JPH11227820A - Petボトル口部密封機構 - Google Patents

Petボトル口部密封機構

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Publication number
JPH11227820A
JPH11227820A JP10035738A JP3573898A JPH11227820A JP H11227820 A JPH11227820 A JP H11227820A JP 10035738 A JP10035738 A JP 10035738A JP 3573898 A JP3573898 A JP 3573898A JP H11227820 A JPH11227820 A JP H11227820A
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JP
Japan
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mouth
neck
pet bottle
bottle
fitting
Prior art date
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Pending
Application number
JP10035738A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Wada
潔 和田
Takashi Saito
剛史 斎藤
Noboru Morimoto
昇 森本
Tamaki Fujimoto
環 藤本
Shinji Kaneyuki
伸二 金行
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】内容物を高温充填しキャップで密封した後のボ
トルの口頸部の冷却収縮によって、流通過程の輸送時や
保管時にボトル口部からの液漏れの発生の危惧がないP
ETボトル口部密封機構を提供する。 【解決手段】内容物を高温充填しキャップを口頸部に装
着して密封するPETボトルにおいて、キャップ100 の
天板110 下面に、外周縁部下面に外側嵌合リング131 を
設け、この外側嵌合リングの内側に平行して内側嵌合リ
ング132 を設けた弾性をもつ円板状嵌合パッキン130 を
係止し、且つ、PETボトル200 の口頸部210 の上端口
部の内周縁部に下方内側開きのテーパー面211 を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PETボトルに内
容物を高温充填し口頸部にキャップを装着して密封する
ときのPETボトル口部密封機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ウーロン茶、果汁飲料などの内容
物をアセプティック充填するために、PETボトル(ポ
リエチレンテレフタレートを用いて延伸ブロー成形した
ボトル)に内容物を高温状態で充填し、キャップを口頸
部に螺合して装着して密封すると、内容物が常温までに
冷却したときに、ボトルの口頸部が収縮し、流通過程の
輸送時や保管時に液漏れを発生することがあった。この
ため、ボトルの口頸部を成形直後に熱処理で結晶化して
冷却による収縮を防ぐ方法があるが、この方法は製造費
用が高くなるので、キャップの天板下面に円板状パッキ
ングを嵌着させて、ボトルの口頸部の充填後の冷却によ
る収縮を吸収する密封機構が取られていた。この円板状
パッキングには、図3に示す平坦のもの、図4に示すボ
トル(200)の口頸部(210)の内周と嵌合するイ
ンナーリング(141)を設けたもの、図5に示すボト
ル(200)の口頸部(210)の外周と嵌合するアウ
タ−リング(142)を設けたものなどがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のキャップの天板下面に円板状パッキングを嵌着す
る密封機構においては、内容物の高温充填後のボトルの
口頸部の冷却による収縮によって口頸部の上方口部が内
側へ倒れ込んだときに、平坦のパッキングでは、ボトル
との接触面がボトルの口頸部の先端面の外周縁部のみと
なり、インナーリングを設けたパッキングでは、ボトル
との接触面がボトルの口頸部の先端部内周面のみとな
り、また、アウターリングを設けたパッキングでは、接
触していたボトルの口頸部の先端部外周面が離れてしま
いいずれのパッキングでも流通過程の輸送時や保管時に
ボトル口部からの液漏れを発生する危惧があった。
【0004】本発明は、上述の従来のPETボトル口部
密封機構の問題を解決するものであり、内容物を高温充
填しキャップを装着して密封した後のボトルの口頸部の
冷却収縮によって、流通過程の輸送時や保管時のボトル
口部からの液漏れの発生の危惧がないPETボトル口部
密封機構を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
内容物を高温充填しキャップを口頸部に装着して密封す
るPETボトルにおいて、図1(a)に示すように、前
記キャップ(100)の天板(110)下面に、外周縁
部下面に外側嵌合リング(131)を設け、該外側嵌合
リングの内側に平行して内側嵌合リング(132)を設
けた弾性をもつ円板状嵌合パッキン(130)を係止
し、且つ、図1(b)に示すように、前記PETボトル
(200)の口頸部(210)の上端口部の内周縁部に
下方内側開きのテーパー面(211)を設けたことを特
徴とするPETボトル口部密封機構である。
【0006】次に、本発明の第2の発明は、図1(a)
及び(b)に示すように、前記円板状嵌合パッキン(1
30)の外側嵌合リング(131)の内周嵌合径(X)
を、前記PETボトル(200)の口頸部(210)の
上端口部の外周嵌合径(x)−0.05〜1.25m
m、前記円板状嵌合パッキンの内側嵌合リング(13
2)の外周嵌合径(Y)を、前記PETボトルの口頸部
の上端口部の内周嵌合径(y)+0.05〜1.25m
m、前記PETボトルの口頸部の上端口部の内周縁部に
設ける下方内側開きのテーパー面(211)角度(α
°)を、20°〜75°、且つテーパー面の開始径
(z)を、前記円板状嵌合パッキンの内側嵌合リングの
外周嵌合径(Y)+0.05〜1.25mmにしたこと
を特徴とする第1の発明に記載のPETボトル口部密封
機構である。
【0007】
【作用】本発明の口部密封機構によるPETボトルは、
内容物をボトルに高温充填し口頸部にキャップを螺合さ
せて装着すると、図2(a)に示すように、ボトルの口
頸部(210)の先端の外周縁部が、キャップ(10
0)の天板(110)下面に係止されている弾性を有す
る円板状嵌合パッキン(130)の下面に設けられた外
側嵌合リング(131)の内周下方縁部と圧接し、ま
た、ボトルの口頸部の先端の内周縁部のテーパー面(2
11)が、円板状嵌合パッキンの下面の内側嵌合リング
(132)の外周下方縁部と圧接して、ボトルの口頸部
の先端部にキャップの外側嵌合リングと内側嵌合リング
とが二箇所嵌合してしっかりとボトルを密封する。
【0008】そして、内容物が常温に冷却してボトルの
口頸部が収縮し、図2(b)に示すように、口頸部(2
10)の上方口部が内側へ倒れ込んでも(矢印で図
示)、ボトルの口頸部の先端の外周縁部とキャップ(1
00)の円板状嵌合パッキン(130)の外側嵌合リン
グ(131)の内周下方縁部との圧接力は減じるが、ボ
トルの口頸部の先端の内周縁部のテーパー面(211)
とキャップの内側嵌合リング(132)の外周下方縁部
との圧接力は更に強まり、二箇所嵌合でしっかりとボト
ルを密封している。このため、流通過程の輸送時や保管
時のボトル口部からの液漏れの発生の危惧がない。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のPETボトル口部密封機
構は、内容物を高温充填(例えば、85℃〜95℃)し
てキャップを螺合して装着するPETボトルに用いるも
のであり、本発明に係わる一実施形態のキャップの構造
は、図1(a)に示すように、外周縁部下面に外側嵌合
リング(131)をもち、この外側嵌合リングの内側に
平行して内側嵌合リング(132)をもつ弾性を有する
円板状嵌合パッキン(130)を、天板(110)下面
に、周壁(120)の上方内周面に設けた係止部(12
2)により係止するものであり、ボトルとの螺合部(1
21)は、この係止部の下方の周壁内周面に設けるもの
である。なお、上述の円板状嵌合パッキン、例えばエチ
レン・プロピレンゴム、熱可塑性エラストマーなどの弾
性を有する材質を用いて作製する。
【0010】また、一実施形態のPETボトルの構造
は、図1(b)に示すように、口頸部(210)の上端
口部の内周縁部に下方内側開きのテーパー面(211)
を設けるものであり、キャップとの螺合部は、口頸部の
外周面に設けるものである。
【0011】そして、図1(a)及び(b)に示すよう
に、円板状嵌合パッキン(130)の外側嵌合リング
(131)の内周嵌合径(X)を、PETボトル(20
0)の口頸部(210)の上端口部の外周嵌合径(x)
−0.05〜1.25mmに設計し、円板状嵌合パッキ
ンの内側嵌合リング(132)の外周嵌合径(Y)を、
PETボトルの口頸部の上端口部の内周嵌合径(y)+
0.05〜1.25mmに設計し、PETボトルの口頸
部の上端口部の内周縁部に設ける下方内側開きのテーパ
ー面(211)角度(α°)を、20°〜75°に設計
し、テーパー面の開始径(z)を、円板状嵌合パッキン
の内側嵌合リングの外周嵌合径(Y)+0.05〜1.
25mmに設計するものである。
【0012】なお、発明者らの度重なる試行の結果、上
述の範囲外のものでは、キャップの円板状嵌合パッキン
の外側嵌合リング及び内側嵌合リングと、PETボトル
の口頸部の口部との嵌合状態が緩慢であったり、嵌合し
得ないことなどがあり、通常の流通過程の輸送及び保管
テストにおいて、PETボトル口部からの液漏れが発生
した。
【0013】
【発明の効果】本発明の口部密封機構によるPETボト
ルは、ボトルの口頸部にキャップを螺合して装着する
と、キャップの天板下面に係止する弾性を有する円板状
嵌合パッキンの下面に設けられた外側嵌合リングと内側
嵌合リングが、内周縁部に下方内側開きのテーパー面を
もつボトルの口頸部の上端部を外内周からしっかりと嵌
合するため、内容物を高温充填しキャップを装着して密
封した後のボトルの口頸部の冷却収縮によって、流通過
程の輸送時や保管時のボトル口部からの液漏れの発生の
危惧がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明のPETボトル口部密封機構
のキャップの構造を示す説明図であり、(b)は、その
ボトルの口頸部の口部の形状を示す説明図である。
【図2】(a)は、内容物を高温充填しキャップを口頸
部に装着して密封直後のPETボトルの口部の状態を示
す説明図であり、(b)は、内容物が常温までに冷却し
たときのPETボトルの口部の状態を示す説明図であ
る。
【図3】口頸部にキャップを装着して密封したPETボ
トルの従来の一例のPETボトル口部密封機構を示す説
明図である。
【図4】口頸部にキャップを装着して密封したPETボ
トルの従来の他の一例のPETボトル口部密封機構を示
す説明図である。
【図5】口頸部にキャップを装着して密封したPETボ
トルの従来の他の一例のPETボトル口部密封機構を示
す説明図である。
【符号の説明】
100……キャップ 110……天板 120……周壁 121,212……螺合部 122……係止部 130……円板状嵌合パッキン 131……外側嵌合リング 132……内側嵌合リング 140……円板状パッキン 141……インナーリング 142……アウタ−リング 200……ボトル 210……口頸部 211……テーパー面 X,y……内周嵌合径 Y,x……外周嵌合径 z……開始径 α°……角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 環 埼玉県越谷市大間野町1丁目8番地 トッ パンプラスチック株式会社 (72)発明者 金行 伸二 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内容物を高温充填しキャップを口頸部に装
    着して密封するPETボトルにおいて、前記キャップの
    天板下面に、外周縁部下面に外側嵌合リングを設け、該
    外側嵌合リングの内側に平行して内側嵌合リングを設け
    た弾性をもつ円板状嵌合パッキンを係止し、且つ、前記
    PETボトルの口頸部の上端口部の内周縁部に下方内側
    開きのテーパー面を設けたことを特徴とするPETボト
    ル口部密封機構。
  2. 【請求項2】前記円板状嵌合パッキンの外側嵌合リング
    の内周嵌合径を、前記PETボトルの口頸部の上端口部
    の外周嵌合径−0.05〜1.25mm、前記円板状嵌
    合パッキンの内側嵌合リングの外周嵌合径を、前記PE
    Tボトルの口頸部の上端口部の内周嵌合径+0.05〜
    1.25mm、前記PETボトルの口頸部の上端口部の
    内周縁部に設ける下方内側開きのテーパー面角度を、2
    0°〜75°、且つテーパー面の開始径を、前記円板状
    嵌合パッキンの内側嵌合リングの外周嵌合径+0.05
    〜1.25mmにしたことを特徴とする請求項1記載の
    PETボトル口部密封機構。
JP10035738A 1998-02-18 1998-02-18 Petボトル口部密封機構 Pending JPH11227820A (ja)

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JP10035738A JPH11227820A (ja) 1998-02-18 1998-02-18 Petボトル口部密封機構

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JP10035738A JPH11227820A (ja) 1998-02-18 1998-02-18 Petボトル口部密封機構

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JPH11227820A true JPH11227820A (ja) 1999-08-24

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ID=12450179

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JP (1) JPH11227820A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006076658A (ja) * 2004-08-11 2006-03-23 Toyo Seikan Kaisha Ltd 開栓性に優れた生分解性キャップ及び生分解性キャップ付容器
JP2008037492A (ja) * 2006-08-10 2008-02-21 Asahi Breweries Ltd 包装容器及びその製造方法
JP2014125250A (ja) * 2012-12-27 2014-07-07 Kao Corp キャップのシール構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006076658A (ja) * 2004-08-11 2006-03-23 Toyo Seikan Kaisha Ltd 開栓性に優れた生分解性キャップ及び生分解性キャップ付容器
JP2008037492A (ja) * 2006-08-10 2008-02-21 Asahi Breweries Ltd 包装容器及びその製造方法
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