JP2000267883A - トレーサメモリ制御装置 - Google Patents

トレーサメモリ制御装置

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JP2000267883A
JP2000267883A JP11076200A JP7620099A JP2000267883A JP 2000267883 A JP2000267883 A JP 2000267883A JP 11076200 A JP11076200 A JP 11076200A JP 7620099 A JP7620099 A JP 7620099A JP 2000267883 A JP2000267883 A JP 2000267883A
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tracer
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tracer memory
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JP11076200A
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English (en)
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Tsutomu Hirabayashi
勉 平林
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NEC Ibaraki Ltd
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NEC Ibaraki Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 マイクロプログラムの機能単位で動作履歴を
トレーサメモリに保持することにより、大規模な情報を
必要とする障害が発生したときの解析に対応する。 【解決手段】 プロセッサA10及びプロセッサB20
のマスタ/スレーブ切り替え制御ができるマスタ/スレ
ーブ制御回路30と、通常のトレース制御か解析用のト
レース制御かを指示するトレース制御回路40と、アド
レスを複数保持する事により複数のアドレス空間範囲を
示すトレース情報制御回路50とによりプロセッサのト
レース情報を制御する。解析用のトレース制御指示及び
スレーブ指示の場合は、トレース情報制御回路50で指
定された複数のアドレス空間を跨いだマイクロプログラ
ムのみを出力するトレーサ書き込み回路A11とからな
るプロセッサAトレース部14を構成する。またプロセ
ッサB12も同様である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のプロセッ
サを二重化チェック方式によって制御するトレーサメモ
リ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に2重化チェック方式を有する情報
処理装置のトレーサメモリの制御は、2重化チェック方
式の対象となる複数のプロセッサに、同じ内部情報をト
レーサメモリにトレースしている。特に、障害解析時に
おけるマスタ/スレーブの切り替えが交互に行なわれ、
トレーサメモリに内部情報をトレースするトレース制御
や、マイクロプログラムの分岐命令単位にトレース情報
をトレース制御する方法により制御されている。
【0003】上述した従来の情報処理装置におけるトレ
ース制御では、各プロセッサが同じ内部情報をトレース
する場合、または、マスタ/スレーブ切り替えが交互に
トレースした場合にもトレースメモリの容量に限度があ
り、トレーサメモリの容量以上の内部情報を必要とする
障害が発生した場合には、障害解析が困難になるという
問題点がある。かかる問題を解消すること目的として特
開平9−114695号には、2重化チェック方式を採
用する情報処理装置が開示されている。この情報処理装
置によれば、同じ構成の2つのプロセッサが、通常動作
時には、内部情報のトレースメモリへのトレース制御を
含めて同じ態様で動作するが、障害発生時等の場合に
は、前記2つのプロセッサがトレースメモリへのトレー
ス制御を相互に異なる態様を行いトレース情報の分岐命
令のみをトレース情報として保持している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上の特開平
9−114695号に開示された情報処理装置にあって
もさらに次のような問題があった。
【0005】特開平9−114695号に開示された情
報処理装置では、通常時トレースメモリにトレース情報
を保持し、トレーサメモリにはトレーサメモリへの書き
込みが抑止されるトレース情報を含めた分岐命令のみの
トレース情報を保持している。トレーサメモリの容量以
上のトレース情報を必要とする障害が発生した場合や、
サプルーチン等でマスタ側がトレースメモリへの書き込
みを抑止しているトレース情報を必要とする障害が発生
した場合、スレーブ側で分岐命令単位のトレース情報を
保持しておくことにより、より多くのトレース情報を保
持しようとしていた。しかし、このようなトレース制御
方式では、メモリの容量に依存するため、プロセッサに
搭載されているメモリの容量に制限されていた。特に障
害解析において、大規模な情報を必要とする障害が発生
した場合、採取された情報だけでは解析できないという
不都合が発生していた。
【0006】本発明は以上の従来技術における問題に鑑
みてなされたものであって、マイクロプログラムの機能
単位及びフェーズ単位での動作履歴をトレーサメモリに
保持することにより、大規模な情報を必要とする障害が
発生したときの解析に対応することができるトレーサメ
モリ制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本出
願第1の発明は、トレーサメモリを備えた複数のプロセ
ッサを2重化チェック方式により制御する情報処理シス
テムのトレーサメモリ制御装置において、任意のアドレ
スを複数保持するトレース情報制御回路と複数のプロセ
ッサをマスターまたはスレーブに切り替える制御をする
マスタースレーブ制御回路と通常動作のトレース制御で
あるか、または障害解析のトレース制御であるかを指示
するトレース制御回路とを有することを特徴とするトレ
ーサメモリ制御装置である。
【0008】したがって本出願第1の発明のトレーサメ
モリ制御装置によれば2重化チェック方式の情報処理装
置にトレース情報制御回路を設けることにより、トレー
ス情報制御回路で保持されている複数のアドレスに対し
て異なる動作が行われる場合の動作履歴を検出すること
ができる。この検出された動作履歴は、マスタースレー
ブ制御回路及びトレース制御回路からの指示によりトレ
ーサメモリに保持され、動作履歴を機能単位毎に把握す
ることができるので、大規模な解析情報を必要とする場
合、それに対応することのできる解析情報を提供するこ
とができる。
【0009】また本出願第2の発明は、本出願第1の発
明のトレーサメモリ制御装置において、プロセッサがマ
イクロプログラムを実行中、前記トレース情報制御回路
が保持している複数のアドレスに対して、異なる処理が
行われると、マイクロプログラムを動作履歴としてトレ
ーサメモリに保持することを特徴とする。
【0010】したがって本出願第2の発明のトレーサメ
モリ制御装置によれば各機能単位のマイクロプログラム
を動作履歴としてトレーサメモリに保持することができ
るため、プログラム単位毎の動作履歴が保存されること
になる。このプログラム単位での動作履歴が保持される
ことにより、解析の目的によった情報を得ることがで
き、障害解析の有効な手段とすることができる。
【0011】また本出願第3の発明は、本出願第1の発
明又は本出願第2の発明のトレーサメモリ制御装置にお
いて、前記マイクロプログラムの先頭アドレスをトレー
サメモリに保持する動作履歴は、各機能単位、SW命令
単位、サブルーチン単位、またはフェーズ単位などを保
持することを特徴とする
【0012】したがって本出願第3の発明のトレーサメ
モリ制御装置によればトレーサメモリに保持する動作履
歴が各機能単位、SW命令単位、サブルーチン単位、ま
たはフェーズ単位などの動作履歴を保持することができ
る。このため、トレーサメモリには、トレース情報を各
機能単位別に保持することができるため、障害解析の目
的応じた動作履歴を提供することができる。
【0013】また本出願第4の発明は、本出願第1の発
明又は本出願第2の発明のトレーサメモリ制御装置にお
いて、マスタースレーブ制御回路は、2つ以上のプロセ
ッサを制御することを特徴とする。
【0014】したがって本出願第4の発明のトレーサメ
モリ制御装置によれば障害解析時において、トレーサメ
モリの情報だけでは解析できない場合、トレース情報以
外の動作履歴をそれぞれのプロセッサに残すことで様々
な情報を保持することができる。
【0015】また本出願第5の発明は、本出願第1の発
明、本出願第2の発明又は本出願第3発明のトレーサメ
モリ制御装置において、トレース制御回路が、通常のト
レース制御指示の場合にはマイクログラムのステップ単
位にトレースデータを出力し、また解析のトレース制御
指示の場合には前記トレーサメモリに保持された動作履
歴を出力することを特徴とする。
【0016】したがって本出願第5の発明のトレーサメ
モリ制御装置によれば、障害発生時には、プロセッサの
トレーサメモリに対して各機能単位の情報を抽出するこ
とができ障害解析を容易にすることができる。
【0017】また、本出願第6の発明は、本出願第1の
発明、本出願第2の発明、又は本出願第3の発明のトレ
ーサメモリ制御装置において、前記トレース情報制御回
路により制御される複数のプロセッサのトレーサメモリ
に保持するトレース情報は、トレース情報制御回路の設
定によりプロセッサの数分の種類のトレース情報を保持
することを特徴とする。
【0018】したがって本出願第6の発明のトレーサメ
モリ制御装置によれば、2以上のプロセッサにおいて、
トレース制御の設定を様々なトレース情報が保持できる
ように指定することができる。このトレース情報は、解
析に必要となる情報をその時々のマイクロプログラムに
対応させることができるため、障害解析を多方面から解
析することができ、解析を容易にすることができる。
【0019】また本出願第7の発明は、本出願第1の発
明、本出願第2の発明、本出願第3の発明、本出願第4
の発明、本出願第5の発明又は本出願第6の発明のトレ
ーサメモリ制御装置において、2重化方式の複数のプロ
セッサが、同じ動作を行うと共に各プロセッサが相互に
動作を監視して、異なる動作が行なわれた場合に、動作
が停止される2重化チェック方式であることを特徴とす
る。
【0020】したがって本出願第7の発明のトレーサメ
モリ制御装置によれば、複数のプロセッサは同じ動作を
行い、異なった動作をすると動作不正となり装置を停止
することによって動作の信頼度を向上させることができ
る。また、障害時等において解析を行う場合、2重化チ
ェックの情報を各機能単位毎に保持することにより、よ
り情報量を大きくすることができ、大規模な解析情報を
把握することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施の形態のト
レーサメモリ制御装置につき図面を参照して説明する。
【0022】実施の形態1 図1は本発明の一実施の形態のトレーサメモリ制御装置
を示すブロック図である。図1に示すように本発明のト
レース制御方式は、トレーサメモリを有するプロセッサ
A10及びプロセッサB20が2重化チェック方式を採
用するトレース制御を行う。各プロセッサのマスタ/ス
レーブ切り替え制御ができるマスタ/スレーブ制御回路
30と、通常のトレース制御か解析用のトレース制御か
を指示するトレース制御回路40と、アドレスを複数保
持する事により複数のアドレス空間範囲を示すトレース
情報制御回路50とによりプロセッサのトレース情報を
制御する。プロセッサA7には、トレース制御回路40
が通常のトレース制御指示の場合は、マイクロプログラ
ムのステップ単位のトレースデータを出力し、解析用の
トレース制御指示及びスレーブ指示の場合は、トレース
情報制御回路50で指定された複数のアドレス空間を跨
いだマイクロプログラムのみを出力するトレーサ書き込
み回路A11とからなるプロセッサAトレース部14を
構成する。またプロセッサB12も同様に、トレーサメ
モリ書き込み回路B21と、トレーサメモリB22から
なるプロセッサBトレース部24を構成する。
【0023】次に、上記構成によるトレーサメモリ制御
装置の動作を詳細に説明する。本発明のトレーサメモリ
制御装置は、プロセッサA10がマスタ、プロセッサB
20がスレーブの場合として、またトレース情報制御回
路40にはマイクロプログラムの機能別単位の先頭アド
レスを設定して解析を行った場合を例にとって本発明の
動作を説明する。
【0024】マスタスレーブ制御回路30はプロセッサ
A10にマスタ、プロセッサB20にスレーブを指示す
るマスタ/スレーブ制御信号3を各プロセッサに出力す
る。トレース制御回路40は、解析用のトレースを指示
するトレース制御信号4をトレーサ書き込み回路A11
及びトレーサ書き込み回路B21に出力する。トレース
情報制御回路50も同様に、設定されたマイクロプログ
ラムの複数のアドレスを指示するトレース情報制御信号
5をトレーサ書き込み回路A11及びトレーサ書き込み
回路B21に出力する。また、マイクロプログラムはそ
れぞれ機能別にアドレスが割り付けられており、それぞ
れのエリアの先頭アドレスがトレース情報制御回路50
に設定されている。トレース書き込み制御回路A11は
マスタであるため、トレース制御信号4が解析用のトレ
ース指示をしても通常のマイクロプログラム単位の内部
情報13をそのままトレーサメモリA12に出力する。
一方、トレーサ書き込み回路B15はスレーブであるた
め、トレース制御信号4の解析用のトレース指示に従い
マイクロプログラム単位の内部情報23のアドレスがト
レース情報制御信号5で指定された複数のアドレス空間
を越えた時のマイクロプログラムの内部情報をトレーサ
メモリB22に出力する。トレーサメモリA12及びト
レーサメモリB22はそれぞれのトレーサ書き込み回路
から出力される内部情報を保持する。以上のようにし
て、プロセッサAにはマイクロプログラム単位の動作履
歴を保持し、プロセッサBではマイクロプログラムの機
能単位の動作履歴を保持することができる。
【0025】上記の説明のように、本発明の一実施の形
態であるトレーサメモリ制御装置では、トレース情報制
御回路によって機能単位毎の内部情報及びマイクロプロ
グラム単位の内部情報をトレーサメモリに保持すること
ができる。保持される各単位毎の動作履歴を把握するこ
とにより、大規模な障害発生によって情報の提供を必要
とする場合、マクロ的な動作履歴を保持している為、有
効な解析制御として動作することができる。
【0026】
【発明の効果】以上により、本発明のトレーサメモリ制
御装置は、任意のアドレスを複数保持することができる
トレース情報制御回路を設けることにより、マイクロプ
ログラムの内部情報を指定したアドレスとは異なった時
のみをトレースメモリに書き込む制御を行うことができ
る。トレースメモリに書き込まれるトレース情報は、各
機能単位、マイクロプログラム単位又はフェーズ単位で
動作履歴として保持することができる。このため、トレ
ース情報の各機能単位の保持容量を大きくすることがで
きるようになり、障害の規模が大きな時に必要となる大
規模な情報量に対して、有効な動作履歴を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第一の実施の形態に係るトレーサメ
モリ制御装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 プロセッサA 11 トレーサ書き込み回路A 12 トレーサメモリ 13 内部情報 14 プロセッサAトレーサ部 20 プロセッサB 21 トレーサ書き込み回路B 22 トレーサメモリ 23 内部情報 24 プロセッサBトレーサ部 30 マスター/スレーブ制御回路 40 トレーサ制御回路 50 トレーサ情報制御回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレーサメモリを備えた複数のプロセッサ
    を2重化チェック方式により制御する情報処理システム
    のトレーサメモリ制御装置において、 任意のアドレスを複数保持するトレース情報制御回路と
    複数のプロセッサをマスターまたはスレーブに切り替え
    る制御をするマスタースレーブ制御回路と通常動作のト
    レース制御であるか、または障害解析のトレース制御で
    あるかを指示するトレース制御回路とを有することを特
    徴とするトレーサメモリ制御装置。
  2. 【請求項2】プロセッサがマイクロプログラムを実行
    中、前記トレース情報制御回路が保持している複数のア
    ドレスに対して、異なる処理が行われると、マイクロプ
    ログラムを動作履歴としてトレーサメモリに保持するこ
    とを特徴とする請求項1記載のトレーサメモリ制御装
    置。
  3. 【請求項3】前記マイクロプログラムをトレーサメモリ
    に保持する動作履歴は、各機能単位、SW命令単位、サ
    ブルーチン単位、またはフェーズ単位などを保持するこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載のトレーサメ
    モリ制御装置。
  4. 【請求項4】マスタースレーブ制御回路は、2つ以上の
    プロセッサを制御することを特徴とする請求項1記載の
    トレーサメモリ制御装置。
  5. 【請求項5】トレース制御回路が、通常のトレース制御
    指示の場合にはマイクログラムのステップ単位にトレー
    スデータを出力し、また解析のトレース制御指示の場合
    には前記トレーサメモリに保持された動作履歴を出力す
    ることを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3
    のいずれか一に記載のトレーサメモリ制御装置。
  6. 【請求項6】前記トレース情報制御回路により制御され
    る複数のプロセッサのトレーサメモリに保持するトレー
    ス情報は、トレース情報制御回路の設定によりプロセッ
    サの数分の種類のトレース情報を保持することを特徴と
    する請求項1、請求項2、または請求項3のいずれか一
    に記載のトレーサメモリ制御装置。
  7. 【請求項7】2重化方式の複数のプロセッサが、同じ動
    作を行うと共に各プロセッサが相互に動作を監視して、
    異なる動作が行なわれた場合に、動作が停止される2重
    化チェック方式であることを特徴とする請求項1、請求
    項2、請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6のい
    ずれか一に記載のトレーサメモリ制御装置。
JP11076200A 1999-03-19 1999-03-19 トレーサメモリ制御装置 Pending JP2000267883A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8479071B2 (en) 2006-12-22 2013-07-02 Fujitsu Limited Information processing apparatus, history management method

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