JP2000272645A - プラスチックキャップ - Google Patents
プラスチックキャップInfo
- Publication number
- JP2000272645A JP2000272645A JP11079526A JP7952699A JP2000272645A JP 2000272645 A JP2000272645 A JP 2000272645A JP 11079526 A JP11079526 A JP 11079526A JP 7952699 A JP7952699 A JP 7952699A JP 2000272645 A JP2000272645 A JP 2000272645A
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- JP
- Japan
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- bottle
- cap
- section
- mouth
- plastic cap
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】内容物を高温充填し充填後に熱負荷がかかって
も、内容物が液漏れせず、閉め易く、開け易いパッキン
を使用しないプラスチックキャップを提供する。 【解決手段】ボトル200 の口頸部210 に螺着しボトルの
口部211 をコンタクトリング130 とインナーリング140
とで封止するプラスチックキャップ100 において、コン
タクトリング130 の断面形状を逆台形状にし、インナー
リング140 の下方を薄厚にし上方を内側にコンタクトリ
ングの略倍の長さの補強部141 を設けて厚肉に形成し、
且つ、天板110 と周壁120 とが形成する内面上方角部に
傾斜面でボトルの口部上端外周縁部と当接する押さえ部
150 を設ける。
も、内容物が液漏れせず、閉め易く、開け易いパッキン
を使用しないプラスチックキャップを提供する。 【解決手段】ボトル200 の口頸部210 に螺着しボトルの
口部211 をコンタクトリング130 とインナーリング140
とで封止するプラスチックキャップ100 において、コン
タクトリング130 の断面形状を逆台形状にし、インナー
リング140 の下方を薄厚にし上方を内側にコンタクトリ
ングの略倍の長さの補強部141 を設けて厚肉に形成し、
且つ、天板110 と周壁120 とが形成する内面上方角部に
傾斜面でボトルの口部上端外周縁部と当接する押さえ部
150 を設ける。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、内容物を高温充填
し充填後に熱負荷がかかるＰＥＴボトルなどのプラスチ
ックボトルに使用するパッキンなしのプラスチックキャ
ップに関するものである。
し充填後に熱負荷がかかるＰＥＴボトルなどのプラスチ
ックボトルに使用するパッキンなしのプラスチックキャ
ップに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、内容物を高温充填し充填後に熱負
荷がかかる例えば清酒用のボトルには、パッキンを内側
に入れた金属キャップが使用されていた。
荷がかかる例えば清酒用のボトルには、パッキンを内側
に入れた金属キャップが使用されていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
金属キャップにおいては、封止のためにパッキンが不可
欠であり、金属キャップとパッキンによるコストが高く
なり、また、アルミニウムキャップは、リサイクル処理
上で好ましくなかった。また、清酒用のボトルにおいて
は、業務使用においてキャップをしたままお燗する場合
があり、熱負荷によりボトルの口部が膨張してキャップ
が開きにくいことがあった。
金属キャップにおいては、封止のためにパッキンが不可
欠であり、金属キャップとパッキンによるコストが高く
なり、また、アルミニウムキャップは、リサイクル処理
上で好ましくなかった。また、清酒用のボトルにおいて
は、業務使用においてキャップをしたままお燗する場合
があり、熱負荷によりボトルの口部が膨張してキャップ
が開きにくいことがあった。
【０００４】このため、パッキンを必要としない、例え
ば図２に示すボトル（２００）の口頸部（２１０）に螺
着しボトルの口部（２１１）を天板（１１０）下面に設
けられた断面逆三角形状のコンタクトリング（１３０）
（ボトル口部上面に密接する封止リング）とインナーリ
ング（１４０）（ボトル口部内面に密接する封止リン
グ）とで封止する通常のプラスチックキャップ（１０
０）の使用を試みたが、ボトルにキャップをしたまま熱
負荷をかけると、インナーリングが６／１００程度収縮
し内容物が液漏れすることがあった。
ば図２に示すボトル（２００）の口頸部（２１０）に螺
着しボトルの口部（２１１）を天板（１１０）下面に設
けられた断面逆三角形状のコンタクトリング（１３０）
（ボトル口部上面に密接する封止リング）とインナーリ
ング（１４０）（ボトル口部内面に密接する封止リン
グ）とで封止する通常のプラスチックキャップ（１０
０）の使用を試みたが、ボトルにキャップをしたまま熱
負荷をかけると、インナーリングが６／１００程度収縮
し内容物が液漏れすることがあった。
【０００５】本発明は、上述の従来の問題を解決したも
のであり、内容物を高温充填し充填後にキャップをした
まま熱負荷がかかっても、内容物が液漏れせず、閉め易
く、開け易いパッキンを使用しないプラスチックキャッ
プを提供するものである。
のであり、内容物を高温充填し充填後にキャップをした
まま熱負荷がかかっても、内容物が液漏れせず、閉め易
く、開け易いパッキンを使用しないプラスチックキャッ
プを提供するものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の発明
は、ボトルの口頸部に螺着しボトルの口部をコンタクト
リングとインナーリングとで封止するプラスチックキャ
ップにおいて、前記コンタクトリングの断面形状を逆台
形状にし、前記インナーリングの下方を薄厚にし上方を
内側に前記コンタクトリングの略倍の長さの補強部を設
けて厚肉に形成し、且つ、天板と周壁とが形成する内面
上方角部に傾斜面でボトルの口部上端外周縁部と当接す
る押さえ部を設けたことを特徴とするプラスチックキャ
ップである。
は、ボトルの口頸部に螺着しボトルの口部をコンタクト
リングとインナーリングとで封止するプラスチックキャ
ップにおいて、前記コンタクトリングの断面形状を逆台
形状にし、前記インナーリングの下方を薄厚にし上方を
内側に前記コンタクトリングの略倍の長さの補強部を設
けて厚肉に形成し、且つ、天板と周壁とが形成する内面
上方角部に傾斜面でボトルの口部上端外周縁部と当接す
る押さえ部を設けたことを特徴とするプラスチックキャ
ップである。
【０００７】
【作用】本発明のプラスチックキャップは、天板と周壁
とが形成する内面上方角部に傾斜面でボトルの口部上端
外周縁部と当接する押さえ部を設けて、内容物の高温充
填や充填後の熱負荷に対するインナーリングの収縮を物
理的に抑えており、また、インナーリングの上方の内側
にコンタクトリングの略倍の長さの補強部を設けてイン
ナーリングの上方を厚肉に形成しているため、内容物を
高温充填したのちにキャップをしたままで熱負荷がかか
っても、ボトルに対するキャップの封止性が良好であ
り、内容物が液漏れすることがない。
とが形成する内面上方角部に傾斜面でボトルの口部上端
外周縁部と当接する押さえ部を設けて、内容物の高温充
填や充填後の熱負荷に対するインナーリングの収縮を物
理的に抑えており、また、インナーリングの上方の内側
にコンタクトリングの略倍の長さの補強部を設けてイン
ナーリングの上方を厚肉に形成しているため、内容物を
高温充填したのちにキャップをしたままで熱負荷がかか
っても、ボトルに対するキャップの封止性が良好であ
り、内容物が液漏れすることがない。
【０００８】また、インナーリングの下方が薄厚である
ため、ボトルの口頸部にキャップを螺合して装着すると
きにキャップが閉め易く、ボトルの口頸部からキャップ
を取り外すときにキャップが開け易い。また、キャップ
の内面上方角部にボトルの口部上端外周縁部と当接する
押さえ部を設け、コンタクトリングの断面形状を逆台形
状にして大きくし、インナーリングの上方の内側に補強
部を設けて補強しており、キャップをボトルの口頸部に
螺合して装着するときに、閉めトルクを急上昇させてキ
ャップをボトルに安定して装着できる。
ため、ボトルの口頸部にキャップを螺合して装着すると
きにキャップが閉め易く、ボトルの口頸部からキャップ
を取り外すときにキャップが開け易い。また、キャップ
の内面上方角部にボトルの口部上端外周縁部と当接する
押さえ部を設け、コンタクトリングの断面形状を逆台形
状にして大きくし、インナーリングの上方の内側に補強
部を設けて補強しており、キャップをボトルの口頸部に
螺合して装着するときに、閉めトルクを急上昇させてキ
ャップをボトルに安定して装着できる。
【０００９】
【発明の実施の形態】次に、本発明のプラスチックキャ
ップの一実施の形態について、図を用いて詳細に説明す
る。
ップの一実施の形態について、図を用いて詳細に説明す
る。
【００１０】本発明の一実施形態のプラスチックキャッ
プは、図１に示すように、ボトル（２００）の口頸部
（２１０）の螺合部（２１２）に、周壁内側の螺合部
（１２１）を螺合させてボトルに装着し、ボトルの口部
（２１１）をパッキンを使用せずに天板（１１０）下面
に垂設するコンタクトリング（１３０）とインナーリン
グ（１４０）とで封止するプラスチックキャップ（１０
０）である。
プは、図１に示すように、ボトル（２００）の口頸部
（２１０）の螺合部（２１２）に、周壁内側の螺合部
（１２１）を螺合させてボトルに装着し、ボトルの口部
（２１１）をパッキンを使用せずに天板（１１０）下面
に垂設するコンタクトリング（１３０）とインナーリン
グ（１４０）とで封止するプラスチックキャップ（１０
０）である。
【００１１】そして、コンタクトリング（１３０）は、
図１に示すように、断面形状を逆台形状にして、通常の
逆三角形状のコンタクトリングよりも大きく設けるもの
である。
図１に示すように、断面形状を逆台形状にして、通常の
逆三角形状のコンタクトリングよりも大きく設けるもの
である。
【００１２】また、インナーリング（１４０）は、図１
に示すように、下方を０．３〜０．６ｍｍ程度の薄厚に
し、外径はボトル口部内径に対して嵌合シロを径で０．
２ｍｍ程度にするものである。そして、上方を内側にコ
ンタクトリング（１３０）の略倍の長さの補強部（１４
１）を設けて厚肉に形成するものである。
に示すように、下方を０．３〜０．６ｍｍ程度の薄厚に
し、外径はボトル口部内径に対して嵌合シロを径で０．
２ｍｍ程度にするものである。そして、上方を内側にコ
ンタクトリング（１３０）の略倍の長さの補強部（１４
１）を設けて厚肉に形成するものである。
【００１３】また、天板（１１０）と周壁（１２０）と
が形成する内面上方角部に、図１に示すように、ボトル
（２００）に装着したときに傾斜面でボトルの口部上端
外周縁部と当接する押さえ部（１５０）を設けるもので
ある。傾斜面の傾き角度は、４５°〜８０°が好まし
い。
が形成する内面上方角部に、図１に示すように、ボトル
（２００）に装着したときに傾斜面でボトルの口部上端
外周縁部と当接する押さえ部（１５０）を設けるもので
ある。傾斜面の傾き角度は、４５°〜８０°が好まし
い。
【００１４】本発明のプラスチックキャップは、通常、
ポリプロピレン、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂を用
いて、射出成形法で作製されるものであるが、必要に応
じては、耐熱グレードの樹脂や超高分子量シリコンなど
を添加した樹脂を用いることが好ましい。
ポリプロピレン、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂を用
いて、射出成形法で作製されるものであるが、必要に応
じては、耐熱グレードの樹脂や超高分子量シリコンなど
を添加した樹脂を用いることが好ましい。
【００１５】なお、ポリプロピレンを用いて射出成形し
た本実施形態の外径が３１．８４ｍｍφで高さが１１．
５ｍｍのキャップを、清酒を６５°Ｃで熱充填したＰＥ
Ｔボトルの口頸部に螺着し、常温に放置後、キャップを
したまま７０°Ｃ１０分のお燗を２回行って、口部から
の液漏れとキャップの開け易さを確認した。この結果で
は、ボトルを倒立し胴部を３０Ｋｇで１０秒間押圧して
みたが、内容物の漏れの発生はなかった。また、キャッ
プの閉めトルクは１５〜２０Ｋｇ以下であり、開けトル
クは１０Ｋｇ以下で、閉め易く開け易いキャップであっ
た。なお、キャップの図１に示す縦筋状のローレット
（１２２）のピッチは、外周の３０等分１であった。
た本実施形態の外径が３１．８４ｍｍφで高さが１１．
５ｍｍのキャップを、清酒を６５°Ｃで熱充填したＰＥ
Ｔボトルの口頸部に螺着し、常温に放置後、キャップを
したまま７０°Ｃ１０分のお燗を２回行って、口部から
の液漏れとキャップの開け易さを確認した。この結果で
は、ボトルを倒立し胴部を３０Ｋｇで１０秒間押圧して
みたが、内容物の漏れの発生はなかった。また、キャッ
プの閉めトルクは１５〜２０Ｋｇ以下であり、開けトル
クは１０Ｋｇ以下で、閉め易く開け易いキャップであっ
た。なお、キャップの図１に示す縦筋状のローレット
（１２２）のピッチは、外周の３０等分１であった。
【００１６】
【発明の効果】本発明のプラスチックキャップは、内容
物を高温充填し充填後にキャップをしたまま熱負荷をか
けても、パッキンを使用せずに内容物が液漏れすること
がなく、また、キャップをボトルに装着するときに閉め
易く、キャップをボトルから取り外すときに開け易いキ
ャップである。
物を高温充填し充填後にキャップをしたまま熱負荷をか
けても、パッキンを使用せずに内容物が液漏れすること
がなく、また、キャップをボトルに装着するときに閉め
易く、キャップをボトルから取り外すときに開け易いキ
ャップである。
【図１】本発明の一実施形態のプラスチックキャップを
ボトルに螺着したときの構造を示す要部の断面図であ
る。
ボトルに螺着したときの構造を示す要部の断面図であ
る。
【図２】従来の一例のプラスチックキャップをボトルに
螺着したときの構造を示す要部の断面図である。
螺着したときの構造を示す要部の断面図である。
１００……プラスチックキャップ １１０……天板 １２０……周壁 １２１，２１２……螺合部 １２２……ローレット １３０……コンタクトリング １４０……インナーリング １４１……補強部 １５０……押さえ部 ２００……ボトル ２１０……口頸部 ２１１……口部
Claims (1)
- 【請求項１】ボトルの口頸部に螺着しボトルの口部をコ
ンタクトリングとインナーリングとで封止するプラスチ
ックキャップにおいて、前記コンタクトリングの断面形
状を逆台形状にし、前記インナーリングの下方を薄厚に
し上方を内側に前記コンタクトリングの略倍の長さの補
強部を設けて厚肉に形成し、且つ、天板と周壁とが形成
する内面上方角部に傾斜面でボトルの口部上端外周縁部
と当接する押さえ部を設けたことを特徴とするプラスチ
ックキャップ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11079526A JP2000272645A (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | プラスチックキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11079526A JP2000272645A (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | プラスチックキャップ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000272645A true JP2000272645A (ja) | 2000-10-03 |
Family
ID=13692439
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11079526A Pending JP2000272645A (ja) | 1999-03-24 | 1999-03-24 | プラスチックキャップ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000272645A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004042949A (ja) * | 2002-07-11 | 2004-02-12 | Toppan Printing Co Ltd | 口栓 |
| JP2004051126A (ja) * | 2002-07-17 | 2004-02-19 | Toppan Printing Co Ltd | 低開閉トルクで高密封なキャップ |
| JP2013203419A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Nihon Yamamura Glass Co Ltd | 合成樹脂製キャップ |
| JP2013203416A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Nihon Yamamura Glass Co Ltd | 合成樹脂製キャップ |
| JP2014218283A (ja) * | 2013-05-10 | 2014-11-20 | 凸版印刷株式会社 | キャップ付き容器 |
-
1999
- 1999-03-24 JP JP11079526A patent/JP2000272645A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004042949A (ja) * | 2002-07-11 | 2004-02-12 | Toppan Printing Co Ltd | 口栓 |
| JP4539009B2 (ja) * | 2002-07-11 | 2010-09-08 | 凸版印刷株式会社 | 口栓 |
| JP2004051126A (ja) * | 2002-07-17 | 2004-02-19 | Toppan Printing Co Ltd | 低開閉トルクで高密封なキャップ |
| JP4539010B2 (ja) * | 2002-07-17 | 2010-09-08 | 凸版印刷株式会社 | 低開閉トルクで高密封なキャップを有する容器 |
| JP2013203419A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Nihon Yamamura Glass Co Ltd | 合成樹脂製キャップ |
| JP2013203416A (ja) * | 2012-03-28 | 2013-10-07 | Nihon Yamamura Glass Co Ltd | 合成樹脂製キャップ |
| JP2014218283A (ja) * | 2013-05-10 | 2014-11-20 | 凸版印刷株式会社 | キャップ付き容器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050520 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050531 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060228 |