JP2000257779A - 筒状継手機構 - Google Patents

筒状継手機構

Info

Publication number
JP2000257779A
JP2000257779A JP11057228A JP5722899A JP2000257779A JP 2000257779 A JP2000257779 A JP 2000257779A JP 11057228 A JP11057228 A JP 11057228A JP 5722899 A JP5722899 A JP 5722899A JP 2000257779 A JP2000257779 A JP 2000257779A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
tubular joint
peripheral surface
joint
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11057228A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4281142B2 (ja
Inventor
Tetsuya Kurosaka
哲也 黒坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP05722899A priority Critical patent/JP4281142B2/ja
Publication of JP2000257779A publication Critical patent/JP2000257779A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4281142B2 publication Critical patent/JP4281142B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数を増加させることなく、簡単な作業
でホースをホース接続対象物に強固に固定しかつ十分に
シールすることができる筒状継手機構の提供。 【解決手段】 ホース誘導面8e〜12eおよびテーパ
ー面7aに誘導されて筒状継手6にはめ込まれたホース
14はその復元力によりリング状突条7を締め付け十分
なシールがなされる。ホース14の外周面にはクランプ
片8〜12に設けられた爪部8a〜12aが押圧される
のでシールがより確実なものとなる。しかも角部8b〜
12bがホース14の外周面に接触しているので、ホー
ス14を抜く方向に力が働いても角部8b〜12bがホ
ース14の外周面に食い込む。このためホース14がシ
リンダヘッドカバー2から外れるのを確実に防止し強固
に筒状継手6に固定することができる。したがって課題
が解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホース接続対象物に
ホースを接続するための筒状継手機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車のエンジンルーム内にお
いて、ホースをラジエータのパイプ等に接続したり、ブ
ローバイガスをエンジンの吸気系に排出するためのホー
スをシリンダヘッドカバーに接続するために筒状継手が
利用されている。
【0003】このような筒状継手は、ホースの内径より
も大きい外径のパイプ状に形成されている。この筒状継
手にホースを取り付けるには、まずホースを拡径状態で
筒状継手にホースを被せて、ホースの弾性力により筒状
継手を締め付けさせる。そして、更にホースの周りから
バンドにより強力に締め付けることにより、ホースを筒
状継手に固定している。このような筒状継手としては、
例えば、実開昭64−31286号公報、特開平7−3
5277号公報等が挙げられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの筒状
継手では十分強固にホースを固定しかつホースとの間を
十分にシールするためには、上述したごとく筒状継手自
体以外にバンドを必要とする。このため、継手機構とし
ては部品点数が増加し、バンドによる締め付け作業も必
要となる。したがって、部品の管理、製造コストおよび
作業性の面で不利である。
【0005】ホースを内側の筒状継手と外側の筒状補強
環との間で挟持して支持する継手機構も存在する(実開
昭62−153493号公報、特開平9−303645
号公報等)。しかし、これらの構成は筒状継手に対する
補強であるためホースの取付作業やホースの固定性・シ
ール性が十分とは言えない。すなわち、ホースを強固に
固定し十分なシール性を与えようとすると筒状継手と補
強環との隙間を狭くしなくてはならず、この隙間にホー
スを押し入れるのが困難となる。また、ホースは2つの
円筒面の間に挟まれているのみであることから、ホース
が引っ張られると比較的抜け易いという問題がある。
【0006】本発明は、部品点数を増加させることな
く、簡単な作業でホースを強固に固定しかつ十分にシー
ルすることができる筒状継手機構の提供を目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の筒状継手
機構は、ホース接続対象物にホースを接続するための筒
状継手機構であって、ホース接続対象物に形成された開
口を内周側にしてホース接続対象物から突出して形成さ
れた筒状継手と、前記筒状継手の外周面に全周にわたっ
て形成され、外径が接続前のホースの内径よりも大であ
るリング状突条と、前記筒状継手との間にホース収納空
間を設けるとともに、前記筒状継手の基端側またはホー
ス接続対象物から前記筒状継手の外周面に沿って突出す
る状態で前記筒状継手の周方向に配列された複数のクラ
ンプ片と、前記クランプ片から前記筒状継手の外周面側
へ突出して設けられ、ホース接続対象物側に角部を有す
るとともに、接続されたホースの外周面に少なくとも前
記角部にて接触する爪部とを備えたことを特徴とする。
【0008】このような構成の筒状継手機構において、
ホースの先端を押し広げるようにして筒状継手にはめ込
むと、ホースは筒状継手とクランプ片との間のホース収
納空間に入り込む。ホースはその内周面にてリング状突
条を締め付け、十分なシールがなされる。そして、ホー
スの外周面には、クランプ片に設けられた爪部が接触す
るので、前記シールがより確実なものとなる。
【0009】しかも、爪部においては、ホース接続対象
物側に形成されている角部がホースの外周面に接触して
いるので、ホースを抜く方向に力が働いても、この角部
がホースの外周面に食い込む。このためホースがホース
接続対象物から外れるのを確実に防止し強固に筒状継手
に固定することができる。
【0010】このようにバンド等の部品点数を増加させ
ることなく、簡単な作業でホースを強固に固定しかつ十
分にシールすることができる。請求項2記載の筒状継手
機構は、請求項1記載の構成に対して、前記角部を結ぶ
径は接続前のホースの外径より小さくされているととも
に、前記爪部にはホース接続対象物とは反対側にホース
先端を内側に誘導するホース誘導面が形成されているこ
とを特徴とする。
【0011】爪部に形成されている角部の位置は、この
角部を結ぶ径が接続前のホースの外径よりも大きくて
も、ホースが筒状継手に被せられた際にホースの外周面
に接触すれば請求項1の作用効果を生じる。しかし、更
に、角部を結ぶ径を接続前のホースの外径より小さいも
のとすると、ホースの外周面は、クランプ片に設けられ
た爪部により強く押圧されるので、前記シールが一層確
実なものとなる。
【0012】また単に角部を結ぶ径を接続前のホースの
外径より小さいものとすると、ホースの取付作業の際
に、ホースの先端が爪部に対してホース接続対象物とは
反対側にて引っかかる。しかし本請求項では、爪部にお
いては、ホース接続対象物とは反対側の部分にホース先
端を内側に誘導するホース誘導面を形成していることに
より、ホース先端が内側に誘導されて縮径し円滑にホー
スの取付作業ができる。
【0013】したがって請求項1の作用効果とともに、
シール性と作業性とを更に向上することができるように
なる。請求項3記載の筒状継手機構は、ホース接続対象
物にホースを接続するための筒状継手機構であって、ホ
ース接続対象物に形成された開口を内周側にしてホース
接続対象物から突出して形成された筒状継手と、前記筒
状継手の内周面に全周にわたって形成され、内径が接続
前のホースの外径よりも小であるリング状突条と、前記
筒状継手との間にホース収納空間を設けるとともに、前
記筒状継手の基端側またはホース接続対象物から前記筒
状継手の内周面に沿って突出する状態で前記筒状継手の
周方向に配列された複数のクランプ片と、前記クランプ
片から前記筒状継手の内周面側へ突出して設けられ、ホ
ース接続対象物側に角部を有するとともに、接続された
ホースの内周面に少なくとも前記角部にて接触する爪部
とを備えたことを特徴とする。
【0014】本請求項の場合は、リング状突条とクラン
プ片とが筒状継手の内側に設けられている。このような
構成の筒状継手機構において、ホースの先端を縮めるよ
うにして筒状継手内に押し入れると、ホースは筒状継手
とクランプ片との間のホース収納空間に入り込む。ホー
スはその外周面にてリング状突条に圧着され、十分なシ
ールがなされる。そして、ホースの内周面には、クラン
プ片に設けられた爪部が接触するので、前記シールがよ
り確実なものとなる。
【0015】しかも、爪部においては、ホース接続対象
物側に形成されている角部がホースの内周面に接触して
いるので、ホースを抜く方向に力が働いても、この角部
がホースの内周面に食い込む。このためホースがホース
接続対象物から外れるのを確実に防止し強固に筒状継手
に固定することができる。
【0016】このようにバンド等の部品点数を増加させ
ることなく、簡単な作業でホースを強固に固定しかつ十
分にシールすることができる。請求項4記載の筒状継手
機構は、請求項3記載の構成に対して、前記角部を結ぶ
径は接続前のホースの内径より大きくされているととも
に、前記爪部にはホース接続対象物とは反対側にホース
先端を外側に誘導するホース誘導面が形成されているこ
とを特徴とする。
【0017】爪部に形成されている角部の位置は、この
角部を結ぶ径が接続前のホースの内径よりも小さくて
も、ホースが筒状継手に挿入された際にホースの内周面
に接触すれば請求項3の作用効果を生じる。しかし、更
に、角部を結ぶ径を接続前のホースの内径より大きいも
のとすると、ホースの内周面は、クランプ片に設けられ
た爪部により強く押圧されるので、前記シールが一層確
実なものとなる。
【0018】また単に角部を結ぶ径を接続前のホースの
内径より大きいものとすると、ホースの取付作業の際
に、ホースの先端が爪部に対してホース接続対象物とは
反対側にて引っかかる。しかし本請求項では、この爪部
のホース接続対象物とは反対側の部分にホース先端を外
側に誘導するホース誘導面を形成していることにより、
ホース先端が外側に誘導されて拡径し円滑にホースの取
付作業ができる。
【0019】したがって請求項3の作用効果とともに、
シール性と作業性とを向上することができるようにな
る。請求項5記載の筒状継手機構は、請求項1〜4のい
ずれか記載の構成に対して、前記クランプ片の先端は前
記筒状継手の先端よりも軸方向において突出するととも
に、該クランプ片の先端に前記爪部が形成されているこ
とを特徴とする。
【0020】より、具体的にはこのように構成すること
により、クランプ片を長くできるのでクランプ片自身の
弾力により、ホース取付作業において、十分に筒状継手
から離す方向に変形することが可能となる。また筒状継
手は長くしなくてもよく短くできる。このため筒状継手
の基端側に大きな力が集中しにくくなり、筒状継手やホ
ース接続対象物が破損しにくくなる。こうして、筒状継
手機構やホース接続対象物全体の耐久性を向上させるこ
とができる。
【0021】したがって、請求項1〜4のいずれか記載
の作用効果に加えて、更なる作業性の向上とともに、耐
久性も向上させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】[実施の形態1]図1の斜視図
は、上述した発明が適用されたシリンダヘッドカバー
(ホース接続対象物に相当する)2内のブローバイガス
をホースを介してエンジンの吸気系に排出するための筒
状継手機構4を示している。
【0023】筒状継手機構4は、筒状継手6と、この筒
状継手6の外周面6aに沿って周方向に配列形成された
複数(ここでは3つ)のクランプ片8,10,12とを
備えている。これら筒状継手6およびクランプ片8〜1
2は、シリンダヘッドカバー2において、耐熱性プラス
チックにて突出状に一体成型されているものである。
【0024】図2に筒状継手機構4の平面図、図3に正
面図、図4に右側面図、図5に図2におけるA−A断面
図を示す。シリンダヘッドカバー2から突出して形成さ
れている筒状継手6は円筒状をなしている。この筒状継
手6の先端には外周面6aの全周にわたってリング状突
条7が形成されている。このリング状突条7の外径は、
接続しようとするホースの内径よりも大である。なお、
リング状突条7において軸方向の両側にはテーパー面7
a,7bが形成されている。
【0025】また、筒状継手6の中心には先端に開口し
軸方向に貫通している流体通路6bが形成されている。
この流体通路6bは、シリンダヘッドカバー2に形成さ
れている開口2aに連通し、シリンダヘッドカバー2内
部のブローバイガスが流体通路6bを介して排出可能と
されている。
【0026】各クランプ片8〜12は、シリンダヘッド
カバー2から筒状継手6の外周面6aに沿って筒状継手
6の軸方向に突出して形成されている。このクランプ片
8〜12の先端には爪部8a,10a,12aが筒状継
手6の外周面6a側、すなわち内側に向けて突出するよ
うに設けられている。この各爪部8a〜12aは、シリ
ンダヘッドカバー2側に角部8b,10b,12bを有
する。この角部8b〜12bは直角に形成され、そのシ
リンダヘッドカバー2側の面8c,10c,12cは筒
状継手6の軸方向に直交する。
【0027】また、爪部8a〜12aの先端面8d,1
0d,12dは内周面状に形成されている。図5に示し
たごとく、径方向での先端面8d〜12dとリング状突
条7との距離D1は接続するホースの肉厚T1(後述す
る図6参照)よりも小さく設定されている。また、各角
部8b〜12bを結ぶ円の径は、接続前のホースの外径
H1(後述する図6参照)より小さくされている。
【0028】更に、爪部8a〜12aにおいては、シリ
ンダヘッドカバー2とは反対側には、内側に向かって傾
斜するテーパー状のホース誘導面8e,10e,12e
が形成されている。
【0029】このように構成された筒状継手機構4に対
してゴム製ホース14は次のようにして取り付けられ
る。まず、図6に示すごとく、ゴム製ホース14を筒状
継手6に押し入れる。この時、角部8b〜12bを結ぶ
円の径は、接続前のホース14の外径H1より小さいの
で、ゴム製ホース14の先端14aは3つのクランプ片
8〜12のテーパー状のホース誘導面8e〜12eに当
接する。このホース誘導面8e〜12eにより、ホース
14の先端14aは縮径する。この時、クランプ片8〜
12側においてもホース誘導面8e〜12eに力を受け
て外側にわずかに開くように撓む。
【0030】このことにより、図7に示すごとく、先端
面8d〜12dに囲まれた中央の空間を通過したホース
14は、その先端14aが筒状継手6の先端に当接す
る。筒状継手6の先端にはリング状突条7が全周に形成
されていて、リング状突条7の外径E1は接続前のホー
ス14の内径K1よりも大である。このため、リング状
突条7の先端側のテーパー面7aにホース14の先端1
4aが当接する。更にホース14を押し入れると、テー
パー面7aに誘導されてホース14の内径K1は押し広
げられつつ、ホース14の内部通路14bに筒状継手6
を挿入して行く。
【0031】こうして、筒状継手6とクランプ片8〜1
2との間のホース収納空間4aにホース14の一端側を
挿入して取付作業を完了する。この状態を図8の断面図
および図9の斜視図に示す。
【0032】以上説明した本実施の形態1によれば、以
下の効果が得られる。(イ).ホース14の先端14a
を押し広げて筒状継手6にはめ込んだ際には、ホース1
4は復元力によりその内周面にてリング状突条7を締め
付け、十分なシールがなされる。そして、ホース14の
外周面には、撓んでいるクランプ片8〜12に設けられ
た爪部8a〜12aが押圧されるので、シールがより確
実なものとなる。
【0033】しかも、爪部8a〜12aにおいては、シ
リンダヘッドカバー2側に形成されている角部8b〜1
2bがホース14の外周面に接触しているので、ホース
14を抜く方向に力が働いても、この角部8b〜12b
がホース14の外周面に食い込む。このためホース14
がシリンダヘッドカバー2から外れるのを確実に防止し
強固に筒状継手6に固定することができる。
【0034】したがって、バンド等の部品点数を増加さ
せることなく、簡単な作業でホース14をシリンダヘッ
ドカバー2に強固に固定しかつ十分にシールすることが
できる。
【0035】(ロ).爪部8a〜12aにおいては、シ
リンダヘッドカバー2とは反対側の部分にホース14の
先端14aを内側に誘導するホース誘導面8e〜12e
を形成している。このことにより、角部8b〜12bを
結ぶ径を接続前のホース14の外径H1より小さいもの
としていても、ホース14の先端14aが内側に誘導さ
れて縮径し円滑にホース14の取付作業ができる。した
がって作業性を更に向上させることができるようにな
る。
【0036】(ハ).クランプ片8〜12の先端は筒状
継手6の先端よりも軸方向において突出している。そし
てこのようなクランプ片8〜12の先端に爪部8a〜1
2aが形成されている。このようなクランプ片8〜12
と筒状継手6との長さ関係によって、クランプ片8〜1
2を長く形成できることになる。このためホース14の
取付時に、クランプ片8〜12自身の弾力により筒状継
手6から離れる方向に変形して十分にホース14を筒状
継手6側へ進入させることが可能となる。
【0037】また筒状継手6の方は長く形成しなくても
よくなる。このため筒状継手6の基端側に大きな力が集
中しにくくなり、筒状継手6やシリンダヘッドカバー2
の破損が防止される。したがって、筒状継手機構4やシ
リンダヘッドカバー2全体の耐久性を向上させることが
できる。
【0038】[実施の形態2]図10の斜視図は、シリ
ンダヘッドカバー(ホース接続対象物に相当する)10
2内のブローバイガスをホースを介してエンジンの吸気
系に排出するための実施の形態2としての筒状継手機構
104を示している。
【0039】本実施の形態2における筒状継手機構10
4が前記実施の形態1と異なる点は、クランプ片10
8,110,112が筒状継手106の内側に形成され
ている点であり、他の構成も後述するごとく、この配置
の違いに応じている。
【0040】すなわち、筒状継手機構104は、筒状継
手106と、この筒状継手106の内周面106aに沿
って周方向に配列形成された複数(ここでは3つ)のク
ランプ片108〜112とを備えている。これら筒状継
手106およびクランプ片108〜112は、実施の形
態1の場合と同様にシリンダヘッドカバー102におい
て、耐熱性プラスチックにて突出状に一体成型されてい
る。
【0041】図11に筒状継手機構104の平面図、図
12に正面図、図13に右側面図、図14に図11にお
けるB−B断面図を示す。シリンダヘッドカバー102
から突出して形成されている筒状継手106は円筒状を
なしている。この筒状継手106の先端には内周面10
6aの全周にわたってリング状突条107が形成されて
いる。このリング状突条107の内径は、接続しようと
するホースの外径よりも小である。なお、リング状突条
107において軸方向の両側にはテーパー面107a,
107bが形成されている。
【0042】また、筒状継手106の内周面106aの
内部は先端側に開口する流体通路106bの役目を果た
している。この流体通路106bは、シリンダヘッドカ
バー102に形成されている開口102aに連通し、シ
リンダヘッドカバー102内部のブローバイガスが流体
通路106bを介して排出可能とされている。
【0043】各クランプ片108〜112は、シリンダ
ヘッドカバー102から筒状継手106の内周面106
aに沿って筒状継手106の軸方向に突出して形成され
ている。このクランプ片108〜112の先端には爪部
108a,110a,112aが筒状継手106の内周
面106a側、すなわち外側に向けて突出するように設
けられている。この各爪部108a〜112aは、シリ
ンダヘッドカバー102側に角部108b,110b,
112bを有する。この角部108b〜112bは直角
に形成され、そのシリンダヘッドカバー102側の面1
08c,110c,112cは筒状継手106の軸方向
に直交する。
【0044】また、爪部108a〜112aの先端面1
08d,110d,112dは内周面状に形成されてい
る。図14に示したごとく、径方向での先端面108d
〜112dとリング状突条107との距離D2は接続す
るホースの肉厚T2(後述する図15参照)よりも小さ
く設定されている。また、各角部108b〜112bを
結ぶ円の径は、接続前のホースの内径K2(後述する図
15参照)より大きくされている。
【0045】更に、爪部108a〜112aにおいて
は、シリンダヘッドカバー102とは反対側には、内側
に向かって傾斜するテーパー状のホース誘導面108
e,110e,112eが形成されている。
【0046】このように構成された筒状継手機構104
に対してゴム製ホース114は次のようにして取り付け
られる。まず、図15に示すごとく、ゴム製ホース11
4を筒状継手106に押し入れる。この時、角部108
b〜112bを結ぶ円の径は、接続前のホース114の
内径K2より大きいので、ゴム製ホース114の先端1
14aは3つのクランプ片108〜112のテーパー状
のホース誘導面108e〜112eに当接する。このホ
ース誘導面108e〜112eにより、ホース114の
先端114aは拡径する。この時、クランプ片108〜
112側においてもホース誘導面108e〜112eに
力を受けて内側にわずかに閉じるように撓む。
【0047】このことにより、図16に示すごとく、先
端面108d〜112dの外側を通過したホース114
は、その先端114aが筒状継手106の先端に当接す
る。筒状継手106の先端の内周面106aにはリング
状突条107が全周に形成されていて、リング状突条1
07の内径E2は接続前のホースの外径H2よりも小で
ある。このため、リング状突条107の先端側のテーパ
ー面107aにホース114の先端114aが当接す
る。更にホース114を押し入れると、テーパー面10
7aに誘導されてホース114の外径H2は押し縮めら
れつつ、ホース114は筒状継手106内部の流体通路
106b内に挿入されて行く。
【0048】こうして、筒状継手106とクランプ片1
08〜112との間のホース収納空間104aにホース
114の一端側を挿入して取付作業を完了する。この状
態を図17の断面図および図18の斜視図に示す。
【0049】以上説明した本実施の形態2によれば、以
下の効果が得られる。 (イ).リング状突条107とクランプ片108〜11
2とが筒状継手106の内側に設けられているため、ホ
ース114の先端を縮めて筒状継手106内に押し入れ
ると、ホース114は筒状継手106とクランプ片10
8〜112との間のホース収納空間104aに入り込
む。ホース114は自身の復元力によりその外周面11
4bにてリング状突条107に圧着され、十分なシール
がなされる。そして、ホース114の内周面114cに
は、クランプ片108〜112に設けられた爪部108
a〜112aが接触し押圧しているので、前記シールが
より確実なものとなる。
【0050】しかも、爪部108a〜112aにおいて
は、シリンダヘッドカバー102側に形成されている角
部108b〜112bがホース114の内周面114c
に接触しているので、ホース114を抜く方向に力が働
いても、この角部108b〜112bがホース114の
内周面114cに食い込む。このためホース114がシ
リンダヘッドカバー102から外れるのを確実に防止し
強固に筒状継手106に固定することができる。
【0051】このようにバンド等の部品点数を増加させ
ることなく、簡単な作業でホース114を強固に固定し
かつ十分にシールすることができる。 (ロ).爪部108a〜112aにおいては、シリンダ
ヘッドカバー102とは反対側の部分にホース114の
先端114aを外側に誘導するホース誘導面108e〜
112eを形成している。このことにより、角部108
b〜112bを結ぶ径を接続前のホース114の内径K
2より大きいものとしていても、ホース114の先端1
14aが外側に誘導されて拡径し円滑にホース114の
取付作業ができる。したがって作業性を更に向上させる
ことができるようになる。
【0052】(ハ).前記実施の形態1の(ハ)と同じ
効果を生じる。 [その他の実施の形態] ・前記実施の形態1において、クランプ片8〜12はシ
リンダヘッドカバー2から突出して形成したが、これ以
外に、図19に示すごとくクランプ片308を、筒状継
手306の基端306a側から筒状継手306の先端3
06b側へ突出するように形成してもよい。同様に、実
施の形態2においても、図20に示すごとく、クランプ
片408を、筒状継手406の基端406a側から筒状
継手406の先端406b側へ突出するように形成して
もよい。このようにしても、バンド等の部品点数を増加
させることなく簡単な作業でホース314,414を強
固に固定しかつ十分にシールすることができ、前述した
実施の形態1,2と同様な効果を生じる。特に図20に
示した構成では、シリンダヘッドカバー402の開口4
02aの径を大きくでき流路抵抗を小さくすることがで
きる。
【0053】・前記各実施の形態においては、シリンダ
ヘッドカバーにおける筒状継手機構の例を示したが、こ
れ以外のホース接続対象物にホースを接続するための筒
状継手機構であってもよい。例えば、ラジエータに対す
るホース取付のための筒状継手機構であってもよい。
【0054】・前記実施の形態1において、爪部8a〜
12aの角部8b〜12bによるホース14の抜け止め
効果を更に高めるためには、角部8b〜12bを結ぶ円
の径を更に小さくして距離D1を小さくしてもよい。こ
れ以外に、図5に示したごとく、角部8b〜12bとリ
ング状突条7との軸方向における距離F1を小さくして
もよい。同様に前記実施の形態2においても、爪部10
8a〜112aの角部108b〜112bによるホース
114の抜け止め効果を高めるためには、角部108b
〜112bを結ぶ円の径を更に大きくして距離D2を小
さくしてもよい。これ以外に、図14に示したごとく、
角部108b〜112bとリング状突条107との軸方
向における距離F2を小さくしてもよい。
【0055】・前記実施の形態1のリング状突条7の先
端は角を丸くしてRを設けてもよい。このようにすると
ホース14の表面を保護することができる。また、爪部
8a〜12aにおける先端面8d〜12dとホース誘導
面8e〜12eとの間の稜線についても同様であり、角
を丸くしてRを設けることによりホース14の表面を保
護することができる。前記実施の形態2のリング状突条
107および先端面108d〜112dとホース誘導面
108e〜112eとの間の稜線についても同様であ
り、ホース114の表面を保護することができる。
【0056】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明の実施の形態には、特許請求の範囲に記載
した技術的事項以外に次のような技術的事項の実施形態
を有するものであることを付記しておく。
【0057】(1).前記筒状継手のリング状突条にお
けるホース接続対象物とは反対側には、ホース先端を前
記クランプ片側に誘導するテーパー面が形成されている
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の筒状継
手機構。
【0058】
【発明の効果】請求項1記載の筒状継手機構おいては、
ホース接続対象物に形成された開口を内周側にしてホー
ス接続対象物から突出して形成された筒状継手と、前記
筒状継手の外周面に全周にわたって形成され、外径が接
続前のホースの内径よりも大であるリング状突条と、前
記筒状継手との間にホース収納空間を設けるとともに、
前記筒状継手の基端側またはホース接続対象物から前記
筒状継手の外周面に沿って突出する状態で前記筒状継手
の周方向に配列された複数のクランプ片と、前記クラン
プ片から前記筒状継手の外周面側へ突出して設けられ、
ホース接続対象物側に角部を有するとともに、接続され
たホースの外周面に少なくとも前記角部にて接触する爪
部とを備えた構成としている。このような構成の筒状継
手機構において、ホースの先端を押し広げるようにして
筒状継手にはめ込むと、ホースは筒状継手とクランプ片
との間のホース収納空間に入り込む。ホースはその内周
面にてリング状突条を締め付け、十分なシールがなされ
る。そして、ホースの外周面には、クランプ片に設けら
れた爪部が接触するので、前記シールがより確実なもの
となる。しかも、爪部においては、ホース接続対象物側
に形成されている角部がホースの外周面に接触している
ので、ホースを抜く方向に力が働いても、この角部がホ
ースの外周面に食い込む。このためホースがホース接続
対象物から外れるのを確実に防止し強固に筒状継手に固
定することができる。このようにバンド等の部品点数を
増加させることなく、簡単な作業でホースを強固に固定
しかつ十分にシールすることができる。
【0059】請求項2記載の筒状継手機構においては、
請求項1記載の構成に対して、前記角部を結ぶ径は接続
前のホースの外径より小さくされているとともに、前記
爪部にはホース接続対象物とは反対側にホース先端を内
側に誘導するホース誘導面が形成されている。爪部に形
成されている角部の位置は、この角部を結ぶ径が接続前
のホースの外径よりも大きくても、ホースが筒状継手に
被せられた際にホースの外周面に接触すれば請求項1の
効果を生じる。しかし、更に、角部を結ぶ径を接続前の
ホースの外径より小さいものとすると、ホースの外周面
は、クランプ片に設けられた爪部により強く押圧される
ので、前記シールが一層確実なものとなる。また単に角
部を結ぶ径を接続前のホースの外径より小さいものとす
ると、ホースの取付作業の際に、ホースの先端が爪部に
対してホース接続対象物とは反対側にて引っかかる。し
かし本請求項では、爪部においては、ホース接続対象物
とは反対側の部分にホース先端を内側に誘導するホース
誘導面を形成していることにより、ホース先端が内側に
誘導されて縮径し円滑にホースの取付作業ができる。
【0060】したがって請求項1の効果とともに、シー
ル性と作業性とを更に向上することができるようにな
る。請求項3記載の筒状継手機構においては、ホース接
続対象物に形成された開口を内周側にしてホース接続対
象物から突出して形成された筒状継手と、前記筒状継手
の内周面に全周にわたって形成され、内径が接続前のホ
ースの外径よりも小であるリング状突条と、前記筒状継
手との間にホース収納空間を設けるとともに、前記筒状
継手の基端側またはホース接続対象物から前記筒状継手
の内周面に沿って突出する状態で前記筒状継手の周方向
に配列された複数のクランプ片と、前記クランプ片から
前記筒状継手の内周面側へ突出して設けられ、ホース接
続対象物側に角部を有するとともに、接続されたホース
の内周面に少なくとも前記角部にて接触する爪部とを備
えた構成としている。本請求項の場合は、リング状突条
とクランプ片とが筒状継手の内側に設けられている。こ
のような構成の筒状継手機構において、ホースの先端を
縮めるようにして筒状継手内に押し入れると、ホースは
筒状継手とクランプ片との間のホース収納空間に入り込
む。ホースはその外周面にてリング状突条に圧着され、
十分なシールがなされる。そして、ホースの内周面に
は、クランプ片に設けられた爪部が接触するので、前記
シールがより確実なものとなる。しかも、爪部において
は、ホース接続対象物側に形成されている角部がホース
の内周面に接触しているので、ホースを抜く方向に力が
働いても、この角部がホースの内周面に食い込む。この
ためホースがホース接続対象物から外れるのを確実に防
止し強固に筒状継手に固定することができる。このよう
にバンド等の部品点数を増加させることなく、簡単な作
業でホースを強固に固定しかつ十分にシールすることが
できる。
【0061】請求項4記載の筒状継手機構においては、
請求項3記載の構成に対して、前記角部を結ぶ径は接続
前のホースの内径より大きくされているとともに、前記
爪部にはホース接続対象物とは反対側にホース先端を外
側に誘導するホース誘導面が形成されている。爪部に形
成されている角部の位置は、この角部を結ぶ径が接続前
のホースの内径よりも小さくても、ホースが筒状継手に
挿入された際にホースの内周面に接触すれば請求項3の
効果を生じる。しかし、更に、角部を結ぶ径を接続前の
ホースの内径より大きいものとすると、ホースの内周面
は、クランプ片に設けられた爪部により強く押圧される
ので、前記シールが一層確実なものとなる。また単に角
部を結ぶ径を接続前のホースの内径より大きいものとす
ると、ホースの取付作業の際に、ホースの先端が爪部に
対してホース接続対象物とは反対側にて引っかかる。し
かし本請求項では、この爪部のホース接続対象物とは反
対側の部分にホース先端を外側に誘導するホース誘導面
を形成していることにより、ホース先端が外側に誘導さ
れて拡径し円滑にホースの取付作業ができる。したがっ
て請求項3の効果とともに、シール性と作業性とを向上
することができるようになる。
【0062】請求項5記載の筒状継手機構においては、
請求項1〜4のいずれか記載の構成に対して、前記クラ
ンプ片の先端は前記筒状継手の先端よりも軸方向におい
て突出するとともに、該クランプ片の先端に前記爪部が
形成されている。より、具体的にはこのように構成する
ことにより、クランプ片を長くできるのでクランプ片自
身の弾力により、ホース取付作業において、十分に筒状
継手から離す方向に変形することが可能となる。また筒
状継手は長くしなくてもよく短くできる。このため筒状
継手の基端側に大きな力が集中しにくくなり、筒状継手
やホース接続対象物が破損しにくくなる。こうして、筒
状継手機構やホース接続対象物全体の耐久性を向上させ
ることができる。したがって、請求項1〜4のいずれか
記載の効果に加えて、更なる作業性の向上とともに、耐
久性も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の筒状継手機構の斜視図。
【図2】 実施の形態1の筒状継手機構の平面図。
【図3】 実施の形態1の筒状継手機構の正面図。
【図4】 実施の形態1の筒状継手機構の右側面図。
【図5】 図2におけるA−A断面図。
【図6】 実施の形態1におけるホース取付説明用断面
図。
【図7】 実施の形態1におけるホース取付説明用断面
図。
【図8】 実施の形態1におけるホース取付説明用断面
図。
【図9】 実施の形態1におけるホース取付説明用斜視
図。
【図10】 実施の形態2の筒状継手機構の斜視図。
【図11】 実施の形態2の筒状継手機構の平面図。
【図12】 実施の形態2の筒状継手機構の正面図。
【図13】 実施の形態2の筒状継手機構の右側面図。
【図14】 図11におけるB−B断面図。
【図15】 実施の形態2におけるホース取付説明用断
面図。
【図16】 実施の形態2におけるホース取付説明用断
面図。
【図17】 実施の形態2におけるホース取付説明用断
面図。
【図18】 実施の形態2におけるホース取付説明用斜
視図。
【図19】 実施の形態1の変形例の断面図。
【図20】 実施の形態2の変形例の断面図。
【符号の説明】
2…シリンダヘッドカバー、2a…開口、4…筒状継手
機構、4a…ホース収納空間、6…筒状継手、6a…外
周面、6b…流体通路、7…リング状突条、7a,7b
…テーパー面、8,10,12…クランプ片、8a,1
0a,12a…爪部、8b,10b,12b…角部、8
c,10c,12c…シリンダヘッドカバー側の面、8
d,10d,12d…先端面、8e,10e,12e…
ホース誘導面、14…ゴム製ホース、14a…先端、1
4b…内部通路、102…シリンダヘッドカバー、10
2a…開口、104…筒状継手機構、104a…ホース
収納空間、106…筒状継手、106a…内周面、10
6b…流体通路、107…リング状突条、107a,1
07b…テーパー面、108,110,112…クラン
プ片、108a,110a,112a…爪部、108
b,110b,112b…角部、108c,110c,
112c…シリンダヘッドカバー側の面、108d,1
10d,112d…先端面、108e,110e,11
2e…ホース誘導面、114…ゴム製ホース、114a
…先端、114b…外周面、114c…内周面、306
…筒状継手、306a…基端、306b…先端、308
…クランプ片、314,414…ホース、402…シリ
ンダヘッドカバー、402a…開口、406…筒状継
手、406a…基端、406b…先端、408…クラン
プ片。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホース接続対象物にホースを接続するた
    めの筒状継手機構であって、 ホース接続対象物に形成された開口を内周側にしてホー
    ス接続対象物から突出して形成された筒状継手と、 前記筒状継手の外周面に全周にわたって形成され、外径
    が接続前のホースの内径よりも大であるリング状突条
    と、 前記筒状継手との間にホース収納空間を設けるととも
    に、前記筒状継手の基端側またはホース接続対象物から
    前記筒状継手の外周面に沿って突出する状態で前記筒状
    継手の周方向に配列された複数のクランプ片と、 前記クランプ片から前記筒状継手の外周面側へ突出して
    設けられ、ホース接続対象物側に角部を有するととも
    に、接続されたホースの外周面に少なくとも前記角部に
    て接触する爪部と、 を備えたことを特徴とする筒状継手機構。
  2. 【請求項2】 前記角部を結ぶ径は接続前のホースの外
    径より小さくされているとともに、前記爪部にはホース
    接続対象物とは反対側にホース先端を内側に誘導するホ
    ース誘導面が形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の筒状継手機構。
  3. 【請求項3】 ホース接続対象物にホースを接続するた
    めの筒状継手機構であって、 ホース接続対象物に形成された開口を内周側にしてホー
    ス接続対象物から突出して形成された筒状継手と、 前記筒状継手の内周面に全周にわたって形成され、内径
    が接続前のホースの外径よりも小であるリング状突条
    と、 前記筒状継手との間にホース収納空間を設けるととも
    に、前記筒状継手の基端側またはホース接続対象物から
    前記筒状継手の内周面に沿って突出する状態で前記筒状
    継手の周方向に配列された複数のクランプ片と、 前記クランプ片から前記筒状継手の内周面側へ突出して
    設けられ、ホース接続対象物側に角部を有するととも
    に、接続されたホースの内周面に少なくとも前記角部に
    て接触する爪部と、 を備えたことを特徴とする筒状継手機構。
  4. 【請求項4】 前記角部を結ぶ径は接続前のホースの内
    径より大きくされているとともに、前記爪部にはホース
    接続対象物とは反対側にホース先端を外側に誘導するホ
    ース誘導面が形成されていることを特徴とする請求項3
    記載の筒状継手機構。
  5. 【請求項5】 前記クランプ片の先端は前記筒状継手の
    先端よりも軸方向において突出するとともに、該クラン
    プ片の先端に前記爪部が形成されていることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか記載の筒状継手機構。
JP05722899A 1999-03-04 1999-03-04 筒状継手機構 Expired - Fee Related JP4281142B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05722899A JP4281142B2 (ja) 1999-03-04 1999-03-04 筒状継手機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05722899A JP4281142B2 (ja) 1999-03-04 1999-03-04 筒状継手機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000257779A true JP2000257779A (ja) 2000-09-19
JP4281142B2 JP4281142B2 (ja) 2009-06-17

Family

ID=13049683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05722899A Expired - Fee Related JP4281142B2 (ja) 1999-03-04 1999-03-04 筒状継手機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4281142B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003080729A (ja) * 2001-09-17 2003-03-19 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003080729A (ja) * 2001-09-17 2003-03-19 Brother Ind Ltd インクジェット記録装置
JP4691858B2 (ja) * 2001-09-17 2011-06-01 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4281142B2 (ja) 2009-06-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4374561B2 (ja) ホース用のクリップ結合具
JP3452599B2 (ja) 車両用パイプ−コンテナ継手組立体
JP2007512481A (ja) 一体型ラッチを備えるパイプクランプ
JPH05126288A (ja) 管状連結部に強制的に取り付けられるフレキシブルチユーブをクランプするための水密クランプ装置
JPH066253Y2 (ja) クランプ装置
JPH0776596B2 (ja) 締付けバンド
US20060244259A1 (en) Coupling structure for pipe end
JP2000257779A (ja) 筒状継手機構
JP3733750B2 (ja) ダクトの接合部構造
JP2002106766A (ja) 管継手
JP3428269B2 (ja) パイプ継手
JPH08128576A (ja) 吸気ホースの締結構造
JP4034433B2 (ja) 管体接続構造
JPH0685481U (ja) コルゲートパイプの連結具
JP2006029365A (ja) 管継手
JP2002286180A (ja) 管接続構造体
JPH0491A (ja) ホース接続構造
JP2007032813A (ja) 管接続構造
JP2554347Y2 (ja) コネクタをもつ配管装置
JP3896931B2 (ja) プロテクタ付ホース
JPH088384Y2 (ja) 離脱防止管継手
JP2004197828A (ja) 車両用空調装置の配管接続構造
JPH0814477A (ja) 管継手のスラッジ堆積防止具
JPH1182742A (ja) 配管接合部に用いられるリング状のシール材
JPH0722554Y2 (ja) 流体注入ジヨイント装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090224

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090309

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120327

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees