JP2000284164A - レンズ駆動装置 - Google Patents

レンズ駆動装置

Info

Publication number
JP2000284164A
JP2000284164A JP11087060A JP8706099A JP2000284164A JP 2000284164 A JP2000284164 A JP 2000284164A JP 11087060 A JP11087060 A JP 11087060A JP 8706099 A JP8706099 A JP 8706099A JP 2000284164 A JP2000284164 A JP 2000284164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
zoom
switch
lens
limit
preset
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11087060A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4258060B2 (ja
Inventor
Tokuji Kanayama
篤司 金山
Keiji Kaneko
啓次 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
Priority to JP08706099A priority Critical patent/JP4258060B2/ja
Publication of JP2000284164A publication Critical patent/JP2000284164A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4258060B2 publication Critical patent/JP4258060B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ENGレンズのレンズ鏡胴側部に設置される駆
動ユニットにズームリミット機能を搭載することで、外
部コントローラを使用しなくてもズームリミット機能を
使用することができるレンズ駆動装置を提供する。 【解決手段】ENGレンズ1のレンズ鏡胴2側部には駆
動ユニット12(レンズ駆動装置)が装着され、この駆
動ユニット12にはズーム位置を操作するシーソスイッ
チ22等が設けられている。本発明は、このような駆動
ユニット12において、ズーム位置の可変範囲を所望範
囲に制限するリミット機能を搭載する。また、駆動ユニ
ット12には予め記憶させたズーム位置をボタン操作で
再現するプリセット機能も搭載されており、このプリセ
ット機能とリミット機能の操作に共通の操作スイッチ
(ワンショットズームスイッチA、B)を兼用すること
で省スペース化が図られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズ駆動装置に係
り、特にレンズ鏡胴の側面に設置され、レンズ鏡胴の操
作リングをモータ駆動するレンズ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビレンズ等のレンズ装置にお
いて、ズーム位置を変更できる範囲を予めテレ側とワイ
ド側とで制限しておくことができるズームリミット機能
が知られている。従来、このようなズームリミット機能
は、外部のコントローラ(ズームデマンド等)に搭載さ
れている(特開平10−39193)。
【0003】ところで、主として取材用のENGカメラ
に装着されるENGレンズの場合、レンズ鏡胴側部にフ
ォーカスリングやズームリングをモータ駆動するための
駆動ユニット(レンズ駆動装置)が装着されている。従
来このような駆動ユニットには上述のようなズームリミ
ット機能が搭載されていないため、ENGレンズにおい
てズームリミット機能を使用したい場合には、ズームリ
ミット機能を有する外部コントローラをその駆動ユニッ
トに接続する必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ENG
カメラは取材等で肩に乗せて使用されることが多く、こ
のような場合にはENGレンズの駆動ユニットに外部の
コントローラを接続して使用するのは困難である。本発
明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ENGレ
ンズにおいて外部コントローラを使用しなくてもズーム
リミット機能を使用することができるレンズ駆動装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する為
に、請求項1に記載の発明は、レンズ鏡胴内のレンズを
駆動する操作リングに連結されるモータが搭載されると
共に、レンズ鏡胴の側部に設置されるレンズ駆動装置に
おいて、前記レンズの可動範囲の所望位置にリミット位
置を設定するリミット位置設定手段と、前記レンズがリ
ミット位置を越えないように前記モータの駆動を制限す
る制限手段と、を備えたことを特徴としている。
【0006】本発明によれば、ENGレンズ等のレンズ
鏡胴側部に設置されるレンズ駆動装置にリミット機能を
搭載したため、外部コントローラを使用しなくてもリミ
ット機能を使用することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るレンズ駆動装置の好ましい実施の形態について詳説す
る。図1及び図2は、本発明が適用された駆動ユニット
が装着されたENGレンズの外観を示した平面図及び後
面図である。これらの図に示すENGレンズ1は、EN
Gカメラ等の放送用テレビカメラに用いられるインナー
フォーカス式ズームレンズであり、レンズ鏡胴2には、
フォーカスリング4、ズームリング6及びアイリスリン
グ8が設けられ、レンズ鏡胴2の後端部にはエクステン
ダ装置10が設けられる。
【0008】また、レンズ鏡胴2の側部には前記フォー
カスリング4、ズームリング6及びアイリスリング8を
駆動する駆動ユニット12が設けられている。尚、符号
14はレンズフード、15はレンズフード取付ツマミで
ある。レンズ鏡胴2の内部構成については図示されてい
ないが、周知の如く、鏡胴内には、前方から順に、固定
フォーカスレンズ、移動フォーカスレンズ、変倍レン
ズ、アイリス、及びリレーレンズ等が設けられ、その後
方に、エクステンダー10が配置される。そして、フォ
ーカスリング4を回動することにより移動フォーカスレ
ンズが光軸に沿って前後移動してフォーカス調整が行わ
れ、ズームリング6を回動することにより、変倍レンズ
が光軸に沿って前後移動してズーム調整が行われる。ま
た、アイリスリング8を回動することによりアイリスの
絞り径が調整されるようになっている。
【0009】駆動ユニット12はケース18を有し、こ
のケース18はビス20、20を介してレンズ鏡胴2の
側部に取り付けられる。ケース18内には、図示せぬフ
ォーカス駆動用モータが配置され、このフォーカス駆動
用モータは、図示せぬギヤ伝達機構を介して前記フォー
カスリング4と噛み合い、フォーカスリング4を回転駆
動する。尚、駆動ユニット12にフォーカス駆動用モー
タが搭載されていないものもあり、本実施の形態では、
フォーカス駆動用モータが搭載されていなくてもよい。
また、ケース18内には、ズーム駆動用モータが配置さ
れ、このズーム駆動用モータは、図示せぬギヤ伝達機構
を介して前記ズームリング6と噛み合い、ズームリング
6を回転駆動する。同様に、ケース18内には、図示せ
ぬアイリス駆動用モータが配置され、このアイリス駆動
用モータは、図示せぬギヤ伝達機構を介して前記アイリ
スリング8と噛み合い、アイリスリング8を回転駆動す
る。ケース18の上面にはズームシーソコントロールス
イッチ22(以下、シーソスイッチという)、アイリス
のオート/マニュアルモード切替スイッチ24、アイリ
スモーメンタリースイッチ25、リターンスイッチ26
等が設けられている。
【0010】シーソスイッチ22は、中立位置を基準に
揺動自在に設置され、シーソスイッチ22をテレ(T)
側又はワイド(W)側に押圧操作すると、前記ズームリ
ング6がテレ側又はワイド側に回動するようになってい
る。また、シーソスイッチ22の押し込み量(操作量)
によってズームスピードを調整することができ、その押
し込み量が大きいほどズームスピードは高速になる。
【0011】また、ケース18の上面の取付用ビス2
0、20の近くには、ワンショットズームスイッチA、
B、ズームリミットオン・オフスイッチ34、及び、ズ
ームプリセット/ズームリミット切替スイッチ36が設
けられている。ワンショットズームスイッチA、Bはズ
ームプリセット機能(以下、プリセット機能という)と
ズームリミット機能(以下、リミット機能という)の2
つの機能に関する操作に兼用され、いずれの機能に関す
る操作であるかは、ズームプリセット/ズームリミット
切替スイッチ36によって切り替えられるようになって
いる。ズームプリセット/ズームリミット切替スイッチ
36(以下、単に切替スイッチ36という)にはスライ
ドするツマミ36Aが設けられ、このツマミ36Aが
「PRISET」と表記された位置(図中左側の位置)
にセットされると、ワンショットズームスイッチA、B
がプリセット機能操作用のスイッチとなり、「LIMI
T」と表記された位置(図中右側の位置)にセットされ
ると、ワンショットズームスイッチA、Bがリミット機
能操作用のスイッチとなる。
【0012】切替スイッチ36のツマミ36Aを「PR
ISET」側にセットし、ワンショットズームスイッチ
Aを押すと、そのときの変倍レンズの位置(ズーム位
置)がプリセット位置としてメモリに記憶される。ま
た、ワンショットズームスイッチBを押すと、メモリに
記憶されたプリセット位置に変倍レンズが移動される。
従って、カメラマンはプリセット機能に関する操作を行
いたい場合には、まず切替スイッチ36のツマミ36A
を「PRISET」側にセットし、シーソスイッチ22
を操作してプリセット位置として記憶させたいズーム位
置に変倍レンズを移動させ、ワンショットズームスイッ
チAを押す。これにより、そのズーム位置がプリセット
位置としてメモリに記憶される。プリセット再生を行い
たい場合には、ワンショットズームスイッチBを押す。
これにより、変倍レンズがメモリに記憶されたプリセッ
ト位置に自動で移動される。
【0013】これに対して、切替スイッチ36のツマミ
36Aを「LIMIT」側にセットし、ワンショットズ
ームスイッチAを押すと、そのときの変倍レンズの位置
がワイド側のリミット位置としてメモリに記憶される。
また、ワンショットズームスイッチBを押すと、そのと
きの変倍レンズの位置がテレ側のリミット位置としてメ
モリに記憶される。従って、カメラマンはリミット位置
を設定したい場合には、まず切替スイッチ36のツマミ
36Aを「LIMIT」側にセットし、シーソスイッチ
22を操作してワイド側のリミット位置として記憶させ
たいズーム位置に変倍レンズを移動させ、ワンショット
ズームスイッチAを押す。これにより、そのズーム位置
がワイド側のリミット位置としてメモリに記憶される。
また、シーソスイッチ22を操作してテレ側のリミット
位置として記憶させたいズーム位置に変倍レンズを移動
させ、ワンショットズームスイッチBを押す。これによ
り、そのズーム位置がテレ側のリミット位置としてメモ
リに記憶される。
【0014】このようにしてテレ側とワイド側のリミッ
ト位置をメモリに記憶させておき、上記ズームリミット
オン・オフスイッチ34を操作してズームリミット機能
をオンにしておくと、シーソスイッチ22で変倍レンズ
を移動させたときに、その変倍レンズの移動範囲がテレ
側のリミット位置とワイド側のリミット位置の範囲内に
制限されるようになる。
【0015】尚、上記ズームリミットオン・オフスイッ
チ34を押す毎に、ズームリミット機能のオン、オフが
切替えられるようになっており、ズームリミット機能が
オンの状態でズームリミットオン・オフスイッチ34を
押すと、ズームリミットが解除されて、変倍レンズが全
可動範囲で移動できるようになる。リミット位置を再設
定したい場合等にズームリミットの解除が有効である。
また、切替スイッチ36を「PRISET」側にセット
した場合にも、ズームリミット機能がオフとなる。但
し、ズームリミットオン・オフスイッチ34でズームリ
ミット機能をオフにしない限り、切替スイッチ36を
「PRISET」側にセットした場合でもズームリミッ
ト機能がオンの状態を維持するようにしてもよい。ま
た、テレ側とワイド側のリミット位置の一方のみを設定
してテレ側又はワイド側の一方のみのリミット機能を有
効にすることも可能である。
【0016】ケース18の側面にはグリップバンド28
が設けられ、カメラマンはこのグリップバンド28の中
に右手(親指以外の4本の指)を挿入してレンズ鏡胴2
を保持することができるようになっている。また、ケー
ス18の後面にはVTRスイッチ30及びクイックズー
ム&定速オートズームスイッチ32が配設され(図2参
照)、これらのスイッチ30、32はカメラマンが右手
の親指で操作できるようになっている。
【0017】VTRスイッチ30は、撮影中の映像をビ
デオテープに記録(録画)する際の録画開始/終了を操
作するためのスイッチである。クイックズーム&定速オ
ートズームスイッチ32は、クイックズームと定速オー
トズームの両機能を実行するために兼用されるスイッチ
であり、ズーム位置が停止しているときにこのスイッチ
32を押すと、クイックズームの機能が作動し、シーソ
スイッチ22の操作中に(ズーム位置が移動していると
き)にこのスイッチ32を押すと、定速オートズームの
機能が作動するようになっている。クイックズームは、
スイッチ32を押している間、所定のズームスピード
(高速)でテレ端に向かう方向に変倍レンズを移動さ
せ、スイッチ32を離すと、元のズーム位置(クイック
ズームスイッチ32を押圧操作した時点のズーム位置)
に変倍レンズを所定のズームスピードで復帰させるよう
にした機能である。
【0018】一方、定速オートズームは、スイッチ32
を押すことによって、シーソスイッチ22の操作によっ
て移動されている変倍レンズの移動速度(ズームスピー
ド)をそのスイッチ32を押したときの速度に保持する
機能である。従って、シーソスイッチ22をテレ(T)
側又はワイド(W)側に押圧操作して所望のズームスピ
ードとなったときにスイッチ32を押すことにより、シ
ーソスイッチ22の押圧操作を解除してもズームスピー
ドが一定に保持されるようになっている。
【0019】ケース18の後面には、ズーム最大スピー
ド調節ツマミ38が設けられ、このツマミ38を回動操
作することによって、シーソスイッチ22を最も深く押
し込み操作した場合のズームスピード(ズーム最大スピ
ード)を適宜変更することができる。例えば、ズーム最
大スピード調節ツマミ38を図中時計回転方向に回すほ
どズーム最大スピードは高速に設定され、逆に、反時計
回転方向に回すほどズーム最大スピードは低速に設定さ
れる。また、上述のように、ワンショットズームスイッ
チBを押してプリセット再生を実行させたときのズーム
スピードも、このズーム最大スピード調節ツマミ38の
設定位置に応じて可変される。
【0020】また、図2に示した符号39はエクステン
ダー切替レバーであり、該レバー39を回動操作するこ
とによって、2倍のエクステンダーを撮影光路中に挿脱
することができるようになっている。図3は、上記駆動
ユニット12においてズームリング6をモータ駆動する
回路の構成を示したブロックである。上記シーソスイッ
チ22は、例えばインクリメンタル型ロータリーエンコ
ーダ50(以下、エンコーダ50という)の回転軸に連
結され、シーソスイッチ22が操作されるとその押し込
み方向と押し込み量に応じた数と位相(2相パルス出力
としたときの各相間のパルスの位相)のパルスがそのエ
ンコーダ50から出力される。エンコーダ50から出力
されたパルスは、カウンタ52によって計数され、シー
ソスイッチ22の押し込み方向と押し込み量が所定範囲
内の数値でCPU54に与えられる。CPU54はカウ
ンタ52から与えられた数値に基づいてズーム駆動用モ
ータ60(以下、モータ60という)の回転方向及び回
転速度を決定する。このとき、CPU54は、ポテンシ
ョメータ68から出力されるズーム最大スピード調節ツ
マミ38の設定位置(アナログ電圧)をA/D変換器7
0を介して取得し、シーソスイッチ22の押し込み量が
最大となったときのズームスピードがズーム最大スピー
ド調節ツマミ38で設定された最大スピードとなるよう
にモータ60の回転速度を決定する。
【0021】このようにしてモータ60の回転方向及び
回転速度を決定すると、CPU54は、これに基づいて
速度制御信号(モータ駆動信号)を生成し、その速度制
御信号をD/A変換器56に出力する。速度制御信号は
D/A変換器56によってアナログ信号に変換された
後、アンプ58に入力され、その速度制御信号の示す回
転速度と、タコジェネレータ62によってフィードバッ
クされるモータ60の実際の回転速度との差分に応じた
電圧がアンプ58からモータ60に印加される。これに
より、モータ60は、CPU54で設定された回転方向
及び回転速度で駆動される。従って、モータ60に連結
されたズームリング6はシーソスイッチ22の押し込み
方向及び押し込み量に応じた回転方向及び速度で回転さ
れ、この回転によって変倍レンズ64が移動される。
尚、リミット機能がオンされているときには、変倍レン
ズ64の移動範囲がメモリ78に記憶されたリミット位
置に制限されるようになっているが、このときの処理に
ついては後述する。
【0022】また、上記CPU54は、駆動ユニット1
2のケース18に配設されたシーソスイッチ22以外の
各種操作部材72の操作も同様に検出し、それらの操作
に応じて各種処理を実行する。尚、図3に示す操作部材
72には、以下の説明に関連する操作部材のみを示して
いる。ここでは、まず、ワンショットズームスイッチ
A、Bが操作されたときのCPU54の処理について説
明する。
【0023】CPU54は、ワンショットズームスイッ
チA又はワンショットズームスイッチBが押されたこと
を検出すると、上記切替スイッチ36のツマミ36Aの
設定位置を検出し、その設定位置に応じて処置内容を変
更する。まず、切替スイッチ36が「PRISET」側
に設定されている場合について説明すると、CPU54
は、ワンショットズームスイッチAが押されたことを検
出した場合、そのときのズーム位置をズーム位置検出用
のポテンショメータ74からA/D変換器76を介して
取得する。そして、そのズーム位置をプリセット位置と
してメモリ78に記憶させる。
【0024】一方、ワンショットズームスイッチBが押
されたことを検出すると、メモリ78に記憶されている
プリセット位置を読み出すと共に、上記ポテンショメー
タ74からズーム位置を取得し、このズーム位置がプリ
セット位置に等しくなるように速度制御信号を上述と同
様にD/A変換器56に出力する。即ち、CPU54
は、ズーム位置がプリセット位置に近づく方向となるよ
うにモータ60の回転方向を速度制御信号によって指示
すると共に、上記ズーム最大スピード調節ツマミ38の
設定位置に対応するズームスピードを上限としてズーム
位置とプリセット位置との差分に応じた速度となるよう
にモータ60の回転速度を速度制御信号によって指示す
る。これにより、ズームリング6がその速度制御信号に
基づいて回転される。ポテンショメータ74によって取
得されるズーム位置がプリセット位置に一致すると、モ
ータ60の回転が停止され、ズーム位置がプリセット位
置で停止される。
【0025】従って、カメラマンは、切替スイッチ36
のツマミ36Aを「PRISET」側にセットして上述
のワンショットズームスイッチA又はワンショットズー
ムスイッチBの押圧操作を行なえば、プリセット位置の
記憶又はプリセット再生の実行を指示することができ
る。次に、切替スイッチ36のツマミ36Aが「LIM
IT」側にセットされている場合について説明すると、
CPU54は、ワンショットズームスイッチAが押され
たことを検出した場合、そのときのズーム位置をズーム
位置検出用のポテンショメータ74からA/D変換器7
6を介して取得する。そして、そのズーム位置をワイド
側のリミット位置としてメモリ78に記憶させる。
【0026】一方、ワンショットズームスイッチBが押
されたことを検出した場合、上述と同様にそのときのズ
ーム位置をズーム位置検出用のポテンショメータ74か
らA/D変換器76を介して取得する。そして、そのズ
ーム位置をテレ側のリミット位置としてメモリ78に記
憶させる。これにより、ワイド側とテレ側のリミット位
置が設定される。
【0027】従って、カメラマンは、切替スイッチ36
のツマミ36Aを「LIMIT」側にセットして上述の
ワンショットズームスイッチAとワンショットズームス
イッチBの押圧操作を行なえば、ワイド側とテレ側のリ
ミット位置を設定することができる。尚、リミット位置
の設定は、ワイド側とテレ側のいずれか一方のみでもよ
い。図4は、上述のようにワンショットズームスイッチ
A又はワンショットズームスイッチBが押されたときの
CPU54の処理手順を示したフローチャートである。
まず、CPU54は、初期設定を行なった後(ステップ
S10)、ワンショットズームスイッチAがオンか否か
を判定する(ステップS12)。YESと判定した場
合、次に、切替スイッチ36の状態を検出する(ステッ
プS14)。このとき、切替スイッチ36のツマミ36
Aが「PRISET」側にセットされていると判定した
場合には、上述のように現在のズーム位置をプリセット
位置としてメモリ78に記憶させる(ステップS1
6)。一方、切替スイッチ36のツマミ36Aが「LI
MIT」側にセットされていると判定した場合には、上
述のように、現在のズーム位置をワイド側のリミット位
置としてメモリ78に記憶させる(ステップS18)。
【0028】上記ステップS12においてNOと判定し
た場合、CPU54は、ワンショットズームスイッチB
がオンか否かを判定する(ステップS20)。YESと
判定した場合、次に、切替スイッチ36の状態を検出す
る(ステップS22)。このとき、切替スイッチ36の
ツマミ36Aが「PRISET」側にセットされている
と判定した場合には、上述のようにプリセット再生を実
行する(ステップS24)。一方、切替スイッチ36の
ツマミ36Aが「LIMIT」側にセットされていると
判定した場合には、上述のように現在のズーム位置をテ
レ側のリミット位置としてメモリ78に記憶させる(ス
テップS26)。
【0029】これらの処理が終了すると、又は、上記ス
テップS12及びステップS20においてNOと判定し
た場合には、シーソスイッチ22等の操作に基づいた処
理を実行し(ステップS28)、上記ステップS12か
らの処理を繰り返し実行する。以上の処理により、ワン
ショットズームスイッチA、Bがプリセット機能とリミ
ット機能に関する操作用のスイッチとして兼用され、切
替スイッチ36によっていずれかの機能に関する操作用
のスイッチとして適宜切り替えられる。
【0030】次に、リミット機能を実行する際のCPU
54の処理について説明する。CPU54は、切替スイ
ッチ36のツマミ36Aが「LIMIT」側にセットさ
れると共に、ズームリミットオン・オフスイッチ34に
よってリミット機能のオンの状態が指定されている場合
に、リミット機能を実行し、変倍レンズ64の移動範囲
をメモリ78に記憶されたワイド側とテレ側のリミット
位置の範囲内に制限する。
【0031】即ち、シーソスイッチ22が操作され、そ
の操作に基づいて上述のように速度制御信号を生成し、
その速度制御信号によりモータ60を駆動して変倍レン
ズ64を移動させている際に、CPU54は、その変倍
レンズ64の移動方向(ワイド側又はテレ側)のリミッ
ト位置をメモリ78から読み出すと共に、ズーム位置検
出用のポテンショメータ74からズーム位置を取得し、
このズーム位置がリミット位置を越えないように上記速
度制御信号を調整する。例えば、ズーム位置がリミット
位置に所定距離以下に近づいたときはシーソスイッチ2
2の操作量にかかわらず速度制御信号の示す速度を強制
的に減速させて、ズーム位置がリミット位置を越えない
ようにし、ズーム位置がリミット位置に到達するようで
あれば、変倍レンズ64をリミット位置で停止させる。
これにより、変倍レンズ64の移動範囲は、上記メモリ
78に記憶されたワイド側とテレ側のリミット位置の範
囲内に制限される。
【0032】尚、CPU54は、ズームリミット機能が
オンの状態のときにズームリミットオン・オフスイッチ
34が押された場合には、ズームリミット機能をオフに
し、上述のような変倍レンズの移動範囲の制限は行わな
いようにしている。また、切替スイッチ36が「PRI
SET」側に切り替えられた場合にも同様である。以
上、上記実施の形態では、駆動ユニット12にプリセッ
ト機能とリミット機能を搭載し、これらの機能に関する
操作を共通のワンショットズームスイッチA、Bで切替
スイッチ36により切り替えて行えるようにしたが、駆
動ユニット12にプリセット機能を搭載しない場合に
は、リミット機能専用の操作スイッチのみ設ければ良く
(切替スイッチ36は不要)、また、プリセット機能と
リミット機能を搭載した場合であっても、それぞれの操
作スイッチを別々に設けてもよい。
【0033】また、上記実施の形態では、プリセット機
能及びリミット機能共に、変倍レンズの操作に関するも
のであったが、これに限らず、本発明は、フォーカスレ
ンズ等の他の種類の移動レンズのプリセット機能及びリ
ミット機能に関しても同様に適用できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るレン
ズ駆動装置によれば、ENGレンズ等のレンズ鏡胴側部
に設置されるレンズ駆動装置にリミット機能を搭載した
ため、外部コントローラを使用しなくてもリミット機能
を使用することができる。また、リミット機能と共に、
プリセット機能を搭載し、これらの機能を操作する操作
スイッチを共通に使用できるようにすることで、省スペ
ース化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明が適用された駆動ユニットが装
着されたENGレンズの外観を示した平面図である。
【図2】図2は、本発明が適用された駆動ユニットが装
着されたENGレンズの外観を示した後面図である。
【図3】図3は、駆動ユニットにおいてズームリングを
モータ駆動する回路の構成を示したブロックである。
【図4】図4は、ワンショットズームスイッチが押され
たときのCPUの処理手順を示したフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…ENGレンズ、2…レンズ鏡胴、6…ズームリン
グ、12…駆動ユニット、22…ズームシーソコントロ
ールスイッチ(シーソスイッチ)、34…ズームリミッ
トオン・オフスイッチ、36…ズームプリセット/ズー
ムリミット切替スイッチ、38…ズーム最大スピード調
節ツマミ、54…CPU、64…変倍レンズ、A、B…
ワンショットズームスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H044 BE14 DA02 DB02 DC01 DD18 DE01 5C022 AA00 AB66 AC22 AC31 AC32 AC33 AC54 AC69 AC74 AC77

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ鏡胴内のレンズを駆動する操作リ
    ングに連結されるモータが搭載されると共に、レンズ鏡
    胴の側部に設置されるレンズ駆動装置において、 前記レンズの可動範囲の所望位置にリミット位置を設定
    するリミット位置設定手段と、 前記レンズがリミット位置を越えないように前記モータ
    の駆動を制限する制限手段と、 を備えたことを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記レンズ駆動装置は、プリセット再生
    の実行が指示されると予め記憶したプリセット位置に前
    記レンズ鏡胴内のレンズを前記モータにより移動させる
    プリセット機能を備えると共に、前記プリセット位置の
    記憶と前記プリセット再生の実行を指示する第1のスイ
    ッチ及び第2のスイッチと、該第1のスイッチ及び第2
    のスイッチをリミット位置設定用のスイッチに切り替え
    る切替スイッチとを備え、 前記リミット位置設定手段は、前記切替スイッチによっ
    て前記第1のスイッチ及び第2のスイッチがリミット位
    置設定用のスイッチに切り替えられた場合に、前記第1
    のスイッチが押されると、その時のレンズの位置を該レ
    ンズの移動方向の一方側のリミット位置として設定し、
    前記第2のスイッチが押されると、その時のレンズの位
    置を該レンズの移動方向の他方側のリミット位置として
    設定することを特徴とする請求項1のレンズ駆動装置。
JP08706099A 1999-03-29 1999-03-29 レンズ駆動装置 Expired - Fee Related JP4258060B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08706099A JP4258060B2 (ja) 1999-03-29 1999-03-29 レンズ駆動装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08706099A JP4258060B2 (ja) 1999-03-29 1999-03-29 レンズ駆動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000284164A true JP2000284164A (ja) 2000-10-13
JP4258060B2 JP4258060B2 (ja) 2009-04-30

Family

ID=13904405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08706099A Expired - Fee Related JP4258060B2 (ja) 1999-03-29 1999-03-29 レンズ駆動装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4258060B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1487198A1 (en) * 2003-06-03 2004-12-15 Canon Kabushiki Kaisha Zoom lens apparatus and image-taking apparatus with zoom tracking capability
CN101990064A (zh) * 2009-07-29 2011-03-23 索尼公司 控制设备、操作设置方法和程序
JP7030433B2 (ja) 2017-07-14 2022-03-07 キヤノン株式会社 操作装置、光学装置および撮像装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1487198A1 (en) * 2003-06-03 2004-12-15 Canon Kabushiki Kaisha Zoom lens apparatus and image-taking apparatus with zoom tracking capability
JP2005018035A (ja) * 2003-06-03 2005-01-20 Canon Inc レンズ装置
US7808547B2 (en) 2003-06-03 2010-10-05 Canon Kabushiki Kaisha Lens apparatus and image-taking apparatus including drive range limiting function having valid and invalid states
JP4566616B2 (ja) * 2003-06-03 2010-10-20 キヤノン株式会社 レンズ装置
CN101990064A (zh) * 2009-07-29 2011-03-23 索尼公司 控制设备、操作设置方法和程序
JP7030433B2 (ja) 2017-07-14 2022-03-07 キヤノン株式会社 操作装置、光学装置および撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4258060B2 (ja) 2009-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2000284168A (ja) レンズ駆動装置
JPH11160604A (ja) 撮影レンズの駆動装置
US6522838B1 (en) Optical apparatus, optical element driving unit, and photographing system
US5315340A (en) Video camera apparatus
JP2000284164A (ja) レンズ駆動装置
JP4251305B2 (ja) レンズ駆動装置
US6271882B1 (en) TV camera lens device
JPH10325918A (ja) ズームレンズ装置
JP4189784B2 (ja) レンズ駆動装置
JP3915104B2 (ja) レンズの制御方法
JP5690247B2 (ja) レンズ駆動装置
JP4688990B2 (ja) レンズシステム
JP3856055B2 (ja) カメラのレンズ操作切換装置
JP2000275507A (ja) レンズ駆動装置
JP4370644B2 (ja) レンズ駆動装置
JPH11271592A (ja) テレビレンズ用操作装置
JP5690248B2 (ja) レンズ駆動装置
JP2007212957A (ja) レンズ制御装置
JP2004102000A (ja) レンズ制御装置
JPS6241291Y2 (ja)
JP2549080B2 (ja) テレビカメラ用ズームレンズ駆動装置
JPH10213734A (ja) テレビカメラ用レンズ
JP2000066083A (ja) テレビカメラ用レンズの制御装置
JP2000069344A (ja) レンズ駆動装置
JP2001051180A (ja) レンズ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090113

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090126

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees