JP2000272834A - 線材の連続焼鈍装置 - Google Patents
線材の連続焼鈍装置Info
- Publication number
- JP2000272834A JP2000272834A JP11078452A JP7845299A JP2000272834A JP 2000272834 A JP2000272834 A JP 2000272834A JP 11078452 A JP11078452 A JP 11078452A JP 7845299 A JP7845299 A JP 7845299A JP 2000272834 A JP2000272834 A JP 2000272834A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire
- tension roll
- annealing furnace
- strand
- detector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
- Control Of Heat Treatment Processes (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 線材の連続焼鈍時における線細りや断線等を
未然に防止する装置を提供することにある。 【解決手段】 ストランド型線材焼鈍炉1の入口側に設
置したテンションロール7と、該テンションロールの回
転の有無を検出する検出器11と、該検出器からの出力
信号により前記ストランド型線材焼鈍炉の出口側に設置
した巻取機3のを制御する制御装置12とからなる線材
の連続焼鈍装置。
未然に防止する装置を提供することにある。 【解決手段】 ストランド型線材焼鈍炉1の入口側に設
置したテンションロール7と、該テンションロールの回
転の有無を検出する検出器11と、該検出器からの出力
信号により前記ストランド型線材焼鈍炉の出口側に設置
した巻取機3のを制御する制御装置12とからなる線材
の連続焼鈍装置。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線材の連続焼鈍装
置、更に詳しくは、複数本の線材をストランド型線材焼
鈍炉で連続して焼鈍する装置において、該焼鈍炉内での
線細りや断線を未然に防止するための検出装置に関す
る。
置、更に詳しくは、複数本の線材をストランド型線材焼
鈍炉で連続して焼鈍する装置において、該焼鈍炉内での
線細りや断線を未然に防止するための検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】線材の焼鈍は、ストランド型線材焼鈍炉
に於いて多数のレーン(24レーン)を利用して連続焼
鈍させている。このストランド型線材焼鈍炉を利用した
線材の連続焼鈍装置は、図1に示すように、ストランド
型線材焼鈍炉1の入口側にペイオフスタンド(線材繰り
出し機)2が、出口側には巻取機3がそれぞれ設置され
ており、線材4は常に前記巻取機3で引っ張られてい
る。
に於いて多数のレーン(24レーン)を利用して連続焼
鈍させている。このストランド型線材焼鈍炉を利用した
線材の連続焼鈍装置は、図1に示すように、ストランド
型線材焼鈍炉1の入口側にペイオフスタンド(線材繰り
出し機)2が、出口側には巻取機3がそれぞれ設置され
ており、線材4は常に前記巻取機3で引っ張られてい
る。
【0003】そこで、前記線材繰り出し機2において、
もつれや引っ掛かり等により線材4の繰り出しが停止す
る場合があるが、このような場合でも前記巻取機3は運
転しているため、ストランド型線材焼鈍炉1内で線材4
が伸び、線径が細くなりすぎたり、或いは断線すること
がある。
もつれや引っ掛かり等により線材4の繰り出しが停止す
る場合があるが、このような場合でも前記巻取機3は運
転しているため、ストランド型線材焼鈍炉1内で線材4
が伸び、線径が細くなりすぎたり、或いは断線すること
がある。
【0004】従来、線材を連続焼鈍させる場合の検出方
法は、断線の有無でしかわからなかったので、断線を防
止するために線材繰り出し機2が停止するかどうか常に
作業者が監視しており、もつれや引っ掛かりが生じた場
合にはそのもつれや引っ掛かりを解消したり、時には巻
取機3を停止させてトラブルの処理に当たっていた。
法は、断線の有無でしかわからなかったので、断線を防
止するために線材繰り出し機2が停止するかどうか常に
作業者が監視しており、もつれや引っ掛かりが生じた場
合にはそのもつれや引っ掛かりを解消したり、時には巻
取機3を停止させてトラブルの処理に当たっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、多数のレーン
(24レーン)を監視しながら作業をするのは困難であ
り、ストランド型線材焼鈍炉1内での線細りや断線を完
全に防止することはできなかった。
(24レーン)を監視しながら作業をするのは困難であ
り、ストランド型線材焼鈍炉1内での線細りや断線を完
全に防止することはできなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
従来の問題点を解決するために成されたもので、常に回
転しているテンションロールを検出手段として利用して
それが回転しているかどうかを検出し、回転が停止すれ
ば線材の停止とみなして巻取機を停止させることによ
り、線細りによる品質不良,歩留まり低下,断線による
作業能率の低下を解消したものを提供することを目的と
したものであり、その要旨は、ストランド型線材焼鈍炉
の入口側に設置したテンションロールと、該テンション
ロールの回転の有無を検出する検出器と、該検出器から
の出力信号により前記ストランド型線材焼鈍炉の出口側
に設置した巻取機の運転を制御する制御装置とからなる
ことを特徴とする線材の連続焼鈍装置にある。
従来の問題点を解決するために成されたもので、常に回
転しているテンションロールを検出手段として利用して
それが回転しているかどうかを検出し、回転が停止すれ
ば線材の停止とみなして巻取機を停止させることによ
り、線細りによる品質不良,歩留まり低下,断線による
作業能率の低下を解消したものを提供することを目的と
したものであり、その要旨は、ストランド型線材焼鈍炉
の入口側に設置したテンションロールと、該テンション
ロールの回転の有無を検出する検出器と、該検出器から
の出力信号により前記ストランド型線材焼鈍炉の出口側
に設置した巻取機の運転を制御する制御装置とからなる
ことを特徴とする線材の連続焼鈍装置にある。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施例
により詳細に説明するが、従来と同一の部分は同一の符
号を付してその詳細な説明は省略し、本発明の構成につ
いてのみ以下に説明すると、図において、5はテンショ
ンロール機構で、前記ストランド型線材焼鈍炉1の入口
側、すなわち、該ストランド型線材焼鈍炉1と前記線材
繰り出し機2との間に設置したものであり、該テンショ
ンロール機構5は複数個の下位ロール6と、この各下位
ロール6間にあってその上位に設置した複数個のテンシ
ョンロール7とから主に構成されている。
により詳細に説明するが、従来と同一の部分は同一の符
号を付してその詳細な説明は省略し、本発明の構成につ
いてのみ以下に説明すると、図において、5はテンショ
ンロール機構で、前記ストランド型線材焼鈍炉1の入口
側、すなわち、該ストランド型線材焼鈍炉1と前記線材
繰り出し機2との間に設置したものであり、該テンショ
ンロール機構5は複数個の下位ロール6と、この各下位
ロール6間にあってその上位に設置した複数個のテンシ
ョンロール7とから主に構成されている。
【0008】前記テンションロール7は、図2に示すよ
うに、ロール本体部8と、該ロール本体部8を長さ方向
に一定間隔で複数レーン(24レーン)に仕切った環状
突出部9とから構成されており、その内の一つのテンシ
ョンロール7に設けた前記各環状突出部9の外周面に
は、図3に示すように、180度の位置に二つの反射テ
ープ10が間隔をおいてそれぞれ貼り付けられている。
うに、ロール本体部8と、該ロール本体部8を長さ方向
に一定間隔で複数レーン(24レーン)に仕切った環状
突出部9とから構成されており、その内の一つのテンシ
ョンロール7に設けた前記各環状突出部9の外周面に
は、図3に示すように、180度の位置に二つの反射テ
ープ10が間隔をおいてそれぞれ貼り付けられている。
【0009】11は前記テンションロール7の回転の有
無を検出する検出器で、前記環状突出部9と近接した位
置にそれぞれ設置されており、図示に示す実施例では発
光素子と受光素子とを備えた光電センサである。そこ
で、前記テンションロール7は常に回転しているので、
この光電センサ11で光を当てると、前記反射テープ1
0のあるところでは「ON」の信号が、反射テープ10
のないところでは「OFF」の信号がそれぞれ得られ
る。すなわち、前記受光素子での受光の有・無をこの光
電センサ11に判断させ、前記テンションロール7が回
転しているか否かを確認させる。
無を検出する検出器で、前記環状突出部9と近接した位
置にそれぞれ設置されており、図示に示す実施例では発
光素子と受光素子とを備えた光電センサである。そこ
で、前記テンションロール7は常に回転しているので、
この光電センサ11で光を当てると、前記反射テープ1
0のあるところでは「ON」の信号が、反射テープ10
のないところでは「OFF」の信号がそれぞれ得られ
る。すなわち、前記受光素子での受光の有・無をこの光
電センサ11に判断させ、前記テンションロール7が回
転しているか否かを確認させる。
【0010】12は制御装置で、前記光電センサ11か
ら出力されたON−OFFの電気信号により次のように
作動する。すなわち、運転中に於けるONとOFF間及
びOFFとON間の正常時におけるサイクル時間を測定
し、そのサイクル時間を設定する。例えば、線材4のラ
インスピードに対するテンションロール7の1/2回転
の時間を算出し、反復時間を設定する。
ら出力されたON−OFFの電気信号により次のように
作動する。すなわち、運転中に於けるONとOFF間及
びOFFとON間の正常時におけるサイクル時間を測定
し、そのサイクル時間を設定する。例えば、線材4のラ
インスピードに対するテンションロール7の1/2回転
の時間を算出し、反復時間を設定する。
【0011】そして、図4に示すように、前記設定時間
以上経過してもON又はOFFに切り替わらなければ、
そのレーンの線材4は停止したものと判断して巻取機制
御盤12を制御し、巻取機制御盤3Aを介して前記巻取
機3を停止させる。例えば、テンションロール7の回転
時間が5秒/回転であれば反復時間は2.5秒であるた
め、警報の設定値はラインスピードの誤差を考慮して4
秒に設定し、4秒以上「ON」又は「OFF」が継続す
れば巻取り機3を停止させる。そして、トラブル原因な
どの処置をした後再起動させる。これによって、線細
り、断線を未然に防止することができる。
以上経過してもON又はOFFに切り替わらなければ、
そのレーンの線材4は停止したものと判断して巻取機制
御盤12を制御し、巻取機制御盤3Aを介して前記巻取
機3を停止させる。例えば、テンションロール7の回転
時間が5秒/回転であれば反復時間は2.5秒であるた
め、警報の設定値はラインスピードの誤差を考慮して4
秒に設定し、4秒以上「ON」又は「OFF」が継続す
れば巻取り機3を停止させる。そして、トラブル原因な
どの処置をした後再起動させる。これによって、線細
り、断線を未然に防止することができる。
【0012】なお、前記検出方法にはエンコーダによる
パルスを検出して、その数値により線材が停止している
かどうかを判断して巻取機を停止させることもできる。
しかし、多数のレーンを制限された枠内で検出すること
は困難であるので、本発明では常に回転しているテンシ
ョンロールを検出ロールに利用し、それが回転している
かどうかを検出し、回転が停止すれば線材の停止とみな
して巻取機を停止させる構成としている。この方法は、
検出器の設置スペースも少なくてすみ、制限された枠内
で多数のレーンを取付けた場合の検出方法としては容易
である。
パルスを検出して、その数値により線材が停止している
かどうかを判断して巻取機を停止させることもできる。
しかし、多数のレーンを制限された枠内で検出すること
は困難であるので、本発明では常に回転しているテンシ
ョンロールを検出ロールに利用し、それが回転している
かどうかを検出し、回転が停止すれば線材の停止とみな
して巻取機を停止させる構成としている。この方法は、
検出器の設置スペースも少なくてすみ、制限された枠内
で多数のレーンを取付けた場合の検出方法としては容易
である。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る線材の連続焼鈍装置は、上
記のように、ストランド型線材焼鈍炉の入口側に設置し
たテンションロールと、該テンションロールの回転の有
無を検出する検出器と、該検出器からの出力信号により
前記ストランド型線材焼鈍炉の出口側に設置した巻取機
の運転を制御する制御装置とからなる構成であるから、
多数レーンを使用しているストランド型線材焼鈍炉のも
つれや引っ掛かりによる線細りや断線を少数の作業者で
効率よく未然に防止することができ、品質の安定及び作
業能率の向上を図ることが出来る、といった効果を奏す
る。
記のように、ストランド型線材焼鈍炉の入口側に設置し
たテンションロールと、該テンションロールの回転の有
無を検出する検出器と、該検出器からの出力信号により
前記ストランド型線材焼鈍炉の出口側に設置した巻取機
の運転を制御する制御装置とからなる構成であるから、
多数レーンを使用しているストランド型線材焼鈍炉のも
つれや引っ掛かりによる線細りや断線を少数の作業者で
効率よく未然に防止することができ、品質の安定及び作
業能率の向上を図ることが出来る、といった効果を奏す
る。
【図1】本発明に係る線材の連続焼鈍装置の全体説明図
である。
である。
【図2】テンションロールと検出器の関係を示す説明図
である。
である。
【図3】本発明装置の作用説明図である。
【図4】本発明装置の作動チャート図である。
1 ストランド型線材焼鈍炉 2 線材繰り出し機 3 巻取機 4 線材 5 テンションロール機構 6 下位ロール 7 テンションロール 8 ロール本体部 9 環状突出部 10 反射テープ 11 光電センサ 12 制御装置
Claims (1)
- 【請求項1】 ストランド型線材焼鈍炉の入口側に設置
したテンションロールと、該テンションロールの回転の
有無を検出する検出器と、該検出器からの出力信号によ
り前記ストランド型線材焼鈍炉の出口側に設置した巻取
機の運転を制御する制御装置とからなることを特徴とす
る線材の連続焼鈍装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11078452A JP2000272834A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 線材の連続焼鈍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11078452A JP2000272834A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 線材の連続焼鈍装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000272834A true JP2000272834A (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=13662439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11078452A Pending JP2000272834A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 線材の連続焼鈍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000272834A (ja) |
-
1999
- 1999-03-23 JP JP11078452A patent/JP2000272834A/ja active Pending
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