JP2555969Y2 - 蓋付き注出キャップ - Google Patents
蓋付き注出キャップInfo
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- JP2555969Y2 JP2555969Y2 JP1991048901U JP4890191U JP2555969Y2 JP 2555969 Y2 JP2555969 Y2 JP 2555969Y2 JP 1991048901 U JP1991048901 U JP 1991048901U JP 4890191 U JP4890191 U JP 4890191U JP 2555969 Y2 JP2555969 Y2 JP 2555969Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内容液を加熱した状態
で充填する壜体の口筒に組付けられる蓋付き注出キャッ
プに関する。
で充填する壜体の口筒に組付けられる蓋付き注出キャッ
プに関する。
【0002】
【従来の技術】壜体の口筒に組付けられる蓋付き注出キ
ャップとして、切断除去される除去板部を有するキャッ
プ本体と、このキャップ本体に開閉自在にヒンジ結合さ
れた蓋体とから構成されるものが知られている。
ャップとして、切断除去される除去板部を有するキャッ
プ本体と、このキャップ本体に開閉自在にヒンジ結合さ
れた蓋体とから構成されるものが知られている。
【0003】この蓋付き注出キャップの従来例として、
実開昭57−9743号公報に示されたものがある。こ
の実開昭57−9743号公報に示された蓋付き注出キ
ャップは、開口部が形成されるべく切断除去される蓋板
を備えた栓本体と、この栓本体に嵌合結合されるリング
を備え、このリングに対してヒンジにより開閉自在とな
ったキャップとの別部材の組合わせで構成されている。
実開昭57−9743号公報に示されたものがある。こ
の実開昭57−9743号公報に示された蓋付き注出キ
ャップは、開口部が形成されるべく切断除去される蓋板
を備えた栓本体と、この栓本体に嵌合結合されるリング
を備え、このリングに対してヒンジにより開閉自在とな
ったキャップとの別部材の組合わせで構成されている。
【0004】この上記した従来技術は、栓本体とキャッ
プの別部材の組合わせで構成したため、栓本体とキャッ
プの材質は制約されず、キャップが繰り返し開閉されて
もヒンジが破損することのない材質を選択してキャップ
を成形でき、蓋板を容易に切断除去できるような材質を
選択して栓本体を成形できるようにしている。
プの別部材の組合わせで構成したため、栓本体とキャッ
プの材質は制約されず、キャップが繰り返し開閉されて
もヒンジが破損することのない材質を選択してキャップ
を成形でき、蓋板を容易に切断除去できるような材質を
選択して栓本体を成形できるようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術は、切断除去される蓋板が、壜体の口筒に液
密に組付けられる栓本体と一体に成形されているので、
栓本体をポリエチレン樹脂等の破断し易い合成樹脂材料
で成形する必要があり、このため加熱充填される内容液
の熱により、壜体の口筒に対する栓本体の組付き構造部
分に永久変形が発生し、この永久変形により栓本体の口
筒に対する液密な組付きが劣化すると云う問題があっ
た。
た従来技術は、切断除去される蓋板が、壜体の口筒に液
密に組付けられる栓本体と一体に成形されているので、
栓本体をポリエチレン樹脂等の破断し易い合成樹脂材料
で成形する必要があり、このため加熱充填される内容液
の熱により、壜体の口筒に対する栓本体の組付き構造部
分に永久変形が発生し、この永久変形により栓本体の口
筒に対する液密な組付きが劣化すると云う問題があっ
た。
【0006】一方、上記した従来技術では、開封後の液
体を注出する際の方向性を安定させるための注出安定用
筒部が栓本体に一体設されてあり、開封後はこの注出安
定用筒部にキャップを被せて密閉することにより壜体の
密封を達成する構成になっている。従って、上述したよ
うに、キャップは、繰り返しての開閉によってもヒンジ
が破損することのない比較的硬質の合成樹脂材料が選択
されるため、キャップと栓本体の注出安定用筒部との間
での密閉が確実であると云う利点もある。
体を注出する際の方向性を安定させるための注出安定用
筒部が栓本体に一体設されてあり、開封後はこの注出安
定用筒部にキャップを被せて密閉することにより壜体の
密封を達成する構成になっている。従って、上述したよ
うに、キャップは、繰り返しての開閉によってもヒンジ
が破損することのない比較的硬質の合成樹脂材料が選択
されるため、キャップと栓本体の注出安定用筒部との間
での密閉が確実であると云う利点もある。
【0007】そこで、本考案は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消しながらも利点を生かすべく考案され
たもので、開口部を形成する除去板部の切断除去の容易
性を維持したまま、壜体の口筒に対するキャップ本体の
熱による組付き状態の劣化の発生を防止すると共に、除
去板部の切断除去後に形成される開口部の密閉を確実に
することを技術的課題とし、もって加熱充填される内容
液の熱による密封性劣化の発生を確実に防止すると共
に、開封後の壜体の密封性を確保することを目的とす
る。
ける問題点を解消しながらも利点を生かすべく考案され
たもので、開口部を形成する除去板部の切断除去の容易
性を維持したまま、壜体の口筒に対するキャップ本体の
熱による組付き状態の劣化の発生を防止すると共に、除
去板部の切断除去後に形成される開口部の密閉を確実に
することを技術的課題とし、もって加熱充填される内容
液の熱による密封性劣化の発生を確実に防止すると共
に、開封後の壜体の密封性を確保することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
る本考案の手段は、内容液を熱充填する壜体の口筒に組
付く円筒形状の組付き筒にヒンジを介して蓋体を一体設
し、組付き筒の上端に内鍔状の頂板を周設した耐熱性お
よび耐破断性の高い合成樹脂材料製のキャップ本体を有
すること、キャップ本体の組付き筒の上端部内径とほぼ
等しい直径を有する平板状の本体板を、キャップ本体の
頂板下面に対向する組付き周縁部と、中央部の除去板部
とに、周設した肉薄部により区画し、組付き周縁部に頂
板の開口口径にほぼ等しい注出筒を立設すると共に、除
去板部にプルリングを立設した耐破断性の低い合成樹脂
材料製の栓板体を有すること、アルミ箔の両面に合成樹
脂膜を被覆して構成され、栓板体の本体板の下面に密に
溶着固定され、周端縁を壜体の口筒の上端面に対向する
組付き周縁部下面個所に位置させた積層シートを有する
こと、栓板体の組付き周縁部下面に取付けられる耐熱性
軟質材料製のシール体を有すること、キャップ本体の蓋
体の頂壁の下面に、栓板体の注出筒の上端開口部に密嵌
入する短円筒形状のシール筒片を垂下設すること、にあ
る。
る本考案の手段は、内容液を熱充填する壜体の口筒に組
付く円筒形状の組付き筒にヒンジを介して蓋体を一体設
し、組付き筒の上端に内鍔状の頂板を周設した耐熱性お
よび耐破断性の高い合成樹脂材料製のキャップ本体を有
すること、キャップ本体の組付き筒の上端部内径とほぼ
等しい直径を有する平板状の本体板を、キャップ本体の
頂板下面に対向する組付き周縁部と、中央部の除去板部
とに、周設した肉薄部により区画し、組付き周縁部に頂
板の開口口径にほぼ等しい注出筒を立設すると共に、除
去板部にプルリングを立設した耐破断性の低い合成樹脂
材料製の栓板体を有すること、アルミ箔の両面に合成樹
脂膜を被覆して構成され、栓板体の本体板の下面に密に
溶着固定され、周端縁を壜体の口筒の上端面に対向する
組付き周縁部下面個所に位置させた積層シートを有する
こと、栓板体の組付き周縁部下面に取付けられる耐熱性
軟質材料製のシール体を有すること、キャップ本体の蓋
体の頂壁の下面に、栓板体の注出筒の上端開口部に密嵌
入する短円筒形状のシール筒片を垂下設すること、にあ
る。
【0009】シール体としては、ライニングまたはパッ
キンが有効である。
キンが有効である。
【0010】また、ライニングまたはパッキンの栓板体
に対する組付きを確保するために、栓板体の組付き周縁
部の、壜体の口筒上端面に対向する下面個所に、保持溝
を周設するのが良い。
に対する組付きを確保するために、栓板体の組付き周縁
部の、壜体の口筒上端面に対向する下面個所に、保持溝
を周設するのが良い。
【0011】
【作用】壜体の口筒に締付け組付けされる組付き筒に、
ヒンジを介して蓋体を一体設したキャップ本体は、蓋体
の繰り返しの開閉動作によりヒンジが破損することがな
く、かつ耐熱性に優れていて熱変形の少ない材質のも
の、例えばポリプロピレン樹脂等の比較的硬質な耐熱性
および耐破断性の高い合成樹脂材料で一体成形されてい
る。
ヒンジを介して蓋体を一体設したキャップ本体は、蓋体
の繰り返しの開閉動作によりヒンジが破損することがな
く、かつ耐熱性に優れていて熱変形の少ない材質のも
の、例えばポリプロピレン樹脂等の比較的硬質な耐熱性
および耐破断性の高い合成樹脂材料で一体成形されてい
る。
【0012】それゆえ、加熱状態にある内容液を充填し
たばかりの壜体の口筒にキャップ本体を組付けたとして
も、キャップ本体、特に組付き筒は、内容液の熱により
熱変形をすることなしに、キャップ本体の口筒に対する
組付きを、強固にかつ安定して達成維持する。
たばかりの壜体の口筒にキャップ本体を組付けたとして
も、キャップ本体、特に組付き筒は、内容液の熱により
熱変形をすることなしに、キャップ本体の口筒に対する
組付きを、強固にかつ安定して達成維持する。
【0013】これに対して、栓板体は、肉薄部の破断性
の良い材質のもの、そして、或る程度弾性変形が自在と
なる材質のもの、例えばポリエチレン樹脂等の比較的軟
質な耐破断性の低い合成樹脂材料で成形される。
の良い材質のもの、そして、或る程度弾性変形が自在と
なる材質のもの、例えばポリエチレン樹脂等の比較的軟
質な耐破断性の低い合成樹脂材料で成形される。
【0014】それゆえ、肉薄部を破断して除去板部を切
除することによる、開口部の形成操作が容易に達成で
き、また、開口部の形成後、キャップ本体の蓋体を閉じ
た際、蓋体のシール筒片が栓板体に設けた注出筒を弾性
変形させて密嵌入し、密閉を確実なものにする。
除することによる、開口部の形成操作が容易に達成で
き、また、開口部の形成後、キャップ本体の蓋体を閉じ
た際、蓋体のシール筒片が栓板体に設けた注出筒を弾性
変形させて密嵌入し、密閉を確実なものにする。
【0015】この栓板体は、肉薄部の破断性の良い材料
で成形されているので、壜体内に加熱充填された内容液
の熱により、キャップ本体と壜体の口筒上端面との間で
押圧されている部分が熱変形する恐れがあるが、この部
分、すなわち壜体の口筒上端面に対向する部分である組
付き周縁部の下面には、シール体が配置されているの
で、例え組付き周縁部に熱変形が生じたとしても、この
シール体の作用により、口筒に対する組付きのシール性
が劣化することがなく、高いシール性を維持することが
できる。
で成形されているので、壜体内に加熱充填された内容液
の熱により、キャップ本体と壜体の口筒上端面との間で
押圧されている部分が熱変形する恐れがあるが、この部
分、すなわち壜体の口筒上端面に対向する部分である組
付き周縁部の下面には、シール体が配置されているの
で、例え組付き周縁部に熱変形が生じたとしても、この
シール体の作用により、口筒に対する組付きのシール性
が劣化することがなく、高いシール性を維持することが
できる。
【0016】栓板体の下面には積層シートが溶着されて
おり、この積層シートは、その周端縁を口筒上端面に対
向させているので、口筒開口部を極めて高いガスバリヤ
ー性で密閉することになり、例え栓板体のガスバリヤー
性が低くても、この積層シートにより高いバリヤー性で
内容液を密閉保持することになる。
おり、この積層シートは、その周端縁を口筒上端面に対
向させているので、口筒開口部を極めて高いガスバリヤ
ー性で密閉することになり、例え栓板体のガスバリヤー
性が低くても、この積層シートにより高いバリヤー性で
内容液を密閉保持することになる。
【0017】この積層シートの周端縁が位置する栓板体
の組付き周縁部の下面、すなわち口筒上端面に対向する
栓板体の下面個所には、シール体が取付けられているの
で、本考案による注出キャップが口筒に組付けられた状
態で、壜体内部に対して、積層シートの周端面はシール
体により密に遮断されて露出することがないので、内容
液により積層シートのアルミ箔が腐食されたり、または
アルミ箔が内容液に接触して、内容液を変質させるとい
う不都合の発生はない。
の組付き周縁部の下面、すなわち口筒上端面に対向する
栓板体の下面個所には、シール体が取付けられているの
で、本考案による注出キャップが口筒に組付けられた状
態で、壜体内部に対して、積層シートの周端面はシール
体により密に遮断されて露出することがないので、内容
液により積層シートのアルミ箔が腐食されたり、または
アルミ箔が内容液に接触して、内容液を変質させるとい
う不都合の発生はない。
【0018】
【実施例】以下、本考案の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。キャップ本体1は、耐熱性が高く、熱変形
が生じにくく、かつ耐破断強度の高いポリプロピレン樹
脂で一体成形されており、壜体22の口筒23に螺合により
外装する円筒形状の組付き筒2の上端に、内鍔状の頂板
3を連設し、組付き筒2の後側上端部にヒンジ9を介し
て蓋体5を一体に設けた構成となっている。頂板3の上
面の周端部付近には、短円筒形状の嵌着筒片4を立設す
る。
ら説明する。キャップ本体1は、耐熱性が高く、熱変形
が生じにくく、かつ耐破断強度の高いポリプロピレン樹
脂で一体成形されており、壜体22の口筒23に螺合により
外装する円筒形状の組付き筒2の上端に、内鍔状の頂板
3を連設し、組付き筒2の後側上端部にヒンジ9を介し
て蓋体5を一体に設けた構成となっている。頂板3の上
面の周端部付近には、短円筒形状の嵌着筒片4を立設す
る。
【0019】また、蓋体5は、頂壁6と周壁7とから有
頂円筒形状となっており、頂壁6の下面には、短円筒形
状のシール筒片8を垂設しており、周壁7は、その下端
開口部を嵌着筒片4に外嵌係止する口径に成形される。
頂円筒形状となっており、頂壁6の下面には、短円筒形
状のシール筒片8を垂設しており、周壁7は、その下端
開口部を嵌着筒片4に外嵌係止する口径に成形される。
【0020】組付き筒2と蓋体5とを結合するヒンジ9
は、弾力片の両側にヒンジ片を設けたミラーヒンジ構造
となっている。
は、弾力片の両側にヒンジ片を設けたミラーヒンジ構造
となっている。
【0021】栓板体10は、破断性の良いポリエチレン樹
脂製の一体成形物で、組付き筒2の上端部内径とほぼ等
しい直径を有する平板状の本体板11を、頂板2の下面に
対向する組付き周縁部13と、中央部の除去板部12とに、
肉薄部14を周設することにより区画し、組付き周縁部13
に頂板2の開口口径にほぼ等しく、上端部をラッパ状に
拡径した注出筒15を立設すると共に、除去板部12の上面
周端部に、プルリング16を一体に立設している。なお、
壜体22の口筒23上端面に対向する組付き周縁部13の下面
個所に、周溝状の保持溝17を周設している。
脂製の一体成形物で、組付き筒2の上端部内径とほぼ等
しい直径を有する平板状の本体板11を、頂板2の下面に
対向する組付き周縁部13と、中央部の除去板部12とに、
肉薄部14を周設することにより区画し、組付き周縁部13
に頂板2の開口口径にほぼ等しく、上端部をラッパ状に
拡径した注出筒15を立設すると共に、除去板部12の上面
周端部に、プルリング16を一体に立設している。なお、
壜体22の口筒23上端面に対向する組付き周縁部13の下面
個所に、周溝状の保持溝17を周設している。
【0022】蓋体5を閉じた状態で、この蓋体5の短円
筒形状のシール筒片8は、ラッパ状に拡径した注出筒15
の上端部内に、注出筒15を弾性変形させながら密に嵌入
し、注出筒15の密閉を達成する。
筒形状のシール筒片8は、ラッパ状に拡径した注出筒15
の上端部内に、注出筒15を弾性変形させながら密に嵌入
し、注出筒15の密閉を達成する。
【0023】栓板体10の本体板11の下面に密に溶着した
積層シート18は、アルミ箔19の両面に合成樹脂膜20を積
層被覆した構成となっていて、その周端縁を、口筒23の
上端面に対向する保持溝17付近に位置させている。
積層シート18は、アルミ箔19の両面に合成樹脂膜20を積
層被覆した構成となっていて、その周端縁を、口筒23の
上端面に対向する保持溝17付近に位置させている。
【0024】シール体21は、口筒23上端面に対向する組
付き周縁部13の下面個所に配されており、シール体21と
してライニングを使用したような場合には、キャップ本
体1の口筒23への締め付け組付けにより、流動変位する
ライニングの一部が保持溝17に溜り、口筒23とのシール
を確保し、またこのライニングは、積層シート18の端面
を液密に覆って、壜体22内の内容液が、積層シート18の
端面に露出したアルミ箔19に接触しないようにしてい
る。
付き周縁部13の下面個所に配されており、シール体21と
してライニングを使用したような場合には、キャップ本
体1の口筒23への締め付け組付けにより、流動変位する
ライニングの一部が保持溝17に溜り、口筒23とのシール
を確保し、またこのライニングは、積層シート18の端面
を液密に覆って、壜体22内の内容液が、積層シート18の
端面に露出したアルミ箔19に接触しないようにしてい
る。
【0025】また、シール体21としてパッキンを使用し
たような場合には、このパッキンの一部を保持溝17内の
一部に嵌合させて、パッキンの栓板体10に対する組付き
を安定したものとする。
たような場合には、このパッキンの一部を保持溝17内の
一部に嵌合させて、パッキンの栓板体10に対する組付き
を安定したものとする。
【0026】なお、壜体22は、合成樹脂製でもガラス製
でも良い。
でも良い。
【0027】
【考案の効果】本考案は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。壜体への組付きを達成維
持する組付き筒と、この組付き筒にヒンジ結合された蓋
体とを、耐熱性および耐破断性に優れた合成樹脂材料で
一体成形してキャップ本体を構成したので、蓋体の繰り
返し開閉動作に対して、機械的耐久性の高いヒンジを得
ることができると共に、加熱充填された内溶液の熱によ
る組付き筒の壜体に対する組付き力の劣化がなく、もっ
て長期間にわたる蓋体の安定した開閉動作を得ることが
できると共に、キャップ本体の壜体に対する強固で安定
した組付きを得ることができ、これにより壜体内の内溶
液の収納保持を安全なものとすることができる。
で、以下に示す効果を奏する。壜体への組付きを達成維
持する組付き筒と、この組付き筒にヒンジ結合された蓋
体とを、耐熱性および耐破断性に優れた合成樹脂材料で
一体成形してキャップ本体を構成したので、蓋体の繰り
返し開閉動作に対して、機械的耐久性の高いヒンジを得
ることができると共に、加熱充填された内溶液の熱によ
る組付き筒の壜体に対する組付き力の劣化がなく、もっ
て長期間にわたる蓋体の安定した開閉動作を得ることが
できると共に、キャップ本体の壜体に対する強固で安定
した組付きを得ることができ、これにより壜体内の内溶
液の収納保持を安全なものとすることができる。
【0028】栓板体は、肉薄部の破断性の良い或る程度
弾性変形が自在となる材質の合成樹脂材料で成形されて
いるので、肉薄部を破断して除去板部を切除することに
よる開口部の形成操作が容易に達成でき、また、開口部
の形成後、キャップ本体の蓋体を閉じた際、蓋体のシー
ル筒片が栓板体に設けた注出筒を弾性変形させて密嵌入
し、密閉を確実なものにする。
弾性変形が自在となる材質の合成樹脂材料で成形されて
いるので、肉薄部を破断して除去板部を切除することに
よる開口部の形成操作が容易に達成でき、また、開口部
の形成後、キャップ本体の蓋体を閉じた際、蓋体のシー
ル筒片が栓板体に設けた注出筒を弾性変形させて密嵌入
し、密閉を確実なものにする。
【0029】壜体の口筒上端面と栓板体との間に耐熱材
料性のシール体を配したので、例え栓板体に内容液の熱
による変形が発生したとしても、この変形をシール体が
吸収して、壜体との間のシールを確保するので、熱変形
によるシール性の劣化を皆無とすることができ、もって
壜体の極めて高いシール性を確保することができる。
料性のシール体を配したので、例え栓板体に内容液の熱
による変形が発生したとしても、この変形をシール体が
吸収して、壜体との間のシールを確保するので、熱変形
によるシール性の劣化を皆無とすることができ、もって
壜体の極めて高いシール性を確保することができる。
【0030】栓板体は、破断性の良い、比較的軟質な合
成樹脂材料で成形されているので、ガスバリャー性が決
して充分ではないのであるが、この栓板体の下面にアル
ミ積層シートが密に溶着されているので、この栓板体の
ガスバリャー性の低さを積層シートが補償することにな
り、もって栓板体を破断性の良い合成樹脂材料で成形し
ても、高いガスバリャー性を発揮することができる。
成樹脂材料で成形されているので、ガスバリャー性が決
して充分ではないのであるが、この栓板体の下面にアル
ミ積層シートが密に溶着されているので、この栓板体の
ガスバリャー性の低さを積層シートが補償することにな
り、もって栓板体を破断性の良い合成樹脂材料で成形し
ても、高いガスバリャー性を発揮することができる。
【図1】本考案の一実施例を示す、開放状態での全体縦
断面図。
断面図。
【図2】図1に示した実施例の、要部拡大縦断面図。
1 ; キャップ本体 2 ; 組付き筒 3 ; 頂板 4 ; 嵌着筒片 5 ; 蓋体 6 ; 頂壁 7 ; 周壁 8 ; シール筒片 9 ; ヒンジ 10; 栓板体 11; 本体板 12; 除去板部 13; 組付き周縁部 14; 肉薄部 15; 注出筒 16; プルリング 17; 保持溝 18; 積層シート 19; アルミ箔 20; 合成樹脂膜 21; シール体 22; 壜体 23; 口筒
Claims (4)
- 【請求項1】 内容液を熱充填する壜体の口筒に組付く
円筒形状の組付き筒にヒンジを介して蓋体を一体設し、
前記組付き筒の上端に内鍔状の頂板を周設した耐熱性お
よび耐破断性の高い合成樹脂材料製のキャップ本体と、
前記組付き筒の上端部内径とほぼ等しい直径を有する平
板状の本体板を、前記頂板下面に対向する組付き周縁部
と、中央部の除去板部とに、周設した肉薄部により区画
し、前記組付き周縁部に前記頂板の開口口径にほぼ等し
い注出筒を立設すると共に、前記除去板部にプルリング
を立設した耐破断性の低い合成樹脂材料製の栓板体と、
アルミ箔の両面に合成樹脂膜を被覆して構成され、前記
栓板体の本体板の下面に密に溶着固定され、周端縁を前
記口筒の上端面に対向する組付き周縁部下面個所に位置
させた積層シートと、前記栓板体の組付き周縁部下面に
取付けられる耐熱性軟質材料製のシール体と、から構成
され、前記蓋体の頂壁の下面に、前記注出筒の上端開口
部に密嵌入する短円筒形状のシール筒片を垂下設して成
る蓋付き注出キャップ。 - 【請求項2】 シール体を、ライニングで構成した請求
項1に記載の蓋付き注出キャップ。 - 【請求項3】 シール体を、パッキンで構成した請求項
1に記載の蓋付き注出キャップ。 - 【請求項4】 栓板体の組付き周縁部の、壜体の口筒上
端面に対向する下面個所に、保持溝を周設した請求項1
または2または3に記載の蓋付き注出キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991048901U JP2555969Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 蓋付き注出キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991048901U JP2555969Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 蓋付き注出キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0534152U JPH0534152U (ja) | 1993-05-07 |
JP2555969Y2 true JP2555969Y2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=12816174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991048901U Expired - Fee Related JP2555969Y2 (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 蓋付き注出キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2555969Y2 (ja) |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS579743U (ja) * | 1980-06-18 | 1982-01-19 | ||
JPS57131443U (ja) * | 1981-02-12 | 1982-08-16 | ||
JPS60115854U (ja) * | 1984-01-11 | 1985-08-05 | 株式会社吉野工業所 | ボトル |
JPS62197552U (ja) * | 1986-06-07 | 1987-12-16 |
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1991
- 1991-05-31 JP JP1991048901U patent/JP2555969Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0534152U (ja) | 1993-05-07 |
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