JP2000280718A - トーコレクトブッシュ - Google Patents

トーコレクトブッシュ

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JP2000280718A
JP2000280718A JP11092430A JP9243099A JP2000280718A JP 2000280718 A JP2000280718 A JP 2000280718A JP 11092430 A JP11092430 A JP 11092430A JP 9243099 A JP9243099 A JP 9243099A JP 2000280718 A JP2000280718 A JP 2000280718A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/10Mounting of suspension elements
    • B60G2204/14Mounting of suspension arms
    • B60G2204/143Mounting of suspension arms on the vehicle body or chassis
    • B60G2204/1434Mounting of suspension arms on the vehicle body or chassis in twist-beam axles arrangement
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2204/00Indexing codes related to suspensions per se or to auxiliary parts
    • B60G2204/40Auxiliary suspension parts; Adjustment of suspensions
    • B60G2204/41Elastic mounts, e.g. bushings
    • B60G2204/4104Bushings having modified rigidity in particular directions
    • B60G2204/41042Bushings having modified rigidity in particular directions by using internal cam surfaces

Abstract

(57)【要約】 【課題】車両幅方向の剛性を高めて、重量の重い車両
等、旋回時の慣性力が高い車両であっても、オーバース
テアを抑えて操縦安定性を向上させる。 【解決手段】外筒10は、前方側の内端が前方側へ斜め
に屈曲された傾斜屈曲部11と、後方側の内端が後方側
へ略直角に屈曲された直角屈曲部12とを有している。
内筒20は、車両幅方向の内方側端部に、傾斜屈曲部1
1と対向する傾斜突出部22bと、直角屈曲部12と対
向する直角先端部(直角突出部)22eとを有してい
る。ゴム弾性体30は、外筒10と内筒20とを径方向
に連結する本体部31と、傾斜屈曲部11と傾斜突出部
22bとの間に配設されて両者を連結する傾斜連結部3
2と、直角屈曲部12と直角先端部(直角突出部)22
eとの間に配設されて両者を車両幅方向に連結する幅方
向連結部33とが一体に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のトーション
ビーム式サスペンションに用いられるトーコレクトブッ
シュに関する。
【0002】
【従来の技術】車両のリヤサスペンションとして、車両
幅方向を長手方向として配置されたトーションビーム
と、該トーションビームの長手方向両端部に車両略前後
方向を長手方向として配置された左右一対のトレーリン
グアームとを備えたトーションビーム式のものが従来よ
り知られている。そして、トーションビーム式サスペン
ションに用いられるブッシュとして、各上記トレーリン
グアームの前端部に軸方向が車両幅方向と一致するよう
にそれぞれ配設されて、各該前端部と車体側の取付部材
とを連結するトーコレクトブッシュが従来より知られて
いる。
【0003】特開平9−104212号公報に開示され
たトーコレクトブッシュは、図8に示すように、トーシ
ョンビーム式サスペンションを構成するトレーリングア
ームの前端部に固定される外筒70と、外筒70の内側
に所定間隔を隔てて配設され、車体側の取付部材に固定
される内筒80と、外筒70及び内筒80の間に配設さ
れて両者を連結する筒状のゴム弾性体90とから構成さ
れている。なお、図8は、左右一対のトレーリングアー
ムのうち左側のトレーリングアームに取り付けられる、
すなわち車両幅方向の左側に配置されるトーコレクトブ
ッシュの水平断面構造を示し、図8の上方が車両の前方
側であり、図8の下方が車両の後方側である。
【0004】上記外筒70は、前方側の内端が前方側へ
斜めに屈曲された傾斜屈曲部71を有している。一方、
上記内筒80の外周面には、車両幅方向の内方側端部に
プレート81が固着されており、このプレート81は、
外筒70の傾斜屈曲部71と対向する傾斜突出部81a
有している。そして、ゴム弾性体90は、外筒70と内
筒80とを径方向に連結する本体部91と、外筒70の
傾斜屈曲部71とプレート81の傾斜突出部81aとの
間に配設され両者を連結する傾斜連結部92とが一体に
形成されている。
【0005】このトーコレクトブッシュでは、外筒70
の傾斜屈曲部71と内筒80側の傾斜突出部81aとの
間でゴム弾性体90の傾斜連結部92が圧縮・引張の作
用を受けることを介して、外筒70及び内筒80間にお
ける車両幅方向の相対変位と車両前後方向の相対変位と
を相互に変換させることができる。これにより、トーコ
レクト機能が発揮され、車両旋回時のオーバーステア
(操舵角一定で旋回するとき、車速増加に対して旋回半
径が減少すること)を低減させることができる。なお、
この傾斜連結部92を介するトーコレクト機能の詳細に
ついては、後述する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のトーコレクトブッシュでは、ゴム弾性体90による
車両幅方向のばね特性は、本体部91におけるせん断ば
ね特性と、局所的な傾斜連結部92における圧縮・引張
ばね特性とに主に依存していることから、車両幅方向に
おけるばね定数を増大させること、すなわち車両幅方向
の剛性を高めることに限界があった。
【0007】車両幅方向の剛性が低いと、車両旋回時に
外筒70及び内筒80間で車両幅方向に大きな相対変位
が生じることになるため、オーバーステアの増長により
操縦安定性の低下に繋がる。特に、RV(Recrea
tional Vehicle)車等の車両重量の重い
車やハイルーフ車等の車高が高くて重心位置の高い車の
場合、車両旋回時における慣性力が大きいことから、車
両幅方向の剛性が低いことにより操縦安定性が低下する
という問題が顕著となる。
【0008】なお、上記従来のトーコレクトブッシュで
は、上記外筒70は、後方側の内端が後方側へ略直角に
屈曲された直角屈曲部72を有する一方、上記内筒80
に固着されたプレート81は、外筒70の直角屈曲部7
2と対向する直角突出部81bを有しており、ゴム弾性
体90は、直角突出部81bの車両幅方向の外端面から
外側に突出して直角屈曲部72等に対向するようにスト
ッパゴム部93が一体に形成されている。これにより、
このストッパゴム部93の突出先端面と、直角屈曲部7
2の車両幅方向の内端面及びこの内端面と面一状に形成
された本体部91の内端面91aとの間に、比較的小さ
な隙間cが形成されている。
【0009】このため、図8において、内筒80に対し
て外筒70が車両幅方向の内側(図8の右側)に相対変
位する場合に限って、上記隙間c分の相対変位後はスト
ッパゴム部93の突出先端面が直角屈曲部72及び本体
部91の内端面91aに当接することにより、車両幅方
向の剛性を高めることができる。しかし、この場合であ
っても、上記隙間c分の初期の変位段階では、依然とし
て車両幅方向の剛性は本体部91におけるせん断ばね特
性と局所的な傾斜連結部92における圧縮・引張ばね特
性とに主に依存しており、十分な剛性を発揮させること
ができない。
【0010】また、内筒80に対して外筒70が車両幅
方向の外側(図8の左側)に相対変位する場合は、スト
ッパゴム部93の突出先端面が本体部91の内端面91
aに拘束されていないことから、かかる相対変位をスト
ッパゴム93で規制することができず、依然として車両
幅方向の剛性は本体部91におけるせん断ばね特性と局
所的な傾斜連結部92における圧縮・引張ばね特性とに
主に依存しており、十分な剛性を発揮させることができ
ない。
【0011】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、車両幅方向の剛性を高めて、重量の重い車両や車
高の高い車両等、旋回時の慣性力が高い車両であって
も、オーバーステアを抑えて操縦安定性を向上させるこ
とのできるトーコレクトブッシュを提供することを解決
すべき技術課題とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のトーコレクトブッシュは、車両幅方向を長手方向と
して配置されたトーションビームと、該トーションビー
ムの長手方向両端部に車両略前後方向を長手方向として
配置された左右一対のトレーリングアームとを備えたト
ーションビーム式サスペンションに用いられ、各該トレ
ーリングアームの前端部に軸方向が該車両幅方向と一致
するようにそれぞれ配設されて各該前端部と車体側の取
付部材とを連結するトーコレクトブッシュであって、上
記トレーリングアームに固定される外筒と、該外筒の内
側に所定間隔を隔てて配設され、上記取付部材に固定さ
れる内筒と、該外筒及び該内筒の間に配設されて両者を
連結する筒状のゴム弾性体とからなり、上記外筒は、前
方側の内端が前方側へ斜めに屈曲された傾斜屈曲部と、
後方側の内端が後方側へ略直角に屈曲された直角屈曲部
とを有する一方、上記内筒は、車両幅方向の内方側端部
に、該傾斜屈曲部と対向する傾斜突出部と、該直角屈曲
部と対向する直角突出部とを有し、上記ゴム弾性体は、
上記外筒と上記内筒とを径方向に連結する本体部と、上
記傾斜屈曲部と上記傾斜突出部との間に配設されて両者
を連結する傾斜連結部と、上記直角屈曲部と上記直角突
出部との間に配設されて両者を車両幅方向に連結する幅
方向連結部とが一体に形成されていることを特徴とする
ものである。
【0013】このトーコレクトブッシュでは、外筒の直
角屈曲部と内筒の直角突出部とがゴム弾性体の幅方向連
結部により車両幅方向に連結されている。このため、こ
のトーコレクトブッシュにおけるゴム弾性体による車両
幅方向のばね特性は、本体部におけるせん断ばね特性及
び傾斜連結部における圧縮・引張ばね特性の他に、幅方
向連結部における圧縮・ばね特性に大きく依存する。す
なわち、外筒及び内筒間で車両幅方向の相対変位が発生
した場合、幅方向連結部が圧縮・引張の作用を受ける分
だけ、車両幅方向における剛性を高めることができる。
【0014】したがって、重量の重い車両や車高の高い
車両等、旋回時の慣性力が高い車両であっても、車両旋
回時における外筒及び内筒間での車両幅方向の相対変位
を規制することができ、オーバーステアを抑えて操縦安
定性を向上させることが可能となる。ここに、上記幅方
向連結部は、上記直角屈曲部と上記直角突出部との間に
配設されて両者を車両幅方向に連結するものであるが、
これを設ける部位や範囲及びその大きさ等についての好
適な態様は、以下のとおりである。
【0015】すなわち、幅方向連結部は、外筒の直角屈
曲部と内筒の直角突出部との間の対向面間に、車両幅方
向に連続して設けられていれば、それがたとえ周方向又
は車両前後方向において部分的に設けられたものであっ
ても、車両幅方向における剛性を高めて操縦安定性を向
上させるという上記作用効果を発揮しうる。かかる作用
効果をより効果的に発揮せしめる観点からは、周方向
(又は車両上下方向)及び車両前後方向における幅方向
連結部の大きさをなるべく大きくすることが望ましい。
ただし、周方向(又は車両上下方向)における幅方向連
結部の大きさについては、傾斜連結部におけるトーコレ
クト機能を有効に発揮せしめる観点より、制約を受け
る。すなわち、かかる観点からは、幅方向連結部の車両
上下方向における大きさは、傾斜連結部の車両上下方向
における大きさよりも小さくすることが望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明のトーコレクトブッ
シュの具体的な実施形態について、図面を参照しつつ説
明する。なお、以下の説明において、車両幅方向とは図
1、図4、図5及び図6の左右方向のことをいい、車両
幅方向の内側又は内方とは図1、図4及び図6の左側の
ことをいい、車両幅方向の外側又は外方とは図1、図4
及び図6の右側のことをいう。また、車両前後方向とは
図1〜図3、図5及び図6の上下方向のことをいい、前
側又は前方とは図1〜図3、図5及び図6の上側のこと
をいい、後側又は後方とは図1〜図3、図5及び図6の
下側のことをいう。さらに、これらの図において適宜示
される矢印FRは車両前方側を示し、矢印WIは車両幅
方向内側を示し、矢印TSは車両上方側を示す。
【0017】また、図1は本実施形態のトーコレクトブ
ッシュ(車両の右側に配置されるもの)を軸線に沿って
水平方向に切った(図2のA−A線で切った)軸方向断
面図であり、図2はこのトーコレクトブッシュを図1の
右から見た右側面図であり、図3はこのトーコレクトブ
ッシュを図1の左から見た左側面図であり、図4はこの
トーコレクトブッシュを図2のB−B線で切った軸方向
断面図である。
【0018】本実施形態のトーコレクトブッシュは、図
5に示すように、トーションビーム式リヤサスペンショ
ンに用いられるものである。このトーションビーム式リ
ヤサスペンションは、車両幅方向を長手方向として配置
されたトーションビーム1と、このトーションビーム1
の長手方向両端部に車両略前後方向を長手方向として配
置、固定された左右一対のトレーリングアーム2、3と
を備えている。各トレーリングアーム2、3の前端部に
は、円筒状のブッシュ圧入部2a、3aが一体に形成さ
れており、各ブッシュ圧入部2a、3aには、軸線方向
が車両幅方向と一致するように配設されたトーコレクト
ブッシュ4、5がそれぞれ圧入されている(図6参
照)。そして、このトーコレクトブッシュ4、5には、
車体側の取付部材6、7がボルト8及びナット9により
取り付けられている。こうして、トーションビーム式サ
スペンションの各トレーリングアーム2、3の前端部と
車体側の取付部材6、7とがトーコレクトブッシュ4、
5により連結されている。なお、各トレーリングアーム
2、3の後端部には、スピンドルを介して車輪2b、3
b(図7に示す)がそれぞれ回転自在に支持されてい
る。
【0019】図1に示すトーコレクトブッシュ5は、右
側のトレーリングアーム3に取り付けられて車両の右側
に配置されたもので、図1はその水平断面構造を示す。
なお、左側のトレーリングアーム2には、図1に示すト
ーコレクトブッシュ5と同一構造のトーコレクトブッシ
ュ4が車両中心面に対して左右対称となるように配置さ
れている。
【0020】このトーコレクトブッシュ5は、トレーリ
ングアーム3に固定される略円筒状の外筒10と、外筒
10の内側に所定間隔を隔てて同心状に配設され、車体
側の取付部材7に固定される略円筒状の内筒20と、外
筒10及び内筒20の間に同心状に配設されて両者を連
結する略円筒状のゴム弾性体30とから構成されてい
る。
【0021】外筒10は、金属製のもので、前方側の内
端が前方側へ30〜70度の範囲で斜めに屈曲された傾
斜屈曲部11と、後方側の内端が後方側へ略直角に屈曲
された直角屈曲部12とを有している。なお、外筒10
の軸線と略平行に延びる部分(以下、「外筒円筒部1
3」という。)の後方側の内端に直角屈曲部12が一体
に形成されるとともに、この外筒円筒部13の前方側の
内端に傾斜屈曲部11が一体に形成されており、外筒1
0の軸方向長さは、傾斜屈曲部11が車両幅方向の内方
へ傾斜している分だけ、後方側よりも前方側の方が長く
されている。
【0022】内筒20は、金属製の円筒状の内筒本体2
1と、内筒本体21の車両幅方向の内方側端部に固定さ
れた金属製のプレート22とから構成されている。この
プレート22は、内筒本体21の外径と略同等の孔径を
もつ貫孔22aが形成されており、この貫孔22a内に
内筒本体21を挿入後、両者を溶接により固着してい
る。プレート22の前方側は、内筒本体21の外面から
車両幅方向の内方に傾斜しつつ前方に延びて外筒10の
傾斜屈曲部11と対向する傾斜突出部22bとされてい
る。一方、プレート22の後方側は、内筒本体21の外
面から直角に(半径方向外方に)後方に延びる直角基部
22cと、この直角基部22cの先端から車両幅方向の
内方に傾斜しつつ後方に一体に延びる傾斜中間部22d
と、この傾斜中間部22dの先端から再び直角に(半径
方向外方に)後方に一体に延びて外筒10の直角屈曲部
12と車両幅方向に対向する直角先端部(直角突出部)
22eとされている。さらに、プレート22の上方側
は、直角先端部22eの上端面と面一の上端面をもつ上
方突起部22fとされ、プレート22の下方側は、直角
先端部22eの下端面と面一の下端面をもつ下方突起部
22gとされている(図3参照)。
【0023】なお、図2及び図3に示すように、外筒1
0の傾斜屈曲部11は内筒本体21の外周面の前方端F
よりも前方側の範囲に配設され、また外筒10の直角屈
曲部12は内筒本体21の外周面の後方端Rよりも後方
側の範囲に配設されている。また、外筒10の傾斜屈曲
部11及び内筒20の傾斜突出部22bは、いずれも軸
心Oを中心として周方向に60度を超える範囲Pにわた
って形成されており、内筒20の直角先端部22dは軸
心Oを中心として周方向に約60度の範囲Qにわたって
形成されている。さらに、外筒10の傾斜屈曲部11及
び内筒20の傾斜突出部22bの車両上下方向(図3の
左右方向)における幅d1 は外筒円筒部13の直径より
も若干小さく設定され、内筒20の直角先端部22eの
車両上下方向における幅d2 は、内筒本体21の外径よ
りも大きく、かつ、外筒10の傾斜屈曲部11及び内筒
20の傾斜突出部22bの車両上下方向における幅d1
よりも小さく設定されている。
【0024】ゴム弾性体30は、外筒10の外筒円筒部
13と内筒20の内筒本体21とを径方向に連結する本
体ゴム部(本体部)31と、外筒10の傾斜屈曲部11
と内筒20の傾斜突出部22aとの間に配設されて両者
を連結する傾斜連結部32と、外筒10の直角屈曲部1
2と内筒20の直角先端部22eとの間に配設されて両
者を車両幅方向に連結する幅方向連結部33とが一体に
形成されている。
【0025】本体ゴム部31には、車両幅方向の外端か
ら略円筒状凹部31aが形成されている。そして、この
略円筒状凹部31aの底面(車両幅方向の内端面)に
は、径方向で車両前後方向に対向するように、周方向に
幅の広い一対の幅広凹部31b、31bが軸線に沿って
延設されており、また径方向で車両上下方向(図2の左
右方向)に対向するように、周方向に幅の狭い一対の幅
狭凹部31c、31cが軸線に沿って延設されている。
これらの幅広凹部31b及び幅狭凹部31cは、本体ゴ
ム部31における車両前後方向及び車両上下方向等のば
ね特性を調整するためのものであり、その大きさは適宜
設定可能である。
【0026】傾斜連結部32は、外筒10の傾斜屈曲部
11及び内筒20の傾斜突出部22bと同様、内筒本体
21の外周面の前方端Fよりも前方側の範囲に配設され
るとともに、軸心Oを中心として周方向に60度を超え
る範囲Pにわたって形成されている。また、傾斜連結部
32の車両上下方向における幅も、傾斜屈曲部11及び
傾斜突出部22bと同様の幅d1 とされている。
【0027】幅方向連結部33は、内筒20の直角先端
部22e全体と外筒10の直角屈曲部12とを車両幅方
向に連続的に連結している。そして、幅方向連結部33
は、外筒10の直角屈曲部12と同様、内筒本体21の
外周面の後方端Rよりも後方側の範囲に配設されてお
り、また内筒20の直角先端部22eと同様、軸心Oを
中心として周方向に約60度の範囲Qにわたって形成さ
れている。さらに、幅方向連結部33の車両上下方向に
おける幅も、直角先端部22eと同様の幅d2 とされて
傾斜連結部32の車両上下方向における幅d1 よりも小
さくされており、これにより傾斜連結部32におけるト
ーコレクト機能を有効に発揮させうるようになされてい
る。
【0028】また、本体ゴム部31には、図4に示すよ
うに、外筒10の外筒円筒部13の内端よりも車両幅方
向の内側に位置する内筒本体21の外周面であって、車
両上下方向に対向する部位に、内筒20の上方突起部2
2f及び下方突起部22gをそれぞれ覆うように上方被
覆部34及び下方被覆部35が一体に形成されている。
この上方被覆部34の上端面は幅方向連結部33の上端
面と面一とされており、下方被覆部35の下端面は幅方
向連結部33の下端面と面一とされている。また、上方
被覆部34及び下方被覆部35の車両幅方向における外
端面と、本体ゴム部31の車両幅方向における内端面と
の間には、上凹部34a及び下凹部35aが形成されて
いる。この上凹部34a及び下凹部35aは、その周辺
部の耐久性向上のためにある。
【0029】上記構成を有するトーコレクトブッシュ5
は、内筒本体21に所定形状のプレート22を溶接によ
り固着した後、この内筒20と所定形状に成形された外
筒10とを所定の加硫成形型内に配置し、ゴム弾性体3
0を一体に加硫成形するとともに、ゴム弾性体30と外
筒10及び内筒20とを加硫接着することにより製造し
た。
【0030】そして、このトーコレクトブッシュ5は、
図6に示すように、傾斜屈曲部11、傾斜突出部22b
及び傾斜連結部32等が車両幅方向の内側に位置するよ
うに、外筒10の外筒円筒部13が車両幅方向右側のト
レーリングアーム3のブッシュ圧入部3aに圧入される
とともに、内筒20の内筒本体21がボルト8及びナッ
ト9により車体側の取付部材7に取り付けられる。
【0031】このトーコレクトブッシュ5では、外筒1
0の傾斜屈曲部11と内筒20側の傾斜突出部22bと
の間でゴム弾性体30の傾斜連結部32が圧縮・引張の
作用を受けることを介して、外筒10及び内筒20間に
おける車両幅方向の相対変位と車両前後方向の相対変位
とを相互に変換させることができる。これにより、トー
コレクト機能が発揮され、車両旋回時のオーバーステア
を低減させることができる。
【0032】かかるトーコレクト機能について、図7に
示すトーションビーム式リヤサスペンションの模式図を
参照しつつ、以下説明する。なお、図7(a)はトーコ
レクト機能をもたないブッシュBl、Brを用いた場合
のツイストビーム1等の動きを示すものであり、図7
(b)はトーコレクト機能をもつトーコレクトブッシュ
4、5を用いた場合のツイストビーム1等の動きを示す
ものである。
【0033】トーコレクト機能をもたないブッシュB
l、Brを用いたトーションビーム式リヤサスペンショ
ンでは、図7(a)に示すように、例えば右回り旋回時
における車両の横滑りにより、左右の車輪2b、3bに
右向きの横力Fが作用すると、右側のブッシュBrに
は、Fx(=2×F×L/D)の前向きの前後方向力が
作用する。なお、この前後方向力Fxは、トレーリング
アーム2、3のアーム長(同図では、左側のブッシュB
lと車輪2bの中心との前後方向の長さ)をLとし、左
右のブッシュBr、Bl間の距離をDとしたものであ
る。一方、左側のブッシュBlには、Fx(=2×F×
L/D)の後ろ向きの前後方向力が作用する。このた
め、これらの前後方向力Fxによって、右側のブッシュ
Brは前方へ変位し、左側のブッシュBlは後方へ変位
する。したがって、トーションビーム1は、車両幅方向
の中心を回転中心として、半時計回りに回転し、オーバ
ーステア方向へステア角が変化する。
【0034】かかるオーバーステアを低減するには、左
右の車輪2b、3bに右向きの横力Fが作用した場合
に、右側のブッシュBrには、右向きの左右方向力Fy
が作用することにより、右方向に変位するとともに後方
にも変位するような特性を付与するとともに、左側のブ
ッシュBlには、右向きの左右方向力Fyが作用するこ
とにより、右方向に変位するとともに前方にも変位する
ような特性を付与すればよい。こうすれば、トーション
ビーム1は時計回りに回転してアンダーステア方向へス
テア角を修正することができる。
【0035】かかる特性は、トーコレクト機能をもった
トーコレクトブッシュ4、5により発揮させることがで
きる。すなわち、トーコレクト機能をもったトーコレク
トブッシュ4、5を用いれば、左右の車輪2b、3bも
右向きの横力Fが作用した場合に、右側のトーコレクト
ブッシュ5は、右向きの左右方向力Fyが作用すること
により、右方向に変位するとともに後方にも変位し、左
側のトーコレクトブッシュ4は、右向きの左右方向力F
yが作用することにより、右方向に変位するとともに前
方にも変位する。
【0036】具体的には、図6に示す右側のトーコレク
トブッシュ5では、右向きの左右方向力がトレーリング
アーム3を介して作用することににより、外筒10が内
筒20に対して図6の右側(車両幅方向の外側)に相対
変位する。このとき、外筒10の傾斜屈曲部11と内筒
20の傾斜突出部22bとを連結する傾斜連結部32に
は、左右方向(車両幅方向)に引っ張られた際の反発力
が後ろ向きの前後方向力Fxとして作用するため、外筒
10は内筒20に対して後方に相対変位する。一方、左
側のトーコレクトブッシュ4では、右向きの左右方向力
がトレーリングアーム2を介して作用することにによ
り、外筒10が内筒20に対して右側(車両幅方向の内
側)に相対変位する。このとき、外筒10の傾斜屈曲部
11と内筒20の傾斜突出部22bとを連結する傾斜連
結部32には、左右方向(車両幅方向)に圧縮された際
の反発力が前向きの前後方向力Fxとして作用するた
め、外筒10は内筒20に対して前方に相対変位する。
【0037】こうして、トーションビーム1は時計回り
に回転してアンダーステア方向へステア角を修正するこ
とができ、結果として図7(b)に示すようにトーショ
ンビーム1の回転を無くしてステア角の変化を無くすこ
とが可能となる。また、このトーコレクトブッシュ5で
は、外筒10の直角屈曲部12と内筒20の直角突出部
たる直角先端部22eとがゴム弾性体30の幅方向連結
部33により車両幅方向に連結されている。このため、
このトーコレクトブッシュ5におけるゴム弾性体30に
よる車両幅方向のばね特性は、本体部たる本体ゴム部3
1におけるせん断ばね特性及び傾斜連結部32における
圧縮・引張ばね特性の他に、幅方向連結部33における
圧縮・ばね特性に大きく依存する。すなわち、外筒10
及び内筒20間で車両幅方向の相対変位が発生した場
合、幅方向連結部33が圧縮・引張の作用を受ける分だ
け、車両幅方向における剛性を高めることができる。
【0038】したがって、重量の重い車両や車高の高い
車両等、旋回時の慣性力が高い車両であっても、車両旋
回時における外筒10及び内筒20間での車両幅方向の
相対変位を規制することができ、オーバーステアを抑え
て操縦安定性を向上させることが可能となる。さらに、
本実施形態では、プレート22には車両幅方向の内方に
傾斜する傾斜中間部22dが設けられ、この傾斜中間部
22dの先端に直角突出部たる直角先端部22eが設け
られており、傾斜中間部22の傾斜分だけ、直角先端部
22eと外筒10の直角屈曲部12との車両幅方向にお
ける間隔が大きくされている。したがって。直角先端部
22eと直角屈曲部12との間に配設される幅方向連結
部33の車両幅方向の大きさを大きくしてボリュームア
ップを図ることができ、幅方向連結部33における耐久
性を向上させる上で有利となる。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のトーコレ
クトブッシュでは、外筒の直角屈曲部と内筒の直角突出
部とがゴム弾性体の幅方向連結部により車両幅方向に連
結されていることから、外筒及び内筒間で車両幅方向の
相対変位が発生したときに幅方向連結部が圧縮・引張の
作用を受ける分だけ、車両幅方向における剛性を高める
ことができる。
【0040】したがって、重量の重い車両や車高の高い
車両等、旋回時の慣性力が高い車両であっても、車両旋
回時における外筒及び内筒間での車両幅方向の相対変位
を規制することができ、オーバーステアを抑えて操縦安
定性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態のトーコレクトブッシュ(車両の右
側に配置されるもの)を軸線に沿って水平方向に切った
(図2のA−A線で切った)軸方向断面図である。
【図2】本実施形態のトーコレクトブッシュを図1の右
から見た右側面図である。
【図3】本実施形態のトーコレクトブッシュを図1の左
から見た左側面図である。
【図4】本実施形態のトーコレクトブッシュを図2のB
−B線で切った軸方向断面図である。
【図5】本実施形態のトーコレクトブッシュを用いたト
ーションビーム式リヤサスペンションの全体構成を示す
平面図である。
【図6】本実施形態のトーコレクトブッシュをトーショ
ンビーム式リヤサスペンションの右側のトレーニングア
ームに取り付けた状態を示す部分断面図である。
【図7】トーションビーム式リヤサスペンションの模式
図であり、(a)はトーコレクト機能をもたないブッシ
ュを用いた場合のツイストビーム等の動きを示すもので
あり、(b)はトーコレクト機能をもつトーコレクトブ
ッシュを用いた場合のツイストビーム等の動きを示すも
のである。
【図8】従来のトーコレクトブッシュ(車両の右側に配
置されるもの)を軸線に沿って水平方向に切った軸方向
断面図である。
【符号の説明】
1…トーションビーム 2、3…トレーリン
グアーム 4、5…トーコレクトブッシュ 6、7…取付部
材 10…外筒 11…傾斜屈曲
部 12…直角屈曲部 13…外筒円筒
部 20…内筒 21…内筒本体 22b…傾斜突出部 22e…直角先
端部(直角突出部) 30…ゴム弾性体 31…本体ゴム
部(本体部) 32…傾斜連結部 33…幅方向連
結部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両幅方向を長手方向として配置された
    トーションビームと、該トーションビームの長手方向両
    端部に車両略前後方向を長手方向として配置された左右
    一対のトレーリングアームとを備えたトーションビーム
    式サスペンションに用いられ、各該トレーリングアーム
    の前端部に軸方向が該車両幅方向と一致するようにそれ
    ぞれ配設されて各該前端部と車体側の取付部材とを連結
    するトーコレクトブッシュであって、 上記トレーリングアームに固定される外筒と、該外筒の
    内側に所定間隔を隔てて配設され、上記取付部材に固定
    される内筒と、該外筒及び該内筒の間に配設されて両者
    を連結する筒状のゴム弾性体とからなり、 上記外筒は、前方側の内端が前方側へ斜めに屈曲された
    傾斜屈曲部と、後方側の内端が後方側へ略直角に屈曲さ
    れた直角屈曲部とを有する一方、上記内筒は、車両幅方
    向の内方側端部に、該傾斜屈曲部と対向する傾斜突出部
    と、該直角屈曲部と対向する直角突出部とを有し、 上記ゴム弾性体は、上記外筒と上記内筒とを径方向に連
    結する本体部と、上記傾斜屈曲部と上記傾斜突出部との
    間に配設されて両者を連結する傾斜連結部と、上記直角
    屈曲部と上記直角突出部との間に配設されて両者を車両
    幅方向に連結する幅方向連結部とが一体に形成されてい
    ることを特徴とするトーコレクトブッシュ。
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