JP3081824B2 - カメラの操作機構 - Google Patents

カメラの操作機構

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JP3081824B2
JP3081824B2 JP34302397A JP34302397A JP3081824B2 JP 3081824 B2 JP3081824 B2 JP 3081824B2 JP 34302397 A JP34302397 A JP 34302397A JP 34302397 A JP34302397 A JP 34302397A JP 3081824 B2 JP3081824 B2 JP 3081824B2
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  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Focusing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、カメラの操作機
構、詳しくは簡単な操作部材の操作によってパワーズー
ム駆動およびパワ―フォ―カス駆動が容易に行なえるカ
メラの操作機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】被写体を写真撮影するカメラにおける操
作機構は、簡単で迅速に操作できるものでなければなら
ない。即ち、素早い合焦操作、ズ―ムレンズ使用時には
容易なズ―ミング操作、これらに続いてのシャッタレリ
ーズ操作ができなければ、適確なシャッタチャンスを逸
してしまうからである。
【0003】従って、従来、この種技術手段が特公昭5
6−21126号公報,および特開昭59−91406
号公報等によって提案されている。上記特公昭56−2
1126号公報に開示されているカメラ用操作装置は、
焦合装置,ズ―ミング装置,絞り装置等にサーボ機構を
取り入れて、これらの操作部を一箇所に集中させ、一つ
の操作部材を、前後方向,左右方向および回転方向に動
作させるようにしてフォーカス操作,ズーム操作,絞り
操作等を行なわせるようにしている。また上記特開昭
59−91406号公報に示されているズ―ムレンズ鏡
筒においては、フォーカス部材にズームスイッチを設
け、フォーカス部材を操作しながらズーム操作を可能と
したものであって、両操作が同時に行なえるようにした
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記特公昭
56−21126号公報に記載されている手段は、一つ
の操作部材のそれぞれ異なる操作方向によって、ズーム
機構やフォーカス機構等を駆動制御しているため、その
操作機能を充分に把握していなければ、各機能を正確に
制御することは難かしく、操作に慣れが必要であり、従
来の回転リング操作方式に較べて違和感が甚だしいとい
う不具合がある。また上記特開昭59−91406号公
報に記載の技術手段も、フォーカス部材の回動位置によ
ってズームスイッチの操作位置が変わるため、操作性が
悪くなるという問題があり、この手段もズーム操作,フ
ォーカス操作共に従来の回転リング操作方式のものに較
べて違和感が甚だしい。
【0005】本発明の目的は、上述のような従来の技術
手段が有する問題点を除去し、簡単な構成で操作の容易
なカメラの操作機構を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、手動操作
部材と、撮影レンズの合焦動作を行う合焦駆動手段と、
上記撮影レンズのズーミング動作を行わせるズーム駆動
手段と、初期状態と、半押し状態と、露光動作を開始す
るための全押し状態との、少なくとも三つの状態に変位
可能なレリーズ釦と、上記レリーズ釦が初期状態にある
際に上記手動操作部材が操作された場合には上記ズーム
駆動手段を駆動し、上記レリーズ釦が半押し状態にある
際に上記手動操作部材が操作された場合には上記合焦駆
動手段を駆動するように制御する駆動制御手段と上記
合焦駆動手段または上記ズーム駆動手段の駆動中に露光
開始信号が入力された場合には該駆動を禁止して、露光
動作に移行するように制御する駆動禁止手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0007】第2の発明は、手動操作に応じた信号を出
力する手動操作手段と、合焦レンズ群を光軸に沿って移
動させることにより、光学系の合焦動作を行なう合焦駆
動機構と、上記光学系のズーミング動作を行なわせるズ
ーム駆動機構と、上記合焦駆動機構の駆動源となる第1
のモータと、上記ズーム駆動機構の駆動源となる第2の
モータと、上記手動操作手段の出力信号に応じて上記第
1及び第2のモータを制御するモータ制御手段と、第1
の撮影モードと第2の撮影モードの、少なくとも二つの
撮影モードを切り換えるモード切換手段と、初期状態
と、半押し状態と、露光動作を開始するための全押し状
態との、少なくとも三つの状態に変位可能なレリーズ釦
とを具備しており、上記モータ制御手段は、撮影モード
が上記第1の撮影モードに設定されている場合には上記
第2のモータを駆動し、撮影モードが上記第2のモード
に設定されておりかつ上記レリーズ釦が半押し状態にあ
る場合には上記第1のモータを駆動するよう制御するこ
とを特徴とする。
【0008】第3の発明は、撮影モードが自動合焦モー
ドと手動合焦モードとに切り換え可能なカメラの操作機
構において、手動操作に応じた信号を出力する手動操作
手段と、合焦レンズ群を光軸に沿って移動させることに
より、光学系の合焦動作を行なう合焦駆動機構と、上記
光学系のズーミング動作を行なわせるズーム駆動機構
と、上記合焦駆動機構の駆動源となる第1のモータと、
上記ズーム駆動機構の駆動源となる第2のモータと、初
期状態と、半押し状態と、露光動作を開始するための全
押し状態との、少なくとも三つの状態に変位可能なレリ
ーズ釦と、撮影モードが上記自動合焦モードであり、か
つ上記レリーズ釦が初期状態もしくは半押し状態にある
場合には、上記手動操作手段の信号に基づいて上記第2
のモータを駆動し、撮影モードが上記手動合焦モードで
あり、かつ上記レリーズ釦が半押し状態にある場合に
は、上記手動操作手段の信号に基づいて上記第1のモー
タを駆動するモータ制御手段とを具備することを特徴と
する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態によって
本発明を説明する。図1(A),(B) は、本発明の第1実施
形態を示すカメラの操作機構の要部であって、合焦レン
ズ群を移動させる合焦駆動機構およびズ―ムレンズ群を
移動させるズーム駆動機構の内蔵されたズ―ムレンズ鏡
筒2を装着されたカメラ本体1の上面には、レリーズ釦
3と手動操作部材4とが配設されている。上記手動操作
部材4は、例えば平生は中立位置に可動接片が保持され
るシーソ型スイッチで構成されており、スイッチ前部
4′を押下した場合には可動接片端子4aは一方の固定
端子4bに接続され、スイッチ後部4″を押動した場合
には可動接片端子4aは他方の固定端子4cに接続され
るようになっている。この手動操作部材4はパワーズー
ム操作を行なうためのものであって、上記各端子4a〜
4cはモータ制御回路5に接続されている。
【0010】このモータ制御回路5には、合焦駆動機構
を駆動し、フォーカスレンズを移動させるための第1の
モータであるフォーカスレンズ駆動モータ6と、ズーム
駆動機構を駆動しズ―ムレンズ群を移動させるための第
2のモータであるズーム駆動モータ7が接続されてい
る。そして、更に、この制御回路5には、上記レリーズ
釦3を押下することによって順次接触する第1可動接片
8a,第2可動接片8b,第3可動接片8cからなる操
作スイッチ8の各端子が接続されている。この操作スイ
ッチ8はレリーズ用スイッチであって、上記レリーズ釦
3を一段押し込んで第1可動接片8aと第2可動接片8
bを接触させた状態で、上記手動操作部材4を操作する
と、第1のモータであるフォーカスレンズ駆動モータ6
が駆動される。そして、レリーズ釦3を更に押し込むと
第1,第2,第3の可動接片8a,8b,8cの全部が
接触し、絞り動作,シャッタ動作等の露出動作が開始さ
れるようになっている。
【0011】このように構成されている第1実施形態の
操作機構においては、上記レリーズ釦3を押下しない操
作スイッチ8の不作動状態で、手動操作部材4を操作
し、そのスイッチ前部4′またはスイッチ後部4″を押
動すると、可動接片端子4aが一方の固定端子4bまた
は他方の固定端子4cに接続されるので、制御回路5か
らはズーム駆動モータ7に駆動信号が発せられ、同モー
タが正転または逆転し、ズーム駆動が行なわれる。この
操作はパワーズーム操作であって、手動操作部材4を押
動している間、モータ7は駆動される。
【0012】また、レリーズ釦3を一段押し込んで第
1,第2可動接片8a,8bを接触させた状態で、手動
操作部材4を操作して可動接片端子4aを固定端子4b
または4cに接続すると、制御回路5よりフォーカスレ
ンズ駆動モータ6に駆動信号が印加され、同モータが正
転または逆転し、フォーカスレンズ群を光軸方向に移動
させて合焦動作が行なわれる。この操作はパワ―フォ―
カス操作であって、手動操作部材4を操作している間、
第1のモータ6が駆動されてフォーカスレンズ群が移動
する。
【0013】そして、レリーズ釦3を更に押し込むと、
第1,第2,第3可動接片8a,8b,8cは互いに接
触し、上記制御回路5からの信号により、絞り動作,シ
ャッタ動作等の露出動作が行なわれる。このとき、フォ
ーカス動作およびズーム動作は、その駆動が禁止状態と
なる。
【0014】このように動作する上記第1実施形態によ
れば、同一操作部材の同一方向への操作により、パワー
ズームとパワ―フォ―カスができる。即ち、レリーズ釦
3を押さない操作スイッチ8の不作動状態において、手
動操作部材4の操作により、パワーズーム動作が行な
え、そしてレリーズ釦3の一段押しの作動状態で手動操
作部材4の操作により、パワ―フォ―カス動作を行なう
ことができるので、その操作性が向上する。しかもレリ
ーズ釦3の一段押しの状態で、パワ―フォ―カスを行な
えるようしたため、ピントを合わせた直後に、レリーズ
釦3をそのまま押し込めば、素早くシャッタレリーズが
でき、従ってシャッタチャンスを逃すこともなくなる。
【0015】なお、上記手動操作部材4はシーソ型スイ
ッチに限らず、押釦式スイッチやレバー式のスイッチ等
でもよいことは勿論である。
【0016】図2〜図5は、本発明の第2実施形態を示
したものである。この第2実施形態のカメラの操作機構
は、図2に示すように、カメラ本体11の前面にフォー
カスレンズ群およびズ―ムレンズ群を内蔵し、操作リン
グからなる手動操作部材13を回動自在に有するズ―ム
レンズ鏡筒12が装着されており、カメラ本体11の上
面には、レリーズ釦14,モード切換釦18a,18b
および表示窓15が配設されている。
【0017】上記表示窓15内には表示用LCDからな
りAFモードを示すAFモード表示16と同じく表示用
LCDよりなり、パワ―フォ―カスモード状態を示すP
Fモード表示17とが選択的に表示されるようになって
おり、両表示16,17の選択は表示窓15の側近に配
設されたモード切換釦18a,18bによって行なわれ
るようになっている。即ち、上記一方のモード切換釦1
8aはAFモード選択用の切換釦であって、これを押す
と、図3に示すモータ制御回路25に接続されているモ
ード切換スイッチ18a′が閉成されモータ制御回路2
5からAFモード表示16を行なう表示用LCDが点灯
駆動され、他方のPFモード選択用の切換釦18bを押
すと、制御回路25に接続されているモード切換スイッ
チ18b′が閉じモータ制御回路25からPFモード表
示17を行なう表示用LCDが点灯駆動され、表示はA
Fモード表示16からPFモード表示17に切り換わ
る。
【0018】一方、上記操作リングからなる手動操作部
材13は、図3に示すように、その後端面の内側にクラ
ウンギヤー19が刻設されており、同ギヤー19にはピ
ニオンギヤー20がかみ合っている。このピニオンギヤ
ー20には、信号発生用の回転基板21が一体に取り付
けられていて、同回転基板21のプリントパターン22
(図4(A) 参照)には、モータ制御回路25に接続され
た3本の導電接片23a,23b,23cがそれぞれそ
の先端部を圧接させている。即ち、上記回転基板21上
のプリントパターン22は、図4(A) にその上半部が示
されるように、回転基板21の中心部に円環状の導電パ
ターン22cが形成され同パターン22cの周囲には放
射状に等間隔に多数の導電パターン22bが延び出し、
更に同導電パターン22bから外周縁部に向けて同導電
パターン 22bのピッチから角度θ2 だけズレた導電
パターン22aが連続して延び出して形成されている。
上記ピッチのズレ角θ2 は導電パターン22bのピッチ
をθ1 とした場合、θ2 ≒θ1 /4となっている。
【0019】そして、上記各導電パターン22a〜22
c上には、図4(A),(B) に示す如く、外側の導電パター
ン22a上に上記導電接片23aが、また中程の導電パ
ターン22b上に上記導電接片23bが、そして円環状
の導電パターン22c上に上記導電接片23cがそれぞ
れ圧接している。
【0020】他方、上記モータ制御回路25には、合焦
駆動機構を駆動する第1のモータであるフォーカスレン
ズ駆動モータ26と、ズーム駆動機構を駆動する第2の
モータであるズーム駆動モータ27とが接続されてい
る。上記フォーカスレンズ駆動モータ26は、その回転
出力軸26aに固定された、櫛歯状間隙を有する計数用
円板28と、この円板28を挾んで対向する発光素子お
よび受光素子からなるフォトインタラプタ29とによっ
て回転数がモ二タされるようになっている。そして、更
に、回転出力軸26aにはリードスクリュ30が固定さ
れており、同リードスクリュ30にはフォーカスレンズ
群32を保持したフォーカスレンズ枠31が螺合してい
る。また上記ズーム駆動モータ27にも、その回転出力
軸27aに櫛歯状間隙を有する計数用円板34が取り付
けられ、これを挾んで配設されたフォトインタラプタ3
3によって出力軸27aの回転が検出されるようになっ
ている。
【0021】そして更に、この回転出力軸27aにはズ
―ミングを行なうカム枠36を駆動するピニオンギヤー
38が固着されていて、同ギヤー38はカム枠36の後
端部の外周に固定された大径ギヤー35にかみ合ってい
る。上記カム枠36は円筒体で形成されており、その円
周面にはズ―ムレンズを光軸方向に移動させるためのカ
ム溝37が設けられている。このカム溝37には、図示
されないがズ―ムレンズを保持したレンズ鏡筒に固植さ
れた駆動ピンが嵌入しており、カム枠36の回動によっ
てカム溝37が駆動ピンを移動させることによりズ―ム
レンズが移動してズ―ミングが行なわれる。
【0022】また、上記モータ制御回路25には前記第
1実施形態と同様に、レリーズ釦14を押下することに
よって、順次接触する第1可動接片8a,第2可動接片
8b,第3可動接片8cからなる操作スイッチ8の各端
子が接続されている。
【0023】このように構成された上記第2実施形態の
操作機構の動作を次に説明する。今、モード切換釦18
aを押してモード切換スイッチ18a′を閉成し、モー
ドをAFモードに選択すると、表示窓15内には表示用
LCDによりAFモード表示16が点灯する。この状態
で操作リングからなる手動操作部材13を回動すると、
クラウンギヤー19によりピニオンギヤー20を介して
回転基板21が回転する。すると、基板21上の導電パ
ターン22も回動するので、これに圧接している各導電
接片23a〜23cによってパルス信号が発生する。こ
のパルス信号は、図5にそのパルス信号波形を示すよう
に、図4(A) に矢印で示す方向に回転基板21が回転し
た場合には、導電接片23aと23bとでは、θ2 だけ
ズレた信号波形となる。よって、この信号により手動操
作部材13の回動方向および回転量が検出される。そし
て、この検出された信号が制御回路25に入力せられる
から、これによりズーム駆動モータ27が所定の方向に
指定量回転される。この回転は計数円板34とフォトイ
ンタラプタ33によって検出される。またモータ27が
回転すると、ピニオンギヤー38および大径ギヤー35
を介してカム枠36が回動されるので、そのカム溝37
によって図示されないズ―ムレンズ群が駆動され、パワ
ーズーム動作が行なわれる。
【0024】また、このAFモード状態において、レリ
ーズ釦14を一段押しで第1可動接片8aと第2可動接
片8bとを接触させ、上記手動操作部材13を回動させ
ても、上記と同様のパワーズーム動作が行なわれる。こ
れはAFモード時には、手動操作部材13によりパワ―
フォ―カス動作を行なう必要がないため、手動操作部材
13を回動させると、レリーズ釦14が不作動状態およ
び一段押しの状態においてパワーズーム動作が行なわれ
るようにしてある。
【0025】そして、手動操作部材13を操作しないで
レリーズ釦14を一段押し込むとAF動作が行なわれ
る。即ち、第1,第2可動接片8a,8bの接触により
制御回路25内のAF回路(図示されず)が動作し、フ
ォーカスレンズ駆動モータ26が駆動され合焦位置にフ
ォーカスレンズ群32を移動させる。
【0026】次に、モード切換釦18bを押してモード
切換スイッチ18b′を閉じPFモードを選択すると、
表示窓15内には表示用LCDによってPFモード表示
17が点灯し、AFモード表示16は消える。
【0027】このPFモードにおいてレリーズ釦14を
押さない操作スイッチ8の不作動状態で手動操作部材1
3を回動すると、回転基板21,導電接片23a〜23
cによってパルス信号の入力された制御回路25より、
ズーム駆動モータ27に駆動信号が送られて同モータが
回転駆動され、ズ―ミングが行なわれる。
【0028】そして、パワ―フォ―カス動作は次のよう
にして行なわれる。即ち、レリーズ釦14を一段押し込
んで第1可動接片8aと第2可動接片8bが接触した状
態で、手動操作部材13を回動させる。この場合、第1
および第2可動接片8a,8bが接触してもAF動作は
行なわれない。手動操作部材13の回動によって発生し
たパルス信号は制御回路25に入力される。制御回路2
5は第1,第2可動接片8a,8bが接触し、かつパワ
―フォ―カスモードであるので、フォーカスレンズ駆動
モータ26を所定量駆動し、パワ―フォ―カス動作を行
なわせる。
【0029】また、レリーズ釦14を更に押し込むと、
第1,第2,第3可動接片8a〜8cが互いに接触し、
これによってレリーズ動作、即ち、絞り設定作動,シャ
ッタ作動等の動作が開始される。
【0030】この第2実施形態によれば、手動操作部材
13の操作リングを持ち換えずに、その回転方向を変え
るだけでレンズの駆動方向を切り換えられるため、操作
性が向上するという効果が得られる。
【0031】図6は、本発明の第3実施形態を示したも
のである。この第3実施形態のカメラの操作機構は、フ
ォーカスレンズ群およびズームレンズ群を内蔵したズー
ムレンズ鏡筒42の装着されたカメラ本体41の上面
に、レリーズ釦44が配設されると共に、同釦44の側
近にシーソ型スイッチからなる手動操作部材43が配設
されている。そして、この部材43の前部押動部43′
の側近にはパワーズーム表示(PZ)45aが、また後
部押動部43″の側近にはパワーフォーカス表示(P
F)45bがそれぞれ設けられている。また、カメラ本
体41の背面の一側がわの上部には、回動ノブからなる
操作スイッチ部材46が配設されている。この操作スイ
ッチ部材46は回動することにより信号発生部材(図示
されず)から信号を発生させ、ズーム駆動モータまたは
フォーカスレンズ駆動モータ(図示されず)を駆動し、
ズ―ミングまたはフォーカシングを行なわせる役目をす
る。上記シーソ型スイッチの手動操作部材43は、上記
操作スイッチ部材46の回動によるレンズ動作を選択す
る機能を有する。
【0032】このように構成された第3実施形態のカメ
ラの操作機構において、今、パワーズーム動作を行なう
には手動操作部材43の前部押動部43′を押し、同部
材43をパワーズーム表示45aがわに切り換える。そ
して、操作スイッチ部材46を回動すると、手動操作部
材43からのズーム信号を受けている制御回路(図示さ
れず)より駆動信号が発せられて、図示されないズーム
駆動モータによってズーミング動作が行なわれる。ま
た、フォーカス動作を行なう場合には手動操作部材43
の後部押動部43″を押して同部材43をパワーフォー
カス表示45bがわに切り換え、操作スイッチ部材46
を回動する。すると、フォーカス信号を受けている制御
回路(図示されず)から駆動信号が発せられ、図示され
ないズーム駆動モータによりフォーカシング動作が行な
われる。
【0033】このように第3実施形態の操作機構によっ
ても、同一部材の操作によりフォーカシングおよびズ―
ミングを行なうことができ操作感の良い操作機構とな
る。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、同一
の操作部材によりパワーフォーカス動作およびパワーズ
ーム動作を行なうことができるのでスペース効率が上が
り、また操作部材を持ち換えたり異なる方向へ操作する
必要がないため、操作性が非常によいという顕著な効果
を発揮するカメラの操作機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A),(B) は、本発明の第1実施形態を示す
カメラの操作機構であって、図1(A) は要部構成図、図
1(B) はカメラの平面図をそれぞれ示す。
【図2】図2は、本発明の第2実施形態の操作機構を有
するカメラの平面図、
【図3】図3は、本発明の第2実施形態の操作機構の要
部構成図、
【図4】図4(A),(B) は、回転基板と導電接片の関係を
示したものであって、図4(A)は回転基板の上半部、図
4(B) は回転基板の側面図、
【図5】図5は、上記導電接片に出力されるパルス信号
の波形図、
【図6】図6は、本発明の第3実施形態の操作機構を有
するカメラの平面図である。
【符号の説明】 4,13,46……手動操作部材 5,25……モータ制御回路 6,26……第1のモータ(フォーカスレンズ駆動モー
タ) 7,27……第2のモータ(ズーム駆動モータ) 8……………操作スイッチ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手動操作部材と、撮影レンズ の合焦動作を行う合焦駆動手段と、 上記撮影レンズのズーミング動作を行わせるズーム駆動
    手段と、 初期状態と、半押し状態と、露光動作を開始するための
    全押し状態との、少なくとも三つの状態に変位可能なレ
    リーズ釦と、 上記レリーズ釦が初期状態にある際に上記手動操作部材
    が操作された場合には上記ズーム駆動手段を駆動し、上
    記レリーズ釦が半押し状態にある際に上記手動操作部材
    が操作された場合には上記合焦駆動手段を駆動するよう
    に制御する駆動制御手段と上記合焦駆動手段または上記ズーム駆動手段の駆動中に
    露光開始信号が入力された場合には該駆動を禁止して、
    露光動作に移行するように制御する駆動禁止手段と 、 を具備することを特徴とするカメラの操作機構。
  2. 【請求項2】 手動操作に応じた信号を出力する手動操
    作手段と、 合焦レンズ群を光軸に沿って移動させることにより、光
    学系の合焦動作を行なう合焦駆動機構と、 上記光学系のズーミング動作を行なわせるズーム駆動機
    構と、 上記合焦駆動機構の駆動源となる第1のモータと、 上記ズーム駆動機構の駆動源となる第2のモータと、 上記手動操作手段の出力信号に応じて上記第1及び第2
    のモータを制御するモータ制御手段と、 第1の撮影モードと第2の撮影モードの、少なくとも二
    つの撮影モードを切り換えるモード切換手段と、 初期状態と、半押し状態と、露光動作を開始するための
    全押し状態との、少なくとも三つの状態に変位可能なレ
    リーズ釦と、 を具備しており、上記モータ制御手段は、撮影モードが
    上記第1の撮影モードに設定されている場合には上記第
    2のモータを駆動し、撮影モードが上記第2のモードに
    設定されておりかつ上記レリーズ釦が半押し状態にある
    場合には上記第1のモータを駆動するよう制御すること
    を特徴とするカメラの操作機構。
  3. 【請求項3】 撮影モードが自動合焦モードと手動合焦
    モードとに切り換え可能なカメラの操作機構において、 手動操作に応じた信号を出力する手動操作手段と、 合焦レンズ群を光軸に沿って移動させることにより、光
    学系の合焦動作を行なう合焦駆動機構と、 上記光学系のズーミング動作を行なわせるズーム駆動機
    構と、 上記合焦駆動機構の駆動源となる第1のモータと、 上記ズーム駆動機構の駆動源となる第2のモータと、 初期状態と、半押し状態と、露光動作を開始するための
    全押し状態との、少なくとも三つの状態に変位可能なレ
    リーズ釦と、 撮影モードが上記自動合焦モードであり、かつ上記レリ
    ーズ釦が初期状態もしくは半押し状態にある場合には、
    上記手動操作手段の信号に基づいて上記第2のモータを
    駆動し、撮影モードが上記手動合焦モードであり、かつ
    上記レリーズ釦が半押し状態にある場合には、上記手動
    操作手段の信号に基づいて上記第1のモータを駆動する
    モータ制御手段と、 を具備することを特徴とするカメラの操作機構。
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