JP2000274419A - クイック脱着用ナット装置 - Google Patents

クイック脱着用ナット装置

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JP2000274419A
JP2000274419A JP11082963A JP8296399A JP2000274419A JP 2000274419 A JP2000274419 A JP 2000274419A JP 11082963 A JP11082963 A JP 11082963A JP 8296399 A JP8296399 A JP 8296399A JP 2000274419 A JP2000274419 A JP 2000274419A
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screw
center line
rod
oblique hole
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Asei Yoda
亜生 依田
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネジ棒とナット本体の斜孔の径の位置決めが
容易にでき、ネジ棒にナットが引っ掛かりなくスムーズ
に挿入でき、組立、分解用のレンチ等を必要としないク
イック脱着用ナット装置を提供する。 【解決手段】 ナット本体のネジ中心線に対して傾斜し
て交わる中心線を有する斜孔をナット本体に設け、部分
的にネジ部を残したナットである。ネジ中心線と斜孔の
中心線とを結ぶ平面上のナット本体の外形部の位置に、
斜孔の中心線に直交するように操作棒を固設し、この操
作棒を把持してナット本体の斜孔をネジ棒に挿入すると
ともに、回転トルクを与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクイック脱着用ナッ
ト装置に係り、特に、長いネジ棒に螺合して品物を押圧
して締め付けし固定するのに用いるナットで、着脱が速
いとともに、締め付けが容易なクイック脱着用ナット装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ボルトに対して迅速にセットする
とともに螺合するもの、又は、迅速に取り外し得るナッ
トは提供されている。その一例として、特開昭58−9
4616号公報が提示されている。同公報によれば、ナ
ット本体のネジ中心線に対して傾斜して交わる中心線を
有する斜孔をナット本体に設け、部分的にネジ部を残し
たナットが提示されている。このナットが使用された場
合の一例として、図7で示すように、比較的大きなナッ
トを用いた場合について説明する。図7において、車輌
61の上面の4隅に長いネジ棒63を立設し、この車輌
61に鋼管65を搭載して運搬するような場合にナット
67(点線で示す)が使用される。この場合には、この
ネジ棒63の間にパイプ鋼管65を整列して多数段積み
した後に、押さえ板69がネジ棒63を貫通してパイプ
鋼管65に当接される。この押さえ板69をナット67
で押圧する。このとき、ナット67は長いネジ棒63に
傾斜させて挿入し、ナット67が押さえ板69に当接し
た位置で水平にしてネジ棒63とナット67のネジを螺
合させるとともに、回転トルクを与えてナット67を回
動して押さえ板69でパイプ鋼管65を固定するような
場合にも用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
58−94616号公報においては、ネジ棒にナット本
体に設けた斜孔を通過させるとき、ネジ棒と斜孔の径と
のスキマが小さい場合には、ネジ棒と斜行の傾き位置と
が合わないとネジ棒のネジと、斜孔の径のネジの端部が
引っ掛かりスムーズに挿入出来ないという問題がある。
また、ネジ棒と斜孔の径とのスキマが大きい場合には、
ネジ棒のネジと、斜孔の径のネジとの螺合部が少なくな
り、螺合部の面圧が大きくなり、締め付けトルクが大き
く出来ないという問題がある。また、図7で示すような
ナットを締め付ける場合には、高い所に昇り、ネジ棒と
ナット本体に設けた斜孔とを合わせるのが困難である。
また、ナットは通過された後に締め付けるためのレンチ
等の工具が必要になる。また、蝶ナットの場合には、比
較的大きなナットを用いた場合に、大きなトルクが設定
出来ないという問題がある。
【0004】本発明は、上記従来の問題点に着目し、ク
イック脱着用ナット装置に係り、特に、ネジ棒とナット
本体の斜孔の径の位置決めが容易にでき、ネジ棒にナッ
トが引っ掛かりなくスムーズに挿入でき、組立、分解用
のレンチ等を必要としないクイック脱着用ナット装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るパイロットバーナ装置の発明の第1で
は、ナット本体のネジ中心線に対して傾斜して交わる中
心線を有する斜孔をナット本体に設け、部分的にネジ部
を残したナットにおいて、ネジ中心線と斜孔の中心線と
を結ぶ平面上のナット本体の外形部の位置に、斜孔の中
心線に直交するように操作棒を固設し、この操作棒を把
持してナット本体の斜孔をネジ棒に挿入するとともに、
回転トルクを与える構成としている。
【0006】また、操作棒は、ネジ中心線と斜孔の中心
線とを結ぶ平面上のナット本体の外形部の位置に、斜孔
の中心線に直交するように配設した構成にすると良い。
また、操作棒は、ナット本体の外形部にネジ中心線の方
向に回動可能に取着されていると良い。また、操作棒
は、ナット本体の外形部に対して回動後に、係止部材に
係止自在に取着されていると良い。
【0007】
【作用】上記構成によれば、ナットの外形部に操作棒が
固設され、この操作棒を操作調整して、先ず、ネジ棒の
先端部にナット本体の斜孔を挿入する。次に、操作棒
は、ナット本体の斜孔がネジ棒と接触しないように調整
されながら下降される。このナット本体の外形部に設け
られた操作棒は、ネジ中心線と斜孔の中心線とを結ぶ平
面上のナットの外形部の位置に斜孔の中心線に直交する
ように設けることにより、斜孔の傾斜に合わせて傾いて
外形に装着されている。この操作棒はネジ棒に対して直
角になるように把持され、ネジ棒の先端部から直角を維
持するように調整しながら締め付け部に向けてネジ棒に
ナットの斜孔を挿入していく。ネジ棒と操作棒とを直交
するように調整しながら真っ直ぐに挿入することによ
り、スムーズに迅速に挿入出来る。
【0008】ナットが締め付け部に到達したらネジ中心
線が締付面に直交するように操作棒を傾斜させる。ネジ
棒のネジ部とナットのネジ部とが螺合したら、操作棒を
締め付け方向に回転させる力を加え、ナットに回転トル
クを与える。ナットは操作棒により回転トルクが与えら
れるため、トルクレンチ等の工具がなくても締め付け、
あるいは、分解することができる。
【0009】また、ナットにより物体を締め付けた後
に、ナットに対して操作棒をネジ棒側に回動することに
より、ナットを取着後に操作棒が邪魔になるように張り
出すことが無くなる。また、操作棒が回動後に係止され
ることにより、何時でも締め付け、分解に操作棒を用い
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るクイック脱
着用ナット装置の好ましい実施の形態を添付図面に従っ
て詳細に説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る
クイック脱着用ナット装置の断面側面図、図2はクイッ
ク脱着用ナット装置の平面図である。
【0011】図1、および図2において、クイック脱着
用ナット装置1は、ナット本体3と、ナット本体3に固
設されている操作棒5とから構成されている。ナット本
体3は、中心部にネジ中心線Gaを有しており、このネ
ジ中心線Gaを芯としてネジ7が削成されている。ま
た、ナット本体3には、ネジ中心線5に対して所定の傾
斜角度θgで交差する斜孔11の中心線Ra(以下、斜
孔中心線Raという)を有し、この斜孔中心線Raを芯
として斜孔11が削成されている。
【0012】斜孔11の直径Dhは、ネジの外径Dgよ
りも大きい径で削成されている。このため、ネジ部7は
斜孔11の直径Dhにより部分的に削除され、図示の上
側ネジ部7Aと下側ネジ部7Bが反対側に残っている。
また、ナット本体3は、ネジ中心線5に対して直交する
上面3aおよび下面3bを有し、いずれかが被締付け物
に当接し、回転トルクを受けて被締付け物を押圧する。
ナット本体3は被締付け物を押圧するため、上側ネジ部
7Aと下側ネジ部7Bがほぼ同じ長さを有するように、
ネジ中心線Gaと斜孔中心線Raとの交差点Poは、ナ
ット本体3の高さHの半分の位置1/2Hで交差される
のが好ましい。また、傾斜角度θgは、ナット本体3の
ネジの谷径、およびナット本体3の高さHと、残る上側
ネジ部7Aと下側ネジ部7Bの上下限が決まるため、所
定の範囲内に設定されている。また、ナット本体3の外
形部は円筒、四角、あるいは、6角形状等のいずれに形
成されていても良い。また、図1では、上側ネジ部7A
が操作棒5に、下側ネジ部7Bが操作棒5の反対側に設
けられているが、上側ネジ部7Aが操作棒5の反対側
に、下側ネジ部7Bがに設けても良い。
【0013】操作棒5は、ナット本体3の外形部3cに
斜孔11の傾斜に合わせて傾いて溶接あるいは圧接等に
より固設されている。すなわち、操作棒5の中心線Na
は斜孔中心線Raに対して直交している。この操作棒5
は、図2に示すように、ネジ中心線Gaと斜孔中心線R
aとを通過する平面Sn上の位置で、ナット本体3の外
形部3cに斜孔中心線Raに対して直交するように固設
されている。操作棒5の中心線と斜孔中心線Raとの交
差点Moは、前記のネジ中心線Gaと斜孔中心線Raと
の交差点Poとの近傍に設けられていると良い。また、
操作棒5は、丸棒で図示しているが、鋼管あるいは平鋼
板であっても良い。
【0014】上記のごとく構成した実施の第1形態の作
用は、次の通りである。クイック脱着用ナット装置1が
被締付け物を押圧するために、まず、操作棒5が、図7
に示すように、ネジ棒63に対してほぼ直角(α≒90
°)になるように把持され、ネジ棒63の先端部にスキ
マδ(ネジの外径Dgと斜孔11の直径Dhとの差)を
有してナット本体3の斜孔11を挿入する。次に、ネジ
棒63の先端部から直角を維持するように調整しながら
押さえ板69(被締付け物)に向けて、ネジ棒63の先
端部から押さえ板69に向けてネジ棒63に沿ってナッ
ト本体3の斜孔11を通して下降していく。ネジ棒63
と操作棒5とが直交するように調整しながら真っ直ぐに
挿入することにより、クイック脱着用ナット装置1はス
ムーズに迅速に挿入出来る。
【0015】また、ナット本体3が押さえ板69に到達
したらネジ中心線Gaが押さえ板69に直交するよう
に、すなわち、図7のA部に示すように、ナット本体3
の図示の下面3bと押さえ板69が当接するように操作
棒5を傾斜させる。ネジ棒63のネジ部とナット本体3
のネジ部7A、7Bとが螺合したら、操作棒5を締め付
け方向に回転させる力を加え、ナット本体3に回転トル
クを与える。
【0016】次に、クイック脱着用ナット装置1Aの第
2実施形態について、図3の一部断面側面図、図4の操
作棒部の断面図(図3のW−W矢視図)、および、図4
の一部側面図を用いて説明する。なお、第1実施形態と
同一部品には同一符号を付して説明は省略する。
【0017】図3および図4において、クイック脱着用
ナット装置1Aは、ナット本体3と、ナット本体3に揺
動自在に取着されている操作棒20とから構成されてい
る。ナット本体3は、第1実施形態と同一のため説明は
省略する。
【0018】図3および図4において、操作棒20は、
一対のブラケット21と、揺動操作棒23と、一対の係
止部材25、および、ピン部材27とから構成されてい
る。一対のブラケット21は、共に所定の幅Bを有する
とともに、先端部にピン孔21aを中心として半径rを
有して形成されている。この一対のブラケット21は、
ナット本体3の外形部3cに斜孔11の傾斜に合わせて
所定間隔離間して傾いて固設されている。すなわち、ブ
ラケット21の中心線Qaは斜孔中心線Raに対して直
交している。
【0019】揺動操作棒23は、ブラケット21側にピ
ン孔23aを有するとともに、ブラケット21側の一部
が逆T字形状に形成され、逆T字形状部23bは前記ピ
ン孔21aを中心からのブラケット21の半径rよりも
大きい長さに設定され若干のスキマtaを有している。
ブラケット21側に繋がる先端側は断面長方形状に形成
されている。揺動操作棒23の逆T字形状部23bは装
着時にナット本体3が傾斜してブラケット21の下側側
面に当接する。このとき、揺動操作棒23の中心線はブ
ラケット21の中心線Qaとほぼ一致し、その中心線は
斜孔中心線Raに対して直交している。揺動操作棒23
は、ピン孔23aに挿入されたピン部材27を中心とし
て図示で反時計方向に揺動する。
【0020】一対の係止部材25は、側面視で長方形状
にほぼ形成されるとともに、一端隅部にブラケット21
と同様にピン孔25aを中心として半径rを有して形成
されている。また、係止部材25の他端側には、円弧形
状の突起25bが形成され、一対の突起25bで揺動し
た揺動操作棒23を係止する。一対の係止部材25は、
ブラケット21と揺動操作棒23との間に揺動自在にス
キマを有して挿入され、突起25bが互いに内側に向け
て取着されている。係止部材25は、側面の一側がナッ
ト本体3の外形部3cの外形に当接するとともに、ピン
部材27に支持されて取着されている。
【0021】ピン部材27は、ブラケット21のピン孔
21aと、揺動操作棒23のピン孔23aと、および、
一対の係止部材25のピン孔25aとを貫通して取着さ
れ、揺動操作棒23を揺動自在に支持するとともに、揺
動操作棒23の揺動の支点をしている。
【0022】上記のごとく構成した実施の第2形態の作
用は、次の通りである。前記第1形態と同様に、クイッ
ク脱着用ナット装置1Aが被締付け物を押圧するため
に、まず、操作棒20が、図7に示すように、ネジ棒6
3に対して直角(α≒90°)になるように把持され、
ネジ棒63の先端部にナット本体3の斜孔11を挿入す
る。このとき、ナット本体3は、ナット本体3に固設さ
れたブラケット21の下側側面が揺動操作棒23の逆T
字形状部23bに当接して支持されており、揺動操作棒
23の中心線はブラケット21の中心線Qaとほぼ一致
し、その中心線は斜孔中心線Raに対して直交してい
る。
【0023】次に、ネジ棒63の先端部から直角を維持
するように調整しながら押さえ板69(被締付け物)に
向けて、ネジ棒63の先端部から押さえ板69に向けて
ネジ棒63に沿ってナット本体3の斜孔11を通して下
降していく。このとき、ナット本体3のネジ部7が、ネ
ジ棒63に接触してナット本体3が下降しないと、ナッ
ト本体3が揺動操作棒23に対してピン部材27を中心
として揺動(下降停止)するため、ナット本体3の斜孔
11とネジ棒63とが同心になく接触していることが直
ぐに判明でき、揺動操作棒23をネジ棒63に対して直
角にする調整が容易になり、クイック脱着用ナット装置
1Aはスムーズに迅速に挿入出来る。
【0024】また、ナット本体3が押さえ板69に到達
したらネジ中心線Gaが押さえ板69に直交するよう
に、すなわち、図7のA部に示すように、ナット本体3
の図示の下面3bと押さえ板69が当接するように揺動
操作棒20を傾斜させる。ネジ棒63のネジ部とナット
本体3のネジ部7A、7Bとが螺合したら、操作棒20
を締め付け方向に回転させる力を加え、ナット本体3に
回転トルクを与える。
【0025】所定の回転トルクが与えられ、クイック脱
着用ナット装置1Aが被締付け物を所定の力で押圧した
ら、図5に示すように、揺動操作棒20をピン部材27
を揺動中心としてブラケット21の半径rに沿って時計
方向に揺動し、一対の係止部材25の突起25bの間に
挿入して揺動操作棒20を係止する。これにより、運搬
時に横方向に張り出すことが無くなり、運搬が容易にな
る。また、揺動操作棒20が絶えずナット本体3に付設
されているため、締め付け、あるいは分解用の工具が不
要になるとともに、工具を探す工数も無くすことができ
る。
【0026】また、クイック脱着用ナット装置1Aが押
さえ板69(被締付け物)の押圧を緩めるときには、操
作棒20を前記締め付け時と反対方向に回転させ、ネジ
による締め付け力を除去した後に、揺動操作棒20を操
作してナット本体3を傾ける。揺動操作棒20がネジ棒
63に対してほぼ直角(α≒90°)になるように把持
して、ネジ棒63に沿ってナット本体3の斜孔11を通
して上昇して行き、ナット本体3をネジ棒63の先端部
より外す。これにより、ナット本体3を回転することな
く、迅速に着脱出来る。
【0027】次に、クイック脱着用ナット装置1Bの第
3実施形態について、図6の操作棒部の断面図(図3の
W−W矢視図)を用いて説明する。なお、第3実施形態
は、第2実施形態に対して操作棒部のみが異なるので他
の部分の説明は省略する。
【0028】図6において、操作棒30は、ブラケット
31と、二股付き揺動操作棒33と、一対の係止部材3
5、および、ピン部材27とから構成されている。ブラ
ケット31は、所定の幅Bを有するとともに、先端部に
ピン孔31aを中心として半径rを有して形成されてい
る。このブラケット31は、ナット本体3の外形部3c
に斜孔11の傾斜に合わせて傾いて固設されている。す
なわち、ブラケット31の中心線Qaは、第2実施形態
のブラケット21と同様に、斜孔中心線Raに対して直
交している。
【0029】二股付き揺動操作棒33は、ブラケット3
1側にピン孔31aを有するとともに、ブラケット31
側の一部がU字形状に形成されている。ブラケット31
側に繋がる先端側は断面長方形状に形成されている。二
股付き揺動操作棒33は、逆U字形状部33aはブラケ
ット31の下側側面に当接しており、二股付き揺動操作
棒33の中心線はブラケット31の中心線Qaと一致
し、その中心線は斜孔中心線Raに対して直交してい
る。二股付き揺動操作棒33は、ピン孔33aに挿入さ
れたピン部材27を中心として時計方向に揺動する。二
股付き揺動操作棒33は、二股部と平鋼板で構成した
が、丸棒の先端部の一部の円弧を残して平板に切削して
も良い。
【0030】一対の係止部材35は、側面視で長方形状
に形成されるとともに、一端隅部にブラケット31と同
様にピン孔35aを中心として半径rを有して形成され
ている。また、係止部材35の他端側には、円弧形状の
突起35bが形成され、一対の突起35bで揺動した二
股付き揺動操作棒33を係止する。一対の係止部材35
は、二股付き揺動操作棒33との間に揺動自在にスキマ
を有して挿入され、突起35bが互いに外側に向けて取
着されている。
【0031】ピン部材27は、ブラケット31のピン孔
31aと、二股付き揺動操作棒33のピン孔33aと、
および、一対の係止部材35のピン孔35aとを貫通し
て取着され、揺動操作棒23を支持するとともに、二股
付き揺動操作棒23の揺動の支点をしている。上記のご
とく構成した実施の第3形態の作用は、第2形態の作用
と同様なため説明は省略する。
【0032】また、上記第2形態および第3形態では、
係止部材25、35は、ブラケット21、31と操作棒
との間に装着したが、操作棒に付設してネジ棒63で係
止するようにしても良い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクイック
脱着用ナット装置は、ナット本体の外形部に固設された
操作棒を操作調整して、ネジ棒の先端部にナット本体の
斜孔を挿入できるため、挿入が容易にできる。また、車
輌等の高い所に用いた場合でも高い所に登らなくて下か
らも容易に挿入ができる。操作棒は、ネジ中心線と斜孔
の中心線とを結ぶ平面上のナット本体の外形部の位置に
斜孔の中心線に直交するように設けられているため、ネ
ジ棒に対して操作棒を所定の角度に維持することによ
り、ナット本体の斜孔がネジ棒と接触しないようにスム
ーズに下降することができる。挿入が容易になるため、
ネジ棒と斜孔の径とのスキマが小さく出来、ネジ棒のネ
ジと、斜孔の径のネジとの螺合部が多くなり、締め付け
トルクを大きく出来る。
【0034】操作棒はピン部材を揺動中心としてネジ棒
側に揺動するため、運搬時に横方向に張り出すことが無
くなり、運搬が容易になる。また、操作棒は絶えずナッ
ト本体に付設されているため、締め付け、あるいは分解
用の工具が不要になるとともに、工具を探す工数も無く
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るクイック脱着用ナッ
ト装置の第1実施形態の断面側面図である。
【図2】本発明の実施例に係るクイック脱着用ナット装
置の第1実施形態の平面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るクイック脱着用ナッ
ト装置の第2実施形態の一部断面側面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るクイック脱着用ナッ
ト装置の第2実施形態の操作棒部の断面図(図3のW−
W矢視図)である。
【図5】本発明の実施の形態に係るクイック脱着用ナッ
ト装置の第2実施形態の一部側面図である。本発明の点
火装置のパイロットバーナの一部断面側面図である。
【図6】本発明の実施の形態に係るクイック脱着用ナッ
ト装置の第3実施形態の操作棒部の断面図(図3のW−
W矢視図)である。
【図7】クイック脱着用ナット装置が用いられた一例を
説明するための図である。
【符号の説明】
1、1A、1B クイック脱着用ナット装置 3 ナット本体 5、20、30 操作棒 7 ネジ部 7A 上側ネジ部 7B 下側ネジ部 11 斜孔 21、31 ブラケット 23 揺動操作棒 25、35 係止部材 27 ピン部材 33 二股付き揺動操作棒 63 ネジ棒 69 押さえ板(被締付け物) Ga ネジ中心線 Ra 斜孔中心線 Na 操作棒の中心線

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ナット本体のネジ中心線に対して傾斜して
    交わる中心線を有する斜孔をナット本体に設け、部分的
    にネジ部を残したナットにおいて、ネジ中心線と斜孔の
    中心線とを結ぶ平面上のナット本体の外形部の位置に、
    斜孔の中心線に直交するように操作棒を固設し、この操
    作棒を把持してナット本体の斜孔をネジ棒に挿入すると
    ともに、回転トルクを与えることを特徴とするクイック
    脱着用ナット装置。
  2. 【請求項2】請求項1のクイック脱着用ナット装置にお
    いて、操作棒は、ナット本体の外形部にネジ中心線の方
    向に回動可能に取着されていることを特徴とするクイッ
    ク脱着用ナット装置。
  3. 【請求項3】請求項1あるいは請求項2のいずれかのク
    イック脱着用ナット装置において、 操作棒は、ナット本体の外形部に対して回動後に、係止
    部材に係止自在に取着されていることを特徴とするクイ
    ック脱着用ナット装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013514650A (ja) * 2009-12-17 2013-04-25 フェニックス コンタクト ゲーエムベーハー ウント コムパニー カーゲー 導体を変圧器ハウジングに取り外し可能に取り付けるための装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013514650A (ja) * 2009-12-17 2013-04-25 フェニックス コンタクト ゲーエムベーハー ウント コムパニー カーゲー 導体を変圧器ハウジングに取り外し可能に取り付けるための装置

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