JP4692358B2 - ホットクレンジング料 - Google Patents

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本発明は、メイクアップ化粧料、紫外線防止化粧料、または皮脂などの汚れを除去する皮膚用のホットクレンジング料に関する。さらに詳しくは、使用時において、のびがよく、眼への刺激が少なく、十分なホット感を有し、かつ洗浄性およびすすぎ性に優れ、そして洗浄後の感触が良好なクレンジング料に関する。
メイクアップ化粧料や紫外線防止化粧料などは、外界の刺激から肌を保護するとともに、より美しく、きれいな肌に見せる効果があり、現代社会の生活においては欠かせないものとなっている。しかし、これらの化粧料は、油性成分、無機顔料などを多量に含んでいることから、毛穴を塞ぎ新陳代謝を妨げるとともに、それ自体が徐々に酸化されて刺激性を有することがあり、肌トラブルの原因となる。特に毛穴の洗浄が不十分であると、肌のくすみ、毛穴の黒ずみ、ニキビの原因となる場合がある。
上記化粧料を除去する目的で、クレンジング料、特に多価アルコールの水和熱を利用して、毛穴を開かせるとともに、肌を柔軟にして汚れとのなじみ性、洗浄性を改善したクレンジング組成物が提案されている。例えば、特許文献1には、多価アルコールと油分と水とを組み合わせたクレンジング組成物が開示されている。しかし、この組成物は汚れとのなじみ性および洗浄性について十分とはいえず、さらにホット感も不十分であり、すすぎ性や洗浄後の感触にも問題がある。特に洗浄後にいやなべたつきを感じることがある。特許文献2には、多価アルコール(プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、またはジグリセリン)を40〜90質量%、HLBが12以上のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤を5〜30質量%、およびポリオキシエチレン脂肪酸グリセリン型非イオン性界面活性剤を5〜30質量%含有するホットクレンジング料が開示されている。このホットクレンジング料は使用時のホット感、洗浄後の感触について十分な効果を有する。しかし、更に洗浄力の高いホットクレンジング料が求められている。
特開平9−48706号公報 特開平2002−284640号公報
本発明の目的は、使用時において、のびがよく、眼への刺激が少なく、十分なホット感を有し、かつ洗浄性およびすすぎ性に優れ、そして洗浄後の感触が良好なクレンジング料を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究を重ねたところ、特定の化合物(a)、特定の多価アルコール(プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、またはグリセリン)(b)、および特定の非イオン性界面活性剤(cおよびd)を特定の比率で組み合わせることにより、使用時において、のびがよく、眼への刺激が少なく、十分なホット感を有し、かつ洗浄性およびすすぎ性に優れ、そして洗浄後の感触が良好なクレンジング料が得られることを見出して本発明を完成するに至った。
本発明のホットクレンジング料は、化合物(a)、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、およびグリセリンからなる群より選択される少なくとも1種(b)、HLBが12以上のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤(c)、およびHLBが10以上のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油型非イオン性界面活性剤(d)からなるホットクレンジング料であって、該化合物(a)が、以下の一般式(1):
Gly−[O−(PO)(EO)(BO)−H] (1)
(式中、Glyはグリセリン残基であり;POはオキシプロピレン基、EOはオキシエチレン基、およびBOは炭素数4のオキシアルキレン基であり;POとEOとの質量比(PO/EO)は1/5〜2/1であり、POとEOとはランダム状に結合していてもブロック状に結合していてもよく;そしてm、n、およびpは平均付加モル数であり、m+nは3〜30であり、pは1〜3である)で表され、そして該ホットクレンジング料中に、該(a)が1〜50質量%、該(b)が30〜80質量%、該(c)が5〜25質量%、該(d)が5〜25質量%含有され、かつ該(a)と該(b)との合計量が50〜90質量%である。
本発明のホットクレンジング料は、使用時において、のびがよく、眼への刺激が少なく、十分なホット感を有し、かつ洗浄性およびすすぎ性に優れる。さらに洗浄後の感触が良好である。
本発明のホットクレンジング料は、化合物(a)、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、およびグリセリンからなる群より選択される少なくとも1種(b)、HLBが12以上のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤(c)、およびHLBが10以上のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油型非イオン性界面活性剤(d)からなる。以下、各成分およびそれを構成成分とするホットクレンジング料について順次説明する。
本発明のホットクレンジング料に用いられる化合物(a)(a成分)は、以下の一般式(1):
Gly−[O−(PO)(EO)(BO)−H] (1)
(式中、Glyはグリセリン残基であり;POはオキシプロピレン基、EOはオキシエチレン基、およびBOは炭素数4のオキシアルキレン基であり;POとEOとの質量比(PO/EO)は1/5〜2/1であり、POとEOとはランダム状に結合していてもブロック状に結合していてもよく;そしてm、n、およびpは平均付加モル数であり、m+nは3〜30であり、pは1〜3である)で表される。化合物(a)は、単独で用いてもよいし、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
上記一般式(1)において、Glyは、上述のように、グリセリン残基であり、これは、グリセリンから3個の水酸基を除いた形状の基(グリセリル基)を指していう。
上記一般式(1)において、オキシプロピレン基とオキシエチレン基との質量比PO/EOは、1/5〜2/1である。PO/EOが1/5未満の場合、得られるホットクレンジング料の洗浄性(クレンジング効果)が不十分となる。2/1を超える場合、すすぎ性が不十分となる。さらに洗浄後の感触が悪くなる。
上記一般式(1)において、オキシプロピレン基の平均付加モル数であるmと、オキシエチレン基の平均付加モル数であるnとの合計量m+nは、3〜30、好ましくは3〜27である。すなわち1分子内のPOおよびEOの付加モル数の合計は、9〜90モル、好ましくは9〜81である。m+nが3未満の場合(すなわちPOおよびEOの付加モル数の合計が9モル未満の場合)、得られるホットクレンジング料のすすぎ性が不十分となる。さらに眼への刺激緩和効果も不十分となる。m+nが30を超える場合(すなわちPOおよびEOの付加モル数の合計が90モルを超える場合)、得られるホットクレンジング料の使用時ののび、洗浄性、およびすすぎ性が不十分となる。さらに洗浄後に肌にべたつきを感じ、洗浄後の感触が悪くなる。
上記一般式(1)において、オキシプロピレン基(PO)とオキシエチレン基(EO)とは、ランダム状に結合していてもブロック状に結合していてもよい。得られるホットクレンジング料の眼への刺激緩和効果が優れる点から、ランダム状に結合していることが好ましい。
上記一般式(1)において、炭素数が4のオキシアルキレン基(BO)の原料としては、1,2−ブチレンオキシド、2,3−ブチレンオキシド、テトラメチレンオキシド(テトラヒドロフラン)などが挙げられる。これらの中で、入手の容易さ、反応制御の容易さなどの点から、1,2−ブチレンオキシドが好ましい。
上記一般式(1)において、炭素数が4のオキシアルキレン基の平均付加モル数であるpは、1〜3である。すなわち1分子内のBOの付加モル数の合計は、3〜9モルである。pが1未満の場合(すなわちBOの付加モル数の合計が3モル未満の場合)、得られるホットクレンジング料の洗浄性が不十分となる。さらに洗浄後に肌にべたつきを感じ、洗浄後の感触が悪くなる。pが3を超える場合(すなわちBOの付加モル数の合計が9モルを超える場合)、得られるホットクレンジング料の使用時ののびおよびすすぎ性が不十分となる。
本発明のホットクレンジング料には、上記a成分が1〜50質量%、好ましくは2〜45質量%、さらに好ましくは5〜40質量%含有される。1質量%未満の場合、得られるホットクレンジング料の洗浄性が不十分となる。さらに眼への刺激緩和効果は弱くなる。50質量%を超える場合、得られるホットクレンジング料の使用時ののびが不十分となる。
本発明のホットクレンジング料には、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、およびグリセリンからなる群より選択される少なくとも1種(b)(b成分)が用いられる。
本発明のホットクレンジング料には、上記b成分が30〜80質量%、好ましくは35〜75質量%、さらに好ましくは40〜70質量%含有される。30質量%未満の場合、得られるホットクレンジング料の使用時ののびおよびホット感が不十分となる。さらに洗浄後の感触が悪くなる。80質量%超える場合は、得られるホットクレンジング料の洗浄性が不十分となる。
本発明のホットクレンジング料において、上記a成分とb成分との合計量は50〜90質量%、好ましくは50〜85質量%、さらに好ましくは55〜80質量%となるように含有される。50質量%未満の場合、得られるホットクレンジング料の使用時ののびおよびホット感が不十分となる。さらに洗浄後の感触が悪くなる。90質量%を超える場合、得られるホットクレンジング料の洗浄性が不十分となる。
本発明のホットクレンジング料に用いられるポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤(c)(c成分)は、ソルビタン脂肪酸エステルにエチレンオキシドを付加することによって得られる。この非イオン性界面活性剤(c)は、HLBが12以上、好ましくは14以上のものが用いられる。HLBは、Griffinの式で算出される。
上記ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤(c)としては、例えば、HLBが16.7のポリオキシエチレン(20モル)モノラウリン酸ソルビタン、HLBが16.0のポリオキシエチレン(20モル)モノパルミチン酸ソルビタン、HLBが15.7のポリオキシエチレン(20モル)モノオレイン酸ソルビタン、HLBが15.7のポリオキシエチレン(20モル)モノステアリン酸ソルビタンなどが挙げられる。
本発明のホットクレンジング料には、上記c成分が5〜25質量%、好ましくは7〜25質量%、さらに好ましくは9〜24質量%含有される。5質量%未満の場合、得られるホットクレンジング料の洗浄性が不十分となる。25質量%超える場合は、得られるホットクレンジング料のすすぎ性が不十分となる。さらに洗浄後の感触が悪く、眼への刺激緩和効果も弱くなる。
本発明のホットクレンジング料に用いられるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油型非イオン性界面活性剤(d)(d成分)は、硬化ヒマシ油に、エチレンオキシドを付加することによって得られる。この非イオン性界面活性剤(d)は、HLBが10以上、好ましくは12以上のものが用いられる。HLBは、Griffinの式で算出される。
上記ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油型非イオン性界面活性剤(d)としては、例えば、HLBが10.7のポリオキシエチレン(20モル)硬化ヒマシ油、HLBが13.7のポリオキシエチレン(40モル)硬化ヒマシ油、HLBが15.3のポリオキシエチレン(60モル)硬化ヒマシ油、HLBが16.2のポリオキシエチレン(80モル)硬化ヒマシ油などが挙げられる。
本発明のホットクレンジング料には、上記d成分が5〜25質量%、好ましくは7〜25質量%、さらに好ましくは9〜23質量%含有される。5質量%未満の場合、得られるホットクレンジング料の洗浄性が不十分となる。25質量%超える場合は、得られるホットクレンジング料の使用時ののび、およびすすぎ性が不十分となる。さらに洗浄後の感触が悪く、眼への刺激緩和効果も弱くなる。
本発明のホットクレンジング料の使用において、本発明の性能を損なわない範囲で、当業者が通常、化粧料に用いる添加剤を併用してもよい。
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。
(実施例1)
a成分として、ポリオキシブチレン(BO)(3モル)ポリオキシエチレン(EO)(8モル)ポリオキシプロピレン(PO)(5モル)グリセリンエーテル(式(1)において、mが1.7、nが2.7、およびpが1であり、質量比PO/EOが1/1.2であり、そしてEOとPOとはランダム付加である)を用いた。これを化合物a−1とする。この化合物a−1と、表1に記載のb成分、c成分、およびd成分とを表1に記載の割合で混合してクレンジング料を調製した。得られたクレンジング料を用いて、(1)使用時ののび、(2)使用時のホット感、(3)すすぎ性、(4)洗浄性、(5)洗浄後の感触、および(6)眼への刺激性について、以下の方法によって評価した。結果を表1に示す。
(1)使用時ののびの評価
メイクをした20人の女性(22才〜37才)をパネラーとして、クレンジング料使用時ののびについて以下の基準で採点した。
(評価基準)
2点:使用時ののび良く、軽い感触である。
1点:使用時ののびがやや悪く、やや重い感触である。
0点:使用時ののびが悪く、重い感触である。
得られた点数を合計し、20人の合計点が30点以上の場合は、使用時ののびが良好である(○)とし、合計点が30点未満の場合は、使用時ののびが不十分である(×)として評価した。
(2)使用時のホット感の評価
メイクをした20人の女性(22才〜37才)をパネラーとして、クレンジング料使用時のホット感について以下の基準で採点した。
(評価基準)
2点:十分なホット感がある。
1点:ホット感があるが弱い。
0点:ホット感が無い。
得られた点数を合計し、20人の合計点が30点以上の場合は、使用時のホット感が良好である(○)とし、合計点が30点未満の場合は、使用時のホット感が不十分である(×)として評価した。
(3)すすぎ性の評価
メイクをした20人の女性(22才〜37才)をパネラーとして、クレンジング料を使用してもらい、クレンジング料をぬるま湯で洗い流した時のすすぎ性について以下の基準で採点した。
(評価基準)
2点:すすぎ時のぬめりもなく、速やかにすすぎが出来た。
1点:すすぎ時にややぬめり感が残り、ややすすぎ性が悪い。
0点:ぬめりが落ちにくく、明らかにすすぎ性が悪い。
得られた点数を合計し、20人の合計点が30点以上の場合は、すすぎ性が良好である(○)とし、合計点が30点未満の場合は、すすぎ性が不十分である(×)として評価した。
(4)洗浄性の評価
メイクをした20人の女性(22才〜37才)をパネラーとして、クレンジング料を使用してもらい、洗浄性について以下の基準で採点した。
(評価基準)
2点:メイク汚れを充分落とすことができる。
1点:ややメイク汚れの落ちが悪い。
0点:明らかにメイク汚れの落ちが悪い。
得られた点数を合計し、20人の合計点が30点以上の場合は、洗浄性に優れている(○)とし、合計点が30点未満の場合は、洗浄性が不十分である(×)として評価した。
(5)洗浄後の感触の評価
メイクをした20人の女性(22才〜37才)をパネラーとして、クレンジング料を使用してもらい、クレンジング料をぬるま湯で洗い流した後の感触について以下の基準で採点した。
(評価基準)
2点:べたつきがなく、肌がすべすべである。
1点:ややべたつきがある、もしくはやや肌がかさかさする。
0点:べたつきが多い、もしくは肌がかさかさする。
得られた点数を合計し、20人の合計点が30点以上の場合は、洗浄後の感触が良好である(○)とし、合計点が30点未満の場合は、洗浄後の感触が悪い(×)として評価した。
(6)眼への刺激の評価
日本白色ウサギ(一群3匹)を用いて、OECD毒性試験ガイドラインの試験法(405)に基づいて眼粘膜刺激性試験を実施した。試験にはクレンジング料をそのまま(原液)用いた。Draize法の判定基準に基づいて判定し、急性眼刺激指数の最大値(I.A.O.I値)について以下の基準で判定した。
(判定基準)
◎:I.A.O.I値が、0以上0.5未満。
○:I.A.O.I値が、0.5以上2.5未満。
△:I.A.O.I値が、2.5以上15未満。
×:I.A.O.I値が、15以上。
上記I.A.O.I値が2.5未満(◎および○)の場合は、眼への刺激が低いと評価し、2.5以上(△および×)の場合は眼への刺激が高いと評価した。
(実施例2)
a成分として、ポリオキシブチレン(BO)(5モル)ポリオキシエチレン(EO)(36モル)ポリオキシプロピレン(PO)(9モル)グリセリンエーテル(式(1)において、mが3、nが12、およびpが1.7であり、質量比PO/EOが1/3であり、そしてEOとPOとはランダム付加である)を用いた。これを化合物a−2とする。この化合物a−2と、表1に記載のb成分、c成分、およびd成分とを表1に記載の割合で混合してクレンジング料を調製した。得られたクレンジング料を用いて、実施例1と同様にして、上記(1)〜(6)の評価を行った。結果を表1に示す。
(実施例3)
a成分として、ポリオキシブチレン(BO)(7モル)ポリオキシエチレン(EO)(37モル)ポリオキシプロピレン(PO)(43モル)グリセリンエーテル(式(1)において、mが14.3、nが12.3、およびpが2.3であり、質量比PO/EOが1.5/1であり、そしてEOとPOとはランダム付加である)を用いた。これを化合物a−3とする。この化合物a−3と、表1に記載のb成分、c成分、およびd成分とを表1に記載の割合で混合してクレンジング料を調製した。得られたクレンジング料を用いて、実施例1と同様にして、上記(1)〜(6)の評価を行った。結果を表1に示す。
(実施例4〜7)
表1に示すa成分〜d成分を表1に示す割合で混合して、クレンジング料を調製した。得られたクレンジング料について、実施例1と同様にして、上記(1)〜(6)の評価を行った。結果を表1に示す。
(比較例1)
a’成分として、ポリオキシブチレン(BO)(4モル)ポリオキシエチレン(EO)(60モル)ポリオキシプロピレン(PO)(50モル)グリセリンエーテル(式(1)において、mが16.7、nが20、およびpが1.3であり、質量比PO/EOが1/1.1であり、そしてEOとPOとはランダム付加である)を用いた。これを化合物a’−1とする。この化合物a’−1と、表2に記載のb成分、c成分、およびd成分とを表2に記載の割合で混合してクレンジング料を調製した。得られたクレンジング料を用いて、実施例1と同様にして、上記(1)〜(6)の評価を行った。結果を表2に示す。
(比較例2)
a’成分として、ポリオキシブチレン(BO)(6モル)ポリオキシエチレン(EO)(4モル)ポリオキシプロピレン(PO)(20モル)グリセリンエーテル(式(1)において、mが6.7、nが1.3、およびpが2であり、質量比PO/EOが6.6/1であり、そしてEOとPOとはランダム付加である)を用いた。これを化合物a’−2とする。この化合物a’−2と、表2に記載のb成分、c成分、およびd成分とを表2に記載の割合で混合してクレンジング料を調製した。得られたクレンジング料を用いて、実施例1と同様にして、上記(1)〜(6)の評価を行った。結果を表2に示す。
(比較例3〜11)
表2に示すa成分〜d成分を表2に示す割合で混合して、クレンジング料を調製した。なお、比較例5においては、b成分とともに1,3−ブチレングリコール(b’成分)を用いた。得られたクレンジング料について、実施例1と同様にして、上記(1)〜(6)の評価を行った。結果を表2に示す。
Figure 0004692358
Figure 0004692358
表1の結果から、実施例1〜7のクレンジング料は、使用時において、のびがよく、眼への刺激が少なく、十分なホット感を有し、かつ洗浄性およびすすぎ性に優れ、そして洗浄後の感触に優れていた。
一方、表2の結果に示すように、比較例1〜11のクレンジング料では、十分な性能が得られなかった。すなわち比較例1では、a成分の代わりに、オキシプロピレン基(PO)とオキシエチレン基(EO)との平均付加モル数の合計m+nが30を超える化合物a’−1を用いているため、使用時ののび、洗浄性、およびすすぎ性が悪く、さらに洗浄後の感触も悪かった。比較例2では、a成分の代わりに、POとEOとの質量比(PO/EO)が2/1を超える化合物a’−2を用いているため、すすぎ性および洗浄後の感触が悪かった。比較例3では、a成分が含まれていないため、洗浄性が悪かった。さらに眼への刺激が実施例1〜7のクレンジング料に比べて高かった。比較例4では、a成分の含有量が多いため、使用時ののびが悪かった。比較例5では、b成分とともに1,3−ブチレングリコールを用いているため、洗浄性およびすすぎ性が悪かった。比較例6では、b成分の含有量が少ないため、使用時ののび、使用時のホット感、および洗浄後の感触が悪かった。比較例7では、b成分の含有量が多いため、洗浄性が悪かった。比較例8では、c成分が含まれていないため、洗浄性が悪かった。比較例9では、c成分の含有量が多いため、すすぎ性および洗浄後の感触が悪かった。さらに眼への刺激が実施例1〜7のクレンジング料に比べて高かった。比較例10では、d成分が含まれていないため、洗浄性が悪かった。比較例11では、d成分の含有量が多いため、使用時ののび、すすぎ性、および洗浄後の感触が悪かった。さらに眼への刺激が実施例1〜7のクレンジング料に比べて高かった。
本発明のホットクレンジング料は、使用時において、のびがよく、眼への刺激が少なく、十分なホット感を有し、かつ洗浄性およびすすぎ性に優れる。さらに洗浄後の感触が良好である。したがって、メイクアップ化粧料、紫外線防止化粧料、皮脂などの汚れを除去する皮膚用のクレンジング料として好適に使用される。

Claims (1)

  1. 化合物(a)、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、およびグリセリンからなる群より選択される少なくとも1種(b)、HLBが12以上のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル型非イオン性界面活性剤(c)、およびHLBが10以上のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油型非イオン性界面活性剤(d)からなるホットクレンジング料であって、
    該化合物(a)が、以下の一般式(1):
    Gly−[O−(PO)(EO)(BO)−H] (1)
    (式中、Glyはグリセリン残基であり;POはオキシプロピレン基、EOはオキシエチレン基、およびBOは炭素数が4のオキシアルキレン基であり;POとEOとの質量比(PO/EO)は1/5〜2/1であり、POとEOとはランダム状に結合していてもブロック状に結合していてもよく;そしてm、n、およびpは平均付加モル数であり、m+nは3〜30であり、pは1〜3である)で表され、そして
    該ホットクレンジング料中に、該(a)が1〜50質量%、該(b)が30〜80質量%、該(c)が5〜25質量%、該(d)が5〜25質量%含有され、かつ該(a)と該(b)との合計量が50〜90質量%である、
    ホットクレンジング料。
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