JP2000264030A - 防振装置 - Google Patents
防振装置Info
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Abstract
入力に対してもトーコレクト機能を生じさせる。 【解決手段】 外筒2の車両前部側の周壁2Aを内端側
に向かって車両前部側に傾斜させるとともに、プレート
4の同様の周壁4Aもこの外筒2の前部側周壁2Aと略
平行になるように傾斜させ、外筒2の車両後部側の周壁
2Bを外端側に向かって車両後部側に傾斜させるととも
に、プレート4の同様の周壁4Bもこの外筒2の後部側
周壁2Bと略平行になるように傾斜させた。そして、周
壁2A,4Aと周壁2B,4B間にもゴム状弾性体3が
充填されている。
Description
手方向として配置されたツイストビームと、このツイス
トビームの長手方向両端部に車両略前後方向を長手方向
として配置されたトレーリングアームとを有するサスペ
ンション装置のトレーリングアームの前端側と本体側と
を連結する防振装置に関する。
も呼ばれる防振装置は、図4に示すようなツイストビー
ム式のリアサスペンションに用いられる。図4におい
て、車両幅方向を長手方向として配置されたツイストビ
ーム11と、このツイストビーム11の長手方向両端部
に車両略前後方向を長手方向として配置された一対のト
レーリングアーム12,13と、これらの接続部位に取
付けられた補強用部材14,15と、トレーリングアー
ム12,13の各後端部に車両外方へ向けて突出するス
ピンドル16,17とを有するサスペンション装置のト
レーリングアーム12,13の前端側に防振装置、すな
わちブッシュ100,101が取付けられ、これらブッ
シュ100,101はトレーリングアーム12,13と
車体側とを連結する。前記スピンドル16,17には図
示しない左右のタイヤが支持される。前記トレーリング
アーム12,13の前端側はブッシュ100,101の
圧入を許容して支持するための円筒状のブッシュ圧入部
12A,13Aが形成されている。また、ブッシュ10
0,101の各外端側には車体側に取付けられた外側ブ
ラケット18,19が設けられ、各内端側にも取付けら
れた内側ブラケット20,21が設けられている。外側
ブラケット18,19と内側ブラケット20,21を各
ブッシュ100,101に設けることにより、トレーリ
ングアーム12,13が車体側に揺動可能に連結され
る。
100を示す。右側のブッシュ101も左右反対の向き
であって構造は同じである。このブッシュ101は、同
心的に配置された内筒102及び外筒103と、これら
の間に加硫接着されたゴム104とを含んで構成されて
いる。外筒103の後部側の周壁は前部側の周壁よりも
軸方向に短く形成され、後部側の内端は後方へ屈曲され
て屈曲部103Aを形成している。内筒102の内端側
の周面にその半径方向を面方向とするプレート105が
溶接により固着されている。また、外筒103における
内端側が前方側へ斜めに屈曲された周壁103Bに形成
され、これに対応してプレート105における前部側も
周壁103Bと平行に屈曲されている。図6はこのブッ
シュ101を内端側から見た平面図であり、図5は図6
のA−A線断面図である。図7はブッシュ101の正面
図を示し、内端側から外端側の方向(X+)への入力が
あったとき、外筒103が後部側から前部側の方向(Y
+)へ動くようになっている。
X方向(図7におけるX+とX−)のバネ定数を確保す
るため屈曲部103Aとプレート105との間にもゴム
104が充填されているが、X−方向の入力があったと
きに外筒103がY−方向へ動く。この動き量はトーコ
レクト量であり、したがってX−方向の入力に対してト
ーコレクト機能を生じる。しかしながら、前部側の傾斜
部のみでは十分なトーコレクト量を得られない場合があ
る。
れる傾斜部と、車両後部側に設けられる傾斜部はその機
能を同一にし、いずれも内側からの入力に対してトーコ
レクト機能を生じさせ、車両後部側にも傾斜部を設ける
ことでトーコレクト機能を増大させることのできる防振
装置を提供することを目的とする。
め、この発明は、車両幅方向を長手方向として配置され
たツイストビームと、このツイストビームの長手方向両
端部に車両略前後方向を長手方向として配置されたトレ
ーリングアームとを有するサスペンション装置のトレー
リングアームの前端側と車体側とを連結する防振装置に
おいて、内筒と外筒との間及び内筒の内端側の周面に固
着されたプレートと外筒との間にゴム状弾性体を設け、
外筒の車両前部側の周壁を内端側に向かって車両前部側
に傾斜させるとともに、プレートの同様の周壁もこの外
筒の前部側周壁と略平行になるように傾斜させ、外筒の
車両後部側の周壁を外端側に向かって車両後部側に傾斜
させるとともに、プレートの同様の周壁もこの外筒の後
部側周壁と略平行になるように傾斜させたものである。
を図面を参照にして説明する。
トレーリングアーム13の前端側に圧入される防振装置
を示し、内筒1と外筒2との間にゴム状弾性体3を設け
るとともに、内筒1の内端側の周面にプレート4を固着
してある。外筒2の車両前部側の周壁2Aを内端側に向
かって車両前部側に傾斜させるとともに、プレート4の
同様の周壁4Aもこの外筒2の前部側周壁2Aと略平行
になるように傾斜させてある。また、外筒2の車両後部
側の周壁2Bを外端側に向かって車両後部側に傾斜させ
るとともに、プレート4の同様の周壁4Bもこの外筒2
の後部側周壁2Bと略平行になるように傾斜させてあ
る。周壁2A,4A間にもゴム状弾性体3が充填してあ
り、周壁2B,4B間にもゴム状弾性体3を充填してあ
る。周壁2A,4Aの内筒1に直交する軸線からの傾斜
角度は30°〜50°の範囲内に設定した(この実施例
では45゜)。なおまた、所定のばね定数を確保するた
めに、内筒1と外筒2との間に設けたゴム状弾性体3の
外端側から内端側に向けてすぐり部5を形成してある。
このすぐり部5は周壁2Bの延長線上よりもプレート4
側まで形成されている。
1はこの図2のA−A線断面図である。外筒2の前部側
及び後部側の周壁2A,2Bの内筒1の周囲に占める領
域が、内端側からの平面視で内筒1の直径を超える幅を
有するようになっている。また、外筒2の前部側周壁2
Aが内端側からの平面視で扇形状に形成されている。さ
らに、外筒2の後部側周壁2Bの先端と基端とが内端側
からの平面視で円弧状をなし、周壁2Bの全体は両円弧
の両端同士を直線で結んだ形状に形成されている。
図4に示すブッシュ圧入部13Aに圧入され、内筒1に
は外側ブラケット19と内側ブラケット21とがボル
ト、ナットで締結される。
2に設けられる防振装置については記述していないが、
図1に示すものと左右逆のものが右側に設けられる。
ば、外筒の車両前部側の内端側の周壁のみならず、外筒
の車両後部側の周壁及びプレートも傾斜させてあるの
で、車両前部側に設けられる傾斜部と、車両後部側に設
けられる傾斜部はその機能を同一にし、いずれも内側か
らの入力に対してトーコレクト機能を生じさせ、車両後
部側にも傾斜部を設けることでトーコレクト機能を増大
させる。
他の有利な点はばね定数を上げることができる。即ち図
5のように、車両後部側のプレートが内筒に対して立上
がっていると屈曲部とプレートの間のゴムの量は限られ
るが、本発明のように屈曲部とプレートを傾斜させるこ
とでその間のゴムを増加させることができ、X方向のば
ね定数を増加させることができる。
断面図。
られた防振装置を示す平面図。
図。
Claims (6)
- 【請求項1】 車両幅方向を長手方向として配置された
ツイストビームと、このツイストビームの長手方向両端
部に車両略前後方向を長手方向として配置されたトレー
リングアームとを有するサスペンション装置のトレーリ
ングアームの前端側と車体側とを連結する防振装置にお
いて、 内筒と外筒との間及び内筒の内端側の周面に固着された
プレートと外筒との間にゴム状弾性体を設け、 外筒の車両前部側の周壁を内端側に向かって車両前部側
に傾斜させるとともに、プレートの同様の周壁もこの外
筒の前部側周壁と略平行になるように傾斜させ、 外筒の車両後部側の周壁を外端側に向かって車両後部側
に傾斜させるとともに、プレートの同様の周壁もこの外
筒の後部側周壁と略平行になるように傾斜させたことを
特徴とする防振装置。 - 【請求項2】 前記外筒の前部側及び後部側の周壁の内
筒に直交する軸線からの傾斜角度を30°〜50°の範
囲内としたことを特徴とする請求項1に記載の防振装
置。 - 【請求項3】 前記外筒の前部側及び後部側の周壁の内
筒の周囲に占める領域が内端側からの平面視で内筒の直
径を超える幅を有することを特徴とする請求項1又は2
に記載の防振装置。 - 【請求項4】 前記外筒の前部側周壁が内端側からの平
面視で扇形状に形成されていることを特徴とする請求項
1ないし3のいずれか1項に記載の防振装置。 - 【請求項5】 前記外筒の後部側周壁の先端と基端とが
内端側からの平面視で円弧状をなし、両円弧の両端同士
を直線で結んだ形状に形成されていることを特徴とする
請求項1ないし4のいずれか1項に記載の防振装置。 - 【請求項6】 内筒と外筒との間に設けたゴム状弾性体
の外端側から内端側に向けてすぐり部が外筒の車両後部
側の周壁の延長線上よりもプレート側まで形成されてい
ることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に
記載の防振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07087199A JP4286954B2 (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP07087199A JP4286954B2 (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 防振装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000264030A true JP2000264030A (ja) | 2000-09-26 |
JP4286954B2 JP4286954B2 (ja) | 2009-07-01 |
Family
ID=13444062
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07087199A Expired - Lifetime JP4286954B2 (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 防振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4286954B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002120533A (ja) * | 2000-10-12 | 2002-04-23 | Bridgestone Corp | 防振装置 |
JP2002240525A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-28 | Tokai Rubber Ind Ltd | トーコレクトブッシュおよびそれを用いたサスペンション機構 |
KR100398191B1 (ko) * | 2000-12-21 | 2003-09-19 | 현대자동차주식회사 | 소형자동차용 리어현가장치의 부시조립체 |
JP2006193150A (ja) * | 2006-02-02 | 2006-07-27 | Tokai Rubber Ind Ltd | トーコレクトブッシュおよびそれを用いたサスペンション機構 |
JP2007313934A (ja) * | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Bridgestone Corp | トーコレクトブッシュ |
-
1999
- 1999-03-16 JP JP07087199A patent/JP4286954B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
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KR100398191B1 (ko) * | 2000-12-21 | 2003-09-19 | 현대자동차주식회사 | 소형자동차용 리어현가장치의 부시조립체 |
JP2002240525A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-28 | Tokai Rubber Ind Ltd | トーコレクトブッシュおよびそれを用いたサスペンション機構 |
JP2006193150A (ja) * | 2006-02-02 | 2006-07-27 | Tokai Rubber Ind Ltd | トーコレクトブッシュおよびそれを用いたサスペンション機構 |
JP2007313934A (ja) * | 2006-05-23 | 2007-12-06 | Bridgestone Corp | トーコレクトブッシュ |
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