JP3900936B2 - 車両用サブフレーム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体フレームにインシュレータを介して弾性支持され、サスペンションのリンク部材が連結している車両用サブフレームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の車両用サブフレームとして、例えば特開2001-199214号公報に記載されている構造が知られている。
図6は、上記公報のサブフレーム構造(左車輪側のみ)を示すものであり、車両前後方向に延在しながら車幅方向の左右に配置した左のサイドメンバ2及び右のサイドメンバ(図示せず)と、それら左のサイドメンバ2及び右のサイドメンバの車両前後方向の中間部で一体形成されて車幅方向に延在しているクロスメンバ4と、このクロスメンバ4より車両前後方向の前方に位置し、車幅方向に延在して左のサイドメンバ2及び右のサイドメンバに連結しているクロスバー6とを備えている。そして、左のサイドメンバ2及び右のサイドメンバに、トランスバースリンク8がそれぞれ上下揺動可能にマウンティングされている。
【0003】
左のサイドメンバ2側のトランスバースリンク8のマウンティング構造は、左のサイドメンバ2の車両前後方向の前端部に、略車両前後方向の前方向に向かってピン10が固定されており、左のサイドメンバ2の略車両前後方向の後方側に、略車幅方向に向けてブラケット12が固定されている。また、クロスバー6の端部に、略車両前後方向に向けて前記ピンが挿通する挿通孔を設けたブラケット14が固定されている。
【0004】
そして、トランスバースリンク8の略車両前後方向の前方側に設けたブッシュ16を、ブラケット14内に配置し、ピン10をブッシュ16及び挿通孔に挿通してナットで締め付けることでブラケット14に固定し、トランスバースリンク8の車両前後方向の後方側に向かって設けたブッシュ18を、ブラケット12内に装着する。これにより、左のサイドメンバ2に、トランスバースリンク8の車両側が上下揺動可能にマウンティングされる。なお、右側のサイドメンバにも、同様の構造でトランスバースリンク8の車両側が取り付けられている。また、トランスバースリンク8の車輪側は、ボールジョイントを介してナックルに取り付けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、現在、コスト削減の面から車両部品の共用化が求められている。しかし、図6の構造は、車種に応じたトレッド違いに対応しようとしても、部品(サイドメンバ2、クロスメンバ4、クロスバー6)の共用化を図ることができない。
すなわち、図6の構造にあっては、サイドメンバ2に固定したピン10及びクロスメンバ4に固定したブラケット12の軸線が車両前後方向を向いており、これらにトランスバースリンク8のブッシュ16、18がマウンティングされているため、例えば車両前方側のブッシュ16の取付け中心Pを、車幅方向及び車両前後方向に所定距離だけ変位させて異なるトレッドに変更する場合には、形状の異なるサイドメンバ2、クロスメンバ4及びクロスバー6が必要となり、部品の共用化を図ることができない。これにより、車両用サブフレームのコストも高騰してしまう。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、車種に応じたトレッド違いに対応可能としながら部品の共用化を図ることができる車両用サブフレームを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の車両用サブフレームは、車両略前後方向に延在して略車幅方向の左右に配置した一対のサイドメンバと、略車幅方向に延在しながら前記一対のサイドメンバの間を連結するクロスメンバと、前記一対のサイドメンバの車両略前後方向の端部にそれぞれ固定したブラケットと、各ブラケットに固定されてサスペンションリンク部材を揺動自在に支持するピンとを備え、前記ピンの位置が前記サイドメンバの長手方向及びこの長手方向に対して略垂直な方向の双方に変位するように、前記ピンの固定位置を変えた複数種類のブラケットのうちの一種類を前記一対のサイドメンバの端部にそれぞれ固定した。
【0008】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の車両用サブフレームにおいて、前記ブラケットに固定されている前記ピンと、このピンに対面している前記サイドメンバの端部との間で画成された空間に前記ピンと前記端部との双方に当接するスペーサを配置し、このスペーサと前記ピンとの当接部及び前記スペーサと前記端部との当接部をそれぞれ固定した。
また、請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の車両用サブフレームにおいて、前記ブラケットは、前記サイドメンバの端面に固定した第1の板状部と、前記サイドメンバの側面に先端を固定した第2の板状部と、これら第1及び第2の板状部を連結する第3の板状部とを備え、前記ピンを、前記第1及び第2の板状部に固定した。
【0009】
また、請求項4記載の発明は、請求項3記載の車両用サブフレームにおいて、前記サイドメンバの端部に、サブフレーム全体を車体側部材に弾性支持するマウントインシュレータを配置した。
さらに、請求項5記載の発明は、請求項4記載の車両用サブフレームにおいて、前記第2の板状部の先端を、前記マウントインシュレータから離れた位置であり、前記サイドメンバ及びクロスメンバの連結位置の近くの前記サイドメンバの側面に固定した。
【0010】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によると、ピンの位置がサイドメンバの長手方向及びこの長手方向に対して略垂直な方向の双方に変位するように、ピンの固定位置を変えた複数種類のブラケットのうちの一種類を一対のサイドメンバの端部にそれぞれ固定したことから、トレッド違いに対応する際には、ブラケット及びピンの2部品だけが変更部品となり、一対のサイドメンバ、クロスメンバが共用可能となる。したがって、車種に応じたトレッド違いに対応可能としながら部品の共用化を図ることができる。
【0011】
また、請求項2記載の発明によると、ブラケットに固定されているピンと、このピンに対面しているサイドメンバの端部との間で画成された空間にピンと端部との双方に当接するスペーサを配置し、このスペーサとピンとの当接部及びスペーサと端部との当接部をそれぞれ固定したことから、ピンから入力した外力は、ピンに当接しているスペーサを介してサイドメンバの端部に伝達されるので、ブラケットの強度を確保することができるとともに、ピンから入力する外力を確実に支持することができる。
【0012】
また、請求項3記載の発明によると、ブラケットは、サイドメンバの端面に固定されている第1の板状部を備えているので、サイドメンバに対するブラケットの結合強度を充分に向上させることができる。
また、請求項4記載の発明によると、サイドメンバの端部に、サブフレーム全体を車体側部材に弾性支持するマウントインシュレータを配置したことで、サイドメンバの端部の剛性が向上するので、ピンからブラケットを介して入力した外力を強固に支持することができる。
【0013】
さらに、請求項5記載の発明によると、第2の板状部の先端を、マウントインシュレータから離れた位置であり、サイドメンバ及びクロスメンバの連結位置の近くのサイドメンバの側面に固定したことから、さらにブラケットの剛性を向上させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る第1実施形態の車両用サブフレーム20を示す平面図であり、車両前後方向に延在しながら車幅方向の左右に配置されている一対のサイドメンバ22,22と、これらサイドメンバ22,22の車両前後方向の後方側において車幅方向に延在して固定されている後側クロスメンバ24と、この後側クロスメンバ24より車両前後方向の前方側において車幅方向に延在してサイドメンバ22,22に固定されている前側クロスメンバ26とを備えている。
【0015】
一対のサイドメンバ22,22は、長手方向の中央部が車幅方向の内方に曲げられることで、全体として略円弧を描いて車両前後方向に延在している。
これらサイドメンバ22,22の車両前後方向の前方側面には、それぞれ前側クロスメンバ26の取付け面30が設けられており、それら取付け面30に対して前側クロスメンバ26の両端部が溶接により固定されている。また、サイドメンバ22、22の車両前後方向の後方側面にも、それぞれ後側クロスメンバ24の取付け面32が設けられており、それら取付け面30に対して後側クロスメンバ24の両端部が溶接により固定されている。
【0016】
また、一対のサイドメンバ22、22の車両前後方向の前端部及び後端部には、それぞれマウントインシュレータ32,34が取り付けられており、これらマウントインシュレータ32、34を介して、車両用サブフレームが車体側部材(図示せず)に弾性支持される。
ここで、サイドメンバ22、22の車両前後方向の前端部には、ブラケット36を介してピン38が固定されており、このピン38に、サスペンションを構成しているトレーリングアーム40の一端部のブッシュ40aが揺動自在に連結されている。
【0017】
図2は、左車輪(車輪42)側のサスペンションを示すものであり、車輪42を回転自在に支持するアクスル44の下部後側に、車幅方向に延在しているリヤロアリンク46の車輪側端部46aが車両上下方向に揺動可能に連結され、その車両側端部46bが車両上下方向に揺動可能に車体側部材に連結されている。アクスル44の下部前側には、車幅方向に延在しているフロントロアリンク48の車輪側端部48aが、車両上下方向に揺動可能に連結され、その車輪側端部48bが、車両上下方向に揺動可能に車体側部材に連結されている。
【0018】
また、フロントロアリンク48には、アッパAアーム50の先端部が、ボールジョイント52を介して揺動可能に連結され、そのアッパAアーム50の後端部側のブッシュ52が車体側部材に連結されている。アクスル44の上部には、ショックアブソーバ54の下端部54aが連結され、リヤロアリンク46の中央部には、サスペンションスプリング56の下端部が固定されている。また、ドライブシャフト58の車輪側取り付け部には、等速ジョイントを介して揺動可能に車輪42のハブ42aに接続されている。そして、前記車体側取り付け部は、等速ジョイントを介して揺動可能にデフ60に接続されている。
【0019】
そして、アクスル44の下部前側に、車両前後方向の前方に向かうに従い車幅方向の内方に向かって延在しているトレーリングアーム40の他端部が上下揺動自在に連結されており、このトレーリングアーム40の一端部に設けたブッシュ40aが、前述したサイドメンバ22の車両前後方向の前端部にブラケット36を介して固定したピン38に揺動自在に連結されている。
図3は、図2で示した左側のサイドメンバ22の車両前後方向の前端部を詳細に示した図である。
【0020】
サイドメンバ22の車両前後方向の前端部に取り付けられているマウントインシュレータ32は、サイドメンバ22を構成するフレーム体に外筒32aが圧入され、この外筒32a内に弾性体32bが装着されている。
前述したピン38は、円柱形状として同一軸線上に形成したピン本体38a及び固定部38bと、ピン本体38a及び固定部38bの境界部に形成した鍔部38cとで構成されており、ピン本体38aに、トレーリングアーム40のブッシュ40aの内筒(図示せず)が挿通する。
【0021】
前述したブラケット36は、第1の取付け板部62と、この第1の取付け板部62の縁部から直角に折曲されている取付け板連結部64と、この連結板部64の縁部から第1の取付け板部62が延在している方向に折曲されている第2の取付け板部66とで構成されている。なお、第2の取付け板部66は、先端部に向かうに従い第1の取付け板部62から徐々に離間するように、取付け板連結部64に対して90°より大きな角度で折曲されている。
【0022】
そして、ブラケット36の取付け板連結部64をサイドメンバ22より車両前後方向の前方に位置した状態で、第1の取付け板部62が、車両前後方向の前方に対して車幅方向の外方側を向いているサイドメンバ22の端面22aに面接触して溶接により固定されている。また、ブラケット36の第2の取付け板部66の端部は、サイドメンバ22の車両前後方向の前方を向く側面22bに溶接により固定されているが、マウントインシュレータ32より車両前後方向の後方側の前側クロスメンバ26の取付け面30側を固定位置としている。
【0023】
ここで、取付け板連結部64側の第1取付け板部62及び第2の取付け板部66に、嵌入孔68a,68bが形成されている。
そして、ピン38は、ピン本体38aを車幅方向の外方に位置し、固定部38bを嵌入孔68a,68bに嵌入し、嵌入した部分の周囲を溶接で固定することにより、ブラケット36に一体化されている。ここで、図3のP1で示す位置が、トレーリングアーム40の一端部(車両前後方向の前方側)の取付け中心である。
【0024】
ところで、本実施形態の車両用サブフレーム20は、車種に応じたトレッド違いに対応するために、サイドメンバ22の車両前後方向の前端部に配置したブラケット及びピンの2部品を変更部品としている。
すなわち、図4は、図3で示したブラケット36及びピン38を取り外したサイドメンバ22に対し、トレッドを大きくするためのブラケット(以下、トレッド変更ブラケットと称する)70及びピン(以下、トレッド変更ピン)72を車両前後方向の前端部に配置する構造を示すものである。
【0025】
トレッド変更ブラケット70は、図3で示したブラケット36と同一形状であり、第1の取付け板部62、取付け板連結部64及び第2の取付け板部66とを備えており、取付け板連結部64をサイドメンバ22より車両前後方向の前方に位置し、第1の取付け板部62をサイドメンバ22の端面22aに面接触で固定し、第2の取付け板部66の端部を側面22bに固定している。
図3で示したブラケット36に対してトレッド変更ブラケット70が異なっている箇所は、サイドメンバ22の側面22b側の第1取付け板部62及び第2の取付け板部66に、嵌入孔74a,74bが形成されていることである。
【0026】
また、トレッド変更ピン72は、ピン本体72a、固定部72b及び鍔部72cで構成されており、固定部72bは、図3で示したピン38の固定部38bと比較して軸長が長い円柱部材である。
このトレッド変更ピン72は、ピン本体72aを車幅方向の外方に位置し、固定部72bを嵌入孔74a,74bに嵌入し、嵌入した部分の周囲を溶接で固定することにより、トレッド変更ブラケット70に一体化されている。ここで、図4のP2で示す位置が、トレーリングアーム40の一端部(車両前後方向の前方側)の取付け中心である。
【0027】
これにより、トレッド変更ブラケット70及びトレッド変更ピン72によるトレーリングアーム40の取付け中心P2が、ブラケット36及びピン38による取付け中心P1から車幅方向外方にαの距離だけ移動するので、トレッドが大きくなる。
したがって、本実施形態の車両用サブフレーム20によると、トレッド違いに対応する際には、ブラケット36,70及びピン38,72の部品だけ、すなわち2部品だけが変更部品となり、一対のサイドメンバ22、クロスメンバ24、26が共用可能となるので、車種に応じたトレッド違いに対応可能としながら部品の共用化を図ることができる。
【0028】
なお、図3及び図4で示したブラケット36,70及びピン38,72は一例に過ぎず、他の形状のブラケット及びピンを使用することで、様々な値のトレッドに設定して多くの車種に対応することができる。
ここで、トレッドを大きくするために、トレーリングアーム40の車両前後方向の前方側端部に連結するピンの取付け中心を車幅方向の外方に移動すると(トレッド変更ピン72により取付け中心P2とした場合)、車幅方向の内方への大きな横力がトレーリングアーム40を介してトレッド変更ピン72に入力するので、サイドメンバ22に対するトレッド変更ブラケット70の結合強度の面が問題となる。
【0029】
しかし、本実施形態では、トレッド変更ブラケット70の第1の取付け板部62が、サイドメンバ22の端面22aに面接触して固定面積が増大しているので、サイドメンバ22に対するトレッド変更ブラケット70の結合強度を充分に向上させることができる。
また、サイドメンバ22の車両前後方向の前端部に取り付けられているマウントインシュレータ32は、サイドメンバ22を構成するフレーム体に外筒32aが圧入されているが、外筒32aが圧入されたサイドメンバ22の前端部は、曲げ剛性が向上する。このようにサイドメンバ22の前端部の曲げ剛性が向上することで、ピン38,72からブラケット36,70を介して入力される外力を強固に支持することができる車両用サブフレームを提供することができる。
【0030】
また、ブラケット36,70の第2の取付け板部66の端部は、マウントインシュレータ32より車両前後方向の後方側の前側クロスメンバ26の取付け面30側を固定位置としているので、ブラケット36,70の曲げ剛性が向上する。したがって、ピン38,72から入力される外力をさらに強固に支持することができる。
次に、図5は、本発明に係る第2実施形態の車両用サブフレームの要部を示すものであり、図3で示した構成と同一構成部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
【0031】
本実施形態では、ブラケット36に一体化されているピン38の固定部38bと、サイドメンバ22の車両前後方向の前方を向く側面22bと、第1及び第2の取付け板部62,66との間で囲まれた空間にスペーサ80が配置されている。
このスペーサ80は、直方体形状の板材であり、長辺部80a,80bと、短辺部80c,80dとが設けられている。また、長辺部80a,80b及び短辺部80c,80dのそれぞれには、耳部を折り返すことで補強部が形成されている。
【0032】
そして、長辺部80aが、ピン38の固定部38に面接触させて溶接により固定され、他方の長辺部80bが、サイドメンバ22の側面22bに面接触させて溶接により固定されている。また、短辺部80cが、第1の取付け板部62の内側の面に面接触させて溶接により固定され、短辺部80dが、第2の取付け板部66の内側の面に面接触させて溶接により固定されている。
上記構成のスペーサ80を配置すると、ピン38から入力した外力が、固定部38bに接触しているスペーサ80を介してサイドメンバ22の側面22bに伝達されるので、ブラケット36の強度を確保することができるとともに、ピン38から入力する外力を確実に支持することができる車両用サブフレームを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態の車両用サブフレームの全体を示す平面図である。
【図2】第1実施形態のサブフレームに連結しているサスペンションを示す図である。
【図3】第1実施形態の車両用サブフレームを構成しているブラケット及びピンを示す要部拡大図である。
【図4】トレッドを大きくするために第1実施形態のブラケット及びピンの変更部品をサイドメンバに固定した状態を示す図である。
【図5】本発明に係る第2実施形態の車両用サブフレームの要部を示す図である。
【図6】従来の車両用サブフレームの要部を示す図である。
【符号の説明】
20 車両用サブフレーム
22 サイドメンバ
22a サイドメンバの端面
22b サイドメンバの側面
24 後側クロスメンバ
26 前側クロスメンバ
30 取付け面(サイドメンバ及びクロスメンバの連結位置)
32,34 マウントインシュレータ
32a 外筒
32b 弾性体
36,70 ブラケット
38,72 ピン
38a ピン本体
38b 固定部
40 トレーリングアーム(サスペンションリンク部材)
62 第1の取付け板部(第1の板状部)
64 取付け板連結部(第3の板状部)
66 第2の取付け板部(第2の板状部)
68a,68b 嵌入孔
72a ピン本体
72b 固定部
74a,74b 嵌入孔
80 スペーサ
80c,80d 短辺部
80a,80b 長辺部
P1,P2 取付け中心

Claims (5)

  1. 車両略前後方向に延在して略車幅方向の左右に配置した一対のサイドメンバと、略車幅方向に延在しながら前記一対のサイドメンバの間を連結するクロスメンバと、前記一対のサイドメンバの車両略前後方向の端部にそれぞれ固定したブラケットと、各ブラケットに固定されてサスペンションリンク部材を揺動自在に支持するピンとを備え、前記ピンの位置が前記サイドメンバの長手方向及びこの長手方向に対して略垂直な方向の双方に変位するように、前記ピンの固定位置を変えた複数種類のブラケットのうちの一種類を前記一対のサイドメンバの端部にそれぞれ固定したことを特徴とする車両用サブフレーム。
  2. 前記ブラケットに固定されている前記ピンと、このピンに対面している前記サイドメンバの端部との間で画成された空間に前記ピンと前記端部との双方に当接するスペーサを配置し、このスペーサと前記ピンとの当接部及び前記スペーサと前記端部との当接部をそれぞれ固定したことを特徴とする請求項1記載の車両用サブフレーム。
  3. 前記ブラケットは、前記サイドメンバの端面に固定した第1の板状部と、前記サイドメンバの側面に先端を固定した第2の板状部と、これら第1及び第2の板状部を連結する第3の板状部とを備え、前記ピンを、前記第1及び第2の板状部に固定したことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用サブフレーム。
  4. 前記サイドメンバの端部に、サブフレーム全体を車体側部材に弾性支持するマウントインシュレータを配置したことを特徴とする請求項3記載の車両用サブフレーム。
  5. 前記第2の板状部の先端を、前記マウントインシュレータから離れた位置であり、前記サイドメンバ及びクロスメンバの連結位置の近くの前記サイドメンバの側面に固定したことを特徴とする請求項4記載の車両用サブフレーム。
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