JPH0776958A - スクリーン体 - Google Patents

スクリーン体

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Publication number
JPH0776958A
JPH0776958A JP22459793A JP22459793A JPH0776958A JP H0776958 A JPH0776958 A JP H0776958A JP 22459793 A JP22459793 A JP 22459793A JP 22459793 A JP22459793 A JP 22459793A JP H0776958 A JPH0776958 A JP H0776958A
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JP
Japan
Prior art keywords
screen
members
air flow
attached
screen body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22459793A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Shima
勲 島
Ryoji Tsuno
亮二 津野
Masatake Ito
昌毅 伊藤
Minoru Sawayama
穣 澤山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Aluminium Industry Co Ltd filed Critical Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
Priority to JP22459793A priority Critical patent/JPH0776958A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建物屋上のクーリングタワーなどを目隠しす
るスクリーン体に関し、風切り音の発生を抑制できるス
クリーン体を提供する。 【構成】 スクリーン材4を間隔をとって取り付けた構
造のスクリーン体2に関し、スクリーン材4間の間隔を
所定数の間隔ごとに閉鎖する。このための遮蔽板8を上
下のスクリーン材4と一体成形することがある。さら
に、スクリーン材4に制振材9を取付けることがある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建物の屋上設備や建
物に付属の設備を目隠しするため、あるいはフェンスと
して利用できるスクリーン体に関する。
【0002】
【従来の技術】建物屋上のエレベーター棟屋やクーリン
グタワーあるいは建物に付属の外付け階段、物置などは
建物全体の外観を損なうことが多いのでスクリーン体に
より目隠しする。また、この様なスクリーン体は歩道橋
や高架橋の手摺りあるいはフェンスとして利用されるこ
とがある。
【0003】スクリーン体には、同じ形態のスクリーン
材を横方向に、かつ、上下に間隔をとって配置し、スク
リーン面を形成するものがある。このようなスクリーン
体は、上下に間隔をとって配置された多数のスクリーン
材が作り出す外観がスマートで、また、外気の流通も良
好なので多用されている。
【0004】しかし、スクリーン材を間隔をとって取り
付けたスクリーン面は風当たりの強い場所であると、大
きな風切り音を発して周辺の人々に迷惑を及ぼすことが
ある。図5(イ)(ロ)は多数のスクリーン材を上下に
間隔をとって取り付けたスクリーン体を建物の屋上に設
けて種々の風速時に測定した騒音レベルの結果である。
人間の可聴域は20〜2000Hzで、1000〜50
00Hz近傍が耳障りとなる帯域である。800〜16
00Hz付近に見えるピークがこのスクリーン体による
風切り音である。約50ホン前後の大きさで周囲の音か
ら突出している。
【0005】風胴実験などで同じ形態のスクリーン材を
横方向に、かつ、上下に間隔をとって配置したスクリー
ン体の一つのスクリーン面に対する気流(風)の動きを
調べてみると、風がある一定の強さになると図7のよう
に、スクリーン面外面に沿って移動する整った気流とこ
れから別れてスクリーン材の間隙に入り込み渦を形成す
る気流のあることが分かる。風切り音の発生には風の強
度や方向、スクリーン材の間隔および形材間の空気流路
などが関連し、発生のメカニズムは複雑である。しか
し、風胴実験の様子からみて、スクリーン材間に形成さ
れる強力な渦が形材間の空気を振動させるためと、この
振動にスクリーン材が共鳴するためと考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、風切り音
の発生を抑制できるスクリーン体の提供を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】スクリーン材を間隔をと
って取り付けたスクリーン体とする。スクリーン材間の
間隔を、所定数の間隔ごとに閉鎖する。
【0008】次の構成は好ましい。間隔が閉鎖される箇
所の隣接するスクリーン材と閉鎖部材が一体成形された
スクリーン材とされていること。スクリーン材の内面側
に制振材が取り付けられていること。
【0009】
【作用】スクリーン材間の間隔が閉鎖された箇所は、ス
クリーン面を移動する気流を乱し、整った気流が表面近
くを移動しないようにする。これにより、形材間に強力
な渦を発生させない。制振材はスクリーン材の共振を抑
制する。
【0010】
【実施例】図2は、建物の屋上に設置されたクーリング
タワー1を目隠しするためのスクリーン体2を示す。ス
クリーン体2は台形に組まれた基枠3とこれの4側面に
取り付けられたスクリーン材4で構成されている。スク
リーン材4はこの実施例において、単材4a(図3)と
複合材4b(図4)の2種があり、いずれも長尺に成形
したアルミ合金の押出し形材を切断して構成されてい
る。
【0011】単材4aは、断面において中空部5と基部
6を備え、断面が基部6から先端部に向いてテーパー状
に狭くなる全体として三角形の形材で、基部6の端部は
内側に屈曲されて係合部7に形成されている。複合材4
bは、図のように横方向とした2本の単材4aを間隔を
あけて上下に配置し、その間隔部分を遮蔽板8で閉鎖し
た構造とされており、全体が一体成形されている。符号
9はゴムなどの制振材で、単材4aでは中空部5の底部
に貼着され、複合材4bでは、遮蔽板の内側面に貼着さ
れている。
【0012】スクリーン材4は次のようにして基枠3に
取り付けられる(図1、図2)。基枠3の各側面に上下
に間隔をあけて数本の横材10がボルトまたは溶接にて
固定される。横材9の外側面に所定の間隔でブラケット
11がボルトまたは溶接で固定される。
【0013】縦材12が横材10と直交するように配置
され、対応するブラケット11にストリンガー13とボ
ルト14で固定される。ブラケット11と縦材12の取
り付けには、縦材12の出入りを調整ができるように、
ボルト14が挿通される孔15が、縦材12側とストリ
ンガー13側で上下方向および前後方向の長孔としてい
る。縦材12はアングル材で形成されている。
【0014】スクリーン材4が、単材4aを2本に複合
材4bを1本の割合で準備される。単材4aの基部6の
内側に係合金具16が挿入されて単材4aの係合部7に
装着される。係合金具16は板金加工品で、上下の辺が
内側に屈曲されて係合部7の凹部に嵌まり込むようにさ
れていると共に、中央部にタップ孔17が形成されてい
る。
【0015】単材4aを横方向に配置して複数本の縦材
12に直交させ、それぞれの縦材12の内面側から固定
ねじ18を係合金具16のタップ孔17にねじ込んで、
係合金具16を縦材12側に引き寄せることで単材4a
を取付ける。一本の単材4aは複数本の縦材12に支持
されて水平に配置される。なお、係合金具16は固定ね
じ18で締め付ける前は単材4aの内側を摺動自在であ
るから、縦材12の箇所へ正確に位置決めすることがで
きる。
【0016】単材4aを2本、間隔d(cm)をあけて
平行に取り付ける。ついで、先に取付けた単材4aと間
隔dをあけて複合材4bを縦材12に、係合金具16と
固定ねじ18を用いて取付ける。取り付け方は単材4a
の場合と同様である。なお、複合材4bにおける単材4
a間の間隔はd(cm)である。
【0017】これを繰り返して基枠3の4面にスクリー
ン材4を取付けてそれぞれの面にスクリーン面を形成
し、スクリーン体2を完成する。すなわち、スクリーン
体2は、この実施例において同じ形態のスクリーン材4
を横方向に配置し、かつ、上下に間隔をとって縦材に取
り付けた構造を基本とし、スクリーン材間の間隔が所定
数の間隔ごとに閉鎖された構造となっている。
【0018】以上の構成であって、完成されたスクリー
ン体2のスクリーン面では、スクリーン材4間の間隔
が、3つの間隔のうち一つの割合で間隔が遮蔽板8によ
って遮蔽されており、この部分ではスクリーン体2が囲
む内側へ気流が抜けず、渦を巻いた気流はスクリーン面
に沿って移動する気流とスクリーン面との間にわだかま
り、整った気流を全体的にスクリーン面から引き離す。
このため、スクリーン材4間で間隔があいている箇所に
おいて、内側に流れ込む気流の勢力は小さく、また、発
生する渦も長続きせず、風切り音は発生しない。測定結
果においても図6(イ)(ロ)のように各風速において
800〜1600Hz付近のピークが消失する。
【0019】仮に、若干の音が発生するようなことがあ
っても、単材4aと複合材4bの固有振動数は異なるの
でスクリーン面が全体的に共振して音が大きくなるとい
うことがない。前記は実施例であって、本発明は図示し
た具体的な構成に限定されない。単材4aと複合材4b
の取り付け順序および複合材4bを配置する間隔はスク
リーン材の断面形状や取り付け時の間隔、平均的な風の
強度によって変化し、限定されない。
【0020】基枠3に対するスクリーン材4の取り付け
は、スクリーン材4と縦材12を先に組み付けてパネル
様構造体とし、これを横材10を取付けてある基枠3側
に取付けても良い。スクリーン材4として複合材4bを
用いずに、単材4aのみでスクリーン体2を形成し、形
材間の間隔の必要箇所を別部材で閉鎖しても良い。この
別部材はフィルムのようなものであっても良い。応急に
風切り音を抑制する場合は、形材間の間隔の必要箇所を
粘着テープなどで塞いでも良い。また、スクリーン材は
竪に配置されて左右に間隔をとって取付けられることが
ある。
【0021】
【発明の効果】スクリーン材を間隔をとって配置したス
クリーン体において耳障りな風切り音が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】側面図。
【図2】要部の斜視図(単材)。
【図3】要部の斜視図(複合材)。
【図4】全体を概略で示す斜視図。
【図5】各風速における騒音の測定図(従来例)。
【図6】各風速における騒音の測定図(本発明)。
【図7】スクリーン面を流れる気流の様子を示す側面
図。
【符号の説明】
1 クーリングタワー 2 スクリーン体 3 基枠 4 スクリーン材 5 中空部 6 基部 7 係合部 8 遮蔽板 9 制振材 10 横材 11 ブラケット 12 縦材 13 ストリンガー 14 ボルト 15 孔 16 係合金具 17 タップ孔 18 固定ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤山 穣 富山県高岡市早川70番地 三協アルミニウ ム工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーン材を間隔をとって取り付けた
    構造であって、スクリーン材間の間隔が所定数の間隔ご
    とに閉鎖されていることを特徴としたスクリーン体。
  2. 【請求項2】 スクリーン材が間隔をとって取り付けら
    れた構造であってスクリーン材間の間隔が所定数の間隔
    ごとに閉鎖された構造に相当し、閉鎖された箇所の上下
    の形材と閉鎖部材が一体成形された一つのスクリーン材
    とされていることを特徴としたスクリーン体。
  3. 【請求項3】 スクリーン材の内面側に制振材が取り付
    けられていることを特徴とした請求項1または請求項2
    に記載のスクリーン体。
JP22459793A 1993-09-09 1993-09-09 スクリーン体 Pending JPH0776958A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22459793A JPH0776958A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 スクリーン体

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22459793A JPH0776958A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 スクリーン体

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JPH0776958A true JPH0776958A (ja) 1995-03-20

Family

ID=16816224

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JP22459793A Pending JPH0776958A (ja) 1993-09-09 1993-09-09 スクリーン体

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JP (1) JPH0776958A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009263903A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Sankyo Tateyama Aluminium Inc スクリーン材
JP2021075937A (ja) * 2019-11-12 2021-05-20 積水ハウス株式会社 設備架台構造及びこれを備える建物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009263903A (ja) * 2008-04-22 2009-11-12 Sankyo Tateyama Aluminium Inc スクリーン材
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