JP2000280026A - 平板のロール曲げ方法 - Google Patents
平板のロール曲げ方法Info
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- JP2000280026A JP2000280026A JP11091253A JP9125399A JP2000280026A JP 2000280026 A JP2000280026 A JP 2000280026A JP 11091253 A JP11091253 A JP 11091253A JP 9125399 A JP9125399 A JP 9125399A JP 2000280026 A JP2000280026 A JP 2000280026A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】厚肉の平板を、端曲げを行うことなく略円筒状
に成形する。 【解決手段】剛体であるベース板1の上面に、弾性変形
可能な受圧板2を介して平板Pを設置し、前記ベース板
1を上流側から下流側に送り、該平板Pの上方から加圧
ロール3の押付力Fを作用させ、加圧ロール3と平板P
との接触部8を面接触状態にさせて、連続的に略円筒状
に成形する。
に成形する。 【解決手段】剛体であるベース板1の上面に、弾性変形
可能な受圧板2を介して平板Pを設置し、前記ベース板
1を上流側から下流側に送り、該平板Pの上方から加圧
ロール3の押付力Fを作用させ、加圧ロール3と平板P
との接触部8を面接触状態にさせて、連続的に略円筒状
に成形する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平板を前進させな
がら、その上面に押付力を作用することによって、該平
板を連続的に略円筒状に成形するロール曲げ方法に関す
るものである。
がら、その上面に押付力を作用することによって、該平
板を連続的に略円筒状に成形するロール曲げ方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】薄い平板を、2ないし複数本のロールの
間に通過させることによって、該平板に押付力を作用さ
せながら、略円筒状に成形するロール曲げ方法が公知で
ある。図8及び図9に示されるものは、曲げ剛性が大き
なロール(以下、「曲げ剛性が大きい」ことを「剛体」
と記載する)を3本を使用するもので、「ピラミッド
形」と称されている。即ち、図8に示されるように、加
圧ロール51の下方に、一対の駆動ロール52が水平に
配設されている。加圧ロール51と一対の駆動ロール5
2との距離H’を所定の値に設定し、両ロール51,5
2の間に平板Pを進入させる。平板Pは、加圧ロール5
1によって上方から押し付けられると共に、一対の駆動
ロール52によって下方から押し付けられる。この状態
で、一対の駆動ロール52の駆動回転力により、平板P
が送出される。このため、平板Pは、略円筒状に成形さ
れる。この3本ロールのロール曲げ方法の場合、装置の
構成を簡単にすることができるという利点がある。
間に通過させることによって、該平板に押付力を作用さ
せながら、略円筒状に成形するロール曲げ方法が公知で
ある。図8及び図9に示されるものは、曲げ剛性が大き
なロール(以下、「曲げ剛性が大きい」ことを「剛体」
と記載する)を3本を使用するもので、「ピラミッド
形」と称されている。即ち、図8に示されるように、加
圧ロール51の下方に、一対の駆動ロール52が水平に
配設されている。加圧ロール51と一対の駆動ロール5
2との距離H’を所定の値に設定し、両ロール51,5
2の間に平板Pを進入させる。平板Pは、加圧ロール5
1によって上方から押し付けられると共に、一対の駆動
ロール52によって下方から押し付けられる。この状態
で、一対の駆動ロール52の駆動回転力により、平板P
が送出される。このため、平板Pは、略円筒状に成形さ
れる。この3本ロールのロール曲げ方法の場合、装置の
構成を簡単にすることができるという利点がある。
【0003】ところが、上記した3本ロール曲げ装置の
場合、図9に示されるように、平板Pの終端部近傍で
は、該平板Pに上流側の駆動ロール52の押付力が作用
しなくなる。このため、平板Pにおける終端部は、平坦
なまま(平坦部53)残ってしまい、ロール曲げ終了後
のロール板P’が略円筒状にならないという不具合が発
生する。これは、平板Pの始端部においても同様であ
る。これを防止するため、予め、平板Pの両端部をプレ
ス機によって円弧状に曲げておく(端曲げ)という方法
が採用されている。この場合、ロール曲げ装置以外に、
別のプレス機が必要である。しかも、予め端曲げを施し
ておいても、端曲げ部分の曲率と、ロール曲げ装置によ
って円弧状に成形された中間部分の曲率が異なり、ロー
ル板P’の両端部を溶接等の手段によって接合させた
後、略円筒状のものにするための矯正加工を施している
のが現状である。
場合、図9に示されるように、平板Pの終端部近傍で
は、該平板Pに上流側の駆動ロール52の押付力が作用
しなくなる。このため、平板Pにおける終端部は、平坦
なまま(平坦部53)残ってしまい、ロール曲げ終了後
のロール板P’が略円筒状にならないという不具合が発
生する。これは、平板Pの始端部においても同様であ
る。これを防止するため、予め、平板Pの両端部をプレ
ス機によって円弧状に曲げておく(端曲げ)という方法
が採用されている。この場合、ロール曲げ装置以外に、
別のプレス機が必要である。しかも、予め端曲げを施し
ておいても、端曲げ部分の曲率と、ロール曲げ装置によ
って円弧状に成形された中間部分の曲率が異なり、ロー
ル板P’の両端部を溶接等の手段によって接合させた
後、略円筒状のものにするための矯正加工を施している
のが現状である。
【0004】別の方法として、矯正ロール(図示せず)
を設け、平板Pの両端部を曲げる際に、前記矯正ロール
によって端曲げを行うという方法、或いは、上記した加
圧ロール51を平板Pの送出方向に沿って移動可能に配
設し、平板Pの両端部を曲げる際に、前記加圧ロール5
1を各駆動ロール52の直上に移動させることによっ
て、端曲げを行う方法が公知である。しかし、ロールの
本数を増加させたり、該ロールを移動させるための手段
を設けたりすることが必要となるため、装置の構成が複
雑となり、コストアップとなる。また、端曲げを行うた
めに、平板Pの送りをいったん停止させなければならな
いため、連続的に成形させることが困難である。
を設け、平板Pの両端部を曲げる際に、前記矯正ロール
によって端曲げを行うという方法、或いは、上記した加
圧ロール51を平板Pの送出方向に沿って移動可能に配
設し、平板Pの両端部を曲げる際に、前記加圧ロール5
1を各駆動ロール52の直上に移動させることによっ
て、端曲げを行う方法が公知である。しかし、ロールの
本数を増加させたり、該ロールを移動させるための手段
を設けたりすることが必要となるため、装置の構成が複
雑となり、コストアップとなる。また、端曲げを行うた
めに、平板Pの送りをいったん停止させなければならな
いため、連続的に成形させることが困難である。
【0005】図10及び図11に示されるものは、所定
間隔をおいて上下に配設された2本のロールの間に、平
板Pを加圧させながら前進させる形態のものである。上
側のロールは金属より成る加圧ロール54であり、下側
のロールは、中心部の心金ロール55aの外周部分に、
ウレタン等の弾性体55bが取付けられた弾性ロール5
5である。上下のロール54,55を相対的に接近させ
て両者を押圧させると、下側の弾性ロール55の弾性体
55bの部分が弾性変形する。そして、それらの間に平
板Pを進入させる。該平板Pが上下の各ロール54,5
5の間に進入することにより、弾性ロール55の弾性体
55bは、更に弾性変形する。加圧ロール54の直下の
部分における平板Pは、加圧ロール54からの押付力
F’を受ける。しかも、弾性ロール55が、平板Pを介
して押付力F’を受けるため、円弧状に弾性変形され
る。平板Pの底面は、弾性ロール55が弾性変形した部
分になじまされて送られるため、該平板Pが円弧状に成
形される。下側の弾性ロール55は連続回転するため、
平板Pが連続的に送られ、ロール板P’が形成される。
弾性ロール55の弾性変形部分は、ロール板P’が送出
されて、加圧ロール54からの押付力F’を受けなくな
ると弾性復元される。この成形方法の場合、平板Pの始
端部から終端部までが、弾性ロール55における弾性体
55bになじまされて変形されるため、端曲げが不要で
あり、一工程で精度の高い加工を行うことができるとい
う利点がある。
間隔をおいて上下に配設された2本のロールの間に、平
板Pを加圧させながら前進させる形態のものである。上
側のロールは金属より成る加圧ロール54であり、下側
のロールは、中心部の心金ロール55aの外周部分に、
ウレタン等の弾性体55bが取付けられた弾性ロール5
5である。上下のロール54,55を相対的に接近させ
て両者を押圧させると、下側の弾性ロール55の弾性体
55bの部分が弾性変形する。そして、それらの間に平
板Pを進入させる。該平板Pが上下の各ロール54,5
5の間に進入することにより、弾性ロール55の弾性体
55bは、更に弾性変形する。加圧ロール54の直下の
部分における平板Pは、加圧ロール54からの押付力
F’を受ける。しかも、弾性ロール55が、平板Pを介
して押付力F’を受けるため、円弧状に弾性変形され
る。平板Pの底面は、弾性ロール55が弾性変形した部
分になじまされて送られるため、該平板Pが円弧状に成
形される。下側の弾性ロール55は連続回転するため、
平板Pが連続的に送られ、ロール板P’が形成される。
弾性ロール55の弾性変形部分は、ロール板P’が送出
されて、加圧ロール54からの押付力F’を受けなくな
ると弾性復元される。この成形方法の場合、平板Pの始
端部から終端部までが、弾性ロール55における弾性体
55bになじまされて変形されるため、端曲げが不要で
あり、一工程で精度の高い加工を行うことができるとい
う利点がある。
【0006】この2本ロール曲げ方法の場合、上下の各
ロール54,55は、それらの軸方向の両端に設けられ
た軸部57,58が支持されているため、両者が押圧さ
れると、各ロール54,55は弓なりにたわむようにな
る。その状態を、図11において二点鎖線で示す。この
とき、平板Pへの押付力F’は、幅方向のほぼ中央部に
おいて最も小さくなる。このため、成形後のロール板
P’が略円筒状(真円に近い円筒)にならず、幅方向の
中央部がふくれた「たる形」になり易い。この傾向は、
成形される平板Pが厚板のものである場合、或いは、幅
広のものである場合に著しい。これを防止するために、
弾性ロール55における両端の加圧力を増大させたり、
該弾性ロール55の外径を大きくしたりすると、装置が
大型のものとなってしまう。この結果、2本ロール曲げ
方法により、厚板、或いは幅広板を、精度良く円筒成形
することは困難である。
ロール54,55は、それらの軸方向の両端に設けられ
た軸部57,58が支持されているため、両者が押圧さ
れると、各ロール54,55は弓なりにたわむようにな
る。その状態を、図11において二点鎖線で示す。この
とき、平板Pへの押付力F’は、幅方向のほぼ中央部に
おいて最も小さくなる。このため、成形後のロール板
P’が略円筒状(真円に近い円筒)にならず、幅方向の
中央部がふくれた「たる形」になり易い。この傾向は、
成形される平板Pが厚板のものである場合、或いは、幅
広のものである場合に著しい。これを防止するために、
弾性ロール55における両端の加圧力を増大させたり、
該弾性ロール55の外径を大きくしたりすると、装置が
大型のものとなってしまう。この結果、2本ロール曲げ
方法により、厚板、或いは幅広板を、精度良く円筒成形
することは困難である。
【0007】しかも、この方法の場合、加圧ロール54
と平板Pとの接触部56は、加圧ロール54の軸心方向
に沿った線接触であり、平板Pには、上下のロール5
4,55の軸心を結ぶ直線上においてのみ押付力F’が
作用する。即ち、平板Pに押付力F’が作用するのは僅
かの領域だけであるため、成形させる際の安定性に欠
け、成形途中の平板Pが幅方向にずれたりするという不
具合が生じ易い。
と平板Pとの接触部56は、加圧ロール54の軸心方向
に沿った線接触であり、平板Pには、上下のロール5
4,55の軸心を結ぶ直線上においてのみ押付力F’が
作用する。即ち、平板Pに押付力F’が作用するのは僅
かの領域だけであるため、成形させる際の安定性に欠
け、成形途中の平板Pが幅方向にずれたりするという不
具合が生じ易い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した不
具合に鑑み、端曲げをすることなく、しかも厚肉の平板
を、精度良く略円筒状に成形できるようにすることを課
題としている。
具合に鑑み、端曲げをすることなく、しかも厚肉の平板
を、精度良く略円筒状に成形できるようにすることを課
題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、平板を略円筒状に成形するロール曲げ方法
であって、成形される平板を、弾性変形可能な受圧板を
介して、曲げ剛性が大きなベース板に載置し、前記ベー
ス板を前進させながら、平板の上面に加圧ロールを押し
付けて、該平板を介して前記受圧板を弾性変形させるこ
とにより、前記加圧ロールと前記平板との接触面積を大
きくさせて、連続的に略円筒状に成形することを特徴と
している。
の本発明は、平板を略円筒状に成形するロール曲げ方法
であって、成形される平板を、弾性変形可能な受圧板を
介して、曲げ剛性が大きなベース板に載置し、前記ベー
ス板を前進させながら、平板の上面に加圧ロールを押し
付けて、該平板を介して前記受圧板を弾性変形させるこ
とにより、前記加圧ロールと前記平板との接触面積を大
きくさせて、連続的に略円筒状に成形することを特徴と
している。
【0010】剛体であるベース板の上面には、弾性変形
可能な受圧板が設置されていて、成形される平板は、前
記受圧板に載置される。ベース板を前進させながら、平
板の上面に加圧ロールを押し付けると、その押付力が、
平板を介して受圧板に作用し、該受圧板を弾性変形させ
る。しかし、受圧板は、剛体であるベース板に設置され
ているため、加圧ロールの直下における平板との接触部
分のみが、加圧ロールの外周面と略相似形である円弧状
に弾性変形される。平板の上面は、加圧ロールからの押
付力により、その外周面に面接触状態で連続的になじま
されると共に、その底面は、円弧状の弾性変形部に面接
触状態で連続的になじまされる。受圧板の弾性変形部
は、それ以上変形不能な剛体であるかのごとき状態を呈
する。この状態のままベース板が下流側に送られる。加
圧ロールと平板との接触部分が面接触であるため、平板
の成形反力に抗する力を、従来の弾性ロールの場合と比
較して大きくすることができる。この結果、平板の曲げ
半径を小さくすることができると共に、厚肉の平板を成
形することができる。受圧板に押付力が作用しなくなる
と、該受圧板は弾性復元する。前記ベース板のたわみ量
は極めて僅かであるため、一工程で精度の高いロール曲
げができる。ベース板における幅方向の両端部にガイド
部が設けられている場合、受圧板が幅方向にずれること
がないため、成形中の平板が更に安定する。
可能な受圧板が設置されていて、成形される平板は、前
記受圧板に載置される。ベース板を前進させながら、平
板の上面に加圧ロールを押し付けると、その押付力が、
平板を介して受圧板に作用し、該受圧板を弾性変形させ
る。しかし、受圧板は、剛体であるベース板に設置され
ているため、加圧ロールの直下における平板との接触部
分のみが、加圧ロールの外周面と略相似形である円弧状
に弾性変形される。平板の上面は、加圧ロールからの押
付力により、その外周面に面接触状態で連続的になじま
されると共に、その底面は、円弧状の弾性変形部に面接
触状態で連続的になじまされる。受圧板の弾性変形部
は、それ以上変形不能な剛体であるかのごとき状態を呈
する。この状態のままベース板が下流側に送られる。加
圧ロールと平板との接触部分が面接触であるため、平板
の成形反力に抗する力を、従来の弾性ロールの場合と比
較して大きくすることができる。この結果、平板の曲げ
半径を小さくすることができると共に、厚肉の平板を成
形することができる。受圧板に押付力が作用しなくなる
と、該受圧板は弾性復元する。前記ベース板のたわみ量
は極めて僅かであるため、一工程で精度の高いロール曲
げができる。ベース板における幅方向の両端部にガイド
部が設けられている場合、受圧板が幅方向にずれること
がないため、成形中の平板が更に安定する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明する。図1は成形される平板Pが、受圧板
2を介してベース板1に設置された状態の斜視図、図2
は成形途中の平板Pの側面断面図、図3は図2の背面図
である。図1ないし図3に示されるように、ベース板1
の上面には受圧板2が設置されていて、該受圧板2に成
形される平板Pが載置されている。このベース板1は、
幅広の厚板であり、その幅方向の両端部の上面に、一対
のガイド部1aが設けられている。前記ベース板1の上
面で、一対のガイド部1aの間に受圧板2が設置され
る。この受圧板2は、ウレタン、硬質ゴム等の弾性変形
材より成る板材であり、その幅は、一対のガイド部1a
の内幅よりも僅かに短い。一対のガイド部1aは、弾性
変形される際の受圧板2の幅方向を拘束し、該受圧板2
が幅方向にずれることを防止するという機能を有してい
る。成形される平板Pは鋼板、ステンレス板、銅板等の
金属板、或いはベニヤ板であり、前記受圧板2よりも少
し小さい。本発明における受圧板2は、従来の2本曲げ
ロールにおける弾性ロール55の外周面に取付けられた
弾性体55bを、平面上に展開させた形態に相当する。
に詳細に説明する。図1は成形される平板Pが、受圧板
2を介してベース板1に設置された状態の斜視図、図2
は成形途中の平板Pの側面断面図、図3は図2の背面図
である。図1ないし図3に示されるように、ベース板1
の上面には受圧板2が設置されていて、該受圧板2に成
形される平板Pが載置されている。このベース板1は、
幅広の厚板であり、その幅方向の両端部の上面に、一対
のガイド部1aが設けられている。前記ベース板1の上
面で、一対のガイド部1aの間に受圧板2が設置され
る。この受圧板2は、ウレタン、硬質ゴム等の弾性変形
材より成る板材であり、その幅は、一対のガイド部1a
の内幅よりも僅かに短い。一対のガイド部1aは、弾性
変形される際の受圧板2の幅方向を拘束し、該受圧板2
が幅方向にずれることを防止するという機能を有してい
る。成形される平板Pは鋼板、ステンレス板、銅板等の
金属板、或いはベニヤ板であり、前記受圧板2よりも少
し小さい。本発明における受圧板2は、従来の2本曲げ
ロールにおける弾性ロール55の外周面に取付けられた
弾性体55bを、平面上に展開させた形態に相当する。
【0012】ベース板1が送られる下流側には、平板P
に押付力Fを作用させるための加圧ロール3が配設され
ている。この加圧ロール3は、金属より成る剛体ロール
であり、その両端部が図示しない支持手段により、自由
回転可能に支持されている。そして、該加圧ロール3の
幅は、平板Pの幅よりも長い。前記加圧ロール3の下方
には、一対のベース板送給ロール4が水平方向に沿って
配設されている。一対のベース板送給ロール4は、加圧
ロール3よりも小径のロールであり、それらの幅は加圧
ロール3の幅とほぼ同一である。一対のベース板送給ロ
ール4は、図示しない駆動手段により同一方向に回転さ
れる。そして、ベース板1を上流側から下流側(矢印Q
の方向)に送るという機能を有している。加圧ロール3
と一対のベース板送給ロール4との隙間eは、成形され
る平板Pの厚み、及び曲げ半径に応じて所定の値に設定
される。当然のことながら、この隙間eは、平板Pの上
面からベース板1の底面までの高さHよりも狭い。そし
て、この隙間eは、加圧ロール3を昇降させることによ
って調整可能である。
に押付力Fを作用させるための加圧ロール3が配設され
ている。この加圧ロール3は、金属より成る剛体ロール
であり、その両端部が図示しない支持手段により、自由
回転可能に支持されている。そして、該加圧ロール3の
幅は、平板Pの幅よりも長い。前記加圧ロール3の下方
には、一対のベース板送給ロール4が水平方向に沿って
配設されている。一対のベース板送給ロール4は、加圧
ロール3よりも小径のロールであり、それらの幅は加圧
ロール3の幅とほぼ同一である。一対のベース板送給ロ
ール4は、図示しない駆動手段により同一方向に回転さ
れる。そして、ベース板1を上流側から下流側(矢印Q
の方向)に送るという機能を有している。加圧ロール3
と一対のベース板送給ロール4との隙間eは、成形され
る平板Pの厚み、及び曲げ半径に応じて所定の値に設定
される。当然のことながら、この隙間eは、平板Pの上
面からベース板1の底面までの高さHよりも狭い。そし
て、この隙間eは、加圧ロール3を昇降させることによ
って調整可能である。
【0013】一対のベース板送給ロール4が回転するこ
とにより、前記ベース板1が、矢印Qの方向に送られ
る。そして、ベース板1が加圧ロール3と一対のベース
板送給ロール4との間に入り込む。このとき、平板P
に、加圧ロール3の押付力Fが作用する。次に、平板P
が加圧ロール3からの押付力Fにより、円弧状に成形さ
れる際の作用について詳細に説明する。図4に示される
ように、一対のベース板送給ロール4が所定方向に回転
することによって、受圧板2を介してベース板1に設置
された平板Pが、矢印Qの方向に送られる。加圧ロール
3とベース板送給ロール4との隙間eは、平板Pの上面
からベース板1の底面までの高さHよりも狭いため、平
板Pの先端のコーナー部が加圧ロール3に当接する。
とにより、前記ベース板1が、矢印Qの方向に送られ
る。そして、ベース板1が加圧ロール3と一対のベース
板送給ロール4との間に入り込む。このとき、平板P
に、加圧ロール3の押付力Fが作用する。次に、平板P
が加圧ロール3からの押付力Fにより、円弧状に成形さ
れる際の作用について詳細に説明する。図4に示される
ように、一対のベース板送給ロール4が所定方向に回転
することによって、受圧板2を介してベース板1に設置
された平板Pが、矢印Qの方向に送られる。加圧ロール
3とベース板送給ロール4との隙間eは、平板Pの上面
からベース板1の底面までの高さHよりも狭いため、平
板Pの先端のコーナー部が加圧ロール3に当接する。
【0014】一対のベース板送給ロール4により、ベー
ス板1が更に下流側に送られると、加圧ロール3と平板
Pの先端部との間に摩擦力が発生し、前記加圧ロール3
が一対のベース板送給ロール4と反対方向に従動回転す
る。同時に、図5に示されるように、平板Pの先端部
が、従動回転する加圧ロール3からの押付力Fを受けて
下方に加圧されながら、加圧ロール3の直下に進入す
る。受圧板2における平板Pとの接触部5には、前記平
板Pを介して加圧ロール3の押付力Fが作用するため、
該接触部5は、前記加圧ロール3の外周面と略相似形に
弾性変形される。このとき、ベース板1の先端部は下流
側のベース板送給ロール4に支持されていないため、ベ
ース板1を回動させようとするモーメントMが作用する
が、該ベース板1は重量物であるため、前記モーメント
Mによって回動されることはない。平板Pの後部は、受
圧板2から浮き上がり加減となる。
ス板1が更に下流側に送られると、加圧ロール3と平板
Pの先端部との間に摩擦力が発生し、前記加圧ロール3
が一対のベース板送給ロール4と反対方向に従動回転す
る。同時に、図5に示されるように、平板Pの先端部
が、従動回転する加圧ロール3からの押付力Fを受けて
下方に加圧されながら、加圧ロール3の直下に進入す
る。受圧板2における平板Pとの接触部5には、前記平
板Pを介して加圧ロール3の押付力Fが作用するため、
該接触部5は、前記加圧ロール3の外周面と略相似形に
弾性変形される。このとき、ベース板1の先端部は下流
側のベース板送給ロール4に支持されていないため、ベ
ース板1を回動させようとするモーメントMが作用する
が、該ベース板1は重量物であるため、前記モーメント
Mによって回動されることはない。平板Pの後部は、受
圧板2から浮き上がり加減となる。
【0015】上記したように、受圧板2における平板P
との接触部5は、円弧状に弾性変形されるが、受圧板2
は剛体であるベース板1に設置されているため、その底
面が変形することはない。また、受圧板2における幅方
向の両端部は、ベース板1における幅方向の両端部に設
けられた一対のガイド部1aによってガイドされている
ため、該受圧板2が幅方向にずれることはない。このた
め、受圧板2における平板Pとの接触部5は、それ以上
変形不能な剛体であるかのごとき状態を呈する。平板P
には、加圧ロール3からの押付力Fが作用している。こ
のとき、平板Pの上面が、加圧ロール3の外周面になじ
まされると共に、その底面が、加圧ロール3の外周面と
略相似形の円弧形状を呈する接触部5になじまされる。
この結果、該平板Pは、加圧ロール3の外周面と略相似
形に塑性変形される。この状態でベース板1が連続的に
送られるため、該平板Pは連続的に円弧状に塑性変形さ
れる。この変形は、平板Pの始端部においても成される
ため、当該部分の端曲げが不要である。
との接触部5は、円弧状に弾性変形されるが、受圧板2
は剛体であるベース板1に設置されているため、その底
面が変形することはない。また、受圧板2における幅方
向の両端部は、ベース板1における幅方向の両端部に設
けられた一対のガイド部1aによってガイドされている
ため、該受圧板2が幅方向にずれることはない。このた
め、受圧板2における平板Pとの接触部5は、それ以上
変形不能な剛体であるかのごとき状態を呈する。平板P
には、加圧ロール3からの押付力Fが作用している。こ
のとき、平板Pの上面が、加圧ロール3の外周面になじ
まされると共に、その底面が、加圧ロール3の外周面と
略相似形の円弧形状を呈する接触部5になじまされる。
この結果、該平板Pは、加圧ロール3の外周面と略相似
形に塑性変形される。この状態でベース板1が連続的に
送られるため、該平板Pは連続的に円弧状に塑性変形さ
れる。この変形は、平板Pの始端部においても成される
ため、当該部分の端曲げが不要である。
【0016】しかも、上記した接触部5は面接触であ
り、加圧ロール3と平板Pとの接触部8も面接触であ
る。このため、平板Pの上面には、加圧ロール3の軸心
6を中心にして、左右(ベース板1の前後方向)に振り
分けられた所定角度θの領域内において、連続的に押付
力Fを作用させることができる。そして、成形中の平板
Pには、成形されまいとする力(成形反力)が作用す
る。従来の弾性ロールを使用した曲げ方法の場合、平板
Pと弾性ロールとの接触部は線接触であるため、前記成
形反力に抗して押付力Fを作用させるには、該押付力F
を大きくせざるを得ない。すると、弾性ロールがたわ
み、成形後のロール板P’が「たる形」になり易い。と
ころが、本発明の場合、加圧ロール3と平板Pとの接触
部8は面接触である(即ち、接触面積が大きい)ため、
押付力Fをそれ程大きくしなくても、成形反力に抗する
ことができる。換言すれば、従来の曲げ方法の場合と比
較して、押付力Fが同一であれば、平板Pの曲げ半径を
小さくすることができる。また、曲げ半径が同一であれ
ば、より厚い平板Pを成形することができる。同時に、
成形途中の平板Pが、安定状態で保持される。上記した
結果、成形途中の平板Pの曲げ半径を一定にすることが
できるため、成形されたロール板P’の精度が良好であ
る。受圧板2に押付力Fが作用しなくなると、該受圧板
2は弾性復元する。
り、加圧ロール3と平板Pとの接触部8も面接触であ
る。このため、平板Pの上面には、加圧ロール3の軸心
6を中心にして、左右(ベース板1の前後方向)に振り
分けられた所定角度θの領域内において、連続的に押付
力Fを作用させることができる。そして、成形中の平板
Pには、成形されまいとする力(成形反力)が作用す
る。従来の弾性ロールを使用した曲げ方法の場合、平板
Pと弾性ロールとの接触部は線接触であるため、前記成
形反力に抗して押付力Fを作用させるには、該押付力F
を大きくせざるを得ない。すると、弾性ロールがたわ
み、成形後のロール板P’が「たる形」になり易い。と
ころが、本発明の場合、加圧ロール3と平板Pとの接触
部8は面接触である(即ち、接触面積が大きい)ため、
押付力Fをそれ程大きくしなくても、成形反力に抗する
ことができる。換言すれば、従来の曲げ方法の場合と比
較して、押付力Fが同一であれば、平板Pの曲げ半径を
小さくすることができる。また、曲げ半径が同一であれ
ば、より厚い平板Pを成形することができる。同時に、
成形途中の平板Pが、安定状態で保持される。上記した
結果、成形途中の平板Pの曲げ半径を一定にすることが
できるため、成形されたロール板P’の精度が良好であ
る。受圧板2に押付力Fが作用しなくなると、該受圧板
2は弾性復元する。
【0017】更に、ベース板1が下流側に送られると、
図2に示されるように、平板Pは、円弧状に塑性変形さ
れ、ロール板P’となって送出される。平板Pに作用す
る押付力F、及び受圧板2の弾性変形量は常に一定であ
るため、該平板Pの曲げ半径が一定である。そして、図
6に示されるように、加圧ロール3の外周面に巻き付け
られる形態で送出される。また、平板Pの終端部におい
ても、始端部或いは中間部と全く同様にして、受圧板2
に面接触された状態で円弧状に変形される。この結果、
平板Pの両端部における端曲げが不要である。
図2に示されるように、平板Pは、円弧状に塑性変形さ
れ、ロール板P’となって送出される。平板Pに作用す
る押付力F、及び受圧板2の弾性変形量は常に一定であ
るため、該平板Pの曲げ半径が一定である。そして、図
6に示されるように、加圧ロール3の外周面に巻き付け
られる形態で送出される。また、平板Pの終端部におい
ても、始端部或いは中間部と全く同様にして、受圧板2
に面接触された状態で円弧状に変形される。この結果、
平板Pの両端部における端曲げが不要である。
【0018】本発明に係るロール曲げ方法では、上側の
加圧ロール3からの押付力Fは、弾性変形可能な受圧板
2を介してベース板1に作用する。図3に示されるよう
に、加圧ロール3は、軸方向の両端部が支持されている
ため、弓なりにたわみがちとなる。その状態を、図3に
おいて二点鎖線で示す。ベース板1には、その幅方向の
両端部に最も大きな押付力Fが作用し、そのほぼ中央部
に近づくにつれて押付力Fが小さくなる。このため、該
ベース板1の両端部に最も大きな押付力Fが作用する。
しかし、このベース板1は剛体である(曲げ剛性が大き
い)ため、加圧ロール3の押付力Fによるたわみ量は、
極めて僅かであり、該ベース板1が弓なりにたわむこと
はない。この結果、成形後のロール板P’が「たる形」
になることはない。
加圧ロール3からの押付力Fは、弾性変形可能な受圧板
2を介してベース板1に作用する。図3に示されるよう
に、加圧ロール3は、軸方向の両端部が支持されている
ため、弓なりにたわみがちとなる。その状態を、図3に
おいて二点鎖線で示す。ベース板1には、その幅方向の
両端部に最も大きな押付力Fが作用し、そのほぼ中央部
に近づくにつれて押付力Fが小さくなる。このため、該
ベース板1の両端部に最も大きな押付力Fが作用する。
しかし、このベース板1は剛体である(曲げ剛性が大き
い)ため、加圧ロール3の押付力Fによるたわみ量は、
極めて僅かであり、該ベース板1が弓なりにたわむこと
はない。この結果、成形後のロール板P’が「たる形」
になることはない。
【0019】本実施例のロール曲げ方法では、上側の加
圧ロール3の下側に、所定の間隔をおいて一対のベース
板送給ロール4がほぼ水平に配設された形態の場合を説
明した。しかし、一対のベース板送給ロール4の機能
は、ベース板1を支持しながら該ベース板1を、上流側
から下流側に送るだけであり、従来のロール曲げ方法の
場合のように、押付力Fを受圧するという機能は不要で
ある。このため、図7に示されるように、複数本のベー
ス板送給ロール7が設けられた形態であっても構わな
い。また、該ベース板送給ロール4が、加圧ロール3の
直下に1本だけ設けられた形態であってもかまわない。
圧ロール3の下側に、所定の間隔をおいて一対のベース
板送給ロール4がほぼ水平に配設された形態の場合を説
明した。しかし、一対のベース板送給ロール4の機能
は、ベース板1を支持しながら該ベース板1を、上流側
から下流側に送るだけであり、従来のロール曲げ方法の
場合のように、押付力Fを受圧するという機能は不要で
ある。このため、図7に示されるように、複数本のベー
ス板送給ロール7が設けられた形態であっても構わな
い。また、該ベース板送給ロール4が、加圧ロール3の
直下に1本だけ設けられた形態であってもかまわない。
【0020】加圧ロール3の押付力Fを、例えば油圧等
の手段によって変化させることもできる。こうすること
により、平板Pを円筒以外の形状(例えば楕円状)に成
形することも可能である。
の手段によって変化させることもできる。こうすること
により、平板Pを円筒以外の形状(例えば楕円状)に成
形することも可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明に係る平板のロール曲げ方法は、
平板を略円筒状に成形するロール曲げ方法であって、成
形される平板を、弾性変形可能な受圧板を介して曲げ剛
性が大きなベース板に載置し、前記平板を介して前記受
圧板を弾性変形させ、該平板をその弾性変形部に面接触
状態でなじませながら、連続的に略円筒状に成形させる
ことを特徴としている。このため、下記の諸効果が奏せ
られる。(1)加圧ロールと平板との接触面積が大き
い、即ち、面接触であるため、平板の成形反力に抗する
力を大きくすることができる。このため、平板の曲げ半
径を小さくすることができる。また、肉厚の平板を成形
することもできる。(2)端曲げを行うことなく、しか
も、精度良く略円筒状に成形することができる。(3)
弾性変形可能な受圧板が、曲げ剛性が大きなベース板に
支持されているため、平板が成形される際のベース板の
たわみ量は極めて僅かである。この結果、成形される平
板の精度が高められる。(4)ベース板における幅方向
の両端部にガイド部が設けられている場合、受圧板がず
れることがないため、平板は更に安定して成形される。
(5)ベース板を前進させるための機構と、成形される
平板に加圧ロールを押し付ける機構を備えるだけで済む
ため、本発明に係るロール曲げ方法を具現化する装置の
構成を極めて簡単なものにすることができる。
平板を略円筒状に成形するロール曲げ方法であって、成
形される平板を、弾性変形可能な受圧板を介して曲げ剛
性が大きなベース板に載置し、前記平板を介して前記受
圧板を弾性変形させ、該平板をその弾性変形部に面接触
状態でなじませながら、連続的に略円筒状に成形させる
ことを特徴としている。このため、下記の諸効果が奏せ
られる。(1)加圧ロールと平板との接触面積が大き
い、即ち、面接触であるため、平板の成形反力に抗する
力を大きくすることができる。このため、平板の曲げ半
径を小さくすることができる。また、肉厚の平板を成形
することもできる。(2)端曲げを行うことなく、しか
も、精度良く略円筒状に成形することができる。(3)
弾性変形可能な受圧板が、曲げ剛性が大きなベース板に
支持されているため、平板が成形される際のベース板の
たわみ量は極めて僅かである。この結果、成形される平
板の精度が高められる。(4)ベース板における幅方向
の両端部にガイド部が設けられている場合、受圧板がず
れることがないため、平板は更に安定して成形される。
(5)ベース板を前進させるための機構と、成形される
平板に加圧ロールを押し付ける機構を備えるだけで済む
ため、本発明に係るロール曲げ方法を具現化する装置の
構成を極めて簡単なものにすることができる。
【図1】成形される平板Pが、受圧板2を介してベース
板1に設置された状態の斜視図である。
板1に設置された状態の斜視図である。
【図2】成形途中の平板Pの側面断面図である。
【図3】図2の背面図である。
【図4】ベース板1が、上下の各ロール3,4の間に進
入する状態の側面断面図である。
入する状態の側面断面図である。
【図5】平板Pの先端部が変形される状態の側面断面図
である。
である。
【図6】平板Pの終端部が変形される状態の側面断面図
である。
である。
【図7】複数本のベース板送給ロール7が設けられた場
合の側面断面図である。
合の側面断面図である。
【図8】従来の3本ロール曲げ方法を示す図である。
【図9】従来の3本ロール曲げにより、平板Pの終端部
に平坦部53が残る状態を示す図である。
に平坦部53が残る状態を示す図である。
【図10】従来の2本ロール曲げ方法を示す図である。
【図11】上下の各ロール54、55が弓なりにたわむ
状態を示す模式図である。
状態を示す模式図である。
F:押付力 P:平板 1:ベース板 1a:ガイド部 2:受圧板 3:加圧ロール 5,8:接触部(接触面積)
Claims (2)
- 【請求項1】 平板を略円筒状に成形するロール曲げ方
法であって、 成形される平板を、弾性変形可能な受圧板を介して、曲
げ剛性が大きなベース板に載置し、前記ベース板を前進
させながら、平板の上面に加圧ロールを押し付けて、該
平板を介して前記受圧板を弾性変形させることにより、
前記加圧ロールと前記平板との接触面積を大きくさせ
て、連続的に略円筒状に成形することを特徴とする平板
のロール曲げ方法。 - 【請求項2】 前記ベース板における幅方向の両端部に
は、前記受圧板が幅方向にずれることを防止するための
ガイド部が設けられていることを特徴とする請求項1に
記載の平板のロール曲げ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11091253A JP2000280026A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 平板のロール曲げ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11091253A JP2000280026A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 平板のロール曲げ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000280026A true JP2000280026A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=14021272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11091253A Pending JP2000280026A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 平板のロール曲げ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000280026A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101105579B1 (ko) | 2009-10-07 | 2012-01-17 | 대성전기공업 주식회사 | 하이브리드용 환형터미널 제조장치 |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP11091253A patent/JP2000280026A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101105579B1 (ko) | 2009-10-07 | 2012-01-17 | 대성전기공업 주식회사 | 하이브리드용 환형터미널 제조장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051005 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071017 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071023 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080311 |