JPH0915481A - 撮影レンズのオート/マニュアル切換装置 - Google Patents

撮影レンズのオート/マニュアル切換装置

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JPH0915481A
JPH0915481A JP18865795A JP18865795A JPH0915481A JP H0915481 A JPH0915481 A JP H0915481A JP 18865795 A JP18865795 A JP 18865795A JP 18865795 A JP18865795 A JP 18865795A JP H0915481 A JPH0915481 A JP H0915481A
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JP
Japan
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optical axis
barrel
manual
automatic
lens group
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JP18865795A
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English (en)
Inventor
Makoto Iikawa
誠 飯川
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影レンズのマニュアル時における切換操作
部の不用意な誤操作を防止する。 【構成】 固定鏡筒1の内側の前レンズ群用支持筒3と
後レンズ群用支持筒4は、回転筒2が回転されると光軸
方向に移動される。固定鏡筒1の外側に、マニュアル駆
動系を構成するフォーカスリング7が回転可能に設けら
れ、連結部材8により回転筒2に連結されている。オー
トフォーカス駆動系を構成するクラッチ10a付きのギ
ヤ列10が回転筒2に連結されている。操作部材11が
後退端に位置している状態で、可動部材15に連係する
切換部材16は右方に移動しクラッチ10aは接続状態
に保持され、オート駆動系に切り換えられる。操作部材
11を光軸と直交する方向に押圧すると、可動部材15
は前進端位置となり、切換部材17は左方に移動しクラ
ッチ10aを切り、マニュアル駆動系に切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラの撮影レンズを
オートフォーカス態様/マニュアルフォーカス態様また
はオートズーム態様/マニュアルズーム態様に切り換え
るための切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラの撮影レンズには、被写体の撮影
に際し、被写体までの距離に応じてレンズとフィルム面
間の距離を変え、被写体の像がフィルム面に正しく結ば
れるように、レンズとフィルム面の光学的関係を調節す
る焦点調節機構、または焦点距離を連続的に変えること
ができるズーム機構が組み込まれている。また、この種
の焦点調節機構またはズーム機構は、撮影レンズを構成
するレンズ群のうちの全部または一部を光軸方向に移動
することにより、焦点を調節したり、または画角に従っ
て撮影レンズを標準・広角・望遠に変化させるもので、
一眼レフを始めとする各種のカメラに適用されている。
一方、最近のカメラは、オートフォーカス方式に加えて
ズーム方式が主流をなしているが、このオートフォーカ
ス機能及びズーム機能を発揮させるには、オートフォー
カス機構及びズーム機構を動作させるためのエネルギー
源として電池が必要となる。しかし、電池の容量には限
界があるため、その端子電圧がオートフォーカス機構及
びオートズーム機構の駆動に必要な電圧以下になると、
オートフォーカス機構及びオートズーム機構が正常に作
動できなくなる。そのため近年では、オートフォーカス
機構及びオートズーム機構に加えて、マニュアルのフォ
ーカス機構またはズーム機構を撮影レンズに組み込み、
必要に応じてマニュアルフォーカス態様/オートフォー
カス態様またはオートズーム態様/マニュアルズーム態
様の選択切り換えを可能にしたカメラが出現している
(特開平1−248113号)。
【0003】従来、この種の撮影レンズにおいては、レ
ンズの固定鏡筒に、その円周方向にスライドする切換
釦、または固定鏡筒の光軸方向にスライドする切換釦を
設け、この切換釦を操作することにより、撮影レンズを
マニュアルフォーカス態様/オートフォーカス態様、ま
たはオートズーム態様/マニュアルズーム態様に選択的
に切り換える構成になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のマ
ニュアル/オート切換方式では、オート動作時は問題が
ないが、マニュアル時には、撮影レンズの固定鏡筒に設
けたフォーカスリングまたはズームリングを手動で円周
方向または光軸方向に操作する関係上、フォーカスリン
グまたはズームリングを操作する手が切換釦に接触した
りすると、切換釦が不用意にオート側へ切り換えられて
しまうという問題がある。また、上述する切換釦の不用
意な誤操作を防止するために、新たにロック部材を設け
たり、あるいは切換釦を小さくしたり、固定鏡筒の外周
面から突出しない埋没状態に設けるなどの方式を採って
いる。しかし、ロック部材を設ける方式では、操作部品
数が多くなり、その操作が煩雑になる。また、切換釦を
小さくしたり、固定鏡筒の外周面から突出しない埋没状
態にすると、切換釦を操作するための操作治具が新たに
必要とするなどの問題がある。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みなされたもの
であり、本発明の目的は、撮影レンズのマニュアル時に
おける切換操作部の不用意な誤操作を未然に防止できる
撮影レンズのオート/マニュアル切換装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、固定鏡筒と、前記固定鏡筒内に光軸方向に
移動可能に配設されたレンズ群と、前記レンズ群を、焦
点調節やズーム調節のために光軸方向に移動するオート
駆動系及びマニュアル駆動系を有する撮影レンズのオー
ト/マニュアル切換装置であって、前記固定鏡筒に該固
定鏡筒の外周面の外側から内側に往復移動可能に設けた
操作部材と、前記操作部材の往復移動に連動して前記オ
ート駆動系とマニュアル駆動系を交互に作動状態に切り
換える連動機構とを備えてなるものである。
【0007】また、本発明は、前記レンズ群を焦点調節
用レンズ群で構成したものである。また、本発明は、前
記レンズ群をズーム調節用レンズ群で構成したものであ
る。また、本発明は、前記オート駆動系が、前記固定鏡
筒の内径側に光軸回りに回転可能に設けた回転筒と、前
記回転筒の回転を直線運動に変換して前記レンズ群を光
軸方向に移動させるレンズ移動機構と、前記固定鏡筒内
に設けられ、外部からの回転駆動力を前記回転筒に伝達
する駆動力伝達手段と、駆動力伝達手段に介設されたク
ラッチを備え、前記マニュアル駆動系が前記固定鏡筒の
外周に光軸回りに回転可能に設けられ、前記回転筒を回
転するマニュアルリングとを備えてなるものである。
【0008】また、本発明は、前記連動機構が、前記操
作部材の押圧操作毎に前記固定鏡筒の外周面から内側に
前進した前進端位置、及び前記固定鏡筒の外周面寄りに
後退した後退端位置とに交互に移動される可動部材と、
前記可動部材の前進端位置及び後退端位置への動作に連
動して前記クラッチを接離する切換部材を備えてなるも
のである。また、本発明は、前記可動部材が第1付勢手
段により前記後退端位置方向へ付勢され、前記操作部材
は、前記第1付勢手段より小さい付勢力の第2付勢手段
により固定鏡筒の外周面の内側方向へ付勢されるように
したものである。また、本発明は、前記可動部材が前進
端位置に位置した状態で前記操作部材の先端の光軸から
の距離は、光軸と前記マニュアルリングの外周面との距
離とほぼ同じかあるいは光軸と前記マニュアルリングの
外周面との距離よりも短い寸法で形成されてなるもので
ある。また、本発明は、前記操作部材が光軸と直交する
方向に移動可能に設けられているものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
詳細に説明する。図1及び図2は、本発明に係るオート
/マニュアル切換装置をオートフォーカス用の撮影レン
ズに適用した場合の撮影レンズの要部の半部断面図であ
る。図1及び図2において、1は図示省略のカメラ本体
に装着される固定鏡筒であり、この固定鏡筒1の内径側
には、フォーカス用回転筒2が光軸回りに回転可能に設
けられている。フォーカス用回転筒2の内径側には、光
軸方向に二分割された前レンズ群用支持筒3と後レンズ
群用支持筒4が光軸方向に移動可能に配設されており、
前レンズ群用支持筒3の内周には焦点調節用の前レンズ
群5が装着され、さらに後レンズ群用支持筒4の内周に
は焦点調節用の後レンズ群6が装着されている。前レン
ズ群用支持筒3の外周面に突出した係合子3aはフォー
カス用回転筒2に形成したカム溝2aに係合され、ま
た、後レンズ群用支持筒4の外周面に突出した係合子4
aはフォーカス用回転筒2に形成したカム溝2bに係合
され、フォーカス用回転筒2が回転されると前レンズ群
用支持筒3と後レンズ群用支持筒4は光軸方向に移動さ
れる。すなわち、これら係合子3a、4a、溝2a、2
b、前レンズ群用支持筒3、後レンズ群用支持筒4によ
り、フォーカス用回転筒2の回転を直線運動に変換して
前レンズ群5と後レンズ群6を光軸方向に移動させるレ
ンズ移動機構が構成されている。
【0010】前記固定鏡筒1の外周には、その前端側に
片寄らせてマニュアル用フォーカスリング7が光軸回り
に回転可能に設けられおり、このマニュアル用フォーカ
スリング7とフォーカス用回転筒2間は連結部材8によ
り連結され、マニュアル用フォーカスリング7の回転は
連結部材8を通してフォーカス用回転筒2に伝達され
る。また、このマニュアル用フォーカスリング7、連結
部材8、フォーカス用回転筒2、係合子3a、4a及び
溝2a、2bはマニュアル駆動系を構成する。
【0011】10はフォーカス用のオート駆動系を構成
するクラッチ10a付きのギヤ列であり、このギヤ列1
0は固定鏡筒1内に装着され、その最終段のギヤ10b
はフォーカス用回転筒2の外周に形成したギヤ2cに噛
合されている。また、ギヤ列10の入力軸10cは固定
鏡筒1のカメラ本体装着側に回転可能に支持され、この
入力軸10cには、図示省略したカメラ本体側のフォー
カス用駆動モータから回転が伝達される。
【0012】11は固定鏡筒1の外周壁に形成した貫通
穴12に光軸と直交する方向に往復移動可能に係合され
た操作部材、13は操作部材11の往復移動に連動して
前記オートフォーカス駆動系とマニュアルフォーカス駆
動系を交互に作動状態に切り換える連動機構である。前
記操作部材11は、図3〜図5に示すように、貫通穴1
2に固定鏡筒1の内側から挿通され、固定鏡筒1の外周
方向に突出する中空の頭部111と、この頭部111の
下端に形成された、抜け止めを兼ねる鍔部112を有
し、鍔部112はその下面に、鍔部112の円周方向に
90度間隔で鋸歯状に形成された可動部材回転用の傾斜
案内面113を有している。また、鍔部112とこれに
対向する固定鏡筒1の内面間には、操作部材11を固定
鏡筒1の内側方向へ付勢するばね14が介在されてい
る。なお、操作部材11はこの実施例では周方向に回転
せず、周方向に回転しないようにするために、図6
(a),(b)に示すように、操作部材11の頭部11
1を、その相対向する側周面が弦状に切り欠かれた、横
断面が略扁平楕円状をなす形状に形成され、これに応じ
て、操作部材11が挿通される貫通穴12は操作部材1
1の横断面形状とほぼ合致する形状に形成される。ま
た、他の実施例としては、図7に示すように、操作部材
11の鍔部112の相対向する側周に回り止め用の凸部
115を形成し、この各凸部115が係合する溝174
を収容部17の内側面に操作部材11の往復移動方向に
延在させて形成する。この他の実施例においては、操作
部材11の頭部111の外形は円形であってもよい。
【0013】前記連動機構13は、固定鏡筒1内に配置
された可動部材15と切換部材16を備える。可動部材
15は、図3〜図5に示すように、操作部材11の中空
頭部111に光軸と直交する方向に移動可能にかつ操作
部材11の中心軸線回りに回転可能に係合された軸部1
51と、この軸部151の先端に設けた逆円錐状の先端
部を有する係合部152と、この係合部152側の軸部
151に、その外周面から軸線と直角に、かつ周方向に
180度の位相を持って突設した一対のピン153とか
ら構成され、このピン153は前記操作部材11が固定
鏡筒1の内側方向に押圧移動される時に傾斜案内面11
3と係合できる構成になっている。前記切換部材16
は、図1及び図2に示すように、固定鏡筒1内に光軸と
平行する方向に移動可能に配設されるもので、可動部材
15とギヤ列10のクラッチ10a間に差し渡される長
さを有し、この切換部材16の一端は前記可動部材15
の係合部152に係合され、他端はギヤ列10のクラッ
チ10aに係合されている。
【0014】図1及び図2において、17は固定鏡筒1
内に装着され、可動部材15を収容する収容部であり、
この収容部17の内壁面には、図3〜図5に示すよう
に、ピン153の先端部を係合させることにより、可動
部材15を光軸と直交する方向に移動可能に案内する一
対の案内溝171が180度の位相差を持たせて形成さ
れており、さらに、この案内溝171の開放端に連なる
収容部17の内壁面には、その内周方向に90度間隔で
鋸歯状に形成された傾斜係合部172を有し、この傾斜
係合部172は、可動部材15が操作部材11の押し下
げ動作で前進端位置まで移動された時に、ピン153と
係合して可動部材15を前進端位置に保持する役目をす
るほか、ピン153を案内溝171に案内する役目をす
る。即ち、この傾斜係合部172、傾斜案内面113、
及びこれらに圧接係合するピン153は、操作部材11
の押圧操作毎に該操作部材11の押圧方向の運動を操作
部材11の往復移動方向と直交する軸線回り回転する運
動に変換する運動変換機構を構成する。
【0015】また、前記収容部17の底面と可動部材1
5のピン153間には、前記操作部材11の付勢用ばね
14よりばね力の大きいばね18が介在され、このばね
18は可動部材15のピン153を操作部材11の傾斜
案内面113に押圧係合させるとともに、操作部材11
を含む可動部材15を後退端方向へ付勢する。
【0016】次に、上記のように構成された本実施例の
動作について説明する。図1及び図3に示すように、操
作部材11及び可動部材15が後退端(操作部材11が
固定鏡筒1の外周面から最大限に突出する状態)に位置
している状態では、可動部材15に連係する切換部材1
6は図1において右方に移動しているため、ギヤ列10
のクラッチ10aは接続状態に保持され、撮影レンズは
オートフォーカス態様に設定されている。従って、図示
省略のレリーズ釦が操作されることによりカメラの自動
合焦検出制御回路が動作し、これにより図示省略のオー
トフォーカスモータが動作されると、その回転は入力軸
10c、ギヤ列10及びクラッチ10aを介してフォー
カス用回転筒2に伝達され、このフォーカス用回転筒2
の回転により、前レンズ群用支持筒3及び後レンズ群用
支持筒4を含む前レンズ群5及び後レンズ群6を光軸方
向に移動させて撮影レンズの合焦を自動的に行う。
【0017】次に、撮影レンズをマニュアルフォーカス
態様で合焦する場合について述べる。この場合は、ま
ず、図3において操作部材11の頭部111を指先等に
よりばね18に抗して光軸と直交する方向(矢印Aの方
向)に押圧する。操作部材11が押圧されることにより
固定鏡筒2の内方に前進すると、図5(a)に示すよう
に、ピン153を介して傾斜案内面113と圧接係合し
ている可動部材15が案内溝171に沿って矢印Aと同
一の方向に移動される。そして、操作部材11を含む可
動部材15が、そのピン153が案内溝171から外れ
る位置まで前進されると、ばね18により後退方向に付
勢されている可動部材15のピン153は傾斜案内面1
13に沿って図5(b)の矢印B方向に移動するため、
このピン153を含む可動部材15は、その軸部151
を中心にして時計回りに45度回転し、傾斜案内面11
3の段部113aに係止する。
【0018】その後、操作部材11に対する矢印A方向
の押圧力を解除すると、操作部材11の傾斜案内面11
3はばね14によりピン153に押し付けられたまま、
操作部材11及び可動部材15がばね18の付勢力で後
退方向に移動し、可動部材15のピン153が収容部1
7の傾斜係合面172と係合する。その結果、今度はピ
ン153が収容部17の傾斜係合面172に沿って図5
(c)の矢印B方向に移動するため、このピン153を
含む可動部材15は、その軸部151を中心にして時計
回りに更に45度回転し、傾斜係合部172の段部17
2aに係止する。これにより、可動部材15は図2及び
図4に示すように前進端位置に保持される。この時、前
進端に位置する可動部材15の係合部152は切換部材
17を図2及び図4に示す矢印C方向に移動させるた
め、この切換部材17はクラッチ10aを切り、オート
駆動系からマニュアル駆動系に切り換える。
【0019】従って、フォーカスリング7を手動で回転
操作すれば、その回転は連結部材8を通してフォーカス
用回転筒2に伝達され、このフォーカス用回転筒2の回
転により、前レンズ群用支持筒3及び後レンズ群用支持
筒4を含む前レンズ群5及び後レンズ群6を光軸方向に
移動させて合焦を手動で行うことができる。また、この
マニュアルフォーカス切り換え時の操作部材11は、図
3及び図4から明らかなように、オートフォーカス時よ
りも固定鏡筒1の内側に引っ込んだ状態におかれるた
め、この実施例では、図2に示すように、操作部材11
の先端の光軸からの距離が、光軸とフォーカスリング7
の外周面との距離とほぼ同じか或は光軸とフォーカスリ
ング7の外周面との距離よりも短い寸法に設定されてい
るため、フォーカスリング7の手動操作時に邪魔になら
ない。
【0020】また、図2及び図4に示す状態にある操作
部材11を再度押圧操作すると、ピン153が収容部1
7の傾斜係合部172の段部172aから外れ、再び傾
斜係合部172と係合し、この傾斜係合部172に沿っ
て移動することにより可動部材15を図5(c)に示す
状態から更に90度回転させる。これにより、ピン15
3は、図5(a)に示すように、再び収容部17の案内
溝171に係合し、操作部材11及び可動部材15を図
1及び図3に示す状態に復帰させて、撮影レンズをオー
トフォーカス態様に切り換える。即ち、操作部材11を
押圧操作する毎にマニュアルフォーカス態様とオートフ
ォーカス態様に交互に切り換えられることになる。
【0021】このように本実施例においては、操作部材
11を光軸方向に押圧操作する毎に可動部材15及び切
換部材16を動作させてマニュアル駆動系とオート駆動
系に交互に切り換える構成にしたので、フォーカスリン
グ7を手動により光軸回りまたは光軸方向に操作して撮
影レンズを合焦させる時に、手が操作部材11に接触し
ても操作部材11が不用意に動作されることがなく、そ
の誤操作を未然に防止できるとともに、従来のように切
換操作部を小さくしたり、ロック機構を設ける必要がな
いため、撮影時にファインダを覗きながら、かつ撮影体
勢を崩すことなく容易にオート及びマニュアルの切換操
作を行うことができ、その操作性も向上できる。また、
部品を小型化できるので、他のスペースを有効に使用で
き、小型レンズにも適用できる。また、本実施例におい
ては、可動部材15が前進端位置に位置してる状態で、
操作部材11をばね14により固定鏡筒1の内側方向へ
移動して操作部材11の固定鏡筒1外周面からの突出量
を少なくしたので、フォーカスリング7の手動操作を円
滑に行なう上で有利となる。
【0022】なお、上記実施例では、本発明の切換装置
をフォーカスレンズに適用した場合について説明した
が、本発明はこれに限定されず、ズームレンズにも適用
することができる。また、本発明では、操作部材を光軸
方向に移動可能に設けた場合について説明したが、操作
部材の移動方向は光軸方向に限らず、固定鏡筒の外周面
の外側から内側に移動する方向であればよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、固定鏡筒
と、前記固定鏡筒内に光軸方向に移動可能に配設された
レンズ群と、前記レンズ群を、焦点調節やズーム調節の
ために光軸方向に移動するオート駆動系及びマニュアル
駆動系を有する撮影レンズのオート/マニュアル切換装
置であって、前記固定鏡筒に該固定鏡筒の外周面の外側
から内側に往復移動可能に設けた操作部材と、前記操作
部材の往復移動に連動して前記オート駆動系とマニュア
ル駆動系を交互に作動状態に切り換える連動機構とを備
える構成とした。そのため、フォーカスまたはズーム用
リングを手動により光軸回りまたは光軸方向に操作して
撮影レンズを合焦またはズーミィングさせる時に、手が
操作部材に接触しても操作部材が不用意に動作されるこ
とがなく、その誤操作を未然に防止できるとともに、切
換操作部を小さくしたり、ロック機構を設ける必要がな
いため、オート及びマニュアルの切換操作が容易になり
その操作性を向上でき、さらに、部品を小型化できるの
で、他のスペースを有効に使用でき、小型レンズにも適
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る撮影レンズのオート/マニュアル
切換装置の一実施例を示すオート時の要部の断面図であ
る。
【図2】本発明に係る撮影レンズのオート/マニュアル
切換装置の一実施例を示すマニュアル時の要部の断面図
である。
【図3】本実施例における切換操作部のオート時の拡大
断面図である。
【図4】本実施例における切換操作部のマニュアル時の
拡大断面図である。
【図5】本実施例における切換装置の操作部及び可動部
を展開して示す動作説明図である。
【図6】同図(a)は本実施例における操作部材の平面
図であり、同図(b)は側面図である。
【図7】本実施例における操作部材の他の例を示す側面
図である。
【符号の説明】
1 固定鏡筒 2 フォーカス用回転筒 3 前レンズ群用支持筒 4 後レンズ群用支持筒 5 前レンズ群 6 後レンズ群 7 フォーカスリング 8 連結部材 10a クラッチ 11 操作部材 13 連動機構 14 ばね(第2付勢手段) 15 可動部材 16 切換部材 17 収容部 18 ばね(第1付勢手段) 113 傾斜案内面 153 ピン 171 案内溝 172 傾斜係合部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定鏡筒と、前記固定鏡筒内に光軸方向
    に移動可能に配設されたレンズ群と、前記レンズ群を、
    焦点調節やズーム調節のために光軸方向に移動するオー
    ト駆動系及びマニュアル駆動系を有する撮影レンズのオ
    ート/マニュアル切換装置であって、 前記固定鏡筒に該固定鏡筒の外周面の外側から内側に往
    復移動可能に設けた操作部材と、 前記操作部材の往復移動に連動して前記オート駆動系と
    マニュアル駆動系を交互に作動状態に切り換える連動機
    構と、 を備えてなる撮影レンズのオート/マニュアル切換装
    置。
  2. 【請求項2】 前記レンズ群は、焦点調節用レンズ群で
    ある請求項1記載の撮影レンズのオート/マニュアル切
    換装置。
  3. 【請求項3】 前記レンズ群は、ズーム調節用レンズ群
    である請求項1記載の撮影レンズのオート/マニュアル
    切換装置。
  4. 【請求項4】 前記オート駆動系は、前記固定鏡筒の内
    径側に光軸回りに回転可能に設けた回転筒と、前記回転
    筒の回転を直線運動に変換して前記レンズ群を光軸方向
    に移動させるレンズ移動機構と、前記固定鏡筒内に設け
    られ、外部からの回転駆動力を前記回転筒に伝達する駆
    動力伝達手段と、駆動力伝達手段に介設されたクラッチ
    を備え、前記マニュアル駆動系は前記固定鏡筒の外周に
    光軸回りに回転可能に設けられ、前記回転筒を回転する
    マニュアルリングとを備える請求項1記載の撮影レンズ
    のオート/マニュアル切換装置。
  5. 【請求項5】 前記連動機構は、前記操作部材の押圧操
    作毎に前記固定鏡筒の外周面から内側に前進した前進端
    位置、及び前記固定鏡筒の外周面寄りに後退した後退端
    位置とに交互に移動される可動部材と、前記可動部材の
    前進端位置及び後退端位置への動作に連動して前記クラ
    ッチを接離する切換部材を備える請求項4記載の撮影レ
    ンズのオート/マニュアル切換装置。
  6. 【請求項6】 前記可動部材は第1付勢手段により前記
    後退端位置方向へ付勢され、前記操作部材は、前記第1
    付勢手段より小さい付勢力の第2付勢手段により固定鏡
    筒の外周面の内側方向へ付勢されている請求項5記載の
    撮影レンズのオート/マニュアル切換装置。
  7. 【請求項7】 前記可動部材が前進端位置に位置した状
    態で前記操作部材の先端の光軸からの距離は、光軸と前
    記マニュアルリングの外周面との距離とほぼ同じかある
    いは光軸と前記マニュアルリングの外周面との距離より
    も短い寸法で形成されている請求項6記載の撮影レンズ
    のオート/マニュアル切換装置。
  8. 【請求項8】 前記操作部材は光軸と直交する方向に移
    動可能に設けられている請求項1記載の撮影レンズのオ
    ート/マニュアル切換装置。
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