JP2000256160A - 皮膚化粧料 - Google Patents

皮膚化粧料

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JP2000256160A
JP2000256160A JP11063575A JP6357599A JP2000256160A JP 2000256160 A JP2000256160 A JP 2000256160A JP 11063575 A JP11063575 A JP 11063575A JP 6357599 A JP6357599 A JP 6357599A JP 2000256160 A JP2000256160 A JP 2000256160A
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skin
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water
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Yuuka Totsuka
由華 戸塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温熱感を有し、皮脂汚れに対する洗浄性とマ
ッサージ効果に優れ、使用後は肌にすべすべした感触を
与える皮膚化粧料を提供する。 【解決手段】 (A)水膨潤性粘土鉱物0.1〜10重
量%と、(B)平均分子量が1000以下のポリエチレ
ングリコール、グリセリン、ジグリセリン、1,3-ブ
チレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレ
ングリコール、ヘキシレングリコールからなる群より選
ばれる少なくとも1種からなる多価アルコール類70重
量%以上と、(C)ポリオキシエチレン付加型ノニオン
界面活性剤0.1〜20重量%とを含有し、水と混和し
たときに発熱することを特徴とする皮膚化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、温熱感を有し、皮
脂汚れに対する洗浄性とマッサージ効果に優れ、使用後
は肌にすべすべした感触を与える皮膚化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、皮膚化粧料に温熱感を持たせる
と、温熱効果と言われる種々の効果、血行の促進による
肌の新陳代謝の活発化、毛穴の拡張や熱による肌表面の
汚れ除去性の向上、更に皮膚化粧料中に薬剤等が配合さ
れている場合には、その皮膚浸透性を促進させる効果な
どを得ることが期待できる。また、パック、洗顔料等に
発熱性を持たせた場合には、毛穴を開き、汚れ落ちの向
上効果が期待できる。
【0003】このような効果をもたらすような温熱効果
を付与する手段として、従来、水と混合したときに発熱
する水和反応が利用されてきている。例えば、無機塩類
の水和反応を利用した例としては、特開昭57−114
506号公報、特開昭62−30704号公報、特開昭
63−54308号公報、特開平5−009109号公
報等が知られている。また、多価アルコールの水和熱
は、無機塩類の水和反応に較べて熱量は小さいが、局所
的に高い熱が発生することもなく安全に温熱効果を得る
ことができるものである。
【0004】一方、皮脂は、主にトリグリセリド、脂肪
酸、スクワレン、ワックスエステル等から構成されてい
るが、これらのうち、脂肪酸、ワックスエステル等の固
体成分は毛穴に蓄積されやすく、毛穴のつまりとなって
ニキビや肌のざらつき等の原因となる。また、毛穴に蓄
積された固体脂は、石鹸やアミノ酸系界面活性剤を主体
とする洗浄剤では除去することが難しいものである。ま
た、毛細管浸透現象を利用して粘土鉱物等の粉末に皮脂
を吸着させるクレイパック等も知られているが、液状の
脂は取ることができても、固体状の皮脂を吸い取ること
はできないものである。
【0005】更に、温熱感を持つ皮膚化粧料のうちパッ
ク剤や洗顔料は、その温熱により血行促進により肌を活
性化させると共に毛穴を開かせ、そこに蓄積された皮脂
を柔らかくし、表皮汚れを除去する目的で用いられてい
るものである。しかしながら、温熱感を持たせるために
無機塩の水和反応を用いると水和反応が化粧料中に分散
された無機塩類粒子の近傍で生じるため、局所的に多量
の熱が発生し、更にその部分の肌が高濃度のイオンにさ
らされるため安全性の面から好ましくないものである。
また、多価アルコールの水和反応を用いると、安全性の
面では問題はなくても、すすぎ時のぬるつきが気になる
という課題がある。
【0006】他方、温熱感を持つ皮膚化粧料としては、
数多くの特許出願等がなされており、例えば、特開平8
−59455号公報には、活性型ゼオライトと、多価ア
ルコールと、POE付加型ノニオン界面活性剤とを配合
した洗顔料が記載され、特開平9−87158号公報に
は、シリカゲルと、平均分子量4000以上のポリエチ
レングリコールと、4個以下の水酸基を有する分子量2
00以下の多価アルコールと、アルカリ金属及びアルカ
リ土類金属塩の1種または2種以上よりなる粒子とを配
合したマッサージ化粧料が記載され、特開平6−928
20号公報には、保湿剤80重量%と、水溶性高分子
と、糖類を配合し、かつ水分量5重量%以下の水溶性高
分子はカルボキシビニルポリマーが好適となるボディー
マッサージ化粧料が記載され、特開平5−229926
号公報には、グリセリン65〜80重量%と、ポリエチ
レンオキシド0.1〜0.4重量%と、アニオン性高分
子0.1〜0.8重量%とを配合したマッサージ化粧料
が記載され、特開平5−320038号公報には、水1
0重量%以下で、かつ分子量200〜20000のポリ
エチレングリコールと、ポリオキシエチレン及び/又は
ポリオキシプロピレン付加重合体であってIOB値が
3.5以下であるポリオキシ化合物となる群から選ばれ
る1種または2種以上を3重量%以上のマッサージ化粧
料が記載されている。
【0007】しかしながら、これらの公報に記載される
温熱感を持つ皮膚化粧料は、未だ皮脂汚れに対する洗浄
性及びマッサージ効果を満足するものではなく、また、
使用後における肌にすべすべした感触を与える点でも劣
るものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
課題等に鑑み、これを解消しようとするものであり、温
熱感を有し、皮脂汚れに対する洗浄性とマッサージ効果
に優れ、使用後は肌にすべすべした感触を与える皮膚化
粧料を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記従来の
課題等について鋭意検討した結果、水膨潤性粘土鉱物と
特定のアルコール類およびポリオキシエチレン付加型ノ
ニオン活性剤を夫々特定料組み合わせて用いれば、水と
混合したときに発熱し、これにより毛穴を拡張させると
共に、毛穴の中の固体脂を柔らかくし、それを水膨潤性
粘土鉱物に吸着させてノニオン活性剤で洗い流すことで
肌を清浄にすることができる上記目的の皮膚化粧料が得
られることを見い出し本発明を完成するに至ったのであ
る。すなわち、本発明の皮膚化粧料は、(A)水膨潤性
粘土鉱物0.1〜10重量%と、(B)平均分子量が1
000以下のポリエチレングリコール、グリセリン、ジ
グリセリン、1,3−ブチレングリコール、ジエチレン
グリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリ
コールからなる群より選ばれる少なくとも1種からなる
多価アルコール類70重量%以上と、(C)ポリオキシ
エチレン付加型ノニオン界面活性剤0.1〜20重量%
とを含有し、水と混和したときに発熱することを特徴と
する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。本発明の皮膚化粧料は、(A)水膨潤性
粘土鉱物0.1〜10重量%と、(B)平均分子量が1
000以下のポリエチレングリコール、グリセリン、ジ
グリセリン、1,3-ブチレングリコール、ジエチレングリ
コール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコー
ルからなる群より選ばれる少なくとも1種からなる多価
アルコール類70重量%以上と、(C)ポリオキシエチ
レン付加型ノニオン界面活性剤0.1〜20重量%とを
含有し、水と混和したときに発熱することを特徴とする
ものである。
【0011】本発明に用いる(A)成分の水膨潤性粘土
鉱物としては、例えば、天然または合成スメクタイト粘
土、特に、有機変性されていない非有機変性のスメクタ
イト粘土が好ましく、具体的には、ベントナイト、モン
モリロナイト、バイデライト、ノントロナイト、サポナ
イト、ヘクトライト、ソーコナイト、スチーブンサイト
などが挙げられ、更に膨潤性の雲母なども使用できる。
これらの中ではベントナイト、モンモリロナイト、サポ
ナイトが特に好ましい。
【0012】また、上記水膨潤性粘土鉱物は、動的光散
乱法により測定した平均粒径は1〜5000nmである
ものが好ましく、特に1000nm以下が望ましい。上
記粘土鉱物平均粒径が5000nmを越えるものである
と、粘土鉱物単位重量あたりの表面積が小さく皮膚表面
の接触面積が少ないため皮脂清浄効果に劣ることとな
る。更に、上記水膨潤性粘土鉱物は、電気泳動法光散乱
法により測定したゼータ電位の絶対値が30mV以上、
粉末X線回折法により求められた純度が90%以上のも
のを用いることが好ましい。上記水膨潤性粘土鉱物の配
合量は、皮膚化粧料全量に対して、0.1〜10重量
%、好ましくは、1〜5重量%が望ましい。水膨潤性粘
土鉱物の配合量が0.1重量%未満では、皮脂清浄効果
の点で劣ることとなり、また、10重量%を越えると、
分散安定性が悪くなりやすく、しかも、硬いペースト状
若しくはフレーク状となるために皮膚上でののびが悪
く、洗い流しやすさ等の使用感が悪くなり、好ましくな
い。
【0013】本発明に用いる(B)成分としては、平均
分子量が1000以下のポリエチレングリコール、グリ
セリン、ジグリセリン、1,3−ブチレングリコール、
またはジエチレングリコール、プロピレングリコール、
ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコールおよび
それらのエーテル、ソルビットからなる群より選ばれる
多価アルコール類の中から単独又は2種以上組み合わせ
て好適に使用される。これらのうち、特にジエチレング
ルコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコール、
ジプロピレングリコール、平均分子量が1000以下の
ポリエチレングリコールが発熱量が大きく好ましい。上
記ポリエチレングリコールのうち平均分子量が1000
を越えるものでは、ワセリンまたはパラフィン様の半固
体から固体となりのびが悪くなり、使用感が悪くなり、
好ましくない。この多価アルコール類の配合量は、皮膚
化粧料全量に対して、70重量%以上が好ましく、特に
充分な温熱を得るためには、80重量%以上が望まし
い。この多価アルコール類の配合量70重量%未満で
は、本発明における充分な温熱が得られないこととな
る。
【0014】本発明に用いる(C)成分のポリオキシエ
チレン付加型ノニオン活性剤としては、例えば、ポリオ
キシエチレンアルキルポリシロキサン、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などが挙げ
られる。これらの中でも、特にポリオキシエチレンメチ
ルポリシロキサンが皮脂の洗浄力に優れると共に、使用
後の肌につるつるした感触を与える点で好ましい。これ
らのノニオン界面活性剤は単独で、または2種以上を組
み合わせて使用することができる。これらのノニオン界
面活性剤は、温熱によって開いた毛穴から固体化した皮
脂を溶かし、さっぱりと洗い流すために必要なものであ
り、HLBが5から14のものが好ましい。上記HLB
値(実施例及び比較例のHLB値含む)は、Griffinの
方法によるものであり、次式により算出した値である
(W.C.Griffin、Surface Active Agent, Atlas Powder
Co.,)。 HLB=(E+P)/5 〔上記式中のEは一分子中のポリオキシエチレン基の重
量%を示し、Pは一分子中のポリオールの重量%を示
す。〕
【0015】この(C)成分のノニオン界面活性剤の配
合量は、皮膚化粧料全量に対して、0.1〜20重量
%、好ましくは、3〜15重量%であるものが望まし
い。この配合量を3〜15重量%の配合であると更なる
洗浄性、すすぎ易さの点で望ましい。ノニオン界面活性
剤の配合量が0.1重量%未満では、十分な洗浄力が得
られず、また、20重量%を越えると、べたついて油っ
ぽいなどの使用感が悪く、満足な使用感が得られない。
【0016】更に、本発明の皮膚化粧料には、その他の
成分として増粘剤となる水溶性高分子化合物が配合でき
る。水溶性高分子化合物としては、例えば、カルボキシ
ビニルポリマー、カルボキシメチルセルロース、カルボ
キシエチルセルロース、ポリアクリル酸等が使用でき、
特にカルボキシビニルポリマーが好ましい。具体的に
は、ハイビスワコー103、104、105(和光純薬
製)、カーボポール934、940、941、134
2、2050(グッドリッチ社製)などが任意に用いら
れる。水溶性高分子化合物の配合量としては、皮膚化粧
料全量中に、0〜3重量%、好ましくは、0.3〜3重
量%配合される。水溶性高分子化合物の配合量が0.3
重量%未満では、更なる増粘効果を発揮できず、また、
3重量%を越えると、肌へののばし易さが悪くなり、べ
とつき、外観の点で好ましくない。この増粘剤の配合量
の範囲内静的粘度の制御が可能であり、皮膚化粧料の使
用用途、嗜好性等に応じてローションからジェル状まで
制御できる。
【0017】本発明の皮膚化粧料には、更に、その目的
に応じてスクラブ剤、殺菌剤、抗炎症剤、キレート剤、
粘度調整剤、pH調整剤、糖類、色素、顔料、香料等
も、本発明の効果を損なわない範囲で配合することがで
きる。
【0018】このように構成される本発明の皮膚化粧料
は、(A)成分の水膨潤性粘土鉱物0.1〜10重量%
と、(B)成分の平均分子量が1000以下のポリエチ
レングリコール、グリセリン、ジグリセリン、1,3−
ブチレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピ
レングリコール、ヘキシレングリコールからなる群より
選ばれる多価アルコール類70重量%以上と、(C)成
分のポリオキシエチレン付加型ノニオン界面活性剤0.
1〜20重量%とを配合することにより、温熱感を有
し、皮脂汚れに対する洗浄性とマッサージ効果にきわめ
て優れ、使用後は肌にすべすべした感触を与えるものと
なる。
【0019】具体的に詳述すれば、本発明における皮膚
化粧料をパック、洗顔料等として用いた場合には、発熱
性により、毛穴を開き、毛穴に蓄積された固体状の皮脂
を柔らかくすることができる。また、本発明における発
熱効果は、多価アルコールの水和反応を用いることで皮
膚に対して安全な温熱性を与えられるものとなり、更
に、水膨潤性粘土鉱物は、液状の皮脂を層間に吸着する
ことができる。更にまた、ポリオキシエチレン付加型の
ノニオン界面活性剤は、溶解した皮脂を洗い流す皮膚清
浄効果に優れ、多価アルコールを洗い流すときのぬるつ
き、皮脂の再付着を防いで使用後にさっぱりとした感触
を与えるものとなる。
【0020】
【実施例】次に、実施例及び比較例により、本発明を更
に詳細に説明するが、本発明は下記実施例に限定される
ものでない。なお、以下に示す、配合量は、全て「重量
%」であり、単に「%」という。
【0021】〔実施例1〜6及び比較例1〜6〕下記表
1に示す配合組成により、皮膚化粧料(マッサージ化粧
料)を調製した。得られた各皮膚化粧料について、下記
評価法により、保存安定性、温熱感、べたつきのなさ、
洗い流し易さ、皮膚洗浄効果、すべすべ感について評価
した。これらの評価結果を下記表1に示す。
【0022】〔評価法〕専門パネラー20名により、実
施例1〜6及び比較例1〜6の各組成物を全腕内側部ま
たは小鼻に塗布し、30秒間マッサージした後に流水で
すすぎ、タオルドライした。保存安定性、温熱感、べた
つきのなさ、洗い流し易さ、皮膚洗浄効果及びすべすべ
感の各評価項目について、下記評価法により官能評価し
てもらい、その平均を求めて評価した。
【0023】(保存安定性の評価法)得られた各皮膚化
粧料の保存安定性を以下の基準によって評価した。 評価基準: ◎:50℃、3ケ月保存し、分離が生じない ○:50℃、1ケ月保存し、分離が生じない △:50℃、1ケ月保存し、分離が生じる ×:即、分離してしまう
【0024】(温熱感の評価法)マッサージ時及びすす
ぎ時の温熱感を以下の基準によって評価した。 評価基準: ◎:非常にある ○:ある △:あまりない ×:感じられない
【0025】(べたつきのなさの評価法)すすぎ後タオ
ルドライした後の肌の感触について以下の基準によって
評価した。 評価基準: ◎:気にならない ○:ほとんど気にならない △:やや気になる ×:非常に気になる
【0026】(洗い流し易さの評価法)洗い流しの早さ
およびその時の残存感より以下の基準によって評価し
た。 評価基準: ◎:非常に洗い流しやすい ○:洗い流しやすい △:やや洗い流しにくい ×:非常に洗い流しにくい
【0027】(皮膚洗浄効果の評価法)タオルドライ後
の小鼻の毛穴の目立ち具合を以下の基準によって評価し
た。 評価基準: ◎:毛穴がほとんど目立たない ○:毛穴がかなり目立たない △:毛穴がやや目立たない ×:全く変化なし
【0028】(すべすべ感の評価法) 評価基準:タオルドライ後の前腕内側部の感触をを以下
の基準によって評価した。 ◎:非常にすべすべする ○:かなりすべすべする △:ふつう ×:全くすべすべしない
【0029】
【表1】
【0030】上記表1中の*1〜*9は下記のとおりで
ある。また、下記の物性値は以下の実施例7〜10にお
いても、同じ成分を使用した場合は同じ物性値となるの
で、実施例7〜10においては、その表示を省略する。 *1:平均粒径(動的光散乱法)800nm ゼータ電位の絶対値(電気泳動法光散乱法)35mV 純度(粉末X線回折法)90% *2:平均分子量:280〜320 *3:平均分子量:380〜420 *4:HLB:14 *5:HLB:12 *6:HLB:8 *7:HLB:5、東レダウコーニングシリコーン S
H3775M *8:HLB:16 *9:HLB:4
【0031】上記表1に示すように、本発明範囲となる
実施例1〜6は、本発明の範囲外となる比較例1〜6に
較べ、保存安定性、温熱感、べたつきのなさ、洗い流し
易さ及び皮膚洗浄効果に優れ、すべすべ感を有する皮膚
化粧料であることが判明した。実施例を具体的にみる
と、実施例1〜6は、(A)成分の水膨潤性粘土鉱物、
(B)成分の平均分子量が1000以下の多価アルコー
ル類及び(C)成分のポリオキシエチレン付加型ノニオ
ン界面活性剤とを本発明の特定量の範囲で配合すること
により、保存安定性、温熱感、べたつきのなさ、洗い流
し易さ及び皮膚洗浄効果に優れ、すべすべ感を有する皮
膚化粧料であることが判った。これに対して、比較例を
具体的にみると、比較例1は、(C)成分のポリオキシ
エチレン付加型ノニオン界面活性剤を配合しない場合で
あり、この場合は、べたつきのなさ、洗い流し易さ及び
皮膚洗浄効果に劣り、すべすべ感もやや悪いことが判っ
た。比較例2はポリオキシエチレン付加型ノニオン界面
活性剤が25重量%(>20重量%)となるので、べた
つきのなさ、洗い流しやすさに劣ることが判った。比較
例3は、(A)成分の水膨潤性粘土鉱物の配合量が12
重量%(>10重量%)となるので、保存安定性、べた
つきのなさ、洗い流し易さが劣ることが判った。比較例
4は、(A)成分の水膨潤性粘土鉱物を配合しない場合
であり、この場合は、保存安定性、べたつきのなさ、洗
い流し易さ及び皮膚洗浄効果に劣り、すべすべ感も悪い
ことが判った。比較例5は、(B)成分の多価アルコー
ル類の配合量が53重量%(<70重量%)となるの
で、温熱感に劣り、かつ、ノニオン界面活性剤のHLB
が16(>15)のため皮膚洗浄効果もやや劣ることが
判った。比較例6は、(C)成分がポリオキシエチレン
付加型のノニオン界面活性剤ではなく、HLBも低いた
め保存安定性が悪く、べたつきのなさ、洗い流しやす
さ、すべすべ感に劣ることが判った。
【0032】〔実施例7〜10〕以下に、更に実施例と
なるマッサージローション、フェイシャルパック、洗顔
料、マッサージ料の処方を示す。 〔実施例7〕次に示す処方のマッサージローションを調
製した。 スメクタイト 2.0 (%) ポリエチレングリコール300 80.0 POE(20)ラウリルエーテル 2.0 カルボキシビニルポリマー 1.0 スクワラン 10.0 グリチルレチン酸ジカリウム 0.2 精製水 4.8 (合 計) 100.0
【0033】〔実施例8〕次に示す処方のフェイシャル
パックを調製した。 ヘクトライト 2.0 (%) 〔平均粒径(動的光散乱法)3000nm ゼータ電位の絶対値(電気泳動法光散乱法)40mV 純度(粉末X線回折法)95%〕 ポリエチレングリコール300 60.0 グリセリン 20.0 POE(40)硬化ヒマシ油 2.0 カルボキシビニルポリマー 1.0 流動パラフィン 10.0 グリチルレチン酸ジカリウム 0.2 精製水 4.8 (合 計) 100.0
【0034】〔実施例9〕次に示す処方の洗顔料を調製
した。 サポナイト 5.0 (%) 〔平均粒径(動的光散乱法)3800nm ゼータ電位の絶対値(電気泳動法光散乱法)34mV 純度(粉末X線回折法)90%〕 ジエチレングリコール 75.0 POE変性メチルポリシロキサン 2.0 (東レダウコーニング SH3775M) スクワレン 10.0 レチノイン酸 2.0 海藻エキス 3.0 エタノール 3.0 (合 計) 100.0
【0035】〔実施例10〕次に示す処方のマッサージ
料を調製した。 モンモリロナイト 3.0 (%) 〔平均粒径(動的光散乱法)1800nm ゼータ電位の絶対値(電気泳動法光散乱法)30mV 純度(粉末X線回折法)90%〕 ポリエチレングリコール300 80.0 POE(20)ラウリン酸ソルビタン 2.0 カルボキシビニルポリマー 1.0 メチルポリシロキサン SH200 30CS 10.0 カミツレエキス 1.0 イソプロピルメチルフェノール 1.0 油溶性甘草エキス 2.0 (合 計) 100.0
【0036】上記実施例7〜10となるマッサージロー
ション、フェイシャルパック、洗顔料、マッサージ料に
ついても、上記評価法により評価したところ、保存安定
性、温熱感、べたつきのなさ、洗い流し易さ、皮膚洗浄
効果及びすべすべ感の全ての評価項目について非常に良
いとの結果を得た。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、温熱感を有し、皮脂汚
れに対する洗浄性とマッサージ効果にきわめて優れ、使
用後は肌にすべすべした感触を与える皮膚化粧料が提供
される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AA112 AB432 AB441 AB442 AC022 AC111 AC121 AC122 AC182 AC402 AC422 AC432 AC442 AC472 AD041 AD042 AD072 AD092 AD111 AD112 AD152 AD162 AD532 AD622 BB04 CC04 CC07 CC22 CC23 DD27 EE01 EE06 EE50

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)水膨潤性粘土鉱物0.1〜10重
    量%と、(B)平均分子量が1000以下のポリエチレ
    ングリコール、グリセリン、ジグリセリン、1,3−ブ
    チレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレ
    ングリコール、ヘキシレングリコールからなる群より選
    ばれる少なくとも1種からなる多価アルコール類70重
    量%以上と、(C)ポリオキシエチレン付加型ノニオン
    界面活性剤0.1〜20重量%とを含有し、水と混和し
    たときに発熱することを特徴とする皮膚化粧料。
JP11063575A 1999-03-10 1999-03-10 皮膚化粧料 Pending JP2000256160A (ja)

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