JP2000268781A - 密閉式電池用封口板、密閉式電池及びその製造方法 - Google Patents

密閉式電池用封口板、密閉式電池及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密閉式電池を製造する上でレーザ溶接を行う
時に、レーザ光の照射エネルギーをできるだけ低く抑え
つつ、クラックの発生を抑えることを可能とし、且つ比
較的小さいサイズの密閉式電池に対しても適用可能な技
術を提供する。 【解決手段】 封口板31の外表面には、その外周輪郭
部310に沿って溝部311が形成されており、この溝
部311の中には、中央側の方で高さが低くなっている
段差部312が形成されている。このような溝部311
は、封口板31の材料であるAl−Mn系合金の平板に
対して、鍛造加工技術を用いて、厚み方向に押圧力を加
え凹ませることにより形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池外装缶と封口
板とをレーザ溶接で封止することによって製造する密閉
式電池に関し、特に角形密閉式電池に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話,AV機器,コンピュー
タなどの携帯機器の需要が高まるに伴い、電池に対する
高性能化への要求が急速に高まっており、中でも、ニッ
ケルカドミウム電池,ニッケル−水素電池,リチウム二
次電池といった二次電池に対して高い要望がある。
【0003】このような電池は一般的に密閉式であっ
て、電池の形状としては、円筒形や角形が一般的であ
る。特に角形密閉式電池は、携帯機器に搭載するに際し
てスペース効率が優れている点で注目されており、特に
薄形の角形密閉式電池に対する期待が高まっている。こ
のような密閉式電池は、金属製の板体を深絞り加工する
ことによって、有底筒状に成形して外装缶を作製し、そ
の外装缶に正極・負極からなる発電素体を収納し、外装
缶の開口部に封口板を装着し、外装缶の開口部と封口板
の外周とを封止することによって作製されている。
【0004】金属製の板体としては、従来から、ニッケ
ルメッキ鋼板やステンレス鋼板などが多く用いられてき
たが、電池を軽量化するために、現在では、アルミニウ
ムにマンガンなどを添加したアルミニウム合金の板も用
いられるようになっている。封止は、電解液やガスが漏
出するのを防止するために行い、機械式かしめ法で行わ
れることも多いが、かしめ法による封口が困難な場合、
特に角形密閉式電池の場合などには、レーザ溶接による
封止が多く行われている。レーザ溶接の場合は、封口板
の外周部と外装缶の開口縁部との境界に沿って、レーザ
光を照射しながら走査することによって溶接を行うが、
その出来具合によって電池の信頼性や寿命が大きく左右
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
レーザ溶接において、溶接箇所に照射するレーザ光のエ
ネルギーはできるだけ低く抑えることが好ましい。それ
は、封口板には通常、ガスケットを介して電極端子が装
着されているが、レーザ溶接時における照射エネルギー
が小さいほど、ガスケットが損傷しにくいということも
あるが、この他に生産効率上の理由もある。例えば、同
じ出力のレーザ光源を用いても、溶接箇所に対する照射
エネルギーを低く設定できれば、走査速度は大きく設定
することができる。また、実際の電池の溶接装置におい
ては、一つのレーザ光源からのレーザ光が複数の光ファ
イバに分岐されて、複数の電池を並行して溶接できるよ
うになっているが、この場合、各照射位置に照射される
エネルギーを低く設定できれば、同じ出力のレーザ光源
でもより多くの電池を並行して溶接できることになり効
率的である。
【0006】しかし、溶接時に照射するレーザ光の照射
エネルギーを低く設定すると、溶接箇所において、レー
ザ光のスポットが走査される溶接ラインに沿ってクラッ
ク(ひびわれ)が発生しやすくなるという問題がある。
これは、レーザ光を照射して溶融した部分(溶融池)
は、冷却される時にその近傍で発生する熱応力によって
引っ張られるが、レーザ光の照射エネルギーが低い場合
には、溶融池が急速に冷却されるので大きな熱応力が発
生するためと考えられる。
【0007】そして、アルミニウム合金の板を外装缶及
び封口板に用いた場合、特に溶接箇所にクラックが発生
しやすい。これは、アルミニウム合金は、鉄やステンレ
スと比べて引っ張り強度が低いことや、熱伝導率が大き
いため溶融部が急速に冷却されるなどの理由によるもの
である。このような課題に対して、例えば実開昭61−
3664号公報には、図6のように封口板の外周縁を立
ち上げ、この部分と外装缶の開口縁とをレーザ溶接する
という技術も開示されており、この方法によれば、溶融
池から封口板中央部へ直線的に熱が伝導する経路がなく
なるため、溶融池からの放熱が少なくなり、これによっ
て溶接部に発生する熱応力も小さくすることができる。
【0008】しかしながら、このように封口板の外周縁
を立ち上げる場合、この立ち上げ部の幅は封口板の厚み
と同等であって、その厚み分が封口板の幅にも反映され
る(即ち、この厚みが大きいほど封口板の幅も大きくし
なければならない。)ので、薄形の角形密閉式電池に対
しては適用することが難しい。本発明は、このような課
題に鑑みなされたものであって、密閉式電池を製造する
上でレーザ溶接を行う時に、レーザ光の照射エネルギー
をできるだけ低く抑えつつ、クラックの発生を抑えるこ
とを可能とし、且つ薄形の密閉式電池に対しても適用し
やすい技術を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、密閉式電池の外装缶開口部に装着され
レーザ溶接によって封止される封口板において、電池の
外側になる表面側に、外周側よりも中央側の方が厚み方
向に窪んだ段差部を、外周に沿って形成することとし
た。
【0010】封口板にこのような段差部を設けると、レ
ーザ溶接で封口板の外周と外装缶の開口縁とを封止する
際、溶接箇所から封口板中央部への直線的な伝熱経路が
なくなるので、溶接箇所からの放熱が低減されることに
なる。従って、溶接箇所に発生する熱応力が低減される
ので、レーザ照射のエネルギーを低くしてもクラックの
発生率を低く抑えることができる。
【0011】このように封口板の外表面側に段差部を形
成する方法としては、封口板を作製するための板材表面
を、その厚み方向に押圧して溝状に凹ませることによっ
て、その溝の中に段差部を形成する方法や、封口板を作
製するための板材表面を、封口板の外周に沿った輪郭部
に相当するところに対して中央部に相当するところを厚
み方向に押圧してずらすことによって形成する方法があ
り、例えば鍛造加工の技術を用いて容易に行うことがで
きる。
【0012】このようにして封口板に段差部を形成する
場合、段差部は外周に近づけて形成することもできるの
で、図6のように封口板の外周縁を立ち上げる場合と比
べて、より幅の狭い封口板とすることができる。即ち、
本発明は、より薄い角形密閉式電池に対しても適用する
ことができる。特に、外装缶及び封口板がアルミニウム
合金で形成されている場合は、もともとクラックが発生
しやすいので、本発明により得られるクラック抑制効果
は大きなものとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】[実施の形態1] (電池の構成)図1は、本実施形態に係る角形密閉式電
池の斜視図であり、図2は、図1におけるA−A’線及
びB−B’線断面図である。
【0014】この角形密閉式電池は、リチウム二次電池
であって、有底角筒形の外装缶10の内部に、渦巻電極
体20に非水電解液が含浸された発電素体が収納され、
外装缶10の開口部を封口体30で封口した構造であ
る。外装缶10は、Al−Mn系合金の板が有底角筒形
に成形されたものである。このAl−Mn系合金は、ア
ルミニウムを主成分としているため軽量であり、またマ
ンガンが添加されていることにより、アルミニウム単体
と比べて引っ張り強度が大きい。
【0015】図1に示すように、封口体30は、外装缶
10の開口部に填まり込むよう成形された封口板31
に、負極端子32が、ガスケット33を介して貫通して
取り付けられた構成である。封口板31は、外装缶10
の材料と同じAl−Mn系合金の板が、外装缶10の開
口部と同じ長方形状に成形されたものであって、封口板
31の外表面側において、外周に沿って溝部311が形
成されており、この溝部311と外周との間に、一定幅
の外周輪郭部310が形成され、当該外周輪郭部310
と外装缶10の開口縁部11とは、レーザ溶接によって
封止されている。
【0016】そして、この溝部311の中には、外周側
よりも中央側の方で封口板厚み方向に窪んでいる段差部
312が形成されている。外装缶10や封口板31の厚
さは、容量をできるだけ大きくすることを考慮して、必
要な強度を維持できる範囲内で、できるだけ薄く設定す
る。一般的には、外装缶10の厚さを0.5mm程度に
設定し、封口板31には、負極端子32が装着されると
きに変形しないように、その厚さを0.8mm程度に設
定する。
【0017】負極端子32は、外観が平板状の頭部32
0と円筒状のスリーブ部321とらなり、頭部320は
中空であって、安全弁を形成するためのゴム板322が
当該中空部に収納されている。封口板31の中央部に
は、負極端子32のスリーブ部321を貫通させるため
の貫通孔313が形成されており、封口板31の外表面
における貫通孔313の周りは、負極端子32の頭部3
20が填まり込むように切り欠き部314が形成されて
いる。
【0018】なお、電池の厚み方向(以下、「電池厚方
向」という。)のサイズが小さい場合は、負極端子32
の頭部320の幅との差があまりないため、貫通孔31
3の電池厚方向両側では、この切り欠き部314と溝部
311とはかなり接近するか、あるいは、図2(a)に
示すように、切り欠き部314と溝部311がつながっ
て一体の凹みとなる。
【0019】負極端子32のスリーブ部321には、電
池の内方に突出する突出部34a及びベース部34bか
らなる集電板34が接続されている。これらの負極端子
32及び集電板34は、ガスケット33によって封口板
31と絶縁された状態で、スリーブ部321の先端部が
かしめ圧着されることにより封口板31に固定されてい
る。
【0020】電極体20は、負極板と正極板とがセパレ
ータを介して積層され断面楕円状に卷回されたものであ
る。負極板は、層状カーボン(グラファイト粉末)が板
状の芯体に塗着されたものであって、上記集電板34の
突出部34aとリード板21で接続されている。一方、
正極板は、正極活物質としてのリチウム含有酸化物(例
えばコバルト酸リチウム)と導電剤(例えばアセチレン
ブラック)とからなる正極合剤が、板状の芯体に塗着さ
れたものであって、正極端子兼用の外装缶10と直接接
触して電気的に接続されている。
【0021】電極体20に含浸される非水電解液は、例
えば、エチレンカーボネート及びジメチルカーボネート
からなる混合溶媒に、溶質としてのLiPF6を溶解し
たものである。なお、図2では省略しているが、電極体
20と封口板31との間には、絶縁性樹脂からなる絶縁
スリーブが介挿され、これによって電極体20は、外装
缶10内の定位置に固定されると共に、封口体30との
接触が防止されるようになっている。
【0022】(電池の製造方法)次に、この角形密閉式
電池の製造方法について説明する。外装缶10は、Al
−Mn系合金の平板を、パンチとダイスを用いて深絞り
加工を施して有底角筒形に成型することにより作製す
る。封口板31は、Al−Mn系合金の平板に対して、
その厚み方向に押圧力を加えることにより溝部311及
び切り欠き部314に相当する凹みを形成すると共に、
封口板31の外縁及び貫通孔313を打ち抜くことによ
って作製することができる。
【0023】具体的には、上記合金平板に対して、鍛造
加工技術(特に硬貨を製造するコイニング技術)を用い
て、溝部311及び切り欠き部314に相当する形状の
凸部を有するパンチで平板を押圧することによって溝部
311及び切り欠き部314に相当する凹みを形成し、
その後に、貫通孔313の縁に相当するところ及び封口
板31の外縁に相当するところをパンチ及びダイでせん
断加工することによって作製することができる。
【0024】そして、このような加工方法によれば、封
口板31の外周端と溝部311との間隔T(外周輪郭部
310の幅T)をかなり小さく設定することも比較的容
易に行うことができる。封口体30は、封口板31の貫
通孔313に、ガスケット33及び負極端子32を填め
こみ、負極端子32のスリーブ部321に集電板34の
ベース部34bを填め込んで(但し負極端子32におい
てゴム板322及び頭部320のキャップは除いてお
く。)、スリーブ部321の先端部をかしめ圧着するこ
とにより作製する。
【0025】渦巻電極体20は、リード板21付きの帯
状の負極板を帯状のセパレータで覆い、これと帯状の正
極板と積層させ、卷回した後、断面が楕円形状となるよ
う押しつぶすことによって作製する。このように作製し
た電極体20を、外装缶10の中に挿入すると共に、リ
ード板21を絶縁スリーブに通し、集電板34と電気的
に接続する。
【0026】次に、封口体30を外装缶10の開口部に
圧入して填め込み、以下に説明するように、封口体30
の外周輪郭部310と外装缶10の開口縁部11とを、
両者の境界に沿ってレーザ光を照射しながら走査するこ
とによって溶接を行う。レーザ光発振装置は、イットリ
ウムアルミニウムガーネット(YAG)を用いてパルス
状に発光させる(例えば、レーザパルス繰返数:50p
ps)ものであって、図2(b)に示すように、レーザ
光50は、封口板31の外周輪郭部310と開口縁部1
1との境界上に集光して、小さな円形状のスポット(ス
ポット径:数百μm)を形成するようになっている。
【0027】このようなレーザ光照射方式は、スポット
が照射される部分を局所的に溶融させることができるの
で、溶接箇所の周囲にある部材(ガスケットや絶縁スリ
ーブなど)に熱的損傷は加わりにくい。レーザ光が照射
されたスポットの部分では、封口板31の外周輪郭部3
10と外装缶10の開口縁部11とが溶融して溶融池6
0が生じるが、その溶融池60は短時間で凝固する。
【0028】レーザ光発振装置で発振する際のレーザパ
ルス繰返数並びに走査速度は、レーザ光50のスポット
が、直前のパルスで照射したスポットと適度にオーバー
ラップするよう(通常40〜60%程度のオーバーラッ
プ率となるよう)調整する。このように、レーザ光50
を照射しながら、レーザ光50のスポットに向けてアシ
ストガスを噴射し、このアシストガス雰囲気中で溶接を
行うことによって、溶接箇所の酸化が防止されるように
なっている。アシストガスとしては、一般に窒素ガスが
用いられるが、アルゴンガスなどの不活性ガスや水素ガ
ス、酸素などが用いられる場合もある。
【0029】このようにしてレーザ光50を照射しなが
ら走査することによって、封口板31の外周輪郭部31
0と外装缶10の開口縁部11との境界全周にわたって
溶接を行い、封止を完了する。そして、負極端子32の
スリーブ部321のところから電解液を注入し、最後に
ゴム板322及び頭部320のキャップを固着する。
【0030】(溝部311による効果について)封口板
31の外周に沿って溝部311を形成することによっ
て、溝部311の内面には、上記のように外周寄りより
も中央寄りの方で高さが低い段差部312が形成され
る。この段差部312があることによって、レーザ封口
時において、溶融池60から封口板31の中央部への放
熱を抑制することになるが、その理由は、次のように考
えられる。
【0031】レーザ封口時において、溶融池60からの
放熱の多くは、封口板31及び外装缶10を伝ってなさ
れ、その中でも、封口板31を伝って封口板31の中央
部へ放熱する割合は大きい。ここで、段差部312がな
い場合には、溶融池60から封口板31の中央部へ封口
板表面に沿って直線的な伝熱経路が存在することになる
が、段差部312があることによって、このような直線
的な伝熱経路がなくなるので、レーザ封口時において、
溶融池60から封口板31の中央部への放熱が抑制され
ることになる。
【0032】従って、溝部311を設けない封口板を用
いる場合と比べると、溶融池60における冷却速度が遅
くなる。これによって、溶融池60のところに発生する
熱応力が低減されるので、レーザ照射エネルギを低くし
てもクラックの発生率を低く抑えることができる。そし
て、このようにレーザ照射エネルギを低くすることによ
り、溶接箇所の周囲にあるガスケットなどの部材への熱
的損傷をより少なくすることができる。
【0033】上記効果を十分得るために、外周輪郭部3
10及び溝部311の形状を以下のように設定すること
が好ましい。即ち、封口板31の外周端と溝部311と
の間隔T(外周輪郭部310の幅T)は、レーザ溶接時
における放熱を抑えるためにはできるだけ小さく設定す
るのが好ましいが、間隔Tをあまり小さくし過ぎてもレ
ーザ溶接時に溶融池60がうまく形成されず溶接強度が
出せなくなるので、この両者を考慮して適当な範囲に設
定する。
【0034】また、溝部311の深さと幅は、レーザ溶
接時における放熱を抑えるためには大きい方がよいが、
封口板に必要な強度を保つには深さは小さく設定する方
が有利であるのて、これらの点を考慮して適当な範囲に
設定する。。例えば、アルミ外装缶を用いた小型の角形
リチウムイオン電池の場合、封口板の厚さは0.8mm
程度、レーザ溶接時に照射するスポットの径は0.8m
m程度であるが、この場合溶融池60の溶け込み深さは
0.15〜0.2mm程度であって、上記の点を考慮す
ると、間隔Tは0.4〜0.45mm程度、溝部311
の深さは0.3mm程度、開口幅は0.4mm程度に設
定するのが望ましいと考えられる。
【0035】また、後で詳しく述べるが、本実施形態の
場合、封口板31の外周端と溝部311との間隔Tは封
口板の厚さよりもかなり小さく設定できるので、比較的
幅の狭い封口板に対しても適用することができる。 [実施の形態2]図3は、本実施形態に係る角形密閉式
電池の斜視図であり、図4は、図3におけるA−A’線
及びB−B’線断面図である。
【0036】図中、実施の形態1と同様の構成要素に
は、図1,2と同一の番号を付してある。本実施形態の
電池は、実施の形態1の電池と同様の構成であるが、封
口板31の形状に若干の違いがある。即ち、封口板31
の外表面において、外周に沿って外周側よりも中央側で
窪んでいる段差部312が形成されている点については
共通であるが、実施の形態1の封口板31では、その外
周に沿って溝部311が形成されその内面に段差部31
2が形成されていたのに対して、本実施の形態の封口板
31では、その外表面側において、外周輪郭部310を
除く中央部315が全体的に窪んでおり、外周輪郭部3
10と中央部315との境界に段差部312が形成され
ている。
【0037】また、製造方法についても、封口板31を
製造するところ以外は実施の形態1と同様である。本実
施の形態における封口板31は、Al−Mn系合金の平
板において、その厚み方向に押圧力を加えることによ
り、中央部315に相当するところ全体を凹ませると共
に、封口板31の外縁及び貫通孔313を打ち抜くこと
によって作製することができる。
【0038】具体的には、上記合金平板に対して、鍛造
加工技術(コイニング技術)を用いて、切り欠き部31
4に相当する凹みを形成する。次に、図5に示すよう
に、中央部315に相当する大きさのパンチ及びダイ
で、この平板の中央部315に相当するところを外周輪
郭部310に対して板厚み方向にずらすことによって、
中央部315の凹みを形成する。その後に、貫通孔31
3の縁に相当するところ及び封口板31の外縁に相当す
るところ(図5の矢印Cの部分)をパンチ及びダイでせ
ん断することによって作製することができる。
【0039】そして、このような加工方法によれば、外
周輪郭部310の幅Tをかなり小さく設定することも比
較的容易に行うことができる。本実施の形態において
も、封口板31には実施の形態1と同様、外周に沿って
段差部312が形成されているので、レーザ封口時にお
いて、溶融池60から封口板31の中央部への放熱を低
減し、これによってレーザ照射エネルギを低くしてもク
ラックの発生率を低く抑えることができる。
【0040】上記効果を十分得るために好ましい外周輪
郭部310及び段差部312の形状についても、実施の
形態1と同様であって、段差部312の高低差及び封口
板31の外周端と段差部312との間隔T(外周輪郭部
310の幅T)は、溶融池60がうまく形成できる範囲
内でレーザ溶接時における放熱を抑えることを考慮して
小さく設定し、段差部312の高低差は、封口板に必要
な強度を保ち得る範囲内で大きく設定するのがよく、封
口板の厚さが0.8mm程度、レーザ溶接時に照射する
スポットの径が0.8mm程度の場合、間隔Tは0.4
〜0.45mm程度、段差部312の高低差は0.2m
m程度に設定するのが望ましいと考えられる。
【0041】また、本実施形態1と同様、封口板31の
外周端と段差部312との間隔Tは封口板の厚さよりも
小さく設定できるので、比較的幅の狭い封口板に対して
も適用することができる。 [比較例1]図6は、本比較例に係る角形密閉式電池の
電池厚方向断面図である。本比較例の電池は、外周部を
折り曲げて立ち上げた封口板131を用い、立ち上げ部
132と外装缶10の開口縁とがレーザ溶接で封止され
ている点以外は、本実施形態の電池と同様の構成であっ
て、図6中で、同様の構成要素には、図1,2と同一の
番号を付してある。
【0042】このような封口板131における立ち上げ
部132は、絞り加工で形成することができる。 [電池幅についての考察]実施の形態1,2と比較例1
の電池における電池幅について比較考察する。図2,
4,6に示すように、電池厚方向において、負極端子3
2の頭部320の端から封口板の端までの距離をL1と
すると、比較例1においては、頭部320の横に、封口
板131の板厚W2と同等厚さの立ち上げ部132が存
在しているので、距離L1はこの板厚W2よりも大きく設
定しなければならないことになる(L1>W2)。
【0043】一方、実施の形態1,2でも、距離L1は
上述した間隔Tより大きく設定する必要はあるが、板厚
W2よりも大きく設定しなければならないという制約は
ない。そして、この間隔Tは封口板131の板厚W2よ
りもかなり小さく設定できるので、その分、実施の形態
1,2では比較例1と比べて、距離L1を小さく設定す
ることが可能である。
【0044】例えば、上記のように封口板の板厚W2が
0.8mm、距離Tが0.4mmであるとすると、実施
の形態1,2では比較例1と比べて、距離L1を0.4
mm程度小さく設定することが可能ということになる。
これより、実施の形態1,2では比較例1と比べて、電
池幅が0.8mm小さいものに適用できることになる。
【0045】なお、比較例1においても、立ち上げ部1
32の外周を削って立ち上げ部132の幅を薄くすれ
ば、封口板の幅を小さく設定することは不可能ではない
が、製造工程が複雑になると考えられるので、実施の形
態1,2の製造方法を用いる方が明らかに有利である。
このような考察に基づいて、実施の形態1,2及び比較
例1を適用することのでできる最低電池幅を、以下のよ
うに概算できる。
【0046】いずれの電池についても、実用上、端子頭
部320の幅W3は最低3.7mm程度、外装缶の開口
縁厚みW1は最低0.4mm程度、封口板の板厚W2は最
低0.8mm程度必要と見なされるので、比較例1で
は、電池幅Lとして最低必要な値は、(3.7+0.4
×2+0.8×2)=6.1mm程度となる。
【0047】一方、実施の形態1,2では、距離Tの最
低値を0.4mmとすれば、電池幅Lとして最低必要な
値は(3.7+0.4×2+0.4×2)=5.3mm
程度ということになるが、更に、開口縁厚みW1、幅W
3、距離Tを若干削減することによって、電池幅Lを
4.9mm程度まで削減することが可能である。
【0048】
【実施例】〔実施例1〕上記実施の形態1に基づいて、
厚さ0.8mmのアルミニウム合金板を用いて封口板を
作製し、それを用いて角形密閉電池を作製した。電池サ
イズは(高さ40mm×幅30mm×厚さ8mm)と
し、封口板の外周端と溝部との間隔Tは0.4mm、溝
部の深さは0.3mm、溝部の開口幅は0.4mmとし
た。
【0049】〔比較例2〕封口板に溝部311を形成し
ない以外は、実施例1と同様にして、封口板とそれを用
いた角形密閉電池を作製した。実施例1では、比較例2
と比べて、照射エネルギを75%まで低下させてもレー
ザ溶接を行うことができることがわかった。
【0050】〔実験1〕 エアリークテスト 実施例1及び比較例2の封口板を多数準備して、空の外
装缶に装着して、レーザ溶接で封止を行った。そして、
封口板の貫通孔からエアを送り込んで、内部を4kg/
cm2に加圧し、溶接部でのリーク発生率を調べた。
【0051】
【表1】
【0052】表1はその結果を示す表である。この表か
ら、実施例1の方が比較例2よりもリーク発生率が低い
ことが明らかである。これは、実施例1のように封口板
の外表面に外周輪郭部に沿って溝を形成することによっ
て、レーザ溶接時における照射エネルギを低くしてもク
ラックの発生を低く抑えられることを示している。
【0053】〔実験2〕 電池の保存試験 実施例1及び比較例2の電池を、温度70℃、湿度90
%の条件で保存し、10日後、20日後において、電池
重量が初期からどれだけ変化しているかを測定した。
【0054】
【表2】
【0055】表2はその結果を示す表である。この表か
ら、実施例1の方が比較例2よりも重要変化が少ないこ
とがわかる。これは、比較例2では、実施例1と比べ
て、レーザ溶接時における放熱が大きいので、負極端子
ガスケットの弾性が失われ、気密性が低下したためと考
えられる。
【0056】(その他の事項)上記実施の形態では、リ
チウム二次電池の場合を例にとって説明したが、本発明
は、ニッケル−水素電池などの二次電池、あるいは一次
電池においても適用可能である。また、上記実施の形態
では、外装缶や封口板の材質として、クラック発生の問
題が生じやすいアルミニウム合金を用いる場合について
説明したが、本発明は、ステンレス等を用いる場合にも
適用可能である。
【0057】また、上記実施の形態では、角形密閉式電
池について説明を行なったが、本発明は、円筒形密閉式
電池に対しても適用することができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、密閉式
電池の外装缶開口部に装着されレーザ溶接によって封止
される封口板において、その外側表面に、板厚み方向に
押圧して溝状に凹ませたり、板厚み方向に押圧してずら
すといった方法で、外周に沿って段差を形成することに
よって、レーザ照射のエネルギーを低くしてもクラック
の発生率を低く抑えることを可能とした。
【0059】これは、密閉式電池の歩留り向上並びに生
産性向上に寄与することになる。封口板への段差形成
は、鍛造加工の技術を用いて容易に行うことができる。
そして、比較的薄形の角形密閉式電池に対しても、容易
に適用することができる。特に、外装缶及び封口板が、
アルミニウム合金で形成されている場合は、本発明によ
りクラックの発生を抑える効果が大きい。
【0060】よって、本発明は、アルミ製の外装缶及び
封口板を用いた薄形の角形密閉式電池に対して特に有効
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る角形密閉式電池の斜視図で
ある。
【図2】図1におけるA−A’線及びB−B’線断面図
である。
【図3】実施の形態2に係る角形密閉式電池の斜視図で
ある。
【図4】図3におけるA−A’線及びB−B’線断面図
である。
【図5】実施の形態2において封口板の作製方法を説明
するための図である。
【図6】比較例1に係る角形密閉式電池の電池厚方向断
面図である。
【符号の説明】
10 外装缶 11 開口縁部 20 渦巻電極体 30 封口体 31 封口板 32 負極端子 33 ガスケット 60 溶融池 310 外周輪郭部 311 溝部 312 段差部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉式電池の外装缶開口部に装着されレ
    ーザ溶接によって封止される封口板であって、 電池の外側になる表面側には、外周側よりも中央側の方
    が厚み方向に窪んだ段差部が、外周に沿って形成されて
    いることを特徴とする密閉式電池用封口板。
  2. 【請求項2】 前記封口板の表面には、外周に沿って溝
    が形成され、 前記段差部は、当該溝の中に形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の密閉式電池用封口板。
  3. 【請求項3】 前記封口板の表面は、 外周に沿った輪郭部に対して中央部が厚み方向にずれて
    おり、 前記段差部は、当該輪郭部と中央部との境界に形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の密閉式電池用封
    口板。
  4. 【請求項4】 前記封口板は、 アルミニウム合金からなることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の密閉式電池用封口板。
  5. 【請求項5】 有底筒形状の外装缶内に発電素体が収納
    され、前記外装缶の開口部に、請求項1〜4のいずれか
    に記載の封口板が装着され、当該封口板の外周と外装缶
    の開口縁とがレーザ溶接によって封止されてなることを
    特徴とする密閉式電池。
  6. 【請求項6】 密閉式電池の外装缶開口部に装着されレ
    ーザ溶接によって封止される封口板の製造方法であっ
    て、 封口板用板材の外表面側に、封口板の外周となるライン
    に沿って、中央側を厚み方向に窪ませることによって段
    差部を形成する段差形成ステップを含むことを特徴とす
    る封口板の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記段差形成ステップでは、 封口板用板材をその厚み方向に押圧して凹ませて溝を形
    成することによって、前記段差部を当該溝の中に形成す
    ることを特徴とする請求項6記載の封口板の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記段差形成ステップでは、 封口板用板材の外表面側において、 封口板の外周に沿った輪郭部に相当するところに対して
    中央部に相当するところを、厚み方向に押圧してずらす
    ことによって、前記段差部を形成することを特徴とする
    請求項6記載の封口板の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記段差形成ステップでは、 鍛造加工によって、前記段差部を形成することを特徴と
    する請求項6〜8のいずれかに記載の封口板の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 有底筒形状の外装缶を作製する外装缶
    作製ステップと、 請求項6〜9のいずれかに記載の封口板の製造方法を用
    いて前記外装缶の開口部を封口する封口板を作製する封
    口板作製ステップと、 前記外装缶に発電素体を収納する収納ステップと、 前記外装缶の開口部に前記封口板を装着する装着ステッ
    プと、 前記封口板の外周部と外装缶の開口縁部との境界部分に
    レーザ光を照射して溶接する溶接ステップとからなるこ
    とを特徴とする密閉式電池の製造方法。
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