JP2019020556A - 操作装置、光学装置および撮像装置 - Google Patents

操作装置、光学装置および撮像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 ズームレンズ、フォーカスレンズ、アイリス等の可動光学部材を有するレンズ装置およびレンズ操作装置において、ユーザの手首のストロークに合わせて操作部の位置と指令値を対応づけることで、容易に操作部の使用範囲を設定可能とする。【解決手段】 光学装置の光学特性を変更するために可動の光学素子を制御するための操作装置は、操作部材と、前記光学特性の変更範囲に対応する前記操作部材の操作量の有効範囲を可変に設定する設定部と、前記操作部材の操作量と、前記設定部により設定された前記有効範囲とに基づいて、前記制御のための指令値を生成する生成部と、を有することを特徴とする。【選択図】 図1

Description

本発明は、操作装置、光学装置および撮像装置に関するものである。
従来より、テレビカメラ等の撮像装置におけるレンズ制御装置では、モータ等の駆動系とこの駆動系を制御する制御系とから成るサーボ手段により、フォーカスレンズの制御が行われている。このサーボ手段における制御系に指令値(指令信号)を与えるために、操作部材(例えば回転ハンドル)が使用されている。操作部材は、例えば、それを回転可能にする機構に支持され、機械的ストッパーにより所定の回転角範囲より外側には操作できないように構成されている。そのため、操作部材の操作量と指令値(被写体距離、制御量またはフォーカスレンズの位置)との関係を感覚的に把握できるようになっている。そのような機械的な操作規制(回転角規制)により、最至近物体距離から無限遠までの間でフォーカスを行うための操作部材(回転ハンドル)は、とりうる操作量(回転角)の範囲が決まっている。
例えば、テニスのラリーを撮像する場合、手前側の選手と奥側の選手とに交互にフォーカスを合わせるため、互いに大きく異なる2つの操作量の間で操作部材繰り返し頻繁に動かすことになる。このような撮像は、ユーザの手首のストローク(可動範囲)が限られているため、容易ではない場合がある。ここで、最至近物体から無限遠物体までのフォーカスのために回転させる操作部材(回転ハンドル)の回転角を撮影条件に合わせて変更するのに、ストッパーの位置を変更するものが提案されている(特許文献1)。
特平02−154212号公報
しかしながら、上述の特許文献に開示された従来技術では、ストッパーを変更する手間を要し、また、ストッパーの位置の自由度が低い。このことは、被写体距離の制御の場合に限られず、光学装置の他の光学特性(指令値または制御量)の制御の場合についても該当しうる。そこで、本発明は、光学装置の光学特性を変更するために可動の光学素子を制御するための操作装置であって、当該光学特性の変更範囲に対応する操作部材の操作量の有効範囲を設定するのに有利なものを提供することを例示的目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の操作装置は、光学装置の光学特性を変更するために可動の光学素子を制御するための操作装置であって、操作部材と、前記光学特性の変更範囲に対応する前記操作部材の操作量の有効範囲を可変に設定する設定部と、前記操作部材の操作量と、前記設定部により設定された前記有効範囲とに基づいて、前記制御のための指令値を生成する生成部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、例えば、光学装置の光学特性を変更するために可動の光学素子を制御するための操作装置であって、当該光学特性の変更範囲に対応する操作部材の操作量の有効範囲を設定するのに有利なものを提供することができる。
実施例1におけるレンズ装置および操作装置のブロック図である。 実施例1における操作部材の操作位置とフォーカス操作指令値の例である。 実施例1における指令値算出部の処理のフローチャートである。 実施例2におけるレンズ装置および操作装置のブロック図である。 実施例2における指令値算出部の処理のフローチャートである。 実施例3における範囲外での反転操作時の範囲の挙動例である。 実施例3における範囲更新のフローチャートである。 実施例4におけるレンズ装置および操作装置のブロック図である。 実施例1における表示部での設定例である。 実施例2における表示部での設定例である。 実施例3における表示部の設定例である。 本発明の操作装置を有する撮像装置の構成例を示す図である。
以下に、本発明の操作装置の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、実施例1における、レンズ装置および操作装置のブロック図である。
フォーカスデマンド10はレンズ装置20を操作するための操作装置である。
操作部101はカメラマンがフォーカスレンズ(可動の光学素子)を操作するための操作部材であり、例えば回転操作を行うことができるノブなどを用いる。操作部は、可動範囲が機械的端で限定(制限)されている、所謂、端有りデマンドでも良いし、後述するように端無しデマンドであっても良い。この操作部101は押引き棒や回転部材を用いた操作部材でも良い。
操作位置検出部102はポテンショメータやロータリーエンコーダー等の位置センサであり、操作部101の操作位置に応じた位置信号を出力する。
指令値算出部(生成部)103は操作位置検出部102と、後述する記憶部106、およびモード切替え部108からの入力によって、フォーカス操作指令値を算出する。
デマンド通信部104は、指令値算出部103で算出されたフォーカス操作指令値を、通信コマンド形式へエンコードしてレンズ装置20のレンズ通信部201へ送信する。また、レンズ装置20のレンズ通信部201からフォーカスレンズ204の位置情報を受信しても良い。
設定部105は、十字キーや決定キーなどのスイッチであり、操作記憶位置の設定を行うことができる。例えば、至近側記憶スイッチと無限遠側記憶スイッチの二つを設けたとする。操作部101を操作して任意の位置に持っていき、その位置をユーザの手首のストロークの始めとして近側記憶スイッチを押して操作部101の位置を記憶する。その位置から操作部101を操作して、無限遠側記憶スイッチを押して操作部101の位置を記憶する。これにより、操作部101の範囲が記憶できる。ここで設定される操作記憶位置は、操作部101の絶対位置や操作部101の片端(一方の端)で設定している。なお、実施例では、設定部105によって、光学特性(被写体距離など)の変更範囲に対応する操作部101の位置で変更範囲を設定する場合を例示するが、本発明はこれに限定されることはなく、生成される指令値の変更範囲、または制御における制御量(例えば、フォーカスレンズの位置など)の変更範囲を設定するようにしてもよい。
そのほかの設定方法として、基準位置をもととした回転角や位置などの相対位置としてもよい。また、スイッチ削減のため位置記憶スイッチは一つでも出来る。さらには、操作性向上のため表示部107にて設定部105で行う設定の図9にあるように操作記憶位置を画面表示で行ってもよい。表示部107はELディスプレイやLEDなどの表示デバイスであり、位置を表す数字を付属の十字キーなどで微調整や、操作記憶位置の編集や削除をできるようにしても良い。
記憶部106は不揮発性のメモリであり、設定部105で設定した操作記憶位置が記憶してあり、指令値算出部103からの要求によって読み出される。
モード切替え部108は、例えばトグルスイッチなどであり、操作記憶位置で形成される範囲を考慮してフォーカス操作指令値を計算する本機能の有効・無効を切替えることができる。
レンズ通信部201はレンズ装置20の中に構成されており、フォーカスデマンド10のデマンド通信部104とコマンドの送受信を行う。レンズ通信部201はフォーカス操作指令値のコマンドを受信したら、受信したデータをデコードして駆動位置算出部202へ送る。
駆動位置算出部202はフォーカス操作指令値から、フォーカスレンズ204を駆動制御するための駆動信号を生成して制御部203へ送る。
制御部203は、駆動位置算出部202により入力した駆動信号に基づき、フォーカスレンズ204を駆動制御する。
フォーカスレンズ204は、可動することで焦点調節を行うことができる光学素子である。
レンズ位置検出部205はフォーカスレンズ204の位置を検出する位置センサであり、検出した位置信号は駆動位置算出部202へ入力される。駆動位置算出部202およびレンズ位置検出部205によってフォーカスレンズ204のフィードバック制御が行われる。
図2は、実施例1における、設定部105を操作して、操作記憶位置を設定した時のフォーカス操作指令値の関係を表したグラフの例である。
図2の例では、表示している縦軸の値は、フォーカス操作指令値の下限値(至近端)を0、上限値(無限遠端)を1000として正規化した例を示している。なお、以下の説明においても、フォーカス操作指令値を0〜1000(可動範囲全域)で正規化した場合を例示するが本発明はこれに限定されることはない。横軸Xは操作位置検出部102で読み込んだ操作部101の位置である。図2中の点線は、本発明の適用前の操作部101の位置に対するフォーカス操作指令値の関係(操作指令特性)である。本実施例では操作部101はメカ的なストッパーにより回転操作可能な範囲に制限がある場合を想定し、その最小回転角を0、最大回転角を1000として正規化した値を横軸Xの値としている。縦軸Yはレンズ装置20へ送信するフォーカス操作指令値であり、下限値(至近端)を0、上限値(無限遠端)を1000として正規化した値としている。図2中にある操作記憶位置1(X1)は操作記憶位置を示している。本実施例では設定部105より、操作記憶位置1と操作部101の片端(操作記憶位置2)を操作記憶位置として設定しており、この操作記憶位置により形成される範囲(有効範囲)をフォーカス操作指令値の全域に対応させて割り当てることができる。すなわち、指令値算出部103は、操作部101の位置(操作量)の変化に対するフォーカス操作指令値の変化の比率を有効範囲の幅に反比例させるように、指令値を生成する。以後、操作記憶位置により形成される範囲を「操作部材の操作量の有効範囲」とも記載し、該有効範囲内の操作部101の位置に対するフォーカス操作指令値の関係(図2の実線)を「修正操作指令特性」とも記載する。この時の操作部101の片端は下限値でも上限値でも良く、ユーザが選択できるようにしてもよい。操作部101の操作位置が有効範囲外にある場合、有効範囲端のフォーカス操作指令値を出してもよいし、フォーカス操作指令値を出力しなくてもよい。設定部105より設定される操作記憶位置は、現在の操作部101の操作位置を記憶できるようにしても良いし、表示部107に数値を直接入力できるようにしても良い。また、設定した後から数値を可変させることができるようにしても良い。
図3は、指令値算出部103のフォーカス操作指令値算出処理を示すフローチャートである。
S101では、操作位置検出部102の信号を読み込み、操作部101の現在の位置を取得してS102へ進む。
S102では、モード切替え部108の状態から、有効範囲を考慮してフォーカス操作指令値を計算する本機能の有効・無効判定を行い、無効の場合はS106へ進み、有効の場合はS103へ進む。
S103では、S101で得た現在の操作部101の位置が、あらかじめユーザによって設定部105より設定された操作部の操作量の有効範囲内であるかを判別する。範囲内の場合はS104へ進み、範囲外の場合はS105へ進む。
S104では、現在の操作部101の位置と、有効範囲を考慮した修正操作指令特性に基づき、フォーカス操作指令値を算出しS106へ進む。
S105では、有効範囲の最も近い側の範囲端に対応するフォーカス操作指令値を算出結果として、S106へ進む。すなわち、修正操作指令特性と操作部101の操作位置とに基づいて算出されるフォーカス操作指令値が、フォーカス操作指令値の上下限値の範囲外となる場合は、該上下限値をそれぞれの場合のフォーカス操作指令値とする。
S106では、算出したフォーカス操作指令値を、デマンド通信部104を介してレンズ装置20側へ送信して終了する。
このように図3で基本的なフローを説明したが、設定部105で設定できる範囲指定の方法は回転角や回転数などの相対位置で設定してもよい。相対位置の場合の記憶位置は、回転角などの端と端などに当てはめて考えてもよい。また図6(a)の矢印の位置のような指定範囲外に操作位置がある場合、反転操作で図6(b)のように有効範囲(修正操作指令特性)を相対的にずらして即座にコントロールを反映させてもよい。
本実施例では、フォーカス操作指令値としてフォーカス操作のための指令値を出力しているが、不図示のアイリスやズームなどの指令値とするなどこれに限るものではない。
本実施例の構成として、ストッパーが無くてもよくその限りではない。その場合、端を基準として基準位置を覚える事が出来ないため、操作記憶位置によりを回転角や相対的な位置として記憶することで同じ効果を得る事が出来る。これらの操作記憶位置で形成される範囲を、出力である正規化されたフォーカス操作指令値の全域に対して割り当てることで、ユーザの手首のストロークに合わせて有効範囲を容易に設定できる。そして、その範囲内をフォーカス操作指令値の全域に対応させることで、フォーカスを迅速に操作する事ができる。
次に、本発明の第2の実施例について、図4および図5を用いて説明する。実施例2の構成は実施例1の図1と同じ構成である。実施例1では、操作部101の範囲を、正規化されたフォーカス操作指令値の全域に対応させた。実施例2では、設定された操作部101の範囲端それぞれに、正規化されたフォーカス操作指令値の任意の指令値を対応させる。こうすることで、操作部101の任意の範囲をフォーカス操作指令値の任意の範囲とすることができる。さらに有効範囲外(図4中の操作記憶位置1、2の範囲外)にも感度(操作部の位置の変化量に対するフォーカス操作指令値の変化量)を変えることなくフォーカス操作指令値を出す事で、範囲外のフォーカス操作も可能となる。すなわち、図4に示すように、操作記憶位置1、2の範囲(有効範囲)外の操作部101の位置であっても、修正操作指令特性を外挿して、フォーカス操作指令値の上下限の範囲内の指令値を出力することができる。外挿値がフォーカス操作指令値の上下限の範囲を超える場合には、フォーカス操作指令値の上限値又は下限値でリミットした指令値を出力するか、指令値を出力しない。
図4は、実施例2における、設定部105を操作して、操作記憶位置を設定した時のフォーカス操作指令値の関係を表したグラフの例である。
図4の例は、表示している縦軸の値は、フォーカス操作指令値の下限値(至近端)を0、上限値(無限遠端)を1000として正規化した例を示している。横軸Xは操作位置検出部102で読み込んだ操作部101の位置である。本実施例では操作部101はメカ的なストッパーにより回転操作可能な範囲に制限がある場合を想定し、その最小回転角を0、最大回転角を1000として正規化した値を横軸Xの値としている。縦軸Yはレンズ装置20へ送信するフォーカス操作指令値であり、下限値(至近端)を0、上限値(無限遠端)を1000として正規化した値としている。図4中にある操作記憶位置1(X1)と操作記憶位置2(X2)は実施例1同様に手首のストロークに合わせて指定した操作記憶位置を示している。また、操作記憶位置1に対応するフォーカス操作指令値をレンズ記憶位置1(Y1)、操作記憶位置2に対応するフォーカス操作指令値をレンズ記憶位置2(Y2)として設定部105よりフォーカス操作指令値に対する範囲を設定する。これにより操作部101の操作指定範囲外にピント調整の微調整がしたい場合にも対応が可能となる。その際、操作記憶位置1、2とそれに対応するレンズ記憶位置1、2のフォーカス操作指令値で決められた修正操作指令特性を外挿して範囲外にも適用する。現在の操作位置から下記の式を用いてフォーカス操作指令値の算出を行う。
Figure 2019020556
Figure 2019020556
ただし、演算された結果のフォーカス指令値が正規化されたフォーカス指令値の範囲を超える場合は、フォーカス操作指令値の上限値又は下限値でリミットした指令値を出力するか、指令値を出力しないようにすれば良い。これにより、範囲内と範囲外の切り替わり位置付近で、ユーザに違和感なく操作できるようにする事が出来る。
本実施例では、設定部105複数のボタンで設定を行う。例えば、設定部105は、十字キーや決定キーなどのスイッチであり、操作記憶位置である操作記憶位置1と操作記憶位置2の記憶が可能な至近側記憶スイッチと無限遠側記憶スイッチの二つ。そして、フォーカス指令値を記憶することが出来るレンズ記憶位置1スイッチとレンズ記憶位置2スイッチの計4つで構成される。例えば、操作部101を操作して任意の位置に持っていき、その位置を至近側記憶スイッチ押込することで操作部101の位置を記憶する。この位置から操作部101を操作し、別の位置にて無限遠側記憶スイッチを押して操作部101の位置を記憶する。これにより、操作部101の範囲が記憶できる。さらに、任意の位置にフォーカスを動かしてレンズ記憶位置1スイッチ、別の位置にフォーカスを動かしてレンズ記憶位置2スイッチを押す事でフォーカスの位置をそれぞれ記憶出来る。これにより操作記憶位置1に対応するフォーカス操作指令値をレンズ記憶位置1、操作記憶位置2に対応するフォーカス操作指令値をレンズ記憶位置2にそれぞれ割りあてる事が可能となる。
また、スイッチ削減のため位置記憶スイッチは一つでも出来る。さらには、操作性向上のため表示部107にて設定部105で行う設定の図10にあるように操作記憶位置とそれに対応するフォーカス操作指令値を画面表示で行ってもよい。表示部107はELディスプレイやLEDなどの表示デバイスであり、位置を表す数字を付属の十字キーなどで微調整や、操作記憶位置とそれに対応するフォーカス操作指令値の編集や削除をできるようにしても良い。
図5は、指令値算出部103のフォーカス操作指令値算出処理を示すフローチャートである。
S201では、操作位置検出部102の信号を読み込み、前回の読み込み時の値との差分から、操作部101の操作量を計算してS202へ進む。
S202では、モード切替え部108の状態から、操作部材の操作量の有効範囲を考慮してフォーカス操作指令値を計算する本機能の有効・無効判定を行い、無効の場合はS204へ進み、有効の場合はS203へ進む。
S203では、S201で得た現在の位置を、あらかじめユーザによって設定部105より設定された、操作部材の操作量の有効範囲を考慮した(1)式、(2)式の演算により、フォーカス操作指令値を算出しS204へ進む。
S204では、算出したフォーカス操作指令値を、デマンド通信部104を介してレンズ装置20側へ送信して終了する。
このように図5で基本的なフローを説明したが、設定部105で設定できる範囲は、回転角や回転数などの相対位置でもよい。相対位置の場合の記憶位置は、回転角などの端と端などに当てはめて考えてもよい。
本実施例では、フォーカス操作指令値としてフォーカス操作のための指令値を出力しているが、不図示のアイリスやズームなどの指令値としてもよく、フォーカスに限るものではない。
本実施例の構成として、ストッパーが無くてもよくその限りではない。その場合、端を基準として基準位置を覚える事が出来ないため、操作記憶位置によりを回転角や相対的な位置として記憶することで同じ効果を得る事が出来る。
設定部105で設定できる操作記憶位置1(X1)と操作記憶位置2(X2)は、絶対位置で指定する必要はなく、範囲指定の方法は回転角や回転数などの相対位置で設定してもよい。
以上のように、本機能が有効である場合には、これらの操作部材の操作量の有効範囲端に対応するフォーカス操作指令値を割り当てることで、ユーザの手首のストロークに合わせて操作部101の操作範囲を容易に設定できる。さらに設定した有効範囲外の領域にもフォーカスレンズを移動可能であるため、有効範囲を少し外れた位置を含む有効範囲端近傍でのピント調整が容易になり、フォーカスを迅速に操作する事ができる。
次に、本発明の第3の実施例について図6を用いて説明する。実施例3の構成は実施例1の図1と同じ構成である。
本実施例では、実施例1と同様、設定部105で操作記憶位置1(X1)と操作記憶位置2(X2)を設定し、その範囲をフォーカス操作指令値全域に正規化する。この操作記憶位置1と操作記憶位置2で設定される範囲は相対距離や回転角や回転数などで設定するようにしてもよい。つまりこの範囲は絶対位置で設定されることに限定されるものではない。そのため、設定部105で設定した範囲外で反転操作した際には、操作範囲を相対的に図6中のX方向に動かし、反転操作があった位置を設定範囲端にする。これにより即座に反転操作をフォーカス操作指令値へ反映させる事ができる。
図6を参照しながら、具体的な動作を説明する。図6は設定部105を操作して、操作記憶位置を設定した時に出来る操作部材の操作量の有効範囲と反転動作時に有効範囲が動くことを示した図である。表示している縦軸の値は、フォーカス操作指令値の下限値(至近端)を0、上限値(無限遠端)を1000として正規化した例を示している。横軸Xは操作位置検出部102で読み込んだ操作部101の位置である。(a)は、設定部105で操作記憶位置1(X1)と操作記憶位置2(X2)を設定し、有効範囲外に操作位置があるときの図である。この時の操作として、ユーザは操作記憶位置2から1000に向けて順方向に操作部101を動かしている。操作部101の操作位置が設定範囲外にあるため、算出されるフォーカス操作指令値は1000(無限遠)となる。
(b)は、(a)の位置から反転方向に操作部101を動かした時の有効範囲を表している。反転した位置を基準とするように有効範囲を相対的に移動させる。つまり、操作部101の操作位置が有効範囲外にある場合に、範囲の方向に反転操作した時は反転操作位置を基準に有効範囲を相対的に移動させて、操作に即応性を与えることができる。
図7は指令値算出部103のフォーカス操作指令値算出処理を示すフローチャートである。操作部101の位置が有効範囲外となった場合において、操作部101の反転操作時に有効範囲を更新する手順を表している。
S301では、操作位置検出部102の信号を読み込み、操作部101の現在の位置を取得してS302へ進む。
S302では、モード切替え部108の状態から、操作記憶位置で形成される範囲を考慮してフォーカス操作指令値を計算する本機能の有効・無効判定を行い、無効の場合はS306へ進み、有効の場合はS303へ進む。
S303では、S301で得た現在の位置が、予めユーザによって設定部105より設定された有効範囲の最小値よりも小さいか否かを判別する。小さい場合はS305へ進み、等しいか大きい場合はS304へ進む。
S304では、S301で得た現在の位置が、予めユーザによって設定部105より設定された操作設定範囲の最大値よりも大きいか否かを判別する。大きい場合はS305へ進み、等しいか小さい場合はS307へ進む。
S305では、前回の操作部101の位置と比較して反転操作されたかどうかを判別する。反転動作されたと判断された場合はS306へ進み、反転動作がないと判断された場合はS307へ進む。
S306では、現在の位置を基準に有効範囲を相対的に操作位置方向に移動させることで範囲を更新する。より具体的には、至近側へ向けて操作部の動作が反転した場合は、その操作部の位置が無限遠側端の操作部の位置となるように、有効範囲を無限遠側に向けて移動させる。無限遠側へ向けて操作部の動作が反転した場合は、その操作部の位置が至近側端の操作部の位置となるように、有効範囲を至近端側に向けて移動させる。
S307では、操作部101の位置が有効範囲内であれば、実施例1のS104と同様に現在の操作部101の位置と、有効範囲を考慮した修正操作指令特性に基づきフォーカス操作指令値を算出する。操作部101の位置が有効範囲外であれば、実施例1のS105と同様に有効範囲の近い側の範囲端に対応するフォーカス操作指令値を算出結果とする(フォーカス操作指令値にリミットする)。
S308では、算出したフォーカス操作指令値を、デマンド通信部104を介してレンズ装置20側へ送信して終了する。
設定部105で操作記憶位置1と操作記憶位置2で位置を設定しているが、図11のように表示部107にて設定部105で行う設定に操作記憶位置は操作記憶角など回転角や回転数などを設定してもよい。また、フォーカス操作指令値としてフォーカス操作のための指令値を出力しているが、本発明はこれに限定されることはなく、不図示のアイリスやズームなどの指令値としてもよい。本実施例は、ストッパーの有無は関係なく使用することが可能である。以上のように、本機能が有効である場合には、ユーザの手首のストロークに合わせたフォーカス操作指令値を容易に設定可能となり、フォーカスを迅速に操作する事ができる。
次に、本発明の第4の実施例について、図8を用いて説明する。
図8は、実施例4における、レンズ装置のブロック図である。ただし、実施例1の図1と同等の部分については、同じ記号を付与している。
実施例4では、レンズ装置20側に設定部206、記憶部207、表示部208、モード切替え部209、レンズ操作部210、レンズ操作位置検出部211がそれぞれ構成されている。設定部206は設定部105、設定部206は記憶部106、表示部208は表示部107、モード切替え部209はモード切替え部108、レンズ操作部210は操作部101、レンズ操作位置検出部211は操作位置検出部102とそれぞれ同等のものである。また、モード切替え部209は駆動位置算出部202に、操作部101の位置と有効範囲を考慮した修正操作指令特性に基づきフォーカス操作指令値を算出するモードの有効・無効の情報を出力する。レンズ操作部210は電子リングなどのフォーカスを操作するための操作部101であり、レンズ装置20側のみでフォーカスレンズ204の操作を行える。操作記憶位置により決定される範囲から駆動位置算出部202でフォーカスレンズ204を駆動させるためのフォーカス操作指令値を算出する。設定部206で設定できる項目は実施例1〜3にある通り設定できる。
以上のように、本発明の実施例1〜3で説明したフォーカスデマンド10を使用しない場合においても、レンズ装置20側で実施例1〜3と同様にフォーカス操作指令値を算出することで、同様の効果を得ることができる。本実施例では、フォーカス操作指令値としてフォーカス操作のための指令値を出力しているが、フォーカス操作に限定されるものではなく、不図示のアイリスやズームなどの指令値としてもよい。
〔撮像装置に係る実施形態〕
図10は、撮像装置の構成例を示す図である。当該撮像装置は、以上に例示した操作装置(フォーカスデマンド)10と、光学装置(レンズ装置)20と、当該光学装置からの光(光像)を受ける撮像素子30aを有するカメラ装置(撮像部)30とを含んで構成されている。本実施形態に係る撮像装置によれば、例えば、操作部材の操作性の点で有利な撮像装置を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。例えば、以上では、光学装置の光学特性を変更するために可動の光学素子として、被写体距離を変更するために可動のレンズ(フォーカスレンズ)を例示した。しかしながら、当該光学素子は、それには限定されず、例えば、光学装置(レンズ装置)の焦点距離の変更(変倍)のために可動のレンズや、光学装置のF値(Fナンバー)または有効口径の調整のために絞り羽根が可動の絞り部材としうるものである。また、表示部107または208は、操作装置10内またはレンズ装置20内でなく、カメラ装置30内にあってもよい。当該表示部は、カメラ装置30内にある場合、例えば、カメラ装置のファインダにおけるものとしうる。
10・・・・フォーカスデマンド(操作装置)
101・・・・操作部
103・・・・指令値算出部(生成部)
105・・・・設定部

Claims (11)

  1. 光学装置の光学特性を変更するために可動の光学素子を制御するための操作装置であって、
    操作部材と、
    前記光学特性の変更範囲に対応する前記操作部材の操作量の有効範囲を可変に設定する設定部と、
    前記操作部材の操作量と、前記設定部により設定された前記有効範囲とに基づいて、前記制御のための指令値を生成する生成部と、
    を有することを特徴とする操作装置。
  2. 前記生成部は、前記操作量の変化に対する前記指令値の変化の比率を前記有効範囲の幅に反比例させるように、前記指令値を生成することを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
  3. 前記設定部は、前記変更範囲、前記指令値の変更範囲、または前記制御における制御量の変更範囲をさらに設定することを特徴とする請求項1または2に記載の操作装置。
  4. 前記有効範囲の一方の端は、前記操作部材の可動範囲の一方の端に対応することを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の操作装置。
  5. 前記端において前記操作部材の動きを機械的に制限する部材を有することを特徴とする請求項4に記載の操作装置。
  6. 前記生成部は、前記有効範囲内に前記操作量が収まっていない場合、前記指令値として、前記操作量に最も近い前記有効範囲内の操作量に対応する指令値を生成することを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか1項に記載の操作装置。
  7. 前記操作部材は、回転操作可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載の操作装置。
  8. 前記光学素子を含む光学装置と通信する通信部を有することを特徴とする請求項1乃至7のうちいずれか1項に記載の操作装置。
  9. 前記光学特性を被写体距離、焦点距離または有効口径として前記光学素子を制御するためのものであることを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか1項に記載の操作装置。
  10. 請求項1乃至9のうちいずれか1項に記載の操作装置と、
    前記操作装置により制御される可動の光学素子と、
    を含むことを特徴とする光学装置。
  11. 請求項10に記載の光学装置と、
    前記光学装置からの光を受ける撮像素子と、
    を含むことを特徴とする撮像装置。
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