JP2000282474A - 斜面安定化装置 - Google Patents

斜面安定化装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンカー間を連結するワイヤロープを斜面安
定化のために有効活用する。 【解決手段】 斜面に複数のアンカー11を一定の配列
で施工するとともに、各アンカー11の頭部に支圧板1
2を取り付けこれを締着して地盤に対する支圧力を与
え、かつ前記各アンカー11の頭部間をワイヤロープ1
3で連結する。その際、支圧板12の底板14の裏面に
下向き突出部15を固定してまたは固定せずに配置し、
この下向き突出部15に前記ワイヤロープ13を係合さ
せる。ワイヤロープ13に張力を与えると、ワイヤロー
プ13には、単なる水平方向の張力のみでなく、支圧板
の直下で下向きの張力が発生する。ワイヤロープ13
は、この下向きの張力により、地面を押し付けて土塊を
拘束する作用を生じ、良好な斜面安定効果を奏する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、斜面にアンカー
を施工し、アンカー頭部に支圧板を取り付け、アンカー
頭部間を頭部連結部材で連結してなる斜面安定化装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】斜面の安定化を図る斜面安定化工法とし
て、図12に示すように、斜面に複数のアンカー1を一
定の配列で施工するとともに、各アンカー1の頭部に支
圧板2を取り付けこれを締着して地盤に対する支圧力を
与え、かつ前記各アンカー1の頭部間をワイヤロープ3
等の頭部連結部材で連結する工法が知られている(特開
平10−88577号等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の工法におい
て、各アンカー1頭部間を連結するワイヤロープ3は、
斜面方向のすべり力に対する引き留め効果すなわち斜面
滑動時の引き留め効果を発揮するとともに、アンカー1
同士を一体化させる効果があり、斜面安定化に有効であ
る。しかし、このワイヤロープ3は地面を押さえる作用
は持たないので、斜面上の不安定な土塊の抜け出しに対
する抑止力とはならない。斜面安定の効果をさらに向上
させるためには、ワイヤロープ3にそのような土塊の抜
け出しに対する抑止力を持たせることができれば望まし
い。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、頭部連結部材に地面を押さえる力を発生させること
により、斜面方向のすべり力に対する引き留め効果のみ
でなく、斜面上の不安定な土壌の抜け出し防止効果も果
たすことができ、頭部連結部材による斜面安定の効果を
一層向上させることが可能な斜面安定化装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は、斜面に複数のアンカーを一定の配列で施工すると
ともに、各アンカーの頭部に支圧板を取り付けこれを締
着して地盤に対する支圧力を与え、かつ前記各アンカー
の頭部間を頭部連結部材で連結してなる斜面安定化装置
であって、前記支圧板の底板の裏面に下向き突出部を設
け、この下向き突出部に前記頭部連結部材を係合させた
ことを特徴とする。
【0006】請求項2は、請求項1における下向き突出
部が、概ね錐体形状をなし、中心部にアンカーを挿通さ
せるアンカー挿通穴を備えたことを特徴とする。
【0007】請求項3は、請求項1または2において、
下向き突出部に、前記頭部連結部材を係合させるための
係合部を設けたことを特徴とする。
【0008】請求項4は、請求項1または2において、
下向き突出部の外周に、前記頭部連結部材を係合させる
ための周溝を形成したことを特徴とする。
【0009】請求項5は、請求項1または2において、
下向き突出部に、前記頭部連結部材を係合させるための
下向き溝を有する係止部材を取り付けたことを特徴とす
る。
【0010】請求項6は、請求項1ないし5における下
向き突出部を支圧板の底板の裏面に固定したことを特徴
とする。
【0011】請求項7は、請求項2ないし5において、
下向き突出部を支圧板と別体に設け、かつ前記アンカー
挿通穴に、アンカーに形成したねじ部を螺合させるめね
じを形成したことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図11を参照して説明する。図11は本発明の一実施
形態の斜面安定化装置により斜面安定化工法を施工した
斜面の一部の平面図であり、その3本のアンカーの部分
のみを図1(イ)に拡大して示し、図1(ロ)に断面図
を示す。さらに、図1(ロ)の左側の支圧板部分の詳細
拡大図を図2に示し、図2のA−A断面図を図3に示
す。これらの図に示すように、本発明の斜面安定化装置
は、斜面に複数のアンカー11を一定の配列で施工する
とともに、各アンカー11の頭部に支圧板12を取り付
けこれを締着して地盤に対する支圧力を与え、かつ前記
各アンカー11の頭部間を例えばワイヤロープ13等の
頭部連結部材で連結してなる斜面安定化装置であって、
前記支圧板12の底板14の裏面に例えば概ね錐体状等
の下向き突出部15を設け、この下向き突出部15に前
記ワイヤロープ13等の頭部連結部材を係合させた構成
である。
【0013】実施形態の支圧板12は、図2、図3に示
すように、中央にアンカー挿通穴14aをあけ三箇所に
ワイヤ通し穴14bをあけた円形の底板14の上面中央
に補強用の筒体16を溶接固定し、かつ、この筒体16
から放射状の三方に補強用のリブ17を溶接固定した構
造である。なお、図2以外の支圧板の側面図では、便宜
的にリブ17を左右対象に図示している。そして、この
実施形態では、下向き突出部15を底板14の裏面に一
体固定している。この下向き突出部15は概ね円錐体状
をなしているが、底板14に一体固定される上部が円筒
状をなし、その下側に、ワイヤロープ13を係合させる
ための周溝15aを形成し、この周溝15aの下側は截
頭円錐状をなしている。
【0014】上記の下向き突出部15付き支圧板12を
用いて行う斜面安定化工法の施工手順を説明すると、ま
ず、施工対象の斜面において、図4(イ)に示すよう
に、アンカー11を、地盤18にあけたアンカー穴18
aに挿入し、アンカー穴18aにグラウト19を注入す
る。なお、実施形態のアンカー11は図2に示すように
外周にねじ11aを形成したアンカーボルトであり、ま
た、アンカー11の配列は、図11および要部拡大の図
1のように、各アンカー11が正三角形網目の交点に位
置するような配列としている。
【0015】次いで、図4(ロ)に示すように、アンカ
ー11の地上突出部に前記の下向き突出部15付きの支
圧板12を配置する。この場合、図2のようにアンカー
11を下向き突出部15の中心のアンカー挿通穴15b
および底板14のアンカー挿通穴14aに通す。次い
で、アンカー11の頭部に座金プレート20を介在させ
てナット21を螺合させ締め付けると、アンカー11に
引っ張り力が発生し、この引っ張り力により支圧板12
に地盤18に対する支圧力が与えられ、土塊を拘束する
作用すなわち斜面地盤の滑動を抑止する作用をする。こ
の時、概ね円錐体形状をなす下向き突出部15が土中に
押し込まれるので、支圧板12の下部に圧力球根が形成
されて、支圧力の地層への伝達が有効に行われ、当該支
圧板12による支圧効果が増大する。なお、23は保護
キャップである。
【0016】次いで、1本のワイヤロープ13を、図1
に示すような隣接する3箇所のアンカー11の頭部間を
連結するように引き回す。この場合、各アンカー11部
分においては、ワイヤロープ13を底板14のワイヤ通
し穴14bから底板14の裏面側に通し、下向き突出部
15の周溝15aに係合させた後、再び他のワイヤ通し
穴14bから底板14の上面側に引き出して、ワイヤロ
ープ13を下向き突出部15の周溝15aに係合させ
る。なお、ワイヤロープ13を下向き突出部15の周溝
15aに係合させるこの作業は、前述したアンカー11
の頭部のナット21の締め付けの前に行うと、その作業
は容易である。次いで、ワイヤロープ13の端部同士を
ターンバックル22で連結し、ターンバックル22を締
め付けて、ワイヤロープ13を緊張させる。なお、図4
(ハ)は図1(ロ)の左側のアンカー11の部分のみを
示している。上記の作業を3本のアンカー11部分毎に
繰り返して、斜面全体に施工する。
【0017】上記のようにワイヤロープ13に緊張を与
えると、ワイヤロープ13は、アンカー11間を連結し
て斜面滑動時の引き留め効果を発揮する作用やアンカー
11どうしを一体化させるという作用だけでなく、すな
わちアンカー11の本来の機能を高める作用だけでな
く、それ自体で地面を押し付けて土塊を拘束する作用を
生じ、斜面安定化を促進する作用を生じる。すなわち、
アンカー11間のワイヤロープ13は、単なる水平方向
の張力のみでなく、アンカー11沿いの下向きの張力で
アンカー11間を連結するので、このワイヤロープ13
には、地面を押し付ける力が有効に作用し、土塊を拘束
するために有効である。特に、樹木のない裸地の斜面の
場合は、樹木の根系の斜面滑動抑止作用がないので、支
圧板12から離れた個所で局所的な土塊移動が起きやす
いといえるから、ワイヤロープ13による中間領域の地
面押さえ付けは、斜面安定化に有効である。
【0018】図5に他の実施形態を示す。この実施形態
は、支圧板12'と下向き突出部15'とを別体にし、か
つ、アンカー11を通すアンカー挿通穴として、アンカ
ー11のねじ部11aに螺合するめねじ15'cを形成
した場合のものである。この場合、前記と同様にアンカ
ー11を打設し(図5(イ))た後、下向き突出部1
5'のみをアンカー11の頭部に配置するが、下向き突
出部15'の中心のめねじ15'cをアンカー11のねじ
部11aに螺合させ、この下向き突出部15'をさらに
回して、図5(ロ)のように土中に押し込む。このよう
に、下向き突出部15を支圧板12とは別に単独で土中
に押し込むことができるので、この土中への押し込み作
業が容易である。次いで、図5(ハ)のようにワイヤロ
ープ13を、前記とどうように隣接する3箇所のアンカ
ー11部分における下向き突出部15'の周溝15'aに
係合させ、ターンバックル22で張力を与えた後、支圧
板12'をアンカー11の頭部に取り付け、アンカー1
1に引っ張り力を与える。図5に示した施工法でも、前
述と同様な効果、すなわち、下向き突出部15'の土中
押し込みによる支圧効果の増大、および、ワイヤロープ
13の下向き張力による土塊拘束の効果が得られる。
【0019】本発明における下向き突出部は、上述の形
状に限らず、図6〜図10に示すように種々変形するこ
とができる。図6の下向き突出部15Aは、円錐体状で
なく、円筒体に周溝15Aaを形成したものである。図
7の下向き突出部15Bは、支圧板12の底板14に接
続する部分から直ちに円錐状となる形状であり、また、
下縁側が段差状をなす周溝15Baを形成したものであ
る。図8に示した下向き突出部15Cは、やや外側に膨
らんだ円錐体の外周に、上向きのくぼみとなる溝15C
aを形成したものである。この場合、周方向に連続する
周溝でなく、上方に引き出されるワイヤロープ13が通
る切り欠き15Ccを設けるとよい。図示例では周方向
に4つの溝15Caを形成している。図9に示した下向
き突出部15Dは、円錐体の外周に逆U字形の金具15
Ddを取り付けたものである。図示例では、周方向に間
隔をあけた4箇所に取り付けている。また、逆U字形の
金具に限らず、下向き溝を有する係止部材であればよ
い。なお、頭部連結部材を係合させるために下向き突出
部に設ける係合部は、上記以外にも種々考えられる。
【0020】上述の各実施形態の下向き突出部15、1
5'、15A、15B、15C、15Dはいずれも、支
圧板12の底板14の底面中央に設け、その中心部にア
ンカー11を通す構造であるが、図10に示した下向き
突出部15Eのように、支圧板12の底板14の中心か
ら離れた位置に例えば棒状部材を固定して構成すること
もできる。要するに、本発明における下向き突出部は、
これに係合されるワイヤロープ13に下向きの張力を発
生させられるように、ワイヤロープ13を下向き状態で
連結することができる構造のものであればよい。
【0021】上記の実施形態は、アンカー11を正三角
形をなす配置で打設したが、アンカー11の配列自体は
特に制限はなく、任意である。また、ワイヤロープ13
で連結するアンカー11の選択の仕方も、実施形態のよ
うに正三角形状に隣接する3本のアンカー11を1本の
ワイヤロープ13で連結する場合に限らず、適宜変更す
ることができる。
【0022】また、ワイヤロープ13に緊張力を与える
手段は、上述のターンバックル22に限らず、適宜の手
段を採用できる。また、実施形態では頭部連結部材とし
て、ワイヤロープ13を用いたが、例えば棒鋼等を利用
することも可能である。要するに、アンカー11の頭部
間を連結でき、かつ、下向き突出部15に連結される部
分に下向き張力が発生して、地表面を下向きに押さえ付
ける力を発生させられるものであればよい。
【0023】また、上述の実施形態は、アンカー111
が正三角形網目の交点に位置するような配列であるが、
図12のように格子状網目の交点に位置するような配列
でもよく、アンカーの配列の態様自体は任意である。
【0024】また、アンカーは、実施形態のようにアン
カー穴を掘削しアンカー11を挿入した後グラウトを注
入する方法でもよいし、打ち込み機による衝撃力でアン
カー11を地盤に打ち込む方法でもよい。
【0025】また、本発明において、頭部連結部材は、
ワイヤロープに限らず、樹脂製ロープでもよく、さらに
は帯状のものであってもよい。また、部分的にロッドを
介在させてもよい。
【0026】また、支圧板の構造は特に限定されるもの
ではなく、例えば、底板は四角形その他の形状でもよ
い。また、鋼板製に限らない。要するに、アンカーに作
用する引っ張り力を支圧力として地盤に伝達できるもの
であればよい。また、本発明が対象とする斜面は特に限
定されず、自然斜面および人工斜面のいずれにも適用可
能である。人工斜面としては、例えば、自然斜面の表層
を切り取った裸地の斜面、あるいは切り土斜面等であ
る。
【0027】
【発明の効果】本発明の斜面安定化装置によれば、アン
カー間を連結する頭部連結部材を支圧板の底板の裏面に
設けた下向き突出部に係合させることで、この頭部連結
部材には単なる水平方向の張力のみでなく、支圧板の直
下で下向きの張力を発生させることができ、したがっ
て、この頭部連結部材は、アンカーの本来の機能を高め
る作用だけでなく、それ自体で地面を押し付けて土塊を
拘束する作用を生じ、良好な斜面安定効果を奏する。特
に、樹木のない裸地の斜面の場合に好適である。
【0028】請求項2のように、下向き突出部を概ね錐
体形状とした時は、この下向き突出部を土中に押し込む
ことにより、支圧板の下部に圧力球根が形成されて、支
圧板圧力の地層への伝達が有効に行われ、当該支圧板に
よる支圧効果が増大する。
【0029】請求項3のように、下向き突出部の外周に
周溝を形成すると、当該下向き突出部に頭部連結部材を
係合させる作業がきわめて簡単である。また、請求項4
のように、下向き突出部の外周に逆U字形の金具を取り
付ける構成でも、頭部連結部材を係合させる作業は容易
である。
【0030】請求項5によれば、下向き突出部が支圧板
に一体固定されているので、取り扱いが容易である。請
求項6によれば、下向き突出部が単独の状態でこれに頭
部連結部材を係合させることができるので、頭部連結部
材を係合させる作業は容易であり、またアンカーに螺合
する下向き突出部は、回転させるだけで土中に押し込む
ことができるので、その押し込む作業は容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の斜面安定化装置の一実施形態を示すも
ので、(イ)は3本のアンカー部分のみを示した平面
図、(ロ)は同断面図である。
【図2】図1(ロ)の左側のアンカー部分の詳細拡大図
である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】上記の斜面安定化装置による斜面安定化工法の
手順を説明する図であり、(イ)、(ロ)、(ハ)の手
順で施工される。
【図5】上記の斜面安定化装置において下向き突出部が
支圧板と別体である場合の斜面安定化装置による斜面安
定化工法の手順を説明する図であり、(イ)、(ロ)、
(ハ)、(ニ)の手順で施工される。
【図6】本発明の斜面安定化装置における下向き突出部
の他の実施形態を示すもので、下向き突出部付き支圧板
の側面図である。
【図7】本発明の斜面安定化装置における下向き突出部
のさらに他の実施形態を示すもので、下向き突出部付き
支圧板の側面図である。
【図8】本発明の斜面安定化装置における下向き突出部
のさらに他の実施形態を示すもので、下向き突出部付き
支圧板の側面図である。
【図9】本発明の斜面安定化装置における下向き突出部
のさらに他の実施形態を示すもので、下向き突出部付き
支圧板の側面図である。
【図10】本発明の斜面安定化装置における下向き突出
部のさらに他の実施形態を示すもので、下向き突出部付
き支圧板の側面図である。
【図11】上記の斜面安定化装置による斜面安定化工法
を施工した斜面の一部の平面図である。
【図12】従来の斜面安定化工法を説明する平面図であ
る。
【符号の説明】
11 アンカー 12 支圧板 13 ワイヤロープ(頭部連結部材) 14 底板 15、15'、15A、15B、15C、15D 下
向き突出部 15a 周溝 15b アンカー挿通穴 16 筒体 17 リブ 18 地盤 18a アンカー穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 孝人 東京都保谷市新町1−4−2−705 Fターム(参考) 2D044 DB00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 斜面に複数のアンカーを一定の配列で施
    工するとともに、各アンカーの頭部に支圧板を取り付け
    これを締着して地盤に対する支圧力を与え、かつ前記各
    アンカーの頭部間を頭部連結部材で連結してなる斜面安
    定化装置であって、 前記支圧板の底板の裏面に下向き突出部を設け、この下
    向き突出部に前記頭部連結部材を係合させたことを特徴
    とする斜面安定化装置。
  2. 【請求項2】 前記下向き突出部は、概ね錐体形状をな
    し、中心部にアンカーを挿通させるアンカー挿通穴を備
    えたことを特徴とする請求項1記載の斜面安定化装置。
  3. 【請求項3】 前記下向き突出部に、前記頭部連結部材
    を係合させるための係合部を設けたことを特徴とする請
    求項1または2記載の斜面安定化装置。
  4. 【請求項4】 前記下向き突出部の外周に、前記頭部連
    結部材を係合させるための周溝を形成したことを特徴と
    する請求項1または2記載の斜面安定化装置。
  5. 【請求項5】 前記下向き突出部に、前記頭部連結部材
    を係合させるための下向き溝を有する係止部材を取り付
    けたことを特徴とする請求項1または2記載の斜面安定
    化装置。
  6. 【請求項6】 前記下向き突出部を支圧板の底板の裏面
    に固定したことを特徴とする請求項1ないし5記載の斜
    面安定化装置。
  7. 【請求項7】 前記下向き突出部を支圧板と別体に設
    け、かつ前記アンカー挿通穴に、アンカーに形成したね
    じ部を螺合させるめねじを形成したことを特徴とする請
    求項2ないし5記載の斜面安定化装置。
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