JP2000265532A - 側溝ブロックの上蓋 - Google Patents

側溝ブロックの上蓋

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JP2000265532A
JP2000265532A JP2000068119A JP2000068119A JP2000265532A JP 2000265532 A JP2000265532 A JP 2000265532A JP 2000068119 A JP2000068119 A JP 2000068119A JP 2000068119 A JP2000068119 A JP 2000068119A JP 2000265532 A JP2000265532 A JP 2000265532A
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base
side groove
rainwater
gutter
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JP2000068119A
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Shinji Ikeguchi
慎二 池口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造および施工がし易く且つ、地表面に露出
部の少ない側溝ブロックの上蓋の提供。 【解決手段】 側溝ブロック2の上端開口部1に整合す
る基部4と、基部4の上面の一部に立ち上げられた立ち
上げ部5と、立ち上げ部5の上端部に開口し、基部4の
底面に連通する雨水誘導路6とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種側溝ブロック
の上端開口を閉塞する上蓋であって、その側溝ブロック
および上蓋の大部分が埋設されるものに関する。
【0002】
【従来の技術】側溝ブロックの大部分が土中に埋設さ
れ、その一部のみを地表に露出させ、その露出部から雨
水を側溝内に誘導するものとして、図6に示すような側
溝ブロック12が存在した。この側溝ブロックは、いわゆ
るカルバートの上端の幅方向中央に一対の立ち上げ部を
スリット状開口11を介して対向させ、そのスリット状開
口11の上端が地表に露出するようにしたものである。そ
してこのスリット状開口11から雨水を側溝ブロック12の
内部に導くものである。また図7の例は、一対の立ち上
げ部を側溝ブロック12の一方の側壁寄りに形成した例で
ある。このような側溝ブロックは、雨水の浸入部が存在
するにもかかわらず、側溝ブロック上端の露出する幅が
小さく、その分だけ地表面を歩道や車道等に幅広く利用
できると共に、体裁がいい特徴がある。この側溝ブロッ
クを製造するには、上金型と下金型と中金型とを必要と
し、それらの間にコンクリートを充填し、それが硬化し
たのちに中金型を下金型に対してその長手方向に移動
し、次いで上金型を取り除いた後にコンクリートブロッ
クを取り外していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の側溝ブロックで
あって、その大部分が土中に埋設され、一部のみが地表
に露出して雨水を内部に誘導する側溝ブロックは、その
製造が面倒で量産性に欠けると共に、同一流量を得る側
溝としては重量が大となり、施工が面倒である欠点があ
った。すなわち、側溝ブロック製造のための金型の製作
が複雑で高価であると共に、金型を取り外す際にそれを
長手方向に沿って引き抜く必要があるため、製造設備が
大型化せざるを得なかった。また、側溝ブロック12の上
端の全面に渡ってスリット状開口11を形成するため、側
溝ブロック12の両側壁の対向方向に加わる土圧に十分耐
えるためには、その上部構造を頑丈に且つ肉厚の厚いコ
ンクリートとせざるを得なく、結果として重量が大で取
り扱いにくい側溝ブロックとなっていた。さらには、従
来の各種側溝ブロックをそのまま利用することができな
い欠点があった。そこで、本発明はこれらの課題を全て
解決するために案出されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の側溝ブロックの
上蓋は、少なくともその上端の一部に上端開口部1を有
する側溝ブロック2であって、その上端開口部1が被蔽
される上蓋3において、前記上端開口部1に整合する基
部4と、その基部4の上面の一部に立ち上げられ、その
上端面の幅が前記基部4のそれより著しく小に形成され
た立ち上げ部5と、その立ち上げ部5の上端部に開口
し、前記基部4の底面に連通する雨水誘導路6と、を具
備し、その長手方向の少なくとも一部に前記雨水誘導路
6の存在しない連結部5aがあり、それにより蓋全体が
一体化されたことを特徴とするものである。このように
構成することにより、既存の広く知られている側溝ブロ
ックに本発明の上蓋を被着するのみで、地表に露出する
上蓋上端面の幅を可及的に小とし且つ、製造し易く比較
的軽量で施工し易い丈夫な側溝ブロックを提供し得る。
そして上蓋3並びに側溝ブロック2に土圧が加わって
も、上蓋3自体が一体化され且つ、側溝ブロック2の開
口を上蓋3により閉塞するため、従来の肉厚の側溝ブロ
ックであってもその土圧に十分耐え得る。
【0005】次に請求項2記載の本発明は、前記請求項
1の発明の実施の形態であって、前記側溝ブロック2
が、一対の対向する側壁部9と、前記上端開口部1を除
き前記一対の対向する側壁部9の上端間を一体的に連結
する上梁部7とを具備し、両側壁部9,9の下端が全面
開放され、その側溝ブロック2および前記上蓋3の前記
基部4が地中に埋設されると共に、その側溝ブロック2
の下端の前記全面開放の部分に溝底形成用のコンクリー
ト8が打設されるように構成されたものである。このよ
うに構成することにより、側溝ブロック2の下端の全面
開放部分に水流形成用の勾配が形成された埋設型側溝ブ
ロックを得ることができると共に、その施工が極めて容
易なものを提供できる。
【0006】次に請求項3記載の本発明は、前記請求項
1の発明の実施の形態であって、前記側溝ブロック2が
断面U字状に形成されたU字溝からなり、その上端開口
部1に前記上蓋3が被着されるものである。この発明は
いわゆるU字溝の開口に本発明の上蓋を用いることによ
り、その特徴を生かしつつ、埋設型の側溝とすることが
できる。しかも、その施工が極めて容易且つ迅速に行い
得る。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の各
実施の形態を説明する。図1は本発明の上蓋3およびそ
れに適用される側溝ブロック2の斜視略図である。この
側溝ブロック2はいわゆる可変勾配側溝ブロックであっ
て、一対の対向する側壁部9の上端で且つその長手方向
両端に一対の上梁部7が一体的に形成され、その一対の
上梁部7間に上端開口部1が設けられ、その上端開口部
1の下端縁に上蓋3の座部が形成されたものである。次
に上蓋3は、基部4とその幅方向一端縁に一体に立ち上
げられた立ち上げ部5とを有する。そして立ち上げ部5
の上端に雨水誘導路6が開口し、それが基部4の下端面
に連通する。この雨水誘導路6は立ち上げ部5の長手方
向両端部に連結部5aを残存させて、細長く開口する。
【0008】また基部4の外周縁は、側溝ブロック2の
上端開口部1に整合し、その座部に基部4の下端周縁が
着座される。この例の上蓋を有する側溝ブロックは、図
2の如く地中に埋設され、上蓋3の上面のみが地表面に
露出する。即ち、この側溝ブロック2は、図2から明ら
かなように、先ず側溝敷設路に沿って溝状の掘削が行わ
れたのちに、その底面を平坦にしクラッシャーラン等を
載置し、所謂捨てコンを打設する。そしてそのコンクリ
ートか硬化したのちに、多数の側溝ブロック2を直列に
載置し、その溝底部にさらにコンクリート8を打設し
て、その上面の長手方向に水流形成用の勾配を設ける。
各側溝ブロック2間には、図示しない水封用のモルタル
が充填される。
【0009】次に、本発明の上蓋3の基部4の下端を側
溝ブロック2の上端開口部1に嵌着する。そしてそれら
の外周に土を埋め戻し、上蓋3の立ち上げ部5の上端面
が露出する程度に、側溝ブロック2および上蓋3を土中
に埋設する。そしてこの例では、立ち上げ部5に隣接し
て縁石10が配置されると共に、立ち上げ部5の上面と面
一に多数の敷石ブロック14が敷設される。それにより、
側溝がほとんど表面に表れることのない体裁の良い歩道
等を提供できる。そしてその歩道等の縁部には断続的に
細長いスリット状の雨水誘導路6が開口し、そこから雨
水が側溝ブロック2内に確実に導かれる。なお、この雨
水誘導路6にはさらにグレーチング等を配置し、ごみの
進入やハイヒール等の細い踵が嵌まり込まないような工
夫をしてもよい。
【0010】次に図3の例は、上蓋3の基部4上に立ち
上げ部5を側溝ブロック2の幅と同一に一体形成し、雨
水誘導路6の長手方向の長さをより長くしたものであ
る。そして雨水誘導路6は、立ち上げ部5の上端面のほ
ぼ全長に近く開口し、その雨水誘導路6の下部は漏斗状
に絞られて基部4の下面に開口する。なお前記二つの例
における側溝ブロック2は、いずれも側壁部9の下端内
縁に溝底嵌入用の凹部15が形成されている。それによ
り、溝底のコンクリート8と側溝ブロック2の側壁部9
との一体性を確保している。しかしながら、この凹部15
が存在しないものでも、本発明の上蓋は適用できる。
【0011】次に図4は本発明のさらに他の実施の形態
であって、施工状態を示す断面斜視図である。この上蓋
3が上記図3のそれと異なる点は、基部4の幅方向中央
位置に立ち上げ部5が一体的に形成されたことであり、
他は同一である。この施工例は駐車場等におけるもので
あり、広い平面の中間位置等に側溝が埋設されている。
次に図5は、本発明の他の実施の形態であって、この例
では側溝ブロック2が所謂U字溝からなる。そして上蓋
3の基部4が側溝ブロック2の開口に被着され、その基
部4の幅方向中央に一体形成された立ち上げ部5の上面
が地表に露出する。なお図1の例において、立ち上げ部
5を基部4の中央に位置することも可能である。
【0012】
【発明の作用・効果】本発明の側溝ブロックの上蓋は、
側溝ブロック2の上端開口部1に整合する基部4と、そ
の上面に立ち上げられた立ち上げ部5とを有し、立ち上
げ部5の上面の幅が基部4のそれよりも著しく小に形成
され、その立ち上げ部5の上面に雨水誘導路6が形成さ
れたものである。従って、側溝ブロック2,基部4を土
中に埋設したとき、その上端には幅の狭い立ち上げ部5
の上端のみを露出させることができる。それによりその
雨水誘導路6から側溝ブロック2内に雨水を確実に導き
且つ、側溝ブロック2の上方を歩道または舗装面として
有効に利用することが可能となる。そして、体裁が良く
施工のし易い路面を提供できる。しかも従来の側溝ブロ
ックをそのまま利用することができ、製造が容易で施工
のし易い側溝ブロックの上蓋を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の側溝ブロックの上蓋3およびそれが嵌
着される側溝ブロック2の斜視略図。
【図2】同上蓋の使用状態を示す横断面斜視図。
【図3】本発明の他の上蓋3を側溝ブロック2の上端開
口部1に嵌着した状態を示す斜視図。
【図4】本発明の他の上蓋および側溝ブロック2の横断
面斜視略図。
【図5】本発明の他の上蓋および側溝ブロック2の横断
面斜視略図。
【図6】従来型側溝ブロックの要部横断面斜視図。
【図7】従来型側溝ブロックの他の例の要部横断面斜視
図。
【符号の説明】
1 上端開口部 2 側溝ブロック 3 上蓋 4 基部 5 立ち上げ部 5a 連結部 6 雨水誘導路 7 上梁部 8 コンクリート 9 側壁部 10 縁石 11 スリット状開口 12 側溝ブロック 13 上面 14 敷石ブロック 15 凹部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともその上端の一部に上端開口部
    1を有する側溝ブロック2であって、その上端開口部1
    が被蔽される上蓋3において、 前記上端開口部1に整合する基部4と、 その基部4の上面の一部に立ち上げられ、その上端面の
    幅が前記基部4のそれより著しく小に形成された立ち上
    げ部5と、 その立ち上げ部5の上端部に開口し、前記基部4の底面
    に連通する雨水誘導路6と、 を具備し、 その長手方向の少なくとも一部に前記雨水誘導路6の存
    在しない連結部5aがあり、それにより蓋全体が一体化
    されたことを特徴とする側溝ブロックの上蓋。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記側溝ブロック2が、一対の対向する側壁部9と、前
    記上端開口部1を除き前記一対の対向する側壁部9,9
    の上端間を一体的に連結する上梁部7とを具備し、 両側壁部9,9の下端が全面開放され、 その側溝ブロック2および前記上蓋3の前記基部4が地
    中に埋設されると共に、その側溝ブロック2の下端の前
    記全面開放の部分に溝底形成用のコンクリート8が打設
    されるように構成された側溝ブロックの上蓋。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記側溝ブロック2が断面U字状に形成されたU字溝か
    らなり、 その上端開口部1に前記上蓋3が被着される側溝ブロッ
    クの上蓋。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007107232A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Saga Univ 側溝ブロック
KR100910550B1 (ko) 2007-09-19 2009-08-03 김숙자 다용도 슬릿구
CN105729615A (zh) * 2016-02-29 2016-07-06 刘克元 一种沟渠专用钢筋骨架拱形无底水泥预制件及其生产方法

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