JP2000278336A - バースト信号発生器 - Google Patents

バースト信号発生器

Info

Publication number
JP2000278336A
JP2000278336A JP11085310A JP8531099A JP2000278336A JP 2000278336 A JP2000278336 A JP 2000278336A JP 11085310 A JP11085310 A JP 11085310A JP 8531099 A JP8531099 A JP 8531099A JP 2000278336 A JP2000278336 A JP 2000278336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveform
data
data value
value
burst signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11085310A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikuni Ito
佳邦 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
Priority to JP11085310A priority Critical patent/JP2000278336A/ja
Publication of JP2000278336A publication Critical patent/JP2000278336A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用周波数帯域外への影響を抑えた安定した
バースト信号を素早く発生させるバースト信号発生器を
提供する。 【解決手段】 送信対象となるデータ値列の各データ値
に対応するインパルス波形を連続して並べ、連続して並
べたインパルス波形の合成波形をバースト信号として発
生させる。具体的には、記憶手段5がデータ値列の先頭
部分及び中央部分及び後尾部分に位置するデータ値列部
分のデータ値と対応した合成波形部分を記憶し、発生手
段5が送信対象となるデータ値列に含まれる複数のデー
タ値列部分に対してそのデータ値と対応した合成波形部
分を記憶手段5から読み出し、これら複数の合成波形部
分から構成される合成波形をバースト信号として発生さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信対象となるデ
ータ値列と対応するバースト信号を発生させるバースト
信号発生器に関し、特に、使用周波数帯域外への影響を
抑えた安定したバースト信号を素早く発生させるバース
ト信号発生器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばTDMA方式等を用いて通信を行
う通信装置ではバースト信号を送信することが行われ
る。ここで、バースト信号とは始まりと終わりのある信
号のことであり、例えば信号の始まりと終わりの間では
送信キャリアをオンとする一方、信号の始まり以前及び
信号の終わり以降では送信キャリアをオフとすることに
よりバースト信号を生成することができる。従来では、
上記のような送信キャリアのオンオフ制御は、例えば送
信出力アンプを制御する方法や、また、例えばベースバ
ンドのデジタル信号処理部で送信キャリアに対して0に
収束するシェイピング波形を乗算する方法を用いて行わ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例えば
上記した送信出力アンプを制御する方法を用いた場合に
は、使用周波数帯域外への影響を抑えて制御することが
難しいため、使用周波数帯域外のノイズが発生してしま
ってデータ送信の品質が低下してしまうといった不具合
があった。また、例えば上記したシェイピング波形を乗
算する方法を用いた場合には、乗算器の回路規模が大き
くなってしまい、消費電力も大きくなってしまうといっ
た不具合があった。また、例えば通信装置からバースト
信号を送信するに際して、安定したバースト信号を素早
く発生させて通信の品質を高めたいといった要求もあっ
た。
【0004】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、使用周波数帯域外への影響を
抑えた安定したバースト信号を素早く発生させることが
できるバースト信号発生器を提供することを目的とす
る。また、更に具体的には、本発明のバースト信号発生
器は、簡易な回路構成でバースト信号を発生させること
を可能にする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るバースト信号発生器では、次のように
してバースト信号を発生させる。すなわち、送信対象と
なるデータ値列の各データ値に対応するインパルス波形
を連続して並べ、連続して並べたインパルス波形の合成
波形をバースト信号として発生させる。このようなバー
スト信号を発生させる構成として、本発明に係るバース
ト信号発生器では、記憶手段がデータ値列の先頭部分に
位置するデータ値列部分のデータ値と対応した合成波形
部分及びデータ値列の中央部分に位置するデータ値列部
分のデータ値と対応した合成波形部分及びデータ値列の
後尾部分に位置するデータ値列部分のデータ値と対応し
た合成波形部分を記憶し、発生手段が送信対象となるデ
ータ値列に含まれる複数のデータ値列部分に対してその
データ値と対応した合成波形部分を記憶手段から読み出
し、これら複数の合成波形部分から構成される合成波形
をバースト信号として発生させる。
【0006】従って、各データ値にインパルス波形を対
応させてバースト信号を発生させるため、例えばバース
ト信号の始まりや終わりが急峻な波形とならずに滑らか
な波形となることが実現され、これにより、使用周波数
帯域外への影響を抑えることができる。また、例えば予
め記憶した合成波形部分を送信対象となるデータ値列に
含まれるデータ値列部分のデータ値に応じて読み出すこ
とでバースト信号を発生させるため、安定したバースト
信号を素早く発生させることができる。また、例えば合
成波形部分を記憶するメモリや当該メモリから合成波形
部分を読み出す回路等により構成することが可能である
ため、簡易な回路構成とすることが可能である。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に係る一実施例を図面を参
照して説明する。図1には、本発明に係るバースト信号
発生器の一例を示してあり、このバースト信号発生器は
例えばTDMA方式等を用いて通信を行う通信装置の送
信側ベースバンド処理部に備えられている。同図に示し
たバースト信号発生器には、サンプルクロックをカウン
トするサンプルカウンタ1と、サンプルクロックを分周
してシンボルクロックを生成する分周器2と、送信対象
となるデータ値列をシリアルデータからパラレルデータ
へ変換するシリアルパラレル変換器3と、後述するバー
スト制御信号に応じてシンボルクロックをカウントする
切替カウンタ4と、後述する合成波形部分の波形データ
を記憶する帯域制限フィルタROM5と、デジタル信号
をアナログ信号へ変換するD/A変換器6とが備えられ
ている。
【0008】サンプルカウンタ1は例えば外部から入力
されるサンプルクロックをカウントし、当該カウント結
果をK個の値(例えば“1”値〜“K”値)を繰り返す
サンプルカウント値として帯域制限フィルタROM5へ
出力する機能を有している。分周器2は上記したサンプ
ルクロックを例えば1/Kに分周したシンボルクロック
を生成し、当該シンボルクロックをシリアルパラレル変
換器3及び切替カウンタ4へ出力する機能を有してい
る。なお、上記した“K”の値としては特に限定はな
く、本例では、例えばK=8である。
【0009】シリアルパラレル変換器3は送信対象とな
るデータ値列(図1中に示す“シンボルデータ”)をシ
リアルデータとして入力し、分周器2から入力されるシ
ンボルクロックと同期して、入力したデータ値列中の連
続するL個のデータ値を順次シフトさせてこれらL個の
データ値をLビットのパラレルデータとして帯域制限フ
ィルタROM5へ出力する機能を有している。なお、デ
ータ値列の中央部分ではL個のデータ値がそろうが、例
えばデータ値列の先頭部分や後尾部分では必ずしもL個
のデータ値がそろわない場合もあるため、シリアルパラ
レル変換器3は送信対象となるデータ値列の先頭部分や
後尾部分については1又はL個未満のデータ値をパラレ
ルデータとして帯域制限フィルタROM5へ出力する。
【0010】ここで、本例ではシンボルクロックが1回
カウントされる時間内にサンプルクロックがK回カウン
トされるため、同一のパラレルデータが帯域制限フィル
タROM5に入力されている間に例えば“1”値から
“K”値までのK個のサンプルカウント値が帯域制限フ
ィルタROM5に入力される。また、送信対象となるデ
ータ値列は複数の連続するデータ値から構成されてお
り、本例では、各データ値として“1”値或いは“0”
値のいずれかの値が送信情報に応じて設定されている。
また、上記した“L”の値については後述する。
【0011】切替カウンタ4は例えば外部から入力され
るバースト制御信号のオンオフ切替に応じて、分周器2
から入力されるシンボルクロックをカウントし、当該カ
ウント結果を(2L)個の値(例えば“0”値〜“2L
−1”値)を繰り返す切替カウント値として帯域制限フ
ィルタROM5へ出力する機能を有している。
【0012】ここで、上記したバースト制御信号は、本
例のバースト信号発生器により発生させるバースト信号
の始まり位置(送信キャリアをオフからオンとすると
き)や終わり位置(送信キャリアをオンからオフとする
とき)を通知するためにオンオフ切替される信号であ
り、本例では、バースト制御信号がオン(本例では
“0”)となることで送信キャリアがオンとなる一方、
バースト制御信号がオフ(本例では“1”)となること
で送信キャリアがオフとなる。
【0013】また、上記した本例の切替カウンタ4から
帯域制限フィルタROM5へ出力される切替カウント値
を詳しく説明する。例えば切替カウンタ4に入力される
バースト制御信号がオンに保持されているときは、切替
カウンタ4は“0”値の切替カウント値を保持して当該
切替カウント値を帯域制限フィルタROM5へ出力す
る。また、例えば切替カウンタ4に入力されるバースト
制御信号がオンからオフへ切替えられたときは、切替カ
ウンタ4は“1”値から“L”値までの切替カウント値
をカウントして各切替カウント値を帯域制限フィルタR
OM5へ出力する。
【0014】また、例えば切替カウンタ4に入力される
バースト制御信号がオフに保持されているときは、切替
カウンタ4は“L”値の切替カウント値を保持して当該
切替カウント値を帯域制限フィルタROM5へ出力す
る。また、例えば切替カウンタ4に入力されるバースト
制御信号がオフからオンへ切替えられたときは、切替カ
ウンタ4は“L+1”値から“2L−1”値及びそれに
続く“0”値までの切替カウント値をカウントして各切
替カウント値を帯域制限フィルタROM5へ出力する。
【0015】帯域制限フィルタROM5は例えば複数の
波形データを記憶しており、サンプルカウンタ1から入
力したサンプルカウント値とシリアルパラレル変換器3
から入力したパラレルデータのデータ値と切替カウンタ
4から入力した切替カウント値により特定されるメモリ
アドレスの波形データ値を順次出力することで、当該パ
ラレルデータのデータ値と当該切替カウント値により特
定される波形データをD/A変換器6へ出力する機能を
有している。なお、本例では、サンプルカウント値を下
位のアドレスとして用い、パラレルデータのデータ値を
中位のアドレスとして用い、切替カウント値を上位のア
ドレスとして用いている。
【0016】ここで、本例のバースト信号発生器により
発生させるバースト信号の波形を具体的に説明する。す
なわち、本例のバースト信号発生器では、送信対象とな
るデータ値列の各データ値に対応するインパルス波形を
連続して並べ、連続して並べたインパルス波形の合成波
形をバースト信号として発生させる。
【0017】図2には、本例の“1”値のデータ値に対
応するインパルス波形を示してあり、本例では打ち切り
長が6であるインパルス波形を用いている。ここで、本
例で言う打ち切り長が6であるとは、インパルス波形を
上記図2に示したようにその中央に位置する山形の波形
の半分の幅毎に区切った場合に当該インパルス波形が6
つの区間(“区間1”〜“区間6”)の波形から構成さ
れることを示す。また、本例の“0”値のデータ値に対
応するインパルス波形としては、上記図2に示したイン
パルス波形の正負を反転させたインパルス波形を用い
る。なお、上記した“L”の値としては上記したインパ
ルス波形の打ち切り長が設定される。本例では、上記の
ように打ち切り長が6である場合、すなわち、L=6で
ある場合を例として説明する。
【0018】また、本例の帯域制限フィルタROM5に
記憶される波形データや当該波形データが記憶されるメ
モリアドレスを具体的に説明する。本例では、バースト
信号として発生させる上記したインパルス波形の合成波
形を複数の波形部分(合成波形部分)から構成すること
とし、当該合成波形部分として用いる波形データを例え
ば予め帯域制限フィルタROM5に記憶させておく。
【0019】図3(a)を参照して、バースト制御信号
がオンからオフへ切替えられるときに発生させる合成波
形部分を説明する。同図(a)には、送信対象となるデ
ータ値列の後尾に位置する6個のデータ値に対応するイ
ンパルス波形(“波形a”〜“波形f”)の並びを示し
てある。なお、同図(a)では、説明の便宜上から、こ
れら6個のデータ値が全て“1”値である場合の波形を
示してある。
【0020】例えば波形cの区間4に対応する位置の合
成波形部分に着目すると、この合成波形部分は波形c及
び前後に位置する波形a、波形b、波形d、波形e、波
形fの寄与を合成した波形となり、この合成波形部分は
上記図2に示したインパルス波形の区間1から区間6ま
での波形を合成した波形となる。本例の帯域制限フィル
タROM5は、このようなインパルス波形の区間1から
区間6までの波形を合成した波形データを“0”値の切
替カウンタ値と対応するメモリアドレスの記憶領域に記
憶している。なお、上記ではデータ値が全て“1”値で
ある場合を示したが、本例の帯域制限フィルタROM5
は、各波形a〜fに対応するデータ値の全ての組合せに
対応して上記のようなインパルス波形の区間1から区間
6までの波形を合成した波形データを“0”値の切替カ
ウンタ値と対応するメモリアドレスの記憶領域に記憶し
ている。
【0021】また、例えば波形dの区間4に対応する位
置の合成波形部分に着目すると、この合成波形部分は波
形d及び前後に位置する波形b、波形c、波形e、波形
fの寄与を合成した波形となり、この合成波形部分は上
記図2に示したインパルス波形の区間2から区間6まで
の波形を合成した波形となる。なお、図3(a)中に示
した“g”の位置では送信キャリアがオフでありインパ
ルス波形(すなわち、データ値)が存在しないため、合
成波形部分には影響を及ぼさない。本例の帯域制限フィ
ルタROM5は、このようなインパルス波形の区間2か
ら区間6までの波形を合成した波形データを“1”値の
切替カウンタ値と対応するメモリアドレスの記憶領域に
記憶している。なお、上記と同様に、本例の帯域制限フ
ィルタROM5は、各波形b〜fに対応するデータ値の
全ての組合せに対応して上記のような波形データを記憶
している。
【0022】同様に、例えば波形eの区間4に対応する
位置の合成波形部分に着目すると、この合成波形部分は
波形e及び前後に位置する波形c、波形d、波形fの寄
与を合成した波形となり、この合成波形部分は上記図2
に示したインパルス波形の区間3から区間6までの波形
を合成した波形となる。本例の帯域制限フィルタROM
5は、各波形c〜fに対応するデータ値の全ての組合せ
に対応して、このようなインパルス波形の区間3から区
間6までの波形を合成した波形データを“2”値の切替
カウンタ値と対応するメモリアドレスの記憶領域に記憶
している。
【0023】同様に、例えば波形fの区間4に対応する
位置の合成波形部分に着目すると、この合成波形部分は
波形f及び前に位置する波形d、波形eの寄与を合成し
た波形となり、この合成波形部分は上記図2に示したイ
ンパルス波形の区間4から区間6までの波形を合成した
波形となる。本例の帯域制限フィルタROM5は、各波
形d〜fに対応するデータ値の全ての組合せに対応し
て、このようなインパルス波形の区間4から区間6まで
の波形を合成した波形データを“3”値の切替カウンタ
値と対応するメモリアドレスの記憶領域に記憶してい
る。
【0024】同様に、例えば“g”の区間4に対応する
位置の合成波形部分に着目すると、この合成波形部分は
前に位置する波形e、波形fの寄与を合成した波形とな
り、この合成波形部分は上記図2に示したインパルス波
形の区間5から区間6までの波形を合成した波形とな
る。本例の帯域制限フィルタROM5は、各波形e〜f
に対応するデータ値の全ての組合せに対応して、このよ
うなインパルス波形の区間5から区間6までの波形を合
成した波形データを“4”値の切替カウンタ値と対応す
るメモリアドレスの記憶領域に記憶している。
【0025】同様に、例えば“h”の区間4に対応する
位置の合成波形部分に着目すると、この合成波形部分は
前に位置する波形fの寄与のみから成る(波形fの寄与
のみを合成した)波形となり、この合成波形部分は上記
図2に示したインパルス波形の区間6の波形となる。本
例の帯域制限フィルタROM5は、波形fに対応するデ
ータ値が“1”値である場合と“0”値である場合とに
対応して、このようなインパルス波形の区間6の波形デ
ータを“5”値の切替カウンタ値と対応するメモリアド
レスの記憶領域に記憶している。
【0026】また、例えば“i”の区間4に対応する位
置の合成波形部分に着目すると、この合成波形部分に寄
与するインパルス波形は存在しないため、当該合成波形
部分は無波形(ゼロの波形)となる。本例の帯域制限フ
ィルタROM5は、このような無波形を示すゼロの波形
データを“6”値の切替カウンタ値と対応するメモリア
ドレスの記憶領域に記憶している。
【0027】また、図3(b)を参照して、バースト制
御信号がオフからオンへ切替えられるときに発生させる
合成波形部分を説明する。なお、この合成波形部分につ
いても、バースト制御信号がオンからオフへ切替えられ
るときと同様な原理を用いて算出することができる。同
図(b)には、送信対象となるデータ値列の先頭に位置
する6個のデータ値に対応するインパルス波形(“波形
p”〜“波形u”)の並びを示してある。なお、同図
(b)では、説明の便宜上から、これら6個のデータ値
が全て“1”値である場合の波形を示してある。
【0028】例えば“m”の区間4に対応する位置の合
成波形部分に着目すると、この合成波形部分は後に位置
する波形pの寄与のみから成る(波形pの寄与のみを合
成した)波形となり、この合成波形部分は上記図2に示
したインパルス波形の区間1の波形となる。本例の帯域
制限フィルタROM5は、波形pに対応するデータ値が
“1”値である場合と“0”値である場合とに対応し
て、このようなインパルス波形の区間1の波形データを
“7”値の切替カウンタ値と対応するメモリアドレスの
記憶領域に記憶している。
【0029】また、例えば“n”の区間4に対応する位
置の合成波形部分に着目すると、この合成波形部分は後
に位置する波形p、波形qの寄与を合成した波形とな
り、この合成波形部分は上記図2に示したインパルス波
形の区間1から区間2までの波形を合成した波形とな
る。本例の帯域制限フィルタROM5は、このようなイ
ンパルス波形の区間1から区間2までの波形を合成した
波形データを“8”値の切替カウンタ値と対応するメモ
リアドレスの記憶領域に記憶している。なお、上記では
データ値が全て“1”値である場合を示したが、本例の
帯域制限フィルタROM5は、各波形p〜qに対応する
データ値の全ての組合せに対応して上記のようなインパ
ルス波形の区間1から区間2までの波形を合成した波形
データを“8”値の切替カウンタ値と対応するメモリア
ドレスの記憶領域に記憶している。
【0030】同様に、例えば“o”の区間4に対応する
位置の合成波形部分に着目すると、この合成波形部分は
後に位置する波形p、波形q、波形rの寄与を合成した
波形となり、この合成波形部分は上記図2に示したイン
パルス波形の区間1から区間3までの波形を合成した波
形となる。本例の帯域制限フィルタROM5は、各波形
p〜rに対応するデータ値の全ての組合せに対応して、
このようなインパルス波形の区間1から区間3までの波
形を合成した波形データを“9”値の切替カウンタ値と
対応するメモリアドレスの記憶領域に記憶している。
【0031】同様に、例えば波形pの区間4に対応する
位置の合成波形部分に着目すると、この合成波形部分は
当該波形p及び後に位置する波形q、波形r、波形sの
寄与を合成した波形となり、この合成波形部分は上記図
2に示したインパルス波形の区間1から区間4までの波
形を合成した波形となる。本例の帯域制限フィルタRO
M5は、各波形p〜sに対応するデータ値の全ての組合
せに対応して、このようなインパルス波形の区間1から
区間4までの波形を合成した波形データを“10”値の
切替カウンタ値と対応するメモリアドレスの記憶領域に
記憶している。
【0032】同様に、例えば波形qの区間4に対応する
位置の合成波形部分に着目すると、この合成波形部分は
当該波形q及び前後に位置する波形p、波形r、波形
s、波形tの寄与を合成した波形となり、この合成波形
部分は上記図2に示したインパルス波形の区間1から区
間5までの波形を合成した波形となる。本例の帯域制限
フィルタROM5は、各波形p〜tに対応するデータ値
の全ての組合せに対応して、このようなインパルス波形
の区間1から区間5までの波形を合成した波形データを
“11”値の切替カウンタ値と対応するメモリアドレス
の記憶領域に記憶している。
【0033】上記のように本例の帯域制限フィルタRO
M5は、“0”値から“11”値(すなわち、“2L−
1”値)までの各切替カウント値毎に、合成波形部分に
寄与する1又は複数のデータ値と対応させて上記した各
種の波形データを記憶している。なお、図4には、切替
カウント値に関する帯域制限フィルタROM5のアドレ
スマップの一例を示してある。
【0034】また、本例の帯域制限フィルタROM5
は、上記した各波形データを例えば等間隔に並ぶK個の
波形データ値の形で記憶しており、これらK個の波形デ
ータ値がそれぞれ“1”値〜“K”値のサンプルカウン
タ値と対応付けられている。以上の構成により、本例の
帯域制限フィルタROM5では、切替カウント値とパラ
レルデータのデータ値により特定される波形データを、
当該波形データを構成するK個の波形データ値を“1”
値〜“K”値のサンプルカウント値に対応して順次出力
することで、D/A変換器6へ出力する。
【0035】本例では、上記のように帯域制限フィルタ
ROM5が切替カウント値や1又は複数個(本例では最
大で6個)のデータ値(すなわち、パラレルデータのデ
ータ値)等と対応して合成波形部分として用いられる波
形データを記憶することにより、データ値列の先頭部分
に位置するデータ値列部分のデータ値と対応した合成波
形部分及びデータ値列の中央部分に位置するデータ値列
部分のデータ値と対応した合成波形部分及びデータ値列
の後尾部分に位置するデータ値列部分のデータ値と対応
した合成波形部分を記憶する記憶手段が構成されてい
る。
【0036】ここで、本例では、上記した1又は複数個
のデータ値(パラレルデータのデータ値)が本発明に言
うデータ値列部分のデータ値に相当し、1又は複数個の
データ値のまとまり部分(すなわち、パラレルデータ)
が本発明に言うデータ値列部分に相当している。また、
本例では、上記した切替カウント値により、送信対象と
なるデータ値列中でのデータ値列部分の位置が特定され
ている。
【0037】また、データ値列の先頭部分に位置するデ
ータ値列部分と中央部分に位置するデータ値列部分と後
尾部分に位置するデータ値列部分とでそれぞれ合成波形
部分を対応させている理由は、データ値列の先頭部分の
データ値や中央部分のデータ値や後尾部分のデータ値に
対応して生成される合成波形部分が例えばそれぞれ異な
ったものとなるためである。
【0038】すなわち、本例では、上記した“7”値〜
“11”値の切替カウント値に対応して記憶される合成
波形部分が本発明に言うデータ値列の先頭部分に位置す
るデータ値列部分のデータ値と対応した合成波形部分に
相当し、上記した“0”値の切替カウント値に対応して
記憶される合成波形部分が本発明に言うデータ値列の中
央部分に位置するデータ値列部分のデータ値と対応した
合成波形部分に相当し、上記した“1”値〜“5”値の
切替カウント値に対応して記憶される合成波形部分が本
発明に言うデータ値列の後尾部分に位置するデータ値列
部分のデータ値と対応した合成波形部分に相当してい
る。なお、上記のように本例では、これらの合成波形部
分と共に“6”値の切替カウント値に対応したゼロの波
形データも記憶している。
【0039】また、本例では、上記した帯域制限フィル
タROM5が順次入力される切替カウント値やパラレル
データのデータ値等に応じて当該データ値等と対応した
合成波形部分の波形データを自己(当該帯域制限フィル
タROM5)から順次読み出し、これら複数の合成波形
部分から構成される合成波形をバースト信号として発生
させることにより、送信対象となるデータ値列に含まれ
る複数のデータ値列部分に対してそのデータ値と対応し
た合成波形部分を記憶手段から読み出し、これら複数の
合成波形部分から構成される合成波形をバースト信号と
して発生させる発生手段が構成されている。
【0040】D/A変換器6は帯域制限フィルタROM
5から順次入力される複数の波形データ値を滑らかにつ
なぐことで、帯域制限フィルタROM5からデジタルデ
ータとして発生させられたインパルス波形の合成波形を
アナログ信号へ変換して出力する機能を有している。な
お、本例では、各データ値に所定の打ち切り長を有した
インパルス波形を対応させているため、複数の波形デー
タ値が滑らかにつながる。
【0041】次に、図5を用いて、本例のバースト信号
発生器により行われる処理動作のタイミングや発生させ
られるバースト信号の一例を示す。同図には、シンボル
クロックと、バースト制御信号と、切替カウント値と、
これらに応じて発生させられるバースト信号の一例を示
してある。
【0042】例えば同図に示したの状態ではバースト
制御信号がオン(“0”)であり、この状態では切替カ
ウンタ4から帯域制限フィルタROM5へ“0”値の切
替カウンタ値が出力され、帯域制限フィルタROM5か
らはシリアルパラレル変換器3からのパラレルデータの
データ値に応じて、“0”値の切替カウント値と対応す
るいずれかの波形データが出力される。
【0043】また、同図に示したの状態はバースト制
御信号がオンからオフ(“1”)へ切替えられた後の状
態を示し、このようなバースト制御信号の切替が行われ
ると、切替カウンタ4は“1”値から“L”値(本例で
は“6”値)までをカウントする。この場合、切替カウ
ント値が“1”値であるときには帯域制限フィルタRO
M5から“1”値の切替カウント値と対応するいずれか
の波形データが出力され、切替カウント値が“2”値で
あるときには帯域制限フィルタROM5から“2”値の
切替カウント値と対応するいずれかの波形データが出力
されるといったように、各切替カウント値に対応する波
形データが順次出力されることで出力信号の波形が次第
に無波形(ゼロの波形)に収束していく。
【0044】なお、本例の構成では、切替カウント値が
“3”値となる位置が送信対象となるデータ値列の後尾
のデータ値の位置と対応していることから、切替カウン
ト値が“1”値から“3”値であるときには送信対象と
なるデータ値が存在するため、本例のバースト制御信号
は例えば上記した後尾のデータ値より3つ前のデータ値
と対応する時点でオンからオフへ切替えられる。
【0045】また、切替カウント値が“L”値になると
切替カウンタ4により当該切替カウント値が保持される
ことで、帯域制限フィルタROM5からは“L”値の切
替カウント値と対応する無波形のデータ(ゼロの波形デ
ータ)が出力され続け、これにより、送信キャリアのオ
フ状態が保たれる。なお、このように切替カウント値が
“L”値である場合には、シリアルパラレル変換器3か
ら出力されるパラレルデータのデータ値としてはどのよ
うなものであってもよく、また、例えばシリアルパラレ
ル変換器3からパラレルデータが出力されなくともよ
い。
【0046】また、同図に示したの状態はバースト制
御信号がオフからオンへ切替えられた後の状態を示し、
このようなバースト制御信号の切替が行われると、切替
カウンタ4は“L+1”値から“2L−1”値及びそれ
に続く“0”値までをカウントする。この場合も上記と
同様に、各切替カウント値に対応する波形データが順次
出力されることで出力信号の波形が次第に送信キャリア
がオン状態であるときの波形に立ち上がっていく。
【0047】なお、この場合についても上記と同様に、
本例のバースト制御信号は例えば送信対象となるデータ
値列の先頭のデータ値より3つ分前の時点でオフからオ
ンへ切替えられる。また、切替カウント値が“0”値に
なると切替カウンタ4により当該切替カウント値が保持
されることで、帯域制限フィルタROM5からはシリア
ルパラレル変換器3からのパラレルデータのデータ値に
応じて、“0”値の切替カウント値と対応する波形デー
タが出力され続け、これにより、送信キャリアのオン状
態が保たれる。
【0048】以上のように、本例のバースト信号発生器
では、各データ値にインパルス波形を対応させてバース
ト信号を発生させるため、例えばバースト信号の始まり
や終わりが急峻な波形とならずに滑らかな波形となるこ
とが実現され、これにより、使用周波数帯域外への影響
を抑えることができる。
【0049】また、本例のバースト信号発生器では、例
えば予め記憶したデジタル波形データを送信対象となる
データ値列のデータ値等に応じて読み出すことでバース
ト信号を発生させるため、安定したバースト信号を素早
く発生させることができる。すなわち、記憶された波形
データを読み出す構成であるため、同一のデータ値列に
対しては常に同じ波形のバースト信号を安定して発生さ
せることができ、また、例えばデータ値列のデータ値に
基づいてインパルス波形の合成波形をその都度演算する
といったことを行わないため、送信対象となるデータ値
列に対応して素早く波形データを出力することができ
る。
【0050】また、本例のバースト信号発生器では、例
えば波形データを記憶するメモリ(本例では帯域制限フ
ィルタROM5)や当該メモリから波形データを読み出
すための回路等により構成することが可能であるため、
簡易で小型な回路構成とすることが可能である。
【0051】ここで、上記実施例では、各データ値に対
応するインパルス波形の幅として上記図2に示したよう
な打ち切り長が6である場合を示したが、インパルス波
形の幅としては種々なものが用いられてもよい。なお、
インパルス波形の幅を広くするに従って品質のよいバー
スト信号を発生させることができるが、幅を広くするに
従って記憶手段(上記実施例では帯域制限フィルタRO
M5)に記憶等する波形が複雑なものとなってしまうた
め、これらのことを考慮して使用状況等に応じてインパ
ルス波形の幅が設定されればよい。
【0052】また、本発明に係るバースト信号発生器の
構成としては、必ずしも以上に示したものに限られるこ
とはなく、要は、各データ値に所定のインパルス波形を
対応させ、1又は複数個のデータ値等と対応させてイン
パルス波形の合成波形部分を記憶し、送信対象となるデ
ータ値列中のデータ値に応じて読み出した複数の合成波
形部分から構成される合成波形をバースト信号として発
生させるようなものであれば、種々な構成が用いられて
もよい。
【0053】一例として、上記実施例ではデータ値とし
て“1”値と“0”値の2値を用いたが、例えば多値を
とりうるデータ値を用いることとして、各データ値に正
負や波高の異なるインパルス波形を対応させるといった
態様とすることも可能である。また、本発明に係るバー
スト信号発生器により行われるバースト信号発生処理と
しては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウ
エア資源においてプロセッサが制御プログラムを実行す
ることにより制御する構成とすることもでき、また、例
えば当該処理を実行するための各機能手段を独立したハ
ードウエア回路として構成することもできる。
【0054】また、本発明に係るバースト信号発生器
は、バースト信号を送信する種々な装置に適用すること
ができるものであり、一例として、TDMA方式等を用
いて無線通信を行うPHS端末や携帯電話端末や基地局
等に適用することができるものである。なお、通信方式
としては必ずしもTDMA方式に限られず、本発明は種
々な通信方式を用いる装置に適用することが可能なもの
である。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るバー
スト信号発生器によると、各データ値に所定のインパル
ス波形を対応させ、データ値列の先頭部分や中央部分や
後尾部分に位置するデータ値列部分のデータ値と対応し
たインパルス波形の合成波形部分を例えば予め記憶して
おき、送信対象となるデータ値列中のデータ値に応じて
読み出した複数の合成波形部分から構成される合成波形
をバースト信号として発生させるようにしたため、使用
周波数帯域外への影響を抑えた安定したバースト信号を
素早く発生させること等ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るバースト信号発生器の
一例を示す図である。
【図2】インパルス波形の一例を示す図である。
【図3】帯域制限フィルタROMに記憶される波形デー
タを説明するための図である。
【図4】切替カウント値に関する帯域制限フィルタRO
Mのメモリマップの一例を示す図である。
【図5】バースト信号発生器による処理動作のタイミン
グを説明するための図である。
【符号の説明】
1・・サンプルカウンタ、 2・・分周器、 3・・シ
リアルパラレル変換器、4・・切替カウンタ、 5・・
帯域制限フィルタROM、6・・D/A変換器、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信対象となるデータ値列の各データ値
    に対応するインパルス波形を連続して並べ、連続して並
    べたインパルス波形の合成波形をバースト信号として発
    生させるバースト信号発生器であって、 データ値列の先頭部分に位置するデータ値列部分のデー
    タ値と対応した合成波形部分及びデータ値列の中央部分
    に位置するデータ値列部分のデータ値と対応した合成波
    形部分及びデータ値列の後尾部分に位置するデータ値列
    部分のデータ値と対応した合成波形部分を記憶する記憶
    手段と、 送信対象となるデータ値列に含まれる複数のデータ値列
    部分に対してそのデータ値と対応した合成波形部分を記
    憶手段から読み出し、これら複数の合成波形部分から構
    成される合成波形をバースト信号として発生させる発生
    手段と、 を備えたことを特徴とするバースト信号発生器。
JP11085310A 1999-03-29 1999-03-29 バースト信号発生器 Pending JP2000278336A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11085310A JP2000278336A (ja) 1999-03-29 1999-03-29 バースト信号発生器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11085310A JP2000278336A (ja) 1999-03-29 1999-03-29 バースト信号発生器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000278336A true JP2000278336A (ja) 2000-10-06

Family

ID=13855042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11085310A Pending JP2000278336A (ja) 1999-03-29 1999-03-29 バースト信号発生器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000278336A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7376521B2 (ja) 2021-02-10 2023-11-08 アンリツ株式会社 スペクトラム拡散クロック発生器及びスペクトラム拡散クロック発生方法、パルスパターン発生装置及びパルスパターン発生方法、並びに、誤り率測定装置及び誤り率測定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7376521B2 (ja) 2021-02-10 2023-11-08 アンリツ株式会社 スペクトラム拡散クロック発生器及びスペクトラム拡散クロック発生方法、パルスパターン発生装置及びパルスパターン発生方法、並びに、誤り率測定装置及び誤り率測定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6326930B2 (ja)
US20050238117A1 (en) Method and device for pulse shaping qpsk signals
JP2000278336A (ja) バースト信号発生器
JP3703083B2 (ja) 波形発生装置
JP2008232857A (ja) 波形発生器および試験装置
JPH1075267A (ja) 疑似gmsk変調装置
JP2004128637A (ja) D/aコンバータ
JPH11289224A (ja) 周波数シンセサイザ
JP3434089B2 (ja) スペクトラム拡散信号生成回路
JP2001127618A (ja) クロック信号発生回路
JPH10112735A (ja) Dqpsk変調用マッピング回路
JP3109316B2 (ja) 波形発生装置
JPS581357A (ja) デ−タ伝送方式
JP2555293B2 (ja) 音声信号遅延装置
JP2004012967A (ja) オーディオ信号処理装置
JPH02149035A (ja) Fsk−am変調回路
JP5698687B2 (ja) 信号発生装置およびそのシーケンス制御情報変更方法
JPH06104935A (ja) ディジタル変調器用ベースバンド信号生成回路
JPH03248652A (ja) 多値変調器
JPH08237322A (ja) ベースバンド信号波発生装置
JPH05244207A (ja) デジタル直接位相変調方法及び回路
JP2001136220A (ja) ディジタル変調用ナイキストフィルター
JPH0715476A (ja) 波形整形装置
JP2001053815A (ja) 波形生成回路
JPS5972818A (ja) トランスバ−サルフイルタ