JPH05864U - スクリーン材 - Google Patents

スクリーン材

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JPH05864U
JPH05864U JP4756891U JP4756891U JPH05864U JP H05864 U JPH05864 U JP H05864U JP 4756891 U JP4756891 U JP 4756891U JP 4756891 U JP4756891 U JP 4756891U JP H05864 U JPH05864 U JP H05864U
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JP
Japan
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wind
concealed
wing
screen material
recess
Prior art date
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Pending
Application number
JP4756891U
Other languages
English (en)
Inventor
昌毅 伊藤
穣 澤山
Original Assignee
三協アルミニウム工業株式会社
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Publication of JPH05864U publication Critical patent/JPH05864U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 いかなる気象条件および施工条件のもとで
も、スクリーン材間に渦による大きな風切り音が生じな
いようにする。 【構成】 建物等の被隠蔽物を目隠しする翼部34を有
し、翼部34に対して被隠蔽物とは反対側の方向から吹
いてくる風の通過によって騒音を発生させる凹部36
を、上記翼部34の被隠蔽物側の面に設ける。また、上
記凹部36に風の侵入を規制する突出片38や、風の流
れを乱す突出片40や、風向を偏向する突出片44や、
風の抵抗部材としてメッシュ部材48やスリット材50
を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ビルの屋上に設けられた高架水槽やエレベーター棟屋の覆い、そ の他フェンス等に利用されるスクリーン材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、ビルの屋上に設けられた高架水槽や、建物の外に取り付けられ ている非常階段等が、外にむき出しになっている場合があるが、ビルの外観デザ イン上や安全上好ましくない。そこで、これらを覆うスクリーン材がこれらの外 側に取り付けられている建築物がある。このスクリーン材は、例えば図10に示 すような端面形状をした、アルミ押し出し型材から成るもので、これらを所定の ピッチで併設して内部の構造物を覆っているものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来の技術の場合、近年の建築物の高層化によって、風速等がある条件の 下では、スクリーン材の内側に、図10に示すような渦ができ、この渦による振 動が可聴域で生じて、風切り音による騒音を発生する場合があった。この騒音は 、常に生じるわけではなく、一定の気象条件と、その建築物の施工条件が一致し た場合にのみ生じるものであるが、場合によっては90ホン程度のかなり大きな 騒音を生じ、付近の住民に騒音による睡眠不足等の公害を及ぼすという問題があ った。
【0004】 この考案は、上記従来の技術の問題点に鑑みて成されたもので、いかなる気象 条件および施工条件のもとでも、大きな風切り音を生じないスクリーン材を提供 することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、建物等の被隠蔽物を目隠しする翼部を有し、被隠蔽物とは反対側 の方向から吹いてくる風の通過によって騒音を発生させる凹部が上記翼部の被隠 蔽物側の面に形成され、上記凹部の風の侵入側端部に上記凹部への風の侵入を規 制する突出片を、被隠蔽物側に向けて設けたスクリーン材である。
【0006】 さらにこの考案は、建物等の被隠蔽物を目隠しする翼部を有し、被隠蔽物とは 反対側の方向から吹いてくる風の通過によって騒音を発生させる凹部が上記翼部 の被隠蔽物側の面に形成され、上記凹部に侵入した風の流れを乱す突出片を設け たスクリーン材である。
【0007】 さらにこの考案は、建物等の被隠蔽物を目隠しする翼部を有し、被隠蔽物とは 反対側の方向から吹いてくる風の通過によって騒音を発生させる凹部が上記翼部 の被隠蔽物側の面に形成され、この凹部に向かって風向きを偏向する突出片を隣 接する翼部に設けたスクリーン材である。
【0008】 さらにこの考案は、建物等の被隠蔽物を目隠しする翼部を有し、被隠蔽物とは 反対側の方向から吹いてくる風の通過によって騒音を発生させる凹部が上記翼部 の被隠蔽物側の面に形成され、この凹部の被隠蔽物側近傍に風の通過の抵抗とな る抵抗部材を設けたスクリーン材である。
【0009】
【作用】
この考案のスクリーン材は、建物等の被隠蔽物を目隠しする翼部に形成された 凹部またはその周辺に、突出片や、風の通過に対する種々の障害部材を設け、ス クリーン材間の隙間を風が通過する際にも、大きな騒音を生じるような渦が生じ ないようにしたものである。
【0010】
【実施例】
以下この考案の実施例について図面に基づいて説明する。 図1、図2はこの考案の第一実施例を示すもので、この実施例のスクリーン材 10は、建物の屋上等に水平に取り付けられるもので、縦材12に所定のピッチ で、取付金具14とボルト16とにより固定され、一枚のスクリーン板18を構 成している。このスクリーン板18は、胴縁等の横材20に所定の間隔で、スト リンガー22を介して固定され、各ストリンガー22は、固定ボルト24により 各部材を保持している。そして、横材20は、アングル26にボルト28によっ て固定され、建物躯体または取付柱30等に固定されている。
【0011】 このスクリーン材10はアルミ押し出し型材であり、断面形状がコ字状の取付 部32を有し、この取付部32に取付金具14が係合してスクリーン材10が固 定され、コ字状の取付部32の外側面の一方の角部から延長して翼部34が形成 され、取付部32と翼部34との外表面側がこのスクリーン材10の表側になる 。そして、この取付部32と翼部34との間の建物側の空間部である凹部36の 裏面側に、翼部34の先端部から取付部32の基端部にかけて、この凹部36の 一部を覆い、上記取付部32の基端部に向かって突出片38が形成されている。 この突出片38と翼部34との間にはRが付けられてなめらかに翼部34から突 出片38が延長している。
【0012】 この実施例のスクリーン材10は、高層ビルの屋上の建物等の周囲に取り付け られ、外部からは内部の建物や部材が見えず、通風可能に所定の間隔を開けて設 けられる。このスクリーン材10からなるスクリーン板18は、周囲から風が吹 き込んでも、渦が生じる凹部36が突出片38でほぼ隠されているので、いかな る方向から風が吹き込んでも、渦による騒音は生じない。
【0013】 この実施例のスクリーン材10によれば、いかなる方向の風に対しても、この スクリーン材10の形状に起因する渦は発生しないので、高層ビルや、風の強い 地域の建築物に用いても、ビル風による騒音が発生することがない。風胴実験に よれば、図2のグラフに示すように、風速11m/sで従来のスクリーン材とこ の実施例のスクリーン材10を同一条件で取り付け、その騒音データを示したも のであり、騒音のピーク値である1kHz付近の音が大きく減少し、全体的にも 騒音が押さえられていることがわかる。
【0014】 次にこの考案の第二実施例について図3、図4、図5に基づいて説明する。こ こで、上述の実施例と同様の部材については、同一の符号を付して説明を省略す る。この実施例のスクリーン材10は、翼部34と取付部32との間の凹部36 に突出片40を形成したものである。図3は、凹部36の中央に一個の突出片4 0を形成したものであり、図4は2箇所に突出片40を形成したものである。ま た図5は、凹部36の先端部であるとともに翼34の先端部に突出片40を形成 したものである。
【0015】 この実施例によれば、凹部36に風が入り込んでも、突出片40によって空気 の流れが乱され、騒音を発生する渦は生じない。従って、騒音は生ぜず、従来の ものと比較して、突出片40が形成されているだけであり、製造も容易でコスト アップも少ない。
【0016】 次にこの考案の第三実施例について図6に基づいて説明する。ここで、上述の 実施例と同様の部材については、同一の符号を付して説明を省略する。この実施 例のスクリーン材10は、取付部32の建物外側の基端部に、隣のスクリーン材 10の凹部36に向いた突出片44を形成したものである。
【0017】 この実施例のスクリーン材10の突出片44は、風の通過方向とは直角方向に 風を送る風向偏向部であり、この突出片44によって、空気の流れがとなりの部 材の凹部36に向かい、この凹部36で乱流が生じて騒音を発生する渦が生じる のを阻止するものである。
【0018】 次にこの考案の第四実施例について図7に基づいて説明する。ここで、上述の 実施例と同様の部材については、同一の符号を付して説明を省略する。この実施 例のスクリーン材10は、翼部34と取付部32との間の凹部36の内側全面に に突出片である凹凸部46を形成したものである。この凹凸部46によっても、 空気の流れが乱れるので、凹部36に入り込んだ風により騒音を発生するような 渦が生じるのを押さえることができる。
【0019】 次にこの考案の第五実施例について図8に基づいて説明する。ここで、上述の 実施例と同様の部材については、同一の符号を付して説明を省略する。この実施 例のスクリーン材10は、取付部32の内側に、風の流れの抵抗部材であるメッ シュ部材48を取り付けたものである。メッシュ部材48は、通過する風の抵抗 となって風力を押さえ、騒音を生じるような渦の発生を防止するもので、スクリ ーン材10の取付時に縦材等に固定すればよく、簡単に風切り音の防止が可能で ある。また、メッシュ部材の代わりに図9に示すようなスリット50を有した櫛 歯状の抵抗部材52を取付部の内側に設けてもよい。この実施例によれば、スク リーン材10の形状は、従来のものと同一でよい。しかも、メッシュ部材48等 により、その内側に鳥や虫その他の有害なものが入り込みにくくなることも期待 できる。
【0020】 尚、この考案のスクリーン材は、上記実施例に限定されず、その断面形状は適 宜設定できるものであり、種々の障害物等により、スクリーン材の裏面側に形成 された凹部に騒音を発生するような渦を生じさせないものであればよい。また、 スクリーン材の取り付け方は適宜設定できるものであり、取付間隔も任意に定め 得るものである。このスクリーン材の用途は、上記ビル用の覆いの他、地上に設 けるフェンス等にも利用できるものであり、被隠蔽物の外側に設けれられるもの であれば良い。その他、抵抗部材も、その材質や、メッシュの荒さ、スリット材 のピッチ等は任意である。
【0021】
【考案の効果】
この考案のスクリーン材は、建物等の被隠蔽物を目隠しする翼部を有し、上記 翼部の被隠蔽物側に形成され隣接するスクリーン材間を通過する風によって騒音 を発生させる凹部に、風の流れを規制する突出片を設けたので、強い風がスクリ ーン材間を通過しても騒音が発生しない。これは、スクリーン材間を風が通過す る際にも、騒音を発生するような強い渦は生じなくなったためであろうと考えら れる。しかも、外観上も、突出片によってスクリーン材の裏面が見えにくくなり 、良好なものにすることができる。また、この考案のスクリーン材は、風の流れ に抵抗して流れを乱す突出片を上記凹部に設けたり、風向を偏向する突出片が形 成されているので、上記凹部に騒音を発生する渦が生ぜず、風の強い日でも騒音 が生じない。さらに、この考案は、スクリーン材の取付部に抵抗部材を設け、ス クリーン材間を通過する風の流れを全体的に弱め、上記凹部に騒音を生じる渦が 発生しないようにして、風切り音による騒音を防止するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第一実施例のスクリーン材の取り付
け状態を示す右側面図である。
【図2】この実施例のスクリーン材と従来のスクリーン
材の風胴実験による騒音データを示すグラフである。
【図3】この考案の第二実施例のスクリーン材の一態様
を示す右側面図である。
【図4】この第二実施例のスクリーン材の他の態様を示
す右側面図である。
【図5】この第二実施例のスクリーン材のさらに他の態
様を示す右側面図である。
【図6】この考案の第三実施例のスクリーン材の右側面
図である。
【図7】この考案の第四実施例のスクリーン材の右側面
図である。
【図8】この考案の第五実施例のスクリーン材の右側面
図である。
【図9】この考案の第五実施例の抵抗部材の他の例を示
す右側面図である。
【図10】従来の技術のスクリーン材を示す右側面図で
ある。
【符号の説明】
10 スクリーン材 32 取付部 34 翼部 36 凹部 38,40,44 突出片 48 メッシュ部材 52 抵抗部材

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被隠蔽物を目隠しする翼部を有し、翼部
    に対して被隠蔽物とは反対側の方向から吹いてくる風の
    通過によって騒音を発生させる凹部が、上記翼部の被隠
    蔽物側の面に形成され、上記凹部の風の侵入側端部に上
    記凹部への風の侵入を規制する突出片を、被隠蔽物側に
    向けて設けたことを特徴とするスクリーン材。
  2. 【請求項2】 被隠蔽物を目隠しする翼部を有し、翼部
    に対して被隠蔽物とは反対側の方向から吹いてくる風の
    通過によって騒音を発生させる凹部が、上記翼部の被隠
    蔽物側の面に形成され、侵入した風の流れを乱す突出片
    を上記凹部に設けたことを特徴とするスクリーン材。
  3. 【請求項3】 被隠蔽物を目隠しする翼部を有し、翼部
    に対して被隠蔽物とは反対側の方向から吹いてくる風の
    通過によって騒音を発生させる凹部が、上記翼部の被隠
    蔽物側の面に形成され、この凹部に向かって風向きを偏
    向する突出片を隣合う翼部に設けたことを特徴とするス
    クリーン材。
  4. 【請求項4】 被隠蔽物を目隠しする翼部を有し、翼部
    に対して被隠蔽物とは反対側の方向から吹いてくる風の
    通過によって騒音を発生させる凹部が、上記翼部の被隠
    蔽物側の面に形成され、この凹部の被隠蔽物側近傍に風
    の通過の抵抗となる抵抗部材を設けたことを特徴とする
    スクリーン材。
JP4756891U 1991-06-24 1991-06-24 スクリーン材 Pending JPH05864U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007277863A (ja) * 2006-04-04 2007-10-25 Abc Trading Co Ltd 目隠し材の配設構造

Cited By (2)

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JP4579860B2 (ja) * 2006-04-04 2010-11-10 株式会社エービーシー商会 目隠し材の配設構造

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