JP7030433B2 - 操作装置、光学装置および撮像装置 - Google Patents

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本発明は、操作装置、光学装置および撮像装置に関するものである。
テレビカメラ等の撮像装置におけるフォーカス制御は、モータ等の駆動系とこの駆動系を制御する制御系とから成るサーボ手段により行われている。このサーボ手段における制御系に指令信号を与えるために、フォーカスノブ(操作部材)が使用されている。当該操作部材は、それを回転可能にする機構に支持され、メカストッパーにより所定の回転角以上に回転操作できないように構成されている。これにより、操作回転角(操作量)とフォーカスレンズの位置(指令値)との関係を感覚的に把握できるようになっている。操作量とフォーカスレンズの移動量とが互いに比例する関係になっていると、被写界深度が相対的に浅い条件下において、操作部材の操作感度が高くなる。そこで、図9のように、操作部材の操作量に対して最至近側または無限遠側で緩やかな指令値変化(すなわち低い操作感度)となるように、操作部材に係る入出力特性(入力としての操作量に対する出力としての指令値の特性)を変更できる操作装置が提案されている(特許文献1)。
特開平4-145776号公報
上述の特許文献1に開示された操作装置は、被写体距離(光学特性、指令値または制御量)の特定の部分的範囲においては、必ずしも好ましい入出力特性を得られるとは限らない。このことは、上述のような操作装置に限られず、光学装置の光学特性を変更するために可動の光学素子を制御するための操作装置について該当しうる。そこで、本発明は操作性の点で有利な操作装置を提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の操作装置は、光学装置の光学特性を変更するために可動の光学素子を操作するための操作装置であって、操作部材と、前記操作部材の操作量を入力とし且つ前記光学素子の駆動制御のための指令値を出力とする非線形な入出力特性を基準入出力特性として記憶している記憶部と、前操作部材の操作量を入力とし且つ前記光学素子の駆動制御のための指令値を出力とする入出力特性を設定する設定部と、前記操作量と、前記設定部により設定され入出力特性とに基づいて、前記指令値を生成する生成部とし、前記設定部は、前記操作量と前記指令値とのうち少なくとも一方に関して設定された有効範囲に基づいて前記基準入出力特性を変換することにより入出力特性を設定することを特徴とする。
本発明によれば、例えば操作性の点で有利な操作装置を提供することができる。

本発明のフォーカスの操作装置のシステムブロック図である。 実施例1におけるフォーカス指令位置算出部の処理フローチャートである。 実施例1における入出力特性の計算方法フローチャートである。 実施例1におけるノブ、フォーカス指令位置の特性図である。 実施例2におけるフォーカス指令位置算出部の処理フローチャートである。 実施例2における入出力特性の計算方法フローチャートである。 実施例2におけるノブ、フォーカス指令位置の特性図である。 フォーカスコントローラである。 従来の操作装置の特性図である。 本発明の操作装置を有する撮像装置の構成例を示す図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、実施例1のフォーカス制御装置のブロック回路構成図である。フォーカスコントローラ10はレンズ装置20を操作するための操作装置である。フォーカスコントローラ(操作装置)10とレンズ装置20でレンズシステムを構成している。ノブ101はカメラマンがフォーカスレンズを操作するための操作部材(フォーカス操作部)である。ノブ101は、例えば図8に示すような概略形状を有し、ノブ101を回転可能とする機構に支持され、メカストッパーにより所定の回転角以上に回転操作できないように構成されている。これにより、操作回転角(操作量)とフォーカスレンズの位置(指令値)との関係を感覚的に把握できるようになっている。ノブ位置検出部102はポテンショメータやロータリーエンコーダー等の位置センサであり、ノブ101の操作量に比例した位置信号を出力する。操作モード切替え部(選択手段)103は、不図示のスイッチ等の手段によりフォーカス指令位置の算出方法が異なる複数のモードを選択できるようになっている。モードには、Standardモード(第1のモード)と、Nearモード(第2のモード)と、Farモード(第3のモード)がある。Standardモードは、ノブ回転角とフォーカス指令値が正比例の関係にあるモードである。Nearモードは、至近側が合わせやすくなるように曲線的な特性を持つモードである。Farモードは、無限側を合わせやすくなるように曲線的な特性を持つモードである。Nearモードは、ノブ101の操作領域内の至近端側(一方の操作端側)での操作値に対し出力される指令値の変化量が、無限遠端側(他方の操作端側)に対して小さくなるような操作値-指令値特性を示すモードである。Farモードは、ノブ101の操作領域内の至近端側での操作値に対し出力される指令値の変化量が、無限遠端側に対して大きくなるような操作値-指令値特性を示すモードである。モード特性記憶部104はFarモード用のカーブとNearモード用のカーブを記憶している不揮発性のメモリである。モード特性記憶部104には、フォーカス操作部の全可動操作範囲(基準操作範囲)のノブ回転角に対する、フォーカスレンズの全駆動範囲(基準駆動範囲)に対応するフォーカス指令値の関係(基準入出力特性)が記憶されている。基準入出力特性とは、例えば、前記ノブ回転角(操作量)の変化に対するフォーカス指令値(指令値または制御量)の変化の比率が操作量の増加とともに増加または減少する入出力特性(例えば、図9に示す特性)を含む。フォーカス指令値算出部(生成部)105はノブ位置検出部102と操作モード切替え部103からの入力によって、フォーカス指令値を算出する。通信部106は、フォーカス指令値算出部105で算出されたフォーカス指令位置を、通信コマンド形式へデコードしてレンズ装置20の通信部201へ送信する。
制御有効範囲設定部107は、フォーカスレンズの任意の位置とノブの任意の位置を設定できるようになっている。制御有効範囲記憶部108は不揮発性のメモリであり、制御有効範囲設定部107で設定したフォーカス操作の有効範囲が記憶してあり、フォーカス指令値算出部105からの要求によって読出される。ここで、フォーカス操作の有効範囲とは、フォーカスレンズの有効駆動範囲である可動位置データと、ノブ101の有効な操作範囲を示すノブ位置データを含むものである。
通信部201はレンズ装置20の中に構成されており、フォーカスコントローラ10の通信部106とコマンドのやりとりを行う。通信部201はフォーカス指令位置のコマンドを受信したら、受信したデータをデコードしてフォーカス駆動位置算出部202へ送る。フォーカス駆動位置算出部202からフォーカス駆動位置指令がフォーカス制御部203へ送られる。フォーカス制御部203は、フォーカスレンズ204を駆動制御するための駆動信号を生成する。フォーカス位置検出部205はフォーカスレンズ204の位置を検出する位置センサであり、検出した位置信号はフォーカス制御部203へ入力され、フォーカス制御部203によってフィードバック制御が行われる。
図2は実施例1におけるフォーカス指令値算出部105のフォーカス指令値算出処理フローチャートである。このフローは電源投入後、定期的に繰り返し実行される。ノブ位置検出部102が現在位置を確定させた状態でステップS101に進む。
まず、ステップS101ではノブ位置検出部102の信号を読み込む。読み込み完了後、ステップS102に進む。
ステップS102では、制御有効範囲記憶部108から設定された有効範囲情報を読み込む。有効範囲情報は、基準操作範囲内に設定される有効操作範囲と、基準駆動範囲内に設定される有効駆動範囲を含む。読み込み完了後、ステップS103に進む。
ステップS103では、ステップS102で読み込んだ有効範囲情報からノブの入力範囲(有効操作範囲)とフォーカス指令値の出力範囲(有効駆動範囲)を決定する。有効範囲情報がない場合は範囲の制限を行わない。入出力範囲の決定後、ステップS104に進む。
ステップS104では、操作モード切替え部103の状態を読み込む。
ステップS105では、読み込んだモードがStandardモードの場合はステップS106、Farモードの場合はステップS107、Nearモードの場合はステップS110に進む。
ステップS106では、フォーカス指令値算出部(設定部)105は、ステップS103で求めた入出力範囲に基づいて、操作量を入力とし且つ指令値を出力とする非線形な入出力特性を計算する。計算完了後、ステップS113に進む。ここで入出力特性とは、入力された操作値(ノブの回転角に基づく操作値)に対してどのような指令値を出力するかを関係づける特性である。
ステップS107では、Farモード用の入出力特性(基準入出力特性)を読み込む。読み込み完了後、ステップS108に進む。
ステップS108では、ステップS107で読み込んだFarモード用の入出力特性を変換する。入出力特性の変換が完了すると、ステップS109に進む。
ステップS109では、ステップS103で求めた入出力範囲とステップS108で変換したカーブ特性からノブとフォーカス指令値の入出力特性を計算する。計算完了後、ステップS113に進む。
ステップS110では、Nearモード用の入出力特性(基準入出力特性)を読み込む。読み込み完了後、ステップS111に進む。
ステップS111では、ステップS110で読み込んだNearモード用の入出力特性を変換する。入出力特性の変換が完了すると、ステップS112に進む。
ステップS112では、ステップS103で求めた入出力範囲とステップS111で変換した入出力特性からノブとフォーカス指令値の入出力特性を計算する。計算完了後、ステップS113に進む。
ステップS113では、読み込んだノブの位置信号と算出した入出力特性からフォーカス指令値を生成する。生成が終わると、ステップS114に進む。
ステップS114では通信部106を介してレンズ装置20へフォーカス指令値を送信して、フローを終了する。
以上のフローを実行することで、ノブの信号を入力としてフォーカス指令値の生成・出力ができる。
図3にステップS108とステップS111で行われる入出力特性の変換処理フローチャートを示す。
まず、ステップS201では有効範囲の設定がない場合の入力全域(基準操作範囲)に対する設定した有効範囲(有効操作範囲)の割合を計算する。有効範囲の設定がない場合は通常の入力全域を用いるため割合は100%である。計算完了後、ステップS202に進む。
ステップS202では、有効範囲の設定がない場合の出力全域(基準駆動範囲)に対する設定した有効範囲(有効駆動範囲)の割合を計算する。有効範囲の設定がない場合は通常の出力全域を用いるため割合は100%である。計算完了後、ステップS203に進む。
ステップS203では、各モードに記憶している入出力特性を、計算した有効範囲の割合を用いて縮小して、フローを終了する。
以上のフローを実行することで、予め記憶している入出力特性を設定した有効範囲で使用できるようになる。
図4にノブ回転角に対するフォーカス指令値の算出結果の特性図を示す。横軸Xはノブ位置検出部102から読み込んだ位置であり、図4ではノブ101の操作回転角で表現している。本実施例ではノブ101は360°回転する構成となっており、メカ的なストッパーにより0°と360°の外側に回転できないようになっている。縦軸Yはレンズ装置20へ送信するフォーカス指令位置であり、至近端を0、無限端を60000として正規化をしている。
ノブ回転角の有効範囲はX1からX2であり、フォーカス指令値の有効範囲はY1からY2である。ノブ回転角が有効範囲ではない場合(無効範囲の場合)は、ノブ回転角を変更してもフォーカス指令値は変更しない(一定のフォーカス指令値を出力する)。また、ノブを回転させた場合のフォーカス指令値は有効範囲内に収まる。この状態でのStandardモード、Farモード、Nearモードの入出力特性を実線で表わしている。
Standardモードはノブ回転角が0からX1までのフォーカス指令値がY1、X1からX2までのフォーカス指令値が(Y2-Y1)×(ノブ位置-X1)/(X2-X1)+Y1、X2から360までのフォーカス指令値がY2となる。
このとき、Farモードはノブ回転角が0からX1までのフォーカス指令値がY1、X1からX2までのフォーカス指令値が従来から持つFarモードの入出力特性を有効範囲に正規化した値、X2から360までのフォーカス指令値がY2となる。
Nearモードはノブ回転角が0からX1までのフォーカス指令値がY1、X1からX2までのフォーカス指令値が従来から持つNearモードの入出力特性を有効範囲に正規化した値、X2から360までのフォーカス指令値がY2となる。
フォーカス指令値算出部105で基準入出力特性から変換されて得られる入出力特性は、制御有効範囲設定部107によって有効範囲に変化があったときに演算されてモード特性記憶部104に変換後の特性を記憶するようにしてもよいし、フォーカス指令値を演算するたびに演算するようにしてもよい。
以上のように、ノブ回転角(操作量)とフォーカス指令値(指令値または制御量)の両方の有効範囲が制限されている場合においても、FarモードやNearモードの設定を行い、有効範囲の端付近でフォーカスを調整しやすくできる。また、ノブ回転角とフォーカス指令値の少なくとも一方に関して有効範囲が制限されている場合においても、同様にFarモードやNearモードの設定を行い、有効範囲の端付近でフォーカスを調整しやすくできる。これにより、フォーカスコントローラの操作性を向上させることができる。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。フォーカスコントローラ10とレンズ装置20の機能ブロックは、実施例1と同様の構成である。
実施例2ではノブ回転角の有効範囲が2か所、フォーカス指令値の有効範囲が1か所の場合を示す。制御有効範囲記憶部108には、出力の端であるフォーカス指令値の有効範囲のほかに2つの入力有効範囲の間の出力となるフォーカス指令値も記憶する。
図5は実施例2におけるフォーカス指令値算出部105のフォーカス指令値算出処理フローチャートである。このフローは電源投入後、定期的に繰り返し実行される。ノブ位置検出部102が現在位置を確定させた状態でステップS101に進む。
ステップS301においてノブ位置検出部102の信号を読み込む。読み込み完了後、ステップS302に進む。
ステップS302では、制御有効範囲記憶部108から設定された有効範囲情報を読み込む。読み込み完了後、ステップS303に進む。
ステップS303では、ステップS302で読み込んだ有効範囲情報からノブの入力範囲とフォーカス指令値の出力範囲を決定する。有効範囲情報がない場合は範囲の制限を行わない。入出力範囲の決定後、ステップS304に進む。
ステップS304では、ノブ操作が無効となる範囲のフォーカス指令値を制御有効範囲記憶部108から取得する。計算完了後、ステップS305に進む。
ステップS305では、操作モード切替え部103の状態を読み込む。
ステップS306では、読み込んだモードがStandardモードの場合はステップS307、Farモードの場合はステップS308、Nearモードの場合はステップS311に進む。
ステップS307では、ステップS303で求めた入出力範囲から入出力特性を計算する。計算完了後、ステップS314に進む。
ステップS308では、Farモード用の入出力特性(基準入出力特性)を読み込む。読み込み完了後、ステップS309に進む。
ステップS309では、ステップS308で読み込んだFarモード用の入出力特性を変換する。入出力特性の変換が完了すると、ステップS310に進む。
ステップS310では、ステップS303で求めた入出力範囲とステップS309で変換したカーブ特性からノブとフォーカス指令値の入出力特性を計算する。計算完了後、ステップS314に進む。
ステップS311では、Nearモード用の入出力特性(基準入出力特性)を読み込む。読み込み完了後、ステップS312に進む。
ステップS312では、ステップS311で読み込んだNearモード用の入出力特性を変換する。入出力特性の変換が完了すると、ステップS313に進む。
ステップS313では、ステップS303で求めた入出力範囲とステップS312で変換した入出力特性からノブとフォーカス指令値の入出力特性を計算する。計算完了後、ステップS314に進む。
ステップS314では、読み込んだノブの位置信号と算出した入出力特性からフォーカス指令値を生成する。生成が終わると、ステップS315に進む。
ステップS315では通信部106を介してレンズ装置20へフォーカス指令値を送信して、フローを終了する。
以上のフローを実行することで、ノブの信号を入力としてフォーカス指令値の生成・出力ができる。
図6にステップS309とステップS312で行われる入出力特性の変更処理フローチャートを示す。
まず、ステップS401では有効範囲の設定がない場合の入力全域に対する設定した有効範囲の割合を計算する。有効範囲の設定がない場合は通常の入力全域を用いるため割合は100%である。計算完了後、ステップS402に進む。
ステップS402では、そのほかの入力有効範囲が設定されているか否か確認する。入力有効範囲の設定がある場合はステップS401に進み、ない場合はステップS403に進む。
ステップS403では、有効範囲の設定がない場合の出力全域に対する設定した有効範囲の割合を入力有効範囲ごとに計算する。有効範囲の設定がない場合は通常の出力全域を用いるため割合は100%である。計算完了後、ステップS404に進む。
ステップS404では、各モードに記憶している入出力特性を、計算した有効範囲の割合を用いて縮小して、フローを終了する。
以上のフローを実行することで、予め記憶している入出力特性を設定した有効範囲で使用できるようになる。
図7にノブ回転角に対するフォーカス指令値の算出結果の特性図を示す。
ノブ回転角の有効範囲はX1からX2とX3からX4であり、フォーカス指令値の有効範囲はY1からY3である。ノブ回転角が有効範囲ではない場合は、ノブ回転角を変更してもフォーカス指令値は変更しない。また、ノブを回転させた場合のフォーカス指令値は有効範囲内に収まる。この状態でのStandardモード、Farモード、Nearモードの入出力特性を実線で表わしている。
Standardモードはノブ回転角が0からX1までのフォーカス指令値がY1、X1からX2までのフォーカス指令値が(Y2-Y1)×(ノブ位置-X1)/(X2-X1)+Y1となる。続いて、X2からX3までのフォーカス指令値はY2、X3からX4までのフォーカス指令値が(Y3-Y2)×(ノブ位置-X3)/(X4-X3)+Y2、X4から360までのフォーカス指令値がY3となる。
このとき、Farモードはノブ回転角が0からX1までのフォーカス指令値がY1、X1からX2までのフォーカス指令値が従来から持つFarモードの入出力特性を有効範囲に正規化した値となる。続いて、X2からX3までのフォーカス指令値がY2、X3からX4までのフォーカス指令値が従来から持つFarモードの入出力特性を有効範囲に正規化した値、X4から360までのフォーカス指令値がY3となる。
Nearモードはノブ回転角が0からX1までのフォーカス指令値がY1、X1からX2までのフォーカス指令値が従来から持つNearモードの入出力特性を有効範囲に正規化した値となる。続いて、X2からX3までのフォーカス指令値がY2、X3からX4までのフォーカス指令値が従来から持つNearモードの入出力特性を有効範囲に正規化した値、X4から360までのフォーカス指令値がY3となる。
なお、中間のフォーカス指令値(実施例2のY2)は、設定された両端のフォーカス指令値(実施例2のY1、Y2)の範囲内に任意に設定できるようにしてもよい。或いは、有効範囲を決める際に、ノブ回転角の有効範囲それぞれに対応する範囲としてフォーカス指令値の範囲を設定するようにしてもよい。また、フォーカス指令値の1つの有効範囲を設定して、それに対応するノブ回転角の複数の有効範囲を設定するときに、それぞれのノブ回転角の有効範囲の大きさの比でフォーカス指令値の有効範囲を按分してフォーカス指令値の中間値(実施例2のY2)を定めるようにしてもよい。
このように、ノブ回転角の有効範囲ごとに入出力特性を設定することで、範囲内の微調整が行いやすくなる。
以上のように、実施例2ではノブ回転角の有効範囲が複数ある場合においてもFarモードやNearモードの設定を行い、有効範囲の端付近でフォーカスを調整しやすくできる。これにより、フォーカスコントローラの操作性を向上させることができる。
本発明のフォーカス制御装置と、それにより駆動されるフォーカスレンズを含むレンズ装置を構成することによって、本発明の効果を享受するレンズ装置を得ることができる。また、本発明のフォーカス制御装置と、それにより駆動されるフォーカスレンズを含むレンズ装置と、該レンズ装置によって形成された光学像を受光する撮像素子を有する撮像装置によって、本発明の効果を享受する撮像装置を得ることができる。
また、例示した実施例には、制御対象の可動光学要素としてフォーカスレンズを例示したが、本発明はこれに限定されることはなく、ズームレンズ、絞りにおいても同様に適用することができる。
〔撮像装置に係る実施形態〕
図10は、撮像装置の構成例を示す図である。当該撮像装置は、以上に例示したフォーカスコントローラ(操作装置)10と、光学装置(レンズ装置)20と、当該光学装置からの光(光像)を受ける撮像素子30aを有するカメラ装置(撮像部)30とを含んで構成されている。本実施形態に係る撮像装置によれば、例えば、操作部材の操作性の点で有利な撮像装置を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。例えば、以上では、光学装置の光学特性を変更するために可動の光学素子として、被写体距離を変更するために可動のレンズ(フォーカスレンズ)を例示した。しかしながら、当該光学素子は、それには限定されず、例えば、光学装置(レンズ装置)の焦点距離の変更(変倍)のために可動のレンズや、光学装置のF値(Fナンバー)または有効口径の調整のために絞り羽根が可動の絞り部材としうるものである。
101 ノブ(フォーカス操作部)
105 フォーカス指令値算出部(設定部、生成部)
107 有効範囲設定部

Claims (10)

  1. 光学装置の光学特性を変更するために可動の光学素子を操作するための操作装置であって、
    操作部材と、
    前記操作部材の操作量を入力とし且つ前記光学素子の駆動制御のための指令値を出力とする非線形な入出力特性を基準入出力特性として記憶している記憶部と、
    操作部材の操作量を入力とし且つ前記光学素子の駆動制御のための指令値を出力とする入出力特性を設定する設定部と、
    前記操作量と、前記設定部により設定され入出力特性とに基づいて、前記指令値を生成する生成部とし、
    前記設定部は、前記操作量と前記指令値とのうち少なくとも一方に関して設定された有効範囲に基づいて前記基準入出力特性を変換することにより入出力特性を設定することを特徴とする操作装置。
  2. 前記設定部は、前記操作量と前記指令値とのうち少なくとも一方に関して設定された有効範囲に基づいて、前記基準入出力特性を該少なくとも一方に関して縮小することにより入出力特性を設定することを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記操作量に関して設定された有効範囲外の無効範囲において前記指令値は一定であることを特徴とする請求項1または2に記載の操作装置。
  4. 前記設定部は、前記操作量前記指令値のうち両方に関して設定された有効範囲の複数組のそれぞれ入出力特性を設定することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の操作装置。
  5. 前記記憶部は、互いに異なる複数基準入出力特性を記憶していることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載の操作装置。
  6. 前記基準入出力特性は、前記操作量の変化に対する前記指令値変化の比率が前記操作量の増加とともに増加または減少することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の操作装置。
  7. 前記光学特性を被写体距離、焦点距離または有効口径として前記光学素子を操作するためのものであることを特徴とする請求項1乃至のうちいずれか1項に記載の操作装置。
  8. 前記操作量と前記指令値とのうち少なくとも一方に関して有効範囲を設定する有効範囲設定部を有することを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の操作装置。
  9. 請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載の操作装置と、
    前記操作装置により操作される可動の光学素子と含むことを特徴とする光学装置。
  10. 請求項9に記載の光学装置と、
    前記光学装置からの光を受ける撮像素子と含むことを特徴とする撮像装置。
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