JP2002120533A - 防振装置 - Google Patents

防振装置

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JP2002120533A
JP2002120533A JP2000312450A JP2000312450A JP2002120533A JP 2002120533 A JP2002120533 A JP 2002120533A JP 2000312450 A JP2000312450 A JP 2000312450A JP 2000312450 A JP2000312450 A JP 2000312450A JP 2002120533 A JP2002120533 A JP 2002120533A
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JP
Japan
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flat
rubber
bent portion
inner cylinder
stopper
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Pending
Application number
JP2000312450A
Other languages
English (en)
Inventor
Rui Saito
塁 斉藤
Shigeru Kamifuku
茂 上福
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バネ定数を高くしても、トーコレクト機能を
減殺させないようにした防振装置を提供する。 【解決手段】 内筒1と外筒2との間にゴム弾性体3を
設け、外筒2の一端側を径方向外側に延びる傾斜屈曲部
21に形成し、前記傾斜屈曲部21に対向して並行に延
びるプレート4の傾斜部41を内筒1一端に固着し、こ
の傾斜部41と傾斜屈曲部21の間にゴム弾性体3に連
続するトーコレクトゴム3Aが配置され、内筒1上で傾
斜部41の反対側に軸方向に対して略直角の方向に設け
られるプレート4の平坦部42と、軸方向でこの平坦部
42と対面する位置に外筒2端部を屈曲させた平坦屈曲
部22とが設けられ、この平坦屈曲部22と平坦部42
の間にストッパーゴム32を介在させる防振装置であっ
て、平坦部42と平坦屈曲部22間に隙間を設けること
なくストッパーゴム32を配置し、ストッパーゴム32
は、その断面の開放端部形状が、平坦屈曲部22から平
坦部42に向かって内筒1から離間していく傾斜面30
であることを特徴とする防振装置

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トーコレクトブ
ッシュやトーコントロールブッシュと呼ばれる自動車用
ブッシュに用いて好適な防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のリヤサスペンションに使用され
るトーコレクト機能付の防振マウントとして、図6に示
すように内筒1と外筒2との間にゴム弾性体3を設け、
外筒2の一端側に径方向外側に延びる傾斜屈曲部2Aを
形成し、この傾斜屈曲部2Aに対向して並行に延びるプ
レート4の傾斜部4Aを設けたものが知られている。こ
のようなトーコレクトブッシュと呼ばれる防振装置で
は、傾斜屈曲部2Aのゴム弾性体3により、アームから
入力された軸方向の力に対して、軸直角方向の分力が生
じるようにして、サスペンションアームをトーイン側に
導くようなモーメントを働かせることができる。このよ
うなトーコレクト機能を発揮させるためには、ゴムのバ
ネ定数を低くすること、トーコレクト角度を45°に近
づけること、またはストッパーゴムとなるゴム弾性体3
の間に隙間5を設けて、軸方向の変位に対して軸直角方
向に動きやすくすることが行われてきた。また一方操縦
安定性を向上させるためには軸方向の全体のバネ定数を
高くする必要がある。トーコレクトブッシュにおいて軸
方向のバネ定数を高める方法は、外筒2の端部フランジ
2Bとプレート4のストッパー4Bとの間のバネ定数を
高くすることであり、そのためにストッパーゴムとなる
ゴム弾性体3に隙間を設けずにフランジ2Bとストッパ
ー4Bとの間をゴム30で充填することでバネ定数を高
くすることができる。またトーコレクト角度を小さくす
ることで軸方向のバネ定数を高くすることもできる。な
お、フランジ2Bとストッパー4Bとの間をゴムで充填
する方法において、従来端部フランジ2Bの内筒1から
の高さとストッパー4Bの内筒1からの高さは略同一で
あり、ストッパーゴム31の開放端の内筒からの高さは
軸方向で略同一であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の方法においても軸方向のバネ定数を高くするとトーコ
レクト量が減少するという問題があった。
【0004】そこで、この発明は、バネ定数を高くして
も、トーコレクト機能を減殺させないようにした防振装
置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、この発明は、内筒と外筒との間にゴム弾性体を設
け、外筒の一端側を径方向外側に延びる傾斜屈曲部に形
成し、前記傾斜屈曲部に対向して並行に延びるプレート
の傾斜部を内筒一端に固着し、この傾斜部と傾斜屈曲部
の間にゴム弾性体に連続するトーコレクトゴムが配置さ
れ、内筒上で傾斜部の反対側に軸方向に対して略直角の
方向に設けられるプレートの平坦部と、軸方向でこの平
坦部と対面する位置に外筒端部を屈曲させた平坦屈曲部
とが設けられ、この平坦屈曲部と平坦部の間にストッパ
ーゴムを介在させる防振装置であって、平坦部と平坦屈
曲部間に隙間を設けることなくストッパーゴムを配置
し、ストッパーゴムは、その断面の開放端部形状が、平
坦屈曲部から平坦部に向かって内筒から離間していく傾
斜面であるものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の好適な実施例
を図面を参照にして説明する。
【0007】図1に示す実施例では、従来と同様に金具
である内筒1と外筒2との間にゴム弾性体3を設け、外
筒2の一端側を径方向外側に折り曲げて一部分は斜めに
延びた傾斜屈曲部21に、残りの部分は外筒2に対して
略直角に延びた平坦屈曲部22に形成し、内筒1の一端
寄り外周に傾斜屈曲部21と平坦屈曲部22にそれぞれ
略並行に延びる傾斜部41と平坦部42とからなるプレ
ート4を固着してある。このプレート4の傾斜部41と
外筒2の傾斜屈曲部21との間にゴム弾性体3と一体の
トーコレクトゴム3Aが傾斜部41を埋設するように延
びて介在している。
【0008】図2は図1の右側面図であり、内筒1の周
りには隙間5を形成してある。
【0009】図3は図1の左側面図を示す。
【0010】図4は図1の中央縦断面を示し、平坦屈曲
部22と平坦部42との間のゴム弾性体3と一体のスト
ッパーゴム32の外径側の端面は傾斜面30を形成して
いる。また、この平坦屈曲部22の外側端部と平坦部4
2の外側端部とは内筒1からの高さを異にする。即ち、
平坦部42が径方向外方により多く突出している。ま
た、ストッパーゴム32の傾斜面30と平坦屈曲部22
との角度αは図5に示すように、30°乃至80°の範
囲内が好ましい。
【0011】上述した符号3Aで示すゴム弾性体は、ト
ーコレクトゴムであり、図5で示す個所のゴム弾性体は
ストッパーゴム32となる。このストッパーゴム32の
形状を外筒2のフランジである平坦屈曲部22からスト
ッパーとなる平坦部42に向かって略直角方向の厚みを
連続的に増加させてある。即ち、ストッパーゴム32の
開放端形状を傾斜させること、即ち、傾斜面30を有す
ることで、トーコレクト機能を発揮できるようにしてあ
る。このように傾斜面30の形成により、トーコレクト
機能が発揮できる理由は、平坦部42の金具にかかる軸
方向の力と、平坦屈曲部22の金具にかかる軸方向の力
は通常同一軸上にはなく、ずれた状態であり、このずれ
た状態は軸直角方向の剪断力として働くが、図5に示す
ようにストッパーゴム32の開放端形状を傾斜面30と
することにより、平坦屈曲部22と平坦部42の中心の
位置をずらすことで、平坦部42の金具にかかる軸方向
の力と、平坦屈曲部22の金具にかかる軸方向の力との
ずれが変化し、結果としてトーコレクト機能が発揮でき
ると考えられる。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、内筒と外筒との間にゴム弾性体を設け、外筒の一端
側を径方向外側に延びる傾斜屈曲部に形成し、前記傾斜
屈曲部に対向して並行に延びるプレートの傾斜部を内筒
一端に固着し、この傾斜部と傾斜屈曲部の間にゴム弾性
体に連続するトーコレクトゴムが配置され、内筒上で傾
斜部の反対側に軸方向に対して略直角の方向に設けられ
るプレートの平坦部と、軸方向でこの平坦部と対面する
位置に外筒端部を屈曲させた平坦屈曲部とが設けられ、
この平坦屈曲部と平坦部の間にストッパーゴムを介在さ
せる防振装置であって、平坦部と平坦屈曲部間に隙間を
設けることなくストッパーゴムを配置し、ストッパーゴ
ムは、その断面の開放端部形状が、平坦屈曲部から平坦
部に向かって内筒から離間していく傾斜面であるので、
バネ定数を高くしても、トーコレクト機能を減ずること
がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好適な実施例を示す正面図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】図1の左側面図。
【図4】図1の中央縦断面図。
【図5】図4の一部拡大断面図。
【図6】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1 内筒 2 外筒 3 ゴム弾性体 21 傾斜屈曲部 22 平坦屈曲部 4 プレート 41 傾斜部 42 平坦部 30 傾斜面 3A トーコレクトゴム 32 ストッパーゴム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒と外筒との間にゴム弾性体を設け、 外筒の一端側を径方向外側に延びる傾斜屈曲部に形成
    し、前記傾斜屈曲部に対向して並行に延びるプレートの
    傾斜部を内筒一端に固着し、この傾斜部と傾斜屈曲部の
    間にゴム弾性体に連続するトーコレクトゴムが配置さ
    れ、 内筒上で傾斜部の反対側に軸方向に対して略直角の方向
    に設けられるプレートの平坦部と、軸方向でこの平坦部
    と対面する位置に外筒端部を屈曲させた平坦屈曲部とが
    設けられ、この平坦屈曲部と平坦部の間にストッパーゴ
    ムを介在させる防振装置であって、 平坦部と平坦屈曲部間に隙間を設けることなくストッパ
    ーゴムを配置し、 ストッパーゴムは、その断面の開放端部形状が、平坦屈
    曲部から平坦部に向かって内筒から離間していく傾斜面
    であることを特徴とする防振装置。
  2. 【請求項2】 前記ストッパーゴムの傾斜面は、平坦屈
    曲部の端部から平坦部の端部に向かって内筒から徐々に
    離間していく形状であることを特徴とする請求項1に記
    載の防振装置。
  3. 【請求項3】 前記ストッパーゴムの傾斜面と平坦屈曲
    部とで形成する角度αは30°〜80°であることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の防振装置。
  4. 【請求項4】 前記プレートの平坦部の端部が外筒の平
    坦屈曲部の端部よりも内筒から外方へ突出していること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の
    防振装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014019419A (ja) * 2012-07-24 2014-02-03 Daihatsu Motor Co Ltd 車両用サスペンション装置

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