JP2572137Y2 - フォーカスロック装置を有するレンズ鏡筒 - Google Patents

フォーカスロック装置を有するレンズ鏡筒

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JP2572137Y2
JP2572137Y2 JP1992010862U JP1086292U JP2572137Y2 JP 2572137 Y2 JP2572137 Y2 JP 2572137Y2 JP 1992010862 U JP1992010862 U JP 1992010862U JP 1086292 U JP1086292 U JP 1086292U JP 2572137 Y2 JP2572137 Y2 JP 2572137Y2
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lens barrel
ring
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focus lock
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聖生 中島
英夫 菅野
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Nikon Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はフォーカスロック操作を
行うための装置を設けたレンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フォーカスロック操作は、多種の
操作手段によっておこなわれている。例えば、カメラの
レリーズスイッチを半押ししたり、カメラ側に設けたフ
ォーカスロックスイッチで行ったり、図4に示すような
レンズ側に設けたスイッチを押したり、また、レンズ鏡
筒の固定鏡筒外周部に回動可能にもうけたリング状のフ
ォーカスロックスイッチを回動させたりして行われてい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の如き従来の技術
において、カメラのレリーズスイッチを半押しすること
によりフォーカスロックをする方法では、オートフォー
カスのモードが動いている物に対して合焦し続ける合焦
追従モードになっているような時は、フォーカスロック
ができないので、フォーカスロック装置を別にカメラ又
はレンズ鏡筒に設けなければならない。また、超望遠レ
ンズのようにレンズ鏡筒が大きく重量がある場合、撮影
時にレンズ鏡筒を手で支えるので、図1にしめすように
レンズ鏡筒側の操作し易い位置に、フォーカスロックス
イッチを設けた方が操作性がよい。
【0004】しかし、図4の符号7に示すようなボタン
スイッチを押すことによりフォーカスロックする方法で
は,レンズの保持方法(たとえば撮影位置が縦位置や横
位置の場合等)によっては必ずしも最適な位置にボタン
スイッチがあるとは限らないため、ボタンを鏡筒周囲に
複数個設ける必要があるが、図5に示すようにこのボタ
ンの数を増やせば部品点数が増え機構や回路が繁雑にな
る。また、レンズの固定鏡筒の外周部に設けられた回動
可能なリング状のスイッチを回動させてスイッチのON
−OFFを行う方式もあるが、この方法ではマニュアル
フォーカス時に距離環操作をする場合、回転方向に操作
するので誤ってこれを回してしまい、合焦できずシャッ
ターチャンスを逃す可能性がある。
【0005】本考案では、上述した問題点を解決し、使
い勝手がよいフォーカスロックスイッチを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記の目的を達成する為
に、本考案では、自動合焦及び手動合焦が可能なレンズ
鏡筒において、前記レンズ鏡筒の固定鏡筒外周部に、距
離環と一体となって回動可能に嵌合すると共に、前記レ
ンズ鏡筒の光軸方向に移動可能なリングと、該リングを
常時一定方向に付勢する付勢手段と、前記リングを、前
記付勢手段の付勢力に抗して光軸方向に移動させたとき
に自動合焦の動作を禁止させるための信号発生手段と、
を備えたフォーカスロック装置を有することを課題解決
の手段とするものである。
【0007】
【作用】レンズ側にフォーカスロックスイッチを設ける
ことで、特に超望遠レンズなど、レンズ鏡筒が大きいよ
うな場合に、鏡筒を支える側の手で操作することが出来
るようになる。またこれをリング状にすることで、ボタ
ンスイッチを押す方法のように、レンズの保持方法によ
ってはスイッチの位置をを探さねばならないというよう
な不便さがなくなり、保持方法に左右されずにスイッチ
を操作できるので、スイッチの操作性が向上する。さら
に、スイッチを光軸方向に操作するようにしたことで回
動操作との明確な分離ができ操作方法を覚え易くなる。
しかもこのリングを距離環と一体的に回転する構造とし
たことにより、マニュアルフォーカス時、距離環操作を
するときに誤ってリングを回しても、距離環の一部とし
ても使用可能となっている故、合焦動作がそのまま行わ
れるので、従来の技術の如き誤操作をすることがなく、
かつ操作性が向上する。
【0008】
【実施例】図1は本考案の外観図である。レンズ鏡筒を
カメラに装着して撮影者がレンズを保持しているところ
を示している。このレンズは既に公知の技術によりオー
トフォーカス撮影が可能であると共に、オートフォーカ
ス/マニュアルフォーカス切り換えリング6を回転させ
モードを切り換えることにより、マニュアルフォーカス
撮影を行うことができる。またオートフォーカス撮影時
には距離環が回転しないような機構も採用している。図
1において1がフォーカスロックリングで、距離環5と
一体的に回動することが可能であり、かつ光軸方向に移
動できるようになっている。またフォーカスロックリン
グ1の外周部に角目形状のローレット1cを設けて、光
軸方向に移動させる操作、及び回動操作のいずれにおい
ても、手が滑りにくいようになっている。2は固定鏡筒
である。フォーカスロックリング1を光軸方向に、図の
左側方向に動かすことによりフォーカスロックが機能す
るようになっている。
【0009】図2は、図1のA部部分詳細断面図であ
る。距離環5は固定鏡筒2に回転可能に嵌合しており、
これを回転させることにより、不図示のフォーカシング
レンズ群が光軸方向に移動して合焦が行われる。フォー
カスロックリング1は固定鏡筒1に回転可能に嵌合して
いると共に、光軸方向にも移動可能になっている。フォ
ーカスロックリング1の距離環5側端部には、切り欠き
溝1aが設けられ、距離環5に設けられた突起5aが嵌
入している。よってフォーカスロックリング1と距離環
5とは一体的に回動する。フォーカスロックリング1の
左側端部には段差部1bが設けられ、これと固定鏡筒2
の間にウェーブワッシャ3が挿入されてフォーカスロッ
クリング1を距離環5側に付勢出来るようになってい
る。
【0010】また、前記段差1bに相対してマイクロス
イッチ4が固定鏡筒に固設されている。マイクロスイッ
チ4は不図示のレンズ内のCPUに接続されていて、ス
イッチがONになるとオートフォーカス動作を禁止しフ
ォーカスロック状態になる。図2はスイッチがOFFの
状態である。次に動作について説明する。オートフォー
カス時には距離環5は回転しないので、図1に示すよう
にレンズ本体を保持して撮影が出来る。この時に合焦し
た被写体の位置を画面中央からずらしてフレーミングす
るような場合は、合焦した状態でフォーカスロックをか
ける必要がある。そこで、フォーカスロックをかけると
きにフォーカスロックリング1を図2の左方向に移動さ
せる。するとフォーカスロックリング1は段差部1bで
ウェーブワッシャ3を押し、最後にマイクロスイッチ4
のボタン部4aを押してマイクロスイッチをONさせ
る。スイッチをONにした状態を図3で示す。この時、
前述したようにフォーカスロックがかかる。
【0011】次にフォーカスロックリング1を押してい
る指を離すと、フォーカスロックリング1はウェーブワ
ッシャ3の作用によって、図3の状態から右方向に移動
させられ、マイクロスイッチ4はOFFになり、図2に
示す状態に戻ることになる。マニュアルフォーカス時に
は、距離環5を回動させて合焦を行うが、距離環5とフ
ォーカスロックリング1は一体的に回動できるので,フ
ォーカスロックリングを回動させても合焦を行わせるこ
とが可能である。ときに、超望遠レンズなどの前側の重
量が重いレンズをマニュアルフォーカスで手持ち撮影す
るような場合、なるべく前側をホールドした方が安定す
るので、距離環も前側に寄っていた方が有利である。こ
の様なときにフォーカスロックリング1を回動させて合
焦を行うと大変操作性がよい。
【0012】
【考案の効果】レンズ側にフォーカスロックスイッチを
設けることで、特に超望遠レンズなどのレンズ鏡筒が大
きいような場合に、鏡筒を支える側の手で操作すること
が出来るようになる。 また、これをリング状にするこ
とで、ボタンスイッチを押す方法のように、レンズの保
持方法によってはスイッチの位置をを探さねばならない
というような不便さがなくなり、保持方法に左右されず
にスイッチを操作できるので、スイッチの操作性が向上
するという効果がある。さらに、スイッチを光軸方向に
操作するようにしたことで回動操作との明確な分離がで
き、操作方法を覚え易くなる。しかもこのリングを距離
環と一体的に回転する構造としたことにより、マニュア
ルフォーカス時に距離環操作をするときに誤ってリング
を回しても、距離環の一部としても使用可能であり、合
焦動作ができるので誤操作がなく、かつ、操作性が向上
するという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施したレンズ鏡筒を操作している状
態を示す図である。
【図2】図1のA部の拡大詳細断面図であり、通常状態
のスイッチ部を示す図である。
【図3】図1のA部の拡大詳細断面図であり、操作状態
のスイッチ部を示す図である。
【図4】従来技術の一実施例を示す図である。
【図5】従来技術の一実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 フォーカスロックスイッチ 2 固定鏡筒 3 ウエーブワッシャバネ 4 マイクロスイッチ 5 距離環 6 オートフォーカス/マニュアルフォーカス切り換
えリング

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動合焦及び手動合焦が可能なレンズ鏡筒
    において、前記レンズ鏡筒の固定鏡筒外周部に、距離環
    と一体となって回動可能に嵌合すると共に、前記レンズ
    鏡筒の光軸方向に移動可能なリングと、該リングを常時
    一定方向に付勢する付勢手段と、前記リングを、前記付
    勢手段の付勢力に抗して光軸方向に移動させたときに自
    動合焦の動作を禁止させるための信号発生手段と、を備
    えたフォーカスロック装置を有することを特徴とするレ
    ンズ鏡筒。
JP1992010862U 1992-03-05 1992-03-05 フォーカスロック装置を有するレンズ鏡筒 Expired - Fee Related JP2572137Y2 (ja)

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JPH0573613U JPH0573613U (ja) 1993-10-08
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