JP3405705B2 - 換気ガラリ - Google Patents

換気ガラリ

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JP3405705B2
JP3405705B2 JP2000046023A JP2000046023A JP3405705B2 JP 3405705 B2 JP3405705 B2 JP 3405705B2 JP 2000046023 A JP2000046023 A JP 2000046023A JP 2000046023 A JP2000046023 A JP 2000046023A JP 3405705 B2 JP3405705 B2 JP 3405705B2
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indoor
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勝美 横山
泰治 森本
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  • Ventilation (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋内への雨水の
浸入を防止しつつ高い換気効率を確保しうる換気ガラリ
に関する。
【0002】
【従来の技術】家屋を自然換気するために、図10
(A)に略示する如く、外壁aを貫通して家屋内外にの
びる開口部bの一端側および他端側に、夫々屋外グリル
c1および屋内グリルc2を設けた換気ガラリcが多用
されている。この換気ガラリcでは、当初、鳥や昆虫な
どが前記開口部bを通って屋内に侵入するのを防止する
ため、目の粗い防鳥用の格子桟d1および目の細かな防
虫用のネットd2を、夫々屋外グリルc1の開口部分に
取付けていた。
【0003】しかし、係る場合には、前記防虫用のネッ
トd2に目詰まりが生じやすいという問題があり、近
年、例えば特開平10−292938号公報に開示され
る如く、防虫用のネットd2を屋内グリルc2の開口部
分に取付ける構造(図10(B)に略示する)のものが
提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このも
のは、屋外からの風圧が大であり雨水等が風とともに屋
内に吹き込みやすくなるため、前記開口部bに、風を下
方に向けるルーバeを設けることが必要となる。その結
果、空気抵抗が増加するなど換気効率の低下を招くとい
う問題がある。
【0005】そこで本発明は、前記開口部を貫通しての
びるガラリパイプの内周面に、小高さの水切り片を突設
するとともに、この水切り片の屋内側に防虫ネットを取
付けることを基本として、家屋内への雨水の浸入防止効
果と換気効率とを両立して向上しうる換気ガラリの提供
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本願の請求項1の発明は、家屋の外壁に形成され家
屋内外に貫通する開口部に配されるとともに家屋を自然
換気しうる換気ガラリであって、略筒状をなし前記開口
部を貫通してのびるガラリパイプ、このガラリパイプの
屋外側に取付けされた屋外グリル、及び前記ガラリパイ
プの屋内側に取付けされた屋内グリルからなり、かつ前
記ガラリパイプは、上下で向き合う面に、係止部を有す
る屋外グリル取付け用の上下の被取付部が設けられる一
方、前記屋外グリルは、屋外で露出するケース状のフー
ド本体と、このフード本体から屋内側にのびるとともに
前記上下の被取付部の係止部に係止される係合部を外向
き面に形成しその係止によって前記上下の取付部に保
持される上下の取付片と、この上下の取付片の少なくと
も一方から他方に向かってのび、その先端と他方の取付
片との間に前記上下の取付片の変形を許容する小隙間を
形成した受片を具え、かつ前記ガラリパイプは、その内
周面に、該内周面から小高さで立ち上がる水切り片を具
えるとともに、この水切り片の屋内側に防虫ネットを有
するネット枠を脱着自在に取付けたことを特徴としてい
る。
【0007】また請求項2の発明では、前記ネット枠
は、上部が屋外側に傾く外傾斜で配されるとともに、該
ネット枠は、前記水切り片により保持されたことを特徴
としている。
【0008】また請求項3の発明では、前記ガラリパイ
プは、屋外側から前記開口部に挿入される屋外側の筒部
と、屋内側から前記開口部に挿入される屋内側の筒部と
からなり、かつガラリパイプは、前記屋外側の筒部の内
周面の少なくとも底面部と、前記屋内側の筒部の内周面
の少なくとも底面部とが互いに重なる重なり部を具える
ことを特徴としている。
【0009】また請求項4の発明では、前記屋外側の筒
部は、その内周面に、水滴を家屋外部へと流す外流れ傾
斜部を形成し、かつ前記屋内側の筒部は、その内周面
に、水滴を家屋内部へと流す内流れ傾斜部を形成したこ
とを特徴としている。
【0010】また請求項5の発明では、前記屋外側の筒
部は、前記屋内側の筒部の内周面に差し込み状に配され
るとともに、この屋外側の筒部に前記水切り片を設けた
ことを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
示例とともに説明する。図1は本発明の換気ガラリの縦
断面図、図2はその主要部を示す分解斜視図である。
【0012】図1、2において、換気ガラリ1は、家屋
の外壁Wに形成される開口部2を貫通してのびることに
より一端が家屋外部に通じかつ他端が家屋内部に通じる
空気通路3を形成するガラリパイプ4と、このガラリパ
イプ4の屋外側および屋内側に取付けされる屋外グリル
5および屋内グリル6とから形成される。そして、前記
ガラリパイプ4の内周面に、小高さの水切り片7を突設
するとともに、この水切り片7の屋内側に防虫ネット9
を有するネット枠10を脱着自在に取付けている。
【0013】ここで、前記外壁Wは、本例では、一体可
搬の外壁パネルPを用いて形成している。この外壁パネ
ルPは、図8に示すように、木製又は鋼製の外枠材50
Aを矩形に接合してなる周囲枠50を有するとともに、
この周囲枠50の屋外側面および屋内側面には、横長矩
形の前記開口部2を残して壁面材51o、51iを添設
している。
【0014】又開口部2の内周面は、中枠材52Aを介
して矩形に枠組みされる例えば木質の下地桟52によっ
て囲まれており、本例では、この下地桟52と屋外側の
壁面材51oとの間には、ゴムシート状の水密パッキン
材53が嵌着される。なお下地桟52の屋外側面には、
前記壁面材51oの内周縁が、下地桟52の内周面から
控えて配置されることにより前記水密パッキン材53が
露出するガラリパイプ取付け面部52Sを形成してい
る。
【0015】次に、前記ガラリパイプ4は、前記開口部
2を貫通してのびる略筒状をなし、本例では、屋外側か
ら前記開口部2に挿入される屋外側の筒部4oと、屋内
側から挿入される屋内側の筒部4iとから形成される。
【0016】前記屋外側の筒部4oは、図2の如く、本
例では、上板片11と下板片12との間を側板片13で
継ぐ矩形筒状の基体14と、該基体14の外周から本例
では上下に突出するフランジ片15とを具える。そし
て、このフランジ片15を、前記ガラリパイプ取付け面
部52Sにビス等を用いて固定することにより、該屋外
側の筒部4oは、水密パッキン材53を介して前記下地
桟52に強固に取付けられる。なお屋外側の壁面材51
oと基体14との間の目地部には、防水用のコーキング
材16(図1に示す)が充填される。
【0017】又前記基体14は、その屋内側端縁に、こ
の基体14の内周面から小高さで立ち上がる水切り片7
を設けており、本例では、前記屋内側端縁が、上部が屋
外側に傾く外傾斜で形成される場合を例示している。
【0018】前記水切り片7は、少なくとも前記下板片
12からのびる下の水切り片部7Lを具えるが、前記上
板片11からのびる上の水切り片部7Uを含むことが好
ましく、さらには本例の如く前記側板片13からのびる
側の水切り片部(図示しない)を含む、即ち前記屋内側
端縁の全周に亘って形成されるのが好ましい。なお本例
では、下の水切り片部7Lが略垂直に、かつ上、側の水
切り片部7Uが前記外傾斜で形成されるものを例示して
いるが、下の水切り片部7Lも前記外傾斜で形成しても
良い。
【0019】そして該水切り片7の屋内側に、ネット枠
10を脱着自在に取付けている。
【0020】このネット枠10は、水切り片7に保持さ
れる基枠17と、それに取付く防虫ネット9とを有し、
前記空気通路3の中間位置に配される。なお基枠17
は、図3の如く、本例では、前記水切り片7の屋内側面
に沿って外傾斜で傾く矩形状の周囲枠部17Aと、この
周囲枠部17Aから屋外側に突出するとともに前記水切
り片7の端縁に脱着自在に係合する鉤状の上下の係止片
17Bとを具え、前記防虫ネット9を、前記周囲枠部1
7Aと、その屋内側面で例えば溶着等により固着される
保持板17Cとの間で挟まれて取付けられる。
【0021】このようなネット枠10は、家屋内への雨
水の浸入を効果的に防止できる。すなわちネット枠10
は、屋外グリル5から雨水が風とともに吹き込む際、雨
水を、前記防虫ネット9が捕獲するとともに、この防虫
ネット9に沿って案内し下方に滴下させる。しかもこの
防虫ネット9は、屋内から距離を隔てて配されるため、
いったん捕獲された防虫ネット9上の雨水が、屋内に吹
き込むのを防止できるのである。
【0022】さらに、空気通路3に従来のルーバe(図
10(B)に示す)を設ける必要がないため、空気抵抗
の増加がなく、換気効率を大巾に向上することができ
る。特に、本例の如く、ネット枠10を外傾斜で配する
場合には、開口面積が実質的にアップするため、換気効
率をさらに向上させることができる。
【0023】又屋外側の筒部4oは、前記下板片12が
屋内に向かって上に傾斜してのびこれにより、内周面
に、防虫ネット9により捕獲した水滴(雨水)を家屋外
部へと流す外流れ傾斜部19を設けている。本例では、
雨水の流出をより円滑化するために、前記外流れ傾斜部
19を、屋内側の緩傾斜部分19Aと屋外側の急傾斜部
19Bとで形成している。
【0024】又前記基体14は、フランジ片15の位置
から外壁面を越えて屋外側に突出してのびる延出部分1
4Aを含むとともに、この延出部分14Aの外周面に
は、その上面部及び側面部に、前記外壁面から滴下する
雨水を受けて下方に案内する周方向溝21を形成してい
る。
【0025】又前記延出部分14Aの内周面には、上下
で向き合う面に、屋外グリル取付け用の上下の被取付部
22U、22Lを設けている。この被取付部22U、2
2Lは、外壁面と平行にのびる鉤状等の段部を多列に配
列してなる係止部23U、23Lを有し、該係止部23
U、23Lは、本例の如く基体14の全巾に亘って連続
的に、あるいは適宜の間隔を隔てて断続的に形成する。
【0026】次に、前記屋内側の筒部4iは、前記筒部
4oと略同様、上板片24と下板片25と側板片26と
で周囲を囲む矩形筒状の基体27と、該基体27の外周
から突出するフランジ片29とを具え、このフランジ片
29を屋内側の前記壁面材51iにビス等を用いて固定
する。
【0027】なお該基体27は、その屋外側端縁におい
ては、本例では、下板片25が上板片24よりも屋外側
に突出し、かつ側板片26が内傾斜の傾斜縁26eを有
して下板片25と上板片24とを連結している。又基体
27は、図1の如くその内周面内に前記屋外側の基体1
4を差し込み状に挿入することにより接続される。
【0028】従って、前記屋外側の基体14の外周面
少なくとも底面部、すなわち下板片12と、前記屋内側
の基体27の内周面の少なくとも底面部、すなわち下板
片25とが互いに重なる重なり部30を形成している。
これに対して、少なくとも上板片11、24間では、互
いに重なることなく離間している。この離間部の形成に
より、基体14、27間の差し込み状の接続を円滑に行
うとともに、重なり部30の形成により、ガラリパイプ
4内で滴下する雨水、特に防虫ネット9で捕獲した雨水
が、漏れて外壁W内に侵入し腐食やカビが発生するのを
防止できる。
【0029】この雨水の漏れをより確実に防止するた
め、図3に拡大する如く、前記下板片12の屋内側端縁
に下方に突出し雨水の滴下を促す滴下片12Aを設ける
とともに、下板片25の屋外側端縁に、上方に突出し下
板片12に当接乃至圧接する水戻し片25Aを設けるの
が好ましい。さらに、同じ目的で、前記下板片25を屋
内に向かって下に傾斜させることにより、水滴を家屋内
部へと流す内流れ傾斜部20を形成している。この内流
れ傾斜部20は、前記外流れ傾斜部19と同様、防虫ネ
ット9により捕獲した雨水を流下せしめ、この雨水が外
壁W内に侵入するのを防止する。
【0030】なお前記重なり部30は、前記ガラリパイ
プ4を開口部2内に装着する際の外壁Wの厚さバラツキ
を吸収でき、施工性の向上にも役立つ。
【0031】次に、前記屋外グリル5は、図2、4、5
に示すように、屋外で露出するケース状のフード本体3
1と、このフード本体31からのびるとともに前記屋外
側の筒部4oの各被取付部22U、22Lに保持される
上下の取付部32U、32Lとを具えている。なお本例
では、上下の取付部32U、32Lが、前記フード本体
31にビス等で固定される板状の上下の取付部材33、
34に形成されるとともに、この上下の取付部材33、
34が、家屋の内外方向に位置ズレさせて配される場合
を例示している。
【0032】詳しくは、前記上の取付部材33は、フー
ド本体31に固定される固定片35の上縁に、屋内側に
向かって略水平にのびる取付片36を設けた略L字状を
なし、この取付片36によって前記取付部32Uを形成
している。なお本例では、剛性アップを目的として前記
取付片36の略中間位置に、小高さの段差部Kを形成し
ている。又取付片36は、その外向き面(上面)に、前
記上の被取付部22Uの係止部23Uに係止される鉤状
等の段部からなる係合部36Aを、屋内側端縁近傍に形
成している。
【0033】又前記下の取付部材34も同様に、固定片
37の上縁に、取付部32Lに相当する取付片39を略
水平に設けた略L字状をなすとともに、この取付片39
の外向き面(下面)に、前記下の被取付部22Lの係止
部23Lに係止される係合部39Aを形成している。こ
の係合部39Aは、前記位置ズレに起因して、屋内側端
縁よりも屋外側に変位して形成される。なお本例では、
共通化のために前記上下の取付部材33、34を互いに
同構成としている。
【0034】又前記屋外グリル5では、さらに上下の取
付片36、39の少なくとも一方に、他方との近づきを
防ぐ変形規制部40を設けている。この変形規制部40
は、上下の取付片36、39の少なくとも一方から他方
に向かってのびる平板状の受片41であり、該受片41
の先端と、他方の取付片との間には、前記上下の取付片
36、39の変形を許容する小間隙Gを形成している。
【0035】従って、上下の取付片36、39が互いに
近づく向きに過度に変形し、前記屋外側の筒部4oから
フード本体31が不用意に脱落するのを効果的に防止で
きる。又小間隙Gの形成により必要な変形量が付与され
るため、その脱着容易性は確保される。
【0036】なお本例では、前記受片41(変形規制部
40)は、前記上の取付片36に上端が固定されるとと
もに下の取付片39に向かって垂下する場合を例示して
おり、又前記受片41の屋内側端縁は、上端側では前記
係合部36Aから屋外側に隔たった位置で終端するとと
もに、下端側では下の前記係合部39Aの近傍位置で終
端している。
【0037】このように、本例では、下の取付片39
は、その係合部39Aにおける上方への弾性変形が前記
受片41により抑制されているため、通常の取付き状態
において作用する下向きの外力がフード本体31に作用
した場合にも、この外力が前記受片41によって支承さ
れ、フード本体31の脱落が阻止される。その反面、上
の取付片36は、前記受片41の上端側の屋内側端縁か
ら係合部36Aまでの領域部分Yでは上下に弾性変形可
能である。従って、上方への人為的かつ意図的な外力が
作用した場合には、上の取付片36が前記領域部分Yに
おいて変形するため、フード本体31を上方に持ち上げ
ることができ、下の係合部39Aの係止を容易に解除し
うる。即ち、通常の取付き状態での脱落防止効果を高く
維持したまま、意図的な脱着容易性をより向上しうるの
である。
【0038】なお図7に示すように、前記受片41の左
右へのズレを防止し、外力支承能力を充分に発揮させる
ため、小間隙Gを有する側の取付片(本例では下の取付
片39)に、受片41に近接してその両側でのびるリブ
状の突条42、42を形成することが好ましい。このと
き、突条42の突出高さHは前記小間隙G以上とするの
が良い。
【0039】又前記フード本体31は、屋内側面を略全
開口させた箱状の基筺31Aを有し、この基筺31Aの
下面には、防鳥用の格子桟部31Bを形成している。な
おフード本体31としては、特に規制されることがな
く、従来的な種々な形状や構造のものが採用できる。
【0040】又前記屋内グリル6は、前記空気通路3を
開閉自在な周知の開閉手段、及び風向きを調整する周知
のルーバ手段などを具えるが、その構造は特に規制され
ることがなく、従来的な種々なものが採用できる。なお
防虫ネット9は、前記ガラリパイプ4に配されるため具
備していない。
【0041】図9は本願の換気ガラリ1の他の実施例を
示す断面図である。本例では、ガラリパイプ4は、開口
部2を屋内側から挿入される屋内側の筒部4iのみで形
成される。
【0042】詳しくは、この筒部4iの基体27は、外
壁Wの屋内面と屋外面との間を連続してのびる円筒体か
らなり、本例では、屋内に向かって拡径する略コーン状
の大径部27Aの屋外側に、屋外に向かって拡径する略
コーン状の小径部27Bを段差部27Cを介して形成し
ている。従って、本例では、この大径部27Aおよび小
径部27Bにより、水滴を家屋内部および外部へと流す
内流れ傾斜部20および外流れ傾斜部19を形成してい
る。なお大径部27Aは、直円筒状に形成しても良い。
【0043】又基体27は前記段差部27Cに、その内
周面から小高さで立ち上がるリング状の水切り片7を設
け、雨水の屋外からの侵入を阻止している。又ガラリパ
イプ4は、前記大径部27A内に出し入れ自在に挿入さ
れる保持筒43を有し、この保持筒43の屋外側端と前
記水切り片7との間で、ネット枠10を挟んで着脱自在
に保持している。なお本例では、ネット枠10は略垂直
に配されている。
【0044】以上、本発明の特に好ましい実施形態につ
いて詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定される
ことなく、種々の態様に変形して実施しうる。
【0045】
【発明の効果】叙上の如く本発明の換気ガラリは、外壁
の開口部を貫通してのびるガラリパイプの内周面に、小
高さの水切り片を突設するとともに、この水切り片を用
いて防虫ネットを取付けているため、家屋内への雨水の
浸入を効果的に防止できる。すなわち、屋外グリルから
雨水等が風とともに吹き込む際、雨水等を、前記防虫ネ
ットが捕獲するとともに、この防虫ネットに沿って案内
し下方に滴下させる。しかもこの防虫ネットは、屋内か
ら距離を隔てて配されるため、いったん捕獲された防虫
ネット上の雨水が、風とともに屋内に吹き込むのを防止
できる。
【0046】さらに、空気通路に従来のルーバを設ける
必要がないため、空気抵抗の増加がなく、換気効率を大
巾に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の換気ガラリの実施の一形態を例示する
断面図である。
【図2】その主要部を示す分解斜視図である。
【図3】ネット枠の取付き状態を示す断面図である。
【図4】屋外グリルの取付部を示す斜視図である。
【図5】その正面図である。
【図6】屋外グリルの取付き状態を説明する断面図であ
る。
【図7】屋外グリルの変形規制部を説明する線図であ
る。
【図8】外壁パネルの一例を示す断面図である。
【図9】本発明の換気ガラリの他の実施形態を例示する
断面図である。
【図10】(A)、(B)は、換気ガラリの従来技術を
説明する線図である。
【符号の説明】
2 開口部 4 ガラリパイプ 4i 屋内側の筒部 4o 屋外側の筒部 5 屋外グリル 6 屋内グリル 7 水切り片 9 防虫ネット 10 ネット枠 19 外流れ傾斜部 20 内流れ傾斜部 30 重なり部 W 外壁
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−97440(JP,A) 実開 平2−134205(JP,U) 実開 昭52−107044(JP,U) 実開 昭58−174631(JP,U) 実開 昭61−163886(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E06B 7/26

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家屋の外壁に形成され家屋内外に貫通する
    開口部に配されるとともに家屋を自然換気しうる換気ガ
    ラリであって、略筒状をなし前記開口部を貫通してのび
    るガラリパイプ、このガラリパイプの屋外側に取付けさ
    れた屋外グリル、及び前記ガラリパイプの屋内側に取付
    けされた屋内グリルからなり、 かつ前記ガラリパイプは、上下で向き合う面に、係止部
    を有する屋外グリル取付け用の上下の被取付部が設けら
    れる一方、 前記屋外グリルは、屋外で露出するケース状のフード本
    体と、このフード本体から屋内側にのびるとともに前記
    上下の被取付部の係止部に係止される係合部を外向き面
    に形成しその係止によって前記上下の取付部に保持さ
    れる上下の取付片と、この上下の取付片の少なくとも一
    方から他方に向かってのび、その先端と他方の取付片と
    の間に前記上下の取付片の変形を許容する小隙間を形成
    した受片を具え、 かつ前記ガラリパイプは、その内周面に、該内周面から
    小高さで立ち上がる水切り片を具えるとともに、この水
    切り片の屋内側に防虫ネットを有するネット枠を脱着自
    在に取付けたことを特徴とする換気ガラリ。
  2. 【請求項2】前記ネット枠は、上部が屋外側に傾く外傾
    斜で配されるとともに、該ネット枠は、前記水切り片に
    より保持されたことを特徴とする請求項1記載の換気ガ
    ラリ。
  3. 【請求項3】前記ガラリパイプは、屋外側から前記開口
    部に挿入される屋外側の筒部と、屋内側から前記開口部
    に挿入される屋内側の筒部とからなり、かつガラリパイ
    プは、前記屋外側の筒部の内周面の少なくとも底面部
    と、前記屋内側の筒部の内周面の少なくとも底面部とが
    互いに重なる重なり部を具えることを特徴とする請求項
    1又は2記載の換気ガラリ。
  4. 【請求項4】前記屋外側の筒部は、その内周面に、水滴
    を家屋外部へと流す外流れ傾斜部を形成し、かつ前記屋
    内側の筒部は、その内周面に、水滴を家屋内部へと流す
    内流れ傾斜部を形成したことを特徴とする請求項3記載
    の換気ガラリ。
  5. 【請求項5】前記屋外側の筒部は、前記屋内側の筒部の
    内周面に差し込み状に配されるとともに、この屋外側の
    筒部に前記水切り片を設けたことを特徴とする請求項3
    又は4記載の換気ガラリ。
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