JP2007262731A - 開口養生用手摺 - Google Patents
開口養生用手摺 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007262731A JP2007262731A JP2006088374A JP2006088374A JP2007262731A JP 2007262731 A JP2007262731 A JP 2007262731A JP 2006088374 A JP2006088374 A JP 2006088374A JP 2006088374 A JP2006088374 A JP 2006088374A JP 2007262731 A JP2007262731 A JP 2007262731A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handrail
- opening
- curing
- concrete
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
Abstract
【課題】コンクリート開口型枠の大きさに容易に対応でき、強固かつ簡易に取り付けることのできる開口養生用手摺を提供する。
【解決手段】コンクリート開口型枠200に取り付けられる開口養生用手摺100は、コンクリート開口型枠200の立ち上がり部における互いに対向する外壁面202及び内壁面203を挟んで配される一対の第一の挟持板11及び第二の挟持板12と、両挟持板11,12間に移動自在に設けられて第二の挟持板12とともに両壁面202,203を挟持する調節板31とを有する挟持具1と、挟持具1に設けられて、コンクリート開口型枠200の上端部から上方に立設される手摺部2とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】コンクリート開口型枠200に取り付けられる開口養生用手摺100は、コンクリート開口型枠200の立ち上がり部における互いに対向する外壁面202及び内壁面203を挟んで配される一対の第一の挟持板11及び第二の挟持板12と、両挟持板11,12間に移動自在に設けられて第二の挟持板12とともに両壁面202,203を挟持する調節板31とを有する挟持具1と、挟持具1に設けられて、コンクリート開口型枠200の上端部から上方に立設される手摺部2とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、コンクリート開口型枠に取り付けられる開口養生用手摺に関する。
従来、コンクリート駆体の開口部を形成するための開口型枠に取り付けられる養生用の手摺は、予め、床スラブ用の型枠の開口端部にL字型の止め具を固定しておき、止め具でインサートが型枠の内側で上向きとなるように固定し、このインサート表面を塞いだ後、型枠内にコンクリートを打設して、養生後インサートに長ボルトを螺合し、螺合した長ボルトに取り付けることが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−98800号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の養生用の手摺は、型枠内にインサートが上向きとなるように止め具で固定した後、インサートに長ボルトを螺合させて、長ボルトに手摺を固定しなければならず、部品点数が多く、取付作業が多いことから施工に手間がかかっていた。また、型枠の大きさに合わせて自在に取り付けることのできる手摺が要望されていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、コンクリート開口型枠の大きさに容易に対応でき、強固かつ簡易に取り付けることのできる開口養生用手摺を提供することを目的としている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、コンクリート開口型枠の大きさに容易に対応でき、強固かつ簡易に取り付けることのできる開口養生用手摺を提供することを目的としている。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、例えば、図1、図2に示すように、コンクリート開口型枠200に取り付けられる開口養生用手摺100であって、
前記コンクリート開口型枠の立ち上がり部における互いに対向する両壁面(例えば、外壁面202、内壁面203)を挟んで配される一対の挟持部(例えば、第一の挟持板11、第二の挟持板12)と、前記両挟持部間に移動自在に設けられて前記一方の挟持部とともに前記両壁面を挟持する調節部(例えば、調節板31)とを有する挟持具1と、
前記挟持具に設けられて、前記コンクリート開口型枠の上端部から上方に立設される手摺部2とを備えていることを特徴とする。
前記コンクリート開口型枠の立ち上がり部における互いに対向する両壁面(例えば、外壁面202、内壁面203)を挟んで配される一対の挟持部(例えば、第一の挟持板11、第二の挟持板12)と、前記両挟持部間に移動自在に設けられて前記一方の挟持部とともに前記両壁面を挟持する調節部(例えば、調節板31)とを有する挟持具1と、
前記挟持具に設けられて、前記コンクリート開口型枠の上端部から上方に立設される手摺部2とを備えていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、コンクリート開口型枠の立ち上がり部における互いに対向する両壁面を一方の挟持部と調節部とで挟み、調節部を一方の挟持部に向けて移動させることによって両壁面を強固かつ簡易に挟持することができる。したがって、コンクリート開口型枠の厚みに容易に対応して取り付けることができる。
また、挟持具には手摺部が設けられているので、挟持具をコンクリート開口型枠に取り付けるだけで一度に手摺部を取り付けることができ手間を省けることから、施工の簡略化につながる。
また、挟持具には手摺部が設けられているので、挟持具をコンクリート開口型枠に取り付けるだけで一度に手摺部を取り付けることができ手間を省けることから、施工の簡略化につながる。
請求項2の発明は、例えば、図3、図4に示すように、コンクリート開口型枠200Aに取り付けられる開口養生用手摺100Aであって、
前記コンクリート開口型枠のスラブにおいて前記コンクリート開口型枠の上端面204Aと下端面205Aとを挟んで配される一対の挟持部(例えば、第一の挟持板11A、第二の挟持板12A)と、前記両挟持部間に移動自在に設けられて前記上端面と下端面とを前記一方の挟持部とともに挟持する調節部(例えば、調節板31A)とを有する挟持具1Aと、
前記挟持具に設けられて、前記コンクリート開口型枠の上端部から上方に立設される手摺部2Aとを備えていることを特徴とする。
前記コンクリート開口型枠のスラブにおいて前記コンクリート開口型枠の上端面204Aと下端面205Aとを挟んで配される一対の挟持部(例えば、第一の挟持板11A、第二の挟持板12A)と、前記両挟持部間に移動自在に設けられて前記上端面と下端面とを前記一方の挟持部とともに挟持する調節部(例えば、調節板31A)とを有する挟持具1Aと、
前記挟持具に設けられて、前記コンクリート開口型枠の上端部から上方に立設される手摺部2Aとを備えていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、コンクリート開口型枠のスラブにおける下端面と上端面とを一方の挟持部と調節部とで挟み、調節部を一方の挟持部に向けて移動させることによって上下端面を強固かつ簡易に挟持することができる。したがって、コンクリート開口型枠の高さに容易に対応して取り付けることができる。
また、挟持具には手摺部が設けられているので、挟持具をコンクリート開口型枠に取り付けるだけで一度に手摺部を取り付けることができ手間を省けることから、施工の簡略化につながる。
また、挟持具には手摺部が設けられているので、挟持具をコンクリート開口型枠に取り付けるだけで一度に手摺部を取り付けることができ手間を省けることから、施工の簡略化につながる。
請求項3の発明は、例えば、図1、図2に示すように、請求項1又は2に記載の開口養生用手摺において、
前記手摺部のうち、開口養生用手摺全体の重心となる位置に取っ手5が設けられていることを特徴とする。
前記手摺部のうち、開口養生用手摺全体の重心となる位置に取っ手5が設けられていることを特徴とする。
請求項3の発明によれば、重心位置に取っ手が設けられているので、取っ手を使用して容易に持ち運ぶことができる。
請求項4の発明は、例えば、図1、図2に示すように、請求項1〜3のいずれか一項に記載の開口養生用手摺において、
前記手摺部には、足場用パイプPを組み付けるためのクランプ部材411が設けられていることを特徴とする。
前記手摺部には、足場用パイプPを組み付けるためのクランプ部材411が設けられていることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、手摺部にクランプ部材が設けられているので、クランプ部材で足場用パイプを支持して容易に取り付けることができる。
請求項5の発明は、例えば、図1、図2に示すように、請求項4に記載の開口養生用手摺において、
前記クランプ部材は、前記手摺部に対して回転自在とされていることを特徴とする。
前記クランプ部材は、前記手摺部に対して回転自在とされていることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、クランプ部材が手摺部に対して回転自在とされているので、クランプ部材を回転させることによって、足場用パイプを手摺部に対して例えば平行又は直交する方向に取り付けることができ、足場用パイプの組み付け自由度が増す。
本発明によれば、調節部を一方の挟持部に向けて移動調節することによってコンクリート開口型枠の立ち上がり部又はスラブにおける互いに対向する両壁面を強固かつ簡易に挟持することができ、コンクリート開口型枠の厚みや高さに容易に対応できる。
以下、本発明の第一及び第二の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[第一の実施の形態]
図1は、本発明の第一の実施の形態に係る開口養生用手摺100がコンクリート開口型枠200に取り付けられた状態を示す外観斜視図、図2(a)は、開口養生用手摺100の斜視図、図2(b)は、調節板31とボルト32とが溶接された状態を示した斜視図である。
図1及び図2に示すように、開口養生用手摺100は、コンクリート開口型枠200に取り付けられて、コンクリート開口型枠200の外側に打設されたコンクリート養生の際の足場用のパイプPが組み付けられるものである。コンクリート開口型枠200は、中央に平面視略矩形状の開口部201が形成された矩形枠状の型枠である。
開口養生用手摺100は、コンクリート開口型枠200の立ち上がり部を挟持する断面視略コ字型の挟持具1と、挟持具1に設けられてコンクリート開口型枠200の上端面から上方に立設される手摺部2とを備えている。
挟持具1は、コンクリート開口型枠200の上端部において、コンクリート開口型枠200の外壁面202と、開口部201を形成する内壁面203とを挟んで互いに対向する一対の挟持板(挟持部)11,12と、これら両挟持板11,12を互いに平行となるように連結する連結部13と、両挟持板11,12間に各挟持板11,12と平行となるように移動自在に設けられてコンクリート開口型枠200の外壁面202と内壁面203とを一方の挟持板(後述の第二の挟持板12)とともに挟持する調節板(調節部)31と、調節板31を移動自在に調節するボルト32とから構成されている。そして、一対の挟持板11,12と連結部13とによって断面視略コ字型に形成されている。
[第一の実施の形態]
図1は、本発明の第一の実施の形態に係る開口養生用手摺100がコンクリート開口型枠200に取り付けられた状態を示す外観斜視図、図2(a)は、開口養生用手摺100の斜視図、図2(b)は、調節板31とボルト32とが溶接された状態を示した斜視図である。
図1及び図2に示すように、開口養生用手摺100は、コンクリート開口型枠200に取り付けられて、コンクリート開口型枠200の外側に打設されたコンクリート養生の際の足場用のパイプPが組み付けられるものである。コンクリート開口型枠200は、中央に平面視略矩形状の開口部201が形成された矩形枠状の型枠である。
開口養生用手摺100は、コンクリート開口型枠200の立ち上がり部を挟持する断面視略コ字型の挟持具1と、挟持具1に設けられてコンクリート開口型枠200の上端面から上方に立設される手摺部2とを備えている。
挟持具1は、コンクリート開口型枠200の上端部において、コンクリート開口型枠200の外壁面202と、開口部201を形成する内壁面203とを挟んで互いに対向する一対の挟持板(挟持部)11,12と、これら両挟持板11,12を互いに平行となるように連結する連結部13と、両挟持板11,12間に各挟持板11,12と平行となるように移動自在に設けられてコンクリート開口型枠200の外壁面202と内壁面203とを一方の挟持板(後述の第二の挟持板12)とともに挟持する調節板(調節部)31と、調節板31を移動自在に調節するボルト32とから構成されている。そして、一対の挟持板11,12と連結部13とによって断面視略コ字型に形成されている。
一対の挟持板11,12は、コンクリート開口型枠200の外壁面202側に配される第一の挟持板11と、開口部201を形成する内壁面203側に配される第二の挟持板12とを有し、第一の挟持板11には、調節板31を移動自在に支持するボルト32が螺合するネジ穴(図示しない)が形成されている。
調節板31は、略円板状をなしており、その裏面(第二の挟持板12側を向く面)には、多数の凹凸34が形成されている。多数の凹凸34は、コンクリート開口型枠200の外壁面202に接触して調整板31がずれないように強固に固定するものである。多数の凹凸34としては、例えば溝状であっても良いし、微細な突起等であっても良い。
また、調節板31の表面(第一の挟持板11側を向く面)には、ボルト32の一端部が溶接されており、また、このボルト32が第一の挟持板11に形成されたねじ穴に螺合することにより、調節板31が第一の挟持板11に対して固定されている。すなわち、第一の挟持板11に対するボルト32の締め付け位置を変えることで調節板31の位置が調節されるようになっている。なお、ボルト32の他端部(調節板31と反対側の端部)には、スパナ(図示しない)で締め付け可能なように六角形状の頭部33が一体に形成されている。
調節板31による調節幅、すなわち、調節板31の裏面と第二の挟持板12との間隔Mが120〜300mmとされている。
また、調節板31の表面(第一の挟持板11側を向く面)には、ボルト32の一端部が溶接されており、また、このボルト32が第一の挟持板11に形成されたねじ穴に螺合することにより、調節板31が第一の挟持板11に対して固定されている。すなわち、第一の挟持板11に対するボルト32の締め付け位置を変えることで調節板31の位置が調節されるようになっている。なお、ボルト32の他端部(調節板31と反対側の端部)には、スパナ(図示しない)で締め付け可能なように六角形状の頭部33が一体に形成されている。
調節板31による調節幅、すなわち、調節板31の裏面と第二の挟持板12との間隔Mが120〜300mmとされている。
また、連結部13には、連結部13に対して垂直上方に立設する手摺部2が取り付けられている。手摺部2は、棒状部材であって、手摺部2の上端部及び中央部に足場用パイプP,Pを把持するクランプ4,4がそれぞれ取り付けられている。クランプ4は周知の自在型クランプであり、二つのクランプ部材411,412が背中合わせとなるように配置され、一方のクランプ部材412の軸芯方向Xに対して他方のクランプ部材411の軸芯方向Yが平行又は垂直に回転するように連結ピン(図示しない)等により連結されている。
パイプPを把持するクランプ部材411は、側断面視略L字型のホルダー421と、ホルダー421の一端部にピン431を介して回動自在に連結された把持アーム441と、ホルダー421の他端部にピン471を介して回動自在に連結された締付ボルト451と、締付ボルト451に螺合するとともに把持アーム441の係合穴に係合自在なナット461とから構成されている。そして、締付ボルト451を係合穴に嵌めてナット461で締め付けることにより、ホルダー421と把持アーム441とによって形成されるリング内でパイプPが把持されるようになっている。
また、手摺部2が直接挿通されたクランプ部材412は、クランプ部材411と同様の構成をなしており、ホルダー422、把持アーム442、締付ボルト452、ナット462、ピン472から構成されている。したがって、手摺部2が一方のクランプ部材412によって把持され、他方のクランプ部材411に足場用パイプPが把持され、足場用パイプPは手摺部2の長手方向に対して平行又は垂直となるように回転自在となっている。
パイプPを把持するクランプ部材411は、側断面視略L字型のホルダー421と、ホルダー421の一端部にピン431を介して回動自在に連結された把持アーム441と、ホルダー421の他端部にピン471を介して回動自在に連結された締付ボルト451と、締付ボルト451に螺合するとともに把持アーム441の係合穴に係合自在なナット461とから構成されている。そして、締付ボルト451を係合穴に嵌めてナット461で締め付けることにより、ホルダー421と把持アーム441とによって形成されるリング内でパイプPが把持されるようになっている。
また、手摺部2が直接挿通されたクランプ部材412は、クランプ部材411と同様の構成をなしており、ホルダー422、把持アーム442、締付ボルト452、ナット462、ピン472から構成されている。したがって、手摺部2が一方のクランプ部材412によって把持され、他方のクランプ部材411に足場用パイプPが把持され、足場用パイプPは手摺部2の長手方向に対して平行又は垂直となるように回転自在となっている。
また、手摺部2のうち、開口養生用手摺100全体の重心となる位置に取っ手5が取り付けられている。取っ手5は、手摺部2の長手方向に沿って延在する長尺な薄板を手摺部2の外周面から突出するように折り曲げて形成されている。
次に、上述の開口養生用手摺100の取付方法について説明する。
コンクリート開口型枠200の立ち上がり部において、コンクリート開口型枠200の厚み方向に連結部13が跨るように調節板31と、第二の挟持板12との間にコンクリート開口型枠200が位置するように配置する。次いで、ボルト32をスパナ等を使用して
第一の挟持板11のネジ穴にネジ込んでいき、調節板31の多数の凹凸34をコンクリート開口型枠200の外壁面202に当接させる。このようにして第二の挟持板12及び調節板32をコンクリート開口型枠200の内壁面203及び外壁面202に固定して取り付ける。また、手摺部2に固定されたクランプ部材412と異なる側のクランプ部材411のホルダー421と把持アーム441との間に足場用パイプPを配置して、把持アーム441の係合穴に締付ボルト451を係合させてナット461で締め付けることにより足場用パイプPを把持させ、足場用パイプPを組み付ける。
なお、コンクリート開口型枠200の外側にはコンクリートを打設して、コンクリート養生後に、ボルト32を緩めて調節板31をコンクリート開口型枠200から外すことによって容易に開口養生用手摺100を取り外すことができる。
コンクリート開口型枠200の立ち上がり部において、コンクリート開口型枠200の厚み方向に連結部13が跨るように調節板31と、第二の挟持板12との間にコンクリート開口型枠200が位置するように配置する。次いで、ボルト32をスパナ等を使用して
第一の挟持板11のネジ穴にネジ込んでいき、調節板31の多数の凹凸34をコンクリート開口型枠200の外壁面202に当接させる。このようにして第二の挟持板12及び調節板32をコンクリート開口型枠200の内壁面203及び外壁面202に固定して取り付ける。また、手摺部2に固定されたクランプ部材412と異なる側のクランプ部材411のホルダー421と把持アーム441との間に足場用パイプPを配置して、把持アーム441の係合穴に締付ボルト451を係合させてナット461で締め付けることにより足場用パイプPを把持させ、足場用パイプPを組み付ける。
なお、コンクリート開口型枠200の外側にはコンクリートを打設して、コンクリート養生後に、ボルト32を緩めて調節板31をコンクリート開口型枠200から外すことによって容易に開口養生用手摺100を取り外すことができる。
以上、本発明の第一の実施の形態によれば、コンクリート開口型枠200の立ち上がり部における互いに対向する両壁面202,203を第二の挟持板12と調節板31とで挟み、調節板31を第二の挟持板12に向けてボルト32をねじ込んで移動調節することによって両壁面202,203を強固かつ簡易に挟持することができる。したがって、コンクリート開口型枠200の厚みに容易に対応して取り付けることができる。
また、挟持具1には手摺部2が設けられているので、挟持具1をコンクリート開口型枠200に取り付けるだけで一度に手摺部2を取り付けることができ、従来に比して施工を簡略化できる。
開口養生用手摺100の重心位置に取っ手5が設けられているので、取っ手5を使用して容易に持ち運ぶことができる。
手摺部2にクランプ部材411が設けられているので、クランプ部材411で足場用パイプPを容易に把持させることができる。しかも、クランプ部材411が手摺部2に対して回転自在とされているので、足場用パイプPを手摺部2に対して平行又は直交する方向に取り付けることができ、足場用パイプPを自由に組み付けることができる。
また、挟持具1には手摺部2が設けられているので、挟持具1をコンクリート開口型枠200に取り付けるだけで一度に手摺部2を取り付けることができ、従来に比して施工を簡略化できる。
開口養生用手摺100の重心位置に取っ手5が設けられているので、取っ手5を使用して容易に持ち運ぶことができる。
手摺部2にクランプ部材411が設けられているので、クランプ部材411で足場用パイプPを容易に把持させることができる。しかも、クランプ部材411が手摺部2に対して回転自在とされているので、足場用パイプPを手摺部2に対して平行又は直交する方向に取り付けることができ、足場用パイプPを自由に組み付けることができる。
[第二の実施の形態]
図3は、第二の実施の形態に係る開口養生用手摺100Aがコンクリート開口型枠200Aに取り付けられた状態を示す外観斜視図、図4は、開口養生用手摺100Aの斜視図である。
図3及び図4に示すように、開口養生用手摺100Aは、第一の実施の形態の開口養生用手摺100と異なり、コンクリート開口型枠200Aのスラブに取り付けられる場合であり、連結部13Aではなく、第一の挟持板11Aに手摺部2Aが立設されているものである。
開口養生用手摺100Aは、コンクリート開口型枠200Aのスラブを挟持する断面視略コ字型の挟持具1Aと、挟持具1Aに設けられてコンクリート開口型枠200Aの上端面から上方に立設される手摺部2Aとを備えている。
挟持具1Aは、コンクリート開口型枠200Aのスラブにおいて、コンクリート開口型枠200Aの上端面204Aと下端面205Aとを挟んで互いに対向する一対の挟持板(挟持部)11A,12Aと、これら両挟持板11A,12Aを互いに平行となるように連結する連結部13Aと、両挟持板11A,12A間に各挟持板11A,12Aと平行となるように移動自在に設けられてコンクリート開口型枠200Aの上端面204Aと下端面205Aとを一方の挟持板(第二の挟持板12A)とともに挟持する調節板(調節部)31Aと、調節板31Aを移動自在に調節するボルト32Aとから構成されている。そして、一対の挟持板11A,12Aと連結部13Aとによって断面視略コ字型に形成されている。
図3は、第二の実施の形態に係る開口養生用手摺100Aがコンクリート開口型枠200Aに取り付けられた状態を示す外観斜視図、図4は、開口養生用手摺100Aの斜視図である。
図3及び図4に示すように、開口養生用手摺100Aは、第一の実施の形態の開口養生用手摺100と異なり、コンクリート開口型枠200Aのスラブに取り付けられる場合であり、連結部13Aではなく、第一の挟持板11Aに手摺部2Aが立設されているものである。
開口養生用手摺100Aは、コンクリート開口型枠200Aのスラブを挟持する断面視略コ字型の挟持具1Aと、挟持具1Aに設けられてコンクリート開口型枠200Aの上端面から上方に立設される手摺部2Aとを備えている。
挟持具1Aは、コンクリート開口型枠200Aのスラブにおいて、コンクリート開口型枠200Aの上端面204Aと下端面205Aとを挟んで互いに対向する一対の挟持板(挟持部)11A,12Aと、これら両挟持板11A,12Aを互いに平行となるように連結する連結部13Aと、両挟持板11A,12A間に各挟持板11A,12Aと平行となるように移動自在に設けられてコンクリート開口型枠200Aの上端面204Aと下端面205Aとを一方の挟持板(第二の挟持板12A)とともに挟持する調節板(調節部)31Aと、調節板31Aを移動自在に調節するボルト32Aとから構成されている。そして、一対の挟持板11A,12Aと連結部13Aとによって断面視略コ字型に形成されている。
挟持板11A,12A、連結部13A及び調節板31Aは、第一の実施の形態の挟持板11,12、連結部13及び調節板31と同様の構成をなしている。また、連結部13Aが手摺部2Aに立設されている点で第一の実施の形態の手摺部2と異なっている。また、手摺部2Aには、第一の実施の形態と同様に足場用パイプPを把持するクランプ4Aや取っ手5Aが取り付けられている。
なお、このスラブ用の開口養生用手摺100Aは、調節板31Aによる調節幅Nは、150〜300mmとされている。その他、第一の実施の形態と同様の構成部分については同様の数字に英字Aを付してその説明を省略する。
なお、このスラブ用の開口養生用手摺100Aは、調節板31Aによる調節幅Nは、150〜300mmとされている。その他、第一の実施の形態と同様の構成部分については同様の数字に英字Aを付してその説明を省略する。
以上、本発明の第二の実施の形態によれば、コンクリート開口型枠200Aのスラブにおける互いに対向する上下端面204A,205Aを第二の挟持板12Aと調節板31Aとで挟み、調節板31Aを第二の挟持板12Aに向けてボルト32Aをねじ込んで移動調節することによって上下端面204A,205Aを強固かつ簡易に挟持することができる。したがって、コンクリート開口型枠200Aの高さに容易に対応して取り付けることができる。
その他、第一の実施の形態と同様の構成部分については同様の効果を得ることができる。
その他、第一の実施の形態と同様の構成部分については同様の効果を得ることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記クランプ4,4Aは、二つのクランプ部材411,412、411A,412Aが背中合わせに配置されて互いに回転自在に連結されるものとしたが、これに限らず足場用パイプPが把持される一つのクランプ部材411,411Aのみ備えたものとし、このクランプ部材411,411Aが手摺部2,2に回転自在となるように取り付けられているものとしても良い。
また、クランプ4,4Aが予め手摺部2,2に一体に形成されているものとすれば、後で手摺部2,2にクランプ4,4Aを取り付ける必要が無くなるため、施工が容易となる。
例えば、上記クランプ4,4Aは、二つのクランプ部材411,412、411A,412Aが背中合わせに配置されて互いに回転自在に連結されるものとしたが、これに限らず足場用パイプPが把持される一つのクランプ部材411,411Aのみ備えたものとし、このクランプ部材411,411Aが手摺部2,2に回転自在となるように取り付けられているものとしても良い。
また、クランプ4,4Aが予め手摺部2,2に一体に形成されているものとすれば、後で手摺部2,2にクランプ4,4Aを取り付ける必要が無くなるため、施工が容易となる。
また、図5に示すように手摺部2Bの上端部外周面に、一般の単管継手6Bを取付可能なようにピン7Bを突出して設けても良い。このようなピン7Bを単管継手6Bのピン穴61Bに係合させることにより単管継手6Bを継ぎ足し、さらにこの単管手摺6Bに、同様のピンが設けられた単管パイプ(図示しない)を継ぎ足していくことにより、開口用養生用手摺100Bの高さを高くすることができる。
1,1A 挟持具
2,2A 手摺部
5,5A 取っ手
11,11A 第一の挟持板(挟持部)
12,12A 第二の挟持板(挟持部)
31,31A 調節板(調節部)
411,411A クランプ部材
100,100A 開口養生用手摺
200,200A コンクリート開口型枠
202 外壁面
203 内壁面
204A 上端面
205A 下端面
P 足場用パイプ
2,2A 手摺部
5,5A 取っ手
11,11A 第一の挟持板(挟持部)
12,12A 第二の挟持板(挟持部)
31,31A 調節板(調節部)
411,411A クランプ部材
100,100A 開口養生用手摺
200,200A コンクリート開口型枠
202 外壁面
203 内壁面
204A 上端面
205A 下端面
P 足場用パイプ
Claims (5)
- コンクリート開口型枠に取り付けられる開口養生用手摺であって、
前記コンクリート開口型枠の立ち上がり部における互いに対向する両壁面を挟んで配される一対の挟持部と、前記両挟持部間に移動自在に設けられて前記一方の挟持部とともに前記両壁面を挟持する調節部とを有する挟持具と、
前記挟持具に設けられて、前記コンクリート開口型枠の上端部から上方に立設される手摺部とを備えていることを特徴とする開口養生用手摺。 - コンクリート開口型枠に取り付けられる開口養生用手摺であって、
前記コンクリート開口型枠のスラブにおいて前記コンクリート開口型枠の上端面と下端面とを挟んで配される一対の挟持部と、前記両挟持部間に移動自在に設けられて前記上端面と下端面とを前記一方の挟持部とともに挟持する調節部とを有する挟持具と、
前記挟持具に設けられて、前記コンクリート開口型枠の上端部から上方に立設される手摺部とを備えていることを特徴とする開口養生用手摺。 - 前記手摺部のうち、開口養生用手摺全体の重心となる位置に取っ手が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の開口養生用手摺。
- 前記手摺部には、足場用パイプを組み付けるためのクランプ部材が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の開口養生用手摺。
- 前記クランプ部材は、前記手摺部に対して回転自在とされていることを特徴とする請求項4に記載の開口養生用手摺。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006088374A JP2007262731A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 開口養生用手摺 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006088374A JP2007262731A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 開口養生用手摺 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007262731A true JP2007262731A (ja) | 2007-10-11 |
Family
ID=38635976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006088374A Pending JP2007262731A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 開口養生用手摺 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007262731A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112982693A (zh) * | 2021-03-11 | 2021-06-18 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 塔吊洞口的封堵结构及其施工方法 |
-
2006
- 2006-03-28 JP JP2006088374A patent/JP2007262731A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112982693A (zh) * | 2021-03-11 | 2021-06-18 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 塔吊洞口的封堵结构及其施工方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4231053B2 (ja) | H型鉄骨の上フランジ接続用スプライス板の組み付け用治具及びこれを用いた組み付け方法 | |
JP4384640B2 (ja) | H型鉄骨の下フランジ接続用スプライス板の組み付け用治具およびこれを用いたスプライス板の組み付け方法。 | |
JP5591819B2 (ja) | クランプシステム | |
JP6782646B2 (ja) | 固定治具、鋼材保持装置、及び鋼材保持方法 | |
US5002264A (en) | Mitered face for jaws of a clamp and a clamp employing a mitered face | |
US8657272B2 (en) | Case clamp | |
JP4807827B2 (ja) | チエン吊り具 | |
JP4483600B2 (ja) | パイプ挿入接続装置 | |
JP2007262731A (ja) | 開口養生用手摺 | |
JP4074639B2 (ja) | H型鉄骨のウェブ接続用スプライス板の仮止め用治具 | |
JP2004263789A (ja) | 単管パイプの伸縮ジョイント構造 | |
KR20140002905U (ko) | 각도 조절 스패너 | |
US20060151676A1 (en) | Apparatus for use in structural construction | |
JP2542011Y2 (ja) | 柱型枠締付装置 | |
JP2003002555A (ja) | エレベータのレール芯出し装置 | |
JP6360689B2 (ja) | スパナ | |
JP7329101B1 (ja) | 組立治具およびその連結具 | |
JP2008111271A (ja) | 足場固定装置におけるキャッチクランプ | |
JP4859615B2 (ja) | ガラスパネル材の支持部材 | |
JP2532097Y2 (ja) | 壁つなぎ固定アンカー | |
JP5412128B2 (ja) | プレスブレーキのダイ支持装置 | |
JP2001123668A (ja) | ブロック積み用定規装置 | |
JP2005315021A (ja) | 基礎用アンカーボルトの支持装置 | |
JPH084513Y2 (ja) | ゴンドラ懸垂装置 | |
JPH0219263B2 (ja) |