JP2000265543A - バルコニー手すりユニット - Google Patents
バルコニー手すりユニットInfo
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- JP2000265543A JP2000265543A JP11067505A JP6750599A JP2000265543A JP 2000265543 A JP2000265543 A JP 2000265543A JP 11067505 A JP11067505 A JP 11067505A JP 6750599 A JP6750599 A JP 6750599A JP 2000265543 A JP2000265543 A JP 2000265543A
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- Japan
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- baluster
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- handrails
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 手すりが強風に曝されても振動や騒音が発生
せず、また安全な構造の手すりを提供する。 【解決手段】 手すり子タイプのバルコニー手すりユニ
ット1は、手すり子7を所定間隔で複数有する。前記手
すり子7の上端及び下端に棒状または板状の上部補強部
材15及び下部補強部材17を接合させ、各手すり子7
同士を連結する。
せず、また安全な構造の手すりを提供する。 【解決手段】 手すり子タイプのバルコニー手すりユニ
ット1は、手すり子7を所定間隔で複数有する。前記手
すり子7の上端及び下端に棒状または板状の上部補強部
材15及び下部補強部材17を接合させ、各手すり子7
同士を連結する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルコニー手すり
ユニットに関し、更に詳細には集合住宅等で用いられ、
風鳴り音の発生を抑制した手すり子タイプのバルコニー
手すりユニットに関する。
ユニットに関し、更に詳細には集合住宅等で用いられ、
風鳴り音の発生を抑制した手すり子タイプのバルコニー
手すりユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】集合住宅等のバルコニーに取り付けられ
る手すりは現在、種々の形状のものがある。例えば、手
すり子にアルミ製の角パイプを使ったものは広く普及し
ており、軽量かつ腐食しにくいものとして使用されてい
る。
る手すりは現在、種々の形状のものがある。例えば、手
すり子にアルミ製の角パイプを使ったものは広く普及し
ており、軽量かつ腐食しにくいものとして使用されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、風が生じる外気
中におかれたアルミ製の角パイプの手すりの下流には、
手すりの見付け幅(風の進行方向と垂直な方向の手すり
子の幅)と空気の流速に関係したカルマン渦と呼ばれる
空気の周期的変動が発生することが判明している。
中におかれたアルミ製の角パイプの手すりの下流には、
手すりの見付け幅(風の進行方向と垂直な方向の手すり
子の幅)と空気の流速に関係したカルマン渦と呼ばれる
空気の周期的変動が発生することが判明している。
【0004】これに起因して、手すり子は空気の流れと
垂直な方向の力を受けることになる。このとき風による
空気の周期的変動が手すりの固有振動数と一致すると、
手すりが共振して大きな音が発生する、という問題が生
じている。
垂直な方向の力を受けることになる。このとき風による
空気の周期的変動が手すりの固有振動数と一致すると、
手すりが共振して大きな音が発生する、という問題が生
じている。
【0005】市販の手すり子タイプのアルミ製バルコニ
ー手すりは、風速5〜7m/s前後で風鳴り音が発生する
ので、集合住宅等ではこれが騒音源の一つになっている
例も多い。
ー手すりは、風速5〜7m/s前後で風鳴り音が発生する
ので、集合住宅等ではこれが騒音源の一つになっている
例も多い。
【0006】本願発明者は風鳴り音の発生を抑える有効
な手段を探るために種々の実験を重ねた。その結果、図
6に示すような、手すり子31を所定間隔で複数配置
し、これらの手すり子31の上下端を横桟33により支
持した手すり子タイプのバルコニー手すりユニットで
は、手すり子31同士を連結する棒状または板状の接続
部材30を手すり子間に設ければ、風鳴り音発生がかな
り抑制されることを見出した。
な手段を探るために種々の実験を重ねた。その結果、図
6に示すような、手すり子31を所定間隔で複数配置
し、これらの手すり子31の上下端を横桟33により支
持した手すり子タイプのバルコニー手すりユニットで
は、手すり子31同士を連結する棒状または板状の接続
部材30を手すり子間に設ければ、風鳴り音発生がかな
り抑制されることを見出した。
【0007】しかし、このような構造では風速10m/s
以上になると風鳴り音が発生する。またこれをバルコニ
ーに設置すると接続部材30が子供の足がかりとなる危
険性があり、また手すりの意匠性を損なう場合もある。
以上になると風鳴り音が発生する。またこれをバルコニ
ーに設置すると接続部材30が子供の足がかりとなる危
険性があり、また手すりの意匠性を損なう場合もある。
【0008】本発明は、前記事項に鑑みてなされたもの
であり、手すりが強風に曝されても振動や騒音が発生せ
ず、また意匠性にも優れるとともに安全な構造である手
すりを提供することを課題とする。
であり、手すりが強風に曝されても振動や騒音が発生せ
ず、また意匠性にも優れるとともに安全な構造である手
すりを提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。本発明は、手すり
子7を所定間隔で複数配置し、これらの手すり子7の上
下端を横桟により支持した手すり子タイプのバルコニー
手すりユニットにおいて、前記手すり子7の上端の横桟
に接する棒状または板状の上部補強部材15を手すり子
に接合させ、他方、手すり子の下端の横桟に接する棒状
または板状の下部補強部材17を手すり子7に接合させ
ることにより、各手すり子7同士を連結した。
するために、以下の手段を採用した。本発明は、手すり
子7を所定間隔で複数配置し、これらの手すり子7の上
下端を横桟により支持した手すり子タイプのバルコニー
手すりユニットにおいて、前記手すり子7の上端の横桟
に接する棒状または板状の上部補強部材15を手すり子
に接合させ、他方、手すり子の下端の横桟に接する棒状
または板状の下部補強部材17を手すり子7に接合させ
ることにより、各手すり子7同士を連結した。
【0010】手すり子7に風が流れるとその風下には、
カルマン渦と呼ばれる空気の周期的変動が発生し、手す
り子7は空気の流れと垂直な方向に力を受けて振動す
る。この振動を上部補強材15及び下部補強材17にて
抑制する。
カルマン渦と呼ばれる空気の周期的変動が発生し、手す
り子7は空気の流れと垂直な方向に力を受けて振動す
る。この振動を上部補強材15及び下部補強材17にて
抑制する。
【0011】以下、本発明の各構成要素について詳説す
る。 [手すり子]手すり子は、通常、桟、すなわち上弦材と
下弦材によって上下端を支持されて所定の間隙で複数配
置される。通常はこれらの間隔はほぼ均等である。しか
しこれらの間隔が均等なものに限定されることはない。
手すり子の向きは、垂直方向、水平方向、または任意の
角度を有して傾いているものであってもよい。 [目貼り]また手すり子間の間隙には適宜、目貼りを設
けてもよい。この目貼りは、前記の手すり子の振動によ
る音を消すためのものではなく、手すり子間の空気の共
鳴による笛のような高音域の音を消すためのものであ
る。すなわち目貼りは、風の流れを遮断したり風の流量
を制限して、手すり子の風下の空気の流れを乱し、手す
り子間の空気の共鳴を抑制する機能を有する。従って、
この目貼りは、例えば、金属製、樹脂製等のプレートや
パンチングメタル等を例示することができる。 [補強部材]補強部材は手すり子同士を接続して、手す
り子に発生した振動を抑制する機能を有する。手すり子
の材質は、金属に限られず、適宜任意の材質を選択する
ことができる。またこれは手すり子を支持する横桟に接
触するように設けてもよく、また多少の間隔をおいて設
けてもよい。
る。 [手すり子]手すり子は、通常、桟、すなわち上弦材と
下弦材によって上下端を支持されて所定の間隙で複数配
置される。通常はこれらの間隔はほぼ均等である。しか
しこれらの間隔が均等なものに限定されることはない。
手すり子の向きは、垂直方向、水平方向、または任意の
角度を有して傾いているものであってもよい。 [目貼り]また手すり子間の間隙には適宜、目貼りを設
けてもよい。この目貼りは、前記の手すり子の振動によ
る音を消すためのものではなく、手すり子間の空気の共
鳴による笛のような高音域の音を消すためのものであ
る。すなわち目貼りは、風の流れを遮断したり風の流量
を制限して、手すり子の風下の空気の流れを乱し、手す
り子間の空気の共鳴を抑制する機能を有する。従って、
この目貼りは、例えば、金属製、樹脂製等のプレートや
パンチングメタル等を例示することができる。 [補強部材]補強部材は手すり子同士を接続して、手す
り子に発生した振動を抑制する機能を有する。手すり子
の材質は、金属に限られず、適宜任意の材質を選択する
ことができる。またこれは手すり子を支持する横桟に接
触するように設けてもよく、また多少の間隔をおいて設
けてもよい。
【0012】補強部材の形状は板状、棒状であるが、軽
量で高強度のものとするために内部を中空にした箱型の
ものとすることができる。このとき内部を臨む開口部を
設けるとともに、この開口部は蓋体により覆われるよう
にすれば、補強部材の内部から手すり子にビス等を貫通
させてこれを手すり子に固定する作業が容易に行える。
かつ蓋体によりビス止め部分が見えなくなるので好都合
である(請求項2に対応)。
量で高強度のものとするために内部を中空にした箱型の
ものとすることができる。このとき内部を臨む開口部を
設けるとともに、この開口部は蓋体により覆われるよう
にすれば、補強部材の内部から手すり子にビス等を貫通
させてこれを手すり子に固定する作業が容易に行える。
かつ蓋体によりビス止め部分が見えなくなるので好都合
である(請求項2に対応)。
【0013】また補強部材は全ての手すり子に接続して
もよいし、複数の手すり子のうち任意の手すり子同士を
接続してもよい。また補強部材の取り付け角度は水平方
向に限られず、垂直方向、任意の角度を有して傾いてい
てもよい。
もよいし、複数の手すり子のうち任意の手すり子同士を
接続してもよい。また補強部材の取り付け角度は水平方
向に限られず、垂直方向、任意の角度を有して傾いてい
てもよい。
【0014】前記手すり子に風が流れるとその風下に
は、手すり子毎に同周期の空気の乱れが発生するが、目
貼りを設けることにより、風の流れを遮断したり風の流
量を制限して、手すり子の風下の空気の流れを乱し、手
すり子間の空気の共鳴を抑制する。よって前記手すり子
の連結による振動の抑制とあいまって、十分な騒音防止
効果が発揮される。
は、手すり子毎に同周期の空気の乱れが発生するが、目
貼りを設けることにより、風の流れを遮断したり風の流
量を制限して、手すり子の風下の空気の流れを乱し、手
すり子間の空気の共鳴を抑制する。よって前記手すり子
の連結による振動の抑制とあいまって、十分な騒音防止
効果が発揮される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るバルコニー手
すりユニットの実施の形態を、図1から図3に基づいて
説明する。
すりユニットの実施の形態を、図1から図3に基づいて
説明する。
【0016】本発明に係るバルコニー手すりユニット
(以下、「手すり」と記す。)の第1の実施の形態を図
1に示す。本実施の形態は、集合住宅のバルコニーに取
り付けられる手すりに関するものである。
(以下、「手すり」と記す。)の第1の実施の形態を図
1に示す。本実施の形態は、集合住宅のバルコニーに取
り付けられる手すりに関するものである。
【0017】手すり1は、同図に示すように、一定の離
間寸法を有して配置されたアルミ製の2つの支柱5、5
を立設し、この支柱5、5間に等間隔の間隙を有して配
置されたアルミ製の棒状の手すり子7を垂直方向に複数
有している。
間寸法を有して配置されたアルミ製の2つの支柱5、5
を立設し、この支柱5、5間に等間隔の間隙を有して配
置されたアルミ製の棒状の手すり子7を垂直方向に複数
有している。
【0018】これらの手すり子7の上端部にはアルミ製
の上弦材9を水平方向に設け、また同様に、下端部にア
ルミ製の下弦材11を水平方向に設けられ、これらの横
桟である上弦材9と下弦材11により手すり子7が支持
されている。
の上弦材9を水平方向に設け、また同様に、下端部にア
ルミ製の下弦材11を水平方向に設けられ、これらの横
桟である上弦材9と下弦材11により手すり子7が支持
されている。
【0019】これら上弦材9と下弦材11の両端部は支
柱5に接続している。2つの支柱5の上部には、アルミ
製の笠木13が水平方向に取り付けられている。このよ
うな支柱5、手すり子7、上弦材9、下弦材11、及び
笠木13からなる手すり部は固定手段であるビス(図示
せず)により互いに固定されている。但し、この固定手
段はビスに限らず、適宜、ボルト及びナット等の他の固
定手段を採用してもよい。
柱5に接続している。2つの支柱5の上部には、アルミ
製の笠木13が水平方向に取り付けられている。このよ
うな支柱5、手すり子7、上弦材9、下弦材11、及び
笠木13からなる手すり部は固定手段であるビス(図示
せず)により互いに固定されている。但し、この固定手
段はビスに限らず、適宜、ボルト及びナット等の他の固
定手段を採用してもよい。
【0020】また図2に示すように、手すり子7の上端
には、前記上弦材9に接して、左端部の手すり子から右
端部の手すり子に亙って水平方向に上部補強部材15が
設けられている。同様に、手すり子7の下端には、前記
下弦材11に接して、左端部の手すり子から右端部の手
すり子に亙って水平方向に下部補強部材17が設けられ
ている。
には、前記上弦材9に接して、左端部の手すり子から右
端部の手すり子に亙って水平方向に上部補強部材15が
設けられている。同様に、手すり子7の下端には、前記
下弦材11に接して、左端部の手すり子から右端部の手
すり子に亙って水平方向に下部補強部材17が設けられ
ている。
【0021】これらの上部補強部材15及び下部補強部
材17は、図3に示すように、長尺で一側面に開口部2
3があり、断面がコ字状のコ字型材19と、前記開口部
23に嵌合する蓋材21との二つの部材からなる。コ字
型材19の開口部23近傍の内側には対向する突起25
a,25bが形成され、他方、蓋材21の裏面には連続
した突条27a,27bが形成されている。この突条2
7a,27bは前記突起25aと突起25bの間に挿入
され、これらは互いに嵌合するようになっているので、
蓋材21はコ字型材19の開口部23を覆う状態でコ字
型材19と一体となって補強部材15(17)を構成す
る。
材17は、図3に示すように、長尺で一側面に開口部2
3があり、断面がコ字状のコ字型材19と、前記開口部
23に嵌合する蓋材21との二つの部材からなる。コ字
型材19の開口部23近傍の内側には対向する突起25
a,25bが形成され、他方、蓋材21の裏面には連続
した突条27a,27bが形成されている。この突条2
7a,27bは前記突起25aと突起25bの間に挿入
され、これらは互いに嵌合するようになっているので、
蓋材21はコ字型材19の開口部23を覆う状態でコ字
型材19と一体となって補強部材15(17)を構成す
る。
【0022】この補強部材15及び17を手すり子7に
固定するには、コ字型部材15,17の背部を手すり子
7に当て、電動ドリル等を用いて孔を開け、ビス29に
より固定する。このとき手すり子7及び補強部材15,
17は比較的肉薄のアルミ製であるので、電動ドリルに
より容易に孔を開けることができ、予め孔開けをする必
要がない。よって現場合わせの施工が可能である。
固定するには、コ字型部材15,17の背部を手すり子
7に当て、電動ドリル等を用いて孔を開け、ビス29に
より固定する。このとき手すり子7及び補強部材15,
17は比較的肉薄のアルミ製であるので、電動ドリルに
より容易に孔を開けることができ、予め孔開けをする必
要がない。よって現場合わせの施工が可能である。
【0023】全ての手すり子7に対してビス止めが完了
した後、蓋材21をコ字型部材15及び17にはめ込
み、ハンマー等で叩いて突起25a,25bと突条27
a,27bを嵌合させこれらを一体にする。蓋材21に
よりビス29は隠されてしまうので、手すり自体の美観
を大きく損なうことはない。
した後、蓋材21をコ字型部材15及び17にはめ込
み、ハンマー等で叩いて突起25a,25bと突条27
a,27bを嵌合させこれらを一体にする。蓋材21に
よりビス29は隠されてしまうので、手すり自体の美観
を大きく損なうことはない。
【0024】図5に示す手すりは、手すり子7の中央部
に目貼り板40がビス等の手段により取り付けられてい
る。この目貼り板40は、合成樹脂製等のプレートであ
る。次に、本発明の手すり1の作用・効果を説明する。
に目貼り板40がビス等の手段により取り付けられてい
る。この目貼り板40は、合成樹脂製等のプレートであ
る。次に、本発明の手すり1の作用・効果を説明する。
【0025】手すり1の外側から手すり子7に向かって
風が流れると、手すり子7の下流にはカルマン渦が発生
し、この渦により手すり子7が空気の流れと垂直方向に
力を受けて振動する。この渦の周波数が手すり子の固有
振動数と一致すると、手すり子が共振して大きな低音域
の騒音が発生する。
風が流れると、手すり子7の下流にはカルマン渦が発生
し、この渦により手すり子7が空気の流れと垂直方向に
力を受けて振動する。この渦の周波数が手すり子の固有
振動数と一致すると、手すり子が共振して大きな低音域
の騒音が発生する。
【0026】しかしながら、手すり子7に接続された上
部補強部材15及び下部補強部材17により、手すり子
7に発生する振動が抑制され小さくなる。よって手すり
子7の振動による大きな騒音は発生せず、手すり子7に
大きな繰り返し応力が作用することもなくなる。
部補強部材15及び下部補強部材17により、手すり子
7に発生する振動が抑制され小さくなる。よって手すり
子7の振動による大きな騒音は発生せず、手すり子7に
大きな繰り返し応力が作用することもなくなる。
【0027】また、手すり子7間の空気の共鳴により、
振動が原因ではない笛のような高音域の音も発生する。
この音に対しては手すり子7間の間隙に設けた目貼り4
0によって、手すり子7間の風の流れが乱されるため
に、空気の共鳴を抑制することができる。
振動が原因ではない笛のような高音域の音も発生する。
この音に対しては手すり子7間の間隙に設けた目貼り4
0によって、手すり子7間の風の流れが乱されるため
に、空気の共鳴を抑制することができる。
【0028】
【試験例】次に、図4に本発明の手すりユニットについ
ての振動抑制試験の結果を示す。被試験体は図1に示す
手すりユニットである。
ての振動抑制試験の結果を示す。被試験体は図1に示す
手すりユニットである。
【0029】試験方法は、被試験体、補強板のない手す
りユニット、及び図5に示すように補強部材を手すり子
の中央部に設けた手すりユニットを同等の条件で強風に
さらし振動発生の比較を行った。
りユニット、及び図5に示すように補強部材を手すり子
の中央部に設けた手すりユニットを同等の条件で強風に
さらし振動発生の比較を行った。
【0030】図4中、横軸は風速m/sを示し、縦軸は手
すり子の振動加速度を示す。何等の対策を施していない
手すりでは、風速7〜8m/s付近で一次固有振動による
共振が発生し、顕著な騒音が生じる。また図6に示すよ
うな構造の手すりでは、風速10m/sを超えると振動が
発生する。
すり子の振動加速度を示す。何等の対策を施していない
手すりでは、風速7〜8m/s付近で一次固有振動による
共振が発生し、顕著な騒音が生じる。また図6に示すよ
うな構造の手すりでは、風速10m/sを超えると振動が
発生する。
【0031】被試験体では、風速10m/sを超えても振動
が生じないことがわかり、風速21m/sまでの全体に亘っ
て振動の発生が抑制されている。したがって振動による
騒音及び手すり子の金属疲労が顕著に減少する。
が生じないことがわかり、風速21m/sまでの全体に亘っ
て振動の発生が抑制されている。したがって振動による
騒音及び手すり子の金属疲労が顕著に減少する。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、手すり子同士を連
結する棒状又は板状の補強部材を設けた本発明のバルコ
ニー手すりユニットによれば、手すり子に発生する振動
を抑制して大きな騒音の発生を防止することができる。
結する棒状又は板状の補強部材を設けた本発明のバルコ
ニー手すりユニットによれば、手すり子に発生する振動
を抑制して大きな騒音の発生を防止することができる。
【0033】また子供の足がかりになることがなく、安
全性の高いバルコニー手すりユニットを提供できる。さ
らに補強部材は上下端に設けたので、手すりとして全体
の意匠性を損なうことがない。
全性の高いバルコニー手すりユニットを提供できる。さ
らに補強部材は上下端に設けたので、手すりとして全体
の意匠性を損なうことがない。
【図1】 本発明のバルコニー手すりユニットの正面図
である。
である。
【図2】 手すり子に補強部材を取り付けた状態を示す
図である。
図である。
【図3】 補強部材の分解図である
【図4】 本発明のバルコニー手すりユニットにおける
手すり子の振動抑制試験の結果を示す図である。
手すり子の振動抑制試験の結果を示す図である。
【図5】 目貼り板を取り付けた本発明のバルコニー手
すりユニットの正面図である。
すりユニットの正面図である。
【図6】 補強部材を手すり子の中央に設置したバルコ
ニー手すりユニットの正面図である。
ニー手すりユニットの正面図である。
1 バルコニー手すりユニット 7 手すり子 9 上弦材 11 下弦材 15 上部補強部材 17 下部補強部材 40 目貼り板
Claims (3)
- 【請求項1】手すり子を所定間隔で複数配置し、これら
の手すり子の上下端を横桟により支持した手すり子タイ
プのバルコニー手すりユニットにおいて、 前記手すり子の上端の横桟に接する棒状または板状の補
強部材を手すり子に接合させ、他方、手すり子の下端の
横桟に接する棒状または板状の補強部材を手すり子に接
合させることにより、各手すり子同士を連結したことを
特徴とするバルコニー手すりユニット。 - 【請求項2】前記補強部材は中空であり、内部を臨む開
口部が設けられるとともに、この開口部は蓋体により覆
われている請求項1に記載のバルコニー手すりユニッ
ト。 - 【請求項3】前記手すり子間の間隙を覆う目貼りを設け
た請求項1または2に記載のバルコニー手すりユニッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11067505A JP2000265543A (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | バルコニー手すりユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11067505A JP2000265543A (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | バルコニー手すりユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000265543A true JP2000265543A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13346923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11067505A Pending JP2000265543A (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | バルコニー手すりユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000265543A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007217956A (ja) * | 2006-02-16 | 2007-08-30 | Wood One:Kk | 手摺り用支柱の取付構造 |
JP2011234492A (ja) * | 2010-04-27 | 2011-11-17 | Mitsubishi Electric Corp | 相分離母線ならびに騒音抑止装置 |
-
1999
- 1999-03-12 JP JP11067505A patent/JP2000265543A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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