JP2003181543A - 材料の曲げ加工装置 - Google Patents

材料の曲げ加工装置

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JP2003181543A JP2001387568A JP2001387568A JP2003181543A JP 2003181543 A JP2003181543 A JP 2003181543A JP 2001387568 A JP2001387568 A JP 2001387568A JP 2001387568 A JP2001387568 A JP 2001387568A JP 2003181543 A JP2003181543 A JP 2003181543A
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pressure shoe
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Shuji Sakaki
修次 坂木
Shozo Nakazato
昭三 中里
Kenji Yoneyama
堅持 米山
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NIPPON JIDO KIKI KOGYO KK
YONEYAMA SEISAKUSHO KK
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NIPPON JIDO KIKI KOGYO KK
YONEYAMA SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 中空の形材を曲げ加工すると、曲げ応力によ
り断面に偏平変形および皺変形が発生し、断面形状が変
形する問題がある。 【解決手段】 中空材料のワークWを保持部材22によ
り保持し、円筒面の一部分に相当する成型曲面14を前
記保持部材22とともに円弧軌跡にて移動させる。この
とき芯材Iを用いることにより偏平変形を抑制すること
が可能になる。さらに加圧シュー32でワークWの表面
に加圧力を与え、動摩擦抵抗力を作用させる。よってワ
ークWは軸方向への引っ張り抵抗力を受けながら曲げモ
ーメントが与えられることになり、曲げ応力のうちの圧
縮応力成分が引っ張り応力により緩和される。よって、
断面に皺変形が生じにくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアルミニウム合金な
どの軽量金属材料や鋼材料などで形成された軸芯部に空
間を有する材料を、不整変形を生じさせることなく大き
な曲率半径で曲げ加工することができる材料の曲げ加工
方法および曲げ加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム合金などの軽量金属材料に
より押出し成形されたまたは鋼材料で形成されたいわゆ
る「形材」としては、断面が矩形状で且つ軸芯部に空間
を有する「ロ形材」や「コ形材」または「中空丸棒材」
などがある。これらの「形材」は、自動車その他の車両
部品、または航空機部品として、または建築資材などと
して使用される。
【0003】そして、この「形材」を用いて各種構造物
を組み上げるためには、「形材」を曲げ加工する必要が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、「ロ形材」や
「コ形材」または「中空丸棒材」のように軸芯部に空間
が形成されている「形材」を曲げ変形させる場合には、
断面形状が変形する偏平変形、すなわちロ形材のやコ形
材の場合には落ち込み変形や膨らみ変形、中空丸棒材の
場合にはつぶれ変形が発生する問題がある。または、曲
げの内側の面で材料に皺が形成される問題がある。
【0005】図4に示すワークWは、アルミニウム合金
材料や鋼材料で形成された「ロ形材」であるが、このワ
ークWに対して曲げモーメントMを与えて曲げ加工しよ
うとすると、曲げ加工の半径方向では、断面において材
料の中心方向への落ち込みτ1,τ2が発生して凹状に
変形し、これと直交する方向へは膨らみτ3,τ4が発
生する。その結果、ワークWは断面形状において一方向
に対向する側面では互いに凹形状に、これと直交する側
面では互いに突形状に変形する。
【0006】このような偏平変形が生じると、各種構造
物に使用することが難しくなる。さらに肉厚が薄い「形
材」の場合には、偏平変形のみでなく、細かな座屈変形
が生じて、材料の表面に規則的なまたは不規則な皺が生
じやすくなる。
【0007】図4に示すようなワークWを曲げ加工する
方法および装置に関する発明として、例えば特開平11
−267765号公報に開示されているものがある。
【0008】しかし、前記公報に記載の発明では、材料
を曲げるためにドラムを用いている。そのため、材料に
曲率半径の小さい曲げを与えることが可能であるが、大
きな曲率半径の曲げを与えようとすると前記ドラムを大
径のものにしなくてはならず、装置が大型化し、また曲
げの曲率半径を変更する際に前記大きなドラムを交換し
なくてはならない、という問題が生じる。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、前記形材のような、軸芯部に空間が形成された長
尺なワークを偏平変形や皺変形などの不良現象を生じさ
せることなく比較的大きな曲率半径で曲げ加工すること
ができ、またそのための装置構造を極端に大きくする必
要のない材料の曲げ加工方法および曲げ加工装置を提供
することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の曲げ加工装置
は、軸芯部に空間が設けられている長尺の材料を曲げ加
工する装置において、外周面が円筒面の一部となる成型
曲面と、前記成型曲面の外周面に対向する対向部材と、
前記成型曲面と前記対向部材との間に延びる前記材料の
先部を保持する保持部材と、前記成型曲面および前記保
持部材を前記円筒面の曲率中心回りに回転させる駆動手
段と、前記保持部材で引っ張られながら前記成型曲面に
沿って曲げられる前記材料に対して前記引っ張り方向と
逆方向への抵抗力を与える抵抗力付与手段と、が設けら
れていることを特徴とするものである。
【0011】本発明では、材料を引っ張って成型曲面の
外周面に沿って曲げ変形させる際に、引っ張り抵抗力を
与えて、曲げモーメントが与えられている材料に対して
軸方向への引っ張り抵抗力を与える。その結果、材料の
曲げ内径部分に生じる曲げ応力を緩和でき、皺変形など
を抑制できる。また肉厚の薄い材料の場合にも前記軸方
向への引っ張り力により座屈変形力を緩和することがで
きる。
【0012】また、前記成型曲面を、円筒面の一部と
し、この成型曲面と前記保持部材を円筒面の曲率中心回
りに移動させる構造であるため、材料を比較的大きな曲
率半径で曲げる場合に、大きなドラムを必要とせず、装
置全体の大型化を防止できる。
【0013】例えば、前記抵抗力付与手段は、材料の表
面に当たる加圧シューと、この加圧シューを材料に対し
て加圧する加圧手段とから構成される。
【0014】また、前記抵抗力付与手段は、前記加圧シ
ューの加圧力を調整する調整手段と、前記材料の引っ張
り力を直接的にまたは間接的に測定する測定手段を有し
ており、前記測定手段の測定に応じて前記加圧シューか
ら与えられる抵抗力がほぼ一定となるように前記加圧シ
ューの加圧力が調整されるものが好ましい。
【0015】前記のように材料に作用する引っ張り力が
ほぼ一定になるように前記加圧シューの加圧力が制御さ
れると、材料が常に一定の抵抗力を受けながら曲げられ
るようになる。
【0016】さらに、前記材料の空間内に挿入される可
撓性の芯材が設けられていることが好ましい。この可撓
性の芯材は、複数枚の可撓性材料が曲げ半径方向へ向け
て積層されているものがさらに好ましい。
【0017】前記芯材を使用すると、図4に示すような
落ち込みや膨らみの歪みτ1,τ2,τ3,τ4を緩和
できる。その結果、断面での変形を生じさせることな
く、長尺の材料を曲げ加工することが可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は本発明の材料の曲げ加工装
置のひとつの実施の形態の概略構造を示す平面図、図2
は図1に示す曲げ加工装置での材料の曲げ加工の動作を
示す平面図、図3は同じく材料の曲げ加工の動作を示す
斜視図、図5は抵抗力付与手段を示す図1でのV−V線
で切断した断面図、図6は抵抗力付与手段の全体の構造
を示す側面図である。
【0019】図1に示す曲げ加工装置では、図示しない
架台上に、曲げ加工手段Aと抵抗力付与手段Bおよび駆
動手段Dとが搭載されている。
【0020】曲げ加工手段Aでは、架台の上に内側支持
ローラ2,3,4,5および、外側支持ローラ6,7,
8,9,10が回転自在に設けられている。前記内側支
持ローラ2,3,4,5は、前記曲率中心Oを中心とし
て所定半径の円弧軌跡に沿って配置されており、前記外
側支持ローラ6,7,8,9,10も、前記曲率中心O
を中心とした所定半径の円弧軌跡に沿って配置されてい
る。
【0021】前記架台の上には、リング部材の一部に相
当する移動部材11が設けられている。この移動部材1
1は、前記曲率中心Oからの半径がRiの内周面12を
有しており、この内周面12が前記内側支持ローラ2,
3,4,5に案内される。また前記移動部材11は、前
記曲率中心Oからの半径がRoの外周面13を有してお
り、この外周面13が前記外側支持ローラ6,7,8,
9,10に案内されている。この案内により、前記移動
部材11は、前記曲率中心Oを中心とする円弧軌跡上を
移動自在となっている。
【0022】前記駆動手段Dでは、駆動モータ17の動
力が減速されて駆動回転体15に伝達される。この駆動
回転体15に駆動ワイヤ16が巻きつけられている。駆
動ワイヤ16は先方に位置する外側支持ローラ6に巻か
れて、ワイヤの端末16aが前記移動部材11の前端に
連結されている。また駆動ワイヤ16は後方に位置する
外側支持ローラ10に巻かれて、ワイヤの端末16bが
前記移動部材11の後端に連結されている。
【0023】この駆動手段Dでは、前記駆動モータ17
によって駆動回転体15が反時計回りに駆動されると、
前記駆動ワイヤ16の引っ張り力によって前記移動部材
11が前記曲率中心Oを中心として円弧軌跡に沿って反
時計方向へ移動させられる。逆に、前記駆動回転体15
が時計回りに駆動されると、前記移動部材11は前記円
弧軌跡に沿って時計回りに回転させられる。
【0024】なお、前記駆動手段Dは前記のように駆動
回転体15と駆動ワイヤ16を有するものに限られず、
例えば移動部材11の外周面あるいは内周面に歯が形成
されて前記移動部材11の外周面あるいは内周面が部分
歯車となっており、前記駆動回転体15が前記部分歯車
と噛み合うピニオン歯車であってもよい。また、前記駆
動ワイヤ16を用いる場合に、駆動ワイヤ16の張り経
路はどのようなものであってもよい。
【0025】図5には前記移動部材11の断面形状が示
されている。前記移動部材11の外周側の上面には、移
動部材11の底面11Bと平行な支持面11Aが形成さ
れており、この支持面11Aの内周側には、成型曲面1
4が垂直に立ち上がっており、この成型曲面14は、前
記内側支持ローラおよび外側支持ローラの軸線方向と平
行となっている。
【0026】図1に示すように、前記成型曲面14は、
前記曲率中心Oを中心とした所定半径Rw上に位置する
円筒面であり、且つ成型曲面14は、前記曲率中心Oを
中心とする円筒面の一部部分に相当している。例えば前
記成型曲面14の前記曲率中心Oからの広がり角度θは
120度から60度の範囲内である。または前記広がり
角度が180度またはそれ以上であってもよく、また前
記支持部材11が複数のブロックから成ってそれぞれの
ブロックを連結できるものであり、このブロックの連結
または分離により前記θを自由に設定できるようにして
もよい。
【0027】前記移動部材11の先部には、保持台21
が固定されており、この保持台21の上に保持部材22
が設けられている。ワークWの先部はこの保持部材22
に保持される。また前記移動部材11が円弧軌跡に沿っ
て移動すると、前記保持部材22も移動部材11と一緒
に前記円弧軌跡に沿って移動する。
【0028】図1に示すように、前記曲げ加工手段Aで
は、前記移動部材11の外周側に対向する対向部材25
が設けられている。前記曲率中心Oと前記駆動回転体1
5の中心を結ぶ中心線をC−Cで示したときに、前記対
向部材25は、前記中心C−Cよりも時計方向側に位置
している。図5に示すように、前記対向部材25は対向
ブロック26とその表面に設けられたナイロン樹脂など
の低摩擦材料で形成された滑り板27を有している。図
1に示すように前記滑り板27の表面は、前記中心線C
−Cと直交する向きに配置されている。
【0029】また、前記対向部材25は、前記中心線C
−Cに沿う向きであるY方向への位置を調整自在であ
る。この調整により、ワークWの一方の側面が中心線C
−Cにおいて前記成型曲面14に接したときに、前記滑
り板27が前記ワークWの前記一方の面と逆側の他方に
面に接するように設定される。
【0030】前記ワークWは、鋼材料で形成された、あ
るいはアルミニウム合金などの軽量金属材料を押出し成
形した「形材」であり、且つ軸芯部に空間が形成された
「ロ形材」、「コ形材」などである。または中空丸棒材
であってもよい。
【0031】前記抵抗力付与手段Bでは、前記対向部材
25とほぼ同じ箇所において、前記ワークWに対して抵
抗が与えられる。
【0032】図3に示すように、前記抵抗力付与手段B
には、下側加圧シュー31と上側加圧シュー32が設け
られており、両加圧シュー31と32とで、ワークWを
上下から加圧できるようになっている。下側加圧シュー
31は高さ調整機構により高さ調整が可能となってお
り、高さ調整で設定された位置で前記下側加圧シュー3
1が固定されて使用される。
【0033】また、前記上側加圧シュー32は、加圧手
段35によって、前記ワークWの上面に加圧される。前
記加圧手段35では、架台に固定された軸40を支点と
して回動する加圧アーム37が設けられており、この加
圧アーム37の先部に設けられたピボット38により加
圧部材36が可動状態に支持されている。そして前記加
圧部材36の下面に前記上側加圧シュー32が固定され
ている。
【0034】また、前記加圧アーム37の基部には雌ね
じ部材39aが設けられており、この雌ねじ部材39a
が、前記加圧アーム37による加圧力を調整できる調整
手段となるスクリュー軸39に螺着されている。
【0035】図6に示すように、前記スクリュー軸39
には、サーボモータ41からの動力が減速されて与えら
れる。そして前記サーボモータ41を動作させるモータ
ドライバ42は、マイクロコンピュータなどによる制御
部43により制御される。また、前記ワークWが前記保
持部材22により保持された円弧軌跡で引っ張られると
きに前記ワークWに作用する軸方向の引っ張り力を直接
的に、または間接的に測定する測定手段44が設けられ
ている。この測定手段44は、例えば前記ワークWに直
接に貼付されたストレインゲージ、または前記対向部材
25に貼付されたストレインゲージなどで構成できる。
また前記ワークWに作用する引っ張り力により歪みを生
じる場所であるならば、前記ストレインゲージがどこに
設けられていてもよい。
【0036】前記測定手段44による測定結果に応じて
前記サーボモータ41を随時制御して、前記上側加圧シ
ュー32の加圧力Fを調整することにより、前記下側加
圧シュー31と上側加圧シュー32が前記ワークWに与
える軸方向の引っ張り抵抗力を常に一定となるように調
整することができるようになる。
【0037】図1および図3に示すように、前記ワーク
Wの軸芯部に形成された空間内には芯材Iが挿入され
る。この芯材Iは可撓性の材料、例えば軟質樹脂や発泡
樹脂材料により形成されたものであり、ワークWの軸芯
部の空間内に隙間なく挿入できる断面寸法を有してい
る。また、図に示すように、この芯材Iは可撓性を有す
る複数の板材が曲げの半径方向に向けて複数枚積層され
ているものが好ましい。
【0038】図1に示すように、架台には、芯材Iの基
端部分を保持するチャック51が設けられている。
【0039】次に、上記構造の曲げ加工装置を用いた材
料の曲げ加工方法について説明する。
【0040】図1に示すように、曲げ加工前では、前記
保持部材22が前記中心線C−Cよりも反時計方向に位
置している。そして、「ロ形材」などのワークWは、前
記中心線C−Cにおいて前記成型曲面14に接するよう
に設置され、ワークWの先端を保持部材22で保持させ
る。このとき、前記芯材Iを用いても用いなくてもよい
が、用いる場合には、芯材IをワークWの軸芯部の空間
内に挿入し、その基端部をチャック51で保持させる。
【0041】また、前記対向部材25をワークWに接近
させ、対向部材25の滑り板27をワークWの側面に当
てる。
【0042】上側加圧シュー32による加圧力Fは、ワ
ークWの材質や寸法および肉厚などによって最適値が予
め想定されており、この値は制御部43に記憶されてい
る。あるいは外部から入力する。前記最適値に基づいて
前記サーボモータ41が動作し、スクリュー軸39が駆
動されて加圧アーム37が駆動されて、前記上側加圧シ
ュー32と下側加圧シュー31とで、前記ワークWが前
記加圧力Fにより挟持される。
【0043】曲げ加工を開始するときに、駆動モータ1
7を始動して、移動部材11および保持部材22を一緒
に図1と図2における反時計回りに一定の速度で移動さ
せる。ワークWは、その先部が保持部材22により引っ
張られながら、回転している成型曲面14に巻付けられ
る。このときワークWは前記対向部材25により規制さ
れるため、ワークWは前記成型曲面14の曲率に沿って
曲げ加工される。
【0044】このとき、ワークWには加圧シュー31と
32の加圧力Fによる動摩擦抵抗力が軸方向へ作用して
いるため、ワークWは軸方向への引っ張り力を受けなが
ら、成型曲面14により同時に曲げモーメントMが与え
られることになる。よって、ワークWの内径部と外径部
に作用する曲げ応力は前記引っ張り抵抗力により調整さ
れ、圧縮応力が実質的に減少させられる。したがって、
ワークWの肉厚が薄い場合でも、曲げによりワークの圧
縮側の肉部分に生じる圧縮応力が前記引っ張り応力によ
り緩和され、表面に皺などが発生しにくくなる。
【0045】また、芯材Iを用いることで、ワークWの
断面に交叉する方向への歪みが抑制され、ワークWの断
面形状の歪み変形、すなわち図4に示した落ち込みτ
1,τ2や膨らみτ3,τ4などの不整変形や偏平変形
が生じにくくなる。
【0046】なお、前記図の実施の形態では、前記移動
部材11に成型曲面14を形成しているが、前記内側支
持ローラ2,3,4,5の外周側を鋼板、プラスチック
ベルトなどの帯状体が移動できるようにし、この内側支
持ローラ間を周回する前記帯状体を前記成型曲面として
利用してもよい。
【0047】また前記のように移動部材11を用いる場
合、この移動部材11は木製、合成樹脂製などとするこ
とが好ましい。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明では、軸芯部が空間
を有する形材を断面形状に歪みを生じることなく曲げ加
工できるようになる。また、比較的曲げの曲率半径が大
きいものであっても、装置を比較的に小さなものにでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の材料の曲げ加工装置のひとつの実施の
形態を示す部分平面図、
【図2】本発明の材料の曲げ加工動作を示す平面図、
【図3】本発明の材料の曲げ加工動作を示す斜視図、
【図4】材料が曲げ加工されるときの問題点を説明する
斜視図、
【図5】移動部材および抵抗力付与手段を示す図1のV
−V線の断面図、
【図6】抵抗力付与手段およびその制御部を示す側面
図、
【符号の説明】
A 曲げ加工手段 B 抵抗力付与手段 D 駆動手段 2,3,4,5 内側支持ローラ 6,7,8,9,10 外側支持ローラ 11 移動部材 14 成型曲面 15 駆動回転体 16 駆動ワイヤ 22 保持部材 25 対向部材 31 下側加圧シュー 32 上側加圧シュー 35 加圧手段 W ワーク I 芯材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂木 修次 東京都羽村市羽741番地79 (72)発明者 中里 昭三 東京都羽村市川崎一丁目7番26号 日本自 動機器工業株式会社内 (72)発明者 米山 堅持 東京都西多摩郡瑞穂町箱根ヶ崎東松原24番 地10 株式会社米山製作所内 Fターム(参考) 4E063 AA06 BC13 CA03 DA01 GA01 HA02 HA05 JA04 KA06 LA11 LA13

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸芯部に空間が設けられている長尺の材
    料を曲げ加工する装置において、外周面が円筒面の一部
    となる成型曲面と、前記成型曲面の外周面に対向する対
    向部材と、前記成型曲面と前記対向部材との間に延びる
    前記材料の先部を保持する保持部材と、前記成型曲面お
    よび前記保持部材を前記円筒面の曲率中心回りに回転さ
    せる駆動手段と、前記保持部材で引っ張られながら前記
    成型曲面に沿って曲げられる前記材料に対して前記引っ
    張り方向と逆方向への抵抗力を与える抵抗力付与手段
    と、が設けられていることを特徴とする材料の曲げ加工
    装置。
  2. 【請求項2】 前記抵抗力付与手段は、材料の表面に当
    たる加圧シューと、この加圧シューを材料に対して加圧
    する加圧手段とから構成される請求項1記載の材料の曲
    げ加工装置。
  3. 【請求項3】 前記抵抗力付与手段は、前記加圧シュー
    の加圧力を調整する調整手段と、前記材料の引っ張り力
    を直接的にまたは間接的に測定する測定手段を有してお
    り、前記測定手段の測定に応じて前記加圧シューから与
    えられる抵抗力がほぼ一定となるように前記加圧シュー
    の加圧力が調整される請求項2記載の材料の曲げ加工装
    置。
  4. 【請求項4】 前記材料の空間内に挿入される可撓性の
    芯材が設けられている請求項1ないし3のいずれかに記
    載の材料の曲げ加工装置。
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