。本発明でいう粒径(粒度)とは、篩い分け法により
測定した値をいい、この篩い分け法により得られた粒度
分布の平均粒度の値をいう。
【0089】本発明において顆粒状個体処理剤の比容積
は、0.7cm3/g〜2.8cm3/gが好ましい。
0.7cm3/g以下だと溶解時間が長くなり好ましく
なく、2.8cm3/g以上だとハンドリング時の微粉
を発生しやすく好ましくない。本発明の範囲は、溶解時
間が速く微粉末発生量も少なくて好ましい。
は、0.7cm3/g〜2.8cm3/gが好ましい。
0.7cm3/g以下だと溶解時間が長くなり好ましく
なく、2.8cm3/g以上だとハンドリング時の微粉
を発生しやすく好ましくない。本発明の範囲は、溶解時
間が速く微粉末発生量も少なくて好ましい。
【0090】本発明において撹拌羽の回転数は、50〜
5000rpmが良く、好ましくは100〜3000r
pmであり、更に好ましくは、300〜2000rpm
である。回転数が遅いと混合するまでの時間を要し、コ
スト的に好ましくない。また回転数が速いと錠剤状個体
処理剤を作製するための顆粒としては顆粒が堅くなりす
ぎ目標の硬度、磨損度の錠剤状個体処理剤を作製できな
い。本発明の範囲はコスト的に生産性の良いそして錠剤
状個体処理剤の硬度、磨損度が良い範囲である。
5000rpmが良く、好ましくは100〜3000r
pmであり、更に好ましくは、300〜2000rpm
である。回転数が遅いと混合するまでの時間を要し、コ
スト的に好ましくない。また回転数が速いと錠剤状個体
処理剤を作製するための顆粒としては顆粒が堅くなりす
ぎ目標の硬度、磨損度の錠剤状個体処理剤を作製できな
い。本発明の範囲はコスト的に生産性の良いそして錠剤
状個体処理剤の硬度、磨損度が良い範囲である。
【0091】本発明における液状バインダについて説明
する。バインダとは、粉体粒子同士の付着力を増すため
に添加する素材である。従って、一般的には、該造粒工
程中において、造粒終点に到達する以前に添加する。バ
インダは、固体、液状いずれの状態で添加しても良い。
液状バインダとは、該造粒工程中に添加する際に液状で
あるものと、添加する時点では固体であっても造粒工程
中に物理変化し液状化するもの両方を指す。液状バイン
ダとして使用される化合物は、水、有機溶媒、バインダ
を水又は有機溶媒に溶解したもの、常温で固体のバイン
ダを加熱もしくは加圧することで液状化したもののいず
れかを単独でもしくは複数種併用したものである。液状
バインダに使用するバインダの例を以下に示すが、本発
明はそれらに限定されるものではない。
する。バインダとは、粉体粒子同士の付着力を増すため
に添加する素材である。従って、一般的には、該造粒工
程中において、造粒終点に到達する以前に添加する。バ
インダは、固体、液状いずれの状態で添加しても良い。
液状バインダとは、該造粒工程中に添加する際に液状で
あるものと、添加する時点では固体であっても造粒工程
中に物理変化し液状化するもの両方を指す。液状バイン
ダとして使用される化合物は、水、有機溶媒、バインダ
を水又は有機溶媒に溶解したもの、常温で固体のバイン
ダを加熱もしくは加圧することで液状化したもののいず
れかを単独でもしくは複数種併用したものである。液状
バインダに使用するバインダの例を以下に示すが、本発
明はそれらに限定されるものではない。
【0092】本発明の液状バインダに使用するバインダ
としては、糖類又は後述する一般式(2)で表される化
合物が挙げられる。
としては、糖類又は後述する一般式(2)で表される化
合物が挙げられる。
【0093】本発明でいう糖類とは、単糖類とこれが複
数個互いにグリコシド結合した多糖類及びこれらの分解
物とをいう。
数個互いにグリコシド結合した多糖類及びこれらの分解
物とをいう。
【0094】単糖類とは、単一のポリヒドロキシアルデ
ヒド、ポリヒドロキシケトン及びこれらの還元誘導体、
酸化誘導体、デオキシ誘導体、アミノ誘導体、チオ誘導
体など広い範囲の誘導体の総称である。多くの糖は、一
般式CnH2nOnで表されるが、この一般式で表される糖
骨格から誘導される化合物も含めて、本発明では単糖類
と定義する。これらの単糖類のうちで好ましいものは、
糖のアルデヒド基及びケトン基を還元して各々第一、第
二アルコール基とした糖アルコールである。
ヒド、ポリヒドロキシケトン及びこれらの還元誘導体、
酸化誘導体、デオキシ誘導体、アミノ誘導体、チオ誘導
体など広い範囲の誘導体の総称である。多くの糖は、一
般式CnH2nOnで表されるが、この一般式で表される糖
骨格から誘導される化合物も含めて、本発明では単糖類
と定義する。これらの単糖類のうちで好ましいものは、
糖のアルデヒド基及びケトン基を還元して各々第一、第
二アルコール基とした糖アルコールである。
【0095】多糖類には、セルロース類、デンプン類、
グリコーゲン類などが含まれ、セルロース類には、水酸
基の一部又は全部がエーテル化されたセルロースエーテ
ル等の誘導体を含み、デンプン類には加水分解して麦芽
糖に至るまでの種々の分解生成物であるデキストリン類
等を含む。セルロース類は溶解性の観点からアルカリ金
属塩の形でもかまわない。これら多糖類で好ましく用い
られるものは、セルロース類、デキストリン類及びシク
ロデキストリン類であり、より好ましくはシクロデキス
トリン類である。
グリコーゲン類などが含まれ、セルロース類には、水酸
基の一部又は全部がエーテル化されたセルロースエーテ
ル等の誘導体を含み、デンプン類には加水分解して麦芽
糖に至るまでの種々の分解生成物であるデキストリン類
等を含む。セルロース類は溶解性の観点からアルカリ金
属塩の形でもかまわない。これら多糖類で好ましく用い
られるものは、セルロース類、デキストリン類及びシク
ロデキストリン類であり、より好ましくはシクロデキス
トリン類である。
【0096】単糖類の具体的例示化合物を次に示す。
【0097】(1) グリセルアルデヒド (2) ジヒドロキシアセトン(二量体を含む) (3) D−エリトロース (4) L−エリトロース (5) D−トレオース (6) L−トレオース (7) D−リボース (8) L−リボース (9) D−アラビノース (10) L−アラビノース (11) D−キシロース (12) L−キシロース (13) D−リキソース (14) L−リキソース (15) D−キシルロース (16) L−キシルロース (17) D−リブロース (18) L−リブロース (19) 2−デオキシ−D−リボース (20) D−アロース (21) L−アロース (22) D−アルトロース (23) L−アルトロース (24) D−グルコース (25) L−グルコース (26) D−マンノース (27) L−マンノース (28) D−グロース (29) L−グロース (30) D−イドース (31) L−イドース (32) D−ガラクトース (33) L−ガラクトース (34) D−タロース (35) L−タロース (36) D−キノボース (37) ジギタロース (38) ジギトキソース (39) シマロース (40) D−ソルボース (41) L−ソルボース (42) D−タガトース (43) D−フコース (44) L−フコース (45) 2−デオキシ−D−グルコース (46) D−プシコース (47) D−フルクトース (48) L−フルクトース (49) L−ラムノース (50) D−グルコサミン (51) D−ガラクトサミン (52) D−マンノサミン (53) D−グリセロ−D−ガラクトヘプトース (54) D−グリセロ−D−マンノヘプトース (55) D−グリセロ−L−マンノヘプトース (56) D−グリセロ−D−グロヘプトース (57) D−グリセロ−D−イドヘプトース (58) D−グリセロ−L−グルコヘプトース (59) D−グリセロ−L−タロヘプトース (60) D−アルトロヘプツロース (61) D−マンノヘプツロース (62) D−アルトロ−3−ヘプツロース (63) D−グルクロン酸 (64) L−グルクロン酸 (65) N−アセチル−D−グルコサミン (66) グリセリン (67) D−トレイット (68) L−トレイット (69) エリトリット(商品名、三菱化成食品エリス
リトール) (70) D−アラビット (71) L−アラビット (72) アドニット (73) キシリット (74) D−ソルビット (75) L−ソルビット (76) D−マンニット (77) L−マンニット (78) D−イジット (79) L−イジット (80) D−タリット (81) L−タリット (82) ズルシット (83) アロズルシット これら例示化合物のうち好ましく用いられる糖アルコー
ル類としては、(66)〜(83)であり、より好まし
くは、(69)、(74)〜(83)である。
リトール) (70) D−アラビット (71) L−アラビット (72) アドニット (73) キシリット (74) D−ソルビット (75) L−ソルビット (76) D−マンニット (77) L−マンニット (78) D−イジット (79) L−イジット (80) D−タリット (81) L−タリット (82) ズルシット (83) アロズルシット これら例示化合物のうち好ましく用いられる糖アルコー
ル類としては、(66)〜(83)であり、より好まし
くは、(69)、(74)〜(83)である。
【0098】多糖類及び糖分解物の具体的例示化合物を
次に示す。
次に示す。
【0099】(1) 麦芽糖 (2) セロビオース (3) トレハロース (4) ゲンチオビオース (5) イソマルトース (6) 乳糖 (7) ラフィノース (8) ゲンチアノース (9) スタキオース (10) キシラン (11) アラバン (12) グリコーゲン (13) デキストラン (14) イヌリン (15) レバン (16) ガラクタン (17) アガロース (18) アミロース (19) スクロース (20) アガロビオース (21) メチルセルロース (22) ジメチルセルロース (23) トリメチルセルロース (24) エチルセルロース (25) ジエチルセルロース (26) トリエチルセルロース (27) カルボキシメチルセルロース (28) カルボキシエチルセルロース (29) アミノエチルセルロース (30) ヒドロキシメチルセルロース (31) ヒドロキシエチルメチルセルロース (32) ヒドロキシプロピルセルロース (33) ヒドロキシプロピルメチルセルロース (34) ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテ
ートサクシネート (35) カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロー
ス (36) α−デキストリン (37) β−デキストリン (38) γ−デキストリン (39) σ−デキストリン (40) ε−デキストリン (41) α−限界デキストリン (42) β−限界デキストリン (43) ホスホリラーゼ限界デキストリン (44) 可溶性デンプン (45) 薄手ノリデンプン (46) 白色デキストリン (47) 黄色デキストリン (48) ブリティッシュガム (49) α−シクロデキストリン (50) β−シクロデキストリン (51) γ−シクロデキストリン (52) メチル−α−シクロデキストリン (53) メチル−β−シクロデキストリン (54) メチル−γ−シクロデキストリン (55) ヒドロキシプロピル−α−シクロデキストリ
ン (56) ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリ
ン (57) ヒドロキシプロピル−γ−シクロデキストリ
ン (58) マルトシクロデキストリン 糖類は、広く天然に存在しており、市販品を簡単に入手
できる。又、種々の誘導体についても還元、酸化あるい
は脱水反応などを行うことによって容易に合成できる。
ートサクシネート (35) カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロー
ス (36) α−デキストリン (37) β−デキストリン (38) γ−デキストリン (39) σ−デキストリン (40) ε−デキストリン (41) α−限界デキストリン (42) β−限界デキストリン (43) ホスホリラーゼ限界デキストリン (44) 可溶性デンプン (45) 薄手ノリデンプン (46) 白色デキストリン (47) 黄色デキストリン (48) ブリティッシュガム (49) α−シクロデキストリン (50) β−シクロデキストリン (51) γ−シクロデキストリン (52) メチル−α−シクロデキストリン (53) メチル−β−シクロデキストリン (54) メチル−γ−シクロデキストリン (55) ヒドロキシプロピル−α−シクロデキストリ
ン (56) ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリ
ン (57) ヒドロキシプロピル−γ−シクロデキストリ
ン (58) マルトシクロデキストリン 糖類は、広く天然に存在しており、市販品を簡単に入手
できる。又、種々の誘導体についても還元、酸化あるい
は脱水反応などを行うことによって容易に合成できる。
【0100】市販品として、シクロデキストリン類とし
ては塩水港精糖(株)社製α−100H、β−100、
γ−100、K−100、イソエリートP、イソエリー
トPH、メチル−β−CD、ヒドロキシプロピル−β−
CD、デンプンの分解物としては松谷化学工業(株)社
製のパインフロー、パインデックスシリーズ、フードテ
ックス、マックス100、グリスターP、TK−16、
MPD、H−PDX、スタコデックス、日本油脂(株)
社製オイルQシリーズが挙げられる。
ては塩水港精糖(株)社製α−100H、β−100、
γ−100、K−100、イソエリートP、イソエリー
トPH、メチル−β−CD、ヒドロキシプロピル−β−
CD、デンプンの分解物としては松谷化学工業(株)社
製のパインフロー、パインデックスシリーズ、フードテ
ックス、マックス100、グリスターP、TK−16、
MPD、H−PDX、スタコデックス、日本油脂(株)
社製オイルQシリーズが挙げられる。
【0101】本発明において、下記一般式(2)で示さ
れる化合物も好まし用いることができる。
れる化合物も好まし用いることができる。
【0102】一般式(2) HO−(A1−O)l1−(A2−O)l2−(A3−O)
l3−H 式中、A1、A2、A3はそれぞれ置換、無置換の直鎖ま
たは分岐のアルキレン基を表し、これらは同一であって
も異なっていてもよい。
l3−H 式中、A1、A2、A3はそれぞれ置換、無置換の直鎖ま
たは分岐のアルキレン基を表し、これらは同一であって
も異なっていてもよい。
【0103】また、置換基としては、ヒドロキシ基、カ
ルボキシ基、スルホニル基、アルコキシ基、カルバモイ
ル基、スルファモイル基があげられる。好ましく用いら
れるものは、A1、A2、A3がそれぞれ無置換であるも
のである。また最も好ましいものとしては、A1、A2、
A3が−CH2CH2−、−CH(CH3)−CH2−であ
る。
ルボキシ基、スルホニル基、アルコキシ基、カルバモイ
ル基、スルファモイル基があげられる。好ましく用いら
れるものは、A1、A2、A3がそれぞれ無置換であるも
のである。また最も好ましいものとしては、A1、A2、
A3が−CH2CH2−、−CH(CH3)−CH2−であ
る。
【0104】l1、l2、l3は、それぞれ0または0〜
500の整数を表す。ただし、l1+l2+l3≧5であ
る。
500の整数を表す。ただし、l1+l2+l3≧5であ
る。
【0105】これらのうちで、好ましく用いられるのは
l1、l2、l3のうち少なくとも1つが15以上のもの
であり、さらに好ましく用いられるのは20以上のもの
である。
l1、l2、l3のうち少なくとも1つが15以上のもの
であり、さらに好ましく用いられるのは20以上のもの
である。
【0106】また、本発明における一般式(2)で示さ
れる化合物が例えば2種類のモノマーa,bを混ぜて共
重合させた共重合体となる場合は、以下に示される配列
のものも包含される。
れる化合物が例えば2種類のモノマーa,bを混ぜて共
重合させた共重合体となる場合は、以下に示される配列
のものも包含される。
【0107】 −a−b−a−b−a−b−a−b−a−b− −a−a−b−a−b−b−a−a−a−b−a−a−b−b−a− −a−a−a−a−a−a−b−b−b−b−b−b−a−a−a−a−a− これらの共重合体となるもののうち特に好ましい化合物
としては、下記一般式(2−1)で示される、エチレン
グリコールとプロピレングリコールのブロックポリマー
(プルロニック型非イオン)である。
としては、下記一般式(2−1)で示される、エチレン
グリコールとプロピレングリコールのブロックポリマー
(プルロニック型非イオン)である。
【0108】一般式(2−1) HO−(CH2CH2−O)l4−〔CH(CH3)CH2
−O〕l5−(CH2CH2−O)l6−H 式中、l4、l5、l6は前記一般式(2)中のl1、
l2、l3と同義である。
−O〕l5−(CH2CH2−O)l6−H 式中、l4、l5、l6は前記一般式(2)中のl1、
l2、l3と同義である。
【0109】本発明における一般式(2−1)で示され
る化合物において、総分子量中のエチレンオキシドの含
有率(重量%)は70重量%以上であることが好まし
く、特に好ましくは80重量%以上のものである。
る化合物において、総分子量中のエチレンオキシドの含
有率(重量%)は70重量%以上であることが好まし
く、特に好ましくは80重量%以上のものである。
【0110】以下に更に一般式(2)及び一般式(2−
1)で表される具体的化合物を示す。
1)で表される具体的化合物を示す。
【0111】 HO−(CH2−CH2−O)n′−H 平均分子量 2−1 300 2−2 600 2−3 1000 2−4 1500 2−5 2000 2−6 3000 2−7 4000 2−8 6000 2−9 10000 2−10 15000 2−11 20000 2−12 30000 HO−(CH2CH2−O)a′−〔CH(CH3)−CH2−O〕b′ −(CH2CH2−O)c′−H 総分子中のエチレンオキシド 平均分子量 の含有率(重量%) 2−1−1 80 8350 2−1−2 80 10800 2−1−3 50 4600 2−1−4 70 6500 2−1−5 80 5000 2−1−6 50 3500 2−1−7 70 7850 2−1−8 50 4150 上記式中、n′は5以上の整数を表し、a′、b′、
c′はl1、l2、l3と同義である。
c′はl1、l2、l3と同義である。
【0112】本発明における一般式(2)および一般式
(2−1)で示される化合物において、もっとも好まし
いものはポリエチレングリコール(PEGと称すること
もある)である。
(2−1)で示される化合物において、もっとも好まし
いものはポリエチレングリコール(PEGと称すること
もある)である。
【0113】また、ポリエチレングリコールの場合は、
平均分子量が2000〜20000の範囲にあるものが
好ましく、特に好ましくは3000〜15000の範囲
のものである。
平均分子量が2000〜20000の範囲にあるものが
好ましく、特に好ましくは3000〜15000の範囲
のものである。
【0114】液状バインダを添加する際にはそのまま滴
下しても良いが、スプレーノズルを使用して噴霧するの
が好ましい。本発明における液状バインダの添加速度と
しては、添加される固体1kg当たり4g/分未満が好
ましい。すなわち、前記添加速度の範囲内では、液状バ
インダが、原材料に対し均一に分散されることでと推定
しているが、摩擦熱の発生が抑制される効果があること
が分かった。そればかりか、大粒子の生成や微粉末の生
成が少なくなり顆粒の粒度分布のバラツキ幅が小さくな
った。また、該顆粒は圧縮成型性にも優れ、杵キシミや
杵付着が発生することなく、硬度、摩損度に優れた錠剤
が得られる。
下しても良いが、スプレーノズルを使用して噴霧するの
が好ましい。本発明における液状バインダの添加速度と
しては、添加される固体1kg当たり4g/分未満が好
ましい。すなわち、前記添加速度の範囲内では、液状バ
インダが、原材料に対し均一に分散されることでと推定
しているが、摩擦熱の発生が抑制される効果があること
が分かった。そればかりか、大粒子の生成や微粉末の生
成が少なくなり顆粒の粒度分布のバラツキ幅が小さくな
った。また、該顆粒は圧縮成型性にも優れ、杵キシミや
杵付着が発生することなく、硬度、摩損度に優れた錠剤
が得られる。
【0115】本発明における発色現像剤に用いられる発
色現像主薬としては、p−フェニレンジアミン誘導体
(以下、p−フェニレンジアミン系化合物ともいう)、
特に水溶性基を有するp−フェニレンジアミン系化合物
が本発明の目的の効果を良好に奏し、かつかぶりの発生
が少ないため好ましく用いられる。
色現像主薬としては、p−フェニレンジアミン誘導体
(以下、p−フェニレンジアミン系化合物ともいう)、
特に水溶性基を有するp−フェニレンジアミン系化合物
が本発明の目的の効果を良好に奏し、かつかぶりの発生
が少ないため好ましく用いられる。
【0116】水溶性基を有するp−フェニレンジアミン
系化合物は、N,N−ジエチル−p−フェニレンジアミ
ン等の水溶性基を有しないパラフェニレンジアミン系化
合物に比べ、感光材料の汚染がなくかつ皮膚についても
皮膚がカブレにくいという長所を有するばかりでなく、
特に本発明の発色現像液に組み合わせることにより、本
発明の目的をより効率的に達成することができる。
系化合物は、N,N−ジエチル−p−フェニレンジアミ
ン等の水溶性基を有しないパラフェニレンジアミン系化
合物に比べ、感光材料の汚染がなくかつ皮膚についても
皮膚がカブレにくいという長所を有するばかりでなく、
特に本発明の発色現像液に組み合わせることにより、本
発明の目的をより効率的に達成することができる。
【0117】前記水溶性基は、p−フェニレンジアミン
系化合物のアミノ基またはベンゼン核上に少なくとも1
つ有するものが挙げられ、具体的な水溶性基としては −(CH2)n−CH2OH、 −(CH2)m−NHSO2−(CH2)nCH3、 −(CH2)m−O−(CH2)n−CH3、 −(CH2CH2O)nCmH2m+1(m及びnはそれぞれ0
以上の整数を表す。)、−COOH基、−SO3H基等
が好ましいものとして挙げられる。
系化合物のアミノ基またはベンゼン核上に少なくとも1
つ有するものが挙げられ、具体的な水溶性基としては −(CH2)n−CH2OH、 −(CH2)m−NHSO2−(CH2)nCH3、 −(CH2)m−O−(CH2)n−CH3、 −(CH2CH2O)nCmH2m+1(m及びnはそれぞれ0
以上の整数を表す。)、−COOH基、−SO3H基等
が好ましいものとして挙げられる。
【0118】本発明に好ましく用いられる発色現像主薬
の具体的例示化合物としては、特開平4−86741号
明細書第26〜31頁に記載されている(C−1)〜
(C−16)が挙げられる。
の具体的例示化合物としては、特開平4−86741号
明細書第26〜31頁に記載されている(C−1)〜
(C−16)が挙げられる。
【0119】上記発色現像主薬は通常、塩酸塩、硫酸
塩、p−トルエンスルホン酸塩等の塩のかたちで用いら
れる。
塩、p−トルエンスルホン酸塩等の塩のかたちで用いら
れる。
【0120】また、前記発色現像主薬は単独であるいは
二種以上併用して、また所望により白黒現像主薬例えば
フェニドン、4−ヒドロキシメチル−4−メチル−1−
フェニル−3−ピラゾリドンやメトール等と併用して用
いてもよい。
二種以上併用して、また所望により白黒現像主薬例えば
フェニドン、4−ヒドロキシメチル−4−メチル−1−
フェニル−3−ピラゾリドンやメトール等と併用して用
いてもよい。
【0121】又、本発明においては、本発明に係わる発
色現像剤中に下記一般式[A]及び[B]で示される化
合物を含有することが、本発明の目的の効果をより良好
に奏する。
色現像剤中に下記一般式[A]及び[B]で示される化
合物を含有することが、本発明の目的の効果をより良好
に奏する。
【0122】すなわち、固形処理剤化されると他の化合
物に比べ錠剤の保存性が良くなるばかりでなく錠剤強度
も保てるという点で効果があり、しかも写真性能的に安
定で未露光部にも生じるカブリも少ないという利点もあ
る。
物に比べ錠剤の保存性が良くなるばかりでなく錠剤強度
も保てるという点で効果があり、しかも写真性能的に安
定で未露光部にも生じるカブリも少ないという利点もあ
る。
【0123】
【化32】
【0124】一般式[A]において、R31及びR32は同
時に水素原子ではないそれぞれアルキル基、アリール
基、R′−CO−または水素原子を表すが、R31及びR
32で表されるアルキル基は、同一でも異なってもよく、
それぞれ炭素数1〜3のアルキル基が好ましい。更にこ
れらアルキル基はカルボン酸基、リン酸基、スルホン酸
基、又は水酸基を有してもよい。
時に水素原子ではないそれぞれアルキル基、アリール
基、R′−CO−または水素原子を表すが、R31及びR
32で表されるアルキル基は、同一でも異なってもよく、
それぞれ炭素数1〜3のアルキル基が好ましい。更にこ
れらアルキル基はカルボン酸基、リン酸基、スルホン酸
基、又は水酸基を有してもよい。
【0125】R′はアルコキシ基、アルキル基又はアリ
ール基を表す。R31、R32及びR′のアルキル基及びア
リール基は置換基を有するものも含み、また、R31及び
R32は結合して環を構成してもよく、例えばピペリジ
ン、ピリジン、トリアジンやモルホリンの如き複素環を
構成してもよい。
ール基を表す。R31、R32及びR′のアルキル基及びア
リール基は置換基を有するものも含み、また、R31及び
R32は結合して環を構成してもよく、例えばピペリジ
ン、ピリジン、トリアジンやモルホリンの如き複素環を
構成してもよい。
【0126】
【化33】
【0127】式中、R11、R12、R13は水素原子、置換
又は無置換の、アルキル基、アリール基、またはヘテロ
環基を表し、R14はヒドロキシ基、ヒドロキシアミノ
基、置換又は無置換の、アルキル基、アリール基、ヘテ
ロ環基、アルコキシ基、アリールオキシ基、カルバモイ
ル基、アミノ基を表す。ヘテロ環基としては、5〜6員
環であり、C、H、O、N、S及びハロゲン原子から構
成され飽和でも不飽和でもよい。R15は−CO−、−S
O2−または−C(=NH)−から選ばれる2価の基を
表し、n3 1は0又は1である。特にn31=0の時R14は
アルキル基、アリール基、ヘテロ環基から選ばれる基を
表し、R13とR14は共同してヘテロ環基を形成してもよ
い。
又は無置換の、アルキル基、アリール基、またはヘテロ
環基を表し、R14はヒドロキシ基、ヒドロキシアミノ
基、置換又は無置換の、アルキル基、アリール基、ヘテ
ロ環基、アルコキシ基、アリールオキシ基、カルバモイ
ル基、アミノ基を表す。ヘテロ環基としては、5〜6員
環であり、C、H、O、N、S及びハロゲン原子から構
成され飽和でも不飽和でもよい。R15は−CO−、−S
O2−または−C(=NH)−から選ばれる2価の基を
表し、n3 1は0又は1である。特にn31=0の時R14は
アルキル基、アリール基、ヘテロ環基から選ばれる基を
表し、R13とR14は共同してヘテロ環基を形成してもよ
い。
【0128】前記一般式[A]で示されるヒドロキシル
アミン系化合物の具体例は、米国特許3,287,12
5号、同33,293,034号及び同3,287,1
24号等に記載されているが、特に好ましい具体的例示
化合物としては、特開平4−86741号明細書第36
〜38頁記載の(A−1)〜(A−39)及び特開平3
−33845号明細書第3〜6頁記載の(1)〜(5
3)及び特開平3−63646号明細書第5〜7頁記載
の(1)〜(52)が挙げられる。
アミン系化合物の具体例は、米国特許3,287,12
5号、同33,293,034号及び同3,287,1
24号等に記載されているが、特に好ましい具体的例示
化合物としては、特開平4−86741号明細書第36
〜38頁記載の(A−1)〜(A−39)及び特開平3
−33845号明細書第3〜6頁記載の(1)〜(5
3)及び特開平3−63646号明細書第5〜7頁記載
の(1)〜(52)が挙げられる。
【0129】次に前記一般式[B]で示される化合物の
具体例は、特開平4−86741号明細書第40〜43
頁記載の(B−1)〜(B−33)及び特開平3−33
846号明細書第4〜6頁記載の(1)〜(56)が挙
げられる。
具体例は、特開平4−86741号明細書第40〜43
頁記載の(B−1)〜(B−33)及び特開平3−33
846号明細書第4〜6頁記載の(1)〜(56)が挙
げられる。
【0130】これら一般式[A]又は一般式[B]で示
される化合物は、通常遊離のアミン、塩酸塩、硫酸塩、
p−トルエンスルホン酸塩、シュウ酸塩、リン酸塩、酢
酸塩等の形で用いられる。
される化合物は、通常遊離のアミン、塩酸塩、硫酸塩、
p−トルエンスルホン酸塩、シュウ酸塩、リン酸塩、酢
酸塩等の形で用いられる。
【0131】本発明に用いられる発色現像剤及び黒白現
像剤中には、保恒剤として亜硫酸塩を微量用いることが
できる。該亜硫酸塩としては、亜硫酸ナトリウム、亜硫
酸カリウム、重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸カリウム等
が挙げられる。
像剤中には、保恒剤として亜硫酸塩を微量用いることが
できる。該亜硫酸塩としては、亜硫酸ナトリウム、亜硫
酸カリウム、重亜硫酸ナトリウム、重亜硫酸カリウム等
が挙げられる。
【0132】本発明に用いられる発色現像剤及び黒白現
像剤には、緩衝剤を用いることが必要で、緩衝剤として
は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウ
ム、重炭酸カリウム、リン酸三ナトリウム、リン酸三カ
リウム、リン酸二カリウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸
カリウム、四ホウ酸ナトリウム(ホウ酸)、四ホウ酸カ
リウム、o−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム(サリチル
酸ナトリウム)、o−ヒドロキシ安息香酸カリウム、5
−スルホ−2−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム(5−ス
ルホサリチル酸ナトリウム)、5−スルホ−2−ヒドロ
キシ安息香酸カリウム(5−スルホサリチル酸カリウ
ム)等を挙げることができる。
像剤には、緩衝剤を用いることが必要で、緩衝剤として
は、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウ
ム、重炭酸カリウム、リン酸三ナトリウム、リン酸三カ
リウム、リン酸二カリウム、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸
カリウム、四ホウ酸ナトリウム(ホウ酸)、四ホウ酸カ
リウム、o−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム(サリチル
酸ナトリウム)、o−ヒドロキシ安息香酸カリウム、5
−スルホ−2−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム(5−ス
ルホサリチル酸ナトリウム)、5−スルホ−2−ヒドロ
キシ安息香酸カリウム(5−スルホサリチル酸カリウ
ム)等を挙げることができる。
【0133】現像促進剤としては、特公昭37−160
88号、同37−5987号、同38−7826号、同
44−12380号、同45−9019号及び米国特許
3,813,247号等に表されるチオエーテル系化合
物、特開昭52−49829号及び同50−15554
号に表されるp−フェニレンジアミン系化合物、特開昭
50−137726号、特公昭44−30074号、特
開昭56−156826号及び同52−43429号等
に表される4級アンモニウム塩類、米国特許2,61
0,122号及び同4,119,462号記載のp−ア
ミノフェノール類、米国特許2,494,903号、同
3,128,182号、同4,230,796号、同
3,253,919号、特公昭41−11431号、米
国特許2,482,546号、同2,596,926号
及び同3,582,346号等に記載のアミン系化合
物、特公昭37−16088号、同42−25201
号、米国特許3,128,183号、特公昭41−11
431号、同42−23883号及び米国特許3,53
2,501号等に表されるポリアルキレンオキサイド、
その他1−フェニル−3−ピラゾリドン類、ヒドロジン
類、メソイオン型化合物、イオン型化合物、イミダゾー
ル類等を必要に応じて添加することができる。
88号、同37−5987号、同38−7826号、同
44−12380号、同45−9019号及び米国特許
3,813,247号等に表されるチオエーテル系化合
物、特開昭52−49829号及び同50−15554
号に表されるp−フェニレンジアミン系化合物、特開昭
50−137726号、特公昭44−30074号、特
開昭56−156826号及び同52−43429号等
に表される4級アンモニウム塩類、米国特許2,61
0,122号及び同4,119,462号記載のp−ア
ミノフェノール類、米国特許2,494,903号、同
3,128,182号、同4,230,796号、同
3,253,919号、特公昭41−11431号、米
国特許2,482,546号、同2,596,926号
及び同3,582,346号等に記載のアミン系化合
物、特公昭37−16088号、同42−25201
号、米国特許3,128,183号、特公昭41−11
431号、同42−23883号及び米国特許3,53
2,501号等に表されるポリアルキレンオキサイド、
その他1−フェニル−3−ピラゾリドン類、ヒドロジン
類、メソイオン型化合物、イオン型化合物、イミダゾー
ル類等を必要に応じて添加することができる。
【0134】発色現像剤はベンジルアルコールを実質的
に含有しないものが好ましい。実質的にとはカラー現像
液1lに換算して2.0ml以下、更に好ましくは全く
含有しないことである。実質的に含有しない方が連続処
理時の写真特性の変動、特にステインの増加が小さく、
より好ましい結果が得られる。
に含有しないものが好ましい。実質的にとはカラー現像
液1lに換算して2.0ml以下、更に好ましくは全く
含有しないことである。実質的に含有しない方が連続処
理時の写真特性の変動、特にステインの増加が小さく、
より好ましい結果が得られる。
【0135】カブリ防止等の目的で塩素イオン及び臭素
イオンが処理槽のカラー現像液中に必要である。本発明
においては好ましくは塩素イオンとして1.0×10-2
〜1.5×10-1モル/l、より好ましくは4×10-2
〜1×10-1モル/l含有する。塩素イオン濃度が1.
5×10-1モル/lより多いと、現像を送らせ迅速に高
い最大濃度を得るには好ましくない。また、1.0×1
0-2モル/l未満では、ステインが生じ、更には、連続
処理に伴う写真性変動(特に最小濃度)が大きくなり好
ましくない。従って固形処理剤は処理槽のカラー現像液
が上記の濃度範囲になる様調整することが必要である。
イオンが処理槽のカラー現像液中に必要である。本発明
においては好ましくは塩素イオンとして1.0×10-2
〜1.5×10-1モル/l、より好ましくは4×10-2
〜1×10-1モル/l含有する。塩素イオン濃度が1.
5×10-1モル/lより多いと、現像を送らせ迅速に高
い最大濃度を得るには好ましくない。また、1.0×1
0-2モル/l未満では、ステインが生じ、更には、連続
処理に伴う写真性変動(特に最小濃度)が大きくなり好
ましくない。従って固形処理剤は処理槽のカラー現像液
が上記の濃度範囲になる様調整することが必要である。
【0136】本発明において、処理槽中のカラー現像液
中に臭素イオンを好ましくは3.0×10-3〜1.0×
10-3モル/l含有する。より好ましくは5.0×10
-3〜5×10-4モル/lである。特に好ましくは1×1
0-4〜3×10-4モル/lである。臭素イオン濃度が1
×10-3モル/lより多い場合、現像を遅らせ、最大濃
度及び感度が低下し、3.0×10-3モル/l未満であ
る場合、ステインを生じ、また連続処理に伴う写真性変
動(特に最小濃度)を生じる点で好ましくない。これも
塩素イオンと同様、固形処理剤中の臭素濃度を上記の範
囲になる様調整することが必要である。
中に臭素イオンを好ましくは3.0×10-3〜1.0×
10-3モル/l含有する。より好ましくは5.0×10
-3〜5×10-4モル/lである。特に好ましくは1×1
0-4〜3×10-4モル/lである。臭素イオン濃度が1
×10-3モル/lより多い場合、現像を遅らせ、最大濃
度及び感度が低下し、3.0×10-3モル/l未満であ
る場合、ステインを生じ、また連続処理に伴う写真性変
動(特に最小濃度)を生じる点で好ましくない。これも
塩素イオンと同様、固形処理剤中の臭素濃度を上記の範
囲になる様調整することが必要である。
【0137】発色現像剤に直接添加される場合、塩素イ
オン供給物質として、塩化ナトリウム、塩化カリウム、
塩化アンモニウム、塩化ニッケル、塩化マグネシウム、
塩化マンガン、塩化カルシウム、塩化カドミウムが挙げ
られるが、そのうち好ましいものは塩化ナトリウム、塩
化カリウムである。
オン供給物質として、塩化ナトリウム、塩化カリウム、
塩化アンモニウム、塩化ニッケル、塩化マグネシウム、
塩化マンガン、塩化カルシウム、塩化カドミウムが挙げ
られるが、そのうち好ましいものは塩化ナトリウム、塩
化カリウムである。
【0138】また、発色現像剤及び現像剤中に添加され
る蛍光増白剤の対塩の形態で供給されてもよい。臭素イ
オンの供給物質として、臭化ナトリウム、臭化カリウ
ム、臭化アンモニウム、臭化リチウム、臭化カルシウ
ム、臭化マグネシウム、臭化マンガン、臭化ニッケル、
臭化カドミウム、臭化セリウム、臭化タリウムが挙げら
れるが、そのうち好ましいものは臭化カリウム、臭化ナ
トリウムである。
る蛍光増白剤の対塩の形態で供給されてもよい。臭素イ
オンの供給物質として、臭化ナトリウム、臭化カリウ
ム、臭化アンモニウム、臭化リチウム、臭化カルシウ
ム、臭化マグネシウム、臭化マンガン、臭化ニッケル、
臭化カドミウム、臭化セリウム、臭化タリウムが挙げら
れるが、そのうち好ましいものは臭化カリウム、臭化ナ
トリウムである。
【0139】本発明に用いられる発色現像剤及び現像剤
には、必要に応じて、塩素イオン、臭素イオンに加えて
任意のカブリ防止剤を添加できる。カブリ防止剤として
は、沃化カリウムの如きアルカリ金属ハロゲン化物及び
有機カブリ防止剤が使用できる。有機カブリ防止剤とし
ては、例えば、ベンゾトリアゾール、6−ニトロベンズ
イミダゾール、5−ニトロイソインダゾール、5−メチ
ルベンゾトリアゾール、5−ニトロベンゾトリアゾー
ル、5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2−チアゾリル
−ベンズイミダゾール、2−チアゾリルメチル−ベンズ
イミダゾール、インダゾール、ヒドロキシアザインドリ
ジン、アデニンの如き含窒素ヘテロ環化合物を代表例と
して挙げることができる。
には、必要に応じて、塩素イオン、臭素イオンに加えて
任意のカブリ防止剤を添加できる。カブリ防止剤として
は、沃化カリウムの如きアルカリ金属ハロゲン化物及び
有機カブリ防止剤が使用できる。有機カブリ防止剤とし
ては、例えば、ベンゾトリアゾール、6−ニトロベンズ
イミダゾール、5−ニトロイソインダゾール、5−メチ
ルベンゾトリアゾール、5−ニトロベンゾトリアゾー
ル、5−クロロ−ベンゾトリアゾール、2−チアゾリル
−ベンズイミダゾール、2−チアゾリルメチル−ベンズ
イミダゾール、インダゾール、ヒドロキシアザインドリ
ジン、アデニンの如き含窒素ヘテロ環化合物を代表例と
して挙げることができる。
【0140】本発明に用いられる発色現像剤及び現像剤
にはトリアジニルスチルベン系蛍光増白剤を含有させる
ことが本発明の目的の効果の点から好ましい。これらの
化合物の添加量は発色現像液1l当り0.2g〜10g
の範囲になる様に固形処理剤を調整することが好まし
く、更に好ましくは0.4g〜5gの範囲である。
にはトリアジニルスチルベン系蛍光増白剤を含有させる
ことが本発明の目的の効果の点から好ましい。これらの
化合物の添加量は発色現像液1l当り0.2g〜10g
の範囲になる様に固形処理剤を調整することが好まし
く、更に好ましくは0.4g〜5gの範囲である。
【0141】さらに、本発明に用いられる発色現像剤及
び黒白現像剤組成物には、必要に応じて、メチルセロソ
ルブ、メタノール、アセトン、ジメチルホルムアミド、
β−シクロデキストリン、その他特公昭47−3337
8号、同44−9509号各公報記載の化合物を現像主
薬の溶解度を上げるための有機溶剤として使用すること
ができる。
び黒白現像剤組成物には、必要に応じて、メチルセロソ
ルブ、メタノール、アセトン、ジメチルホルムアミド、
β−シクロデキストリン、その他特公昭47−3337
8号、同44−9509号各公報記載の化合物を現像主
薬の溶解度を上げるための有機溶剤として使用すること
ができる。
【0142】さらに、現像主薬とともに補助現像剤を使
用することもできる。これらの補助現像剤としては、例
えばメトール、フェニドン、N,N−ジエチル−p−ア
ミノフェノール塩酸塩、N,N,N′,N′−テトラメ
チル−p−フェニレンジアミン塩酸塩等が知られてい
る。
用することもできる。これらの補助現像剤としては、例
えばメトール、フェニドン、N,N−ジエチル−p−ア
ミノフェノール塩酸塩、N,N,N′,N′−テトラメ
チル−p−フェニレンジアミン塩酸塩等が知られてい
る。
【0143】さらにまた、その他ステイン防止剤、スラ
ッジ防止剤、重層効果促進剤等各種添加剤を用いること
ができる。
ッジ防止剤、重層効果促進剤等各種添加剤を用いること
ができる。
【0144】また発色現像剤及び黒白現像剤組成物に
は、特開平4−118649号公報第63頁下から第8
行〜第64頁下から第3行に記載の下記一般式[K]で
示されるキレート剤及びその例示化合物K−1〜K−2
2が添加されることが本発明の目的を効果的に達成する
観点から好ましい。
は、特開平4−118649号公報第63頁下から第8
行〜第64頁下から第3行に記載の下記一般式[K]で
示されるキレート剤及びその例示化合物K−1〜K−2
2が添加されることが本発明の目的を効果的に達成する
観点から好ましい。
【0145】これらキレート剤の中でも、とりわけ、K
−2、K−9、K−12、K−13、K−17、K−1
9が好ましく用いられ、とりわけ特に、K−2及びK−
9が本発明の効果を良好に奏する。
−2、K−9、K−12、K−13、K−17、K−1
9が好ましく用いられ、とりわけ特に、K−2及びK−
9が本発明の効果を良好に奏する。
【0146】これらキレート剤の添加量は発色現像液及
び黒白現像液1l当たり0.1〜20gの範囲になる様
に固形処理剤に添加することが好ましく、より好ましく
は0.2〜8gの範囲である。
び黒白現像液1l当たり0.1〜20gの範囲になる様
に固形処理剤に添加することが好ましく、より好ましく
は0.2〜8gの範囲である。
【0147】さらにまた上記発色現像剤及び黒白現像用
固形処理剤にはアニオン、カチオン、両性、ノニオンの
各界面活性剤を含有させることができる。
固形処理剤にはアニオン、カチオン、両性、ノニオンの
各界面活性剤を含有させることができる。
【0148】また、必要に応じてアルキルスルホン酸、
アリールスルホン酸、脂肪族カルボン酸、芳香族カルボ
ン酸等の各種界面活性剤を添加してもよい。
アリールスルホン酸、脂肪族カルボン酸、芳香族カルボ
ン酸等の各種界面活性剤を添加してもよい。
【0149】本発明に係る漂白剤又は漂白定着剤に好ま
しく用いられる漂白主剤は有機酸の第2鉄錯塩である。
しく用いられる漂白主剤は有機酸の第2鉄錯塩である。
【0150】有機酸の第2鉄錯塩は漂白能力が高い為に
固形する際の使用量が少なくても済み、軽量化、小型化
の錠剤化が計れるばかりでなく錠剤化した時の錠剤の保
存性が良くなるという効果があり、本発明に好ましく用
いられる。
固形する際の使用量が少なくても済み、軽量化、小型化
の錠剤化が計れるばかりでなく錠剤化した時の錠剤の保
存性が良くなるという効果があり、本発明に好ましく用
いられる。
【0151】以下に、有機酸の第2鉄錯塩の好ましい具
体例を示す。
体例を示す。
【0152】
【化34】
【0153】
【化35】
【0154】これら(C−1)〜(C−12)の化合物
の第2鉄錯塩としては、これらの第2鉄錯塩のナトリウ
ム塩、カリウム塩又はアンモニウム塩を任意に用いるこ
とができる。本発明の目的の効果及び溶解度の点から
は、これらの第2鉄錯塩のアンモニウム塩が好ましく用
いられる。
の第2鉄錯塩としては、これらの第2鉄錯塩のナトリウ
ム塩、カリウム塩又はアンモニウム塩を任意に用いるこ
とができる。本発明の目的の効果及び溶解度の点から
は、これらの第2鉄錯塩のアンモニウム塩が好ましく用
いられる。
【0155】前記化合物例の中で、本発明において特に
好ましく用いられるものは、(C−1)、(C−3)、
(C−4)、(C−5)、(C−9)であり、とりわけ
特に好ましいものは(C−1)である。
好ましく用いられるものは、(C−1)、(C−3)、
(C−4)、(C−5)、(C−9)であり、とりわけ
特に好ましいものは(C−1)である。
【0156】本発明において漂白剤又は漂白定着剤に
は、漂白主剤として上記一般式[C]で示される化合物
の鉄錯塩以外に下記化合物の第2鉄錯塩等を用いること
ができる。
は、漂白主剤として上記一般式[C]で示される化合物
の鉄錯塩以外に下記化合物の第2鉄錯塩等を用いること
ができる。
【0157】〔A′−1〕エチレンジアミン四酢酸 〔A′−2〕トランス−1,2−シクロヘキサンジアミ
ン四酢酸 〔A′−3〕ジヒドロキシエチルグリシン酸 〔A′−4〕エチレンジアミンテトラキスメチレンホス
ホン酸 〔A′−5〕ニトリロトリスメチレンホスホン酸 〔A′−6〕ジエチレントリアミンペンタキスメチレン
ホスホン酸 〔A′−7〕ジエチレントリアミン五酢酸 〔A′−8〕エチレンジアミンジオルトヒドロキシフェ
ニル酢酸 〔A′−9〕ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸 〔A′−10〕エチレンジアミンジプロピオン酸 〔A′−11〕エチレンジアミンジ酢酸 〔A′−12〕ヒドロキシエチルイミノジ酢酸 〔A′−13〕ニトリロトリ酢酸 〔A′−14〕ニトリロ三プロピオン酸 〔A′−15〕トリエチレンテトラミン六酢酸 〔A′−16〕エチレンジアミン四プロピオン酸 〔A′−17〕β−アラニンジ酢酸 前記有機酸第2鉄錯塩の添加量は漂白液又は漂白定着液
1l当り0.01モル〜2.0モルの範囲で含有するこ
とが好ましく、より好ましくは0.05〜1.5モル/
lの範囲である。従って、固形処理剤は処理槽中の漂白
液又は漂白定着液の有機酸第2鉄錯塩の濃度が上記範囲
になる様に調整することが必要である。
ン四酢酸 〔A′−3〕ジヒドロキシエチルグリシン酸 〔A′−4〕エチレンジアミンテトラキスメチレンホス
ホン酸 〔A′−5〕ニトリロトリスメチレンホスホン酸 〔A′−6〕ジエチレントリアミンペンタキスメチレン
ホスホン酸 〔A′−7〕ジエチレントリアミン五酢酸 〔A′−8〕エチレンジアミンジオルトヒドロキシフェ
ニル酢酸 〔A′−9〕ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸 〔A′−10〕エチレンジアミンジプロピオン酸 〔A′−11〕エチレンジアミンジ酢酸 〔A′−12〕ヒドロキシエチルイミノジ酢酸 〔A′−13〕ニトリロトリ酢酸 〔A′−14〕ニトリロ三プロピオン酸 〔A′−15〕トリエチレンテトラミン六酢酸 〔A′−16〕エチレンジアミン四プロピオン酸 〔A′−17〕β−アラニンジ酢酸 前記有機酸第2鉄錯塩の添加量は漂白液又は漂白定着液
1l当り0.01モル〜2.0モルの範囲で含有するこ
とが好ましく、より好ましくは0.05〜1.5モル/
lの範囲である。従って、固形処理剤は処理槽中の漂白
液又は漂白定着液の有機酸第2鉄錯塩の濃度が上記範囲
になる様に調整することが必要である。
【0158】漂白剤、漂白定着剤及び定着剤には、特開
昭64−295258号明細書に記載のイミダゾール及
びその誘導体又は同明細書記載の一般式[I]〜[IX]
で示される化合物及びこれらの例示化合物の少なくとも
一種を含有することにより迅速性に対して効果を奏しう
る。
昭64−295258号明細書に記載のイミダゾール及
びその誘導体又は同明細書記載の一般式[I]〜[IX]
で示される化合物及びこれらの例示化合物の少なくとも
一種を含有することにより迅速性に対して効果を奏しう
る。
【0159】上記の促進剤の他、特開昭62−1234
59号明細書の第51頁から第115頁に記載の例示化
合物及び特開昭63−17445号明細書の第22頁か
ら第25頁に記載の例示化合物、特開昭53−9563
0号、同53−28426号公報記載の化合物等も同様
に用いることができる。
59号明細書の第51頁から第115頁に記載の例示化
合物及び特開昭63−17445号明細書の第22頁か
ら第25頁に記載の例示化合物、特開昭53−9563
0号、同53−28426号公報記載の化合物等も同様
に用いることができる。
【0160】漂白剤又は漂白定着剤には、上記以外に臭
化アンモニウム、臭化カリウム、臭化ナトリウムの如き
ハロゲン化物、各種の蛍光増白剤、消泡剤あるいは界面
活性剤を含有せしめることもできる。
化アンモニウム、臭化カリウム、臭化ナトリウムの如き
ハロゲン化物、各種の蛍光増白剤、消泡剤あるいは界面
活性剤を含有せしめることもできる。
【0161】本発明における定着剤又は漂白定着剤に用
いられる定着主剤としては、チオシアン酸塩、チオ硫酸
塩が好ましく用いられる。チオシアン酸塩の含有量は少
なくとも定着液又は漂白定着液1l当り0.1モル/l
以上が好ましく、カラーネガフィルムを処理する場合、
より好ましくは0.5モル/l以上であり、特に好まし
くは1.0モル/l以上である。またチオ硫酸塩の含有
量は少なくとも0.2モル/l以上が好ましく、カラー
ネガフィルムを処理する場合、より好ましくは0.5モ
ル/l以上である。また本発明においては、チオシアン
酸塩とチオ硫酸塩を併用することにより更に効果的に本
発明の目的を達成できる。
いられる定着主剤としては、チオシアン酸塩、チオ硫酸
塩が好ましく用いられる。チオシアン酸塩の含有量は少
なくとも定着液又は漂白定着液1l当り0.1モル/l
以上が好ましく、カラーネガフィルムを処理する場合、
より好ましくは0.5モル/l以上であり、特に好まし
くは1.0モル/l以上である。またチオ硫酸塩の含有
量は少なくとも0.2モル/l以上が好ましく、カラー
ネガフィルムを処理する場合、より好ましくは0.5モ
ル/l以上である。また本発明においては、チオシアン
酸塩とチオ硫酸塩を併用することにより更に効果的に本
発明の目的を達成できる。
【0162】本発明に用いられる定着剤又は漂白定着剤
には、これら定着主剤の他に各種の塩から成るpH緩衝
剤を単独或いは2種以上含むことができる。さらにアル
カリハライドまたはアンモニウムハライド、例えば臭化
カリウム、臭化ナトリウム、塩化ナトリウム、臭化アン
モニウム等の再ハロゲン化剤を多量に含有させることが
望ましい。またアルキルアミン類、ポリエチレンオキサ
イド類等の通常定着剤又は漂白定着剤に添加することが
知られている化合物を適宜添加することができる。
には、これら定着主剤の他に各種の塩から成るpH緩衝
剤を単独或いは2種以上含むことができる。さらにアル
カリハライドまたはアンモニウムハライド、例えば臭化
カリウム、臭化ナトリウム、塩化ナトリウム、臭化アン
モニウム等の再ハロゲン化剤を多量に含有させることが
望ましい。またアルキルアミン類、ポリエチレンオキサ
イド類等の通常定着剤又は漂白定着剤に添加することが
知られている化合物を適宜添加することができる。
【0163】定着剤または漂白定着剤には、特開昭64
−295258号明細書第56頁に記載の一般式[F
A]で示される化合物及びこの例示化合物を添加するの
が好ましく、本発明の効果をより良好に奏するばかり
か、少量の感光材料を長期間にわたって処理する際に定
着能を有する処理液中に発生するスラッジも極めて少な
いという別なる効果が得られる。
−295258号明細書第56頁に記載の一般式[F
A]で示される化合物及びこの例示化合物を添加するの
が好ましく、本発明の効果をより良好に奏するばかり
か、少量の感光材料を長期間にわたって処理する際に定
着能を有する処理液中に発生するスラッジも極めて少な
いという別なる効果が得られる。
【0164】同明細書記載の一般式[FA]で示される
化合物は米国特許3,335,161号明細書及び米国
特許3,260,718号明細書に記載されている如き
一般的な方法で合成できる。これらの化合物はそれぞれ
単独で用いてもよく、また2種以上組合せて用いてもよ
い。
化合物は米国特許3,335,161号明細書及び米国
特許3,260,718号明細書に記載されている如き
一般的な方法で合成できる。これらの化合物はそれぞれ
単独で用いてもよく、また2種以上組合せて用いてもよ
い。
【0165】また、これらの化合物の添加量は定着液又
は漂白定着液1l当り0.1g〜200gの範囲で好結
果が得られる。
は漂白定着液1l当り0.1g〜200gの範囲で好結
果が得られる。
【0166】本発明において安定液には第2鉄イオンに
対するキレート安定度定数が8以上であるキレート剤を
含有することが好ましい。ここにキレート安定度定数と
は、L.G.Sillen・A.E.Martell
著、”Stability Constants of
Metal−ion Complexes”,The
Chemical Society,London(1
964)。S.Chaberek・A.E.Marte
ll著、”Organic Sequestering
Agents”,Wiley(1959)等により一
般に知られた定数を意味する。
対するキレート安定度定数が8以上であるキレート剤を
含有することが好ましい。ここにキレート安定度定数と
は、L.G.Sillen・A.E.Martell
著、”Stability Constants of
Metal−ion Complexes”,The
Chemical Society,London(1
964)。S.Chaberek・A.E.Marte
ll著、”Organic Sequestering
Agents”,Wiley(1959)等により一
般に知られた定数を意味する。
【0167】第2鉄イオンに対するキレート安定度定数
が8以上であるキレート剤としては特願平2−2347
76号、同1−324507号等に記載のものが挙げら
れる。
が8以上であるキレート剤としては特願平2−2347
76号、同1−324507号等に記載のものが挙げら
れる。
【0168】上記キレート剤の使用量は安定液1l当り
0.01〜50gが好ましく、より好ましくは0.05
〜20gの範囲で良好な結果が得られる。
0.01〜50gが好ましく、より好ましくは0.05
〜20gの範囲で良好な結果が得られる。
【0169】また安定液に添加する好ましい化合物とし
ては、アンモニウム化合物が挙げられる。これらは各種
の無機化合物のアンモニウム塩によって供給される。ア
ンモニウム化合物の添加量は安定液1l当り0.001
モル〜2.0モルの範囲が好ましく、より好ましくは
0.002〜1.0モルの範囲である。
ては、アンモニウム化合物が挙げられる。これらは各種
の無機化合物のアンモニウム塩によって供給される。ア
ンモニウム化合物の添加量は安定液1l当り0.001
モル〜2.0モルの範囲が好ましく、より好ましくは
0.002〜1.0モルの範囲である。
【0170】さらに安定剤には亜硫酸塩を含有させるこ
とが好ましい。
とが好ましい。
【0171】さらにまた安定液には前記キレート剤と併
用して金属塩を含有することが好ましい。かかる金属塩
としては、Ba、Ca、Ce、Co、In、La、M
n、Ni、Bi、Pb、Sn、Zn、Ti、Zr、M
g、Al又はSrの金属塩があり、ハロゲン化物、水酸
化物、硫酸塩、炭酸塩、リン酸塩、酢酸塩等の無機塩又
は水溶性キレート剤として供給できる。使用量としては
安定液1l当り1×10-4〜1×10-1モルの範囲が好
ましく、より好ましくは4×10-4〜2×10-2モルの
範囲である。
用して金属塩を含有することが好ましい。かかる金属塩
としては、Ba、Ca、Ce、Co、In、La、M
n、Ni、Bi、Pb、Sn、Zn、Ti、Zr、M
g、Al又はSrの金属塩があり、ハロゲン化物、水酸
化物、硫酸塩、炭酸塩、リン酸塩、酢酸塩等の無機塩又
は水溶性キレート剤として供給できる。使用量としては
安定液1l当り1×10-4〜1×10-1モルの範囲が好
ましく、より好ましくは4×10-4〜2×10-2モルの
範囲である。
【0172】また安定液には、有機酸塩(クエン酸、酢
酸、コハク酸、シュウ酸、安息香酸等)、pH調整剤
(リン酸塩、ホウ酸塩、塩酸、硫酸塩等)等を添加する
ことができる。なお本発明においては公知の防黴剤を本
発明の効果を損なわない範囲で単用又は併用することが
できる。
酸、コハク酸、シュウ酸、安息香酸等)、pH調整剤
(リン酸塩、ホウ酸塩、塩酸、硫酸塩等)等を添加する
ことができる。なお本発明においては公知の防黴剤を本
発明の効果を損なわない範囲で単用又は併用することが
できる。
【0173】又、安定液には脱イオン水を用いることが
好ましく、更に低補充化の為に逆浸透膜を用い、塩濃度
の高い液を定着又は漂白定着液、安定液の最前槽に戻
し、塩濃度の低い液を安定液の最終槽に戻す方法等も本
発明を実施する上での好ましい態様である。
好ましく、更に低補充化の為に逆浸透膜を用い、塩濃度
の高い液を定着又は漂白定着液、安定液の最前槽に戻
し、塩濃度の低い液を安定液の最終槽に戻す方法等も本
発明を実施する上での好ましい態様である。
【0174】本発明の白黒用現像錠剤に用いることがで
きる現像主薬としては、レダクトン類を含有することが
好ましい。
きる現像主薬としては、レダクトン類を含有することが
好ましい。
【0175】以下にレダクトン類の具体例を示す。
【0176】
【化36】
【0177】
【化37】
【0178】
【化38】
【0179】レダクトン類のうち、特にD−1で示され
るアスコルビン酸及び/又はエリソルビン酸(立体異
性)及びそれらの塩が好ましい。
るアスコルビン酸及び/又はエリソルビン酸(立体異
性)及びそれらの塩が好ましい。
【0180】更に以下のような現像主薬を含有しても良
い。ジヒドロキシベンゼン類(例えば、ハイドロキノ
ン、クロロハイドロキノン、ブロモハイドロキノン、ジ
クロロハイドロキノン、イソプロピルハイドロキノン、
メチルハイドロキノン、2,3−ジクロロハイドロキノ
ン、メトキシハイドロキノン、2,5−ジメチルハイド
ロキノン、ハイドロキノンモノスルホン酸カリウム、ハ
イドロキノンモノスルホン酸ナトリウムなど)3−ピラ
ゾリドン類(例えば、1−フェニル−3−ピラゾリド
ン、1−フェニル−4−メチル−3−ピラゾリドン、1
−フェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリドン、1
−フェニル−4−エチル−3−ピラゾリドン、1−フェ
ニル−5−メチル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−
4−メチル−4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリド
ン、1−フェニル−4,4−ジヒドロキシメチル−3−
ピラゾリドン、1−p−トリル−3−ピラゾリドン、1
−フェニル−2−アセチル−4,4−ジメチル−3−ピ
ラゾリドン、1−(2−ベンゾチアゾール)−3−ピラ
ゾリドン、3−アセトキシ−1−フェニル−3−ピラゾ
リドンなど)、アミノフェノール類(例えば、o−アミ
ノフェノール、p−アミノフェノール、N−メチル−o
−アミノフェノール、N−メチル−p−アミノフェノー
ル、2,4−ジアミノフェノールなど)、1−アリル−
3−アミノピラゾリン類(例えば、1−(p−ヒドロキ
シフェニル)−3−アミノピラゾリン、1−(p−メチ
ルアミノフェニル)−3−アミノピラゾリン、1−(p
−アミノ−m−メチルフェニル)−3−アミノピラゾリ
ンなど)、ピラゾロン類(例えば、4−アミノピラゾロ
ン)など、或いはこれらの混合物などが挙げられる。
い。ジヒドロキシベンゼン類(例えば、ハイドロキノ
ン、クロロハイドロキノン、ブロモハイドロキノン、ジ
クロロハイドロキノン、イソプロピルハイドロキノン、
メチルハイドロキノン、2,3−ジクロロハイドロキノ
ン、メトキシハイドロキノン、2,5−ジメチルハイド
ロキノン、ハイドロキノンモノスルホン酸カリウム、ハ
イドロキノンモノスルホン酸ナトリウムなど)3−ピラ
ゾリドン類(例えば、1−フェニル−3−ピラゾリド
ン、1−フェニル−4−メチル−3−ピラゾリドン、1
−フェニル−4,4−ジメチル−3−ピラゾリドン、1
−フェニル−4−エチル−3−ピラゾリドン、1−フェ
ニル−5−メチル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−
4−メチル−4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリド
ン、1−フェニル−4,4−ジヒドロキシメチル−3−
ピラゾリドン、1−p−トリル−3−ピラゾリドン、1
−フェニル−2−アセチル−4,4−ジメチル−3−ピ
ラゾリドン、1−(2−ベンゾチアゾール)−3−ピラ
ゾリドン、3−アセトキシ−1−フェニル−3−ピラゾ
リドンなど)、アミノフェノール類(例えば、o−アミ
ノフェノール、p−アミノフェノール、N−メチル−o
−アミノフェノール、N−メチル−p−アミノフェノー
ル、2,4−ジアミノフェノールなど)、1−アリル−
3−アミノピラゾリン類(例えば、1−(p−ヒドロキ
シフェニル)−3−アミノピラゾリン、1−(p−メチ
ルアミノフェニル)−3−アミノピラゾリン、1−(p
−アミノ−m−メチルフェニル)−3−アミノピラゾリ
ンなど)、ピラゾロン類(例えば、4−アミノピラゾロ
ン)など、或いはこれらの混合物などが挙げられる。
【0181】現像錠剤は亜硫酸塩及び/又はメタ重亜硫
酸塩を含有することが好ましい。更に錠剤を溶解し現像
液とした場合の液中の亜硫酸塩量は0.05モル/リッ
トル以上0.3モル/リットル未満、更に0.1モル/
リットル以上0.3モル/リットル未満が好ましい。
酸塩を含有することが好ましい。更に錠剤を溶解し現像
液とした場合の液中の亜硫酸塩量は0.05モル/リッ
トル以上0.3モル/リットル未満、更に0.1モル/
リットル以上0.3モル/リットル未満が好ましい。
【0182】その他、緩衝剤として(例えば炭酸塩、硼
酸、硼酸塩、アルカノールアミンなど)、アルカリ剤、
溶解助剤(ポリエチレングリコール類、及びこれらのエ
ステルなど)、pH調整剤(例えばクエン酸のごとき有
機酸など)、増感剤(例えば四級アンモニウム塩な
ど)、現像促進剤、硬膜剤(例えばグルタールアルデヒ
ドなどのジアルデヒド類)、界面活性剤、更にカブリ防
止剤としてアゾール系有機カブリ防止剤(例えばインダ
ゾール系、イミダゾール系、ベンツイミダゾール系、ト
リアゾール系、ベンツトリアゾール系、テトラゾール
系、チアジアゾール系)、処理液に用いられる水道水中
に混在するカルシウムイオンを隠蔽するための隠蔽剤ヘ
キサメタ燐酸ナトリウム、ヘキサメタ燐酸カルシウム、
ポリ燐酸塩、ヂエチレントリアミン5酢酸等を含有させ
ても良い。更に銀汚れ防止剤、例えば特開昭56−24
347号記載の化合物を用いることもできる。
酸、硼酸塩、アルカノールアミンなど)、アルカリ剤、
溶解助剤(ポリエチレングリコール類、及びこれらのエ
ステルなど)、pH調整剤(例えばクエン酸のごとき有
機酸など)、増感剤(例えば四級アンモニウム塩な
ど)、現像促進剤、硬膜剤(例えばグルタールアルデヒ
ドなどのジアルデヒド類)、界面活性剤、更にカブリ防
止剤としてアゾール系有機カブリ防止剤(例えばインダ
ゾール系、イミダゾール系、ベンツイミダゾール系、ト
リアゾール系、ベンツトリアゾール系、テトラゾール
系、チアジアゾール系)、処理液に用いられる水道水中
に混在するカルシウムイオンを隠蔽するための隠蔽剤ヘ
キサメタ燐酸ナトリウム、ヘキサメタ燐酸カルシウム、
ポリ燐酸塩、ヂエチレントリアミン5酢酸等を含有させ
ても良い。更に銀汚れ防止剤、例えば特開昭56−24
347号記載の化合物を用いることもできる。
【0183】現像錠剤で得られる現像液のpHは10.
5以下の範囲のものが好ましく、更に好ましくは9〜1
0.0の範囲である。
5以下の範囲のものが好ましく、更に好ましくは9〜1
0.0の範囲である。
【0184】現像錠剤で得られる現像液には、特開昭5
6−106244号に記載のアルカノールアミンなどの
アミノ化合物を用いることができる。
6−106244号に記載のアルカノールアミンなどの
アミノ化合物を用いることができる。
【0185】この他、本発明の現像錠剤で得られる現像
液にはL.F.A.メソン著「フォトグラフィック・プ
ロセッシング・ケミストリー」フォーカル・プレス社刊
(1966年)の22〜229頁、米国特許第2,19
3,015号、同2,592,364号、特開昭48−
64933号などに記載のものを用いてよい。
液にはL.F.A.メソン著「フォトグラフィック・プ
ロセッシング・ケミストリー」フォーカル・プレス社刊
(1966年)の22〜229頁、米国特許第2,19
3,015号、同2,592,364号、特開昭48−
64933号などに記載のものを用いてよい。
【0186】一方、アルカリ剤としては緩衝作用を有す
る炭酸塩が好ましい。炭酸塩としては、炭酸カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸リチウム等が挙げられる。更に、
現像処理液中の炭酸塩量は、0.3モル/リットル以上
0.8モル/リットル未満が好ましい。
る炭酸塩が好ましい。炭酸塩としては、炭酸カリウム、
炭酸ナトリウム、炭酸リチウム等が挙げられる。更に、
現像処理液中の炭酸塩量は、0.3モル/リットル以上
0.8モル/リットル未満が好ましい。
【0187】次に本発明に用いられる定着液について述
べる。
べる。
【0188】本発明に用いられる定着液は、固体処理剤
を調製し、溶解して調液することが好ましい。定着剤と
しては、定着主薬としてチオ硫酸塩を含有することが好
ましい。チオ硫酸塩は、具体的には、リチウム、カリウ
ム、ナトリウム、アンモニウムの塩として用いられる
が、好ましくは、チオ硫酸アンモニウム及びチオ硫酸ナ
トリウム塩として用いることにより、定着速度の速い定
着液が得られる。
を調製し、溶解して調液することが好ましい。定着剤と
しては、定着主薬としてチオ硫酸塩を含有することが好
ましい。チオ硫酸塩は、具体的には、リチウム、カリウ
ム、ナトリウム、アンモニウムの塩として用いられる
が、好ましくは、チオ硫酸アンモニウム及びチオ硫酸ナ
トリウム塩として用いることにより、定着速度の速い定
着液が得られる。
【0189】その他、定着主薬として沃化物塩やチオシ
アン酸塩なども用いることができる。本発明に用いられ
る定着液は、亜硫酸塩を含有する。亜硫酸塩としては、
固体リチウム、カリウム、ナトリウム、アンモニウム塩
等が用いられる。
アン酸塩なども用いることができる。本発明に用いられ
る定着液は、亜硫酸塩を含有する。亜硫酸塩としては、
固体リチウム、カリウム、ナトリウム、アンモニウム塩
等が用いられる。
【0190】本発明に用いられる定着液は、水溶性クロ
ム塩又は水溶性アルミニウム塩等を含有しても良い。水
溶性クロム塩としてはクロム明ばんなどが挙げられ、水
溶性アルミニウム塩としては硫酸アルミニウム、塩化ア
ルミニウムカリウム、塩化アルミニウムなどを挙げるこ
とができる。
ム塩又は水溶性アルミニウム塩等を含有しても良い。水
溶性クロム塩としてはクロム明ばんなどが挙げられ、水
溶性アルミニウム塩としては硫酸アルミニウム、塩化ア
ルミニウムカリウム、塩化アルミニウムなどを挙げるこ
とができる。
【0191】本発明に用いられる定着液は酢酸イオンを
含有する。酢酸イオンの種類は任意で、定着液中での酢
酸イオンを解離する任意の化合物に対して本発明は適用
できるが、酢酸や酢酸のリチウム、カリウム、ナトリウ
ム、アンモニウム塩などが好ましく用いられ、特にナト
リウム塩、アンモニウム塩が好ましい。
含有する。酢酸イオンの種類は任意で、定着液中での酢
酸イオンを解離する任意の化合物に対して本発明は適用
できるが、酢酸や酢酸のリチウム、カリウム、ナトリウ
ム、アンモニウム塩などが好ましく用いられ、特にナト
リウム塩、アンモニウム塩が好ましい。
【0192】更に、クエン酸、酒石酸、りんご酸、琥珀
酸、フェニル酢酸及びこれらの光学異性体などが含まれ
てもよい。
酸、フェニル酢酸及びこれらの光学異性体などが含まれ
てもよい。
【0193】これらの塩としては例えばクエン酸カリウ
ム、クエン酸リチウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸
アンモニウム、酒石酸水素リチウム、酒石酸水素カリウ
ム、酒石酸カリウム、酒石酸水素ナトリウム、酒石酸ナ
トリウム、酒石酸水素アンモニウム、酒石酸アンモニウ
ムカリウム、酒石酸ナトリウムカリウム、りんご酸ナト
リウム、りんご酸アンモニウム、琥珀酸ナトリウム、琥
珀酸アンモニウムなどに代表されるリチウム、カリウ
ム、ナトリウム、アンモニウム塩などが好ましい物とし
て挙げられる。
ム、クエン酸リチウム、クエン酸ナトリウム、クエン酸
アンモニウム、酒石酸水素リチウム、酒石酸水素カリウ
ム、酒石酸カリウム、酒石酸水素ナトリウム、酒石酸ナ
トリウム、酒石酸水素アンモニウム、酒石酸アンモニウ
ムカリウム、酒石酸ナトリウムカリウム、りんご酸ナト
リウム、りんご酸アンモニウム、琥珀酸ナトリウム、琥
珀酸アンモニウムなどに代表されるリチウム、カリウ
ム、ナトリウム、アンモニウム塩などが好ましい物とし
て挙げられる。
【0194】前記化合物の中でより好ましいものとして
は、クエン酸、イソクエン酸、りんご酸、フェニル酢酸
及びこれらの塩である。その他の酸としては、例えば硫
酸、塩酸、硝酸、硼酸のような無機酸の塩や、蟻酸、プ
ロピオン酸、シュウ酸などの有機酸類などが挙げられる
が、好ましくは硼酸、アミノポリカルボン酸類などの酸
及び塩である。
は、クエン酸、イソクエン酸、りんご酸、フェニル酢酸
及びこれらの塩である。その他の酸としては、例えば硫
酸、塩酸、硝酸、硼酸のような無機酸の塩や、蟻酸、プ
ロピオン酸、シュウ酸などの有機酸類などが挙げられる
が、好ましくは硼酸、アミノポリカルボン酸類などの酸
及び塩である。
【0195】キレート剤としては、例えばニトリロ三酢
酸、エチレンジアミン四酢酸などのアミノポリカルボン
酸類及びこれらの塩などが挙げられる。
酸、エチレンジアミン四酢酸などのアミノポリカルボン
酸類及びこれらの塩などが挙げられる。
【0196】界面活性剤としては、例えば硫酸エステル
化物、スルホン化物などのアニオン活性剤、ポリエチレ
ングリコール系、エステル系などのノニオン界面活性
剤、両性活性剤などが挙げられる。湿潤剤としては、例
えばアルカノールアミン、アルキレングリコールなどが
挙げられる。
化物、スルホン化物などのアニオン活性剤、ポリエチレ
ングリコール系、エステル系などのノニオン界面活性
剤、両性活性剤などが挙げられる。湿潤剤としては、例
えばアルカノールアミン、アルキレングリコールなどが
挙げられる。
【0197】定着促進剤としては、チオ尿素誘導体、分
子内に三重結合を有するアルコール、チオエーテルなど
が挙げられる。
子内に三重結合を有するアルコール、チオエーテルなど
が挙げられる。
【0198】定着液はpH3.8以上、好ましくは4.
2〜5.5を有する。
2〜5.5を有する。
【0199】更に、本発明に係わる処理中の補充量は現
像液、定着液共に20ml/4ツ切以下が廃液量低減と
言う意味で好ましく、更には、15ml/4ツ切が好ま
しい。
像液、定着液共に20ml/4ツ切以下が廃液量低減と
言う意味で好ましく、更には、15ml/4ツ切が好ま
しい。
【0200】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0201】実施例1 以下の操作に従い印産用現像剤を作製した。ただし造粒
工程中に添加する添加剤の種類、及び添加量は、表1に
示すように変化させた。
工程中に添加する添加剤の種類、及び添加量は、表1に
示すように変化させた。
【0202】 印産現像剤 (1)顆粒剤A1の作製 1群 ハイドロキノン 116.16kg 2群 8−メルカプトアデニン 0.53kg 1,2,3−ベンゾトリアゾール 1.26kg エリソルビン酸ナトリウム 29.04kg ジメゾンS 6.29kg 亜硫酸ナトリウム 34.22kg ソルビトール 9.34kg 3群 表1に記載の本発明化合物及びその添加量 液状バインダ 純水 1.60kg オクタンスルホン酸ナトリウム 16.00g 〈操作1〉三井ヘンシェルミキサーFM−500J(三
井金属(株)製)に1群を加え、回転数950rpmで
5分間破砕混合した。
井金属(株)製)に1群を加え、回転数950rpmで
5分間破砕混合した。
【0203】〈操作2〉次に、2群を添加し、回転数3
00rpmで30秒間混合した。
00rpmで30秒間混合した。
【0204】〈操作3〉次に、液状バインダを回転数3
00rpmで2分間かけて添加しながら、3分間練り合
せた。
00rpmで2分間かけて添加しながら、3分間練り合
せた。
【0205】〈操作4〉次に、回転数600rpmで4
分間練り合せた。
分間練り合せた。
【0206】〈操作5〉次に、造粒機内を100Tor
rまで減圧し、回転数300rpmで40分間減圧乾燥
した。途中、減圧乾燥を行っている最中に、3群を添加
した。
rまで減圧し、回転数300rpmで40分間減圧乾燥
した。途中、減圧乾燥を行っている最中に、3群を添加
した。
【0207】このようにして、顆粒剤A1を作製した。
【0208】 (2)顆粒剤B1の作製 1群 ジエチレントリアミン5酢酸5ナトリウム 5.00kg 炭酸カリウム 47.64kg 炭酸ソーダ1水塩 14.27kg 臭化カリウム 2.30kg 1−フェニル−5−メルカプト−1,2,3,4−テトラゾール 68.74g 水酸化リチウム1水塩 9.63kg マンニトール 11.50kg ソルビトール 4.61kg 亜硫酸ナトリウム 68.48kg 2群 表1に記載の本発明化合物及びその添加量 液状バインダ 純水 1.98kg オクタンスルホン酸ナトリウム 19.80g 〈操作1〉三井ヘンシェルミキサーFM−500J(三
井金属(株)製)に1群を加え、回転数215rpmで
30秒間プレ混合した。
井金属(株)製)に1群を加え、回転数215rpmで
30秒間プレ混合した。
【0209】〈操作2〉次に、液状バインダを回転数2
15rpmで2.5分間かけて添加しながら、15分間
練り合せた。
15rpmで2.5分間かけて添加しながら、15分間
練り合せた。
【0210】〈操作3〉次に、3群を添加し、回転数2
15rpmで10分間混合した。
15rpmで10分間混合した。
【0211】このようにして、顆粒剤B1を作製した。
【0212】〈連続バッチ数〉上記の操作を、10バッ
チ連続造粒し、造粒バッチ間で水洗が不必要なバッチ
が、どのくらい連続できたかを評価した。
チ連続造粒し、造粒バッチ間で水洗が不必要なバッチ
が、どのくらい連続できたかを評価した。
【0213】〈溶解の様子、溶解時間〉 顆粒剤A1:166gをアルミニウム袋に入れ密封した 顆粒剤B1:615gをアルミニウム袋に入れ密封し
た。
た。
【0214】これらの顆粒剤を60℃10日間高温保存
した後、開封し、まず顆粒剤A1、次に顆粒剤B1の順
で、水約3200mlに溶解し、そのときの溶解の様子
及び溶解時間について測定した。
した後、開封し、まず顆粒剤A1、次に顆粒剤B1の順
で、水約3200mlに溶解し、そのときの溶解の様子
及び溶解時間について測定した。
【0215】溶解の様子 ◎:アルミニウム袋開封時、粉の飛散はない。溶解もス
ムーズである ○:アルミニウム袋開封時、極微量の粉の飛散はあった
が作業上マスクは必要ない。溶解もスムーズである △:アルミニウム袋開封時、微量の粉の飛散があり、作
業するときマスクをした方がよい。凝集した固まりも数
多くあり、溶解時に固まりが底にたまっている。しかし
実用上は問題なし ×:アルミニウム袋開封時、粉の飛散があり、マスクが
必要である。凝集した顆粒の固まりも多く問題である ××:「×」の数が多くなると粉の飛散量が多くなる。
また凝集した顆粒剤の固まりも多く溶解に時間がかか
る。
ムーズである ○:アルミニウム袋開封時、極微量の粉の飛散はあった
が作業上マスクは必要ない。溶解もスムーズである △:アルミニウム袋開封時、微量の粉の飛散があり、作
業するときマスクをした方がよい。凝集した固まりも数
多くあり、溶解時に固まりが底にたまっている。しかし
実用上は問題なし ×:アルミニウム袋開封時、粉の飛散があり、マスクが
必要である。凝集した顆粒の固まりも多く問題である ××:「×」の数が多くなると粉の飛散量が多くなる。
また凝集した顆粒剤の固まりも多く溶解に時間がかか
る。
【0216】以上の結果を表1に示す。
【0217】〈印刷用感光材料を現像処理したときの網
点品質〉溶解のようすを確認した液を現像補充液として
もちいて、大日本スクリーン(株)製イメージセッター
DTR3075、自動現像機LD−T1100(大日本
スクリーン(株)製)を連結ドッキングした処理装置を
用いて、現像槽容量の3倍量の補充を行うまでランニン
グ処理を行った。感光材料は、コニカグラフィックアー
ツフィルムHSHを用いた。
点品質〉溶解のようすを確認した液を現像補充液として
もちいて、大日本スクリーン(株)製イメージセッター
DTR3075、自動現像機LD−T1100(大日本
スクリーン(株)製)を連結ドッキングした処理装置を
用いて、現像槽容量の3倍量の補充を行うまでランニン
グ処理を行った。感光材料は、コニカグラフィックアー
ツフィルムHSHを用いた。
【0218】なお処理条件、及び各処理剤の補充量は下
記の通りである。
記の通りである。
【0219】 この際、浄化剤は水洗槽に直接投入した。
【0220】〈網点品質の評価〉大日本スクリーン
(株)製イメージセッタージェナセット3075より1
75L.50%の網点を出力し網点品質を100倍ルー
ペを用いて目視で下記の5段階で評価した。
(株)製イメージセッタージェナセット3075より1
75L.50%の網点を出力し網点品質を100倍ルー
ペを用いて目視で下記の5段階で評価した。
【0221】◎:フリンジが全くなく、なめらかな網点
品質である ○:フリンジは見られないが網点の境界が僅かにガサつ
いている △:僅かにフリンジあり、網点実用上下限レベル ×:フリンジが、はっきりわかるレベル ××:フリンジがひどく、網点と網点の間にカブリ銀状
のものがある 以上の結果を表1に示す。
品質である ○:フリンジは見られないが網点の境界が僅かにガサつ
いている △:僅かにフリンジあり、網点実用上下限レベル ×:フリンジが、はっきりわかるレベル ××:フリンジがひどく、網点と網点の間にカブリ銀状
のものがある 以上の結果を表1に示す。
【0222】
【表1】
【0223】表1より明らかなように、本発明の化合物
を添加した場合には、連続バッチ安定性、高温保存後の
溶解の様子及び溶解時間、さらには、印刷用感光材料を
現像処理した際の網点品質が著しく改善されていること
が分かる。
を添加した場合には、連続バッチ安定性、高温保存後の
溶解の様子及び溶解時間、さらには、印刷用感光材料を
現像処理した際の網点品質が著しく改善されていること
が分かる。
【0224】実施例2 実施例1で作製した顆粒剤A1および顆粒剤B1剤を用
いて、菊水製作所製タフプレスコレクト1527HU
(錠剤製造機、打錠機)により、1錠当たりの重量がそ
れぞれ錠剤A1:9.7g、錠剤B1:13.6g、い
ずれも直径30mmの錠剤A1、錠剤B1をそれぞれ作
製した。
いて、菊水製作所製タフプレスコレクト1527HU
(錠剤製造機、打錠機)により、1錠当たりの重量がそ
れぞれ錠剤A1:9.7g、錠剤B1:13.6g、い
ずれも直径30mmの錠剤A1、錠剤B1をそれぞれ作
製した。
【0225】〈打錠時の様子〉打錠時の杵付着、杵軋み
の様子を観察し、「打錠時の様子」を下記のように評価
した。
の様子を観察し、「打錠時の様子」を下記のように評価
した。
【0226】◎:杵付着なく、杵軋みなく非常に良好 ○:杵付着が極々微量あるが問題なし、杵軋みなく良好 △:杵付着あるが実用上問題なし、杵軋みなし ×:杵付着あり実用上問題である、また多少杵軋みあり ××:「×」の数が多くなると杵付着量が多くなり、ま
た杵軋みもひどくなる 〈保存後のクッツキ、溶解性〉また、作製した錠剤をア
ルミニウムパックに錠剤A1:17個、錠剤B1:45
個を、それぞれ別々に入れた試料と、それぞれを混合し
て入れた試料とを作製し、密封し、60℃で10日間保
存した。保存後、アルミニウムパックを開封して、錠剤
のクッツキの数、および、まず錠剤A1、次に錠剤B1
の順で、水約3200mlに溶解し、そのときの溶解時
間、溶解時の様子を観察し、「保存後のクッツキ、溶解
性」を下記のように評価した。
た杵軋みもひどくなる 〈保存後のクッツキ、溶解性〉また、作製した錠剤をア
ルミニウムパックに錠剤A1:17個、錠剤B1:45
個を、それぞれ別々に入れた試料と、それぞれを混合し
て入れた試料とを作製し、密封し、60℃で10日間保
存した。保存後、アルミニウムパックを開封して、錠剤
のクッツキの数、および、まず錠剤A1、次に錠剤B1
の順で、水約3200mlに溶解し、そのときの溶解時
間、溶解時の様子を観察し、「保存後のクッツキ、溶解
性」を下記のように評価した。
【0227】◎:クッツキなし、溶解良好 ○:弱いクッツキがあるが、溶解に問題なし △:クッツキ錠剤が2組〜5組あったが、溶解には問題
なし ×:クッツキ錠剤の量が10組以上で、溶解時底部に固
まり問題である ××:「×」の数が多くなると、クッツキの状態がより
悪いことを示す 〈印刷用感光材料を現像処理したときの網点品質〉実施
例1と同様の方法にて評価を行った。
なし ×:クッツキ錠剤の量が10組以上で、溶解時底部に固
まり問題である ××:「×」の数が多くなると、クッツキの状態がより
悪いことを示す 〈印刷用感光材料を現像処理したときの網点品質〉実施
例1と同様の方法にて評価を行った。
【0228】以上の結果を表2に示す。
【0229】
【表2】
【0230】表2より明らかなように、本発明は、打錠
時の付着及び高温保存後のクッツキ、溶解性、さらに
は、印刷用感光材料を現像処理した際の網点品質に、良
好に効果を奏していることが分かる。
時の付着及び高温保存後のクッツキ、溶解性、さらに
は、印刷用感光材料を現像処理した際の網点品質に、良
好に効果を奏していることが分かる。
【0231】実施例3 以下の操作に従い医用現像剤を作製した。ただし造粒工
程中に添加する添加剤の種類、及び添加量、液状バイン
ダの添加速度、炭酸カリウムの粒子径125μm以下の
粒子の量は、表3に示すように変化させた。
程中に添加する添加剤の種類、及び添加量、液状バイン
ダの添加速度、炭酸カリウムの粒子径125μm以下の
粒子の量は、表3に示すように変化させた。
【0232】 (1)顆粒剤A2の作製 1群 エリソルビン酸ソーダ 120.85kg メタ重亜硫酸ソーダ 36.26kg フェニドン 10.88kg N−アセチル−ペニシラミン 0.24kg グルタルアルデヒド重亜硫酸ソーダ 14.65kg ソルビトール 15.12kg 2群 表3に記載の本発明化合物及びその添加量 液状バインダ 純水 1.66kg オクタンスルホン酸ナトリウム 16.60g 〈操作1〉三井ヘンシェルミキサーFM−500J(三
井金属(株)製)に1群を加え、回転数300rpmで
30秒間プレ混合した。
井金属(株)製)に1群を加え、回転数300rpmで
30秒間プレ混合した。
【0233】〈操作2〉次に、液状バインダを回転数3
00rpmで2分間かけて添加しながら、3分間練り合
せた。
00rpmで2分間かけて添加しながら、3分間練り合
せた。
【0234】〈操作3〉次に、回転数600rpmで3
分間練り合せた。
分間練り合せた。
【0235】〈操作4〉次に、造粒機内を100Tor
rまで減圧し、回転数300rpmで45分間減圧乾燥
した。途中、減圧乾燥を行っている最中に、2群を添加
した。
rまで減圧し、回転数300rpmで45分間減圧乾燥
した。途中、減圧乾燥を行っている最中に、2群を添加
した。
【0236】このようにして、顆粒剤A2を作製した。
【0237】 (2)顆粒剤B2の作製 1群 表3に記載の本発明化合物及びその添加量 2群 炭酸カリウム 232.63kg 3−(5−メルカプトテトラゾール−1−イル)ベンゼンスルホン酸 ナトリウム 0.99kg ジエチレントリアミン5酢酸 4.51kg ソルビトール 13.28kg マンニトール 45.01kg 液状バインダ 純水 4.51kg ヨウ化カリウム 157.41g 5−メルカプト−1−テトラゾイル−酢酸ソーダ 224.91g オクタンスルホン酸ナトリウム 45.10g 〈操作1〉三井ヘンシェルミキサーFM−500J(三
井金属(株)製)に1群を造粒機壁、撹拌翼全体に塗り
広げるように添加した。
井金属(株)製)に1群を造粒機壁、撹拌翼全体に塗り
広げるように添加した。
【0238】〈操作2〉次に、2群を加え、回転数30
0rpmで30秒間プレ混合した。
0rpmで30秒間プレ混合した。
【0239】〈操作3〉次に、液状バインダを回転数3
00rpmで表3に記載の添加速度で添加しながら、4
5分間練り合せた。
00rpmで表3に記載の添加速度で添加しながら、4
5分間練り合せた。
【0240】このようにして、顆粒剤B2を作製した。
【0241】〈連続バッチ数〉評価は実施例1と同様に
行った。
行った。
【0242】〈溶解の様子、溶解時間〉 顆粒剤A2:185gをアルミニウム袋に入れ密封した 顆粒剤B2:374gをアルミニウム袋に入れ密封し
た。
た。
【0243】これらの顆粒剤を60℃10日間高温保存
した後、開封し、まず顆粒剤A2、次に顆粒剤B2の順
で、水約2800mlに溶解し、そのときの溶解の様子
及び溶解時間について測定した。評価は実施例1と同様
に行った。
した後、開封し、まず顆粒剤A2、次に顆粒剤B2の順
で、水約2800mlに溶解し、そのときの溶解の様子
及び溶解時間について測定した。評価は実施例1と同様
に行った。
【0244】〈医用感光材料を現像処理したときの写真
品質評価〉溶解の様子を確認した液を現像補充液として
用いて、自動現像機はコニカ(株)製TCX−201を
用いて、大角サイズ100枚のランニング処理を行っ
た。処理条件は、現像温度36℃、定着温度35℃、乾
燥温度55℃で処理時間dry to dry60秒で
処理を行った。補充量は、現像、定着共に180ml/
m2とした。感光材料としては、コニカメディカルフィ
ルムSR−Gに現像処理後の光学濃度が1.0となるよ
う全面均一な露光を施して用いた。
品質評価〉溶解の様子を確認した液を現像補充液として
用いて、自動現像機はコニカ(株)製TCX−201を
用いて、大角サイズ100枚のランニング処理を行っ
た。処理条件は、現像温度36℃、定着温度35℃、乾
燥温度55℃で処理時間dry to dry60秒で
処理を行った。補充量は、現像、定着共に180ml/
m2とした。感光材料としては、コニカメディカルフィ
ルムSR−Gに現像処理後の光学濃度が1.0となるよ
う全面均一な露光を施して用いた。
【0245】〈センシトメトリー変動〉フィルムを蛍光
増感紙KO−250(コニカ社製)で挟み、管電圧90
kVp、電流20mA、時間0.05秒の条件でX線照
射を行い、距離法にてセンシトメトリーカーブを作製し
感度を求めた。感度値(S2)は、カブリ+1.0の濃
度を得るのに必要なX線量の逆数として求めた。
増感紙KO−250(コニカ社製)で挟み、管電圧90
kVp、電流20mA、時間0.05秒の条件でX線照
射を行い、距離法にてセンシトメトリーカーブを作製し
感度を求めた。感度値(S2)は、カブリ+1.0の濃
度を得るのに必要なX線量の逆数として求めた。
【0246】γ値としてFog+0.25〜Fog+
2.0の濃度範囲において、濃度差を濃度を得るのに必
要な露光量の対数値差で割った値である傾きで示した。
又、露光量を増やし得られる最高濃度をDmとして示し
た。
2.0の濃度範囲において、濃度差を濃度を得るのに必
要な露光量の対数値差で割った値である傾きで示した。
又、露光量を増やし得られる最高濃度をDmとして示し
た。
【0247】このようにして求めたセンシトメトリーの
結果から、ランニング処理によるセンシトメトリー変動
を下記の5段階で評価した。
結果から、ランニング処理によるセンシトメトリー変動
を下記の5段階で評価した。
【0248】◎:センシトメトリー変動が全くなく、安
定した品質である ○:センシトメトリー変動が少し見られるが、実用上全
く問題がない △:センシトメトリー変動が見られるが、実用上の許容
レベル限界である ×:センシトメトリー変動が大きくみられ、実用上許容
できないレベルである ××:センシトメトリー変動が激しく、実用上の許容レ
ベルから大きくかけ離れている。
定した品質である ○:センシトメトリー変動が少し見られるが、実用上全
く問題がない △:センシトメトリー変動が見られるが、実用上の許容
レベル限界である ×:センシトメトリー変動が大きくみられ、実用上許容
できないレベルである ××:センシトメトリー変動が激しく、実用上の許容レ
ベルから大きくかけ離れている。
【0249】以上の結果を表3に示す。
【0250】
【表3】
【0251】表3より明らかなように、本発明の化合物
を添加した場合には、連続バッチ安定性、高温保存後の
溶解のようす及び溶解時間、医用感光材料をランニング
処理したときの写真性能が著しく改善されていることが
分かる。
を添加した場合には、連続バッチ安定性、高温保存後の
溶解のようす及び溶解時間、医用感光材料をランニング
処理したときの写真性能が著しく改善されていることが
分かる。
【0252】また、液状バインダの添加速度が、添加さ
れる固体1kg当たり4g/分以下である場合、本発明
効果をさらに良好に奏していることがわかる。
れる固体1kg当たり4g/分以下である場合、本発明
効果をさらに良好に奏していることがわかる。
【0253】また、造粒工程に使用する無機炭酸塩の原
料粉体において、該造粒工程に用いる際、粒子径125
μm以下の粒子が該無機炭酸塩原料全体の50wt%以
下である場合、本発明効果をさらに良好に奏しているこ
とが分かる。
料粉体において、該造粒工程に用いる際、粒子径125
μm以下の粒子が該無機炭酸塩原料全体の50wt%以
下である場合、本発明効果をさらに良好に奏しているこ
とが分かる。
【0254】実施例4 実施例3で作製した顆粒剤A2および顆粒剤B2剤を用
いて、菊水製作所製タフプレスコレクト1527HU
(錠剤製造機、打錠機)により、1錠当たりの重量がそ
れぞれ錠剤A2:10.3g、錠剤B2:12.5g、
いずれも直径30mmの錠剤A2、錠剤B2をそれぞれ
作製した。
いて、菊水製作所製タフプレスコレクト1527HU
(錠剤製造機、打錠機)により、1錠当たりの重量がそ
れぞれ錠剤A2:10.3g、錠剤B2:12.5g、
いずれも直径30mmの錠剤A2、錠剤B2をそれぞれ
作製した。
【0255】〈打錠時の様子〉実施例2と同様の方法に
て、評価を実施した。
て、評価を実施した。
【0256】〈保存後のクッツキ、溶解性〉また、作製
した錠剤をアルミニウムパックに錠剤A2:18個、錠
剤B2:30個を、それぞれ別々に入れた試料と、それ
ぞれを混合して入れた試料とを作製し、密封し、60℃
で10日間保存した。保存後、アルミニウムパックを開
封して、錠剤のクッツキの数、および、まず錠剤A2、
次に錠剤B2の順で、水約2800mlに溶解し、その
ときの溶解時間、溶解時の様子を観察し、「保存後のク
ッツキ、溶解性」を下記のように評価した。
した錠剤をアルミニウムパックに錠剤A2:18個、錠
剤B2:30個を、それぞれ別々に入れた試料と、それ
ぞれを混合して入れた試料とを作製し、密封し、60℃
で10日間保存した。保存後、アルミニウムパックを開
封して、錠剤のクッツキの数、および、まず錠剤A2、
次に錠剤B2の順で、水約2800mlに溶解し、その
ときの溶解時間、溶解時の様子を観察し、「保存後のク
ッツキ、溶解性」を下記のように評価した。
【0257】実施例2と同様の方法にて、評価を実施し
た。
た。
【0258】〈医用感光材料を現像処理したときの写真
品質評価〉実施例3と同様の方法にて、評価を実施し
た。
品質評価〉実施例3と同様の方法にて、評価を実施し
た。
【0259】以上の結果を表4、表5に示す。
【0260】
【表4】
【0261】
【表5】
【0262】表4及び表5より明らかなように、本発明
の化合物を添加した場合には、打錠時の付着、高温保存
後のクッツキ、溶解の様子及び溶解時間、医用感光材料
をランニング処理したときの写真性能が著しく改善され
ていることが分かる。
の化合物を添加した場合には、打錠時の付着、高温保存
後のクッツキ、溶解の様子及び溶解時間、医用感光材料
をランニング処理したときの写真性能が著しく改善され
ていることが分かる。
【0263】また、液状バインダの添加速度が、添加さ
れる固体1kg当たり4g/分以下である場合、本発明
効果をさらに良好に奏していることがわかる。
れる固体1kg当たり4g/分以下である場合、本発明
効果をさらに良好に奏していることがわかる。
【0264】また、造粒工程に使用する無機炭酸塩の原
料粉体において、該造粒工程に用いる際、粒子径125
μm以下の粒子が該無機炭酸塩原料全体の50wt%以
下である場合、本発明効果をさらに良好に奏しているこ
とが分かる。
料粉体において、該造粒工程に用いる際、粒子径125
μm以下の粒子が該無機炭酸塩原料全体の50wt%以
下である場合、本発明効果をさらに良好に奏しているこ
とが分かる。
【0265】実施例5 以下の操作に従い医用定着剤を作製した。ただし造粒工
程中に添加する添加剤の種類、及び添加量は、表6に示
すように変化させた。
程中に添加する添加剤の種類、及び添加量は、表6に示
すように変化させた。
【0266】 (1)顆粒剤A3の作製 1群 チオ硫酸アンモニウム 175.93kg メタ重亜硫酸ソーダ 11.09kg 3−メルカプト−1,2,4−トリアゾール 0.60kg パインフロー 10.85kg 表6に記載の本発明化合物及びその添加量の20wt% 2群 表6に記載の本発明化合物及びその添加量の80wt% HS((株)コニカケミカル製) (構造式:HOCH2CH2SCH2−CH2SCH2CH2OH) 12.05kg 3群 無水酢酸ソーダ 33.14kg 液状バインダ 純水 750.36g 食用青色1号(ダイワ化成(株)製) 0.60g オクタンスルホン酸ナトリウム 7.50g 〈操作1〉三井ヘンシェルミキサーFM−500J(三
井金属(株)製)に1群を加え、回転数430rpmで
1分間プレ混合した。
井金属(株)製)に1群を加え、回転数430rpmで
1分間プレ混合した。
【0267】〈操作2〉次に、液状バインダを回転数4
30rpmで45秒間かけて添加しながら、1分間練り
合せた。
30rpmで45秒間かけて添加しながら、1分間練り
合せた。
【0268】〈操作3〉次に、2群を添加して、回転数
215rpmで30秒間混合した。
215rpmで30秒間混合した。
【0269】〈操作4〉次に、3群を添加して、回転数
215rpmで30秒間混合した。
215rpmで30秒間混合した。
【0270】このようにして、顆粒剤A3を作製した。
【0271】 (2)顆粒剤B3の作製 1群 コハク酸 51.25kg 酒石酸 12.81kg ホウ酸 12.81kg ソルビトール 4.92kg マンニトール 10.66kg 2群 乾燥硫酸アルミニウム 76.88kg 無水酢酸ソーダ 70.21kg 3群 表6に記載の本発明化合物及びその添加量 4群 PEG#4000 3.20kg 液状バインダ 純水 750.08g 食用青色1号(ダイワ化成(株)製) 1.69g オクタンスルホン酸ナトリウム 7.50g 〈操作1〉三井ヘンシェルミキサーFM−500J(三
井金属(株)製)に1群を加え、回転数215rpmで
30秒間プレ混合した。
井金属(株)製)に1群を加え、回転数215rpmで
30秒間プレ混合した。
【0272】〈操作2〉次に、液状バインダを回転数2
15rpmで45秒間かけて添加しながら、1.5分間
練り合せた。
15rpmで45秒間かけて添加しながら、1.5分間
練り合せた。
【0273】〈操作3〉次に、2群を添加して、回転数
215rpmで30秒間混合した。
215rpmで30秒間混合した。
【0274】〈操作4〉次に、3群を添加して、回転数
215rpmで30秒間混合した。
215rpmで30秒間混合した。
【0275】〈操作5〉次に、4群を添加して、回転数
215rpmで30秒間混合した。
215rpmで30秒間混合した。
【0276】このようにして、顆粒剤B3を作製した。
【0277】〈連続バッチ数〉評価は実施例1と同様に
行った。
行った。
【0278】〈溶解の様子、溶解時間〉 顆粒剤A3:1034gをアルミニウム袋に入れ密封し
た 顆粒剤B3:243gをアルミニウム袋に入れ密封した これらの顆粒剤を60℃10日間高温保存した後、開封
し、まず顆粒剤A3、次に顆粒剤B3の順で、水約37
00mlに溶解し、そのときの溶解の様子及び溶解時間
について測定した。評価は実施例1と同様に行った。以
上の結果を表6に示す。
た 顆粒剤B3:243gをアルミニウム袋に入れ密封した これらの顆粒剤を60℃10日間高温保存した後、開封
し、まず顆粒剤A3、次に顆粒剤B3の順で、水約37
00mlに溶解し、そのときの溶解の様子及び溶解時間
について測定した。評価は実施例1と同様に行った。以
上の結果を表6に示す。
【0279】
【表6】
【0280】表6より明らかなように、本発明の化合物
を添加した場合には、連続バッチ安定性、高温保存後の
溶解の様子及び溶解時間が著しく改善されていることが
分かる。
を添加した場合には、連続バッチ安定性、高温保存後の
溶解の様子及び溶解時間が著しく改善されていることが
分かる。
【0281】実施例6 実施例5で作製した顆粒剤A3および顆粒剤B3剤を用
いて、菊水製作所製タフプレスコレクト1527HU
(錠剤製造機、打錠機)により、1錠当たりの重量がそ
れぞれ錠剤A3:10.7g、錠剤B3:9.3g、い
ずれも直径30mmの錠剤A3、錠剤B3をそれぞれ作
製した。
いて、菊水製作所製タフプレスコレクト1527HU
(錠剤製造機、打錠機)により、1錠当たりの重量がそ
れぞれ錠剤A3:10.7g、錠剤B3:9.3g、い
ずれも直径30mmの錠剤A3、錠剤B3をそれぞれ作
製した。
【0282】〈打錠時の様子〉評価は実施例2と同様に
行った。
行った。
【0283】〈保存後のクッツキ、溶解性〉また、作製
した錠剤をアルミニウムパックに錠剤A3:57個、錠
剤B3:12個を、それぞれ別々に入れた試料と、それ
ぞれを混合して入れた試料とを作製し、密封し、60℃
で10日間保存した。保存後、アルミニウムパックを開
封して、錠剤のクッツキの数、および、まず錠剤A3、
次に錠剤B3の順で、水約3700mlに溶解し、その
ときの溶解時間、溶解時の様子を観察し、「保存後のク
ッツキ、溶解性」を実施例2と同様に評価した。以上の
結果を表7に示す。
した錠剤をアルミニウムパックに錠剤A3:57個、錠
剤B3:12個を、それぞれ別々に入れた試料と、それ
ぞれを混合して入れた試料とを作製し、密封し、60℃
で10日間保存した。保存後、アルミニウムパックを開
封して、錠剤のクッツキの数、および、まず錠剤A3、
次に錠剤B3の順で、水約3700mlに溶解し、その
ときの溶解時間、溶解時の様子を観察し、「保存後のク
ッツキ、溶解性」を実施例2と同様に評価した。以上の
結果を表7に示す。
【0284】
【表7】
【0285】表7より明らかなように、本発明は、打錠
時の付着及び高温保存後のクッツキ、溶解性に効果を奏
していることが分かる。
時の付着及び高温保存後のクッツキ、溶解性に効果を奏
していることが分かる。
【0286】実施例7 以下の操作に従いカラーペーパー用現像剤を作製した。
ただし造粒工程中に添加する添加剤の種類、及び添加量
は、表8に示すように変化させた。
ただし造粒工程中に添加する添加剤の種類、及び添加量
は、表8に示すように変化させた。
【0287】 (1)顆粒剤A4の作製 1群 炭酸カリウム 99.00kg 亜硫酸ソーダ 1.05kg ジエチレントリアミン5酢酸5ナトリウム 18.00kg パラトルエンスルホン酸ナトリウム 39.00kg N,N−ジエチルヒドロキシルアミン−2,2′−ジスルホン酸ジナトリウム 24.30kg Tinopal SEP(チバガイギー社製) 9.00kg 水酸化リチウム1水塩 10.50kg マンニトール 15.00kg PEG#4000 30.00kg 2群 表8に記載の本発明化合物及びその添加量の50wt% 3群 CD−3(メルク社製) 43.50kg 4群 表8に記載の本発明化合物及びその添加量の50wt% 〈操作1〉三井ヘンシェルミキサーFM−500J(三
井金属(株)製)に1群を加え、回転数215rpmで
30秒間プレ混合した。
井金属(株)製)に1群を加え、回転数215rpmで
30秒間プレ混合した。
【0288】〈操作2〉次に、60℃の温水をウォータ
ージャケットに循環させることで造粒機を加温しつつ、
回転数215rpmで練り合せた。その際、顆粒温度が
55℃に到達し、PEG#4000が溶融して液状バイ
ンダとなるまで練り合せた。
ージャケットに循環させることで造粒機を加温しつつ、
回転数215rpmで練り合せた。その際、顆粒温度が
55℃に到達し、PEG#4000が溶融して液状バイ
ンダとなるまで練り合せた。
【0289】〈操作3〉次に、2群を添加し、ウォータ
ージャケットに10℃の水を循環させることで造粒機を
冷却しつつ、回転数215rpmで、顆粒温度が40℃
になるまで混合した。
ージャケットに10℃の水を循環させることで造粒機を
冷却しつつ、回転数215rpmで、顆粒温度が40℃
になるまで混合した。
【0290】〈操作4〉次に、3群を添加し、回転数2
15rpmで30秒間混合した。
15rpmで30秒間混合した。
【0291】〈操作5〉次に、4群を添加し、回転数2
15rpmで30秒間混合した。
15rpmで30秒間混合した。
【0292】このようにして、顆粒剤A4を作製した。
【0293】〈連続バッチ数〉評価は実施例1と同様に
行った。
行った。
【0294】〈溶解の様子、溶解時間〉 顆粒剤A4:97.42gをアルミニウム袋に入れ密封
した。
した。
【0295】これらの顆粒剤を60℃10日間高温保存
した後、開封し、水約800mlに溶解し、そのときの
溶解のようす及び溶解時間について測定した。評価は実
施例1と同様に行った。
した後、開封し、水約800mlに溶解し、そのときの
溶解のようす及び溶解時間について測定した。評価は実
施例1と同様に行った。
【0296】〈カラーペーパーを現像処理したときの未
露光部のイエローステイン〉前記の高温保存後の顆粒剤
を現像補充剤として用いて、コニカカラープロセッサー
フレンディ878Jを用い、現像槽容量の3倍量の補充
がなされるまで、ランニング処理を行った。このとき、
処理開始直後と終了後の未露光部の440nmの分光吸
収をカラーアナライザーで測定し、その差を未露光部の
イエローステインとして求めた。補充剤の補充量は、市
販のコニカエコジェットカートリッジカラーペーパー用
補充剤を使用したときと同一の補充量で行った。又、感
光材料にはコニカカラーQAA6ペーパーを使用した。
露光部のイエローステイン〉前記の高温保存後の顆粒剤
を現像補充剤として用いて、コニカカラープロセッサー
フレンディ878Jを用い、現像槽容量の3倍量の補充
がなされるまで、ランニング処理を行った。このとき、
処理開始直後と終了後の未露光部の440nmの分光吸
収をカラーアナライザーで測定し、その差を未露光部の
イエローステインとして求めた。補充剤の補充量は、市
販のコニカエコジェットカートリッジカラーペーパー用
補充剤を使用したときと同一の補充量で行った。又、感
光材料にはコニカカラーQAA6ペーパーを使用した。
【0297】以上の結果を表8に示す。
【0298】
【表8】
【0299】表8より明らかなように、本発明の化合物
を添加した場合には、連続バッチ安定性のみならず、高
温保存後の溶解のようす及び溶解時間、さらには、カラ
ーペーパーを現像処理したときの未露光部のイエロース
テイン防止についても著しく改善されていることが分か
る。
を添加した場合には、連続バッチ安定性のみならず、高
温保存後の溶解のようす及び溶解時間、さらには、カラ
ーペーパーを現像処理したときの未露光部のイエロース
テイン防止についても著しく改善されていることが分か
る。
【0300】実施例8 実施例7で作製した顆粒剤A4を菊水製作所製タフプレ
スコレクト1527HU(錠剤製造機、打錠機)によ
り、1錠当たりの重量が11.0g、直径30mmの錠
剤A4を作製した。
スコレクト1527HU(錠剤製造機、打錠機)によ
り、1錠当たりの重量が11.0g、直径30mmの錠
剤A4を作製した。
【0301】〈打錠時の様子〉評価は実施例2と同様に
行った。
行った。
【0302】〈保存後のクッツキ、溶解性〉また、作製
した錠剤をアルミニウムパックに錠剤A4:18個を入
れ、密封し、60℃で10日間保存した。保存後、アル
ミニウムパックを開封して、錠剤のクッツキの数、およ
び、錠剤A4を水約800mlに溶解し、そのときの溶
解時間、溶解時の様子を観察し、「保存後のクッツキ、
溶解性」を実施例2と同様にに評価した。
した錠剤をアルミニウムパックに錠剤A4:18個を入
れ、密封し、60℃で10日間保存した。保存後、アル
ミニウムパックを開封して、錠剤のクッツキの数、およ
び、錠剤A4を水約800mlに溶解し、そのときの溶
解時間、溶解時の様子を観察し、「保存後のクッツキ、
溶解性」を実施例2と同様にに評価した。
【0303】〈カラーペーパーを現像処理したときの未
露光部のイエローステイン〉前記の高温保存後の錠剤を
現像補充剤として用いて、実施例7に記載の方法と同一
の評価を行った。以上の結果を表9に示す。
露光部のイエローステイン〉前記の高温保存後の錠剤を
現像補充剤として用いて、実施例7に記載の方法と同一
の評価を行った。以上の結果を表9に示す。
【0304】
【表9】
【0305】表9より明らかなように、本発明は、打錠
時の付着のみならず、高温保存後のクッツキ、溶解性さ
らには、未露光部のイエローステインの防止に良好に効
果を奏していることが分かる。
時の付着のみならず、高温保存後のクッツキ、溶解性さ
らには、未露光部のイエローステインの防止に良好に効
果を奏していることが分かる。
【0306】
【発明の効果】本発明により、撹拌造粒方式にて顆粒を
生産するにおいて、連続生産安定性にすぐれ大型の造粒
機で大量生産が可能な顆粒の製造方法を提供すること、
特には、保存安定性に優れかつ溶解性に優れたハロゲン
化銀写真感光材料用顆粒状または錠剤状固体処理剤の高
速連続生産性に優れ安価な製造方法を提供することがで
きた。
生産するにおいて、連続生産安定性にすぐれ大型の造粒
機で大量生産が可能な顆粒の製造方法を提供すること、
特には、保存安定性に優れかつ溶解性に優れたハロゲン
化銀写真感光材料用顆粒状または錠剤状固体処理剤の高
速連続生産性に優れ安価な製造方法を提供することがで
きた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉本 博 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 Fターム(参考) 2H016 AE00 AE01 AF00 AF01 BK00 BK02 BL00 BL01 BL02 BL03 BL06 4D063 FF14 GA10 4G004 NA02
Claims (9)
- 【請求項1】 撹拌造粒による顆粒の製造方法におい
て、該撹拌造粒の際に下記一般式〔I〕〜〔VI〕で表さ
れる化合物の少なくとも一種を添加することを特徴とす
る顆粒の製造方法。 【化1】 〔式中、Rfは少なくとも1つのフッ素原子を含有する
飽和又は不飽和のアルキル基を表し、X0はスルホンア
ミド、 【化2】 を表し、Y0はアルキレンオキサイド基、アルキレン基
を表し、Rf′は少なくとも1つのフッ素原子を含有す
る飽和又は不飽和の炭化水素基を表す。さらにAは−S
O3M、−OSO3M、−COOM、−OPO3(M1)
(M2)、−PO3(M1)(M2)等の親水基を表し、
M、M1、M2はH、Li、K、Na又はNH4を表し、
mは0又は1、nは0又は1〜10の整数を表す。〕 【化3】 〔式中、R1はアルキル基又はアルケニル基を表し、R2
は水素原子、アルキル基又はヒドロキシアルキル基を表
し、R3及びR4は独立に水素原子、水酸基、アルキル基
又は−COOM4(M4は水素原子又はアルカリ金属原子
を表す)を表し、Xは−CO−又は−SO2−を表し、
Yは−O−、−S−又は−CONR5−(R5は水素原
子、アルキル基又はヒドロキシアルキル基を表す)を表
し、M3は水素原子又はアルカリ金属原子を表し、lは
0又は1、m1は0〜2の整数、n1は1〜3の整数を表
す。〕 【化4】 〔式中、R1、R2、R3、R4及びR5は各々アルキル
基、アラルキル基、アルケニル基、スチリル基、シンナ
ミル基を表し、l1、l2、l3、l4、l5は各々0また
は1の整数を表し、n2は2〜100の整数を表す。但
し、R3がアルキル基でかつl3が1の場合は、l1、
l2、l4、l5の少なくとも1つが1である。l1、
l2、l3、l4、l5が0のときは対応するR1、R2、R
3、R4及びR5は水素原子である。〕 【化5】 〔式中、Rは炭素数4〜25の直鎖又は分岐状の置換基
を有してもよいアルキル基又は 【化6】 を表す(但し、R11及びR12はそれぞれ水素原子又は置
換基を有してもよい炭素数1〜20のアルキル基を表
し、l10は0〜4の整数を表す)。n3及びm3はそれぞ
れ、0又は1〜25の整数を表すが、同時に0にはなら
ない。A3及びB3はそれぞれ 【化7】 を表し、同一でもまた異ったものでもよい(但し、
n11、m11及びl11はそれぞれ0、1、2又は3を表す
が、A3及びB3におけるn11及びm11が同時に0にはな
らず、n3又はm3が0のときはm11は0にはならな
い。〕 【化8】 〔式中、R21は1価の有機基を表し、R22はエチレン基
またはプロピレン基を表し、m21は4〜50の整数を表
す。X21は水素原子、−SO3M21または−PO3M21を
表す。ここでM21は水素原子、アルカリ金属原子または
−NH4を表す。〕 一般式〔VI〕 R6−(O)xSyOzM6 〔式中、R6は置換又は無置換の脂肪族基、芳香族基又
はヘテロ環基を表し、xは0又は1、yは1又は2、z
は2〜8の整数を表し、M6はカチオンを表す。〕 - 【請求項2】 前記一般式〔I〕〜〔VI〕で表される化
合物の少なくとも一種の添加量が、添加される固体量に
対して5wt%以下であることを特徴とする請求項1記
載の顆粒の製造方法。 - 【請求項3】 前記撹拌造粒が、少なくとも1種の液状
バインダを使用することを特徴とする請求項1または2
記載の顆粒の製造方法。 - 【請求項4】 前記液状バインダの添加速度が、添加さ
れる固体1kg当たり4g/分以下で添加することを特
徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の顆粒の製造
方法。 - 【請求項5】 前記顆粒を、ハロゲン化銀写真感光材料
用固体処理剤に使用することを特徴とする請求項1〜4
のいずれか1項記載の顆粒の製造方法。 - 【請求項6】 前記ハロゲン化銀写真感光材料用固体処
理剤が、無機炭酸塩、p−フェニレンジアミン誘導体、
ポリアミノカルボン酸の鉄塩、チオ硫酸塩、ハイドロキ
ノン又はエリソルビン酸塩から選ばれる少なくとも1種
を含有することを特徴とする請求項5記載の顆粒の製造
方法。 - 【請求項7】 前記無機炭酸塩の原料粉体を、造粒工程
に用いる際、粒子径125μm以下の粒子が該無機炭酸
塩原料全体の50wt%以下であることを特徴とする請
求項5又は6記載の顆粒の製造方法。 - 【請求項8】 前記ハロゲン化銀写真感光材料用固体処
理剤が、顆粒剤であることを特徴とする請求項5〜7の
いずれか1項記載の顆粒の製造方法。 - 【請求項9】 前記ハロゲン化銀写真感光材料用固体処
理剤が、錠剤であることを特徴とする請求項5〜7のい
ずれか1項記載の顆粒の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11091343A JP2000284425A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 顆粒の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11091343A JP2000284425A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 顆粒の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000284425A true JP2000284425A (ja) | 2000-10-13 |
Family
ID=14023789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11091343A Pending JP2000284425A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 顆粒の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000284425A (ja) |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP11091343A patent/JP2000284425A/ja active Pending
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20051114 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060117 |