JP2000280510A - サーマルプリンタの濃度むら補正方法及びサーマルプリンタ - Google Patents

サーマルプリンタの濃度むら補正方法及びサーマルプリンタ

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JP2000280510A
JP2000280510A JP9485399A JP9485399A JP2000280510A JP 2000280510 A JP2000280510 A JP 2000280510A JP 9485399 A JP9485399 A JP 9485399A JP 9485399 A JP9485399 A JP 9485399A JP 2000280510 A JP2000280510 A JP 2000280510A
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temperature
heating element
time difference
heating elements
correction
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JP9485399A
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English (en)
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Koji Fukuda
浩司 福田
Nobuo Katsuma
伸雄 勝間
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各発熱素子の抵抗値のばらつきに起因するす
じ状の濃度むらの発生を抑える。 【解決手段】 印画可能な設定温度に達するまでの経過
時間tij(iは1〜n、jはy,m,c)を、各発熱
素子R1〜Rn毎にカウンタ71により求める。これら
の経過時間tijと基準となる発熱素子の経過時間ts
jとの差Δtijを、システムコントローラ35で求め
る。時間差Δtijとしたときに、この時間差Δtij
から補正温度を求める係数kjを予め求めておく。この
補正係数kjを時間差Δtijに乗じて、補正温度kj
・Δtijを求める。この補正温度kj・Δtijを、
基準発熱素子に対する目標濃度温度TOに加えて、対象
となる発熱素子の目標濃度補正温度TCijを求める。
この求めた目標濃度補正温度TCijとなるように、各
発熱素子R1〜Rnの温度を温度検知回路22により検
知しながら駆動する。目標濃度補正温度TCijになっ
たときに、対応する発熱素子の駆動を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルプリンタ
の濃度むら補正方法及びサーマルプリンタに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】サーマルプリンタには、インクフイルム
を使用する熱転写プリンタと、感熱記録材料を直接に加
熱して画像を記録する感熱プリンタとがある。
【0003】例えば、カラー感熱プリンタでは、マゼン
タ感熱発色層,シアン感熱発色層,イエロー感熱発色層
が支持体上に順次層設されたカラー感熱記録紙が用いら
れる。このカラー感熱記録紙では、各感熱発色層を選択
的に発色させるために、各感熱発色層の発色熱エネルギ
ー(mJ/mm2 )が異なっており、深層の感熱発色層
ほど発色熱エネルギーが大きくなっている。また、次の
感熱発色層を熱記録する際に、その上にある記録済みの
感熱発色層が再度発色しないように、この記録済みの感
熱発色層に特有な電磁波を照射して光定着が行われる。
【0004】サーマルヘッドには、多数の発熱素子(抵
抗素子)がライン状に配列されており、1色の画像を1
ラインずつ記録する。この1ラインを記録する場合に
は、各発熱素子は、目標とする濃度が得られる温度(以
下、単に目標濃度温度という)になるように駆動され、
これにより感熱記録材料の該当する感熱発色層が感熱発
色する。
【0005】ところで、特開平8−169133号公報
には、図2に示すように、発熱温度により抵抗値が変化
する抵抗体を発熱素子として用い、比較的安価な汎用の
集積回路を複数個使用した制御回路により、きめ細かい
発熱制御を行うようにしたサーマルヘッド装置が提案さ
れている。
【0006】図3はこのサーマルヘッド装置の電気回路
図である。サーマルヘッド10には、電気抵抗体からな
る多数の発熱素子R1〜Rnがライン状に並べてあり、
これにより発熱素子アレイ11が構成されている。発熱
素子R1〜Rnは電気抵抗の温度依存性が大きなクロム
・アルミ系合金薄膜からなる抵抗体が用いられている。
また、発熱素子アレイ11の近くで基板上には、集積回
路からなる発熱素子ドライバ12が配置されている。こ
の発熱素子ドライバ12は、各発熱素子R1〜Rnを駆
動して所望の温度に発熱させ、これにより記録紙を所望
の濃度で発色させる。発熱素子ドライバ12は、シフト
レジスタ13、ラッチ回路14、ゲート回路15、トラ
ンジスタQ1〜Qnから構成されており、シフトレジス
タ13にセットされた各発熱素子R1〜Rn毎の駆動デ
ータに基づき、ラッチ回路14、ゲート回路15を介し
て、トランジスタQ1〜Qnをオンオフ制御して、各発
熱素子R1〜Rnに電力を供給する。
【0007】発熱素子ドライバ12にはヘッド制御回路
20が接続されている。ヘッド制御回路20は、印画駆
動シーケンスと温度検知シーケンスを交互に行って、目
標濃度温度に達した発熱素子R1〜Rnの駆動を順に止
めていく。そして、全ての発熱素子R1〜Rnが目標濃
度温度に達した後は、次のラインの印画データ(画像デ
ータ)に基づく目標濃度温度がレジスタ21に書き込ま
れ、この新たなデータに基づき印画駆動シーケンスと温
度検知シーケンスとを交互に繰り返す。
【0008】このため、ヘッド制御回路20は、レジス
タ21と、温度検知回路22と、切り替えスイッチ23
と、比較器24と、発熱駆動データ発生部25とを備え
ている。レジスタ21には、1ライン分の発熱素子の印
画データに応じて求められた目標濃度温度が記憶され
る。温度検知回路22は、温度検出用抵抗器30と、増
幅器31と、A/D変換器32とから構成されており、
各発熱素子R1〜Rnの温度変化を温度検知用抵抗器3
0の電圧変化として検出する。そして、この電圧変化を
増幅器31を介して増幅した後に、A/D変換器32で
デジタル数値化する。このデジタル数値化された検知温
度データは、比較器24に入力される。
【0009】切り替えスイッチ23は、各発熱素子R1
〜Rnの個別端子に接続され、システムコントローラ3
5からの駆動・検知切替信号によりオンオフ制御され
る。そして、オン時には各発熱素子R1〜Rnを接地さ
せる。また、オフ時には各発熱素子R1〜Rnを温度検
知用抵抗器30に接続させる。比較器24は、目標濃度
温度Aと検知温度データBとを比較して、目標濃度温度
Aが検知温度データBよりも大きいときに「1」を出力
する。
【0010】発熱駆動データ発生部25は、アンドゲー
ト40と、スイッチ41,42と、シフトレジスタ4
3,44とから構成されている。スイッチ41,42
は、印画開始データと比較結果データとを選択的にシフ
トレジスタ13に送るためのものであり、このスイッチ
41,42を切り替えることで、印画開始時には、シフ
トレジスタ13に全ての発熱素子が駆動される「1」の
データが送られる。
【0011】また、印画開始後の温度検知シーケンス後
は、温度検知データと目標濃度温度との比較に基づき、
未だ目標濃度温度に達していない発熱素子のみが発熱駆
動されるデータがシフトレジスタ44に記憶される。そ
して、全ての発熱素子についてこれらの比較が終了し駆
動データが得られると、このシフトレジスタ44のデー
タがシフトレジスタ13に送られ、これにより新たに発
熱駆動シーケンスが行われる。
【0012】以下、同様にして、温度検知シーケンスと
発熱駆動シーケンスとが交互に繰り返されて、全ての発
熱素子R1〜Rnが目標濃度温度に達するまで行われ
る。そして、全ての発熱素子R1〜Rnが目標濃度温度
に達すると、次のラインの目標濃度温度がレジスタ21
に新たに書き込まれ、これに基づき次のラインの記録が
行われる。以下、同様にして、各ラインが記録されてい
き、1フレーム分の画像が熱記録される。
【0013】フルカラー画像を記録する場合には、まず
最上層のイエロー感熱発色層が熱記録され、次にイエロ
ー感熱発色層に特有な紫外線などを照射して、これを光
定着させる。次に、同様にして1フレーム分のマゼンタ
画像の熱記録と光定着とが行われる。最後に、1フレー
ム分のシアン画像が熱記録される。これにより三色面順
次記録でフルカラー画像が得られる。なお、各感熱発色
層の印画のための熱エネルギは、下層になるほど高くな
る。このため、ゲート回路15に入力されるストローブ
パルスの幅は、図4に示すように、イエロー、マゼン
タ、シアンの順に長くされ、しかも発色濃度が高くなる
ほどに長くされる。
【0014】シフトレジスタ43には、シフトレジスタ
13の内容が各発熱駆動シーケンス毎に書き込まれる。
そして、このシフトレジスタ43の内容と比較器からの
内容とのアンドをとることにより、温度降下して、比較
器の出力が「1」に変化した発熱素子が再度駆動される
ことがないようにしている。これにより、冷えた発熱素
子に対しては、再度同一のラインでは加熱駆動されるこ
とがなくなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】図5は、通電による発
熱素子の温度変化の様子を示すグラフである。感熱記録
紙を用いる場合には、発色が生じ始める下限温度TLが
あり、この下限温度TLは発色媒体の特性に依存する。
そして、媒体温度Tmが下限温度TLを超えている時間
が長い程、発色量は増える。また、媒体温度Tmと下限
温度TLとの温度差が大きい程、単位時間当たりの発色
量は多くなる。このため、モデル的には、図5のハッチ
ング部分の面積S1が発色濃度に比例すると考えられ
る。
【0016】そして、通電による発熱素子の温度上昇
は、印加電力が大きいときに大きくなる。上記サーマル
ヘッド装置では、各発熱素子R1〜Rnには同一電圧が
印加されるが、サーマルヘッド10内の各発熱素子R1
〜Rnは各発熱素子毎に製造誤差があるため、それぞれ
抵抗値が異なる。このため、同一温度からある温度まで
の到達時間は抵抗値が低いほど速くなる(Q=V2
R)。したがって、所望の目標濃度温度TOに到達した
時点で発熱素子へのエネルギー供給を停止する方式の上
記のサーマルプリンタでは、図6に示すように、目標濃
度温度TOが同じであっても、到達時間t1,t2が異
なるため、ハッチング部の面積S1,S2が異なり、結
果として得られる発色濃度は異なってしまう。これによ
り、すじ状の濃度むらや色むらが発生する。なお、この
すじ状のむらは、感熱記録紙を用いた感熱記録方式のみ
ならず昇華型熱転写方式などであっても発生する。
【0017】本発明は上記課題を解決するためのもので
あり、各発熱素子の製造誤差による抵抗値のばらつきに
起因する濃度むら等の発生を抑えるようにしたサーマル
プリンタの濃度むら補正方法及びサーマルプリンタを提
供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のサーマルプリンタの濃度むら補正方
法では、電気抵抗値が温度に依存して変化する抵抗体を
発熱素子として複数個並べて設けた発熱体と、前記発熱
素子の抵抗値変化からその発熱素子温度を検知する温度
検知回路と、前記発熱素子を発熱駆動するとともに、印
画データに基づき設定された目標濃度温度に達した発熱
素子に対して熱エネルギの供給を停止する発熱駆動回路
とを備え、印画データに基づき記録材料に画像を記録す
るサーマルプリンタの濃度むら補正方法において、各発
熱素子を所定の電圧で個別に駆動して印画可能な設定温
度に達するまでの経過時間を各発熱素子毎に求め、これ
らの経過時間と基準となる経過時間との差を検出し、こ
の差を記憶しておき、前記記憶された各発熱素子毎の時
間差を用いて前記目標濃度温度に対する補正量を算出
し、この補正量により目標濃度温度を補正している。
【0019】なお、経過時間差を記憶する代わりに、こ
の経過時間差を用いて算出した補正量を各発熱素子毎に
記憶してもよい。また、発熱素子を蓄熱の影響が出ない
ように複数のグループに分けて、前記時間差を検出する
ことが好ましい。更に、補正係数kを記憶しておき、前
記時間差をΔtとしたときに、前記補正係数kを時間差
Δtに乗じて補正温度k・Δtを求め、この補正温度k
・Δtを目標濃度温度TOに加えて、対象となる発熱素
子の目標濃度補正温度TCを求めることが好ましい。ま
た、プリントする色や目標濃度温度によって異なる補正
係数kを設定することが好ましい。
【0020】請求項7記載のサーマルプリンタでは、各
発熱素子を個別に駆動して印画可能な設定温度に達する
までの経過時間と、基準となる経過時間との差を各発熱
素子毎に時間差として記憶した時間差記憶手段と、前記
基準となる経過時間における目標濃度温度に対する補正
量を前記時間差に基づき求める手段と、求めた補正温度
で補正された目標濃度温度を前記発熱駆動回路に設定す
る目標濃度温度設定手段とを備えている。
【0021】なお、前記各発熱素子を個別に駆動して印
画可能な設定温度に達するまでの経過時間を各発熱素子
毎に検出する経過時間検出手段と、この経過時間検出手
段からの各経過時間と基準となる経過時間との差から各
発熱素子毎の時間差を検出する時間差検出手段と、この
時間差検出手段で検出した時間差を前記時間差記憶手段
に書き込む時間差書込手段を備えることが好ましい。ま
た、補正係数kを記憶した補正係数記憶手段と、前記時
間差をΔtとしたときに、前記補正係数kを時間差Δt
に乗じて補正温度k・Δtを求め、この補正温度k・Δ
tを目標濃度温度TOに加えて、対象となる発熱素子の
目標濃度補正温度TCを求める手段とから、前記目標濃
度温度設定手段を構成することが好ましい。前記時間差
検出手段は組立終了後、又は修理後、又はヘッドキャリ
ブレーションモード起動時に時間差を検出し、これを前
記時間差書込手段により前記時間差記憶手段に書き込ん
で、これを更新することが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】図7は、本発明で用いるカラー感
熱記録紙(以下、単に記録紙という)50の層構造を示
している。記録紙50は、周知のカラー感熱記録材料か
ら構成されており、ベース部材51に対して、シアン、
マゼンタ、イエローの各感熱発色層52,53,54、
及び透明な保護層55が順に層設されている。シアン感
熱発色層52は、深層にあるため熱感度が最も低く、図
4に示すように、比較的大きな熱エネルギを与えとき
に、シアンに発色する。マゼンタ感熱発色層53は、熱
感度が中程度であり、加熱によりマゼンタに発色する。
イエロー感熱発色層54は、表面側にあるため熱感度が
最も高く、比較的に小さな熱エネルギを与えた時にイエ
ローに発色する。
【0023】また、各感熱発色層52〜54の間には、
熱感度を調整するための中間層56,57が設けられて
いる。また、ベース部材51の裏面にはバック層58が
設けられている。なお、各感熱発色層52〜54の順番
は入れ換えてもよい。保護層55はPVA(ポリビニル
アルコール)を主剤とする透明な樹脂層であり、各感熱
発色層52〜54に傷が付いたりするのを防止する。
【0024】イエロー感熱発色層54とマゼンタ感熱発
色層53とは、その下層になる感熱発色層を発色記録す
る際に、未発色の発色成分が発色することがないよう
に、電磁線による定着性が与えられている。すなわち、
マゼンタ感熱発色層53は、最大吸収波長が約365n
mであり、この波長域の紫外線が照射されると、発色能
力が消失する。イエロー感熱発色層54は、最大吸収波
長が約420nmであり、この波長域の紫色可視光線に
よって発色能力が消失する。
【0025】図8は、本発明のカラー感熱プリンタ60
を示す概略図である。給紙カセット61から給紙ローラ
62の回転により給紙されたカラー感熱記録紙50は、
プリントステージ63に送られる。プリントステージ6
3には、記録紙50の搬送路に沿って、サーマルヘッド
10、プラテンローラ64、搬送ローラ対65、定着器
66が配置してある。プラテンローラ64は、記録紙5
0をサーマルヘッド10の発熱素子アレイ11に圧着さ
せる。搬送ローラ対65は、記録紙50を往復動させ
る。
【0026】この搬送ローラ対65による記録紙50の
矢印P方向への送りに同期させて、サーマルヘッド10
の各発熱素子R1〜Rnが駆動されることで、記録紙5
0の各感熱発色層52〜54を感熱発色させる。定着器
66は、イエロー定着ランプ67及びマゼンタ定着ラン
プ68を備えている。そして、イエロー記録時に、イエ
ロー定着ランプ67を点灯させて、イエロー感熱発色層
54を光定着する。また、マゼンタ記録時に、マゼンタ
定着ランプ68を点灯させて、マゼンタ感熱発色層53
を光定着する。
【0027】図1は、本発明のサーマルプリンタ10の
サーマルヘッド駆動回路を示している。基本的には先に
説明した図3に示すものと同一であり、同一構成部材に
は同一符号が付してある。そして、本実施形態では、カ
ウンタ71を新たに設け、これにより所望の目標濃度温
度に至るまでの時間を測定する。なお、カウンタ71は
ハードウエアとして構成する代わりに、システムコント
ローラ35によりソフト的に構成してもよい。
【0028】カウンタ71には、クロックパルスと比較
器24の出力とが入力される。そして、図9に示すよう
に、カウンタ71は、測定対象の発熱素子R1〜Rnの
駆動開始から比較器24の出力が「1」から「0」に変
化するまで、クロックパルス数をカウントすることによ
り、その経過時間ti (i =1〜n)を検出する。
【0029】この経過時間ti を求める処理は、レジス
タ21に基準値としての目標濃度温度をセットして行
う。この目標濃度温度としては、図12に示すように、
イエロー感熱発色層を中間濃度で発色させる温度T1,
マゼンタ感熱発色層を中間濃度で発色させる温度T2,
シアン感熱発色層を中間濃度で発色させる温度T3を用
いる。なお、中間濃度を用いる他に、各色の最大濃度や
その他の適宜濃度を用いてもよい。
【0030】先ず、イエロー用の中間濃度発色温度T1
を基準値としてレジスタ21に設定し、各発熱素子R1
〜Rnを個別に駆動し、各発熱素子について経過時間t
ij( i は各発熱素子を区別する添字で1〜n,jは各
色を識別する添字でy,m,c)を求める。例えば第1
発熱素子R1の経過時間t1yを求めるときには、第1
発熱素子R1のみを駆動するデータを端子72に送り、
端子73に入力されたセレクト信号により、スイッチ4
1,42を切り換えて、シフトレジスタ13にこの駆動
データをセットする。次の発熱素子R2の経過時間t2
yを求めるときには、同様にして第2発熱素子R2のみ
を駆動するデータをシフトレジスタ13に送る。なお、
次の発熱素子の経過時間の測定は、蓄熱の影響がでない
ように、先に測定した発熱素子が十分に冷えて常温状態
に戻った状態で行う。
【0031】このようにして、残りの全ての発熱素子R
3〜Rnに対して経過時間t3y〜tnyを求める。こ
れらの経過時間tiyは、各発熱素子R1〜Rn毎に対
応付けされてシステムコントローラ35のメモリ75に
書き込まれる。次に、各発熱素子R1〜Rnの経過時間
tiyから基準となる発熱素子を用いたときの経過時間
tsyを引いた経過時間差Δtiy(=tiy−ts
y)を求める。この時間差Δtiyは、各発熱素子毎に
対応付けられてメモリ75に書き込まれる。次に、同じ
ようにして、マゼンタ用の中間濃度発色温度T2をレジ
スタ21に設定し、各発熱素子R1〜Rnを個別に駆動
し、各発熱素子について経過時間timを求める。そし
て、同じようにして、経過時間timから経過時間差Δ
timを求め、これをメモリ75に書き込む。同様にし
て、シアン用の中間濃度発色温度T3をレジスタ21に
設定し、各発熱素子について経過時間tic,経過時間
差Δticを求め、経過時間差Δticをメモリ75に
書き込む。
【0032】プリント処理では、図10に示すように、
印画データ及び前記時間差Δtijに基づき目標濃度補
正温度TCijを求める。まず、図11に示す印画デー
タGと目標濃度温度TOとの関係に基づき、印画データ
Gから目標濃度温度TOを求める。この印画データGと
目標濃度温度TOとの関係は、感熱記録紙50の発色特
性に応じて、基準となる抵抗値を有する基準発熱素子を
基準とし、予め求められている。基準発熱素子は、各発
熱素子の平均抵抗値を用いる他に、設計抵抗値などを用
いてもよい。または、発熱素子R1〜Rn内の任意のも
のを基準発熱素子としてこれの抵抗値を用いてもよい。
なお、図11に示すものは一例であり、この特性は感熱
記録紙50の発色特性に応じて変化する。
【0033】次に、時間差Δtijに、予め求められて
いる補正係数kjを乗じて、補正量kj・Δtijを求
める。そして、この補正量kj・Δtijを目標濃度温
度TOに加えて、目標濃度補正温度TCij(=TO+
kj・Δtij)を求める。
【0034】求めた目標濃度補正温度TCijは、レジ
スタ21に書き込まれる。そして、前述したように、こ
の目標濃度補正温度TCijに達するまで、各発熱素子
R1〜Rnを駆動して、熱記録を行う。1ライン分の熱
記録が終了すると、次のラインの目標濃度補正温度TC
ijがレジスタ21に書き込まれ、以下同様にして各ラ
インが順次熱記録される。
【0035】前記補正係数kj(j=y,m,c)は次
のようにして求められる。まず、一定濃度となる基準目
標温度T1で各発熱素子R1〜Rnを発熱駆動させて、
一定濃度となるイエローのベタプリントを行う。次に同
一記録エリアに対して、基準目標温度T2で各発熱素子
R1〜Rnを発熱駆動させて、一定濃度となるマゼンタ
のベタプリントを行う。更に、同一記録エリアに対し
て、基準目標温度T3で各発熱素子R1〜Rnを発熱駆
動させて、一定濃度となるシアンのベタプリントを行
う。この三色面順次記録により、グレーのベタプリント
が得られる。
【0036】得られたテストプリントの各画素を濃度計
で各色毎に測定し、この濃度測定値に応じて目標温度を
変えて、これに基づき再度プリントを行う。このような
テストプリントを数回繰り返して、均一濃度のグレーが
得られる補正値を求める。そして、この補正値と前記経
過時間差Δtijとの関係に基づき、前記補正係数kj
を決定する。なお、グレーのベタプリントの他に、イエ
ロー、マゼンタ、シアンの各ベタプリントを個別に作成
して、補正係数kjを求めてもよい。
【0037】図12は、各色及び各階調における目標濃
度温度と、印画データとの関係を示している。既に説明
したように、イエロー感熱発色層は、表層側にあるの
で、発色のための印加熱エネルギーは小さくてよく、マ
ゼンタ,シアンの発色層の順に、印加熱エネルギーが大
きくなる。本実施形態では、各色の補正係数kjを求め
るために、目標濃度温度T1,T2,T3は各色の中間
濃度(256階調の印画データの127階調レベル)を
用いている。
【0038】図13は、目標濃度温度T1,T2,T3
での2個の発熱素子A,Bによる加熱・冷却特性を示す
グラフである。S1Aは、発熱素子Aが目標濃度温度T
1になるための印加熱エネルギーに対応する面積であ
り、S1Bは同じ条件での発熱素子Bのものである。ま
た、S2A、S2Bは、目標濃度温度T2の場合の各発
熱素子A,Bのものであり、S3A、S3Bは、目標濃
度温度T3の場合の各発熱素子A,Bのものである。
【0039】図14は、各目標濃度温度T1,T2,T
3のときの、各面積比(SA/SB)を示しており、各
目標濃度温度T1,T2,T3の間は線形補間してい
る。図15は、図14の関係などから求めた、各目標濃
度温度での補正係数kの一例を示している。
【0040】このようにカラー感熱記録材料を含め、色
によって、同じ中間濃度でも目標濃度温度が異なる記録
材料の場合には、色毎に補正係数を求めておき、色に応
じて対応する補正係数を用いることが必要である。
【0041】また、同一色の中でも、目標濃度温度が変
わると、最適な補正係数が異なるので、各目標濃度温度
(又は印画階調)毎に補正係数を求めておき、それをテ
ーブル又は補間できる状態でメモリに記憶しておき、各
目標濃度温度で補正係数を変えて(すなわち印加熱エネ
ルギーの補正量を変えて)プリントすることが好まし
い。ただし、一般に同一色の中では補正係数の違いは僅
かであり、中間調濃度域で求めた補正係数koのみで、
補正を行っても実用上それほど問題にならない。
【0042】なお、上記実施形態では、経過時間差Δt
ijをメモリ75に記憶したが、この他に、Δtijに
補正係数kjを乗じた補正量kj・Δtijを各発熱素
子R1〜Rnに対応付けてメモリ75に記憶してもよ
い。
【0043】上記実施形態では、蓄熱の影響を無くすた
めに、各発熱素子の駆動後の冷却時間を十分にとって、
次の発熱素子を駆動しているが、これに代えて、蓄熱の
影響が無くなるほど離れた発熱素子を次に駆動する発熱
素子として指定してもよい。例えば発熱素子の個数nが
2400の場合には、発熱素子R1〜R2400を、R
1〜R1200,R1201〜R2400の2グループ
に分け、R1の次にR1201、次にR2、その次にR
1202のように、各グループの発熱素子を交互に順に
発熱駆動してもよい。なお、グループ分けは2に限定さ
れることなく、3以上であってもよい。
【0044】また、各グループの発熱素子を交互に順に
発熱駆動させる代わりに、各グループの駆動対象発熱素
子が十分に離れている場合には、各グループの対象発熱
素子を同時に発熱駆動させてもよい。例えば、上記の例
の場合には、第1グループのR1と、第2グループのR
1201を同時に駆動させて、これらの発熱素子の経過
時間を求める。なお、この場合には、各グループ毎に温
度検知回路、比較器、カウンタ等を備えた専用の経過時
間測定装置を用いる。
【0045】上記実施形態では、全ての発熱素子の経過
時間差Δtijを求めた後に、これを記憶しているが、
これに代えて、逐一その都度メモリ75に記憶してもよ
い。また、全ての発熱素子の経過時間差Δtijを求め
た後に、補正量ki・Δtijを求めるようにしたが、
これに代えて、逐一その都度メモリ75に記憶してもよ
い。また、上記実施形態では、補正量ki・Δtijを
その都度算出しているが、これはルックアップテーブル
メモリとして記憶しておいてもよい。
【0046】上記実施形態では、1つの温度検出用抵抗
器30を用いているが、これに代えて、各発熱素子R1
〜Rnに温度検出用抵抗器をそれぞれ直列に接続してサ
ーマルヘッドを構成してもよい。この場合には、各温度
検出用抵抗器を用いて、各発熱素子の経過時間差を求め
る。
【0047】上記実施形態では、時間差検出部をサーマ
ルプリンタと一体的に構成したが、時間差検出部はサー
マルプリンタと別体で設け、組立終了後の出荷前などに
コネクタ等を介してプリンタに連結して用いてもよい。
また、時間差や補正量をプリンタ側のシステムコントロ
ーラで求める代わりに、別個の装置で求め、これをサー
マルプリンタに送って、メモリに記憶してもよい。
【0048】上記実施形態では、工場での組立調整時
に、経過時間tijを測定して経過時間差Δtijや補
正量kj・Δtijを求めたが、これに代えて又は加え
て、ユーザの購入後に電源を投入した時や、所定期間毎
に、更にはヘッドキャリブレーションモード起動時に経
過時間差や補正量を求めてもよい。ヘッドキャリブレー
ションモードは、ペーパーの感度ばらつきや環境条件、
またはプリンタの経時変化等により色調や階調特性が変
わってしまった場合や、非常に高い再現性を必要とされ
る場合などに行われる。また、前記経過時間差を求める
際に、一定閾値を超える経過時間差を有する発熱素子が
発生した場合には、サーマルヘッドの寿命と判定して、
ヘッド交換のアラーム処理を行うようにしてもよい。
【0049】上記各実施形態では感熱型のカラーサーマ
ルプリンタを例にしたが、本発明は、モノクロの感熱プ
リンタやカラー熱転写プリンタ等にも適用することがで
きる。また、記録紙とサーマルヘッドとを一次元に相対
移動させるラインプリンタについて説明したが、本発明
は、相対移動が二次元であるシリアルプリンタに対して
も利用してもよい。さらに、イエロー,マゼンタ,シア
ンの3個のサーマルヘッドを用いた3ヘッド1パスタイ
プのカラーサーマルプリンタに適用してもよい。
【0050】
【発明の効果】各発熱素子を個別に駆動して印画可能な
設定温度に達するまでの経過時間を各発熱素子毎に求
め、これらの経過時間と基準となる経過時間との差を検
出し、前記印画データに基づき設定された目標濃度温度
に対し、前記記憶された各発熱素子毎の時間差のデータ
を用いて補正量を算出し、この補正量により目標濃度温
度を補正するから、サーマルヘッドの各発熱素子につい
て、抵抗値のばらつきに起因するすじ状のむらを無くす
ことができる。
【0051】特に、電気抵抗値が温度に依存して変化す
る抵抗体からなる発熱素子を有するサーマルヘッドの場
合には、常温時の抵抗値と作動時の抵抗値とが大きく異
なり、常温時の抵抗値を用いて補正したのでは、誤差が
生じてすじむらが残ってしまう。これに対して、本発明
では、昇温特性を用いて発熱特性自体を測定し、これを
補正データとして用いるため、実際の動作時の特性に最
も近く、誤差の少ない補正を行うことができる。したが
って、すじむらの発生が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のサーマルプリンタの制御回路図であ
る。
【図2】発熱素子の抵抗値温度依存特性を示すグラフで
ある。
【図3】従来の発熱素子温度検知型駆動方式のサーマル
プリンタの制御回路図である。
【図4】カラー感熱記録紙の発色特性を示すグラフであ
る。
【図5】通電時間と媒体温度と発色濃度との関係を示す
グラフである。
【図6】抵抗値が異なる2個の発熱素子の通電時間と媒
体温度と発色濃度との関係を示すグラフである。
【図7】カラー感熱記録紙の層構造を示す説明図であ
る。
【図8】カラー感熱プリンタの要部を示す概略図であ
る。
【図9】経過時間差を求める処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図10】プリント処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図11】印画データと目標濃度温度との関係を示すグ
ラフである。
【図12】印画データと各色の目標濃度温度との関係を
示すグラフである。
【図13】抵抗値が異なる2個の発熱素子の通電時間と
目標濃度温度との関係を示すグラフである。
【図14】目標濃度温度毎に、2個の発熱素子の特性を
示すグラフである。
【図15】目標濃度温度と補正係数との関係を示すグラ
フである。
【符号の説明】
10 サーマルヘッド 11 発熱素子アレイ 12 発熱素子ドライバ 13,43,44 シフトレジスタ 14 ラッチ回路 15 ゲート回路 20 ヘッド制御回路 21 レジスタ 22 温度検知回路 23 切り替えスイッチ 24 比較器 25 発熱駆動データ発生部 30 温度検出用抵抗器 31 増幅器 32 A/D変換器 35 システムコントローラ 40 アンドゲート 41,42 スイッチ 50 カラー感熱記録紙 60 カラー感熱プリンタ 63 プリントステージ 64 プラテンローラ 65 搬送ローラ対 66 定着器 71 カウンタ 75 メモリ R1〜Rn 発熱素子 Q1〜Qn トランジスタ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気抵抗値が温度に依存して変化する抵
    抗体を発熱素子として複数個並べて設けた発熱体と、前
    記発熱素子の抵抗値変化からその発熱素子温度を検知す
    る温度検知回路と、前記発熱素子を発熱駆動するととも
    に、印画データに基づき設定された目標濃度温度に達し
    た発熱素子に対して熱エネルギの供給を停止する発熱駆
    動回路とを備え、印画データに基づき記録材料に画像を
    記録するサーマルプリンタの濃度むら補正方法におい
    て、 各発熱素子を所定の電圧で個別に駆動して印画可能な設
    定温度に達するまでの経過時間を各発熱素子毎に求め、
    これらの経過時間と基準となる経過時間との差を検出
    し、 この差を記憶しておき、 前記記憶された各発熱素子毎の時間差を用いて前記目標
    濃度温度に対する補正量を算出し、 この補正量により目標濃度温度を補正することを特徴と
    するサーマルプリンタの濃度むら補正方法。
  2. 【請求項2】 電気抵抗値が温度に依存して変化する抵
    抗体を発熱素子として複数個並べて設けた発熱体と、前
    記発熱素子の抵抗値変化からその発熱素子温度を検知す
    る温度検知回路と、前記発熱素子を発熱駆動するととも
    に、印画データに基づき設定された目標濃度温度に達し
    た発熱素子に対して熱エネルギの供給を停止する発熱駆
    動回路とを備え、印画データに基づき記録材料に画像を
    記録するサーマルプリンタの濃度むら補正方法におい
    て、 各発熱素子を所定の電圧で個別に駆動して印画可能な設
    定温度に達するまでの経過時間を各発熱素子毎に求め、
    これらの経過時間と基準となる経過時間との差を検出
    し、 前記記憶された各発熱素子毎の時間差のデータを用いて
    前記目標濃度温度に対する補正量を算出し、 この補正量を各発熱素子毎に記憶しておき、 この補正量により目標濃度温度を補正することを特徴と
    するサーマルプリンタの濃度むら補正方法。
  3. 【請求項3】 前記時間差の検出は、蓄熱の影響が出な
    いように複数のグループに前記各発熱素子を分けて行う
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のサーマルプリン
    タの濃度むら補正方法。
  4. 【請求項4】 補正係数kを記憶しておき、前記時間差
    をΔtとしたときに、前記補正係数kを時間差Δtに乗
    じて補正温度k・Δtを求め、この補正温度k・Δtを
    目標濃度温度TOに加えて、対象となる発熱素子の目標
    濃度補正温度TCを求めることを特徴とする請求項1な
    いし3いずれか1つ記載のサーマルプリンタの濃度むら
    補正方法。
  5. 【請求項5】 プリントする色によって異なる値を前記
    補正係数kとして設定することを特徴とする請求項4記
    載のサーマルプリンタの濃度むら補正方法。
  6. 【請求項6】 目標濃度温度によって異なる値を前記補
    正係数kとして設定することを特徴とする請求項4又は
    5記載のサーマルプリンタの濃度むら補正方法。
  7. 【請求項7】 電気抵抗値が温度に依存して変化する抵
    抗体を発熱素子として複数個並べて設けた発熱体と、前
    記発熱素子の抵抗値変化からその発熱素子温度を検知す
    る温度検知回路と、前記発熱素子を発熱駆動するととも
    に、印画データに基づき設定された目標濃度温度に達し
    た発熱素子に対して熱エネルギの供給を停止する発熱駆
    動回路とを備え、印画データに基づき記録材料に画像を
    記録するサーマルプリンタにおいて、 前記各発熱素子を個別に駆動して印画可能な設定温度に
    達するまでの経過時間と、基準となる経過時間との差を
    各発熱素子毎に時間差として記憶した時間差記憶手段
    と、 前記目標濃度温度に対する補正量を前記時間差に基づき
    求める手段と、 求めた補正温度で補正された目標濃度温度を前記発熱駆
    動回路に設定する目標濃度温度設定手段とを備えたこと
    を特徴とするサーマルプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記各発熱素子を個別に駆動して印画可
    能な設定温度に達するまでの経過時間を各発熱素子毎に
    検出する経過時間検出手段と、この経過時間検出手段か
    らの各経過時間と基準となる経過時間との差から各発熱
    素子毎の時間差を検出する時間差検出手段と、この時間
    差検出手段で検出した時間差を前記時間差記憶手段に書
    き込む時間差書込手段とを備えたことを特徴とする請求
    項7記載のサーマルプリンタ。
  9. 【請求項9】 補正係数kを記憶した補正係数記憶手段
    と、前記時間差をΔtとしたときに、前記補正係数kを
    時間差Δtに乗じて補正温度k・Δtを求め、この補正
    温度k・Δtを目標濃度温度TOに加えて、対象となる
    発熱素子の目標濃度補正温度TCを求める手段とから、
    前記目標濃度温度設定手段を構成したことを特徴とする
    請求項7又は8記載のサーマルプリンタ。
  10. 【請求項10】 プリントする色によって異なる値を前
    記補正係数kとして設定することを特徴とする請求項7
    ないし9いずれか1つ記載のサーマルプリンタの濃度む
    ら補正方法。
  11. 【請求項11】 目標濃度温度によって異なる値を前記
    補正係数kとして設定することを特徴とする請求項7な
    いし10いずれか1つ記載のサーマルプリンタの濃度む
    ら補正方法。
  12. 【請求項12】 前記時間差検出手段は組立終了後、又
    は修理後、又はヘッドキャリブレーションモード起動時
    に時間差を検出し、これを前記時間差書込手段により前
    記時間差記憶手段に書き込んで、これを更新することを
    特徴とする請求項7ないし11いずれか1つ記載のサー
    マルプリンタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017074799A (ja) * 2017-02-03 2017-04-20 株式会社東芝 サーマルプリンタ及びコンピュータプログラム
US9962954B2 (en) 2015-07-31 2018-05-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Thermal printer, control method, and computer program

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