JP2010061877A - 蓄電装置および、蓄電装置の製造方法 - Google Patents

蓄電装置および、蓄電装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 小型化することができる蓄電装置を提供する。
【解決手段】 所定軸の周りで巻かれた電極素子(11,12)と、電極素子と電気的に接続される電極端子(40,50)と、を有する。電極端子は、電極素子のうち所定軸の方向における端部と接触する接触面(42b,52b)を有している。接触面は、所定軸から離れる方向を向くとともに、所定軸からの距離が所定軸の方向において連続的又は段階的に変化している。
【選択図】 図4

Description

本発明は、正極素子および負極素子がセパレータ(電解質層)を挟んで巻かれた構造を有する蓄電装置に関するものである。
二次電池は、充放電を行うための発電要素と、発電要素を収容するための電池ケースとを有している。ここで、発電要素は、正極素子、負極素子およびセパレータを有している。例えば、正極素子および負極素子の間にセパレータを配置したものを、芯部材に対して巻き付けることにより、発電要素を構成することができる(例えば、特許文献1−3参照)。
また、電池ケースには、発電要素に蓄えられた電力を取り出したり、発電要素に電力を蓄えたりするために用いられる電極端子(正極端子および負極端子)が設けられている。特許文献1に記載の二次電池では、正極端子が、電池ケースの一端面に固定されており、リード線を介して発電要素の正極素子と電気的および機械的に接続されている。また、負極端子は、電池ケースの他端面に固定されており、リード線を介して発電要素の負極素子と電気的および機械的に接続されている。
特開2001−256950号公報(段落0026、図1) 特開平11−329398号公報(図1) 特開2001−15169号公報(図8,11)
リード線を介して発電要素を電極端子に接続する構成では、リード線を用いる分だけ、二次電池のコストが高くなってしまう。また、電極端子や発電要素に対してリード線を接続するための領域を設けたり、二次電池内にリード線を配置するためのスペースを確保したりしなければならないため、二次電池が大型化してしまうことがある。
そこで、本発明の目的は、リード線を用いずに、小型化することができる蓄電装置を提供することにある。
本願第1の発明である蓄電装置は、所定軸の周りで巻かれた電極素子と、電極素子と電気的に接続される電極端子と、を有している。そして、電極端子は、電極素子のうち所定軸の方向における端部と接触する接触面を有している。また、接触面は、所定軸から離れる方向を向くとともに、所定軸からの距離が所定軸の方向において連続的又は段階的に変化している。
接触面としては、所定軸を中心とした円錐面に沿った形状に形成することができる。これにより、接触面に対して、電極素子の端部を巻き付けやすくすることができる。
集電板と、集電板における一部の領域に形成された電極層と、を有する電極素子において、集電板のうち電極層の形成されていない領域を、接触面に沿って曲げた状態で接触面に接触させることができる。これにより、集電板および接触面における接触面積を確保することができる。
電極素子の端部は、接触面に溶接することができる。電極素子および接触面を溶接することにより、電極端子および電極素子の間における電気抵抗を低減させることができる。また、電極素子の端部に、切り欠き部を形成することができる。これにより、電極素子の端部を電極端子の接触面に巻き付ける際に、電極素子の端部に対して過度の負荷がかかるのを抑制することができる。
なお、蓄電装置に設けられる正極端子および負極端子のうち少なくとも一方の端子を、本発明における電極端子とすることができる。
本願第2の発明は、所定軸の周りで巻かれた電極素子と、電極素子と電気的に接続される電極端子とを有する蓄電装置の製造方法であって、電極端子における電極素子との接触面が、所定軸から離れる方向を向くとともに、所定軸からの距離が所定軸の方向において連続的又は段階的に変化しており、電極素子を所定軸の周りで巻きながら、接触面に対して電極素子を接触させることを特徴とする。
ここで、電極素子を巻きながら、電極素子を接触面に溶接することができる。具体的には、電極素子のうち接触面との接触部分に対して、レーザ光を照射することにより溶接を行うことができる。これにより、電極素子および電極端子の間における電気抵抗を低減させることができる。
また、電極素子を接触面に接触させる前に、電極素子の端部を接触面に沿った形状に曲げておくことができる。これにより、電極素子を電極端子に対してスムーズに巻き付けることができる。
本願第1の発明では、リード線等を用いることなく、電極素子を電極端子に接触させているため、蓄電装置を小型化することができる。しかも、本発明のように電極端子の接触面を構成することにより、電極素子を所定軸の周りで巻く際に、電極素子の端部を電極端子に接触させやすくなる。
本願第2の発明によれば、電極端子の接触面に対して、電極素子を容易に接触させることができる。言い換えれば、電極素子を所定軸の周りで巻く際に、電極端子の接触面に対して電極素子を巻き付けやすくなる。これにより、蓄電装置を容易に製造することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。
本発明の実施例1である二次電池(蓄電装置)の構造について、図1および図2を用いて説明する。ここで、図1は、二次電池の内部構造を示す断面図であり、図2は、図1の矢印Aで示す方向から見たときの二次電池の外観図である。なお、二次電池としては、例えば、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池といったものが挙げられる。また、本実施例では、二次電池を用いた場合について説明するが、蓄電装置としての電気二重層キャパシタ(コンデンサ)についても本発明を適用することができる。
本実施例の二次電池1は、例えば、車両の動力源として用いることができる。この車両としては、例えば、ハイブリッド自動車や電気自動車がある。ハイブリッド自動車とは、動力源としての二次電池に加えて、内燃機関や燃料電池といった他の動力源を備えた車両である。電気自動車とは、二次電池1の出力だけを用いて走行する車両である。本実施例の二次電池1を車両に搭載する場合には、車両の走行に必要なエネルギを取り出すために、複数の二次電池を用いる必要がある。具体的には、複数の二次電池を電気的に直列に接続することにより、車両の走行に必要な電力を確保する必要がある。
二次電池1は、巻かれた状態の発電要素10と、発電要素10を収容する電池ケース20とを有している。電池ケース20は、円筒状に形成された円筒部21と、円筒部21の両端に固定される平板部22,23とを有している。また、電池ケース20は、耐久性および耐食性に優れた材料で形成することが好ましく、この材料として、具体的には、アルミニウム等の金属を用いることができる。なお、電池ケース20を樹脂で形成することも可能である。
平板部22,23は、例えば、円筒部21に対して溶接によって固定することができる。また、平板部22,23には、後述する正極端子40および負極端子50を貫通させるための穴部22a,23aが形成されている。
発電要素10は、充放電が可能な要素であり、電極素子としての正極素子11および負極素子12と、セパレータ13とを有している。セパレータ13は、正極素子11および負極素子12の間に位置するように配置されている。すなわち、正極素子11、セパレータ13および負極素子12を、この順に積層することにより、発電要素10が構成される。ここで、セパレータ13には、例えば、真空状態での注液処理等により、電解液がしみ込んでいる。
正極素子11、負極素子12およびセパレータ13は、互いに重ねられた状態で、芯部材30に巻き付けられている。芯部材30の両端、言い換えれば、電池ケース20の両端面には、電極端子としての正極端子40および負極端子50が配置されている。
正極素子11は、図3Aに示すように、正極用の集電板11aと、集電板11aの両面に形成された活物質層(電極層)11bとを有している。図3Aでは、集電板11aの一方の面だけを示しているが、他方の面も同様の構成となっている。ここで、領域R1は、集電板11aのうち、活物質層11bが形成されていない領域であり、図1に示すように、正極端子40(接触面42b)と接触する領域である。また、領域R2は、集電板11aのうち、活物質層11bが形成されている領域である。
二次電池1として、リチウムイオン電池を用いる場合には、例えば、集電板11aをアルミニウムで形成することができる。また、活物質層11bは、正極に応じた活物質を有しており、必要に応じて結着剤や導電剤が含まれる。正極活物質としては、ニッケル水素電池の場合にはニッケル酸化物を用い、リチウムイオン電池の場合にはリチウム−遷移金属複合酸化物を用いることができる。
負極素子12は、図3Bに示すように、負極用の集電板12aと、集電板12aの両面に形成された活物質層(電極層)12bとを有している。図3Bでは、集電板12aの一方の面だけを示しているが、他方の面も同様の構成となっている。ここで、領域R2は、集電板12aのうち、活物質層12bが形成されている領域である。また、領域R3は、活物質層12bが形成されていない領域であり、図1に示すように、負極端子50(接触面52b)と接触する領域である。
二次電池1として、リチウムイオン電池を用いる場合には、例えば、集電板12aを銅で形成することができる。また、活物質層12bは、負極に応じた活物質を有しており、必要に応じて結着剤や導電剤が含まれる。負極活物質としては、ニッケル水素電池の場合にはMmNi(5−x−y−z)AlMnCo(Mm:ミッシュメタル)等の水素吸蔵合金を用い、リチウムイオン電池の場合にはカーボンを用いることができる。
正極素子11および負極素子12における領域R2は、充放電に用いられる領域であり、芯部材30の長手方向に関して互いに重なるようになっている。ここで、セパレータ13は、領域R2上に位置していればよい。
なお、本実施例では、集電板11aの両面に正極用の活物質層11bを形成し、集電板12aの両面に負極用の活物質層12bを形成しているが、これに限るものではない。具体的には、集電板の一方の面に正極用の活物質層を形成するとともに、集電板の他方の面に負極用の活物質層を形成することができる。これは、いわゆるバイポーラ電極と呼ばれるものである。
正極端子40は、芯部材30に沿って延びる軸部41と、芯部材30の長手方向(図1の左右方向)と直交する方向に延びるフランジ部42とを有している。軸部41の外周面には、ナット70のネジ部と係合するネジ部が形成されている。また、軸部41および平板部22の穴部22aの間には、絶縁性を有する材料で形成されたシール部材60が配置されている。これにより、電池ケース20の内部を密閉状態とすることができるとともに、電池ケース20および正極端子40の間を絶縁状態とすることができる。ここで、シール部材60は、正極端子40(フランジ部42)およびワッシャ61によって挟まれている。また、ワッシャ61は、ナット70を軸部41に係合させることにより、固定される。
フランジ部42は、電池ケース20の平板部22と対向する平面42aと、発電要素10と電気的および機械的に接続される接触面42bとを有している。平面42aは、シール部材60と接触している。接触面42bは、発電要素10の正極素子11(集電板11a)と接触している。また、接触面42bは、芯部材30を中心とした円錐面で構成されている。より具体的には、接触面42bは、芯部材30を中心とした円錐面に沿った形状に形成されており、発電要素10(負極端子50)の側に向かって凸となる形状を有している。ここで、芯部材30の長手方向(図1の左右方向)における接触面42bおよび平面42aの間の距離は、芯部材30と接する側が最も長く、芯部材30から離れるにしたがって短くなっている。
負極端子50は、芯部材30に沿って延びる軸部51と、芯部材30の長手方向と直交する方向に延びるフランジ部52とを有している。軸部51の外周面には、ナット90のネジ部と係合するネジ部が形成されている。また、軸部51および平板部23の穴部23aの間には、絶縁性を有する材料で形成されたシール部材80が配置されている。これにより、電池ケース20の内部を密閉状態とすることができるとともに、電池ケース20および負極端子50の間を絶縁状態とすることができる。ここで、シール部材80は、負極端子50(フランジ部52)およびワッシャ81によって挟まれている。また、ワッシャ81は、ナット90を軸部51に係合させることにより、固定される。
フランジ部52は、電池ケース20の平板部23と対向する平面52aと、発電要素10と電気的および機械的に接続される接触面52bとを有している。平面52aは、シール部材80と接触している。接触面52bは、発電要素10の負極素子12(集電板12a)と接触している。また、接触面52bは、芯部材30を中心とした円錐面で構成されている。より具体的には、接触面52bは、芯部材30を中心とした円錐面に沿った形状に形成されており、発電要素10(正極端子40)の側に向かって凸となる形状を有している。ここで、芯部材30の長手方向(図1の左右方向)における接触面52bおよび平面52aの間の距離は、芯部材30と接する側が最も長く、芯部材30から離れるにしたがって短くなっている。
ここで、電池ケース20が金属で形成されている場合には、円筒部21の内壁面は絶縁材料で形成された層が設けられている。すなわち、絶縁層を用いることにより、正極端子40のフランジ部42や負極端子50のフランジ部52が、円筒部21の内壁面に直接、接触するのを阻止している。
次に、本実施例の二次電池1を製造する工程について、図4を用いて説明する。ここで、図4は、発電要素10を芯部材30に巻き付ける工程を示す図である。
発電要素10を芯部材30に巻き付ける前に、まず、正極素子11、負極素子12およびセパレータ13を用意しておく。そして、正極素子11、セパレータ13および負極素子12を、この順に積層して構成された発電要素10を、芯部材30に巻き付けていく。具体的には、芯部材30に固定された正極端子40および負極端子50を矢印Xで示す方向に回転させることにより、発電要素10が芯部材30に対して矢印Yで示す方向に移動して、芯部材30に巻き付いていく。
このとき、集電板11aの領域R1は、フランジ部42の接触面42bに接触し、集電板12aの領域R3は、フランジ部52の接触面52bに接触する。ここで、本実施例では、図1に示すように、集電板11a,12aをフランジ部42,52の先端側まで巻き付けるようにしている。このため、芯部材30の外周面に沿って、集電板11a,12aを巻き付けると、図5および図6に示すように、集電板11aにおける領域R1の一部がフランジ部42の接触面42bに沿うように変形する。
そして、図1に示すように、領域R2の端部と各接触面42b,52bとの間の距離(図1の左右方向の距離)は、芯部材30から離れるにしたがって、長くなっている。ここで、領域R1,R3のうち、芯部材30の近くに位置する各領域R1,R3は、各接触面42b,52bとの接触面積が最も大きくなっている。そして、芯部材30から離れるにつれて、各領域R1,R3における各接触面42b,52bとの接触面積が小さくなる。
なお、図5および図6では、領域R1の一部が接触面42bに沿って曲げられた状態を示しているが、領域R1の全体が接触面42bに沿って曲げられていてもよい。特に、芯部材30に近い側では、領域R1の全体が接触面42bに沿って曲げられることもある。また、図5および図6では、集電板11aおよびフランジ部42の接触状態を示しているが、集電板12aおよびフランジ部52の接触状態も同様である。
そして、集電板11aのうち接触面42bとの接触部分に対して、レーザ照射装置100からのレーザ光を照射することにより、集電板11aを接触面42bに溶接することができる。すなわち、芯部材30に対して発電要素10を巻きながら、集電板11aおよび接触面42bの接触部分に対してレーザ光を照射することができる。なお、集電板12aおよびフランジ部52についても、同様の方法で溶接することができる。ここで、レーザ照射装置100は、例えば、レーザ光を生成する発振器と、発振器で生成されたレーザ光を集光させた状態で対象物(集電板11aおよび接触面42b)に向かわせる光学系とで構成することができる。
本実施例では、集電板11aの一部(端部)を曲げた状態で接触面42bに接触させている。すなわち、集電板11aおよび接触面42bの接触面積を確保するようにしている。これにより、レーザ光を用いて、集電板11aおよび接触面42bを容易に溶接することができる。
ここで、図7は、本実施例の比較例としての構成を示す概略図であり、図6に対応した図である。図7において、本実施例で説明した部材と同一の機能を有する部材については、同一符号を用いている。
図7に示す構成では、フランジ部42のうち、集電板11aと接触する面42cを、芯部材30の長手方向と直交する平面で構成している。この構成では、集電板11aの端部だけを平面42cに接触させるようにしているため、集電板11aおよび平面42cは点接触となる。この場合には、集電板11aおよび平面42cの接触部分に対して、レーザ照射装置100のレーザ光を照射し難く、集電板11aおよび平面42cを溶接し難いことがある。
なお、図7に示す構成でも、本実施例のように、集電板11aの一部を曲げた状態で平面42cに接触させれば、レーザ光を照射し易くすることができる。ただし、この場合には、芯部材30に対して、集電板11aを巻きにくくなってしまうことがある。
本実施例において、接触面42bの傾斜角度(テーパ角度)θ(図6参照)は、90[deg]よりも小さく、0[deg]よりも大きければよい。ここで、傾斜角度θを90[deg]に近づければ、芯部材30の長手方向において、二次電池1を小型化することができる。また、傾斜角度θを0[deg]に近づければ、集電板11aの端部(領域R1)を接触面42bに沿って変形させやすくしたり、集電板11aおよび接触面42bの接触面積を増やしたりすることができる。上述した観点に基づいて、接触面42bの傾斜角度θは、適宜設定することができる。接触面52bについても同様である。
ここで、本実施例では、接触面42b,52bの傾斜角度θを互いに等しくしているが、これに限るものではない。すなわち、接触面42b,52bの傾斜角度θを、互いに異なる値とすることもできる。
一方、集電板11aを接触面42bに溶接する場合において、レーザ照射装置100によるレーザ光の照射方法は適宜設定することができる。例えば、集電板11aおよび接触面42bの接触部分に対して常にレーザ光を照射させておくこともできるし、レーザ光を間欠的に照射させることもできる。常にレーザ光を照射させておけば、集電板11aの領域R1のすべてを接触面42bに溶接することができる。このように、集電板11aおよび接触面42bの溶接部分を増やすほど、集電板11aおよび接触面42bの間における電気抵抗を小さくすることができる。そして、電気抵抗を小さくすることにより、二次電池1の出力性能を向上させることができる。
また、レーザ光を間欠的に照射する場合において、レーザ光を照射するタイミングや、レーザ光を照射し続ける時間は、適宜設定することができる。具体的には、集電板11aおよび接触面42bの溶接部分を予め決めておけば、この溶接部分に対してレーザ光を照射するようにすればよい。この場合には、芯部材30の回転速度(発電要素10を巻く速度)や、レーザ光の照射タイミングおよび照射時間を制御することになる。
本実施例によれば、発電要素10を芯部材30に巻き付けながら、集電板11a,12aおよび接触面42b,52bの接触部分にレーザ光を照射することにより、発電要素10を正極端子40および負極端子50に容易に接続することができる。また、特許文献1のように、リード線を用いて、発電要素10および電極端子40,50を接続する必要もない。そして、リード線を用いない分だけ、二次電池1のコストを低減したり、二次電池1を小型化したりすることができる。
本実施例のように、集電板11aの領域R1を接触面42bの斜面に沿って曲げると、領域R1の一部に対して過度の負荷(曲げ応力)が作用することがある。そこで、図8に示すように、集電板11aの領域R1に対して切り欠き部11a1を予め形成しておけば、集電板11aの領域R1を接触面42bに沿って巻いても、領域R1に対して過度の負荷がかかるのを抑制することができる。ここで、切り欠き部11a1の形状や、切り欠き部11a1を形成する位置や数は、適宜設定することができる。すなわち、集電板11aの領域R1に過度の曲げ応力がかからないように、切り欠き部11a1の位置や数を決定すればよい。集電板12aについても、集電板11aと同様に、切り欠き部を形成することができる。
また、集電板11aを接触面42bに沿って巻き付けやすいように、集電板11aの領域R1を予め曲げておくこともできる。具体的には、図9に示すように、ガイド部材101を用いることにより、集電板11aの領域R1や集電板12aの領域R3を、芯部材30に巻き付ける前に所定方向に曲げておくことができる。ここで、所定方向とは、接触面42b,52bに沿った方向である。ガイド部材101は、集電板11aの領域R1に曲率を持たせるための曲げ部101aと、集電板12aの領域R3に曲率を持たせるための曲げ部101bとを有している。
ガイド部材101の形状は、図9に示す形状に限るものではない。すなわち、集電板11aの領域R1を曲げたり、集電板12aの領域R3を曲げたりすることができる形状であれば、いかなる形状であってもよい。また、図9に示す構成では、1つのガイド部材101を用いているが、複数のガイド部材を用いて集電板11a,12aの領域R1,R3をそれぞれ曲げるようにすることもできる。
なお、本実施例では、レーザ光を用いて集電板11a,12aの溶接を行っているが、これに限るものではない。すなわち、集電板11a,12aを接触面42b,52bに固定できる方法であれば、いかなる方法であってもよい。例えば、超音波を用いた溶接を行ってもよいし、溶射や、ロウ付けを行うこともできる。
また、本実施例では、接触面42b,52bを、連続した傾斜面で構成しているが、これに限るものではない。すなわち、接触面42b,52bを階段状に形成することもできる。言い換えれば、接触面42b,52bの径を段階的に変化させて、段差部を設けることができる。また、傾斜面および段差部を組み合わせて、接触面42b,52bを構成することもできる。
さらに、本実施例では、芯部材30に対して発電要素10を巻き付けるようにしているが、これに限るものではない。例えば、正極端子40および負極端子50を、所定の間隔を保った状態で支持しておけば、芯部材30を用いなくても、正極端子40および負極端子50に対して発電要素10を巻き付けることができる。また、本実施例では、正極端子40の接触面42bおよび負極端子50の接触面52bをテーパ面で構成しているが、接触面42b,52bのうち一方だけをテーパ面で構成することもできる。
本発明の実施例1である二次電池の内部構造を示す断面図である。 図1の矢印Aで示す方向から見たときの二次電池の外観図である。 正極素子の構成を示す正面図である。 負極素子の構成を示す正面図である。 実施例1において、発電要素を電極端子に接触させる処理を説明する図である。 実施例1において、発電要素および電極端子の接触部分を示す拡大図である。 実施例1において、発電要素および電極端子の接触部分を示す拡大図である。 実施例1の比較例において、発電要素および電極端子の接触部分を示す拡大図である。 実施例1の変形例において、集電板の構成を示す概略図である。 実施例1の変形例において、集電板の端部を曲げておくための構成を示す概略図である。
符号の説明
1:二次電池(蓄電装置) 10:発電要素
11:正極素子(電極素子) 11a,12a:集電板
11b,12b:活物質層(電極層) 12:負極素子(電極素子)
13:セパレータ(電解質層) 20:電池ケース
30:芯部材 40:正極端子(電極端子)
41,51:軸部 42,52:フランジ部
42b,52b:接触面 50:負極端子(電極端子)
60,80:シール部材 70,90:ナット
100:レーザ照射装置 101:ガイド部材

Claims (10)

  1. 所定軸の周りで巻かれた電極素子と、
    前記電極素子と電気的に接続される電極端子と、を有し、
    前記電極端子は、前記電極素子のうち前記所定軸の方向における端部と接触する接触面を有しており、
    前記接触面は、前記所定軸から離れる方向を向くとともに、前記所定軸からの距離が前記所定軸の方向において連続的又は段階的に変化していることを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記接触面は、前記所定軸を中心とした円錐面に沿った形状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記電極素子は、集電板と、前記集電板における一部の領域に形成された電極層と、を有しており、
    前記集電板のうち前記電極層の形成されていない領域が、前記接触面に沿って曲げられた状態で前記接触面に接触していることを特徴とする請求項1又は2に記載の蓄電装置。
  4. 前記電極素子の端部は、前記接触面に溶接されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の蓄電装置。
  5. 前記電極素子は、前記端部において切り欠き部を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の蓄電装置。
  6. 前記電極端子は、正極端子および負極端子のうち少なくとも一方の端子であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の蓄電装置。
  7. 所定軸の周りで巻かれた電極素子と、前記電極素子と電気的に接続される電極端子とを有する蓄電装置の製造方法であって、
    前記電極端子における前記電極素子との接触面が、前記所定軸から離れる方向を向くとともに、前記所定軸からの距離が前記所定軸の方向において連続的又は段階的に変化しており、
    前記電極素子を前記所定軸の周りで巻きながら、前記接触面に対して前記電極素子を接触させることを特徴とする蓄電装置の製造方法。
  8. 前記電極素子を巻きながら、前記電極素子を前記接触面に溶接することを特徴とする請求項7に記載の蓄電装置の製造方法。
  9. 前記電極素子のうち前記接触面との接触部分に対して、レーザ光を照射することにより溶接を行うことを特徴とする請求項8に記載の蓄電装置の製造方法。
  10. 前記電極素子を前記接触面に接触させる前に、前記電極素子の端部を前記接触面に沿った形状に曲げることを特徴とする請求項7から9のいずれか1つに記載の蓄電装置の製造方法。
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