JP2000275507A - レンズ駆動装置 - Google Patents

レンズ駆動装置

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JP2000275507A
JP2000275507A JP11082028A JP8202899A JP2000275507A JP 2000275507 A JP2000275507 A JP 2000275507A JP 11082028 A JP11082028 A JP 11082028A JP 8202899 A JP8202899 A JP 8202899A JP 2000275507 A JP2000275507 A JP 2000275507A
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JP
Japan
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preset
switch
lens
zoom
preset position
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JP11082028A
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English (en)
Inventor
Tokuji Kanayama
篤司 金山
Keiji Kaneko
啓次 金子
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Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ENGレンズのレンズ鏡胴側部に設置される駆
動ユニットにプリセット機能を搭載することで、外部コ
ントローラを使用しなくてもプリセット機能を使用する
ことができるレンズ駆動装置を提供する。 【解決手段】ENGレンズ1のレンズ鏡胴2側部には駆
動ユニット12(レンズ駆動装置)が装着され、この駆
動ユニット12にはズーム位置を操作するシーソスイッ
チ22等が設けられている。本発明は、このような駆動
ユニット12において、予め記憶させたズーム位置をボ
タン操作で再現するプリセット機能を搭載すると共に、
そのプリセット動作を実行させるプリセットスイッチ3
4とプリセッチ位置を記憶させるプリセット位置メモリ
スイッチ36を駆動ユニット12に設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレンズ駆動装置に係
り、特にレンズ鏡胴の側面に設置され、レンズ鏡胴の操
作リングをモータ駆動するレンズ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビレンズ等のレンズ装置にお
いて、予め記憶させておいたズーム位置やフォーカス位
置をボタン操作するだけで自動で再現するプリセット機
能が知られている。従来、このようなプリセット機能
は、外部のコントローラ(ズームデマンドやフォーカス
デマンド)に搭載されている(特開平8−33467
4)。
【0003】ところで、主として取材用のENGカメラ
に装着されるENGレンズの場合、レンズ鏡胴側部にフ
ォーカスリングやズームリングをモータ駆動するための
駆動ユニット(レンズ駆動装置)が装着されている。従
来このような駆動ユニットには上述のようなプリセット
機能が搭載されていないため、ENGレンズにおいてプ
リセット機能を使用したい場合には、プリセット機能を
有する外部コントローラをその駆動ユニットに接続する
必要があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ENG
カメラは取材等で肩に乗せて使用されることが多く、こ
のような場合にはENGレンズの駆動ユニットに外部の
コントローラを接続して使用するのは困難で、実際には
プリセット機能を使用することはできなかった。本発明
はこのような事情に鑑みてなされたもので、ENGレン
ズにおいて外部コントローラを使用しなくてもプリセッ
ト機能を使用することができるレンズ駆動装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、内部にレンズが配置されると共に、外周
部に前記レンズの位置を操作する操作リングが配置され
たレンズ鏡胴の側部に設置されるレンズ駆動装置であっ
て、前記操作リングに連結されるモータが搭載されると
共に、該モータの動作を操作する操作部材が設けられた
レンズ駆動装置において、前記レンズのプリセット位置
を設定するプリセット位置設定手段と、プリセット動作
の実行を指示するプリセット動作実行指示手段と、前記
プリセット動作実行指示手段によってプリセット動作の
実行が指示されると、前記プリセット位置設定手段によ
って設定されたプリセット位置に前記レンズを移動させ
る制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0006】本発明によれば、ENGレンズ等のレンズ
鏡胴側部に設置されるレンズ駆動装置にプリセット機能
を搭載したため、外部コントローラを使用しなくてもプ
リセット機能を使用することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るレンズ駆動装置の好ましい実施の形態について詳説す
る。図1及び図2は、本発明が適用された駆動ユニット
が装着されたENGレンズの外観を示した平面図及び後
面図である。これらの図に示すENGレンズ1は、EN
Gカメラ等の放送用テレビカメラに用いられるインナー
フォーカス式ズームレンズであり、レンズ鏡胴2には、
フォーカスリング4、ズームリング6及びアイリスリン
グ8が設けられ、レンズ鏡胴2の後端部にはエクステン
ダ装置10が設けられる。
【0008】また、レンズ鏡胴2の側部には前記フォー
カスリング4、ズームリング6及びアイリスリング8を
駆動する駆動ユニット12が設けられている。尚、符号
14はレンズフード、15はレンズフード取付ツマミで
ある。レンズ鏡胴2の内部構成については図示されてい
ないが、周知の如く、鏡胴内には、前方から順に、固定
フォーカスレンズ、移動フォーカスレンズ、変倍レン
ズ、アイリス、及びリレーレンズ等が設けられ、その後
方に、エクステンダー10が配置される。そして、フォ
ーカスリング4を回動することにより移動フォーカスレ
ンズが光軸に沿って前後移動してフォーカス調整が行わ
れ、ズームリング6を回動することにより、変倍レンズ
が光軸に沿って前後移動してズーム調整が行われる。ま
た、アイリスリング8を回動することによりアイリスの
絞り径が調整されるようになっている。
【0009】駆動ユニット12はケース18を有し、こ
のケース18はビス20、20を介してレンズ鏡胴2の
側部に取り付けられる。ケース18内には、図示せぬフ
ォーカス駆動用モータが配置され、このフォーカス駆動
用モータは、図示せぬギヤ伝達機構を介して前記フォー
カスリング4と噛み合い、フォーカスリング4を回転駆
動する。尚、駆動ユニット12にフォーカス駆動用モー
タが搭載されていないものもあり、本実施の形態では、
フォーカス駆動用モータが搭載されていなくてもよい。
また、ケース18内には、ズーム駆動用モータが配置さ
れ、このズーム駆動用モータは、図示せぬギヤ伝達機構
を介して前記ズームリング6と噛み合い、ズームリング
6を回転駆動する。同様に、ケース18内には、図示せ
ぬアイリス駆動用モータが配置され、このアイリス駆動
用モータは、図示せぬギヤ伝達機構を介して前記アイリ
スリング8と噛み合い、アイリスリング8を回転駆動す
る。
【0010】ケース18の上面にはズームシーソーコン
トロールスイッチ22(以下、シーソスイッチとい
う)、アイリスのオート/マニュアルモード切替スイッ
チ24、アイリスモーメンタリースイッチ25、リター
ンスイッチ26等が設けられている。また、取付用ビス
20、20の近くには、プリセットスイッチ34及びプ
リセット位置メモリスイッチ36が設けられている。
【0011】シーソスイッチ22は、中立位置を基準に
揺動自在に設置され、シーソスイッチ22をテレ(T)
側又はワイド(W)側に押圧操作すると、前記ズームリ
ング6がテレ側又はワイド側に回動するようになってい
る。また、シーソスイッチ22の押し込み量(操作量)
によってズームスピードを調整することができ、その押
し込み量が大きいほどズームスピードは高速になる。
【0012】プリセットスイッチ34及びプリセット位
置メモリスイッチ36は、プリセット機能を駆動ユニッ
ト12上で実行できるように設けられたもので、プリセ
ットスイッチ34とプリセット位置メモリスイッチ36
を同時に押すと、そのときの変倍レンズの位置(ズーム
位置)がプリセット位置としてメモリに記憶され、プリ
セットスイッチ34のみを押すと、メモリに記憶された
プリセット位置に変倍レンズが移動されるようになって
いる。従って、カメラマンはまずシーソスイッチ22を
操作してプリセット位置として設定したい所望のズーム
位置に変倍レンズを移動させ、上記プリセットスイッチ
34とプリセット位置メモリスイッチ36を同時に押
す。これにより、そのズーム位置がプリセット位置とし
てメモリに記憶される。そして、撮影動作を行なってい
る際にプリセット機能を使用してズーム位置をプリセッ
ト位置に移動させたい場合にはプリセットスイッチ34
を押す。これにより、変倍レンズがメモリに記憶された
プリセット位置に自動で移動される。
【0013】尚、プリセットスイッチ34を押したとき
のズームスピードは、後述のズーム最大スピード調節ツ
マミ38の設定位置によって調整できるようになってい
る。ケース18の側面にはグリップバンド28が設けら
れ、カメラマンはこのグリップバンド28の中に右手
(親指以外の4本の指)を挿入してレンズ鏡胴2を保持
することができるようになっている。また、ケース18
の後面にはVTRスイッチ30及びクイックズーム&定
速オートズームスイッチ32が配設され(図2参照)、
これらのスイッチ30、32はカメラマンが右手の親指
で操作できるようになっている。
【0014】VTRスイッチ30は、撮影中の映像をビ
デオテープに記録(録画)する際の録画開始/終了を操
作するためのスイッチである。クイックズーム&定速オ
ートズームスイッチ32は、クイックズームと定速オー
トズームの両機能を実行するために兼用されるスイッチ
であり、ズーム位置が停止しているときにこのスイッチ
32を押すと、クイックズームの機能が作動し、シーソ
スイッチ22の操作中に(ズーム位置が移動していると
き)にこのスイッチ32を押すと、定速オートズームの
機能が作動するようになっている。クイックズームは、
スイッチ32を押している間、所定のズームスピード
(高速)でテレ端に向かう方向に変倍レンズを移動さ
せ、スイッチ32を離すと、元のズーム位置(クイック
ズームスイッチ32を押圧操作した時点のズーム位置)
に変倍レンズを所定のズームスピードで復帰させるよう
にした機能である。
【0015】一方、定速オートズームは、スイッチ32
を押すことによって、シーソスイッチ22の操作によっ
て移動されている変倍レンズの移動速度(ズームスピー
ド)をそのスイッチ32を押したときの速度に保持する
機能である。従って、シーソスイッチ22をテレ(T)
側又はワイド(W)側に押圧操作して所望のズームスピ
ードとなったときにスイッチ32を押すことにより、シ
ーソスイッチ22の押圧操作を解除してもズームスピー
ドが一定に保持されるようになっている。
【0016】ケース18の後面には、ズーム最大スピー
ド調節ツマミ38が設けられ、このツマミ38を回動操
作することによって、シーソスイッチ22を最も深く押
し込み操作した場合のズームスピード(ズーム最大スピ
ード)を適宜変更することができる。例えば、ズーム最
大スピード調節ツマミ38を図中時計回転方向に回すほ
どズーム最大スピードは高速に設定され、逆に、反時計
回転方向に回すほどズーム最大スピードは低速に設定さ
れる。また、上述のように、プリセットスイッチ34が
押されたときのズームスピードも、このズーム最大スピ
ード調節ツマミ38の設定位置に応じて可変される。
【0017】尚、図2に示した符号39はエクステンダ
ー切替レバーであり、該レバー39を回動操作すること
によって、2倍のエクステンダーを撮影光路中に挿脱す
ることができるようになっている。図3は、上記駆動ユ
ニット12においてズームリング6をモータ駆動する回
路の構成を示したブロックである。上記シーソスイッチ
22は、例えばインクリメンタル型ロータリーエンコー
ダ50(以下、エンコーダ50という)の回転軸に連結
され、シーソスイッチ22が操作されるとその押し込み
方向と押し込み量に応じた数と位相(2相パルス出力と
したときの各相間のパルスの位相)のパルスがそのエン
コーダ50から出力される。エンコーダ50から出力さ
れたパルスは、カウンタ52によって計数され、シーソ
スイッチ22の押し込み方向と押し込み量が所定範囲内
の数値でCPU54に与えられる。CPU54はカウン
タ52から与えられた数値に基づいてズーム駆動用モー
タ60(以下、モータ60という)の回転方向及び回転
速度を決定する。このとき、CPU54は、ポテンショ
メータ68から出力されるズーム最大スピード調節ツマ
ミ38の設定位置(アナログ電圧)をA/D変換器70
を介して取得し、シーソスイッチ22の押し込み量が最
大となったときにズームスピードがズーム最大スピード
調節ツマミ38で設定された最大スピードとなるように
シーソスイッチ22の押し込み量に基づいてモータ60
の回転速度を決定する。
【0018】このようにしてモータ60の回転方向及び
回転速度を決定すると、CPU54は、これに基づいて
速度制御信号(モータ駆動信号)を生成し、その速度制
御信号をD/A変換器56に出力する。速度制御信号は
D/A変換器56によってアナログ信号に変換された
後、アンプ58に入力され、その速度制御信号の示す回
転速度と、タコジェネレータ62によってフィードバッ
クされるモータ60の実際の回転速度との差分に応じた
電圧がアンプ58からモータ60に印加される。これに
より、モータ60は、CPU54で設定された回転方向
及び回転速度で駆動される。従って、モータ60に連結
されたズームリング6はシーソスイッチ22の押し込み
方向及び押し込み量に応じた回転方向及び速度で回転さ
れ、この回転によって変倍レンズ64が移動される。
【0019】また、上記CPU54は、駆動ユニット1
2のケース18に配設されたシーソスイッチ22以外の
各種操作部材72の操作も同様に検出し、それらの操作
に応じて各種処理を実行する。尚、図3に示す操作部材
72には、シーソスイッチ22とプリセット機能に関す
る操作部材のみを示し、以下、プリセット機能に関する
操作部材が操作されたときのCPU54の処理について
説明する。
【0020】CPU54は、上記プリセットスイッチ3
4と上記プリセット位置メモリスイッチ36が同時に押
されたことを検出すると、そのときのズーム位置をズー
ム位置検出用のポテンショメータ74からA/D変換器
76を介して取得する。そして、そのズーム位置をプリ
セット位置としてメモリ78に記憶させる。一方、プリ
セットスイッチ34のみが押されたことを検出した場合
には、メモリ78に記憶されているプリセット位置を読
み出すと共に、上記ポテンショメータ74からズーム位
置を取得し、このズーム位置がプリセット位置に等しく
なるように速度制御信号を上述と同様にD/A変換器5
6に出力する。即ち、CPU54は、ズーム位置がプリ
セット位置に近づく方向となるようにモータ60の回転
方向を速度制御信号によって指示すると共に、上記ズー
ム最大スピード調節ツマミ38の設定位置が示す速度を
上限としてズーム位置とプリセット位置との差分に応じ
た速度となるようにモータ60の回転速度を速度制御信
号によって指示する。これにより、ズームリング6がそ
の速度制御信号に基づいて回転される。ポテンショメー
タ74によって取得されるズーム位置がプリセット位置
に一致すると、モータ60の回転が停止され、ズーム位
置がプリセット位置で停止される。
【0021】図4は、上述のプリセット機能に関するC
PU54の処理手順を示したフローチャートである。C
PU54はまず初期設定を行なった後(ステップS1
0)、プリセットスイッチ34がオンされたか否かを判
定する(ステップS12)。NOと判定した場合にはシ
ーソスイッチ22や図示しない操作部材の操作に応じた
通常の撮影処理(ズーム、フォーカス、絞り等の処理)
を実行し(ステップS14)、上記ステップS12に戻
る。
【0022】一方、ステップS12においてYESと判
定した場合には、続いて、プリセット位置メモリースイ
ッチ36がオンされたか否かを判定する(ステップS1
6)。このとき、YESと判定した場合には、上記ズー
ム位置検出用のポテンショメータ74からズーム位置を
取得し、そのズーム位置をプリセット位置としてメモリ
78に記憶させる(ステップS18)。そして、上記ス
テップS12に戻る。一方、ステップS16においてN
Oと判定した場合には、プリセット動作処理を行なう。
このプリセット動作処理は、上述のようにメモリ78に
記憶されているプリセット位置を読み出し、そのプリセ
ット位置にズーム位置を移動させる処理である(ステッ
プS20)。そして、ズーム位置がプリセット位置に移
動したことを検出すると上記ステップS12に戻る。C
PU54は以上の処理を繰り返し実行する。
【0023】以上のように、ENGレンズに装着される
駆動ユニット12にプリセット機能を搭載し、駆動ユニ
ット12のプリセットスイッチ34及びプリセット位置
メモリスイッチ36によってプリセット機能を実行でき
るようにしたため、従来のようにプリセット機能を実行
するために駆動ユニット12に外部コントローラを接続
する必要がなくなる。
【0024】以上、上記実施の形態では、駆動ユニット
12のケース18にプリセットスイッチ34とプリセッ
ト位置メモリスイッチ36を設け、プリセットスイッチ
34とプリセット位置メモリスイッチ36とが同時に押
されたときにプリセット位置の記憶を行い、プリセット
スイッチ34のみが押されたときにプリセット位置の再
生を行なうようにしたが、これらのプリセット機能を実
行するためのスイッチの構成及び操作はこれに限らな
い。例えば、プリセット位置をメモリ78に記憶させる
場合にプリセット位置メモリスイッチ36のみを押すよ
うにしてもよいし、更に、プリセットスイッチ34のみ
を設けるようにし、そのプリセットスイッチ34が所定
時間以上押されたときにはプリセット位置の記憶を行
い、プリセットスイッチ34が前記所定時間より短いと
きには、プリセット位置の再生を行なうようにしてもよ
い。この場合、プリセットスイッチ34を長く押して
も、プリセット位置の記憶が行なわれたか否かを判断す
るのは困難なため、例えば、LED等の表示手段を設
け、プリセット位置の記憶が終了した場合には、そのL
EDを点灯させるようにしてもよい。図5は、駆動ユニ
ット12にプリセットスイッチ34のみを設けた場合の
上記CPU54の処理手順を示したフローチャートであ
る。尚、図4に示したフローチャートのステップと同一
処理内容のステップには同一符号を付している。CPU
54はまず初期設定を行なった後(ステップS10)、
プリセットスイッチ34がオンされたか否かを判定する
(ステップS12)。NOと判定した場合にはシーソス
イッチ22や図示しない操作部材の操作に応じた通常の
撮影処理を実行し(ステップS14)、上記ステップS
12に戻る。
【0025】一方、ステップS12においてYESと判
定した場合には、続いて、そのプリセットスイッチ34
の押されている時間を所定時間経過したか否かを判定す
る(ステップS30)。このとき、YESと判定した場
合には、プリセット位置の記憶処理を行なう(ステップ
S18)。そして、駆動ユニット12の所定位置に設置
したLEDを点灯表示させ(ステップS32)、上記ス
テップS12に戻る。一方、ステップS30においてN
Oと判定した場合には、プリセット動作処理を行なう
(ステップS20)。そして、ズーム位置がプリセット
位置に移動したことを検出すると上記ステップS12に
戻る。CPU54は以上の処理を繰り返し実行する。以
上のように、プリセットスイッチ34のみでもプリセッ
ト機能を適切に実行することができる。
【0026】また、上記実施の形態で説明したプリセッ
ト機能は、ズーム位置に関するものであったが、これと
同様にフォーカス位置、その他の移動レンズに関するプ
リセット機能も駆動ユニット12に搭載することが可能
である。その場合の駆動ユニット12の回路構成等は上
記実施の形態と同様である。また、上記実施の形態で
は、プリセット位置をメモリ78に記憶させるようにし
たが、メモリ78を用いなくても、プリセット位置は、
例えば位置調節ツマミ等によって焦点距離等を予め指定
することによって設定できるようにしてもよい。即ち、
位置調節ツマミを操作すると、位置調節ツマミに直結さ
れたポテンショメータの電圧信号がCPU54に入るよ
うにし、その電圧信号に対応する位置に変倍レンズが移
動するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るレン
ズ駆動装置によれば、ENGレンズに設置されるレンズ
駆動装置にプリセット機能を搭載したため、外部コント
ローラを使用しなくてもENGレンズにおいてプリセッ
ト機能を使用することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明が適用された駆動ユニットが装
着されたENGレンズの外観を示した平面図である。
【図2】図2は、本発明が適用された駆動ユニットが装
着されたENGレンズの外観を示した後面図である。
【図3】図3は、駆動ユニットにおいてズームリングを
モータ駆動する回路の構成を示したブロックである。
【図4】図4は、プリセット機能に関するCPUの処理
手順を示したフローチャートである。
【図5】図5は、他のスイッチ構成の場合のプリセット
機能に関するCPUの処理手順を示したフローチャート
である。
【符号の説明】
1…ENGレンズ、2…レンズ鏡胴、6…ズームリン
グ、12…駆動ユニット、22…ズームシーソーコント
ロールスイッチ(シーソスイッチ)、34…プリセット
スイッチ、36…プリセット位置メモリスイッチ、38
…ズーム最大スピード調節ツマミ、54…CPU、64
…変倍レンズ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ鏡胴内のレンズを駆動する操作リ
    ングに連結されるモータが搭載されると共に、レンズ鏡
    胴の側部に設置されるレンズ駆動装置において、 前記レンズのプリセット位置を設定するプリセット位置
    設定手段と、 プリセット動作の実行を指示するプリセット動作実行指
    示手段と、 前記プリセット動作実行指示手段によってプリセット動
    作の実行が指示されると、前記プリセット位置設定手段
    によって設定されたプリセット位置に前記モータを駆動
    して前記レンズを移動させる制御手段と、 を備えたことを特徴とするレンズ鏡胴の側部に設置され
    るレンズ駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記プリセット位置設定手段は、プリセ
    ット位置を記憶する記憶手段を有することを特徴とする
    請求項1のレンズ駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記プリセット位置設定手段及びプリセ
    ット動作実行指示手段は、プリセットスイッチとプリセ
    ット位置メモリスイッチとを備え、前記プリセットスイ
    ッチと前記プリセット位置メモリスイッチとが同時にオ
    ンされると、プリセット位置が前記記憶手段によって記
    憶され、前記プリセットスイッチがオンされると、前記
    記憶手段で記憶されたプリセット位置に基づいて前記制
    御手段によってプリセット動作が実行されることを特徴
    とする請求項2のレンズ駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記プリセット位置設定手段及びプリセ
    ット動作実行指示手段は、1つのプリセットスイッチを
    備え、前記プリセットスイッチが所定時間以上継続して
    オンされると、プリセット位置が前記記憶手段によって
    記憶されると共に、該プリセット位置の設定が行なわれ
    たことが表示手段によって表示され、前記プリセットス
    イッチが前記所定時間未満の間でオンされると、前記記
    憶手段で記憶されたプリセット位置に基づいて前記制御
    手段によってプリセット動作が実行されることを特徴と
    する請求項2のレンズ駆動装置。
JP11082028A 1999-03-25 1999-03-25 レンズ駆動装置 Pending JP2000275507A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004294851A (ja) * 2003-03-27 2004-10-21 Canon Inc レンズ装置

Cited By (2)

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